JP4185253B2 - 情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理方法および情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CD−Rなどの光ディスクに情報を記録する光ディスク装置がパーソナルコンピュータの外部記録装置として普及していくのに伴い、高速記録への要望が非常に大きくなってきている。
光ディスクに高速記録を行おうとした場合、光ディスクの回転速度が大きくなる。光ディスクの機械的精度が悪いと、光ディスクの面ぶれ、偏芯などの影響によって、光ディスク上の記録を行う光スポットがトラックから外れるというトラック外れを起こしやすくなる。記録途中でトラック外れが起きた場合、その光ディスクは使用できなくなってしまい、非常に問題である。
【0003】
CD−Rを代表するCD系の光ディスクの場合、光ディスク面内の全ての場所での記録データ密度は同じである。光ディスク上でデータの記録再生を行う光スポットの線速度(光ディスク上の光スポット位置における接線方向の相対速度)が1.2〜1.4m/sで一定である場合、データのチャンネルビットレートは4.3218Mbit/secとなる。この場合の記録速度が等倍速あるいは1倍速といわれている。光ディスクを線速度一定で回転制御する方式をCLV(Constant Linear Velocity:線速度一定)方式という。CD系の光ディスクは上記のようにデータの線速度が一定になるフォーマット形式を採用しているので、記録はCLV方式で行う。1倍速を基準として、その整数倍(1x、2x、4x、8x、12x、16x、20xなどの倍率:xは倍率)の速度でCLV記録(CLV方式での記録)を行う。
【0004】
CLV方式で記録を行うと、光ディスクにおける内周部での光ディスク回転数と外周部での光ディスク回転数が大きく異なる。もちろん、内周部での光ディスク回転数の方が外周部での光ディスク回転数より大きくなってしまう。記録中にトラック外れを起こさないようにするためには、光ディスクにおいて一番高速に回転する最内周部でトラック外れが起きないCLV速度(CLV方式の線速度)に設定して光ディスク全面に記録を行わなければならない。この場合、光ディスク外周部の回転数は、トラック外れに対してマージンのある光ディスク回転数となっている。
【0005】
そこで、光ディスクの領域を内周、中周、外周などのゾーンに分割し、各ゾーンのCLV速度を連続書きが可能である速度とする方式、所謂ZCLV(ZoneCLV)方式が提案され、高速記録を実現できる仕組みが明らかにされている。この技術を利用することにより、ZCLV記録(ZCLV方式での記録)を実現する例を図2に示す。図2において、横軸は光ディスク位置(時間)であり、縦軸は記録先速度である。この例では、光ディスクを3つのゾーン(Lead−In〜t1、t1〜t2、t2〜Lead−Out)に分割し、各ゾーンのCLV速度をそれぞれs1、s2、s3に設定して記録を行う。ゾーンのつなぎ目(t1、t2)では特開平10−49990号公報記載の技術を使用してデータの連続性を保持させる。
【0006】
特開平7−93873号公報や特開平11−66726号公報には、既にゾーン領域が存在する光ディスクに対して、ZCLV方式で記録する方法が記載されている。この方法では、CD−Rディスクのように1つのスパイラル状のトラックのみからなる光ディスクに対しては、あらかじめゾーン領域で分割されているわけではないので、ZCLV方式での記録はできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
光ディスク装置においては、記録パワーは光ディスクの種類によって大きく異なる。これは、光ディスクに使用している記録膜材料の違い、その膜圧、トラックの幅・深さ、などの物理的な形状によって記録特性が大きく異なるからであり、また、光ディスクの記録特性に合わせるために、記録パルス幅を光ディスクの種類毎に加減しているためである。
【0008】
また、記録パワーは記録時のCLV速度によって大きく異なる。一般的には記録パワーはCLV速度の平方根に比例すると考えられが、光ディスクの種類によって記録パルス幅を加減しており、記録パワーは光ディスクの種類やCLV速度に大きく依存して変動する。
【0009】
また、光ディスクの機械特性は、光ディスクの種類によって大きく異なり、光ディスクの製造メーカが使用しているスタンパーの精度、打ち抜き精度、工程管理目標値などによって大きく異なる。光ディスクの機械特性が悪いと、光ディスクを高速回転させたときにトラック外れが起きる危険がある。ZCLV方式で高速記録を行う場合、トラック外れによる記録中断を避けなければならない。従って、記録速度は光ディスクの機械特性とのトレードオフにより決定してやる必要がある。
【0010】
光ディスクの種類によって光ディスクの機械特性が異なることを考慮して、その光ディスクに対して、最も高速に記録を行うことができ、かつ、トラック外れが起きない信頼性の高い記録ができるように、図2に示すようなゾーン領域t1、t2、及び、そのCLV速度(s1、s2、s3)を決定する方法が問題となる。
【0011】
光ディスクは、種類が同一であっても、その製造ばらつきによって、記録感度や機械特性がばらつく。また、光ディスク装置は、組み付け精度がばらついており、光ディスクをローディングした時のチャッキング精度(光ディスクの中心とその駆動モータの回転中心とのずれ量)などもばらつき、相対的な光ディスクの機械精度がばらついてしまう。また、光ディスク装置で使用している半導体レーザの波長のばらつきにより、記録感度特性もばらつく。これらの製造ばらつき要因によって、最大書き込み可能速度(最大起き込み速度)もばらついてしまう。最大書き込み速度の製造ばらつきによる変動を正しく検知して最大書き込み速度を設定することが必要である。
【0012】
