JP2004228116A - 半導体装置およびこれに用いる回路基板 - Google Patents

半導体装置およびこれに用いる回路基板 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体チップを回路基板に容易に搭載でき、半導体チップと回路基板とが確実に電気的に接続され、熱応力等によって半導体チップが回路基板から剥離するといったことを防止して信頼性の高い半導体装置として提供する。
【解決手段】電極端子形成面に形成されている電極端子10bの配置位置に合わせて厚さ方向に貫通する貫通孔10aが形成された半導体チップ10と、前記貫通孔10aの平面配置に一致する配置に、配線パターン32と電気的に接続して形成されたピンバンプ30を備える回路基板12とを組み合わせて形成された半導体装置であって、前記回路基板12に形成されたピンバンプ30が前記半導体チップの貫通孔10aに挿通され、貫通孔10aに挿通されたピンバンプ30の先端に固定用の接着剤40が塗布され、前記半導体チップ10の電極端子10bと回路基板12の配線パターン32とが電気的に接続されて回路基板12に半導体チップ10が搭載されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置およびこれに用いる回路基板に関し、より詳細にはフリップチップ接合と同様な方法によって半導体チップを回路基板に搭載可能とした半導体装置およびこれに用いる回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
フリップチップ接合によって回路基板に半導体チップを搭載する方法は、よりコンパクトに半導体装置を形成する方法として広く採用されている。
フリップチップ接合によって半導体チップを搭載する方法には、図7に示すように、はんだバンプ14を介して半導体チップ10を基板12の接続パッド16に位置合わせして接合し、半導体チップ10と基板12との間にアンダーフィル剤18を充填して半導体チップ10と基板12との接合部を封止する方法(図7(a))、半導体チップ10の電極端子に形成した金スタット20と接続パッド16とを金−金接合によって接続し、アンダーフィル剤18によって接合部を封止する方法(図7(b))、電極端子バンプ21が形成された半導体チップ10と基板12との間に異方導電性シート22を配置し、半導体チップ10を加熱および加圧してバンプ21と接続パッド16との間のみを電気的に接続した状態で、半導体チップ10と基板12との間を封止した状態で半導体チップ10を基板12に搭載する方法(図7(c))等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のフリップチップ接合によって半導体チップを搭載した半導体装置においては、半導体チップと基板との熱膨張係数が相違すること、また、半導体チップと基板との間に充填されているアンダーフィル剤と半導体チップおよび基板との熱膨張係数が相違することから、これらの各部材間に熱応力が作用し、これによって半導体チップと基板との接合部が剥離してしまうという問題がある。
【0004】
また、フリップチップ接合では半導体チップの電極部(はんだバンプ、金スタット)と基板側に形成されている接続パッドとを位置合わせして接合する必要があり、半導体チップと基板とを正確に位置合わせして搭載するための専用の設備が必要となっている。多ピンの半導体チップを搭載する場合は、各々の電極部と接続パッドとを位置合わせするため高精度の位置合わせが必要である。
【0005】
また、フリップチップ接合によって半導体チップを基板に搭載する際には、半導体チップを基板との間で加圧しながら加熱して、半導体チップと基板との間で電気的な接続をとるとともに、半導体チップを基板に一体的に接合させる。このため、フリップチップ接合を行う際には、基板をヒートブロックにのせて加熱しながら半導体チップを搭載する。したがって、フリップチップ接合によって半導体チップを搭載する場合は、基板の片面側に半導体チップを搭載する場合がほとんどで、基板の両面の同一位置に半導体チップを搭載するといったことはなされていない。
【0006】
本発明はこれらのフリップチップ接合によって半導体チップが搭載されている半導体装置の構造に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フリップチップ接合によると同様に、半導体装置の小型化を好適に図ることができるとともに、製造が容易で製造コストの低減を図ることができ、基板と半導体チップとの電気的導通を確実にとることができて信頼性の高い製品として製造することができる半導体装置およびこれに用いる回路基板を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
