JP2002231765A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
れ、半導体装置の電極パッド下の素子領域へのダメージ
が発生するという問題があった。 【解決手段】 半導体チップ7主面上に2次元配置され
たコンタクトパッド10の下部には弾性体層8を有し、
さらに半導体装置としてアンダーフィル材層13を有
し、チップ端部のアンダーフィル材層13が突起電極1
2より上方にあるため、基板実装時に配線基板の配線電
極と当接させ、アンダーフィル材層13を加熱処理する
だけで、素子ダメージなく、かつ確実にフィレット部を
形成して高効率で信頼性の高い基板実装を実現すること
ができる。
Description
効率を高め、高密度実装を可能にし、信頼性の高い基板
実装を実現できるチップ状の半導体装置に関するもので
あり、特に半導体チップ上で外部端子用の電極パッドが
再配線され、外部端子が2次元エリア配置された半導体
装置に関するものである。
にともない、リード端子を外部端子として有した半導体
パッケージの高密度実装化が進む中、より高密度実装を
図るため、チップ状の半導体装置を電子機器の配線基板
等に実装する技術が開発されている。
る半導体装置と、その半導体装置の実装方法について図
面を参照しながら説明する。
る。
プ実装に用いられるチップ状の半導体装置であり、その
上面内に半導体集積回路が形成された半導体チップ1上
の電極パッド(図示せず)上に突起電極2が形成された
ものである。そして突起電極2は半導体チップ1の周辺
部に形成され、外部との電気的接続のための外部端子を
構成するものである。また突起電極2はバンプ、半田ボ
ールなどの導電性金属突起よりなるものである。また図
示していないが、半導体チップ1上面の電極パッドを除
く表面内には絶縁層が形成されているものである。
図8を参照しながら説明する。
上に実装する場合、まず図8(a)に示すように、電子
機器に組み込むプリント基板等の配線基板3の接続用の
配線電極4と半導体装置の半導体チップ1の主面側の突
起電極2とを位置合わせする。
3の配線電極4と半導体装置の突起電極2とを接続す
る。この際、突起電極2が半田ボールの場合、半田ボー
ルを溶融させた状態で配線基板3の配線電極4と接合す
る。
3に半導体装置をその突起電極2が接続された状態に対
して、半導体装置の半導体チップ1と配線基板3との間
隙に絶縁性樹脂等のアンダーフィル材5を充填封止し、
アンダーフィル材5を硬化させて基板実装を完了する。
に、配線基板上に予めアンダーフィル材を供給してお
き、そのアンダーフィル材を挟み込むように半導体装置
を押圧して接続する実装方法もあった。
に組み込むプリント基板等の配線基板3の配線電極4上
に所望の厚みと面積で形成された絶縁性樹脂シートより
なるアンダーフィル材5を貼付する。
3の配線電極4と半導体装置の突起電極2とを位置合わ
せし、配線基板3上に供給した絶縁性樹脂シートよりな
るアンダーフィル材5を挟み込むように半導体装置をフ
ェースダウンで加熱加圧条件下で押圧し、突起電極2で
アンダーフィル材5を突き破り、半導体チップ1の突起
電極2を配線電極4と接続させる。
のアンダーフィル材5を硬化させることにより基板実装
を完了する。
配線電極とベアチップ実装に用いるチップ状の半導体装
置とを突起電極を介して接続し、両者の間隙にアンダー
フィル材を形成して実装するものであり、アンダーフィ
ル材は両者の接続後または、接続前に予め供給して形成
するものであった。
来の半導体装置においては、半導体装置の構造として、
突起電極が半導体チップの周辺に配置された電極パッド
上に設けられたものであり、その電極パッド自体は半導
体チップの半導体集積回路素子の領域から外れた周辺領
域に形成されているため、電極パッドのチップ面内での
2次元エリア配置はできず、半導体装置としての高密度
化には限界があった。
ッドを配線で引き回し(再配線)、半導体チップの主面
上(半導体集積回路素子上)に2次元エリアで電極パッ
ドと接続したコンタクトパッドを形成したタイプの半導
体装置が開発されているが、そのような半導体集積回路
素子領域上に電極パッドと接続したコンタクトパッドが
形成された半導体装置と配線基板とを接続するには、種
