JP2004227733A - 光ディスク装置及び光ディスクのフォーマット処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半径幅を0.50×10−3m以上の値、例えば0.50×10−3mに設定したリードアウト領域の記録中に記録エラーが検出されたとき、該記録エラーのアドレスの半径位置情報に基づき、該記録エラーの発生前に記録されたリードアウト領域の半径幅が所定値の例えば0.45×10−3mに達しているか否かを判定し、該所定値に達していない場合は上記リードアウト領域の記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、該所定値に達している場合はフォーマット処理を正常終了させる構成とする。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクに光学的に情報を記録または再生のいずれかまたは両方を行う光ディスク装置に係り、特に、そのフォーマット処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ディスク装置としては種々の方式のものがあり、記録媒体としての光ディスクにも、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RWなどがある。このうち、DVD−RWでは、DVD−Rのような連続記録モード(Incremental Write Mode)とDVD−RAMに類似したオーバライトモード(Restricted Overwrite Mode)の2つのモードがあるため、該オーバライトモードで使用するときにはユーザがフォーマット処理をする必要がある。DVD−RWにおけるフォーマット処理では、光ディスクの内周から順に設けられたリードイン領域、データ領域、リードアウト領域の3つの領域に、それぞれの領域に応じた情報を記録する。リードイン領域は、データの開始を示すとともに、各種の付加情報が記録される。リードアウト領域は、データの終了を示すとともに、リードアウト特有の信号が記録される。データ領域はユーザデータが記録される領域であり、該フォーマット処理のときには、ゼロデータが記録される。以下、DVD−RWにおけるこのようなフォーマット処理を、単にフォーマット処理という。
【0003】
本発明のフォーマット処理に関し文献に記載された公知技術としては、例えば特開平11−238315号公報(特許文献1)や、特開平8−180411号公報(特許文献2)に記載されたものがある。特開平11−238315号公報には、初期化処理(フォーマット処理)の時間短縮技術として、初期化処理が開始されたとき、フォーカシングサーボを起動してリードイン領域の先頭アドレスにサーチし、未記録ディスクでない場合に、リードイン領域にアクセス中であることを確認してから、リードイン領域中のコントロールデータ領域の先頭アドレスにサーチするとした技術が記載されている。特開平8−180411号公報には、光ディスクのプログラム記録領域に記録中に記録エラーが発生した場合にも、データの読込み及び追記を可能にするための技術として、記録エラー発生時に、強制的にリードインまたはリードアウト領域の記録を開始する手段や、リードインまたはリードアウト情報に記録エラー履歴を残す手段や、リードインまたはリードアウト領域の記録を続行する手段などを含むマイコンを備えた構成が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−238315号公報
【特許文献2】
特開平8−180411号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
DVD−RWにおけるフォーマット処理は光ディスクの内周から外周までほぼ全面にわたって記録を行うため、フォーマット処理中に記録エラーが生じることがある。エラーを生じたディスクは使用不能とされる場合が多い。このため、フォーマット処理のエラーをできるだけ少なくし、使用不能とされるディスクを減らす必要がある。光ディスクは、その外周部において、チルト(ダレや傾き)が発生し易いことや、面振れ等の機械特性が急激に劣化し易いことや、ディスク成形時の歪等が発生し易いことなどにより、記録エラーが特に光ディスク外周部で多く発生する傾向にある。従って、特に光ディスク外周部においては、確実なフォーマット処理が望まれる。