すなわち、電極端子形成面に形成されている電極端子の配置位置に合わせて厚さ方向に貫通する貫通孔が形成された半導体チップと、前記貫通孔の平面配置に一致する配置に、配線パターンと電気的に接続して形成されたピンバンプを備える回路基板とを組み合わせて形成された半導体装置であって、前記回路基板に形成されたピンバンプが前記半導体チップの貫通孔に挿通され、貫通孔に挿通されたピンバンプの先端に固定用の接着剤が塗布され、前記半導体チップの電極端子と回路基板の配線パターンとが電気的に接続されて回路基板に半導体チップが搭載されていることを特徴とする。
なお、貫通孔に挿通されるピンバンプは貫通孔に挿通した状態でピンバンプの先端面が半導体チップの表面から若干突出していてもよいし、貫通孔から先端面が突出していない状態となっていてもよい。固定用の接着剤は導電性の接着剤であってもよいし、非導電性の接着剤であってもよい。
【0008】
また、前記半導体チップの電極端子形成面が基板の半導体チップの搭載面に対し離反する面側となるように半導体チップが配置されていることを特徴とする。
また、前記貫通孔の各々の内壁面に、めっき等によって、電極端子に電気的に接続する導体層が被着形成されていることにより、半導体チップの電極端子と回路基板の配線パターンとがより確実に電気的に接続可能となる。
また、前記回路基板の両面に、半導体チップが搭載されていることを特徴とする。これによって半導体装置のコンパクト化がさらに好適になされる。
また、前記接着剤が、導電性ペーストであることにより、ピンバンプ等を介して半導体チップと回路基板の配線パターンとがより確実に電気的に接続される。
【0009】
また、前記半導体装置に使用する回路基板であって、半導体チップの搭載面に所定の配線パターンが形成され、前記半導体チップに形成されている貫通孔に挿通されるピンバンプが、前記配線パターンと電気的に接続されて前記配線パターンに積層されて形成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面とともに詳細に説明する。
図1は本発明に係る半導体装置の一実施形態の構成を示す断面図である。本実施形態の半導体装置は、電極端子形成面に形成されている電極端子10bの配置位置に合わせて厚さ方向に貫通する貫通孔10aが形成された半導体チップ10と、貫通孔10aの平面配置に合わせて半導体チップ10の搭載面にピンバンプ30が形成された基板12とを組み合わせて形成されたものであり、基板12のピンバンプ30と半導体チップ10の各々の貫通孔10aとを位置合わせし、各々の貫通孔10aにピンバンプ30を挿通し、貫通孔10aを挿通したピンバンプ30の先端に各々導電性ペースト40を塗布し、半導体チップ10の電極端子10bと基板12に形成されている配線パターン32とを電気的に接続して半導体チップ10を基板12に固定支持したものである。
【0011】
図2に半導体チップ10と基板12とを組み合わせる方法を示す。半導体チップ10には各々の電極端子10bの位置に貫通孔10aが開口するように形成されており、基板12にはこれらの貫通孔10aの位置に合わせて、貫通孔10aに挿通可能な外径寸法のピンバンプ30が形成されている。ピンバンプ30は基板12の表面に形成されている配線パターン32一体に接続して形成されている。半導体チップ10は、貫通孔10aとピンバンプ30とを位置合わせし、ピンバンプ30を貫通孔10aに挿入することで半導体チップ10が基板12の上面に当接するようにして装着される。
【0012】
図1は、このようにして、半導体チップ10の下面を当接させるようにして半導体チップ10を基板12の上面(搭載面)に配置した後、半導体チップ10の上面(電極端子形成面)から突出しているピンバンプ30の先端に各々導電性ペースト40を塗布し、導電性ペースト40を硬化させて半導体チップ10を基板12に固定して取り付けた状態である。
このように、半導体チップ10は基板12の搭載面に固定して支持されるとともに、ピンバンプ30、導電性ペースト40を介して半導体チップ10の電極端子10bと基板12に形成された配線パターン32とが電気的に接続して搭載される。
【0013】
図2に示すように、本実施形態においては、電極端子10bの位置に合わせて貫通孔10aを形成した後、貫通孔10aの内面にめっきを施して貫通孔10aの内面に導体層11を形成している。この導体層11は半導体チップ10の電極端子10bと基板12の配線パターン32とがピンバンプ30を介して確実に電気的に接続できるようにするために設けているものである。