々の制約があった。
ルム状のアンダーフィル材を供給し、そのアンダーフィ
ル材を挟んで半導体装置のコンタクトパッド上に形成し
た突起電極を押圧して基板実装する場合、加圧力が半導
体装置に印加されてしまう。そのためその加圧力により
半導体装置のコンタクトパッド下の半導体集積回路素子
領域へのダメージが発生するという問題があり、基板実
装時の制約を受けていた。また配線基板の配線電極とコ
ンタクトパッドとを接続した後に両者の間隙にアンダー
フイル材を充填封止する場合においては、アンダーフィ
ル材内でのボイド発生、また実装後のリペア性に乏しい
という制約があった。
線基板に対して、1個1個の半導体装置単位で基板実装
する必要があるため、基板実装の実装効率上の問題があ
った。さらに基板実装の際に使用する高精度な実装設備
の新規導入による実装コストの増大も問題となってい
た。
あり、高集積の半導体チップを有した高密度実装型の半
導体装置であって、配線基板への実装効率を高め、高密
度実装を可能にし、信頼性の高い基板実装を実現できる
半導体装置を提供することを目的とする。
るために本発明の半導体装置は、その主面上に複数の電
極パッドを有した半導体チップと、前記複数の電極パッ
ドを除く半導体チップの主面上に形成された弾性体層
と、前記半導体チップの主面内であって、前記弾性体層
上に前記複数の電極パッドと接続した配線層により再配
線接続で配置された複数のコンタクトパッドと、前記複
数のコンタクトパッドを除く半導体チップの主面上に形
成された絶縁性樹脂層と、前記コンタクトパッド上に各
々設けられた突起電極と、前記突起電極の頂部を露出さ
せ、前記絶縁性樹脂層に設けられたアンダーフィル材層
とよりなる半導体装置であって、前記半導体チップの周
辺部のみのアンダーフィル材層の上面は突起電極の頂部
よりも上方にある半導体装置である。
ある半導体装置である。
層である半導体装置である。
いて斜辺を構成している半導体装置である。
続したコンタクトパッドが形成されているので、マザー
・ボードなどの配線基板への実装後に、配線基板と半導
体装置との熱膨張率差によって接続部に加わる応力が弾
性体層の弾性によって吸収される。すなわち、応力の緩
和機能の高い半導体装置を実現することができる。ま
た、配線層の一部に大きな集中応力の印加が回避される
ので、配線層の断線等を防止することができ、半導体装
置の信頼性が向上する。さらに半導体装置として基板実
装時に要するアンダーフィル材を有しているので、より
効率的で信頼性の高い基板実装を実現できる半導体装置
である。特に半導体装置の周辺部には厚みの厚いアンダ
ーフィル材層を配置しているので、基板実装時のフィレ
ット部を効率よく形成でき、信頼性の高い基板実装を実
現できる。
その製造方法ならびに半導体装置の実装方法の一実施形
態について、図面を参照しながら説明する。
する。
を示すチップ状の電極再配線型の半導体装置を示す図で
ある。図1において、図1(a)は斜視図であり、図1
(b)は図1(a)でのA−A1箇所の断面図である。
なお、図1(a)では視覚便宜上、一部の構成に斜線を
付している。
置の前提構造としては、一主面上の周辺領域に内部の半
導体集積回路素子と接続した複数の電極パッド6を有し
た半導体チップ7と、各電極パッド6を除く半導体チッ
プ7の主面領域上に形成された低弾性樹脂よりなる弾性
体層8と、半導体チップ7の主面内であって、形成され
た弾性体層8上に各電極パッド6と接続した金属導体よ
りなる配線層9により再配線接続で2次元配置された複
数のコンタクトパッド10と、それらコンタクトパッド
10を除く半導体チップ7の主面上に形成され、電極パ
ッド6、配線層9を保護したソルダーレジストなどの絶
縁性樹脂層11と、コンタクトパッド10上に各々設け
られた半田ボールなどの突起電極12より構成されてい
る。
(a)の断面図に示すように、図1に示した構造におい
て、コンタクトパッド10上の突起電極12の頂部を露
出させ、絶縁性樹脂層11上に設けられたアンダーフィ
ル材層13を有した構造である。
13の上面は突起電極12の頂部と実質的同一面にある
ものであるが、基板実装の際の実装方法如何によって
は、突起電極12の頂部はアンダーフィル材層13の上