また、最適記録速度を光ディスク装置自身が判断して設定した場合、ライターソフトでユーザが設定した速度と異なる速度で光ディスクに記録を行うことになる。その際に、記録速度がユーザの設定した記録速度より低い場合には記録予定終了時間が過ぎても記録動作が終らないため、光ディスク装置の不具合が発生し、又は光ディスク装置にライターソフトで記録を行わせるパーソナルコンピュータがハングアップした等の勘違いが起きる可能性がある。
【0013】
また、最適記録速度を光ディスク装置自身が判断して設定した場合、ライターソフトでユーザが設定した速度と異なる速度で記録を行うことになるが、その際に、記録予定終了時間が不明となってしまう。
また、光ディスク装置は、ユーザが記録速度を自分で設定して、試しながら使用することができない。例えば、ユーザが同一の光ディスクを沢山所有している場合などは、限界の記録速度を自分で実験しながら求めることができない。
【0014】
本発明は、光ディスクの種類毎の機械特性と記録パワー特性に合わせてZCLVのゾーン領域を設定することができ、トラック外れを起こすことなく高速記録を行うことができる情報処理方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
また、本発明は、ユーザが設定した記録速度と実際の記録速度が異なることを認知でき、ユーザが記録予定終了時間を予想することができ、ユーザが実験的な記録テストを行うことができる情報処理方法及び情報処理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、光ディスク上のスパイラル状のトラックを複数のゾーンに分け、各ゾーンに対して異なるCLV速度で記録を行うZCLV方式の情報処理方法において、複数の記録モードを設け、各記録モード毎に、ゾーンを分割する分割時間と、各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして記憶手段に格納しておき、1つのゾーンパラメータを前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選び、この選んだゾーンパラメータに対応する記録モードでZCLV記録を行い、記録速度の最適化を行い、前記最適化した記録速度をホストあるいはライターソフトに通知し、ホストあるいはライターソフト側はその通知された最適化記録速度を利用して記録時の記録速度設定で、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が設定不可能になるようにし、あるいは、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が選択された場合に記録速度を前記通知された最適化記録速度に変更して最適化記録速度リミットが働いたことを表示することを特徴とする。
【0017】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の情報処理方法において、記録前に前記光ディスクの種別を光ディスク種別判断手段で判断し、その判断結果により前記光ディスクの種別に適したゾーンパラメータを前記1つのゾーンパラメータとして前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選択することを特徴とする。
【0018】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の情報処理方法において、記録時の初期に光ディスクに試し書きによるOPCを行い、その結果を用いて前記1つのゾーンパラメータを前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選択することを特徴とする。
【0019】
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の情報処理方法において、記録を行う前に前記光ディスク面内をアクセスし、そのアクセスエラーの結果によって前記1つのゾーンパラメータを前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選択することを特徴とする。
【0020】
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の情報処理方法において、記録を行う前に前記光ディスク面内をアクセスし、そのサーボ信号乱れ検知の結果によって前記1つのゾーンパラメータを前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選択することを特徴とする。
【0021】
請求項6に係る発明は、請求項1から5のいずれか1つに記載の情報処理方法において、記録速度最適化の有効・無効化を選択可能とし、ホストあるいはライターソフト側で記録速度最適化の有効・無効化を選択可能としたことを特徴とする。
【0022】
請求項7に係る発明は、光ディスク上のスパイラル状のトラックを複数のゾーンに分け、各ゾーンに対して異なるCLV速度で記録を行うZCLV方式の情報処理装置において、複数の記録モードを持ち、各記録モード毎に、ゾーンを分割する分割時間と、各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして格納しておくゾーンパラメータ記憶手段有し、1つのゾーンパラメータを前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選び、この選んだゾーンパラメータに対応する記録モードでZCLV記録を行い、記録速度の最適化を行い、前記光ディスク装置は最適化した記録速度をホストあるいはライターソフトに通知する機能を有し、ホストあるいはライターソフト側は、その通知された最適化記録速度を利用して記録時の記録速度設定で、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が設定不可能になるようにし、あるいは、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が選択された場合に記録速度を前記通知された最適化記録速度に変更して最適化記録速度リミットが働いたことを表示するものである。
