JP2004227420A - 情報処理装置 - Google Patents

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JP2004227420A
JP2004227420A JP2003016606A JP2003016606A JP2004227420A JP 2004227420 A JP2004227420 A JP 2004227420A JP 2003016606 A JP2003016606 A JP 2003016606A JP 2003016606 A JP2003016606 A JP 2003016606A JP 2004227420 A JP2004227420 A JP 2004227420A
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Toshihisa Takasahara
稔久 高笠原
Takeshi Sakai
健 阪井
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Abstract

【課題】表示部裏面と本体部底面とが互いに接するようにした状態で携帯し、タッチパネルからのペン入力だけで使用する場合などに、持ち手の指がキーボードに触れてキートップがへこんでしまう違和感のない情報処理装置を提供する。
【解決手段】表示手段を有する表示部101と、キーボード106を有する本体部102と、表示部101と本体部102を開閉可能に連結する中間部品部103と、表示部101と本体部102の開閉角度に応じてキーボード106のキーストロークの深さを可変させるキーストローク可変手段を備えた情報処理装置1において、前記開閉角度が所定角度以上になると前記キーストロークの深さを最小量とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型の情報処理装置に関し、特に、キーボード入力だけでなく、ペン入力も可能な携帯型の情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
<表示部と本体部の開閉角度に応じた制御>
キーボード入力だけでなく、表示部上を専用のペンで直接指示できるタッチパネルからのペン入力機能を併せ持った携帯型情報端末が各社より多数商品化されている。その中には、本体部に対して表示部を360度回転可能なヒンジ機構を持っていて、机やひざの上に置いてノートパソコンのように使用できるとともに、表示部を折りたたんで携帯しながらタッチパネルからのペン入力だけで使用することも可能な携帯型の情報処理装置がある。このような従来技術の例を、図11を参照して説明する。
【0003】
図11は従来技術における表示部11が360度回転可能な携帯型の情報処理装置10を側面から見た概観図であり、表示部11が閉じている状態から徐々に開いて、360度回転させた状態になるまでの推移を示している。図11(a)は表示部11が閉じている状態を、図11(b)は表示部11の開閉角度が90度を少し越えた状態を、図11(c)は表示部11の開閉角度が180度の状態を、図11(d)は表示部11の開閉角度が270度を越えた状態を、図11(e)は表示部11の開閉角度が360度の状態を示している。
【0004】
この携帯型の情報処理装置10は、上面が長方形で高さの低い箱型形状の表示部11と、この表示部11とほぼ同一形状の本体部12と、表示部11の下側端部と本体部12の背側端部とをそれぞれ開閉可能に連結する中間部品部13とで構成されており、図11(a)に示すように、表示部11を閉じた状態では、表示部11と本体部120がほぼ一体化した箱型形状となっている。表示部11には、表示部11を閉じた状態で本体部12に対向する面に不図示の平面状の表示手段が配置されるとともに、本体部12には、表示部11を閉じた状態で表示部11に対向する面に不図示のキーボードが配置されている。
【0005】
中間部品部13と表示部11とは、第1の回転軸14によって相対的に回転可能および任意の角度の開閉状態で保持可能に連携されており、中間部品部13と本体部12とは、第2の回転軸15によって相対的に回転可能および任意の角度の開閉状態で保持可能に連携されている。
【0006】
図11(b)は、机やひざの上でノートパソコンのように使うために好適な状態となるまで表示部11を開いた場合を示しており、表示部11の表示手段配置面が斜め上方を向いている。
【0007】
図11(c)は、図11(b)の状態からさらに表示部11を開いて、本体部12とほぼ同一平面上に並ぶようにした状態である。情報処理装置10の使用者が他の人と対面しながら、情報処理装置10の表示手段を使って何らかの説明をする際などに好適である。
【0008】
図11(d)は、図11(c)の状態からさらに表示部11を開いた場合である。この状態は、本体部12のキーボード配置面を下にするとともに、表示部11の表示手段配置面が斜め上方を向くようにして情報処理装置10を机の上などに置き、様々な情報を表示するデータビューワーとして使用する場合などに好適である。
【0009】
図11(e)は、図11(d)の状態からさらに表示部11を開き、表示部11の表示手段が配置されていない裏面と本体部12のキーボードが配置されていない底面とが互いに接するようにした場合である。この状態は、携帯しながらタッチパネルからのペン入力だけで使用する場合などに好適である。
【0010】
ただし、図11(e)に示すような場合、情報処理装置10の本体部12を保持している使用者の手の指などがキーボードのいずれかのキーに不用意に触れてしまい、不所望なキー入力が行われたり、情報処理装置10の誤動作を招いたりする可能性があった。
【0011】
そこで、表示器体と、ヒンジ手段と、キーボード体とを備え、上記表示器体及びキーボード体は上記ヒンジ手段を中心に回動可能な電子機器であって、上記表示器体及びキーボード体の回動位置を検出する手段と、該検出手段の検出に基づいて機能を制御する手段を備えたことを特徴とする電子機器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0012】
この電子機器では、キーボード体と表示器体とをトータル360度拡開し、背中合わせになった状態で手に保持して操作する場合、持手がキーに触れても、不所望な入力のために誤作動を生じないよう、キーボードからの入力を無効としている。
【0013】
また、国内で市販されている製品の中には、本体部のキーボードの上面全体を覆うことでキーが不用意に押されないようにするキーボードハードカバーを本体部に取り付けられるようにして、不所望なキー入力や誤動作を防止している携帯型の情報処理装置もあった。
【0014】
また、図11(c)のように、表示部11と本体部12がほぼ同一平面上に並ぶように表示部11を本体部12に対して180度開き、表示部11の表示手段を使って対面している人に何らかの説明を行う場合、表示部11の表示内容は対面している人から見ると上下と左右が逆であり、非常に見づらいものであった。
【0015】
そこで、制御基板を収納保持する本体ケースと、この本体ケースに設けられ、文字データあるいは記号データ等を入力する文字キーを有するキーボードと、この本体ケースに収納した記憶装置と、本体ケースの後方に回転自在に取付けられた平面的な表示画面とを有する情報処理装置において、前記表示装置を本体ケースに対して少なくとも180度以上回転可能に支持する支持機構と、前記文字キーによって入力された文字を倒立文字パターンに変更する手段と、前記文字キーによって入力された文字位置を点対称位置に変更する文字位置変更手段と、前記キーボードに設けられた表示状態変更キーと、表示状態変更キーの入力信号により、前記で変更された倒立文字パターンを文字位置変更手段によって変更された新たな表示位置に表示する表示制御装置を具備している情報処理装置では、表示状態変更キーの操作により、対面している相手から見て表示内容の上下と左右が正しくなるように、表示状態を切り替えることを可能としている情報処理装置も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0016】
また、表示部11と本体部12を180度開いたときに、情報処理装置10が有する手段の動作状態を切り替える他の例としては、ディスプレイを有する第1の部分と、操作部を有する第2の部分とをヒンジ部によって結合し、このヒンジ部を軸に上記両部分が回動自在になされた携帯型の情報処理装置であって、上記第1の部分と上記第2の部分とを上記ヒンジ部を挟んで略水平な状態にすることで、撮影動作が可能となる撮影手段を有することを特徴とする情報処理装置も提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
【0017】
<ポップアップ式キーボード>
一方、近年の情報処理装置、特に日本国内のノートパソコンでは薄型化が進んでいるが、一層の薄型化を図る上では、キーボードの操作感に大きな影響を及ぼすキーストロークの一定量の確保が課題である。
【0018】
そのための対応策の一例としては、下ケース及び上ケースを具えたポータブルハウジングであって、下ケースと重なった閉じた位置と下ケースに対して角度的に離れた開いた位置との間で上ケースを動かすことができるようにヒンジによって連結した二つのケースからなるポータブルハウジングと、低い収納位置とキー入力可能な上げられた位置とに縦方向の移動が自在に下ケースに取り付けられ英数文字キーボードであって、複数段の複数の文字及び数字のキーを有する英数文字キーボードと、キーボードに作動的に連結され、上ケースが閉じた位置から開いた位置に旋回されるに連れて英数文字キーボードを低い収納位置からキー入力可能な上げられた位置に上げるためと、上ケースが開いた位置から閉じた位置に旋回されるに連れて英数文字キーボードをキー入力可能な上げられた位置から低い収納位置に下げるために、下ケースに対する上ケースの旋回運動に連動する作動装置を具備し、前記作動装置は、下ケースに往復動可能に取り付けられたスライド機構と、該スライド機構の往復動に連動して前記キーボードを上げ下げするためにスライド機構とキーボードとを連結する連結装置を有することを特徴とする、ポップアップ式キーボードを具えたポータブルコンピュータが提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