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、光ディスク装置において、光ディスクのフォーマット処理における記録エラーを減らし、必要範囲でのフォーマット処理を確実に行えるようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決できる技術の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、基本的に、光ディスク装置において、(1)半径幅を0.50×10−3m以上の値、例えば0.50×10−3mに設定したリードアウト領域の記録中に記録エラーが検出されたとき、該記録エラーのアドレスから割出した半径位置情報に基づき、該記録エラーの発生前に記録されたリードアウト領域の半径幅が、所定値の例えば0.45×10−3mに達しているか否かを判定し、該所定値に達していない場合は上記リードアウト領域の記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、また、該所定値に達している場合はフォーマット処理を正常終了させる構成とする。(2)リードイン領域及びユーザデータ領域に記録中に記録エラーが検出されたときは、該各領域における記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、リードアウト領域については、半径幅を0.50×10−3m以上の値例えば0.50×10−3mに設定したリードアウト領域の記録中に記録エラーが検出されたとき、該記録エラーのアドレスから求めた半径位置情報に基づき、該記録エラーの発生前に記録されたリードアウト領域の半径幅が所定値の例えば0.45×10−3mに達しているか否かを判定し、該所定値に達していない場合はリードアウト領域の記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、該所定値に達している場合はフォーマット処理を正常終了させる構成とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例としての光ディスク装置の構成例を示す図である。
図1において、100は記録媒体としての光ディスク、200は、内部に、記録再生用の半導体レーザ、各種レンズ、ディテクタ等を備えた光ヘッド、210はフォーカス誤差信号、220は光ヘッド200のフォーカス制御とトラッキング制御を行うフォーカス・トラッキング制御回路、230はトラッキング誤差信号、250は光ディスク面にピットで形成された情報(LPP(Land Pre Pit)情報)を復調するためのLPP復調回路、260はRF信号、270はRF信号に基づきデータの復調を行うデータ復調回路、420は符号化回路、430は、記録モード用や消去モード用のパルスを形成する記録パルス変換回路、440はレーザ出力を設定するためのレーザパワー設定回路、450はレーザ半導体を駆動するレーザ駆動回路、500はシステムコントローラ、600は光ディスク100を回転駆動するスピンドルモータ、610はスピンドルモータ600を制御するモータ制御回路、620は光ヘッド200を光ディスク100の半径方向に移動させるスライダモータ、630はスライダモータ620を制御するスライダモータ制御回路、700は記録データである。かかる構成において、フォーカス・トラッキング制御回路220は、入力されるフォーカス誤差信号210とトラッキング誤差信号230に基づき、光ヘッド200の対物レンズ(図示なし)を制御することで正確にフォーカス・トラッキングを行い、光ディスク100に対し情報を記録または再生する。また、光ヘッド200からのRF信号260は、LPP復調回路250によって番地情報信号(アドレス信号)に復調され、システムコントローラ500に送られる。また、RF信号260は、データ復調回路270を通して、システムコントローラ500に送られ、データとして再生される。データ記録に際しては、記録データ700を、システムコントローラ500、符号化回路420、記録パルス変換回路430、レーザ駆動回路450を経由して光ヘッド200に送り、該光ヘッド200で光ディスク100に記録する。システムコントローラ500により制御されたレーザパワー設定回路440より、レーザの記録パワー、消去パワー、再生パワー等の各種パワーのパワー値及びパルス幅が設定され、該設定値が記録パルス変換回路430に送られる。該記録パルス変換回路430では記録モード用や消去モード用のパルスが形成される。また、モータ制御回路610、スライダモータ制御回路630もシステムコントローラ500により制御される。フォーマット処理における記録の場合も同様である。本実施例においては、フォーマット処理における記録時の記録エラーの検出はフォーカス・トラッキング制御回路220とシステムコントローラ500とにより行う。フォーマット処理としての記録動作の際、フォーカス・トラッキング制御回路220とシステムコントローラ500によりデフォーカス量及びデトラック量をモニターしながら、所定のデフォーカス量、デトラック量以上になった時点で記録エラー検出信号を出力する。