【0023】
請求項8に係る発明は、記録前に前記光ディスクの種別を判断する光ディスク種別判断手段とを有し、この光ディスク種別判断手段の判断結果により前記光ディスクの種別に適したゾーンパラメータを前記1つのゾーンパラメータとして選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置である。
【0024】
請求項9に係る発明は、記録時の初期に光ディスクに試し書きによるOPCを行い、その結果を用いて前記1つのゾーンパラメータを選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置である。
【0025】
請求項10に係る発明は、記録を行う前に前記光ディスク面内をアクセスし、そのアクセスエラーの結果によって前記1つのゾーンパラメータを選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置である。
【0026】
請求項11に係る発明は、サーボ信号乱れを検知するサーボ信号乱れ検知手段を有し、記録を行う前に前記光ディスク面内をアクセスし、前記サーボ信号乱れ検知手段の検知結果によって前記1つのゾーンパラメータを選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置である。
【0027】
請求項12に係る発明は、ホストあるいはライターソフト側で記録中のデータ転送レートを測定する機能を有し、記録中の書き込み速度あるいは平均書き込み速度をレポートし、あるいは、記録終了後に平均書き込み速度、最低書き込み速度、最高書き込み速度をレポートする機能を有することを特徴とする請求項7から11のいずれか1つに記載の情報処理装置である。
【0028】
請求項13に係る発明は、記録速度最適化の有効・無効化を選択可能とする機能を有し、ホストあるいはライターソフト側で記録速度最適化の有効・無効化を選択可能としたことを特徴とする請求項7から12のいずれか1つに記載の情報処理装置である。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1参考形態を示す。この第1参考形態の光ディスク装置は、光ディスクとしてのCD−R/RW(CD−Recordable/Rewritable)に情報の記録再生を行うものである。光ディスク1はスピンドルモータ2により回転駆動され、スピンドルモータ2はモータドライバ3とサーボ手段4により光ディスク1がZCLV方式やCLV方式で回転するように制御される。
【0030】
光ピックアップ5はレーザダイオードなどのレーザ光源からレーザビームを出射し、このレーザビームを対物レンズにより光ディスク1の記録面に集光させ、フォーカスサーボ、トラックサーボの各サーボ手段によりアクチュエータの制御を行うことでフォーカスサーボ、トラックサーボを行い、光ディスク1上に記録されているデータを再生して再生信号を得、かつ、光ディスク1上にデータを記録する。
【0031】
データ再生時には、光ピックアップ5で得られた再生信号は、リードアンプ6で増幅されて2値化された後、CDデコーダ7でデインターリーブとエラー訂正の処理が行われる。CDデコーダ7からのデータはCD−ROMデコーダ8によりデータの信頼性を高めるためのエラー訂正処理が行われる。
【0032】
CD−ROMデコーダ8からのデータは、バッファマネージャ9によって、一旦バッファRAM10に蓄積され、セクタデータとして揃ったときにホストインターフェース(ホストI/F)11を介してホスト(ホストコンピュータ:パーソナルコンピュータ)へ一気に転送される。また、データが音楽データである場合には、CDデコーダ7からのデータは図示しないD/Aコンバータによりアナログのオーディオ信号に変換されて取り出される。
【0033】
一方、データ記録時には、ホストからホストI/F11を介して送られてきたデータがバッファマネージャ9によって一旦バッファRAM10に蓄積されてからデータ記録が開始される。データ記録を開始する前に、光ディスク1のPCA(Power Calibration Area)と呼ばれる試し書き領域で、OPC(Optimum Power Calibration)が行われて最適な記録パワーが求められる。
【0034】
データ記録の開始前には光ディスク1上のレーザ光スポットが書き込み開始地点に位置させられる。その書き込み開始位置は光ディスク1上のトラック(プリグルーブ)の蛇行によって予め光ディスク1に刻まれているウォブル信号であるATIP(Absolute Time In Pre−groove)信号によって求められる。ATIP信号は、光ディスク1上の絶対番地を示す時間情報であり、ATIPデコーダ12によってリードアンプ6からのデータより取り出されるとともに、ATIP信号エラーが検出されてATIP信号の検出エラー率が計測される。
【0035】
また、ATIPデコーダ12が生成する同期信号はCDエンコーダ13に入力されて正確な位置でのデータの書き出しが可能となる。データ記録を行うときにはバッファRAM10からデータが読み出され、このデータはCD−ROMエンコーダ14及びCDエンコーダ13でエラー訂正コードの付加やインターリーブが行われてレーザコントロール回路15、光ピックアップ5を介して光ディスク1に記録される。制御手段としてのCPU16は、光ディスク装置の各部を集中的に制御し、メモリ17にデータの読み書きを行う。
【0036】
この第1参考形態では、光ディスク1上のスパイラル状のトラックは、最大3つのゾーンに分割され、ZCLV記録やCLV記録が行われる。