【0019】
このようなポータブルコンピュータのポップアップ式キーボードは、非使用時、すなわち、表示部をキーボード側に倒しているときには、キートップを支えているパンタグラフなどを情報処理装置本体側に折りたたんで携帯時の薄型化を実現している。一方、使用時、すなわち、表示部を開いた状態では、このパンタグラフなどを伸ばして十分な量のキーストロークを確保することで快適なタイピングを実現している。ここで、キートップとはキーボードが備える個々のキーの上面の部分であり、キーを押したときに入力される文字や記号が刻印されているところのことを言う。次に、このポップアップ式のキーボードの技術の原理を、図12と図13を参照して説明する。
【0020】
図12は従来技術におけるポップアップ式のキーボード26を備えた情報処理装置30の概観図であり、表示部21を開いた使用時の状態を正面の斜め上方から見た図である。図13は従来技術におけるポップアップ式のキーボード26を備えた情報処理装置30を側面から見た概観図であり、図13(a)は表示部21を閉じた不使用時の状態を、図13(b)は表示部21を開いた使用時の状態を示している。
【0021】
図12および図13(a)に示すように、この情報処理装置30は、上面が長方形で高さの低い箱型形状の表示部21と、この表示部21とほぼ同一形状の本体部22と、表示部21の下側端部と本体部22の背側端部とをそれぞれ開閉可能に連結するヒンジ部23とで構成されている。
【0022】
図13(a)に示すように、表示部21を閉じた状態では、表示部21と本体部22がほぼ一体化した箱型形状となっている。表示部21には、表示部21を閉じた状態で本体部22に対向する面に平面状の表示手段20が配置されるとともに、本体部22には、表示部21を閉じた状態で表示部21に対向する面にキーボード26が配置されている。
【0023】
ヒンジ部23には、表示部21の開閉に連動して回転する回転軸25が配置されており、回転軸25の右端近傍には、回転軸25の周囲に沿って軸方向に蛇行するには不図示のガイドピンが形成されている。このガイドピンは、表示部21を開く途中で軸上での該当位置が左右方向の所定範囲内でゆるやかに変化するようになっている。
【0024】
ガイドピンの動きは、機械的伝達部材であるアングル27によってキーボード26に伝達され、それにより、キーボード26の不図示のメンブレンが左右に移動する。このメンブレンが移動すると、キートップ29を支える不図示のパンタグラフは情報処理装置30の本体側に折りたたまれ、図13(a)のように、キートップ29の高さは本体部22の上面の高さとほぼ同じになる。一方、メンブレンが逆方向に移動すると、キートップ29を支えるパンタグラフが伸ばされて、図13(b)のようにキートップ29の高さは本体部22の上面の高さよりも高くなり、キーストロークの深さが十分に確保されるようになる。
【0025】
なお、以上の説明において不図示としていたガイドピン、アングル、パンタグラフ、メンブレンについては、後に図3を参照して説明する本発明の第1実施形態と同じ構成であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0026】
【特許文献1】
特開平10−49279号公報
【特許文献2】
特開平6−259166号公報
【特許文献3】
特開平8−22343号公報
【特許文献4】
特開平9−222937号公報
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような携帯型の情報処理装置では、表示部の裏面と本体部の底面とが互いに接するようにした状態で情報処理装置を手に持って携帯し、タッチパネルからのペン入力だけで使用する場合などに、情報処理装置を持つ手の指がキーボードに触れてしまうことを避けることは難しかった。
【0028】
特許文献1のように、キーボードからの入力を無効にして不所望な入力のために生じる誤作動を防止できたとしても、キーボードのキートップは数mm程度のキーストロークを持つため、指が触れた部分のキートップがへこむことが使用者にとっての違和感となり、情報処理装置を心地よく使用することができなかった。
【0029】
本体部のキーボードの上面全体を覆うことでキーが不用意に押されないようにするキーボードハードカバーを本体部に取り付けた場合は、指が触れた部分がへこむことによる違和感などはないが、キーボードハードカバーの着脱や持ち運びは極めて面倒であり、さらに、キーボードハードカバーを紛失してしまう可能性もあった。
【0030】
また、表示部と本体部との開閉角度を270〜360度の範囲とし、本体部のキーボード配置面を下にするとともに、表示部の表示手段配置面が斜め上方を向くようにして情報処理装置を机の上などに置き、様々な情報を表示するデータビューワーとして使用する場合、情報処理装置を置く面上の凹凸などによりキーボードから不所望な入力が行われて誤作動が生じる可能性があった。
【0031】
従来技術のこのような課題を鑑み、本発明の目的は、表示部の裏面と本体部の底面とが互いに接するようにした状態で情報処理装置を手に持って携帯し、タッチパネルからのペン入力だけで使用する場合などに、情報処理装置を持つ手の指がキーボードに触れてキートップがへこんでしまうことの違和感を除去することができ、しかも、別体のキーボードハードカバーなどを持ち運ぶ必要のない情報処理装置を提供することである。
【0032】
さらには、表示部と本体部との開閉角度を270〜360度の範囲とし、本体部のキーボード配置面を下にするとともに、表示部の表示手段配置面が斜め上方を向くようにして情報処理装置を机の上などに置き、様々な情報を表示するデータビューワーとして使用する場合、情報処理装置を置く面上に凹凸があったとしても不所望な入力が行われて誤動作が生じることのない情報処理装置を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明によれば、表示手段を有する表示部と、キーボードを有する本体部と、前記表示部と前記本体部を開閉可能に連結する中間部品部と、前記表示部と前記本体部の開閉角度に応じて前記キーボードのキーストロークの深さを可変させるキーストローク可変手段を備えた情報処理装置において、前記開閉角度が所定角度以上になると前記キーストロークの深さを最小量とすることを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0034】
ここで、所定角度としては180度を越えて360度までの範囲の角度が考えられるが、例えば270度としてもよい。ただし、この角度に限るものではない。
【0035】
あるいは、上記目的を達成するため、本発明によれば、表示手段を有する表示部と、キーボードを有する本体部と、前記表示部と前記本体部を開閉可能に連結する中間部品部と、前記表示部と前記本体部の開閉角度に応じて前記キーボードのキーストロークの深さを可変させるキーストローク可変手段を備えた情報処理装置において、前記開閉角度が第1の所定角度以下のとき、および、前記開閉角度が第2の所定角度以上のときに前記キーストロークの深さを最小量とすることを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0036】
ここで、第1の所定角度としては0度から90度までの範囲が考えられるが、例えば0度、あるいは20度としてもよい。第2の所定角度としては180度を越えて360度までの範囲の角度が考えられるが、例えば270度としてもよい。ただし、これらの角度に限るものではない。
【0037】
あるいは、上記目的を達成するため、本発明によれば、表示手段を有する表示部と、キーボードを有する本体部と、前記表示部と前記本体部を開閉可能に連結する中間部品部と、前記表示部と前記本体部の開閉角度に応じて前記キーボードのキーストロークの深さを可変させるキーストローク可変手段を備えた情報処理装置において、前記開閉角度が第1の所定角度未満のときは前記キーストロークの深さを最小量とし、前記開閉角度が第1の所定角度以上で第2の所定角度未満のときは前記キーストロークの深さを前記開閉角度に応じて最小量から最大量まで増加させ、前記開閉角度が第2の所定角度以上で第3の所定角度未満のときは前記キーストロークの深さを最大量とし、前記開閉角度が第3の所定角度以上で第4の所定角度未満のときは前記キーストロークの深さを前記開閉角度に応じて最大量から最小量まで減少させ、前記開閉角度が第4の所定角度以上になると前記キーストロークの深さを最小量とすることを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0038】
ここで、第1の所定角度としては0度よりも大きくて第2の所定角度よりも小さく、第2の所定角度としては第1の所定角度よりも大きくて90度までの範囲が考えられるが、例えば第1の所定角度を0度、あるいは20度、そして第2の所定角度を60度としてもよい。第3の所定角度としては180度よりも大きくて第4の所定角度よりも小さく、第4の所定角度としては第3の所定角度よりも大きくて360度までの範囲が考えられるが、例えば第3の所定角度を230度、第4の所定角度を270度としてもよい。ただし、これらの角度に限るものではない。
【0039】
これにより、表示部と本体部との開閉角度を360度として、情報処理装置を手に持って携帯し、タッチパネルからのペン入力だけで使用する場合などに、情報処理装置を持つ手の指がキーボードに触れたとしても、キートップが明らかにへこむことがないので、何ら違和感がなく快適に使用することが可能となる。
【0040】
また、前記表示部の開閉角度を検出する検出手段と、前記キーボードの入力を制御するキーボード入力制御手段とを備え、前記開閉角度が第5の所定角度以下のとき、および、前記開閉角度が前記第6の所定角度以上のときに、前記キーボード入力制御手段により前記キーボードからのキー入力を無効にすることを特徴としてもよい。
【0041】
