JP2004227890A - 押しボタンスイッチ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベース部材2内に設けられたスイッチ4を、押しボタン10により動作させる押しボタンスイッチであって、スイッチ4を動作させる作動部3aと、作動部3aより分岐された複数の分岐部3bとからなる操作部材3を弾性板により一体形成してベース部材2内に設けると共に、押しボタン10により分岐部の先端側を押圧して作動部3aをスイッチ4側へ弾性変形させることにより、スイッチ4を動作させるようにしたもので、押しボタン10の何れの個所を押圧しても、ほぼ同じ操作荷重でスイッチ4をオンすることができる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばエレベータの昇降方向を指示する方向指示スイッチ等に使用する押しボタンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の押しボタンスイッチとしては、例えば図10及び図11に記載されたものが公知である(当該従来技術は、文献公知発明ではない)。
【0003】
そして、図10及び図11に記載された押しボタンスイッチは、中央部にボタン孔aを有するほぼ箱形のベース部材b内に、復帰ばねcより付勢された操作プランジャdが昇降自在に収容されており、ベース部材bの底部には、固着具eにより基板fが固着されている。
【0004】
操作プランジャdの下面には、操作突起gが四隅に突設されていて、これら操作突起gの先端は、基板f上に設けられたゴム操作部材hに近接されており、操作プランジャdが復帰ばねcに抗して押圧されると、操作突起gの先端がゴム操作部材hの導電部iを、基板f上に形成された電極対jに圧接されて電極対j間を導通し、これによってスイッチがオンになって、基板f上に設けられたLEDkが点灯されると同時に、スイッチオン信号が外部へ出力されるようになっている。
【0005】
また操作プランジャdの中央部には、透光材よりなるレンズ状のキャップmが取り付けられていて、LEDkより発せられた光によりキャップmを下方より照明することにより、スイッチが動作したのを視覚的に確認できるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記構成の押しボタンスイッチのように、操作プランジャdの昇降を、ベース部材bに形成されたボタン孔aの内壁面でガイドするようにしたものでは、操作プランジャdのストロークを短くしてスイッチ全体を薄型化した場合、操作プランジャdの端部を押圧した際操作プランジャdが傾斜した状態でストロークする所謂片押し(隅押し)状態となり、このため片押し状態でもスイッチがオンされるように4個所にスイッチ部を設けなければならず、スイッチの構造が複雑になる問題がある。
【0007】
また4個所にスイッチ部を設けた場合、各スイッチ部毎にスイッチング特性に差異が発生したり、片押し位置により操作荷重に差が発生する上、操作プランジャdを操作した際のクリック感をゴム操作部材hの弾性により得るため、十分なクリック感が得にくい等、操作性にも問題があった。
【0008】
本発明はかかる従来の問題点を改善するためになされたもので、押しボタンの何れの個所を押圧しても同じ操作荷重でスイッチをオンすることができる押しボタンスイッチを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の押しボタンスイッチは、ベース部材内に設けられたスイッチを、押しボタンにより動作させる押しボタンスイッチであって、スイッチを動作させる作動部と、作動部より分岐された複数の分岐部とからなる操作部材を弾性板により一体形成してベース部材内に設けると共に、押しボタンにより分岐部材を押圧して作動部をスイッチ側へ弾性変形させることにより、スイッチを動作させるようにしたものである。
【0010】
また、前記目的を達成するため本発明の押しボタンスイッチは、前記操作部材の分岐部が、操作部材の中央部に存する作動部より放射状に分岐した複数本の分岐部から構成したものである。
【0011】
前記構成により、押しボタンの何れの個所を押圧しても、押しボタンにより操作部材の分岐部が押圧されて作動部がスイッチ側へ弾性変形し、スイッチを動作させるため、片押し状態でもスイッチを確実に動作させることができると共に、スイッチを動作させる作動部が各分岐部のほぼ中央に位置しているため、押しボタンの何れの個所を押圧してもほぼ同じ操作荷重が得られるようになり、これによって押しボタンスイッチの操作性が一段と向上する。
【0012】