面から1[μm]〜200[μm]、好ましくは50
[μm]で突出して露出した構造としてもよい。
ップ7の周辺部であって、コンタクトパッド10のうち
の最外周のコンタクトパッドより外方部分のアンダーフ
ィル材層13の上面は突起電極12の頂部よりも上方に
なるように膜厚を厚く調整することにより、基板実装し
た際、配線基板と半導体装置との間隙の気密封止ととも
に、アンダーフィル材によるフィレット部を形成でき、
実装信頼性を高めることができる。
ボールとしているが、金属材料によるバンプ状の突起電
極でもよい。
して10〜2000[kg/mm2]の範囲にあること
が好ましく、さらに10〜1000[kg/mm2] の
範囲にあることがより好ましい。また、弾性体層8の線
膨張率は5〜200[ppm/℃]の範囲にあることが
好ましく、さらに10〜100[ppm/℃]の範囲に
あることがより好ましい。例えばエステル結合型ポリイ
ミドやアクリレート系エポキシ等のポリマーでよく、低
弾性率を有し、絶縁性であればよい。またその厚みとし
ては、1〜100[μm]であり、好ましくは30[μ
m]である。
に示すように、断面形状において斜辺を構成しているも
のであり、これにより電極パッド6の引き回しで使用す
る配線層9の形成精度と、断線防止などの信頼性を高め
ることができる。
樹脂により形成されているものであり、基板実装した際
に気密封止が可能で絶縁性の材料であればよい。
弾性体層8としては弾性を有する樹脂の他、基板実装の
際の実装方法如何によっては、5[μm]厚以上のポリ
イミドなどの絶縁層でもよい。
装置として基板実装時に要するアンダーフィル材層13
を有しているので、より効率的で信頼性の高い基板実装
を実現できる半導体装置である。
9を設けているので、半導体装置をプリント基板等の配
線基板上に実装する際などにおいて、半導体装置の加熱
・冷却に伴い配線層9に熱応力などの応力が印加されて
も、配線層9に加わる応力が緩和される。よって、基板
実装時などにおける配線層9の断線を防止することがで
き、信頼性の高い配線構造を実現することができる。
外部端子となるコンタクトパッド10が配置されている
ので、狭い面積に多数の外部端子を設けることが可能と
なるとともに、パターン形成可能な配線層9により電極
パッド6とコンタクトパッド10と接続することができ
る構造である。したがって、小型で薄型の半導体装置で
あり、かつ多ピン化に対応できる半導体装置である。し
かも微細加工に適し、多ピン化に対応できる半導体装置
である。
ッド10の上に半田ボールなどの突起電極12が設けら
れ、配線基板に半導体装置を搭載する工程が極めて簡易
かつ迅速に行なうことができる構造となっているが、そ
の際にも、弾性体層8により、大きな熱容量を有する半
田ボールから発生する熱応力を吸収できる。
ついて説明する。図3,図4は本実施形態の半導体装置
の製造方法を示す主要工程ごとの断面図である。
周辺部に複数の電極パッド6が形成され、半導体集積回
路素子が形成された半導体チップ7を用意する。なお、
チップ単位ではなく、半導体チップがその面内に複数個
形成された半導体ウェハを用意し、ウェハレベルで製造
してもよく、より量産レベルでの製造が可能になる。
導体チップ7、または半導体ウェハ内の各半導体チップ
の主面上であって、周辺の複数の電極パッド6を除く主
面領域を覆うように低弾性材料により弾性体層8を形成
する。
それぞれ形成された電極パッド6とパッシベーション膜
(図示せず)との上に、感光性を有する絶縁性の低弾性
材料を100[μm]程度の厚みで塗布して乾燥するこ
とにより弾性体層膜を形成する。そして乾燥された弾性
体層膜に対して露光と現像とを順次行って、半導体チッ
プ7の電極パッド6の部分を開口させた弾性体層8を形
成する。この場合において、例えば露光で平行光ではな
く散乱光を使用して、開口部における弾性体層8の断面
形状を、半導体チップ7の主面に対して垂直ではなく鋭
角部分のない斜辺状にして形成する。本実施形態では、
弾性体層8の開口の端部を傾斜させて半導体チップ7の
表面になめらかにつながるように形成することにより、
配線層9を形成しやすく、また断線しにくい構造を構成
することができる。
力を軽減するためには弾性体層8の厚みは、塗布以降の