ここで、第5の所定角度としては0度から90度までの範囲が考えられるが、例えば10度としてもよい。第6の所定角度としては180度を越えて360度までの範囲の角度が考えられるが、例えば340度としてもよい。ただし、これらの角度に限るものではない。これらは、キーストロークの深さが変化を開始したり、終了したりする所定角度と必ずしも一致させる必要はないが、一致させてもよい。例えば、前記キーストロークの深さが最小量となるのが20度以下および270度以上であるときに、第5の所定角度を20度とし、第6の所定角度を270度としてもよい。
【0042】
これにより、表示部を閉じているか、表示部を少しだけ開いた状態で非使用時と判断される場合、あるいは、表示部と本体部との開閉角度を360度として、情報処理装置を手に持って携帯する場合に、キーボードから不所望な入力が行われて誤作動が生じることを防止できる。
【0043】
さらに、表示部と本体部との開閉角度を270〜360度の範囲とし、本体部のキーボード配置面を下にするとともに、表示部の表示手段配置面が斜め上方を向くようにして情報処理装置を机の上などに置き、様々な情報を表示するデータビューワーとして使用する場合でも、キーボードから不所望な入力が行われて誤作動が生じることを防止できる。
【0044】
また、前記表示部の上面に入力装置としてのタッチパネルを備えたことを特徴としてもよい。さらに、前記表示部の開閉角度を検出する検出手段を備えて、前記開閉角度が第5の所定角度以上のときに前記タッチパネルからの入力を有効とすることを特徴としてもよい。
【0045】
ここで、第5の所定角度としては180度を越えて360度までの範囲の角度が考えられるが、例えば300度としてもよい。ただし、これらの角度に限るものではない。これらは、前記キーストロークの深さが変化を開始したり、終了したりする所定角度と一致させてもよい。例えば、前記キーストロークの深さが270度以上で最小量となるとき、第5の所定角度を270度としてもよい。
【0046】
これにより、表示部と本体部との開閉角度を360度として、情報処理装置を手に持って携帯する場合にのみ、タッチパネルからのペン入力を有効とすることができる。
【0047】
また、前記キーストローク可変手段は、前記キーボードのキートップを昇降させるキートップ昇降手段を有し、前記開閉角度に応じて前記キーボードのキートップを昇降させることにより、前記キーストロークの深さを可変させることを特徴としてもよい。
【0048】
ここで、キートップ昇降手段とは、従来の技術のところで説明したポップアップ式のキーボードのように、キーボードのキートップを昇降させる手段のことである。
【0049】
あるいは、前記キーストローク可変手段は、前記キーボードのキートップを昇降させるキートップ昇降手段と、前記キートップ昇降手段の昇降範囲を制限するキートップ昇降範囲制限手段と、前記キートップ昇降範囲制限手段を昇降させる昇降手段とを有し、前記開閉角度に応じて前記昇降手段を昇降させることにより、前記キーボードのキートップの昇降範囲の最降位置を変化させて、前記キーストロークの深さを可変させることを特徴としてもよい。
【0050】
すなわち、ポップアップ式のキーボードのようにキートップの高さは変えないで、キートップの昇降範囲の最降位置を変化させる手段を設け、前記表示部の開閉角度に応じてこれを昇降させることにより、前記キーストロークの深さを可変させるようにしてもよい。ただし、これらの手段に限るわけではない。
【0051】
キーストロークの深さの最小量としては0、すなわち、キーストロークが全く存在しない状態が考えられるが、使用者がキートップのへこみに違和感を持たない程度であれば、必ずしも0でなくてもよい。
【0052】
また、キーストロークの深さが最小量となるときにキー入力を受けつけなくなるようにしてもよい。
【0053】
また、前記キーストローク可変手段は、前記表示部の開閉に応じて回転する第1の回転軸と、前記本体部に配置された第2の回転軸と、前記第1の回転軸の回転を前記第2の回転軸に伝達する第1の伝達手段と、前記第2の回転軸の回転を前記キートップ昇降手段に伝達する第2の伝達手段とを備えていることを特徴としてもよい。
【0054】
あるいは、前記キーストローク可変手段は、前記表示部の開閉に応じて回転する第1の回転軸と、前記本体部に配置された第2の回転軸と、前記第1の回転軸の回転を前記第2の回転軸に伝達する第1の伝達手段と、前記第2の回転軸の回転を前記キートップ可動範囲規制手段に伝達する第2の伝達手段とを備えていることを特徴としてもよい。
【0055】
前記第1の伝達手段としては、複数のギアから構成してもよい。例えば、前記第1の回転軸に連結された第1のギアと、前記第2の回転軸に連結され、前記第1のギアとかみあう第2のギアとから構成してもよい。あるいは、前記第1の回転軸に連結された第1の傘歯車と、前記第2の回転軸に連結された第2の傘歯車と、前記第1の回転軸および前記第2の回転軸のいずれにも直交する方向の第3の回転軸に連結され、前記第1のギアと直交方向にかみあうとともに、前記第2のギアとも直行方向にかみあう第3の傘歯車とから構成してもよい。
【0056】
あるいは、前記第1の伝達手段として、複数のギアの代わりに、回転力を任意の方向に向きを変えて自由に伝達可能な可撓軸を用いてもよい。
【0057】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0058】
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置1を表示部101の正面の斜め上方から見た概観図である。また、図2は本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置1を側面から見た概観図であり、表示部101が閉じている状態から、表示部101を徐々に開いていき、360度回転させた状態になるまでの推移を示している。図2(a)は表示部101が閉じている状態を、図2(b)は表示部101の開閉角度が90度の状態を、図2(c)は表示部101の開閉角度が180度の状態を、図2(d)は表示部101の開閉角度が270度の状態を、図2(e)は表示部101の開閉角度が360度の状態を示している。
【0059】
図1および図2(a)に示すように、この情報処理装置1は、上面が長方形で高さの低い箱型形状の表示部101と、この表示部101とほぼ同一形状の本体部102と、表示部101の下側端部と本体部102の背側端部とをそれぞれ開閉可能に連結する中間部品部103とで構成されている。
【0060】
図2(a)に示すように、表示部101を閉じた状態では、表示部101と本体部102がほぼ一体化した箱型形状となっている。表示部101には、表示部101を閉じた状態で本体部102に対向する面に平面状の表示手段100が配置されるとともに、本体部102には、表示部101を閉じた状態で表示部101に対向する面にキーボード106が配置されている。
【0061】
ここでキーボード106は、図12と図13を参照して説明した従来技術におけるポップアップ式のキーボードと同様の構成のものであり、表示部101が閉じているときは、キーボード106のキートップ109の高さは本体部102の上面の高さとほぼ同じである。
【0062】
中間部品部103と表示部101とは、第1の回転軸104によって相対的に回転可能および任意の角度の開閉状態で保持可能に連携されており、中間部品部103と本体部102とは、第2の回転軸105によって相対的に回転可能および任意の角度の開閉状態で保持可能に連携されている。
【0063】
表示部101は第1の回転軸104を回転中心として、中間部品部103と直交した状態から逆方向に直交するまで、180度回転可能に連結されている。また、本体部102は第2の回転軸105を回転中心として、中間部品部103と直交した状態から逆方向に直交するまで、180度回転可能に連結されている。
【0064】
表示部101と本体部102との開閉角度は、表示部101が第1の回転軸104を中心として中間部品部103に対して相対的に回転した角度と、本体部102が第2の回転軸105を中心として中間部品部103に対して回転した角度との合計となるから、表示部101は本体部102に対しては最大で360度の回転が可能となっている。
【0065】
なお、この情報処理装置1では、構造的な特徴により、表示部101が第1の回転軸104を中心として中間部品部103に対して相対的に回転した角度と、本体部102が第2の回転軸105を中心として中間部品部103に対して相対的に回転した角度とは常に等しくなるが、この点についての詳細は図3を参照して後述する。
【0066】
図2(b)は、図2(a)の状態から表示部101と本体部102との開閉角度が90度になるまで表示部101を開いた場合を示している。表示部101は中間部品部103に対して相対的に45度回転しており、本体部102は中間部品部103に対して相対的に45度回転している。キーボード106のキートップ109を支える不図示のパンタグラフは、開閉角度が大きくなるにつれて畳まれた状態から伸ばされ始め、表示部101と本体部102との開閉角度が90度に達する途中で最も伸ばされた状態に到達し、その後は開閉角度が大きくなっても同じ状態を保つ。このとき、キートップ109の高さは本体部102の上面の高さよりも高くなっており、快適なタイピングを実現するために十分なキーストロークの深さが確保されている。
【0067】
図2(c)は、図2(b)の状態から表示部101と本体部102との開閉角度が180度になるまで表示部101をさらに開いた場合を示している。表示部101は中間部品部103に対して相対的に90度回転しており、本体部102は中間部品部103に対して相対的に90度回転している。キーボード106のキートップ109は図2(b)と同じ状態を保っている。
【0068】
図2(d)は、図2(c)の状態から表示部101と本体部102との開閉角度が270度になるまで表示部101をさらに開いた場合を示している。表示部101は中間部品部103に対して相対的に135度回転しており、本体部102は中間部品部103に対して相対的に135度回転している。キーボード106のキートップ109を支える不図示のパンタグラフは、開閉角度が180度からさらに大きくなるにつれて伸ばされた状態から畳まれ始め、表示部101と本体部102との開閉角度が270度に達した時点で最も畳まれた状態に到達する。このとき、キーボード106のキートップ109の高さは本体部102の上面の高さとほぼ同じである。