またスイッチを一個所に設ければよいため、押しボタンスイッチの構造を簡素化できる上、弾性板により操作部材を形成することができるため、スイッチ全体の薄型化が図れるようになる。
【0013】
前記目的を達成するため本発明の押しボタンスイッチは、操作部材の分岐部両側縁に、分岐部の一部を長手方向に沿って折り曲げることによりフランジ部を形成し、かつフランジ部の交差部をスリットにより切断したものである。
【0014】
前記構成により、板厚の薄い弾性板により操作部材を形成しても、フランジ部を設けることにより分岐部の剛性が飛躍的に向上するため、押しボタンに加えられた押圧力を確実にスイッチへ伝達することができ、これによって、より小さな操作力によりスイッチを動作させることができると共に、分岐部の剛性を高めるためフランジ部の段差を大きくしても、スリットを設けることにより作動部の弾性変形が妨げられることがないため、より板厚の薄い弾性板が使用できるようになり、これによって操作部材の軽量化及びコストの低減が図れる上、弾性板により操作部材を一体成形できるため、部品点数の削減も図れる。
【0015】
前記目的を達成するため本発明の押しボタンスイッチは、ベース部材を基板部と側壁部により箱状に形成し、かつ基板部上に操作部材の位置決めと、操作部材の上下動をガイドする複数対のガイド突起を突設すると共に、各対のガイド突起間に分岐部を下方より支持する支点リブを突設したものである。
【0016】
前記構成により、基板部に突設されたガイド突起の間に操作部材を嵌挿することにより、操作部材を所定の位置に正確に組み立てることができるため、組み立て作業が容易になると共に、各ガイド突起の間に突設された支点リブを支点とする梃子の原理で作動部が弾性変形されるため、より小さな力で作動部の弾性変形が行えるようになる。
【0017】
前記目的を達成するため本発明の押しボタンスイッチは、ベース部材を基板部と側壁部により箱状に形成し、かつ側壁部の一部に分岐部の先端部を係合する係合部を形成したものである。
【0018】
前記構成により、ベース部材内に操作部材を収容して分岐部の先端を係合部に係合するだけで、ベース部材に対して操作部材を組み立てることができるため、組み立て作業が能率よく行える。
【0019】
前記目的を達成するため本発明の押しボタンスイッチは、係止部をベース部材の側壁に形成したスリット状の切り欠きで構成したものである。
【0020】
前記構成により、ベース部材内に操作部材を収容して分岐部の先端を切り欠きへ挿入するだけで、ベース部材に対して操作部材を組み立てることができるため、組み立て作業が能率よく行える。
【0021】
前記目的を達成するため本発明の押しボタンスイッチは、スイッチをタクタイルスイッチにより形成したものである。
【0022】
前記構成により、タクタイルスイッチ自身の有するクリック感を利用して操作時のクリック感が得られるため、操作性がさらに向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
【0024】
図1は押しボタンスイッチの全体的な斜視図、図2は同分解斜視図、図3は押しボタンと導光部材及び反射板を取り外した状態の斜視図、図4は操作部材の斜視図、図5は図4のA−A線に沿う拡大断面図、図6はスイッチ基板に取り付けられたスイッチの斜視図、図7は同分解斜視図、図8は導光部材の作用説明図である。
【0025】
図1に示すスイッチ本体1は、箱形に形成されたベース部材2を有しており、ベース部材2は、図2に示すように、長方形状の基板部2aと、その周辺に立設された側壁部2b,2cとから形成されていて、全体が樹脂により一体成形されており、側壁部2b,2cのうち長辺側の側壁部2cは、後述する押しボタン10のガイド部10aの肉厚分だけ基板部2aの縁部より内側に立設されている。
【0026】
基板部2aの上面には、複数対、例えば4対計8個のガイド突起2dが突設されており、これらガイド突起2dは、基板部2a上に載置された操作部材3の位置決めと、操作部材3の上下動をガイドするもので、操作部材3の分岐部3bの両側に位置するように配置されていると共に、各対のガイド突起2d間には、ガイド突起2dより高さが低い支点リブ2eが突設されている。
【0027】
操作部材3は、弾性を有する例えば板厚が0.15mm程度の金属薄板を打ち抜き成形することにより形成したもので、後述するスイッチ4を動作させる作動部3aが設けられた中央部より分岐された複数本、例えば4本の分岐部3bを有していて、図4に示すように全体がほぼX字形となっており、各分岐部3bの先端部は、基板部2aの上面に沿うように側壁部2cの下部に形成された係合部例えばスリット状の切り欠き2fより側壁部2cの外側へ突出係合され、先端は基板部2aの縁部とほぼ平行するように斜めに切除されている。