本実施例の場合、例えば、上記所定のデフォーカス量は2×10−6m、デトラック量は0.15×10−6mに設定するものとする。これらの値は、これらの値に限定されるものではなく、例えば光ヘッド200の特性に従った変更も可能である。また、記録エラー検出用の回路としては、上記フォーカス・トラッキング制御回路220及び上記システムコントローラ500に加え、さらに、LPP復調回路250、データ復調回路270またはモータ制御回路610等を設ける構成としてもよい。かかる構成とした場合は、記録エラーの検出精度の向上が可能となる。記録エラー発生部のアドレスの検出と、該アドレスの半径位置の検出は、LPP復調回路250とシステムコントローラ500とにより行う。すなわち、フォーマット処理において記録エラーが発生した場合には、LPP復調回路250が、記録エラーが発生した部分のアドレスを示すアドレス信号を検出し、システムコントローラ500が、該アドレス信号に基づき該アドレスの半径位置を割出す。
【0008】
図2及び図3は、光ディスク100としてのDVD−RWの場合の説明図である。図2は、光ディスク装置により情報が記録・再生される光ディスク100(DVD−RW)の外観図で、(a)は斜視図、(b)は平面図である。図3は、図2の光ディスク100(DVD−RW)における各記録領域(エリア)を示す図である。DVD−RWの場合、透明な基板上の記録層に、レーザ光の照射により、例えば相変化を利用し結晶質状態あるいは非晶質状態のマークを作り出すことで情報の書込みが可能となる。また、その後、該マークを作ったことによる結晶質状態部、非晶質状態部の光の反射率の変化を読取り、DVD−RWの記録情報を再生する。DVD−RWは、図2(a)のように、所定の制御情報の記録やパワーキャリブレーション等を行う内周部側の第1のインフォメーション領域110と、該第1のインフォメーション領域110の外側周辺部に設けられる第2のインフォメーション領域120とを有する。該第1のインフォメーション領域110、該第2のインフォメーション領域120では、その情報記録部分に螺旋状のトラックTに沿ったグルーブ(溝)が形成され、これに基づく情報の記録と読出しとを可能にしている。該トラックTは、セクタ(記録領域)に分割され、該セクタにはその番地(アドレス)を表す信号としてのLPP信号(Land Pre Pit信号)が形成されている。該LPP信号は、凹凸ピットで上記グルーブ間のランド部に形成される。情報の記録は上記セクタ単位あるいはECCブロック単位で行われる。なお、該ECCブロックは16個のセクタから形成される。さらに、DVD−RWは、図2(b)のように、上記第2のインフォメーション領域120が複数の領域(セクタ)に分割されている。つまり、該第2のインフォメーション領域120は、内周側にリードイン領域121を、また、外周側にリードアウト領域122を備え、その間にユーザの情報を読書きするためのユーザデータ領域123を備えた構成となっている。図3に示すように、第1のインフォメーション領域(R−インフォメーション領域)110は、パワーキャリブレーションエリア(PCA)とレコーディングマネージメントエリア(RMA)等に分けられる。PCAは記録パワー等の最適記録条件を決定するための領域であり、RMAはディスクに関する各種の記録情報等を格納しておくための領域である。
【0009】
図4は、上記領域(エリア)の半径位置とアドレス(番地)とを示す。
図4においては、PCA領域の開始半径は22.1×10−3m、開始アドレスは01E800h、RMA領域の開始半径は22.3×10−3m、開始アドレスは0203C0hである。該アドレス表示におけるhは16進数であることを示している。以下、16進数表示は最後にhを付加することとする。リードイン開始は、半径22.6×10−3m、アドレス022FA0h、ユーザデータ領域開始は、半径24.0×10−3m、アドレス030000hである。本実施例では、リードアウト開始を半径58.0×10−3m、アドレス261020h、リードアウト終了は半径58.5×10−3m、アドレス26C810hとしている。
【0010】
図5は、本発明に係るフォーマット処理の手順例を示す図である。