工程に支障のない範囲で厚い方が良く、例えば500
[μm]程度でも良いし1[mm]程度でも良い。ま
た、感光性を有する低弾性材料としては、例えばエステ
ル結合型ポリイミドやアクリレート系エポキシ等のポリ
マーでよく、低弾性率を有し、絶縁性であればよい。ま
た、感光性を有する低弾性材料は液状材料を乾燥させて
形成する必要はなくフィルム状に予め形成された材料を
用いても構わない。その場合には、フィルム状の低弾性
材料を半導体チップ7上に貼り合わせ、露光、現像する
ことで低弾性材料に開口部を形成することができ、半導
体チップ7上の電極パッド6を露出させることができ
る。さらに、弾性体層8を構成する絶縁性の低弾性材料
が感光性を有する必要はない。感光性を有しない材料を
用いる場合には、レーザーやプラズマによる機械的な加
工もしくはエッチングなどの化学的加工により、半導体
チップ7上の電極パッド6を露出させることができる。
プ7の主面上において、一端を電極パッド6と接続さ
せ、他端を形成した弾性体層8上に延在させ、2次元配
置でコンタクトパッド10を構成する配線層9を形成す
る。
おいて、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法又は
無電解めっき法によって例えば厚みが0.2[μm]程
度のチタン(Ti)膜とその上に形成された厚みが0.
5[μm]程度の銅(Cu)膜からなる薄膜金属層を形
成する。そして形成した薄膜金属層上にネガ型感光性レ
ジストを塗布し、仕上げ製品の所望のパターン部以外を
硬化し、反応部を除去することでメッキレジスト膜を形
成する。ここではメッキレジスト膜を形成する際にネガ
型感光性レジストを用いたが、ポジ型感光性レジストを
用いてもよいことは言うまでもない。そして電解めっき
法により、メッキレジスト膜が形成された箇所以外の薄
膜金属層の上に、例えばCu膜からなる厚膜金属層を例
えば20[μm]程度の厚みで選択的に形成する。そし
て厚膜金属層の形成後、メッキレジスト膜を溶融除去す
る。そして薄膜金属層と厚膜金属層とを溶融することの
できるエッチング液、例えばCu膜に対しては塩化第二
銅溶液で、Ti膜に対してはEDTA溶液で全面エッチ
ングすると、厚膜金属層よりも層厚が薄い薄膜金属層が
先行して除去される。この工程によって、半導体チップ
7の主面において、電極パッド6と配線層9とコンタク
トパッド10とからなる所定の金属配線パターンを形成
することができる。
材料としてCuを使用したが、これに代えてCr、W、
Ti/Cu、Ni等を使用してもよい。また、薄膜金属
層と厚膜金属層とをそれぞれ異なる金属材料により構成
しておき、最終的なエッチング工程では薄膜金属層のみ
を選択的にエッチングするエッチャントを用いてもよ
い。
プ7の主面上であって、形成したコンタクトパッド10
を除いて少なくとも配線層9、電極パッド6を絶縁性樹
脂で被覆して絶縁性樹脂層11を形成する。
ダーレジスト(絶縁性樹脂)を塗布した後に、フォトリ
ソグラフィー技術を使用して、コンタクトパッド10の
部分のみが露出するようにしてソルダーレジスト膜(絶
縁性樹脂層11)を形成する。このソルダーレジスト膜
によって、コンタクトパッド10以外の部分である電極
パッド6と配線層9とが、実装時の溶融した半田から保
護される。
プ7上のコンタクトパッド10上に導電性材料により突
起電極12を形成する。
ニッケル等からなる金属ボールをコンタクトパッド10
の上に載置して、金属ボールとコンタクトパッド10と
を溶融接合して突起電極12を形成する。
ップ7の主面上であって、コンタクトパッド10上の突
起電極12の頂部を露出させてアンダーフィル材層13
を形成する。本実施形態では、アンダーフィル材層13
の上面は突起電極12の頂部と実質的同一面にしている
が、突起電極12の頂部をアンダーフィル材層13の上
面から1[μm]〜200[μm]の範囲、好ましくは
50[μm]で突出させるようにしてもよい。突起電極
12の頂部をアンダーフィル材層13面より突出させる
ことにより、基板実装時には、押圧により配線基板の配
線電極に突起電極を食い込ませ、かつアンダーフィル材
層を配線基板側に密着させることができるので、両者の
