JP2004227743A5 - - Google Patents

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  1. 案内溝が形成された基板と相変化型記録層とを有してなり、該相変化型記録層の結晶状態の部分を未記録・消去状態に対応させ、該相変化型記録層の非晶質状態の部分を記録状態に対応させて、記録光を照射することにより該記録状態に対応する非晶質マークを形成させる書き換え型光記録媒体において、
    線速度1.2m/sを基準速度(1倍速)V1とし、
    基準速度の24倍速の線速度V=24V1、又は32倍速の線速度V=32V1のいずれか一つを選び、
    基準クロック周期TがVT=V11(ただし、T1は231nsecである)であるように保ちながらEFM変調された信号を下記記録方式CD1−1又は記録方式CD1−2の条件内の1つの記録方式で10回オーバーライト記録した後に、
    1倍速での再生によって得られる記録信号のアイパターンの変調度m11が60〜80%であり、記録信号のアイパターンの反射率の上端値Rtopが15〜25%であり、且つ各マーク長及び各マーク間のジッタが35nsec以下、
    となることを特徴とする書き換え型光記録媒体。
    記録方式CD1−1;
    波長780nmの光を、開口数NAが0.5の光学系を介して照射する。
    この際、1つの非晶質マークの時間的長さをnT(nは3から11までの整数)としたとき、
    記録マーク間に対しては、非晶質を結晶化し得る消去パワーPeを照射し、
    n=2m(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−j)T、(jは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1T、β1T、α2T、β2T、・・・・、αmT、βmT、
    からなるm個のαiTとβiTとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1=0.7〜1.4、αi=0.7〜1.2(iは2〜m−1の整数であり、αiはかかるiによらず0.7〜1.2の間の一定値αcをとる)、β1+α2=1.7〜2.3、βi-1+αi=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1+αm=1.7〜2.3、αm=0.7〜1.2、βm=0〜2、の順に、Σi(αi+βi)=n−jとなるように分割し、
    n=2m+1(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−k)T、(kは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1'T、β1'T、α2'T、β2'T、・・・・、αm'T、βm'T、
    からなるm個のαi'Tとβi'Tとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1'=α1、β1'=β1+Δ1(Δ1=0.3〜0.6)、αi'=αc(i=2〜m−1の整数)、βi-1'+αi'=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜0.6)、αm'=αm+Δm(0<Δm≦0.6)、Δmm=Δm-1+Δm=0.3〜0.6、βm'=βmの順に、Σi(αi'+βi')=n−kとなるように分割し、
    αiTおよびαi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、記録層を溶融するに足る一
    定の記録パワーPwの記録光(ただし、Pwは20〜40mWであり、Pe/Pw=0.2〜0.6とする)を照射し、
    βiTおよびβi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、1mW未満のバイアスパワーPbの記録光を照射する。
    さらに、mが3以上の場合には、α1(=α1')、αc、βm(=βm')、β1、Δ1、βm-1、Δm-1、αm、Δmはmによらず一定である。
    また、m=2(n=4、5)の場合には、α1、α1'、α2、α2'、β2、β2'をそれぞれmが3の場合のα1、α1'、α3、α3'、β3、β3'と等しくするとともに、β1をmが3の場合のβ1又はβ2のいずれかと等しくし、β1'をmが3の場合のβ1'又はβ2'のいずれかと等しくする。
    m=1(n=3)の場合には、一対の記録パワー照射区間α1'Tとバイアスパワー照射区間β1'Tからなる記録光の照射を行う。
    記録方式CD1−2;
    波長780nmの光を、開口数NAが0.5の光学系を介して照射する。
    この際、1つの非晶質マークの時間的長さをnT(nは3から11までの整数)としたとき、
    記録マーク間に対しては、非晶質を結晶化し得る消去パワーPeを照射し、
    n=2m(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−j)T、(jは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1T、β1T、α2T、β2T、・・・・、αmT、βmT、
    からなるm個のαiTとβiTとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1=0.7〜1.4、αi=0.7〜1.2(iは2〜m−1の整数であり、αiはかかるiによらず0.7〜1.2の間の一定値αcをとる)、β1+α2=1.7〜2.3、βi-1+αi=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1+αm=1.7〜2.3、αm=0.7〜1.2、βm=0〜2、の順に、Σi(αi+βi)=n−jとなるように分割し、
    n=2m+1(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−k)T、(kは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1'T、β1'T、α2'T、β2'T、・・・・、αm'T、βm'T、
    からなるm個のαi'Tとβi'Tとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1'=α1、β1'=β1、αi'=αc(i=2〜m−1の整数)、βi-1'+αi'=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜0.6)、αm'=αm+Δm(0<Δm≦0.6)、Δmm=Δm-1+Δm=0.5〜1.2、βm'=βmの順に、Σi(αi'+βi')=n−kとなるように分割し、