図5において、フォーマット開始(ステップS101)の命令に従い、PCA領域で最適記録パワーの学習を行い、記録パワーを決定する(ステップS102)。ステップS103では、RMA領域にフォーマット処理中であることを示すフラグを記録する。この記録中にエラーが発生した場合はフォーマットエラーを返してフォーマット処理を終了させる(エラー終了させる)(ステップS108―ステップS114―ステップS115)。正常にRMA記録が完了した場合には、リードイン領域からユーザデータ領域に移行し、ステップS105に示すように、ユーザデータ領域のはじめ(アドレス030000h)からデータを記録する。記録データは全て00hとし、ユーザデータ領域の最終アドレス26101Fhまで記録する。このユーザデータ領域の記録においても、記録中に記録エラーが発生した場合は、フォーマットエラーを返してフォーマット処理を終了させる(エラー終了させる)。該最終アドレスは任意に設定可能であるが、本実施例の場合は半径58.0×10−3mまでフォーマット処理を行うために該アドレスを設定している。フォーマット処理の記録中に記録エラーが発生した場合には、上記ステップS104と同様の処理を行う(ステップS105)。ユーザデータ領域の記録が正常に終了したら、リードアウト領域の記録に移行する(ステップS107)。リードアウト領域の開始アドレスは261020h、最終アドレスは26CDA0hとしてある。これはリードアウト領域が半径幅で0.50×10−3mとなるところである。
【0011】
以下に、アドレスから半径幅を割出す方法につき述べる。
DVD−RWディスクにおいては、アドレス030000hの半径は24.0×10−3m、トラックピッチTpは0.00074×10−3m、セクタ長Slは5.15×10−3mであるため、アドレスの半径位置rは下記数1から算出可能である。
【0012】
r={(Sl×Tp×Sn/3.1416)+24×24}1/2…(数1)
ここで、Snはセクタ数で、例えば、上記アドレス261020hの場合は、該セクタ数Sn=261020h−30000h=231020h=2297888となる。この値を上記数1に代入すると、アドレス261020hの半径位置は、r=58.00×10−3mとなる。同様に、リードアウト最終アドレス26CDA0hを上記数1に代入すると、その半径位置は、r=58.50×10−3mとなり、リードアウト領域の半径幅は0.50×10−3m(58.50×10−3m−58.00×10−3m=0.50×10−3m)となる。このように、アドレスに基づいて半径幅が割出される。
【0013】
図5において、例えばリードアウト領域を記録中に記録エラーが発生した場合、該記録エラーを記録エラー検出用の回路で検出した後、アドレス検出用の回路により該記録エラーのアドレスを検出し、上記の方法により記録エラーのアドレスの半径位置またはリードアウト領域の半径幅を割出す。次に、該半径幅が所定の範囲に入っているか否かを判定する。あるいは、ステップS200に示すように、エラーが発生した半径位置が所定の半径位置より小さいか否かを判定する。上記半径幅の所定の範囲は0.45×10−3m〜0.50×10−3mである。該範囲においてフォーマット処理時の記録エラーを最も少なくすることが可能な半径幅は、該範囲の最小値0.45×10−3mである。また、本実施例においては、リードアウト開始半径が58.00×10−3mであるため、上記所定の半径幅の範囲0.45×10−3m〜0.50×10−3mに対応する所定の半径位置は58.45×10−3m〜58.50×10−3mの範囲となり、該半径位置範囲において、フォーマット処理時の記録エラーを最も少なくすることができる半径位置は、最小半径位置の58.45×10−3mである。しかしながら本発明では、半径幅は0.45×10−3m〜0.50×10−3mの範囲内の値、半径位置は58.45×10−3m〜58.50×10−3mの範囲内の値であればよい。また、エラー発生部のアドレスは、エラー発生部そのものの位置のアドレスである必要はなく、エラー発生部の周辺のアドレスであってもよい。ステップS200で「Yes」と判定された場合は、リードアウト領域の半径幅が所定の半径幅より小さい、あるいは、リードアウト領域の半径位置が所定の半径位置より小さいため、フォーマットエラーを返しフォーマット処理をエラー終了させる(ステップS108―ステップS114―ステップS115)。一方、ステップS200で「No」と判定された場合には、記録エラーを無視して次のステップS110に進む。ステップS108で記録中のエラーが発生しなかった場合は、記録最終アドレスまで記録したことを確認して(ステップS109)、次のステップに進む。ステップS110ではリードイン領域を記録する。リードイン開始アドレスは022FA0h、終了アドレスは02FFFFhであるが、リードイン領域中に予め形成されているコントールデータゾーンには記録は行わない。ここでも、ステップS111のように、記録中に記録エラーを監視していて、記録エラーが発生した場合は、フォーマットエラーを返してフォーマット処理をエラー終了させる(ステップS108―ステップS114―ステップS115)。記録エラーが発生せず、リードインが正常に記録され場合、ステップS112のように、RMA領域にフォーマット完了のフラグを記録する。このとき、記録エラーが発生した場合、フォーマットエラーを返してフォーマット処理をエラー終了させ(ステップS108―ステップS114―ステップS115)、記録エラーが発生せず正常に記録が行われた場合はフォーマット終了とする(ステップS115)。