【0069】
図2(e)は、図2(d)の状態から表示部101と本体部102との開閉角度が360度になるまで表示部101をさらに開き、表示部101の表示手段101が配置されていない裏面と本体部102のキーボード106が配置されていない底面とが互いに接するようにした場合を示している。表示部101は中間部品部103に対して相対的に180度回転しており、本体部102は中間部品部103に対して相対的に180度回転している。キーボード106のキートップ109は図2(d)と同じ状態を保っている。
【0070】
図3は、本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置1であり、表示部101と本体部102とを連結する中間部品部103とその周辺とを拡大した概略図である。
【0071】
図3に示すように、本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置1では、表示部101の下側端部101aの両端部に横断面正方形状の切り欠き部101bが形成されている。一方、本体部102の背側端部102aの両端部にも、表示部101の切り欠き部101bと同じ大きさの横断面正方形状の切り欠き部102bが形成されている。
【0072】
中間部品部103は、対向配置されたこれら表示部101と本体部102の両切り欠き部101b、102b間に渡って嵌め合わせるように配置されており、この中間部品部103と表示部101とが第1の回転軸104によって相対的に回転可能および任意の角度の開閉状態で保持可能に連携されるとともに、中間部品部103と本体部102とが第2の回転軸105によって相対的に回転可能および任意の角度の開閉状態で保持可能に連携されている。
【0073】
また、第1の回転軸104は、一端部側が中間部品部103内に設けられた第1の軸受123によって回転可能に保持されており、他端部側がネジ止めによって表示部101に回転不能に固定されている。つまり、第1の回転軸104は、中間部品部103に対して表示部101と一体に回転するようになっている。
【0074】
第1の回転軸104の左端には第1のギア121が連結されているとともに、第2の回転軸105の左端には第1のギア121と同一形状の第2のギア122が連結されており、第1のギア121と第2のギア122は中間部品部103の内部において互いにかみあっている。
【0075】
表示部101の開閉動作により、表示部101に回動不能に固定されている第1の回転軸104が中間部品部103に対して所定角度だけ回転すると、第1の回転軸104に連結されている第1のギア121も連動して同じ所定角度だけ回転する。その回転は第1のギア121と互いにかみあっている第2のギア122に伝達され、それによって第2の回転軸105も回転するが、第2の回転軸105の回転方向は第1の回転軸104の回転方向とは逆方向である。また、第1のギア121と第2のギア122は同一形状であるから、ギア比は1:1であり、第2の回転軸105が中間部品部103に対して回転した角度は、第1の回転軸104が中間部品部103に対して回転した角度と常に等しくなっている。このように、表示部101の開閉角度と第2の回転軸105の回転角度は一意に対応している。
【0076】
本体部102には、第2の回転軸105の右側の先端105aと接する位置にロータリースイッチ112が配置されている。このロータリースイッチ112は不図示のつまみ部分を有しており、このつまみ部分の回転角度に応じて、導通状態と非導通状態とが切り替わる。さらに、このつまみ部分は、第2の回転軸105の先端105aに形成されている不図示の突起部と機械的に結合されており、これにより、第2の回転軸105の回転角度に応じて、ロータリースイッチ112は導通状態と非導通状態とが切り替わることになる。
【0077】
ここで、このロータリースイッチ112は、表示部101と本体部102との開閉角度が360度のときのみ導通状態となり、開閉角度が360度に満たないときは非導通状態となるように構成されている。ただし、これは一例であり、これに限るものではない。例えば、検出精度の余裕なども考慮して、開閉角度が0度から350度までは導通状態としておき、開閉角度が350度を越えると非導通状態となるように構成してもよい。
【0078】
これにより、情報処理装置1は、表示部101と本体部102の開閉角度が所定角度に達しているか否か、具体的には、表示部101が360度開かれていて、表示部101の裏面と本体部102の底面とが互いに接している状態か否かを検出することができる。そして、その検出結果に応じて、情報処理装置1の各種機能の制御を行うことが可能となる。例えば、表示部101の裏面と本体部102の底面とが互いに接している状態を検出した場合に、不所望なキー入力が行われないように、キーボードからのキー入力を無効としてもよい。
【0079】
あるいは、ロータリースイッチ112の構成を、表示部101と本体部102との開閉角度が0度から20度まで、および、350度を越えたときに導通状態とし、それ以外の場合を非導通状態としてもよい。
【0080】
このようにすると、表示部101の裏面と本体部102の底面とが互いに接している状態に加えて、表示部101を閉じているときにもキーボードからのキー入力を無効にできる。
【0081】
第2の回転軸105の先端105aに近い部分の軸の周囲表面105bには、第2の回転軸105の周囲に沿って軸方向に蛇行するガイドピン108が形成されており、第2の回転軸105の回転によって、ガイドピン108の軸上での該当位置が左右方向の所定範囲内でゆるやかに変化する。
【0082】
本体部102のキーボード106の底面部分には全面に渡って、長方形の薄い板状のプレート114が配置され、このプレート114は本体部102に固定されている。
【0083】
プレート114の上面には、プレート114よりも少しだけ小さな長方形の薄い板状のメンブレン113が配置され、このメンブレン113は本体部102と平行な平面上で所定の幅の範囲内で左右方向に移動可能に支持されている。メンブレン113には、第2の回転軸105に近い方の側端部に駆動ピン115が形成されており、この駆動ピン115を左右方向に移動させることにより、メンブレン113全体を左右方向に移動させることができる。
【0084】
さらに、このメンブレン113の上面にキーボード106の各キーのキートップ109が配置されている。
【0085】
また、第2の回転軸105とメンブレン113との間には、ガイドピン108の左右方向の動きを駆動ピン115へ機械的に伝達するための部材であるアングル107が配置されている。このアングル107は、その中央部が本体部102に形成された支持ピン111により支持されており、この支持ピン111を中心として本体部102と平行な平面上で回動可能に支持されている。
【0086】
アングル107の第2の回転軸105に近い方の端部には、断面半楕円状の切り欠き部107aが形成されており、この切り欠き部107aがガイドピン108に嵌合されている。一方、アングル107のキーボード106に近い方の端部にも、断面半楕円状の切り欠き部107bが形成されており、この切り欠き部107bが駆動ピン115に嵌合されている。
【0087】
第2の回転軸105の回転により、ガイドピン108の軸上の位置が、例えば左側に移動すると、ガイドピン108に嵌合されているアングル107の切り欠き部107aの位置も左側に移動し、支持ピン111を挟んで反対側の位置にある切り欠き部107bの位置が逆方向の右側へ移動する。これにより、切り欠き部107bに嵌合されている駆動ピン115も右側へ移動するため、キーボード106のメンブレン113も右側へ移動することになる。一方、第2の回転軸105の回転によりガイドピン108の軸上の位置が右側に移動した場合は、上記と逆の過程を辿って駆動ピン115が左側へ移動するため、キーボード106のメンブレン113も左側へ移動することになる。
【0088】
ここで、ガイドピン108は、表示部101と本体部102との開閉角度とガイドピン108の軸方向の位置関係が次のようになるように形成されている。
【0089】
すなわち、表示部101が閉じられていて、表示部101と本体部102との開閉角度が0度のときは、ガイドピン108は最も右側に位置している。表示部101が開かれても、開き角度が20度に達するまでは、ガイドピン108は最も右側の位置を維持している。さらに開き角度が増していくと、それに連動してガイドピン108が次第に左側へ移動し始める。そして、開き角度が60度に達する時点で、ガイドピン108は最も左側の位置へ到達する。その後、開き角度が増しても230度に達するまでは、ガイドピン108は最も左側の位置を維持するが、開き角度が230度を越えてさらに大きくなっていくと、それに連動して、ガイドピン108は再び右側へ移動し始める。そして、開き角度が270度に達する時点で、ガイドピン108は最も右側の位置へ到達し、その後は開き角度が増しても、360度に達するまでガイドピン108は最も右側の位置を維持する。ただし、ここで示した角度の値は一例であり、これに限るものではない。
【0090】
図4は、本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置1であり、キーボード106の各キーの断面を本体部102の手前側端部の方向から見た概略図で、図4(a)はキーストロークの深さが最大の状態を、図4(b)はキーストロークの深さが最小の状態を示している。
【0091】
図4(a)および図4(b)に示すように、本発明の第1実施形態のキーボード106では、最下部にプレート114が配置されている。メンブレン113はプレート114のすぐ上方に、本体部102と平行な平面上で、所定幅の範囲内で左右方向にのみ移動可能に支持されている。
【0092】