    αiTおよびαi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、記録層を溶融するに足る一定の記録パワーPwの記録光(ただし、Pwは20〜40mWであり、Pe/Pw=0.2〜0.6とする)を照射し、
    βiTおよびβi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、1mW未満のバイアスパワーPbの記録光を照射する。
    さらに、mが3以上の場合には、α1(=α1')、β1(=β1')、αc、βm-1、Δm-1、αm、βm、Δm'はmによらず一定である。また、m=2(n=4、5)の場合には、α1、α1'、β1、β1'、α2、α2'、β2、β2'をそれぞれm=3の場合のα1、α1'、β2、β2'、α3、α3'、β3、β3'と等しくする。
    m=1(n=3)の場合には、一対の記録パワー照射区間α1'Tとバイアスパワー照射区間β1'Tからなる記録光の照射を行う。
  2. 24倍速(24V1)の線速度又は32倍速(32V1)の線速度における記録において、3Tマーク(時間的長さ3Tを有するマーク。ただしTはデータ基準ク
    ロック周期)と3Tスペース(時間的長さ3Tを有するマーク間部)とからなる単一周期信号を記録後、11Tマーク(時間的長さ11Tを有するマーク)と11Tスペース(時間的長さ11Tを有するマーク間部)とからなる単一周期信号をオーバーライトしたときの3Tマークの消去比が20dB以上である請求項1に記載の書き換え型光記録媒体。
  3. 線速度1.2m/sを基準速度(1倍速)V1としたとき、基準速度の8倍速(8V1)、10倍速(10V1)、12倍速(12V1)16倍速(16V1)又は20倍速(20V1)の少なくともいずれか一つの線速度において、下記記録方式CD2−1又は記録方式CD2−2の条件内における1つの方式で10回オーバーライト記録した後に、1倍速での再生によって得られる記録信号のアイパターンの変調度m11が60〜80%であり、記録信号のアイパターンの反射率の上端値Rtopが15〜25%であり、且つ各マーク長及び各マーク間のジッタが35nsec以下、となる請求項1又は2に記載の書き換え型光記録媒体。
    記録方式CD2−1;
    波長780nmの光を、開口数NAが0.5の光学系を介して照射する。
    この際、1つの非晶質マークの時間的長さをnT(nは3から11までの整数)としたとき、
    記録マーク間に対しては、非晶質を結晶化し得る消去パワーPeを照射し、
    n=2m(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−j)T、(jは−2.0〜2.0までの実数)を、
    α1T、β1T、α2T、β2T、・・・・、αmT、βmT、
    からなるm個のαiTとβiTとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1=0.1〜1、αi=0.1〜1(iは2〜m−1の整数であり、αiはかかるiによらず0.1〜1の間の一定値αcをとる)、β1+α2=1.7〜2.3、βi-1+αi=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1+αm=1.7〜2.3、αm=0.1〜1、βm=0〜2、の順に、Σi(αi+βi)=n−jとなるように分割し、
    n=2m+1(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−k)T、(kは−2.0〜2.0までの実数)を、
    α1'T、β1'T、α2'T、β2'T、・・・・、αm'T、βm'T、
    からなるm個のαi'Tとβi'Tとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1'=α1、β1'=β1+Δ1(Δ1=0.3〜0.6)、αi'=αc(iは2〜m−1の整数)、βi-1'+αi'=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜0.6)、αm'=αm+Δm(0<Δm≦0.6)、Δmm=Δm-1+Δm=0.3〜0.6、βm'=βmの順に、Σi(αi'+βi')=n−kとなるように分割し、
    αiTおよびαi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、記録層を溶融するに足る一定の記録パワーPwの記録光(ただし、Pwは20〜40mWであり、Pe/Pw=0.2〜0.6とする)を照射し、
    βiTおよびβi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、1mW未満のバイアスパワーPbの記録光を照射する。
    さらに、mが3以上の場合には、α1(=α1')、αc、βm(=βm')、β1、Δ1、βm-1、Δm-1、αm、Δmはmによらず一定である。
    また、m=2(n=4、5)の場合には、α1、α1'、α2、α2'、β2、β2'をそれぞれmが3の場合のα1、α1'、α3、α3'、β3、β3'と等しくするとともに、β1をmが3の場合のβ1又はβ2のいずれかと等しくし、β1'をmが3の場合のβ1'又はβ2'のいずれかと等しくする。但し、m=2におけるβ2'に関しては、さらに±0.5の範囲において値を変更しうるものとする。
    m=1(n=3)の場合には、一対の記録パワー照射区間α1'Tとバイアスパワー照射区間β1'Tからなる記録光の照射を行う。
    記録方式CD2−2;
    波長780nmの光を、開口数NAが0.5の光学系を介して照射する。
    この際、1つの非晶質マークの時間的長さをnT(nは3から11までの整数)としたとき、
    記録マーク間に対しては、非晶質を結晶化し得る消去パワーPeを照射し、
    n=2m(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−j)T、(jは−2.0〜2.0までの実数)を、
    α1T、β1T、α2T、β2T、・・・・、αmT、βmT、
    からなるm個のαiTとβiTとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1=0.1〜1、αi=0.1〜1(iは2〜m−1の整数であり、αiはかかるiによらず0.1〜1の間の一定値αcをとる)、β1+α2=1.7〜2.3、βi-1+αi=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1+αm=1.7〜2.3、αm=0.1〜1、βm=0〜2、の順に、Σi(αi+βi)=n−jとなるように分割し、