【0014】
図6はアドレスと半径位置の説明図である。例えば,リードアウト領域の半径幅の所定値を0.45×10−3mとしたとき、記録エラーがアドレス26B6A0hで発生した場合は、半径位置が58.44×10−3m、半径幅が0.44×10−3mとなる。これらは所定値より小さいためにフォーマットエラーとなる。一方、記録エラーがアドレス26BCD0hで発生した場合は、半径が58.46×10−3mで記録幅が0.46×10−3mとなり、所定の値より大きいため、この場合はフォーマットエラーとはならない。半径幅の所定値を、0.45×10−3mを超える値であって0.50×10−3m以下の値とした場合も同様である。
【0015】
上記実施例によれば、光ディスク装置のフォーマット処理において、通常時のリードアウト領域として半径幅0.50×10−3mを確保できるとともに、記録エラーが発生しないリードアウト領域として、0.45×10−3m以上の半径幅のリードアウト領域を得ることができる。このため、ディスク外周部で特性が劣化したディスクにおいてもフォーマット処理を完了させることが可能となる。これにより、フォーマット処理時の記録エラーのエラー範囲を縮小しフォーマット処理不可能な不良ディスクの量を減らすことができる。また、少なくともリードアウト領域のフォーマット処理過程で記録エラーを検出するため、該リードアウト領域におけるフォーマット処理を確実に実行することができる。また、リードアウト領域の他、リードイン領域、ユーザデータ領域のフォーマット処理過程でエラー検出を行う構成では、リードイン領域、ユーザデータ領域、リードアウト領域それぞれにおいて、確実にフォーマット処理を実行することができる。
【0016】
なお、上記実施例においては、リードアウト領域の半径幅の所定値の範囲を0.45×10−3mから0.50×10−3mの範囲としたが、下限値0.45×10−3mは約0.45×10−3mを含み、上限値0.50×10−3mは約0.50×10−3mを含むものとする。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、光ディスク装置において、光ディスクのフォーマット処理時の記録エラーを減らし、フォーマット処理を確実に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての光ディスク装置の構成例を示す図である。
【図2】光ディスクとしてのDVD−RWの外観図である。
【図3】DVD−RWにおける記録領域の配置を示す図である。
【図4】DVD−RWにおいて各領域の半径位置とアドレスを示す図である。
【図5】本発明におけるフォーマット処理の手順例を示す図である。
【図6】半径位置とアドレスの説明図である。
【符号の説明】
100…光ディスク、 200…光ヘッド、 210…フォーカス誤差信号、220…フォーカス・トラッキング制御回路、 230…トラッキング誤差信号、 250…LPP復調回路、 260…RF信号、 270…データ復調回路、 420…符号化回路、 430…記録パルス変換回路、 440…レーザパワー設定回路、 450…レーザ駆動回路、 500…システムコントローラ、 600…スピンドルモータ、 610…モータ制御回路、 620…スライダモータ、 630…スライダモータ制御回路、 700…記録データ。
Claims (6)
- 光ディスクに対しフォーマット処理可能な光ディスク装置であって、
フォーマット処理として少なくともリードアウト領域を記録する第1の手段と、
上記フォーマット処理における記録エラーを検出し該記録エラーのアドレスに基づき該記録エラーの光ディスク上の半径位置を演算し、該演算した半径位置情報に基づき上記第1の手段を制御する第2の手段と、
を備え、半径幅を0.50×10−3m以上に設定したリードアウト領域の記録中に記録エラーが検出されたとき、記録エラー発生部の半径位置情報に基づき、該記録エラーの発生前に記録されたリードアウト領域の半径幅が所定値に達しているか否かを判定し、該所定値に達していない場合は上記リードアウト領域の記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、該所定値に達している場合はフォーマット処理を正常終了させる構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクに対しフォーマット処理可能な光ディスク装置であって、
フォーマット処理としてリードイン領域、ユーザデータ領域及びリードアウト領域を記録する第1の手段と、
上記フォーマット処理における記録エラーを検出し該記録エラーのアドレスに基づき該記録エラーの光ディスク上の半径位置を演算し、該演算した半径位置情報に基づき上記第1の手段を制御する第2の手段と、