メンブレン113の上面には、キーボード106の各キーに対応する位置に上半球状のドーム型スイッチ118が配置されている。このドーム型スイッチ118は、上半球状のドームの頂上部の内面と、このドーム頂上部の真下のメンブレン113の上面とにそれぞれ接点を有しており、これら2つの接点が互いに接触して電気的に導通することにより、対応するキーが押されたことが検出される。また、メンブレン113には、各キーに対応する位置に配置されているドーム型スイッチ118のすぐ右側に貫通孔113aが形成されている。
【0093】
キーボード106の各キーに対応するキートップ109は、上面が正方形で下面はそれよりやや大きい正方形である断面台形状の部材で、上面には入力される文字や記号が印字されている。キートップ109は、ドーム型スイッチ118の真上に、互いに交差する2本の足からなるパンタグラフ116によって支持されている。パンタグラフ116の一方の足の下端はメンブレン113の上面に回動可能に連結され、パンタグラフ116の他方の足の下端はプレート114にスライド可能に当接されている。パンタグラフ116の2本の足のほぼ中央部には、下向きに凸となるように湾曲した板バネ119の両端がそれぞれ連結されている。
【0094】
先に図3を参照して説明したように、表示部101が閉じられているときは、第2の回転軸105の周囲に沿って設けられているガイドピン108の軸方向の位置が最も右側に位置しており、メンブレン113は最も左側に位置していた。図4(b)は、このときのメンブレン113とキートップ109の位置関係を示している。
【0095】
このとき、板バネ119の左右方向の位置は、ドーム型スイッチ118の真上から外れて右側に位置しており、ちょうど貫通孔113aのほぼ真上である。このため、板バネ119の下向きに湾曲した部分の一部が貫通孔113aの内部に侵入して、パンタグラフ116は最も折りたたまれた状態となる。これにより、キートップ109は最も下がった状態で固定され、キートップ109の高さは本体部102の上面とほぼ同じ高さとなる。キートップ109は、上方から押されてもこの高さより下がることはないので、キーストロークの深さは最小の0であり、キーボード106は実質的にキー入力を受けつけなくなる。
【0096】
表示部101が開かれるとガイドピン108が左側に移動し、メンブレン113は右側に移動する。すると、メンブレン113と板バネ119の弾性力で、図4(a)に示すように、パンタグラフ116が折りたたまれた状態から伸ばされ、これに伴って板バネ119も上昇し、板バネ119の下方へドーム型スイッチ118がすべりこむ。これにより、キートップ109も上方へ持ち上げられ、キートップ109の高さは本体部102の上面の高さよりも高くなる。
【0097】
この状態でキートップ109を上方から押すと、その力がパンタグラフ116の両足と板バネ119を介して伝達され、板バネ119の下面がドーム型スイッチ118の上半球状のドームを押しつぶし、これにより、ドーム内の2つの接点が互いに接触して電気的に導通するため、キー入力を検出することが可能となる。
【0098】
また、キートップ109に外部からの力が一切加えられていない状態(図4(a)に示す状態)から、上方から押されて電気的導通を検出するまでのキートップ109の上下方向の移動量がキーボード106のキーストロークの深さに該当することになり、メンブレン113が最も右側に位置しているときに、キーストロークの深さが最大となる。
【0099】
図5は、本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置1であり、表示部101と本体部102との開閉角度と、ガイドピンの位置およびキーストロークとの関係を示すグラフである。
【0100】
表示部101が閉じられていて、表示部101と本体部102との開閉角度が0度のときは、ガイドピン108は最も右側に位置しており、メンブレン113は最も左側に位置している。したがって、キートップ109の高さは本体部102の上面とほぼ同じ高さであり、キーストロークの深さは最小の0であって、キー入力を受けつけない状態となっている。
【0101】
この状態から表示部101が開かれても、開き角度が20度に達するまでは、ガイドピン108は最も右側の位置を維持していおり、キー入力を受けつけない状態が維持される。
【0102】
表示部101がさらに開かれて開き角度が増していくと、それに連動して、ガイドピン108が次第に左側へ移動し始める。そして、開き角度が60度に達する時点で、ガイドピン108は最も左側の位置へ到達する。この間に、メンブレン113は最も左側の位置から最も右側の位置へ移動し、これに連動してキートップ109も本体部102の上面よりも高いところまで移動する。この状態でキーストロークの深さが最大となっており、キー入力も受けつけ可能である。
【0103】
その後、表示部101がさらに開かれて開き角度が増しても、230度に達するまでは、ガイドピン108は最も左側の位置を維持しており、メンブレン113も最も右側の位置を維持するので、キートップ109の高さやキーストロークの深さはそのままである。
【0104】
表示部101の開き角度が230度を越えてさらに大きくなっていくと、それに連動して、ガイドピン108は再び右側へ移動し始める。そして、開き角度が270度に達する時点で、ガイドピン108は最も右側の位置へ到達する。この間にメンブレン113も最も右側の位置から最も左側の位置へ移動し、キートップの高さは本体部102の上面とほぼ同じ高さとなる。したがって、キーストロークの深さは再び最初の0になっており、キー入力を受けつけない状態となっている。
【0105】
その後は、表示部101の開閉角度が増しても、ガイドピン108は最も右側の位置を維持し、メンブレン113も最も左側の位置を維持するので、キートップ109の高さやキーストロークの深さはそのままである。
【0106】
このようなガイドピン108の位置とキーストロークの深さとの関係は、表示部101を閉じていく場合も同様である。
【0107】
なお、ここで示したガイドピン108の位置が変化し始める開閉角度などの値は一例であり、これに限るものではない。
【0108】
以上で説明したように、本発明の第1実施形態では、表示部101と本体部102との開閉角度に連動して、キーボード106のキートップ109の高さを変化させる構成とすることで、キーストロークの深さを可変させることを実現している。
【0109】
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態における携帯型の情報処理装置1であり、キーボード206の各キーの断面を本体部102の手前側端部の方向から見た概略図で、図6(a)はキーストロークの深さが最大の状態を、図6(b)はキーストロークの深さが最小の状態を示している。
【0110】
ここで、本発明の第2実施形態では、キーストロークの深さを可変させるための構成が第1実施形態とは異なっているが、それ以外は第1実施形態と同一である。以下の説明では、同じ機能と形状の構成部材については同じ符号を付すこととし、図3も参照しながら、第1実施形態との相違点のみについて説明する。
【0111】
図6(a)および図6(b)に示すように、本発明の第2実施形態のキーボード206では、最下部にメンブレン213が配置されている。メンブレン213の上面には、キーボード206の各キーに対応する位置に上半球状のドーム型スイッチ118が配置されている。
【0112】
キーボード206の各キーに対応するキートップ209は、上面が正方形で下面はそれよりやや大きい正方形である断面台形状の部材であるキートップ209aと、キートップ209aの下面中心部分から突出するように形成された柱状の部材であるキートップ支持部209bから構成されており、キートップ209aの上面には入力される文字や記号が印字されている。
【0113】
メンブレン213の上面には、キートップ支持部209bがちょうど入り込むことができる大きさの内周面形状に形成された筒状のキートップ保持筒217が設けられており、このキートップ保持筒217の内底部にドーム型スイッチ118が配置されている。さらに、キートップ209aの下面には、互いに交差する2本の足からなるパンタグラフ216の一端がそれぞれ連結されるとともに、これらのパンタグラフ216の一方の他端はメンブレン213の上面に回動可能に連結され、パンタグラフ216の一方の他端はメンブレン213の上面にスライド可能に当接されている。
【0114】
キートップ209aは、キートップ支持部209bがキートップ保持筒217に若干入り込んだ状態で、キートップ保持筒217の内底面に配置されたドーム型スイッチ118と一定のストロークを保って、パンタグラフ216により支持されている。
【0115】
また、メンブレン213のすぐ上方には、本体部102(図3参照)と平行な平面上で、所定幅の範囲内で左右方向にのみ移動可能な下プレート214bが配置されている。
【0116】
下プレート214bの上方には、本体部102と平行な平面上では左右に移動不能で、上下方向にのみ移動可能な上プレート214aが、下プレート214bと平行に配置されている。ここで、上プレート214aと下プレート214bを相互に連結するプレート連結アングル220の一端が、上プレート214aの下面に回動可能に連結されているとともに、プレート連結アングル220の他端が下プレート214bの上面に回動可能に連結されている。これにより、上プレート214aが下プレート214bの上方に支持されている。
【0117】
下プレート214bには、第2の回転軸105(図3参照)に近い方の側端部に、本発明の第1実施形態のメンブレン113(図3参照)に形成されていた駆動ピン115(図3参照)と同様の不図示の駆動ピンが形成されており、表示部101(図3参照)と本体部102との開閉角度に応じて、この駆動ピンが所定幅の範囲内で左右に移動される。これにより、下プレート214b全体も、所定幅内で左右に移動されることになる。
【0118】
ここで、本発明の第2実施形態においては、第2の回転軸105の周囲に沿って設けられている不図示のガイドピンの軸方向の位置は、本発明の第1実施形態のガイドピン108(図3参照)とは左右がちょうど逆になるように設けられている点が異なっている。
【0119】