    n=2m+1(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−k)T、(kは−2.0〜2.0までの実数)を、
    α1'T、β1'T、α2'T、β2'T、・・・・、αm'T、βm'T、
    からなるm個のαi'Tとβi'Tとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1=α1、β1'=β1、αi'=αc(iは2〜m−1の整数)、βi-1'+α i =2(iは3〜m−1の整数)、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜0.6)、αm'=αm+Δm(0<Δm≦0.6)、Δmm=Δm-1+Δm=0.5〜1.2、βm'=βm+Δm'(Δm'=0〜1)の順に、Σi(αi'+βi')=n−kとなるように分割し、
    αiTおよびαi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、記録層を溶融するに足る一定の記録パワーPwの記録光(ただし、Pwは20〜40mWであり、Pe/Pw=0.2〜0.6とする)を照射し、
    βiTおよびβi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、1mW未満のバイアスパワーPbの記録光を照射する。
    さらに、mが3以上の場合には、α1(=α1')、β1(=β1')、αc、βm-1、Δm-1、αm、βm、Δm'はmによらず一定である。
    また、m=2(n=4、5)の場合には、α1、α1'、β1、β1'、α2、α2'、β2、β2'をそれぞれm=3の場合のα1、α1'、β2、β2'、α3、α3'、β3、β3'と等しくする。
    m=1(n=3)の場合には、一対の記録パワー照射区間α1'Tとバイアスパワー照射区間β1'Tからなる記録光の照射を行う。
  4. 案内溝が形成された基板と相変化型記録層とを有してなり、該相変化型記録層の結晶状態の部分を未記録・消去状態に対応させ、該相変化型記録層の非晶質状態の部分を記録状態に対応させて、記録光を照射することにより該記録状態に対応する非晶質マークを形成させる書き換え型光記録媒体において、
    線速度1.2m/sを基準速度(1倍速)V1としたとき、基準速度の8倍速(8V1)、10倍速(10V1)、12倍速(12V1)、16倍速(16V1)、及び20倍速(20V1)のいずれか一つの線速度をVminとし、基準速度の24倍速(24V1)又は32倍速(32V1)のいずれか一つの線速度をVmaxとした場合に、
    min以上でVmax未満の全ての線速度Vにおいて、
    基準クロック周期TがVT=V11(ただし、T1は231nsecであり、Vは、8V1、10V1、12V1、16V1、20V1、24V1、32V1のいずれかである。)であるように保ちながらEFM変調された信号を前記記録方式CD2−1又は前記記録方式CD2−2の条件内における1つの記録方式で10回オーバーライト記録した後に、1倍速での再生によって得られる記録信号のアイパターンの変調度m11が60〜80%であり、記録信号のアイパターンの反射率の上端値Rtopが15〜25%であり、且つ各マーク長及び各マーク間のジッタが35nsec以下、となることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の書き換え型光記録媒体。
  5. 案内溝が、1倍速に換算したときに搬送周波数約22.05kHzであってATIP情報により±1kHzで周波数変調された溝蛇行(ウォブル)信号を有し、該ATIP情報が記録線速度に応じた最適記録パワーPw0、最適消去パワーPe0、最適バイアスパワーPb0及びパルス分割情報の少なくとも1つを含む請求項1乃至4のいずれかに記載の書換え型光記録媒体。
  6. 案内溝が形成された基板と相変化型記録層とを有してなり、該相変化型記録層の結晶状態の部分を未記録・消去状態に対応させ、該相変化型記録層の非晶質状態の部分を記録状態に対応させて、記録光を照射することにより該記録状態に対応する非晶質マークを形成させる書き換え型光記録媒体において、
    線速度3.49m/sを基準速度(1倍速)V1とし、
    基準速度の6倍速の線速度V=6V1、8倍速の線速度V=8V1、10倍速の線速度V=10V1、及び、12倍速の線速度V=12V1のいずれか一つを選び、
    基準クロック周期TがVT=V11(ただし、T1は38.2nsecである)であるように保ちながらEFM+変調された信号を下記記録方式DVD1−1又は記録方式DVD1−2の条件内の1つの記録方式で10回オーバーライト記録した後に、
    1倍速での再生によって得られる記録信号のアイパターンの変調度m14が55〜80%であり、記録信号のアイパターンの反射率の上端値Rtopが18〜30%であり、且つ再生信号のクロックジッタが15%以下、
    となることを特徴とする書き換え型光記録媒体。
    記録方式DVD1−1;
    波長650nmの光を、開口数NAが0.65の光学系を介して照射する。
    この際、1つの非晶質マークの時間的長さをnT(nは3〜11の整数と14)としたとき、
    記録マーク間に対しては、非晶質を結晶化し得る消去パワーPeを照射し、
    n=2m(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−j)T、(jは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1T、β1T、α2T、β2T、・・・・、αmT、βmT、
    からなるm個のαiTとβiTとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1=0.7〜1.4、αi=0.7〜1.2(iは2〜m−1の整数であり、αiはかかるiによらず0.7〜1.2の間の一定値αcをとる)、β1+α2=1.7〜2.3、βi-1+αi=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1+αm=1.7〜2.3、αm=0.7〜1.2、βm=0〜2、の順に、Σi(αi+βi)=n−jとなるように分割し、
    n=2m+1(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−k)T、(kは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1'T、β1'T、α2'T、β2'T、・・・・、αm'T、βm'T、