図3は5つの記録モードを持つゾーン分割例のゾーン分割テーブルを示す。記録モード1は、光ディスク1上のトラックのゾーン分割がなく、CPU16が本参考形態の各部を光ディスク1の全面に8倍速でCLV記録が行われるように制御する。
【0037】
記録モード2は、光ディスク1上のトラックを、最内周から5分位置t1までをゾーン1、それ以降の5分位置t1から最外周までをゾーン2に分割し、CPU16が本参考形態の各部を、ゾーン1では8倍速でCLV記録が行われてゾーン2では12倍速でZCLV記録が行われるように制御する。
記録モード3は、光ディスク1上のトラックを、最内周から5分位置t1までをゾーン1、5分位置t1から30分位置t2までをゾーン2、30分位置t2から最外周までをゾーン3に分割し、CPU16が本参考形態の各部を、ゾーン1では8倍速でCLV記録が行われてゾーン2では20倍速でCLV記録が行われるとともにゾーン3では24倍速でZCLV記録が行われるように制御する。
【0038】
記録モード4は、光ディスク1上のトラックのゾーン分割がなく、CPU16が本参考形態の各部を光ディスク1の全面に12倍速でCLV記録が行われるように制御する。
記録モード5は、光ディスク1上のトラックを、最内周から15分位置t1までをゾーン1、15分位置t1から最外周までをゾーン2に分割し、CPU16が本参考形態の各部を、ゾーン1では20倍速でCLV記録が行われてゾーン2では24倍速でZCLV記録が行われるように制御する。
図3に示すゾーン分割テーブルはメモリ17に格納されており、CPU16はメモリ17内のゾーン分割テーブルから各記録モードにおけるゾーン分割時間(トラック分割位置)t1、t2及び記録速度s1、s2、s3を読み取ることができる。
【0039】
図5は本参考形態の動作フローを示す。CPU16は本参考形態の各部を図5に示す動作フローが実行されるように制御する。本参考形態の光ディスク装置に光ディスク1が挿入されると、Read Toc動作が行われ、光ディスク1上のリードインエリアのATIPコードが読まれ、光ディスク1の製造メーカ名やタイプなどの情報が読み取られ、CPU16はATIPデコーダ12からのATIP信号(ATIPコード)から光ディスク1の種別(種類)を判断する。従って、CPU16は光ディスク種別判断手段を構成する。ここでは、光ディスク1の種別が仮にE社のフタロディスクであるとする。
【0040】
メモリ17は予め図4に示すような各種の光ディスクの種別、例えばA社製シアニンディスク、A社製フタロディスク、Cシアニンディスク、D社製フタロディスク、E社製フタロディスク、F社製フタロディスクとこれらに適した記録モードとの対応表が格納されている。この対応表はCPU16が適時にメモリ17から読み取ることができる。本参考形態では、設計段階で、様々な種別の光ディスクに対して各記録モードで記録評価し、各種別の光ディスクに最適な記録モードを予め実験で求めておき、その結果により図4に示すような対応表を作成してメモリ17に格納してある。
【0041】
上述のように判断した光ディスク1の種別(E社のフタロディスク)に適した記録モードは上記対応表を元に記録モード3のZCLVモードと判定し、光ディスク1には記録モード3でメモリ17内のゾーン分割テーブルの記録モード3におけるゾーン分割時間(トラック分割位置)及び記録速度でトラックを3つのゾーンに分割して記録モード3の各ゾーン毎の記録速度でZCLV記録を行う。
【0042】
この場合、まず、ゾーン1に8倍速で5分位置までCLV記録を行って特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるように記録を中断する。次に、CLV速度を20倍速にして特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を再開し、30分位置までCLV記録を行って特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を再記録を中断することで、ゾーン2のCLV記録を行う。最後に、CLV速度を24倍速にして特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を再開し、最終位置までCLV記録を行うことで、ゾーン3のCLV記録を行う。
【0043】
この第1参考形態によれば、複数の記録モードを持ち、各記録モード毎に、ゾーンを分割する分割時間と、各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして格納しておくゾーンパラメータ記憶手段としてのメモリ17と、記録前に光ディスク1の種別を判断する光ディスク種別判断手段としてのCPU16とを有し、この光ディスク種別判断手段の判断結果により光ディスクの種別に適したゾーンパラメータをゾーンパラメータ記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選び、この選んだゾーンパラメータに対応する記録モードでZCLV記録を行い、記録速度の最適化を行うので、光ディスクの種別毎の機械特性と記録パワー特性に合わせてZCLVのゾーン領域を設定することができ、トラック外れを起こすことなく高速記録を行うことができる。
【0044】
次に、本発明の第2参考形態について説明する。この第2参考形態は、上記第1参考形態において、次のようにより精巧にZCLV記録を行うようにしたものである。CPU16は本参考形態の各部を以下の動作が実行されるように制御する。本参考形態の光ディスク装置に光ディスク1が挿入されると、Read Toc動作が行われ、光ディスク1上のリードインエリアのATIPコードが読まれ、光ディスク1の製造メーカ名やタイプなどの情報が読み取られ、CPU16はATIPデコーダ12からのATIP信号(ATIPコード)から光ディスク1の種別を判断する。ここでは、光ディスク1の種別が仮にA社のフタロディスクであるとする。メモリ17には図6に示すように光ディスク1の種別毎に最大書き込み速度が記述されたテーブルが格納されており、CPU16はそのテーブルを参照して光ディスク1の種別毎に最大書き込み速度を決定する。