【0028】
各分岐部3bの両側縁部には、操作部材3を操作した際分岐部3bが弾性変形しないように剛性を持たせるため、縁部を図5に示すようにほぼL字形に折り曲げることによりフランジ部3cが長手方向に沿って形成されており、中央の作動部3aで交差する各分岐部3bと作動部3aの連設部分は、操作部材3が弾性変形しやすいようにするため、各フランジ部3cの交差部を切断するようスリット3dが形成されている。
【0029】
またベース部材2の基板部2a上には、短辺側の側壁部2bの内面と平行するように一対の支持リブ2gが突設されていて、これら支持リブ2gの稜線部に、スイッチ基板5に穿設された取り付け孔5aを嵌挿する突起2hが突設されていると共に、基板部2a上に載置された操作部材3の作動部3aを挟んで対向する位置には、スイッチ4の位置決めを行う一対の位置決め突起2iが突設されている。
【0030】
スイッチ4には、例えばタクタイルスイッチが使用されており、タクタイルスイッチは図7に示すように、スイッチ基板5上に形成された固定接点4a上に固定プレート4bを介してドームスイッチ4cが積層されている。
【0031】
ドームスイッチ4cは導電体により凸球面状に形成されていて、このドームスイッチ4c上に環状のスイッチプレート4dにより上下方向から挟着されたゴムスイッチ4eが積層されており、ゴムスイッチ4eの中央部には、操作部材3の作動部3aに先端が当接するよう作動突起4fが突設されている。
【0032】
前記のように構成されたスイッチ4の固定プレート4bとスイッチプレート4d及びゴムスイッチ4eの外周部には半円状の突出部4gが突設されていて、これら突出部4gに前記基板部2aの上面に突設された位置決め突起2iに嵌合する取り付け孔4hが穿設されている。
【0033】
スイッチ基板5は、ベース部材2の長辺側よりやや長い長方形状に形成されていて、一端側に設けられた端子部6がベース部材2の側壁部2bに形成された切り欠き部2jよりベース部材2の外側へ突出されており、側壁部2bを挟んで端子部6と対向する位置には、複数個、例えば4個のLED7がスイッチ基板5の幅方向に一直線状に設けられている。
【0034】
各LED7より突設されたリード7aは、スイッチ基板5に半田付けされていて、スイッチ4のオンにより発光されるようになっており、各LED7の発光部7bは、反射板8を介してスイッチ基板5上に設置された導入光部材9の導光部9aに嵌挿されている。
【0035】
反射板8は上面に反射面8aを有する金属板により形成されていて、ベース部材2の側壁部2b内に収納可能な大きさの長方形状をなしており、導光部材9も反射板8とほぼ同じ大きさの透明樹脂により形成されている。
【0036】
導光部材9は、LED7より発光された光を図8に示すように拡散して、導光部材9上に設けられた押しボタン10を下方よりほぼ均一に照明するもので、一端側にLED7の発光部7bを嵌合する導光孔9bと、発光部7bが導光部材9と干渉するのを防止する切り欠き9cよりなる導光部9aが形成されている。
【0037】
押しボタン10は、導光部材9とほぼ同大に形成されていて、長辺側の2辺にガイド部10aが形成されており、これらガイド部10aはベース部材2の側壁部2c外面と摺接して、押しボタン10の上下動をガイドするようになっており、下端側の4隅には、切り欠き2fより外側に突出した操作部材3の分岐部3bを上方より押圧する作動突部10bが突設されていると共に、押しボタン10の上面は、導光部材9により拡散された光が透過するよう透光性の樹脂により形成されている。
【0038】
次に前記構成された押しボタンスイッチの作用を説明する。
【0039】
スイッチ本体1を組み立てるに当っては、ベース部材2の基板部2a上に操作部材3を載置して、基板部2a上に突設された複数のガイド突起2dの間に分岐部3bを嵌挿し、各分岐部3bの先端を側壁部2cに形成された切り欠き2fより側壁部2cの外側へ突出係合すると同時に上方向の移動を係止することにより、ベース部材2に対して操作部材3を位置決めした状態で取り付けるが、このとき各ガイド突起2d間に突設された支点リブ2eが分岐部3bのほぼ中間部を下方より支持するため、操作部材3の作動部3aは基板部2aの上面より浮いた状態となる。
【0040】
次に予めスイッチ4及びLED7を取り付けたスイッチ基板5を、スイッチ4側を下向きにしてベース部材2内に収容し、端子部6側を側壁部2cの切り欠き2jより外側へ突出させた状態で、スイッチ4の取り付け孔4hを基板部2bの上面に突設された位置決め突起2hに嵌合するもので、これによってスイッチ4のゴムスイッチ4eより突設された作動突起4fが操作部材3の作動部3aに正確に位置決めされる。
【0041】