    からなるm個のαi'Tとβi'Tとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1'=α1、β1'=β1+Δ1(Δ1=0.3〜0.6)、αi'=αc(i=2〜m−1の整数)、βi-1'+αi'=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜0.6)、αm'=αm+Δm(0<Δm≦0.6)、Δmm=Δm-1+Δm=0.3〜0.6、βm'=βmの順に、Σi(αi'+βi')=n−kとなるように分割し、
    αiTおよびαi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、記録層を溶融するに足る一定の記録パワーPwの記録光(ただし、Pwは10〜40mWであり、Pe/Pw=0.2〜0.6とする)を照射し、
    βiTおよびβi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、1mW未満のバイアスパワーPbの記録光を照射する。
    さらに、mが3以上の場合には、α1(=α1')、αc、βm(=βm')、β1、Δ1、βm-1、Δm-1、αm、Δmはmによらず一定である。
    また、m=2(n=4、5)の場合には、α1、α1'、α2、α2'、β2、β2'をそれぞれmが3の場合のα1、α1'、α3、α3'、β3、β3'と等しくするとともに、β1をmが3の場合のβ1又はβ2のいずれかと等しくし、β1'をmが3の場合のβ1'又はβ2'のいずれかと等しくする。
    m=1(n=3)の場合には、一対の記録パワー照射区間α1'Tとバイアスパワー照射区間β1'Tからなる記録光の照射を行う。
    記録方式DVD1−2;
    波長650nmの光を、開口数NAが0.65の光学系を介して照射する。
    この際、1つの非晶質マークの時間的長さをnT(nは3〜11の整数と14)としたとき、
    記録マーク間に対しては、非晶質を結晶化し得る消去パワーPeを照射し、
    n=2m(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−j)T、(jは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1T、β1T、α2T、β2T、・・・・、αmT、βmT、
    からなるm個のαiTとβiTとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1=0.7〜1.4、αi=0.7〜1.2(iは2〜m−1の整数であり、αiはかかるiによらず0.7〜1.4の間の一定値αcをとる)、β1+α2=1.7〜2.3、βi-1+αi=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1+αm=1.7〜2.3、αm=0.7〜1.2、βm=0〜2、の順に、Σi(αi+βi)=n−jとなるように分割し、
    n=2m+1(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−k)T、(kは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1'T、β1'T、α2'T、β2'T、・・・・、αm'T、βm'T、
    からなるm個のαi'Tとβi'Tとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1'=α1、β1'=β1、αi'=αc(i=2〜m−1の整数)、βi-1'+αi'=2(iは3〜m−1
    の整数)、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜0.6)、αm'=αm+Δm(0<Δm≦0.6)、Δmm=Δm-1+Δm=0.5〜1.2、βm'=βmの順に、Σi(αi'+βi')=n−kとなるように分割し、
    αiTおよびαi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、記録層を溶融するに足る一定の記録パワーPwの記録光(ただし、Pwは10〜40mWであり、Pe/Pw=0.2〜0.6とする)を照射し、
    βiTおよびβi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、1mW未満のバイアスパワーPbの記録光を照射する。
    さらに、mが3以上の場合には、α1(=α1')、β1(=β1')、αc、βm-1、Δm-1、αm、βm、Δm'はmによらず一定である。また、m=2(n=4、5)の場合には、α1、α1'、β1、β1'、α2、α2'、β2、β2'をそれぞれm=3の場合のα1、α1'、β2、β2'、α3、α3'、β3、β3'と等しくする。
    m=1(n=3)の場合には、一対の記録パワー照射区間α1'Tとバイアスパワー照射区間β1'Tからなる記録光の照射を行う。
  7. 6倍速(6V1)、8倍速(8V1)、10倍速(10V1)、及び12倍速(12V1)いずれか一つの線速度での記録において、3Tマーク(時間的長さ3Tを有するマーク。ただしTはデータ基準クロック周期)と3Tスペース(時間的長さ3Tを有するマーク間部)とからなる単一周期信号を記録後、14Tマーク(時間的長さ14Tを有するマーク)と14Tスペース(時間的長さ14Tを有するマーク間部)とからなる単一周期信号をオーバーライトしたときの3Tマークの消去比が20dB以上である請求項6に記載の書き換え型光記録媒体。
  8. 線速度3.49m/sを基準速度(1倍速)V1としたとき、基準速度の2倍速(2V1)、2.5倍速(2.5V1)、3倍速(3V1)4倍速(4V1)又は5倍速(5V1)の少なくともいずれか一つの線速度において、下記記録方式DVD2−1又は記録方式DVD2−2の条件内における1つの方式で10回オーバーライト記録した後に、1倍速での再生によって得られる記録信号のアイパターンの変調度m14が55〜80%であり、記録信号のアイパターンの反射率の上端値Rtopが18〜30%であり、且つ再生信号のクロックジッタが15%以下、となる請求項6又は7に記載の書き換え型光記録媒体。
    記録方式DVD2−1;
    波長650nmの光を、開口数NAが0.65の光学系を介して照射する。
    この際、1つの非晶質マークの時間的長さをnT(nは3〜11の整数と14)としたとき、
    記録マーク間に対しては、非晶質を結晶化し得る消去パワーPeを照射し、
    n=2m(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−j)T、(jは−2.0〜2.0までの実数)を、
    α1T、β1T、α2T、β2T、・・・・、αmT、βmT、