【0014】
半導体チップ10に形成する貫通孔10aは、レーザ加工を使用し、スポット径を調節することにより容易に所定の径寸法に形成することができる。貫通孔10aは半導体チップ10の電極端子10bの平面領域内で開口するように形成する。電極端子10bの平面領域内で貫通孔10aを開口させることで、貫通孔10aの内壁面に形成される導体層11と電極端子10bとが電気的に接続するから、貫通孔10aにピンバンプ30を挿入し、さらにピンバンプ30の先端に導電性ペースト40を塗布することによって、半導体チップ10の電極端子10bと基板12に形成された配線パターン32とがより確実に電気的に接続されるようになる。
【0015】
なお、貫通孔10aが電極端子10bの平面領域内で開口するように形成すれば、ピンバンプ30の先端部に導電性ペースト40を塗布することにより、電極端子10bとピンバンプ30とは導電性ペースト40を介して電気的に接続することになるが、電極端子10bと配線パターン32との電気的接続を確実にするためには導体層11を設ける方がよい。導電性ペースト40を塗布した際に、導体層11とピンバンプ30の外周面との隙間に導電性ペースト40が入り込むことによってピンバンプ30と電極端子10bとの電気的接続がさらに確実になる作用もある。
【0016】
図3は、基板12に半導体チップ10を搭載した半導体装置の斜視図を示す。半導体チップ10の上面からピンバンプ30の先端部が突出し、ピンバンプ30の先端部の周囲に導電性ペースト40が塗布されている状態を示す。半導体チップ10は各々の電極端子10bが配置されている部位でピンバンプ30を介して基板12に支持されるから、基板12と半導体チップ10との熱膨張係数が異なることによって相互間で熱応力が作用したような場合でも半導体チップ10と基板12との電気的接続が確実に保持されるようになる。
【0017】
なお、半導体チップ10の上面からピンバンプ30を若干突出させるようにし、ピンバンプ30の突出部分に導電性ペースト40を塗布するようにすることで、半導体チップ10が基板12から抜けたりすることを防止し、半導体チップ10を確実に基板12に搭載することが可能となるが、ピンバンプ30の先端部が半導体チップ10の上面から突出していない形態とすることも可能である。
【0018】
たとえば、本実施形態では貫通孔10aの内周面に導体層11を設けている。このような形態の場合には、ピンバンプ30の先端部が貫通孔10aの内部に位置している場合であっても、貫通孔10aにピンバンプ30を挿入して基板12の上面に半導体チップ10をセットした後、貫通孔10aに導電性ペーストを充填するようにすることで、半導体チップ10を基板12に固定し、かつ半導体チップ10と基板12に形成されている配線パターン32とを電気的に接続することができる。ピンバンプ30の先端が半導体チップ10の上面から突出しないようにすることで、半導体装置をさらにコンパクト(薄型)に形成することが可能となる。
【0019】
図4は、上述した半導体装置の製造において使用するピンバンプ30を備えた基板12(回路基板)の製造方法を示す。
図4(a)は、片面に薄膜銅箔13が被着された樹脂基板12aに対して、感光性レジストを塗布し、配線パターン32を形成する部位が露出するように感光性レジストを露光および現像してレジストパターン13aを形成した状態を示す。図4(b)は、薄膜銅箔13をめっき給電層とする電解銅めっきを施し、レジストパターン13aを除去した状態を示す。樹脂基板12aの表面に薄膜銅箔13と配線パターン32となる銅めっき32aが形成されている。
【0020】
図4(c)は、ピンバンプ30をめっきによって形成するため、樹脂基板12aの表面に感光性のドライフィルム34をラミネートし、ピンバンプ30を形成する部位を露出させた状態である。ピンバンプ30を形成する部位底面に銅めっき32aが露出する柱状の凹穴34aに形成されている。ピンバンプ30をバンプ状に形成するため、ドライフィルム34は所要の厚さのものを使用する。凹穴34aは基板12に搭載する半導体チップ10の電極端子10bの平面配置位置に合わせて形成される。
【0021】
この状態で、薄膜銅箔13をめっき給電層とする電解銅めっきを施し、凹穴34a内に銅めっき36を盛り上げるように形成する(図4(d))。銅めっき36を所要の厚さに形成した後、ドライフィルム34を溶解して除去し、次いで、樹脂基板12aの表面に露出している薄膜銅箔13を除去する。薄膜銅箔13は銅めっき32a、36にくらべてはるかに薄いから、銅のエッチング液を使用するエッチングにより、樹脂基板12a上で露出している部分の薄膜銅箔13のみを選択的に除去することができる。