次にスイッチ基板5上に反射板8及び導光部材9を重ね合せた状態で積層したら、最後にベース部材2に押しボタン10を図1に示すように被冠することにより、押しボタンスイッチの組み立てを完了するもので、組み立てを完了した押しボタンスイッチは、例えばエレベータの昇降口付近の壁面に取り付けて、エレベータの昇降指示スイッチとして使用する。
【0042】
また押しボタンスイッチの使用時、押しボタン10の例えば中央付近が押されると、押しボタン10のガイド部10aに突設された複数の作動突部10bが操作部材3の各分岐部3bを同時に押圧する。
【0043】
これによって各分岐部3bのほぼ中間部を支持する支点リブ2eを支点とする梃子の原理で作動部3a側の分岐部3bが持ち上がり、これによって各分岐部3bと作動部3aの連接部が弾性変形して作動部3aがスイッチ4の作動突起4fを押圧するため、ドームスイッチ4cと固定接点4aが接触されて、スイッチ基板5の端子部6よりオン信号が出力されると同時にLED7が発光される。
【0044】
LED7より発光された光は、導光部材9内で図8に示すように拡散され、また導光部材9の底面や端面に達した光は、反射板8により押しボタン10側へ反射されるため、LED7より発光された光のほぼ全光量により押しボタン10全体を均一かつ効率よく照明できるようになる。
【0045】
一方押しボタン10の周辺部が押圧された場合は、押圧された側に傾きながら押しボタン10は移動するが、押しボタン10のガイド部10aに突設された複数の作動突部10bのうち、押された部分にもっとも近い作動突部10bが操作部材3の分岐部3bの1本または2本を押圧する。
【0046】
これによって押しボタン10の中央部付近を押圧されたときと同様に、分岐部3bと作動部3aの連接部が弾性変形して作動部3aがスイッチ4の作動突起4fを押圧するため、スイッチ基板5の端子6よりオン信号が出力されると同時にLED7が発光して押しボタン10が照明されるようになる。
【0047】
以上のように押しボタン10の中央付近を押圧したときは勿論、押しボタン10の周辺部を押圧したときにも確実にスイッチ4を動作させることができるようになる。
【0048】
なお前記実施の形態では、操作部材3をほぼX字形に形成したが、分岐部3bが複数あればY字形でも十字形に形成してもよい。
【0049】
また図9はベース部材2の変形例を示すもので、この変形例のように操作部材3の分岐部3b下方の基板2aに、押しボタン10により分岐部3bが押圧された際、分岐部3bが基板部2aと干渉するのを防止する切り欠き2kを設けてもよく、この場合切り欠き2kの縁部を支点とする梃子の原理で作動部3aが弾性変形されるため、各ガイド突起2d間に突設された支点リブ2eが不要になる。
【0050】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、スイッチを動作させる作動部と、作動部より分岐された複数の分岐部とからなる操作部材を弾性板により一体形成してベース部材内に設けると共に、押しボタンにより分岐部材の先端側を押圧して作動部をスイッチ側へ弾性変形させることにより、スイッチを動作させるようにしたことから、押しボタンの何れの個所を押圧しても、操作部材の分岐部が押圧されて作動部がスイッチ側へ弾性変形し、スイッチを動作させるため、片押し状態でもスイッチを確実に動作させることができる。
【0051】
またスイッチを動作させる作動部が各分岐部のほぼ中央に位置しているため、押しボタンの何れの個所を押圧してもほぼ同じ操作荷重が得られるようになり、これによって押しボタンスイッチの操作性が一段と向上する上、スイッチを一個所に設ければよいため、押しボタンスイッチの構造を簡素化できると共に、弾性板により操作部材を形成することができるため、スイッチ全体の薄型化が図れる。
【0052】
さらに操作部材の分岐部両側縁に、分岐部の一部を長手方向に沿って折り曲げることによりフランジ部を形成し、かつフランジ部の交差部をスリットにより切断したことから、板厚の薄い弾性板により操作部材を形成しても、フランジ部を設けることにより分岐部の剛性が飛躍的に向上するため、押しボタンに加えられた押圧力を確実にスイッチへ伝達することができ、これによって、より小さな操作力によりスイッチを動作させることができると共に、分岐部の剛性を高めるためフランジ部の段差を大きくしても、スリットを設けることにより作動部の弾性変形が妨げられることがないため、より板厚の薄い弾性板が使用できるようになり、これによって操作部材の軽量化及びコストの低減が図れる上、弾性板により操作部材を一体成形できるため、部品点数の削減も図れる。
【0053】