すなわち、表示部101が閉じられていて、表示部101と本体部102との開閉角度が0度のときは、ガイドピンは最も左側に位置している。表示部101が開かれて開き角度が増していくと、それに連動して、ガイドピンが次第に右側へ移動し始める。そして、開き角度が40度に達する時点で、ガイドピンは最も右側の位置へ到達する。その後、開き角度が増しても230度に達するまでは、ガイドピンは最も右側の位置を維持するが、開き角度が230度を越えてさらに大きくなっていくと、それに連動して、ガイドピンは再び左側へ移動し始める。そして、開き角度が270度に達する時点で、ガイドピンは最も左側の位置へ到達し、その後は、開き角度が増しても、ガイドピンは最も左側の位置を維持する。
【0120】
下プレート214bが所定範囲内で最も左側に位置しているとき、図6(a)に示すように、プレート連結アングル220は、上プレート214aおよび下プレート214bに対して斜めになっている。このとき、上プレート214aと下プレート214bとの間隔はプレート連結アングル220の長さよりも短く、ちょうど上プレート214aの上面の高さが、キートップ保持筒217の上端の高さと同じになっている。
【0121】
キートップ209aを上から押すと、キートップ209aはキートップ支持部209bと一体になって、パンタグラフ216が支える上向きの力に抗いながら真下に下降していく。キートップ支持部209bは、キートップ保持筒217の内部へとさらに深く入り込み、キートップ209aの下面がキートップ保持筒217の上端に当接するまで下降する。その途中で、キートップ支持部209bの下端はドーム型スイッチ118の上半球型のドームの頂上部に接触し、キートップ209aの下面がキートップ保持筒217の上端に当接したときには、キートップ支持部209bの下端がドーム型スイッチ118の上半球型のドームを押しつぶしている。これにより、ドーム内の2つの接点が互いに接触して電気的に導通するため、キー入力を検出することが可能となる。
【0122】
ここで、キートップ209に外部からの力が一切加えられていない状態から、上方から押されて電気的導通を検出するまでのキートップ209の上下方向の移動量がキーボードのキーストロークの深さに該当することになる。また、キーストロークの深さは、図6(a)に示すように、下プレート214bが最も左側に位置しているときに最大となる。
【0123】
図6(b)に示すように、下プレート214bが右側に移動して最も右側の位置に達したとき、プレート連結アングル220は、上プレート214aおよび下プレート214bのそれぞれに対して垂直となるように起立する。これにより、上プレート214aと下プレート214bとの間隔はプレート連結アングル220の長さと等しくなって、ちょうど上プレート214aの上面が、キートップ209aの下面に当接する。これにより、キートップ209は昇降範囲の最降位置がそのままの位置に変更されることになり、上方から押されてもキートップ209は下がらなくなる。このとき、キーストロークの深さは最小の0であり、キーボードは実質的にキー入力を受けつけなくなる。
【0124】
<第3実施形態>
図7は、本発明の第3実施形態における携帯型の情報処理装置1であり、表示部301と本体部302との連結部分とその周辺とを拡大した概略図である。
【0125】
ここで、本発明の第3実施形態では、表示部301の開閉による第1の回転軸304の回転を第2の回転軸305に伝達するために、本発明の第1実施形態で使用されている2個のギアに代わって、フレキシブルシャフトを使用している構成が第1実施形態とは異なっている。それ以外は第1実施形態と同一であるので、以下の説明では、同じ機能と形状の構成部材については同じ符号を付すこととし、図3も参照しながら、第1実施形態との相違点のみについて説明する。
【0126】
図7に示すように、本発明の第3実施形態における携帯型の情報処理装置1では、表示部301の下側端部301aの両端部に横断面正方形状で、第1実施形態の切り欠き部101bよりは小さな切り欠き部301bが形成されている。一方、本体部302の背側端部302aの両端部にも、表示部301の切り欠き部301bと同じ大きさの横断面正方形状の切り欠き部302bが形成されている。
【0127】
第1の回転軸304はほぼ中央および右端近傍がネジ止めによって、表示部301の下側端部301aの左端近傍に下側端部301aに平行となるように回動不能に固定されている。第2の回転軸305はほぼ中央付近で、本体部302の背側端部302aの左端近傍にネジ止めされたヒンジ110を介して、本体部302に背側端部302aと平行になるように回動可能に固定されている。
【0128】
さらに、第1の回転軸304の左端と第2の回転軸305の左端とが、U字型に曲げられたフレキシブルシャフト325により、相互に回転を伝達することができるように連結されている。ここで、フレキシブルシャフトは、可撓軸、または、たわみ軸とも呼ばれる可撓自在な回転軸で、回転力を任意の方向に向きを変えて自由に伝達できるものである。
【0129】
表示部301の開閉動作により、表示部301に回動不能に固定されている第1の回転軸304が所定角度だけ回転すると、第1の回転軸304の左端に連結されているフレキシブルシャフト325も連動して同じ所定角度だけ回転する。その回転はフレキシブルシャフト325によって、フレキシブルシャフト325に連結されている第2の回転軸305の左端に伝達され、それによって第2の回転軸305も回転する。ただし、フレキシブルシャフト325はU字型に曲げられた状態で、第1の回転軸304と第2の回転軸305とを連結しているので、第2の回転軸305の回転方向は第1の回転軸304の回転方向とは逆方向である。また、フレキシブルシャフト325の両端での回転数は常に等しいから、第2の回転軸305が回転した角度は、第1の回転軸304が回転した角度と常に等しくなっている。
【0130】
ここまでで説明した点を除いた他の部分の構成は、図3を参照して説明した第1実施形態と同一である。
【0131】
すなわち、本体部302には、第2の回転軸305の右側の先端305aと接する位置にロータリースイッチ112が配置されている。
【0132】
第2の回転軸305の先端305aに近い部分の軸の周囲表面305bには、回転軸の周囲に沿って軸方向に蛇行するガイドピン108が設けられており、第2の回転軸305の回転によって、ガイドピン108の軸上での該当位置が左右方向の所定範囲内でゆるやかに変化する。
【0133】
さらに、表示部301の開閉に伴うガイドピン108の軸上での位置の変化を、キーボード106のメンブレン113に形成された駆動ピン115に機械的に伝達するためのアングル107が、本体部102に形成された支持ピン111により、支持ピン111を中心として本体部102と平行な平面上で回動可能に支持されている。
【0134】
このような構成とすることで、表示部301の開閉に連動してキートップを昇降させることが可能となる。
【0135】
<第4実施形態>
図8は、本発明の第4実施形態における携帯型の情報処理装置1において、第1の回転軸404から第2の回転軸405へ回転を伝達するための構成を示す概略図である。
【0136】
本発明の第1実施形態では、第1の回転軸104の回転を第2の回転軸105に伝達するために2個のギアを使用していたが、そのような構成に限るわけではなく、3個以上のギアを使用してもよい。そこで、第4実施形態では3個のギアを使用して、第1の回転軸404の回転を第2の回転軸405に伝達する構成例を示す。
【0137】
ただし、通常のギアは奇数個をかみあわせた場合、最初のギアと最後のギアは同一方向に回転する。そこで、本発明の第4実施形態では、3個の傘歯車を使用することにより、回転方向を逆に伝達できるようにしている。
【0138】
また、第4実施形態では、表示部の下側端部の左端側および本体部の背側端部の左端側にある切り欠き部は、ともに横断面の大きさと形状は第1実施形態と同じであるが、それぞれが同一の所定距離だけやや右側の位置にずれて形成されているものとする。中間部がこれらの2つの切り欠き部に渡って嵌め合わせるように配置されているのは第1実施形態と同様で、ここに図8に示した回転を伝達するための構成が配置されている。
【0139】
さらに、第1の回転軸404はその左端部が、表示部の下側端部の左端近傍(切り欠き部の形成位置よりも左側)にネジ止めによって回動不能に固定されている。第2の回転軸がそのほぼ中央付近で、本体部の背側端部の左端近傍(ただし、切り欠き部の形成位置よりは右側)にネジ止めされたヒンジを介して、本体部の背側端部と平行になるように回動可能に固定されているのは第1実施形態と同様である。
【0140】
なお、本発明の第4実施形態では、これ以外の部分の構成については第1実施形態と同一であるので、以下の説明では、第1実施形態と異なる部分のみについて説明する。
【0141】
本発明の第4実施形態においては、第1の回転軸404の右端近傍に第1の傘歯車431が連結されている。ここで、第1の傘歯車431は、右側面の方が左側面よりも面積が小さくなるような断面台形状の部材である。
【0142】
第2の回転軸405は第1の回転軸404と平行しているが、第2の回転軸405の左端は第1の回転軸404の右端よりもさらに右に配置されており、第2の回転軸405の左端近傍に第2の傘歯車432が連結されている。ここで、第2の傘歯車432は、左側面の方が右側面よりも面積が小さくなるような断面台形状の部材であり、第2の傘歯車432の直径は、第1の傘歯車431の直径よりも小さい。
【0143】
第1の回転軸404および第2の回転軸405の両方に直行する方向には、第3の回転軸430が配置されている。ただし、第3の回転軸430は、第1の回転軸404および第2の回転軸405のいずれとも交差はしない。
【0144】
第3の回転軸430における第2の回転軸405に近い方の端部には、第3の傘歯車433が連結されている。ここで、第3の傘歯車433は、上面の方が底面よりも面積が小さくなるような断面台形状の部材である。さらに、第3の傘歯車433は、第1の回転軸404に連結された第1の傘歯車431と直交方向に互いにかみあっているとともに、第2の回転軸405に連結された第2の傘歯車432とも直交方向に互いにかみあっている。
【0145】