【0045】
上述のように光ディスク1の種別がA社のフタロディスクと判断したので、最大書き込み速度は図6に示すようなメモリ17内のテーブルを参照して12倍速に制限する。図3に示すゾーン分割テーブルが参照されて記録モードは最大書き込み速度が12倍速であることから記録モード2のZCLVモードと記録モード4のCLVモードの両者が選択可能であることが分かる。次に、光ディスク1の最内周部に設けられたテストエリアにて、試し書きを行うOPC動作によって最適記録パワーが求められる。このOPC動作は、公知のもので、記録パワーを順次に上げながら記録を行い、その記録部分を読み込んで最適な記録が行える部分(記録パワー)を特定し、最適記録パワーとする。
【0046】
OPC動作を行う時の記録速度の選択では、例えばより低い記録速度で安定してOPC動作を行える記録速度である8倍速を選んでCLVを行う。8倍速のCLVでの光ディスク回転数を選ぶ理由は、トラック外れを起こさないように安定な動作が行えるからである。8倍速のCLVでのOPC結果より、8倍速のCLVでの最適記録パワーを求める。この結果を元にして、12倍速、20倍速での最適記録パワーを推定する。この推定では、例えば、線速度vで求めた最適記録パワーをPvとしたとき、線速度V(i)での最適記録パワーPw(i)は
Pw(i)=a*(V(i)−v)*Pv+c・・・(1)
で求められる。a,cは、光ディスク装置設計時の各光ディスク種別毎に評価して求めた実験値であり、光ディスクの種別毎にメモリ17に格納されている。CPU16は、(1)式を用いて12倍速と20倍速での最適記録パワーPw(i)を計算し、その計算した12倍速と20倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワー(光ピックアップ5に用いられているレーザ光源の最大出力パワー)を越えないかどうかを調べる。
【0047】
CPU16は、12倍速と20倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワーを越えた場合には12倍速と20倍速での最適記録パワーPw(i)を最大レーザパワー以下に制限する。CPU16は、12倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワーを越えた場合には記録速度を8倍速に制限し、図3に示すゾーン分割テーブルを参照して記録モード2を選択する。また、CPU16は、12倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワーを越えない場合には図3に示すゾーン分割テーブルを参照して記録速度の速い方の記録モード4を選択する。
【0048】
ここに、OPC動作時の記録速度の選択は、例えば最高速度である12倍速でCLV記録を行う場合に次のように行うようにしてもよい。OPC動作を行った結果、トラック外れが発生せず、計算した12倍速での最適記録パワーが最大レーザパワーを越えない場合には、12倍速のCLV記録が可能であると判断し、図3に示すゾーン分割テーブルを参照して記録速度がゾーン1で記録速度の速い方の記録モード4を選択する。OPC動作を行った結果、トラック外れが発生した場合、あるいは、計算した12倍速での最適記録パワーが最大レーザパワーを越えた場合には、8倍速のCLVで再度OPC動作を行って最適記録パワーを上述のように求め、その結果により記録モード2のZCLVモードを選択する。
【0049】
この第2参考形態によれば、複数の記録モードを持ち、各記録モード毎に、ゾーンを分割する分割時間と、各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして格納しておくゾーンパラメータ記憶手段としてのメモリ17を有し、記録時の初期に光ディスク1に試し書きを行い、その結果を用いて1つのゾーンパラメータをメモリ17内の複数のゾーンパラメータの中から選び、この選んだゾーンパラメータに対応する記録モードでZCLV記録を行い、記録速度の最適化を行うので、記録時の初期に試し書きを行ってその結果を用いてZCLVのゾ―ン領域を設定することで、光ディスク装置のばらつき、光ディスクのばらつきを含めてZCLVのゾ―ンパラメータを設定することができ、より信頼性が高くトラック外れを起こさない高速記録を行うことができる。
【0050】
次に、本発明の第3参考形態について説明する。この第3参考形態は、上記第2参考形態において、次のようにZCLV記録を行うようにしたものである。CPU16は本参考形態の各部を以下の動作が実行されるように制御する。本参考形態の光ディスク装置に光ディスク1が挿入されると、Read Toc動作が行われ、光ディスク1上のリードインエリアのATIPコードが読まれ、光ディスク1の製造メーカ名やタイプなどの情報が読み取られ、CPU16はATIPデコーダ12からのATIPコードより光ディスク1の種別を判断する。ここでは、光ディスク1の種別が仮にA社のフタロディスクであるとする。メモリ17には図6に示すように光ディスク1の種別毎に最大書き込み速度が記述されたテーブルが格納されており、CPU16はそのテーブルを参照して光ディスク1の種別毎に最大書き込み速度を決定する。
【0051】
上述のように光ディスク1の種別がA社のフタロディスクと判断したので、最大書き込み速度は図6に示すようなメモリ17内のテーブルを参照して12倍速に制限する。図3に示すゾーン分割テーブルが参照されて記録モードは最大書き込み速度が12倍速であることから記録モード2と記録モード4の両者が選択可能であることが分かる。次に、光ディスク1の最内周部に設けられたテストエリアにて、8倍速のCLVでOPC動作が行われて最適記録パワーが求められる。