こうして樹脂基板12aの上面に配線パターン32が形成され、配線パターン32と一体にピンバンプ30が形成された基板12を得ることができる(図4(e))。
【0022】
なお、上述した回路基板の製造方法はいわゆるセミアディティブ法によって樹脂基板12a上に配線パターン32とピンバンプ30を形成した例であるが、回路基板の製造方法は上述した方法に限るものではない。
半導体装置を搭載した状態でできるだけ薄型化を図ることを目的とする場合は、図5に示すような、2層構造の銅箔を備えた金属材を用いて形成した回路基板を利用することが可能である。図5(a)は、薄い銅箔50と厚い銅箔52の中間にニッケル層54が形成された金属材56を示す。図5(b)は銅箔50をエッチングして所定の配線パターン32を形成するため、銅箔50の表面にレジストパターン58を形成した状態を示す。レジストパターン58は配線パターン32となる部位を被覆するように設けている。
【0023】
図5(c)は、レジストパターン58をマスクとして銅箔50をエッチングして配線パターン32を形成した状態である。ニッケル層54は銅箔50のエッチング液によっては侵されないから、片面の銅箔50のみをエッチングすることができる。図5(c)は、銅箔50をパターニングした後、ニッケル層54の露出部分を選択的にエッチングして除去した状態を示す。
図5(d)は、配線パターン32を形成した面側を絶縁層60によって被覆した状態である。
図5(e)は、厚い銅箔52をエッチングしてピンバンプ30を形成するため、銅箔52の表面にピンバンプ30を形成する部位を被覆するようにレジストパターン62を形成した状態を示す。図5(f)は、レジストパターン62をマスクとして銅箔52をエッチングすることによりピンバンプ30を形成した状態であり、図5(g)は、レジストパターン62を除去して、配線パターン32の上にピンバンプ30が形成された回路基板を得た状態を示す。
【0024】
このように、薄い銅箔50と厚い銅箔52を備えた金属材56を利用することによってピンバンプ30を備えた回路基板を形成することができる。図5(g)に示す回路基板はきわめて薄く形成することができることが特徴であり、上述したようにピンバンプ30を用いて半導体チップ10を搭載する方法を利用することによって全体厚がきわめて薄い導体装置を得ることができる。
【0025】
図1に示した半導体装置は基板12の一方の面に半導体チップ10を搭載した例であるが、基板12の両面に半導体チップ10を搭載することも可能である。図6は基板12の両面に半導体チップ10を搭載した例を示す。
本実施形態の半導体装置を組み立てる際には、半導体チップ10の貫通孔10aと基板12のピンバンプ30とを位置合わせして、ピンバンプ30を貫通孔10aに挿通するだけでセットでき、半導体チップ10を基板12に加圧したり加熱したりする必要がない。したがって、基板12の両面に半導体チップ10を搭載することが容易に可能となり、図6に示すように、基板12の両面でまったく同一位置に半導体チップ10を搭載することも可能である。
【0026】
基板12に位置合わせして半導体チップ10をセットした後、導電性ペースト40を塗布し、加熱して基板12に半導体チップ10を固定支持することができる。
このように、本発明に係る半導体装置は基板12の両面に搭載することも容易に可能であり、基板12に半導体チップ10を位置合わせしてセットすることも容易にでき、フリップチップ接合の場合にような複雑な専用装置を用意する必要がないという利点がある。
【0027】
なお、上記実施形態においては、いずれも基板12の搭載面に対して半導体チップ10の電極端子形成面が離反する面側となるように半導体チップ10を搭載した。すなわち、ピンバンプ30の先端側で半導体チップ10の電極端子10bとピンバンプ30とが電気的に接続するように配置されている。
しかしながら、基板12と半導体チップ10の配置は上記配置に限るものではなく、半導体チップ10の電極端子形成面が基板12の配線パターン32が形成された面(搭載面)に対向するように半導体チップ10を搭載することも可能である。この場合には、半導体チップ10を基板12に搭載した際に、半導体チップ10の電極端子10bが基板12の配線パターン32に当接して半導体チップ10と基板12とが電気的に接続される。
【0028】
基板12に形成された配線パターン32に半導体チップ10の電極端子10bが当接した状態で、ピンバンプ30が半導体チップ10の上面(この場合はチップの裏面)から突出するから、ピンバンプ30の先端部と半導体チップ10の裏面に接着剤を塗布することにより、電極端子10bと配線パターン32とが当接した状態で半導体チップ10を基板12に固定支持することができる。