を備え、上記リードイン領域及びユーザデータ領域に記録中に記録エラーが検出されたときは、各領域における記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、上記リードアウト領域の記録については、半径幅を0.50×10−3m以上に設定したリードアウト領域の記録中に記録エラーが検出されたとき、記録エラー発生部の半径位置情報に基づき、該記録エラーの発生前に記録されたリードアウト領域の半径幅が所定値に達しているか否かを判定し、該所定値に達していない場合は上記リードアウト領域の記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、該所定値に達している場合はフォーマット処理を正常終了させる構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクに対しフォーマット処理可能な光ディスク装置であって、
フォーマット処理としてリードイン領域、ユーザデータ領域及びリードアウト領域を記録する記録手段と、
上記フォーマット処理における記録エラーを検出し、該記録エラーのアドレスの光ディスク上の半径位置を求めるエラー検出手段と、
上記求められた半径位置の情報に基づき上記記録手段を制御する制御手段と、
を備え、光ディスクに対し、半径幅を0.50×10−3m以上に設定したリードアウト領域の記録中に記録エラーが検出されたとき、記録エラーのアドレスの半径位置の情報に基づき、該記録エラーの発生前に記録されたリードアウト領域の半径幅が所定値に達しているか否かを判定し、該所定値に達していない場合は上記リードアウト領域の記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、該所定値に達している場合はフォーマット処理を正常終了させる構成としたことを特徴とする光ディスク装置。 - 上記判定時の半径幅の所定値が0.45×10−3mから0.50×10−3mの範囲の値とされる請求項1、2または3に記載の光ディスク装置。
- 光ディスクに対しフォーマット処理を行う光ディスクのフォーマット処理方法であって、
フォーマット処理として少なくとも、半径幅を0.50×10−3m以上に設定したリードアウト領域を光ディスクに記録するステップと、
上記フォーマット処理における記録エラーを検出し、該記録エラーの光ディスク上の半径位置を求めるステップと、
該半径位置情報に基づき、該記録エラーの発生前に記録されたリードアウト領域の半径幅が所定値に達しているか否かを判定するステップと、
該判定の結果、該所定値に達していない場合は上記リードアウト領域の記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、該所定値に達している場合はフォーマット処理を正常終了させるステップと、
を経てフォーマット処理を行うことを特徴とする光ディスクのフォーマット処理方法。 - 光ディスクに対しフォーマット処理を行う光ディスクのフォーマット処理方法であって、
フォーマット処理としてリードイン領域を光ディスクに記録し該記録中にリードイン領域の記録エラーを検出する第1のステップと、
該第1のステップで、記録エラーが検出されたときは記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、記録エラーが検出されないときは記録を続行してユーザデータ領域の記録に移行する第2のステップと、
フォーマット処理としてユーザデータ領域を光ディスクに記録し該記録中に該ユーザデータ領域の記録エラーを検出する第3のステップと、
該第3のステップで、記録エラーが検出されたときは、記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、記録エラーが検出されないときは記録を続行してリードアウト領域の記録に移行する第4のステップと、
フォーマット処理として、半径幅を0.50×10−3m以上に設定したリードアウト領域を記録し該記録中に該ユーザデータ領域の記録エラーを検出し、該記録エラーが発生した光ディスク上の半径位置を求める第5のステップと、
該半径位置情報に基づき、該記録エラーの発生前に記録されたリードアウト領域の半径幅が所定値に達しているか否かを判定する第6のステップと、
該判定の結果、該所定値に達していない場合は上記リードアウト領域の記録動作を停止させてフォーマット処理をエラー終了させ、該所定値に達している場合はフォーマット処理を正常終了させる第7のステップと、
を経てフォーマット処理を行うことを特徴とする光ディスクのフォーマット処理方法。
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