    からなるm個のαiTとβiTとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1=0.1〜1、αi=0.1〜1(iは2〜m−1の整数であり、αiはかかるiによらず0.1〜1の間の一定値αcをとる)、β1+α2=1.7〜2.3、βi-1+αi=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1+αm=1.7〜2.3、αm=0.1〜1、βm=0〜2、の順に、Σi(αi+βi)=n−jとなるように分割し、
    n=2m+1(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−k)T、(kは−2.0〜2.0までの実数)を、
    α1'T、β1'T、α2'T、β2'T、・・・・、αm'T、βm'T、
    からなるm個のαi'Tとβi'Tとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1'=α1、β1'=β1+Δ1(Δ1=0.3〜0.6)、αi'=αc(iは2〜m−1の整数)、βi-1'+αi'=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜0.6)、αm'=αm+Δm(0<Δm≦0.6)、Δmm=Δm-1+Δm=0.3〜0.6、βm'=βmの順に、Σi(αi'+βi')=n−kとなるように分割し、
    αiTおよびαi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、記録層を溶融するに足る一定の記録パワーPwの記録光(ただし、Pwは10〜40mWであり、Pe/Pw=0.2〜0.6とする)を照射し、
    βiTおよびβi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、1mW未満のバイアスパワーPbの記録光を照射する。
    さらに、mが3以上の場合には、α1(=α1')、αc、βm(=βm')、β1、Δ1、βm-1、Δm-1、αm、Δmはmによらず一定である。
    また、m=2(n=4、5)の場合には、α1、α1'、α2、α2'、β2、β2'をそれぞれmが3の場合のα1、α1'、α3、α3'、β3、β3'と等しくするとともに、β1をmが3の場合のβ1又はβ2のいずれかと等しくし、β1'をmが3の場合のβ1'又はβ2'のいずれかと等しくする。但し、m=2におけるβ2'に関しては、さらに±0.5の範囲において値を変更しうるものとする。
    m=1(n=3)の場合には、一対の記録パワー照射区間α1'Tとバイアスパワー照射区間β1'Tからなる記録光の照射を行う。
    記録方式DVD2−2;
    波長650nmの光を、開口数NAが0.65の光学系を介して照射する。
    この際、1つの非晶質マークの時間的長さをnT(nは3〜11の整数と14)としたとき、
    記録マーク間に対しては、非晶質を結晶化し得る消去パワーPeを照射し、
    n=2m(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−j)T、(jは−2.0〜2.0までの実数)を、
    α1T、β1T、α2T、β2T、・・・・、αmT、βmT、
    からなるm個のαiTとβiTとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1=0.1〜
    1、αi=0.1〜1(iは2〜m−1の整数であり、αiはかかるiによらず0.1〜1の間の一定値αcをとる)、β1+α2=1.7〜2.3、βi-1+αi=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1+αm=1.7〜2.3、αm=0.1〜1、βm=0〜2、の順に、Σi(αi+βi)=n−jとなるように分割し、
    n=2m+1(mは3以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−k)T、(kは−2.0〜2.0までの実数)を、
    α1'T、β1'T、α2'T、β2'T、・・・・、αm'T、βm'T、
    からなるm個のαi'Tとβi'Tとからなる区間に分割し、かつ、各区間がα1=α1、β1'=β1、αi'=αc(iは2〜m−1の整数)、βi-1'+αi=2(iは3〜m−1の整数)、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜0.7)、αm'=αm+Δm(0<Δm≦0.6)、Δmm=Δm-1+Δm=0.5〜1.2、βm'=βm+Δm'(Δm'=0〜1)の順に、Σi(αi'+βi')=n−kとなるように分割し、
    αiTおよびαi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、記録層を溶融するに足る一定の記録パワーPwの記録光(ただし、Pwは10〜40mWであり、Pe/Pw=0.2〜0.6とする)を照射し、
    βiTおよびβi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、1mW未満のバイアスパワーPbの記録光を照射する。
    さらに、mが3以上の場合には、α1(=α1')、β1(=β1')、αc、βm-1、Δm-1、αm、βm、Δm'はmによらず一定である。
    また、m=2(n=4、5)の場合には、α1、α1'、β1、β1'、α2、α2'、β2、β2'をそれぞれm=3の場合のα1、α1'、β2、β2'、α3、α3'、β3、β3'と等しくする。
    m=1(n=3)の場合には、一対の記録パワー照射区間α1'Tとバイアスパワー照射区間β1'Tからなる記録光の照射を行う。
  9. 案内溝が形成された基板と相変化型記録層とを有してなり、該相変化型記録層の結晶状態の部分を未記録・消去状態に対応させ、該相変化型記録層の非晶質状態の部分を記録状態に対応させて、記録光を照射することにより該記録状態に対応する非晶質マークを形成させる書き換え型光記録媒体において、
    線速度3.49m/sを基準速度(1倍速)V1としたとき、基準速度の2倍速(2V1)、2.5倍速(2.5V1)、3倍速(3V1)、4倍速(4V1)、及び5倍速(5V1)のいずれか一つの線速度をVminとし、基準速度の6倍速(6V1)、8倍速(8V1)、10倍速(10V1)又は12倍速(12V1)のいずれか一つの線速度をVmaxとした場合に、
    min以上Vmax未満の全ての線速度Vにおいて、