貫通孔10aの内壁面に導体層11を設けている場合には、導電性接着剤を用いてピンバンプ30の先端側から導電性接着剤を貫通孔10aに進入させるようにし、導体層11とピンバンプ30とを導電性接着剤を介して電気的に接続するようにするとよい。
このように、基板12の搭載面に半導体チップ10の電極端子形成面を対向させるようにして半導体チップ10を搭載することも可能である。
【0029】
【発明の効果】
本発明に係る半導体装置は、ピンバンプを形成した回路基板と電極端子の配置位置に貫通孔を形成した半導体チップとを位置合わせし、貫通孔にピンバンプを挿通するとともに、接着剤によりピンバンプと半導体チップとを固定してなるから、製造が容易であるとともに、半導体チップと回路基板との電気的接続が確実になされ、半導体チップと回路基板との間で熱応力が生じた場合でも半導体チップが回路基板から剥離するといったことを好適に防止して信頼性の高い半導体装置として提供することが可能となる。また、本発明に係る回路基板は一般的な回路基板の製造方法を利用して容易に製造することが可能で、フリップチップ接合と同様な搭載方法によって半導体チップを搭載することができ、小型、薄型の半導体装置の製造に好適に使用できる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の一実施形態の構成を示す断面図である。
【図2】半導体装置を組み立てる方法を示す説明図である。
【図3】半導体装置の斜視図である。
【図4】半導体チップを搭載する回路基板の製造方法を示す説明図である。
【図5】半導体チップを搭載する回路基板の他の製造方法を示す説明図である。
【図6】基板の両面に半導体チップを搭載した半導体装置の断面図である。
【図7】フリップチップ接合による半導体チップの搭載方法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 半導体チップ
10a 貫通孔
10b 電極端子
11 導体層
12 基板
12a 樹脂基板
13 薄膜銅箔
13a レジストパターン
30 ピンバンプ
32 配線パターン
32a、36 銅めっき
34 ドライフィルム
34a 凹穴
40 導電性ペースト
50、52 銅箔
54 ニッケル層
58、62 レジストパターン
60 絶縁層

Claims (6)

  1. 電極端子形成面に形成されている電極端子の配置位置に合わせて厚さ方向に貫通する貫通孔が形成された半導体チップと、
    前記貫通孔の平面配置に一致する配置に、配線パターンと電気的に接続して形成されたピンバンプを備える回路基板とを組み合わせて形成された半導体装置であって、
    前記回路基板に形成されたピンバンプが前記半導体チップの貫通孔に挿通され、貫通孔に挿通されたピンバンプの先端に固定用の接着剤が塗布され、前記半導体チップの電極端子と回路基板の配線パターンとが電気的に接続されて回路基板に半導体チップが搭載されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体チップの電極端子形成面が基板の半導体チップの搭載面に対し離反する面側となるように半導体チップが配置されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記貫通孔の各々の内壁面に、めっき等によって、電極端子に電気的に接続する導体層が被着形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 前記回路基板の両面に、半導体チップが搭載されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の半導体装置。
  5. 前記接着剤が、導電性ペーストであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5記載の半導体装置に使用する回路基板であって、
    半導体チップの搭載面に所定の配線パターンが形成され、前記半導体チップに形成されている貫通孔に挿通されるピンバンプが、前記配線パターンと電気的に接続されて前記配線パターンに積層されて形成されていることを特徴とする回路基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009076735A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Casio Comput Co Ltd 半導体装置の実装構造および実装方法

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