間隙の気密封止ができるものである。
半導体チップ7の周辺部であって、コンタクトパッド1
0のうちの最外周のコンタクトパッドより外方部分のア
ンダーフィル材層13の上面は突起電極12の頂部より
も上方になるように膜厚を調整することにより、基板実
装した際、配線基板と半導体装置との間隙の気密封止と
ともに、アンダーフィル材によるフィレット部を形成で
き、実装信頼性を高めることができる。
脂層11上にアンダーフィル材料を塗布した後に、フォ
トリソグラフィー技術やエッチング技術を使用して、コ
ンタクトパッド10の頂部が露出するようにしてアンダ
ーフィル材層13を形成する。ここではアンダーフィル
材層の材料として、エポキシ樹脂を用いる。
たチップ状で高密度タイプの半導体装置を実現できる。
チップでの製造過程を説明したが、主面上に電極パッド
が形成された半導体チップを用意する工程は、その面内
に半導体チップが複数個形成された半導体ウェハとして
用意し、半導体ウェハ単位で製造してもよい。これによ
り、半導体チップに分割される前の半導体ウェハのまま
で、多数の半導体チップ領域における弾性体層や配線層
などが形成されるので、製造コストを大幅に低減するこ
とができる。
ついて説明する。図5は本実施形態の半導体装置の実装
方法を示す主要工程ごとの断面図である。
数の電極パッド6を有した半導体チップ7と、電極パッ
ド6を除く半導体チップ7の主面上に形成された弾性体
層8と、半導体チップ7の主面内であって、弾性体層8
上に各電極パッド6と接続した配線層9により再配線配
置で2次元配置された複数のコンタクトパッド10と、
複数のコンタクトパッド10を除く半導体チップ7の主
面上に形成された絶縁性樹脂層11と、コンタクトパッ
ド10上に各々設けられた突起電極12と、突起電極1
2の頂部を露出させ、絶縁性樹脂層11上に設けられた
アンダーフィル材層13とよりなる半導体装置の主面側
と、配線電極14を有した配線基板15の配線電極面側
とを対向させ、電極どうしを位置合わせする。
の突起電極12と配線基板15の配線電極14とを当接
させる。
した突起電極12の頂部を配線基板15の配線電極14
に押圧して食い込ませて当接させることで、より信頼性
の高い接続を得ることができる。
置のアンダーフィル材層13を加熱により軟化溶融さ
せ、半導体装置の主面と配線基板15の主面との間隙を
アンダーフィル材層13で充填封止して基板実装を完了
する。加熱条件としては、150[℃]で加熱すること
によりアンダーフィル材層13を軟化溶融させ、間隙に
ボイドなく充填できる。
り、アンダーフィル材層13を有した半導体装置を配線
基板15の配線電極14と当接させ、アンダーフィル材
層13を加熱処理するだけで、電極どうしの電気的な接
続と封止を行うことができ、高効率で信頼性の高い基板
実装を実現することができる。
について説明する。図6は他の実施形態にかかる半導体
装置の実装方法を示す主要工程ごとの断面図である。な
お、本実施形態で実装する半導体装置としては前記の図
1で示した構造の半導体装置を例として説明する。
4を有した配線基板15の電極形成面上にアンダーフィ
ルシート16を貼付する。ここで貼付するアンダーフィ
ルシート16の厚みと面積は実装する半導体装置の面積
と突起電極の高さに応じて設定する。
数の電極パッド6を有した半導体チップ7と、電極パッ
ド6を除く半導体チップ7の主面上に形成された弾性体
層8と、半導体チップ7の主面内であって、弾性体層8
上に各電極パッド6と接続した配線層9により再配線配
置で2次元配置された複数のコンタクトパッド10と、
複数のコンタクトパッド10を除く半導体チップ7の主
面上に形成された絶縁性樹脂層11と、コンタクトパッ
ド10上に各々設けられた突起電極12とよりなる半導
体装置の主面側と、アンダーフィルシート16が貼付さ
れた配線基板15の配線電極14面側とを対向させ、電
極どうしを位置合わせする。
置をその背面から押圧し、突起電極12と配線基板15
の配線電極14とを接続するとともに、両者の間隙にア
ンダーフィルシート16を挟み込んで実装する。この場
合、突起電極12によりアンダーフィルシート16を突
き破って配線基板15上の配線電極14と接続させるも
のである。
して、接続すべき突起電極12と半導体チップの半導体