    基準クロック周期TがVT=V11(ただし、T1は38.2nsecであり、Vは、2V1、2.5V1、3V1、4V1、5V1、6V1、8V1、10V1、12V1のいずれかである。)であるように保ちながらEFM+変調された信号を前記記録方式DVD2−1又は前記記録方式DVD2−2の条件内における1つの記録方式で10回オーバーライト記録した後に、1倍速での再生によって得られる記録信号のアイパターンの変調度m14が55〜80%であり、記録信号のアイパターンの反射率の上端値Rtopが18〜30%であり、且つ再生信号クロックジッタが15%以下、となることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の書き換え型光記録媒体。
  10. 案内溝が、基準クロック周期Tの32倍の周期であってADIP情報により位相変調された溝蛇行(ウォブル)信号を有し、該ADIP情報が記録線速度に応じた最適記録パワーPw0、最適消去パワーPe0、最適バイアスパワーPb0及びパルス分割情報の少なくとも1つを含むように予め基板に記載してなる請求項6乃至9のいずれかに記載の書換え型光記録媒体。
  11. 案内溝が、基準クロック周期Tの156倍の周期で振動する溝蛇行(ウォブル)信号を有し、記録線速度に応じた最適記録パワーPw0、最適消去パワーPe0、最適バイアスパワーPb0及びパルス分割情報の少なくとも1つを予め基板に記載してなる請求項6乃至9のいずれかに記載の書換え型光記録媒体。
  12. 前記相変化型記録層がSbを主成分とする組成である請求項1乃至11のいずれかに記載の書き換え型光記録媒体。
  13. 前記相変化型記録層がさらにGe及び/又はTeを含有し、前記相変化型記録層中におけるGeの含有量が1原子%以上30原子%以下であり、Teの含有量が0原子%以上30原子%以下である請求項12に記載の書き換え型光記録媒体。
  14. 前記相変化型記録層がTeを10原子%以上含有し、前記相変化型記録層中においてSb/Teが4.5以上であり、GeとTeとの原子比を1:3〜1:20とする請求項12又は13に記載の書き換え型光記録媒体。
  15. 前記相変化型記録層が、Gey(SbxTe1-x1-y(ただし、0.01≦y≦0.06、0.82≦x≦0.9で表される組成を主成分とする合金である請求項14に記載の書換え型光記録媒体。
  16. 前記相変化型記録層が、MzGey(SbxTe1-x1-y-z(0.01
    ≦z≦0.1、0.01≦y≦0.06、0.82≦x≦0.9であり、MはGa及びInからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素を表す。)で表される組成を主成分とする合金である請求項15に記載の書換え型光記録媒体。
  17. Sb/Te比が5.5以上7.3以下の範囲にある請求項15又は16に記載の書き換え型光記録媒体。
  18. レーザー光を用いて書き換え型光記録媒体を初期結晶化する際に、前記レーザー光に対して前記光記録用媒体の線速度が0.1m/s〜3m/sとなるようにしてレーザー光を照射することにより初期結晶化がなされる請求項15乃至17のいずれかに記載の書き換え型光記録媒体。
  19. 前記相変化型記録層中のTe含有量が10原子%未満であり、Geの含有量が1原子%以上30原子%以下である請求項12又は13に記載の書き換え型光記録媒体。
  20. 前記相変化型記録層が、TeγM1β(GeαSb1-α)1-βーγ(ただし、0.01≦α≦0.3、0≦β≦0.3、0≦γ<0.1、2≦β/γ、0<β+γ≦0.4であり、M1はIn、Ga、及びSnからなる群から選ばれる一つである。)で表される組成を主成分とする合金である請求項19に記載の書換え型光記録媒体。
  21. 前記相変化型記録層の膜厚が10〜30nmである請求項1乃至20のいずれかに記載の書き換え型光記録媒体。
  22. 前記書き換え型光記録媒体がさらに反射層を有し、反射層の面積抵抗率が0.05Ω/□以上0.2Ω/□以下である請求項1乃至21のいずれかに記載の書き換え型光記録媒体。
  23. 変調度m11及び、結晶状態の反射率Rtopのいずれもが、温度105℃の加速試験環境下で3時間後保持した後においても、その初期値の90%以上を維持する請求項1乃至22のいずれかに記載の書き換え型光記録媒体。
  24. 請求項1乃至23のいずれかに記載の書換え型光記録媒体に用いる記録方法であって、
    情報を複数の記録マーク長及び記録マーク間長により記録するにあたり、
    記録マーク間に対しては、非晶質を結晶化しうる消去パワーPeの光を照射して記録マーク間を形成するとともに、
    一つの記録マークの時間的長さをnT(Tは基準クロック周期)としたときに、
    n=2m(mは1以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−j)T(jは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1T、β1T、α2T、β2T、・・・・、αmT、βmT、
    からなるm個のαiTとβiTからなる区間(ただしΣi(αi+βi)=n−j)に分割し、
    n=2m+1(mは1以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−k)T、(kは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1'T、β1'T、α2'T、β2'T、・・・・、αm'T、βm'T、
    からなるm個のαi'Tとβi'Tからなる区間(ただし、Σi(αi'+βi')=n−k)に分割し、
    αiTおよびαi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、記録層を溶融するに足る一定の記録パワーPwの光を照射し、
    βiTおよびβi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、バイアスパワーPbの光を照射することによって、時間的長さnTの記録マークを形成する書換え型光記録媒体への記録方法であって、
    m≧3では、
    n=2mの記録マークにおいては、nTマークの開始時間をT0とするとき、(i)T0から遅延時間Td1T後にα1Tが発生された後、(ii)i=2〜mにおいては、βi-1+αiが概ね周期2(但し、i=2及び/又はi=mにおけるβi-1+αiは、±0.5の範囲で概ね周期2からずらしてもよい。また、m≧4の場合、i=3〜m−1においてはβi-1及びαiは、それぞれ一定値βc及びαcをとる。)を保ちながら、βi-1T及びαiTがこの順に交互に発生された後、(iii)βmTが発生され、
    n=2m+1の記録マークにおいては、nTマークの開始時間をT0とするとき、(i
    )T0から遅延時間Td1'T後にα1'Tが発生された後、(ii)i=2〜mでおいては、βi-1'+αi'が概ね周期2(但し、i=2及び/又はi=mにおけるβi-1'+αi'は、±2の範囲で概ね周期2からずらしてもよい。また、m≧4の場合、i=3〜m−1においてはβi-1'及びαi'は、それぞれ一定値βc及びαcをとる。)を保ちながら、βi-1'T及びαi'Tがこの順に交互に発生された後、(iii)βm'Tが発生され、