さらにベース部材を基板部と側壁部により箱状に形成し、かつ基板部上に操作部材の位置決めと、操作部材の上下動をガイドする複数対のガイド突起を突設すると共に、各対のガイド突起間に分岐部を下方より支持する支点リブを突設したことから、基板部に突設されたガイド突起の間に操作部材を嵌挿することにより、操作部材を所定の位置に正確に組み立てることができるため、組み立て作業が容易になると共に、各ガイド突起の間に突設された支点リブを支点とする梃子の原理で作動部が弾性変形されるため、より小さな力で作動部の弾性変形が行えるようになる。
【0054】
さらにベース部材を基板部と側壁部により箱状に形成し、かつ側壁部の一部に分岐部の先端部を係合する係合部例えばスリット状の切り欠きを形成したことから、ベース部材内に操作部材を収容して分岐部の先端を係合部例えば切り欠きへ挿入するだけで、ベース部材に対して操作部材を組み立てることができるため、組み立て作業が能率よく行えると共に、押しボタンスイッチをタクタイルスイッチにより形成すれば、タクタイルスイッチ自身の有するクリック感を利用して操作時のクリック感が得られるため、操作性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になる押しボタンスイッチの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態になる押しボタンスイッチの分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態になる押しボタンスイッチの反射板より上の部分を取り外した状態斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態になる押しボタンスイッチに設けられた操作部材の斜視図である。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図である。
【図6】本発明の実施の形態になる押しボタンスイッチに設けられたスイッチの斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態になる押しボタンスイッチに設けられたスイッチの分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態になる押しボタンスイッチに設けられた導光部材の作用説明図である。
【図9】本発明の実施の形態になる押しボタンスイッチに設けられた操作部材の変形例を示す斜視図である。
【図10】従来の押しボタンスイッチの断面図である。
【図11】従来の押しボタンスイッチの分解斜視図である。
【符号の説明】
2 ベース部材
2a 基板部
2b 側壁部
2c 側壁部
2d ガイド突起
2e 支点リブ
2f 切り欠き
3 操作部材
3a 作動部
3b 分岐部
3c フランジ部
3d スリット
4 スイッチ
10 押しボタン
Claims (7)
- ベース部材内に設けられたスイッチを、押しボタンにより動作させる押しボタンスイッチであって、前記スイッチを動作させる作動部と、前記作動部より分岐された複数の分岐部とからなる操作部材を弾性板により一体形成して前記ベース部材内に設けると共に、前記押しボタンにより前記分岐部材を押圧して前記作動部を前記スイッチ側へ弾性変形させることにより、前記スイッチを動作させるように構成したことを特徴とする押しボタンスイッチ。
- 前記操作部材の分岐部は、前記操作部材の中央部に存する作動部より放射状に分岐した複数本の分岐部から構成したことを特徴とする請求項1に記載の押しボタンスイッチ。
- 前記操作部材の分岐部両側縁に、前記分岐部の一部を長手方向に沿って折り曲げることによりフランジ部を形成し、かつ前記フランジ部の交差部をスリットにより切断してなる請求項1又は請求項2に記載の押しボタンスイッチ。
- 前記ベース部材を基板部と側壁部により箱状に形成し、かつ前記基板部上に前記操作部材の位置決めと、前記操作部材の上下動をガイドする複数対のガイド突起を突設すると共に、前記各対のガイド突起間に前記分岐部を下方より支持する支点リブを突設してなる請求項1乃至請求項3の何れかに記載の押しボタンスイッチ。
- 前記ベース部材を基板部と側壁部により箱状に形成し、かつ前記側壁部の一部に前記分岐部の先端部を係合する係合部を形成してなる請求項1乃至4の何れかに記載の押しボタンスイッチ。
- 前記係合部は、前記ベース部材の側壁に形成したスリット状の切り欠きであることを特徴とする請求項5記載の押しボタンスイッチ。
- 前記スイッチをタクタイルスイッチにより形成してなる請求項1乃至6の何れかに記載の押しボタンスイッチ。
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