【0052】
CPU16は、その8倍速のCLVでのOPC結果より8倍速のCLVでの最適記録パワーを求め、その8倍速のCLVでの最適記録パワーを元にして上記(1)式を用いて12倍速、20倍速での最適記録パワーを推定する。CPU16は、その推定した12倍速と20倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワーを越えないかどうかを調べる。
【0053】
CPU16は、12倍速と20倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワーを越えた場合には12倍速と20倍速での最適記録パワーPw(i)を最大レーザパワー以下に制限する。CPU16は、12倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワーを越えた場合には記録速度を8倍速に制限し、図3に示すゾーン分割テーブルを参照して記録モード2を選択する。
【0054】
12倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワーを越えない場合には、光ディスク1上のゾーン1のエリアの各所を12倍速のCLVでアクセスし、アクセスエラーの発生の有無を調べる。アクセスエラーが発生する場合には12倍速のCLVでのサーボ追従性が悪いと判断し、最低書き込み可能速度を8倍速のCLVに落とし、図3に示すゾーン分割テーブルを参照して記録モード2を選択する。また、アクセスエラーが発生しない場合には、12倍速のCLVでサーボ追従性が良好であると判断し、図3に示すゾーン分割テーブルを参照して記録モード4を選択する。
【0055】
ここで、本参考形態では、アクセスエラーの発生によるサーボ追従性をチェックするために、実際にサーボ信号を監視してサーボ追従性が悪いかどうかを判断する。すなわち、サーボ信号乱れ検知手段は、サーボ手段4のフォーカスエラー信号、トラックエラー信号を監視し、その信号振幅が所定の値以上になった場合にサーボ追従性が悪いと判断する。このサーボ信号乱れ検知手段はサーボ手段4に含まれているサーボ信号監視機能からなり、CPU16が適時にそのサーボ信号監視機能の出力信号を監視してアクセスエラーの発生の有無を調べる。
【0056】
この第3参考形態によれば、複数の記録モードを持ち、各記録モード毎に、ゾーンを分割する分割時間と、各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして格納しておくゾーンパラメータ記憶手段としてのメモリ17を有し、記録を行う前に光ディスク面内をアクセスし、アクセスエラーの結果によって1つのゾーンパラメータをメモリ17内の複数のゾーンパラメータの中から選び、この選んだゾーンパラメータに対応する記録モードでZCLV記録を行い、記録速度の最適化を行うので、記録前にアクセステストを行ってサーボ外れを検証することで、より信頼性が高くトラック外れを起こさない高速記録を行うことができる。
【0057】
また、この第3参考形態によれば、複数の記録モードを持ち、各記録モード毎に、ゾーンを分割する分割時間と、各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして格納しておくゾーンパラメータ記憶手段としてのメモリ17と、サーボ信号乱れを検知するサーボ信号乱れ検知手段とを有し、記録を行う前に光ディスク1面内をアクセスし、サーボ信号乱れ検知手段の検知結果によって1つのゾーンパラメータをメモリ17内の複数のゾーンパラメータの中から選び、この選んだゾーンパラメータに対応する記録モードでZCLV記録を行い、記録速度の最適化を行うので、記録前にアクセステストを行ってサーボの追従性を検証することで、より信頼性が高くトラック外れを起こさない高速記録を行うことができる。
【0058】
次に、本発明の実施形態について説明する。この実施形態は、上記第3参考形態の光ディスク装置と、この光ディスク装置にライターソフト(書き込みソフトウエア)でデータを光ディスク1に記録させるホストとしてのパーソナルコンピュータとからなる情報処理装置の実施形態である。この実施形態では、上記第3参考形態の光ディスク装置と上記ホストとからなる情報処理装置において、次のようにZCLV記録が行われる。図7は本実施形態の動作フローを示し、CPU16は本実施形態の各部を図7に示す動作フローが実行されるように制御する。
【0059】
本実施形態の光ディスク装置に光ディスク1が挿入されると、Read Toc動作が行われ、光ディスク1上のリードインエリアのATIPコードが読まれ、光ディスク1の製造メーカ名やタイプなどの情報が読み取られ、CPU16はATIPデコーダ12からのATIPコードより光ディスク1の種別を判断する。ここでは、光ディスク1の種別が仮にE社のフタロディスクであるとする。
【0060】
CPU16はメモリ17に格納されている、光ディスク1の種別毎に最大書き込み速度が記述されたテーブルを参照して光ディスク1の種別(E社のフタロディスク)に対応した最大書き込み速度を決定し、その最大書き込み速度をホスト(ライターソフト)に返す。ホストは、ライターソフトで、ダイヤログボックスなどによって、光ディスク1の記録速度をユーザに問い合わせる。このとき、ホストは、ライターソフトで、CPU16から通知された最大書き込み速度より速い記録速度が設定不可能になる(選択できない)ようにし、あるいは、全ての記録速度を表示し、CPU16から通知された最大書き込み速度より速い記録速度が選択された場合には記録速度がCPU16から通知された最大書き込み速度に制限されるメッセージを表示してユーザの選択した記録速度をCPU16から通知された最大書き込み速度に変更する。
【0061】