    同一のmにおける、n=2mの記録マーク及びn=2m+1の記録マークにおいて、αm≠αm'とし、かつ、(Td1,Td1')、(α1,α1')、(β1、β1')、(βm-1とβm-1')、及び(βmとβm')から選ばれる一組以上が異なる値をとることを特徴とする記録方法。
  25. m≧3の同一のmにおけるn=2mの記録マーク及びn=2m+1の記録マークにおいて、αm≠αm'かつβ1≠β1'とし、かつ、(Td1,Td1')、(α1とα1')、(βm-1とβm-1')、及び(βmとβm')から選ばれる一組以上が異なる値をとる請求項24に記載の記録方法。
  26. αm及びαm'の関係をαm'=αm+Δm(0<Δm≦1)とし、β1及びβ1'の関係をβ1'=β1+Δ1(0<Δ1≦1)とする請求項25に記載の光記録方法。
  27. 3以上のmにおいては、Td1'=Td1、α1'=α1、β1+α2=1.5〜2.5、βm-1+αm=1.5〜2.5、β1'=β1+Δ1(0<Δ1≦1)、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜1)、αm'=αm+Δm(0<Δm≦1)、Δmm=Δm-1+Δm、0<Δmm≦1、βm'=βm+Δm'(Δm'=0〜1)関係を満たし、かつ、Td1,α1、β1、Δ1、αc、βm-1、Δm-1、αm、Δm、βm、Δm'は、3以上のmにおいてはmによらず一定であることを特徴とする請求項25又は26に記載の光記録方法。
  28. m=2においては、α1、α1'、α2、α2'、β2、β2'をそれぞれmが3以上の場合のいずれかのmにおけるα1、α1'、αm、αm'、βm、βm'と等しくする(ただしβ2'に関しては、さらに±0.5の範囲において、値を変更しうるものとする)とともに、β1をmが3以上の場合のいずれかのmにおけるβ1又はβm-1のいずれかと等しくし、β1'をmが3以上の場合のいずれかのmにおけるβ1'又はβm-1'のいずれかと等しくする請求項25乃至27のいずれかに記載の光記録方法。
  29. 3以上のmにおいては、Td1+α1=2、α1=αc、β1+α2=2、βm-1+αm=2、及びαm=αcのうち少なくとも一つの式が成り立つ請求項25乃至28のいずれかに記載の光記録方法。
  30. m=2においても、Td1+α1=Td1'+α1'=2、α1=α1'=αc、β1+α2=2、及びα2=αcのうち少なくとも一つの式が成り立つ請求項29に記載の光記録方法。
  31. 記録線速度を基準線速度V1=1.2〜1.4m/sの32倍速以下のいずれかの線速度とし、EFM変調された情報を複数の記録マーク長及び記録マーク間長により記録するにあたり、一つの記録マークの時間的長さをnTとし(nは3〜11までの整数)、消去パワーPeと記録パワーPwとの比を、Pe/Pw=0.2〜0.6とし、バイアスパワーPbを、Pb≦0.2Peとする請求項24乃至30のいずれかに記載の光記録方法。
  32. 記録線速度を基準線速度V1=3.49m/sの12倍速以下のいずれかの線速度とし、EFM+変調された情報を複数の記録マーク長及び記録マーク間長により記録するにあたり、一つの記録マークの時間的長さをnTとし(nは3〜11までの整数と14)、消去パワーPeと記録パワーPwとの比を、Pe/Pw=0.2〜0.6とし、バイアスパワーPbを、Pb≦0.2Peとする請求項24乃至は30に記載の光記録方法。
  33. 書換え型光記録媒体に対して、情報を複数の記録マーク長及び記録マーク間長により記録するにあたり、
    記録マーク間に対しては、非晶質を結晶化しうる消去パワーPeの光を照射して記録マーク間を形成するとともに、
    一つの記録マークの時間的長さをnT(Tは基準クロック周期)としたときに、
    n=2m(mは1以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−j)T(jは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1T、β1T、α2T、β2T、・・・・、αmT、βmT、
    からなるm個のαiTとβiTからなる区間(ただしΣi(αi+βi)=n−j)に分割し、
    n=2m+1(mは1以上の整数)なる記録マークに対しては、そのうちの時間的長さ(n−k)T、(kは−2.0〜2.0なる実数)を、
    α1'T、β1'T、α2'T、β2'T、・・・・、αm'T、βm'T、
    からなるm個のαi'Tとβi'Tからなる区間(ただし、Σi(αi'+βi')=n−k)に分割し、
    αiTおよびαi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、記録層を溶融するに足る一定の記録パワーPwの光を照射し、
    βiTおよびβi'Tなる時間(iは1〜mの整数)内には、バイアスパワーPbの光を照射することによって、時間的長さnTの記録マークを形成する書換え型光記録媒体への記録方法であって、
    m≧3では、
    n=2mの記録マークにおいては、nTマークの開始時間をT0とするとき、(i)T0から遅延時間Td1T後にα1Tが発生された後、(ii)i=2〜mにおいては、βi-1+αiが概ね周期2(但し、i=2及び/又はi=mにおけるβi-1+αiは、±0.5の範囲で概ね周期2からずらしてもよい。また、m≧4の場合、i=3〜m−1においてはβi-1及びαiは、それぞれ一定値βc及びαcをとる。)を保ちながら、βi-1T及びαiTがこの順に交互に発生された後、(iii)βmTが発生され、
    n=2m+1の記録マークにおいては、nTマークの開始時間をT0とするとき、(i)T0から遅延時間Td1'T後にα1'Tが発生された後、(ii)i=2〜mでおいては、βi-1'+αi'が概ね周期2(但し、i=2及び/又はi=mにおけるβi-1'+αi'は、±2の範囲で概ね周期2からずらしてもよい。また、m≧4の場合、i=3〜m−1においてはβi-1'及びαi'は、それぞれ一定値βc及びαcをとる。)を保ちながら、βi-1'T及びαi'Tがこの順に交互に発生された後、(iii)βm'Tが発生され、
    同一のmにおける、n=2mの記録マーク及びn=2m+1の記録マークにおいて、Td1=Td1'、α1=α1'、β1=β1'、αm≠αm'とし、かつ(βm-1とβm-1')又は(βmとβm')の一組以上が異なる値をとることを特徴とする書換え型光記録媒体への記録方法。
  34. 3以上のmにおいては、同一分割数mにおいて、nが奇数である場合のβm-1'+αm'+βm'は、nが偶数である場合のβm-1+αm+βmよりも、0.5〜1.5大きい請求項33に記載の光記録方法。