これにより、表示部の開閉により第1の回転軸404が回転すると、第1の回転軸404に連結された第1の傘歯車431も回転し、その回転が第1の傘歯車431にかみあっている第3の傘歯車433に伝達される。その回転はさらに、第3の傘歯車433にかみあっている第2の傘歯車432に伝達されるので、第2の回転軸405が回転することになる。
【0146】
<システム・回路構成>
図9は、本発明の携帯型の情報処理装置1におけるシステム構成を示すブロック図である。
【0147】
なお、ここで説明するシステム構成は、すでに説明した第1実施形態ないし第4実施形態のいずれにも適用可能であるが、これに限るものではない。
【0148】
本発明の携帯型の情報処理装置1は、中央処理装置(CPU)501と、DRAMなどのように極めて高速なアクセスが可能な揮発性メモリからなる主記憶装置502と、FLASHROMやハードディスクなどのように、主記憶装置502よりはアクセス速度が低速ではあるが、大容量の不揮発性メモリからなる補助記憶装置503と、液晶表示装置などのように各種情報の表示を行う表示手段504と、表示手段504の上面に重ね合わされて、専用ペンによる文字などの入力を可能にする透明なタッチパネル505と、キー操作による文字などの入力を行うキーボード506と、キーボード506の入力制御を司るキーボード入力制御部507と、表示部と本体部との開閉角度を検出する表示部回転状態検出部508と、表示部回転状態検出部508の検出出力に応答して割り込み制御を行う割り込み制御部装置509とを備えている。
【0149】
中央処理装置(CPU)501と、主記憶装置502と、補助記憶装置503と、表示手段504と、タッチパネル505と、キーボード入力制御部507と、割り込み制御部509とは、データバス510を介して相互に電気的に接続されており、各種の情報やデータの送受信を行うことが可能である。
【0150】
補助記憶装置503には、オペレーティングシステムや各種アプリケーションプログラム、タッチパネルからの文字入力を可能とする専用ソフトウェアなどが保存されており、中央処理装置501によって必要に応じて読み出される。
【0151】
表示部回転状態検出部508は、例えば、図3を参照して説明した本発明の第1実施形態におけるロータリースイッチ112のような、表示部の開閉角度を検出する検出手段を有している。そして、その検出結果に応じて、割り込み制御装置509やキーボード入力制御部507に対して指令を出すことができる。
【0152】
これにより、表示部の開閉角度が変化して所定の角度に達したら、あらかじめ定めておいた所定の制御や処理を行うことが可能となる。
【0153】
例えば、表示部の開閉角度が270度以上になったら、本体部のキーボード面を下にして机の上などに置き、ビューワーとして使用しているか、あるいは、本体部と表示部の裏面同士を重ね合わせて使用していると判断する。そして、キーボード506からの不所望なキー入力を禁止して誤動作を防止するために、キーボード入力制御部507に対して指令を送り、キーボード506からの入力を禁止するようにしてもよい。また、同時に、タッチパネル505からの文字などの入力を可能とするための専用ソフトウェアを補助記憶装置503から読み出すようにしてもよい。
【0154】
また、表示部の開閉角度が再び変化して270度未満に戻ったら、キーボード入力制御部507に対して指令を送り、キーボード506からのキー入力を再び可能とするとともに、タッチパネル505からの入力を禁止してもよい。
【0155】
図10は、本発明の携帯型の情報処理装置1におけるキーボード制御部と割り込み制御部の回路構成の概略図である。
【0156】
ここで、図9と同じ構成要素に該当するものについては同じ符号を付すこととし、以下ではそれ以外の構成要素について説明する。
【0157】
図10に示すように、本発明の携帯型の情報処理装置1におけるキーボード制御部と割り込み制御部は、キーボード506と、キーボード制御スイッチ603と、表示部回転状態検出部508と、割り込みコントローラ604とを備えている。
【0158】
なお、キーボード制御スイッチ603は、図9におけるキーボード入力制御部507に該当し、割り込みコントローラ604は、図9における割り込み制御装置509に該当している。
【0159】
キーボード506は、キーボード制御スイッチ603を介してデータバス510に電気的に接続されている。キーボード制御スイッチ603は制御入力端子を有しており、制御入力がローレベル信号のときはキーボード506とデータバス510とを電気的に接続し、制御入力がハイレベル信号のときはキーボード506とデータバス510とを電気的に遮断する。キーボード制御スイッチ603としては、例えば、FETなどから構成されるスイッチを使用することが考えられるが、これに限るものではない。
【0160】
割り込み制御装置509は、割り込みコントローラ605を有し、割り込みコントローラの割り込み入力端子の信号の変化に応じて割り込みの制御を行う。
【0161】
表示部回転状態検出部508は、表示部の開閉角度によってオンまたはオフのいずれかの状態となる表示部開き検出スイッチ601を有している。表示部開き検出スイッチ601の第1の端子601aはグラウンドに接続されている。表示部開き検出スイッチ601の第2の端子601bはプルアップ抵抗605を介して電源電圧VCCAに接続されるとともに、表示部開き検出スイッチ601のチャタリングを防止するため、コンデンサ602を介してグラウンドにも接続されている。さらに、第2の端子601bは、キーボード制御スイッチ603の制御入力端子、および、割り込みコントローラ604の割り込み入力端子にも接続されている。
【0162】
表示部開き検出スイッチ601がオフのとき、表示部開き検出スイッチ601の第2の端子601bはプルアップ抵抗605によりハイレベルに保持されている。キーボード制御スイッチ603の制御入力にはハイレベル信号が供給されており、キーボード506とデータバスとは電気的に遮断されている。そのため、キーボード506からのキー入力は一切無効になっている。また、割り込みコントローラ604の割り込み入力端子にもハイレベル信号が供給されている。
【0163】
表示部の開閉角度が変化して、表示部開き検出スイッチ601がオンになると、表示部開き検出スイッチ601の第1の端子601aがグラウンドに接続されているので、第2の端子601bはハイレベルからローレベルに変化する。キーボード制御スイッチ603の制御入力にはローレベル信号が供給されるようになり、キーボード506とデータバスとが電気的に接続される。そのため、キーボード506からのキー入力が可能となる。また、割り込みコントローラ604の割り込み入力端子がハイレベルからローレベルに変化したために、割り込みが発生し、所定の割り込み処理が行われることになる。
【0164】
割り込み処理としては、例えば、タッチパネル505(図9参照)からの文字などの入力を可能とするための専用ソフトウェアを補助記憶装置503(図9参照)から読み出して動作させ、タッチパネルからの文字入力を可能にすることなどが考えられるが、これに限るものではない。
【0165】
ここで、表示部開き検出スイッチ601におけるスイッチの状態と表示部の開閉角度の関係としては、例えば次のように設定してもよい。すなわち、開閉角度が0度以上で20度未満のときにスイッチはオフで、開閉角度が20度以上で270度未満のときにスイッチはオンで、開閉角度が270度以上のときにスイッチはオフとする。このように設定しておくと、表示部の開閉角度が20度未満、あるいは270度以上のときは、キーボードからのキー入力が無効となり、開閉角度が20度以上で270度未満のときにキーボードからのキー入力が可能となる。なお、ここで示した角度は一例であり、これに限るものではない。
【0166】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明の情報処理装置では、情報処理装置を手に持って携帯して使用する場合に、情報処理装置を持つ手の指がキーボードに触れてキートップがへこんでしまうことの違和感を除去することができ、心地よく保持することができる。
【0167】
なお、表示部の開閉角度が第1の所定角度以下のとき、および、前記開閉角度が第2の所定角度以上のときに前記キーボードからのキー入力を無効とした場合には、表示部の開閉角度に応じて、キーボードが不要とされるときはキー入力が無効になり、キーボードが必要とされるときはキー入力が有効になる。
【0168】
これにより、情報処理装置を手に持って携帯し、タッチパネルからのペン入力だけで使用する場合、あるいは、表示部の表示手段配置面が斜め上方を向くようにして情報処理装置を机の上などに置き、様々な情報を表示するデータビューワーとして使用する場合などに、キーボードから不所望な入力が行われて誤作動が生じることを防止できるとともに、表示部の開閉角度をキーボード使用に好適な角度にしたときには、特に切り替え操作を必要とせずにキーボードを使用することができる。
【0169】
なお、表示部の上面に入力装置としてのタッチパネルを備えるようにした場合は、キーボードに代わって文字などを入力することができる。
【0170】
これにより、情報処理装置を手に持って携帯して使用するときに、キーボードからの入力ができなくても、タッチパネルからの入力により情報処理装置の操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置を表示部正面の斜め上方から見た概観図である。
【図2】本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置を側面から見た概観図であり、表示部が閉じている状態から徐々に開いて、360度回転させた状態になるまでの推移を示している。(a)は表示部が閉じている状態を、(b)は表示部の開閉角度が90度の状態を、(c)は表示部の開閉角度が180度の状態を、(d)は表示部の開閉角度が270度の状態を、(e)は表示部の開閉角度が360度の状態を示している。
【図3】本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置であり、表示部と本体部とを連結する中間部品部とその周辺とを拡大した概略図である。