次に、ホストは、ライターソフトで、記録が開始する直前に、最適書き込み速度制御が働いて、ユーザの選択した記録速度よりも実際の記録速度が遅くなる場合があるというメッセージを表示することで、ユーザに注意を促す。ホストは、ライターソフトで、データ記録時の記録速度をユーザの選択した記録速度に設定し、この設定記録速度に対応するデータ転送レートでデータを光ディスク装置のホストI/F11へ転送し、データ記録中のデータ転送レートを測定し、その測定結果よりデー記録中の記録速度あるいは平均記録速度を随時計算して表示する。そして、ホストは、ライターソフトで、データ記録の終了時に記録速度の平均、最高、最低(平均書き込み速度、最低書き込み速度、最高書き込み速度)を計算して表示することで、ユーザに記録速度の結果を報告し、次回以降の記録速度選択の参考になるようにする。
【0062】
また、光ディスク装置は上述のように最適書き込み速度制御がオン/オフさせる機能を有し、この機能はホストからライターソフトで送られる、最適書き込み速度制御がオン/オフさせるコマンド(モードセレクト等のベンダーユニークコマンド)によって最適書き込み速度制御をオン/オフさせる。ホストは、ライターソフトの設定メニューから最適書き込み速度制御のオン/オフを設定できるようになっている。CPU16は、最適書き込み速度制御がオンされた場合には上述のように動作し、最適書き込み速度制御がオフされた場合には予め光ディスク1の種別に関係なく設定された記録速度でZCLV記録を行う。
【0063】
この実施形態によれば、光ディスク装置は最適化した記録速度(最大書き込み速度)をホストあるいはライターソフトに通知する機能を有し、ホストあるいはライターソフト側は、その通知された最適化記録速度を利用して記録時の記録速度設定で、通知された最適化記録速度より速い記録速度が設定不可能になるようにし、あるいは、通知された最適化記録速度より速い記録速度が選択された場合に記録速度を通知された最適化記録速度に変更して最適化記録速度リミットが働いたことを表示するので、ユーザは自分が選択した記録速度と実際の記録速度とが異なることを認知できる。
【0064】
また、この実施形態によれば、ホストあるいはライターソフト側で記録中のデータ転送レートを測定する機能を有し、記録中の書き込み速度あるいは平均書き込み速度をレポートし、あるいは、記録終了後に平均書き込み速度、最低書き込み速度、最高書き込み速度をレポートする機能を有するので、ユーザは実際の書き込み速度を知ることができ、記録終了時間を知ることができる。
【0065】
また、この実施形態によれば、記録速度最適化の有効・無効化を選択可能とする機能を有し、ホストあるいはライターソフト側で記録速度最適化の有効・無効化(最適書き込み速度制御のオン/オフ)を選択可能としたので、ユーザが実験的な記録テストを行うことができる。
【0066】
【発明の効果】
以上のように請求項1、2に係る発明によれば、光ディスクの種別毎の機械特性と記録パワー特性に合わせてZCLVのゾーン領域を設定することができ、トラック外れを起こすことなく高速記録を行うことができる。さらに、ユーザは自分が選択した記録速度と実際の記録速度とが異なることを認知できる。
請求項に係る発明によれば、光ディスク装置のばらつき、光ディスクのばらつきを含めてZCLVのゾ―ンパラメータを設定することができ、より信頼性が高くトラック外れを起こさない高速記録を行うことができる。
【0067】
請求項に係る発明によれば、より信頼性が高くトラック外れを起こさない高速記録を行うことができる。
請求項に係る発明によれば、より信頼性が高くトラック外れを起こすことなく、高速記録を行うことができる。
請求項に係る発明によれば、ユーザは自分が選択した記録速度と実際の記録速度とが異なることを認知できる。
【0068】
請求項に係る発明によれば、ユーザが実験的な記録テストを行うことができる。さらに、ユーザは自分が選択した記録速度と実際の記録速度とが異なることを認知できる。
請求項8、9に係る発明によれば、光ディスクの種別毎の機械特性と記録パワー特性に合わせてZCLVのゾーン領域を設定することができ、トラック外れを起こすことなく高速記録を行うことができる。
【0069】
請求項10に係る発明によれば、光ディスク装置のばらつき、光ディスクのばらつきを含めてZCLVのゾ―ンパラメータを設定することができ、より信頼性が高くトラック外れを起こさない高速記録を行うことができる。
請求項11に係る発明によれば、より信頼性が高くトラック外れを起こさない高速記録を行うことができる。
【0070】
請求項12に係る発明によれば、ユーザは実際の書き込み速度を知ることができ、記録終了時間を知ることができる。
請求項13に係る発明によれば、ユーザが実験的な記録テストを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考形態を示すブロック図である。
【図2】 ZCLV記録例のゾーン分割時間と記録先速度との関係を示す図である。
【図3】 上記第1参考形態のゾーン分割テーブルを示す図である。
【図4】 上記第1参考形態における各種光ディスクの種別とこれらに適した記録モードとの対応表を示す図である。
【図5】 上記第1参考形態の動作フローを示すフローチャートである。
【図6】 上記第1参考形態における光ディスクの種別毎に最大書き込み速度が記述されたテーブルを示す図である。
【図7】 本発明の実施形態の動作フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク
16 CPU
17 メモリ

Claims (13)

  1. 光ディスク上のスパイラル状のトラックを複数のゾーンに分け、各ゾーンに対して異なるCLV速度で記録を行うZCLV方式の情報処理方法において、
    複数の記録モードを設け、各記録モード毎に、ゾーンを分割する分割時間と、各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして記憶手段に格納しておき、1つのゾーンパラメータを前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選び、この選んだゾーンパラメータに対応する記録モードでZCLV記録を行い、記録速度の最適化を行い、