  35. 3以上のmにおいては、Td1'=Td1、α1'=α1、β1+α2=1.5〜2.5、βm-1+αm=1.5〜2.5、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜1)、αm'=αm+Δm(0<Δm≦1)、βm'=βm+Δm'(Δm'=0〜1)、Δm-1+Δm+Δm'=0.5〜1.5、の関係を満たし、かつ、Td1,α1、β1、αc、βm-1、Δm-1、αm、βm、及びΔm'は、mによらず一定とし、Δmは、mに応じてΔm1又はΔm2のいずれかの値をとることを特徴とする請求項33又は34に記載の光記録方法。
  36. m=2においては、α1、α1'、β1、β1'、α2、α2'、β2、β2'を、それぞれ、m=3以上の場合のいずれかのmにおけるα1、α1'、βm-1、βm-1'、αm、αm'、βm、βm'と等しくすることを特徴とする請求項33乃至35のいずれかに記載の光記録方法。
  37. 3以上のmにおいてはΔm=Δm1=Δm2である請求項33乃至36のいずれかに記載の光記録方法。
  38. 3以上のmにおいては、Td1+α1=2、α1=αc、β1+α2=2、βm-1+αm=2、及びαm=αcのうち少なくとも一つの式が成り立つ請求項33乃至37のいずれか一つに記載の光記録方法。
  39. m=2においても、Td1+α1=Td1'+α1'=2、α1=α1'、β1+α2=2、及びα2=αcのうち少なくとも一つの式が成り立つ請求項38に記載の光記録方法。
  40. 3以上のmにおいては、同一分割数mにおいて、Td1'=Td1、α1=α1'、Td1+α1=2、βm-1'=βm-1+Δm-1(Δm-1=0〜1)、αm'=αc+Δm(0<Δm≦1)、Δm-1+Δm+Δm'=0.5〜1.5、βm'=βm+Δm'、Δm'=0〜1の関係を満たし、かつ、α1,αc、Δm-1、Δm、βm、Δm'は、mによらず一定とし、
    m=2の場合には、α1、α1'、β1、β1'、α2、α2'、β2、β2'をそれぞれm=3の場合のα1、α1'、β2(=βc)、β2'(=βc+Δm-1)、α3(=αc)、α3'(=αc+Δm)、β3、β3'(=β3+Δm')と等しくする請求項35に記載の光記録方法。
  41. n=3におけるα1'が、4以上のnにおけるα1'よりも大きい請求項33乃至40のいずれかに記載の光記録方法。
  42. n=3,5におけるTd1'をそれぞれ、Td1a、Td1cとし、n=4におけるTd1をTd1bとし、6以上のnにおけるTd1、Td1'をTd1dとするとき、Td1a、Td1b、Td1cのうちの少なくとも一つは、Td1dとは異なる値とすることを特徴とする請求項33乃至41のいずれかに記載の光記録方法。
  43. 前記書き換え型光記録媒体が円盤状のディスクであり、同一ディスク面内において、1倍速基準速度(CDの場合は1.2m/s〜1.4m/s、DVDの場合は3.49m/s)でCLV記録されたディスクと同一となるよう記録線密度を一定としながら複数の記録線速度で記録を行う光記録方法であって、
    記録線速度のうちの最大線速度Vmaxは、CDの場合は20倍速、24倍速、又は32倍速のいずれかであり、DVDの場合は6倍速、8倍速、10倍速、又は12倍速のいずれかであり、
    該Vmaxにおけるαi=αimax(i=1〜m)を0.5〜2とし、かつ該Vmaxにおけるαi'=αimax'(i=1〜m)を0.5〜2とし、低線速度ほどαi及びαi'(i=1〜m)をそれぞれ単調に減少させる請求項24乃至42のいずれかに記載の光記録方法。
  44. 最小線速度VminをCDの場合は8倍速、10倍速、12倍速、又は16倍速のいずれとし、DVDの場合は2.5倍速、3倍速、4倍速、又は5倍速のいずれかとするとき、
    前記Vminから前記Vmaxまでの線速度範囲においては、3以上のmにおいて、Td1+α1、Td1'+α1'、βi-1+αi=2、βi-1'+αi'=2(i=3〜m−1)、がそれぞれ線速度によらず一定である請求項43に記載の光記録方法。
  45. 使用するいずれの線速度においてもβm=0〜2及びβm'=0〜3とし、かつ、βm及びβm'を線速度が低いほど単調に増加させる請求項43又は44に記載の書換え型光記録媒体への記録方法。
  46. Δm'を低線速度ほど単調に増加させることを特徴とする請求項43乃至45のいずれかに記載の光記録方法。
  47. n=3におけるTd1'、α1'、β1'のうち、Td1'及びβ1'は低線速度ほど単調に増加させ、α1'は、低線速度ほど単調に減少させる請求項43乃至46のいずれかに記載の光記録方法。
  48. 使用するいずれの線速度においても、βiT(i=1〜m)及びβi'T(i=1〜m−1)を2ナノ秒以上とする請求項43乃至47のいずれかに記載の光記録方法。
  49. 前記円盤状の書換え型光記録媒体にEFM変調された情報を複数のマーク長により記録するに当たり、
    線速度1.2m/s〜1.4m/sを基準速度(1倍速)として、前記光記録媒体の記録領域最外周での線速度が20倍速以上となるように前記光記録媒体を回転させる請求項43乃至48のいずれかに記載の光記録方法。
  50. 前記記録領域最内周での線速度を該基準線速度の16倍速以上とし、かつ外周ほど記録線速度が高くなるようになるように該ディスクを回転させる請求項49に記載の光記録方法。
  51. 前記記録領域を一定半径毎に仮想的な複数のゾーンに区切り、βm=0〜3とし、かつ、βmを内周のゾーンほど単調に大きくし、αi、αi'を内周のゾーンほど単調に小さくする請求項49又は50に記載の光記録方法。
  52. いずれの半径位置においても、Pb、Pw、及びPe/Pwの値がほぼ一定である請求項49乃至51のいずれかに記載の光記録方法。
  53. 前記円盤状の書換え型光記録媒体にEFM+変調された情報を複数のマーク長により記録するに当たり、
    線速度3.49m/sを基準速度(1倍速)として、前記光記録媒体の記録領域最外周での線速度が6倍速以上となるように前記光記録媒体を回転させる請求項43乃至48のいずれかに記載の光記録方法。
  54. 前記記録領域最内周での線速度を該基準線速度の6倍速以上とし、かつ外周ほど記録線速度が高くなるようになるように該ディスクを回転させる請求項53に記載の光記録方法。
  55. 前記記録領域を一定半径毎に仮想的な複数のゾーンに区切り、βm=0〜3とし、かつ、βmを内周のゾーンほど単調に大きくし、αi、αi'を内周のゾーンほど単調に小さくする請求項53又は54に記載の光記録方法。
  56. いずれの半径位置においても、Pb、Pw、及びPe/Pwの値がほぼ一定である請求項53乃至55のいずれか1つに記載の光記録方法。
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