集積回路素子領域との間には弾性体層が介在しているた
め、実装時の押圧力によって素子が破壊することを防止
し、効率よく実装できるものである。
弾性体層上に配線層と接続したコンタクトパッドが形成
されているので、マザー・ボードなどの配線基板への実
装後に、配線基板と半導体装置との熱膨張率差によって
接続部に加わる応力が弾性体層の弾性によって吸収され
る。すなわち、応力の緩和機能の高い半導体装置を実現
することができる。さらに半導体装置として基板実装時
に要するアンダーフィル材を有しているので、より効率
的で信頼性の高い基板実装を実現できる半導体装置であ
る。特に半導体装置の周辺部には厚みの厚いアンダーフ
ィル材層を配置しているので、基板実装時のフィレット
部を効率よく形成でき、信頼性の高い基板実装を実現で
きる。
は、基板実装に適したチップ状で高密度タイプの半導体
装置を実現できる。
装置を配線基板の配線電極と当接させ、アンダーフィル
材を加熱処理することにより、高効率で信頼性の高い基
板実装を実現することができる。
で形成可能な構造を有し、小型で薄型の半導体装置であ
り、また従来のようにリードによる電極の接続ではな
く、金属配線層により電極と接続するものであるため、
微細加工に適し、多ピン化に対応できる半導体装置であ
る。さらに弾性体層を下地として、その上に外部電極と
一体化された配線層が形成されているため、配線層の断
線を防止し、また外部電極の熱応力を緩衝でき、基板実
装時の接合の信頼性を向上することができる。そして何
よりも基板実装時に要するアンダーフィル材を有してい
るので、より効率的で信頼性の高い基板実装を実現でき
る半導体装置である。特に半導体装置の周辺部には厚み
の厚いアンダーフィル材層を配置しているので、基板実
装時のフィレット部を効率よく確実に形成でき、信頼性
の高い基板実装を実現できる。
示す断面図
示す断面図
示す断面図
示す断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 その主面上に複数の電極パッドを有した
半導体チップと、 前記複数の電極パッドを除く半導体チップの主面上に形
成された弾性体層と、 前記半導体チップの主面内であって、前記弾性体層上に
前記複数の電極パッドと接続した配線層により再配線接
続で配置された複数のコンタクトパッドと、 前記複数のコンタクトパッドを除く半導体チップの主面
上に形成された絶縁性樹脂層と、 前記コンタクトパッド上に各々設けられた突起電極と、 前記突起電極の頂部を露出させ、前記絶縁性樹脂層に設
けられたアンダーフィル材層とよりなる半導体装置であ
って、 前記半導体チップの周辺部のみのアンダーフィル材層の
上面は突起電極の頂部よりも上方にあることを特徴とす
る半導体装置。 - 【請求項2】 突起電極は半田ボールであることを特徴
とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 アンダーフィル材層はエポキシ樹脂層で
あることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 弾性体層の端部は、断面形状において斜
辺を構成していることを特徴とする請求項1に記載の半
導体装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9142441B2 (en) | 2012-10-23 | 2015-09-22 | Nitto Denko Corporation | Method of mounting a semiconductor wafer with a support board on a supporting adhesive tape joined to a ring frame |
-
2001
- 2001-02-07 JP JP2001030578A patent/JP4465891B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4465891B2 (ja) | 2010-05-26 |
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