    前記最適化した記録速度をホストあるいはライターソフトに通知し、ホストあるいはライターソフト側はその通知された最適化記録速度を利用して記録時の記録速度設定で、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が設定不可能になるようにし、あるいは、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が選択された場合に記録速度を前記通知された最適化記録速度に変更して最適化記録速度リミットが働いたことを表示することを特徴とする情報処理方法。
  2. 請求項1に記載の情報処理方法において、
    記録前に前記光ディスクの種別を光ディスク種別判断手段で判断し、その判断結果により前記光ディスクの種別に適したゾーンパラメータを前記1つのゾーンパラメータとして前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選択することを特徴とする情報処理方法。
  3. 請求項1に記載の情報処理方法において、
    記録時の初期に光ディスクに試し書きによるOPCを行い、その結果を用いて前記1つのゾーンパラメータを前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選択することを特徴とする情報処理方法。
  4. 請求項1に記載の情報処理方法において、
    記録を行う前に前記光ディスク面内をアクセスし、そのアクセスエラーの結果によって前記1つのゾーンパラメータを前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選択することを特徴とする情報処理方法。
  5. 請求項1に記載の情報処理方法において、
    記録を行う前に前記光ディスク面内をアクセスし、そのサーボ信号乱れ検知の結果によって前記1つのゾーンパラメータを前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選択することを特徴とする情報処理方法。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の情報処理方法において、記録速度最適化の有効・無効化を選択可能とし、ホストあるいはライターソフト側で記録速度最適化の有効・無効化を選択可能としたことを特徴とする情報処理方法。
  7. 光ディスク上のスパイラル状のトラックを複数のゾーンに分け、各ゾーンに対して異なるCLV速度で記録を行うZCLV方式の情報処理装置において、
    複数の記録モードを持ち、各記録モード毎に、ゾーンを分割する分割時間と、各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして格納しておくゾーンパラメータ記憶手段有し、
    1つのゾーンパラメータを前記記憶手段内の複数のゾーンパラメータの中から選び、この選んだゾーンパラメータに対応する記録モードでZCLV記録を行い、記録速度の最適化を行い、
    前記光ディスク装置は最適化した記録速度をホストあるいはライターソフトに通知する機能を有し、ホストあるいはライターソフト側は、その通知された最適化記録速度を利用 して記録時の記録速度設定で、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が設定不可能になるようにし、あるいは、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が選択された場合に記録速度を前記通知された最適化記録速度に変更して最適化記録速度リミットが働いたことを表示することを特徴とする情報処理装置。
  8. 記録前に前記光ディスクの種別を判断する光ディスク種別判断手段とを有し、この光ディスク種別判断手段の判断結果により前記光ディスクの種別に適したゾーンパラメータを前記1つのゾーンパラメータとして選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 記録時の初期に光ディスクに試し書きによるOPCを行い、その結果を用いて前記1つのゾーンパラメータを選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 記録を行う前に前記光ディスク面内をアクセスし、そのアクセスエラーの結果によって前記1つのゾーンパラメータを選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  11. サーボ信号乱れを検知するサーボ信号乱れ検知手段を有し、記録を行う前に前記光ディスク面内をアクセスし、前記サーボ信号乱れ検知手段の検知結果によって前記1つのゾーンパラメータを選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  12. ホストあるいはライターソフト側で記録中のデータ転送レートを測定する機能を有し、記録中の書き込み速度あるいは平均書き込み速度をレポートし、あるいは、記録終了後に平均書き込み速度、最低書き込み速度、最高書き込み速度をレポートする機能を有することを特徴とする請求項7から11のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 記録速度最適化の有効・無効化を選択可能とする機能を有し、ホストあるいはライターソフト側で記録速度最適化の有効・無効化を選択可能としたことを特徴とする請求項7から12のいずれか1つに記載の情報処理装置。
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