【図4】本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置において、キーボードの各キーの断面を本体部の手前側端部の方向から見た概略図で、(a)はキーストロークの深さが最大の状態を、(b)はキーストロークの深さが最小の状態を示している。
【図5】本発明の第1実施形態における携帯型の情報処理装置において、表示部と本体部との開閉角度と、ガイドピンの位置およびキーストロークとの関係を示すグラフである。
【図6】本発明の第2実施形態における携帯型の情報処理装置において、キーボードの各キーの断面を本体部の手前側端部の方向から見た概略図で、(a)はキーストロークの深さが最大の状態を、(b)はキーストロークの深さが最小の状態を示している。
【図7】本発明の第3実施形態における携帯型の情報処理装置であり、表示部と本体部との連結部分とその周辺とを拡大した概略図である。
【図8】本発明の第4実施形態における携帯型の情報処理装置において、第1の回転軸から第2の回転軸へ回転を伝達するための構成を示す概略図である。
【図9】本発明の携帯型の情報処理装置におけるシステム構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の携帯型の情報処理装置におけるキーボード制御部と割り込み制御部の回路構成の概略図である。
【図11】従来技術における、表示部が360度回転可能な携帯型の情報処理装置を側面から見た概観図であり、表示部が閉じている状態から徐々に開いて、360度回転させた状態になるまでの推移を示している。(a)は表示部が閉じている状態を、(b)は表示部の開閉角度が90度を少し越えた状態を、(c)は表示部の開閉角度が180度の状態を、(d)は表示部の開閉角度が270度を越えた状態を、(e)は表示部の開閉角度が360度の状態を示している。
【図12】従来技術におけるポップアップ式のキーボードを備えた情報処理装置の概観図であり、表示部を開いた使用時の状態を正面の斜め上方から見た図である。
【図13】従来技術におけるポップアップ式のキーボードを備えた情報処理装置を側面から見た概観図であり、(a)は表示部を閉じた不使用時の状態を、(b)は表示部を開いた使用時の状態を示している。
【符号の説明】
1 情報処理装置(本発明)
10、30 情報処理装置(従来技術)
11、21、101、301 表示部
12、22、102、302 本体部
13、103 中間部品部
14、104、304、404 第1の回転軸
15、105、305、405 第2の回転軸
26、106、206 キーボード
27、107 アングル
108 ガイドピン
29、109、209 キートップ
110 ヒンジ
111 支持ピン
112 ロータリースイッチ
113、213 メンブレン
114 プレート
214a 上プレート
214b 下プレート
115 駆動ピン
116 パンタグラフ
216 パンタグラフ
217 キートップ保持筒
118 ドーム型スイッチ
119 板バネ
220 プレート連結アングル
121 第1のギア
122 第2のギア
123 第1の軸受
124 第2の軸受
325 フレキシブルシャフト
430 第3の回転軸
431 第1の傘歯車
432 第2の傘歯車
433 第3の傘歯車
501 中央処理装置(CPU)
502 主記憶装置
503 補助記憶装置
504 表示手段
505 タッチパネル
506 キーボード
507 キーボード入力制御部
508 表示部回転状態検出部
509 割り込み制御装置
510 データバス
601 表示部開き検出スイッチ
601a 第1の端子
601b 第2の端子
602 コンデンサ
603 キーボード制御スイッチ
604 割り込みコントローラ
605 プルアップ抵抗

Claims (15)

  1. 表示手段を有する表示部と、
    キーボードを有する本体部と、
    前記表示部と前記本体部を開閉可能に連結する中間部品部と、
    前記表示部と前記本体部の開閉角度に応じて前記キーボードのキーストロークの深さを可変させるキーストローク可変手段を備えた情報処理装置において、
    前記開閉角度が所定角度以上のときに前記キーストロークの深さを最小量とすることを特徴とする情報処理装置。
  2. 表示手段を有する表示部と、
    キーボードを有する本体部と、
    前記表示部と前記本体部を開閉可能に連結する中間部品部と、
    前記表示部と前記本体部の開閉角度に応じて前記キーボードのキーストロークの深さを可変させるキーストローク可変手段を備えた情報処理装置において、
    前記開閉角度が第1の所定角度以下のとき、および、前記開閉角度が第2の所定角度以上のときに前記キーストロークの深さを最小量とすることを特徴とする情報処理装置。
  3. 表示手段を有する表示部と、
    キーボードを有する本体部と、
    前記表示部と前記本体部を開閉可能に連結する中間部品部と、
    前記表示部と前記本体部の開閉角度に応じて前記キーボードのキーストロークの深さを可変させるキーストローク可変手段を備えた情報処理装置において、
    前記開閉角度が第1の所定角度未満のときは前記キーストロークの深さを最小量とし、
    前記開閉角度が第1の所定角度以上で第2の所定角度未満のときは前記キーストロークの深さを前記開閉角度に応じて最小量から最大量まで変化させ、
    前記開閉角度が第2の所定角度以上で第3の所定角度未満のときは前記キーストロークの深さを最大量とし、
    前記開閉角度が第3の所定角度以上で第4の所定角度未満のときは前記キーストロークの深さを前記開閉角度に応じて最大量から最小量まで変化させ、
    前記開閉角度が第4の所定角度以上のときは前記キーストロークの深さを最小量とすることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記表示部の開閉角度を検出する検出手段と、
    前記キーボードの入力を制御するキーボード入力制御手段とを備え、
    前記開閉角度が第5の所定角度以下のとき、および、前記開閉角度が前記第6の所定角度以上のときに、前記キーボード入力制御手段により前記キーボードからのキー入力を無効にすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示部の上面に入力装置としてのタッチパネルを備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示部の上面に入力装置としてのタッチパネルを備えるとともに、
    前記表示部の開閉角度を検出する検出手段を備え、
    前記開閉角度が第5の所定角度以上のときに前記タッチパネルからの入力を有効とすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示部の上面に入力装置としてのタッチパネルを備え、
    前記開閉角度が第7の所定角度以上のときに前記タッチパネルからの入力を有効とすることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記キーストローク可変手段は、
    前記キーボードのキートップを昇降させるキートップ昇降手段を有し、
    前記開閉角度に応じて前記キーボードのキートップを昇降させることにより、前記キーストロークの深さを可変させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記キーストローク可変手段は、
    前記キーボードのキートップを昇降させるキートップ昇降手段と、
    前記キートップ昇降手段の昇降範囲を制限するキートップ昇降範囲制限手段と、
    前記キートップ昇降範囲制限手段を昇降させる昇降手段とを有し、
    前記開閉角度に応じて前記昇降手段を昇降させることにより、前記キーボードのキートップの昇降範囲の最降位置を変化させて、前記キーストロークの深さを可変させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記キーストローク可変手段は、
    前記表示部の開閉に応じて回転する第1の回転軸と、
    前記本体部に配置された第2の回転軸と、
    前記第1の回転軸の回転を前記第2の回転軸に伝達する第1の伝達手段と、
    前記第2の回転軸の回転を前記キートップ昇降手段に伝達する第2の伝達手段とを備えていることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記キーストローク可変手段は、
    前記表示部の開閉に応じて回転する第1の回転軸と、
    前記本体部に配置された第2の回転軸と、
    前記第1の回転軸の回転を前記第2の回転軸に伝達する第1の伝達手段と、
    前記第2の回転軸の回転を前記昇降手段に伝達する第2の伝達手段とを備えていることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1の伝達手段は、複数のギアを有することを特徴とする請求項10または11に記載の情報処理装置。
  13. 前記複数のギアは、
    前記第1の回転軸に連結された第1のギアと、
    前記第2の回転軸に連結され、前記第1のギアとかみあう第2のギアとから構成されることを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記複数のギアは、
    前記第1の回転軸に連結された第1の傘歯車と、
    前記第2の回転軸に連結された第2の傘歯車と、
    前記第1の回転軸および前記第2の回転軸のいずれにも直交する方向の第3の回転軸に連結され、前記第1のギアと直交方向にかみあうとともに、前記第2のギアとも直行方向にかみあう第3の傘歯車とから構成されることを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  15. 前記第1の伝達手段は、回転力を任意の方向に向きを変えて自由に伝達可能な可撓軸であることを特徴とする請求項10または11に記載の情報処理装置。
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