JP2004227358A - 走行情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の道路情報提供は、リアルタイムでなかったり正確でないという問題点があったが、本発明は、除雪作業の進捗状況や除雪作業場所の気候、積雪量、事故処理作業の進捗状況、渋滞状況等の道路の走行に関連するリアルタイムで正確な走行情報をユーザへ提供することができる走行情報提供システムを提供する。
【解決手段】作業者用無線端末1a,1bが、現在位置と共に、走行に影響する環境情報を定期的に情報収集センタ3に通知し、情報収集センタ3が、作業者用無線端末1からの現在位置に対応する環境情報に基づいて走行情報を作成して管理し、走行情報を契約ユーザのメールアドレス宛に定期的にメール送信するか、又は作業者用無線端末1a,1bが、環境情報を直接契約ユーザのメールアドレス宛に定期的にメール送信する走行情報提供システムである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路の走行に関連する走行情報を提供する走行情報提供システムに係り、特に道路巡回作業者からの確実でリアルタイムな情報を提供できる走行情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路状況の情報を提供するシステムとしては、高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems:ITS)や、道路交通情報通信システム(Vehicle Information & Communication System:VICS)が知られている。
【0003】
高度道路交通システム(ITS)は、情報技術を用いて人と車両と道路を結び、交通事故や渋滞などの道路交通問題の解決をはかる新しい交通システムで、日本では1995年から政府を中心に推進されており、渋滞情報と連動した高度なナビゲーションシステム(VICS)や、自動料金収受システム(Electronic Toll Collection:ETC)など、いくつかの要素技術からなるものである。
【0004】
その中で、道路交通情報通信システム(VICS)は、カーナビ等に利用される道路交通情報通信のシステムで、警察が収集した一般路の情報と道路公団が収集した高速道路の情報がVICSセンターに送られ、編集された情報がFM多重放送、電波ビーコン、光ビーコンにより発信されて、車載端末などに表示されるものである。
VICS情報は渋滞情報が主であるが、現在地からの所要時間、交通規制、速度規制、チェーン規制、駐車場情報、地震・津波などの緊急情報も入るようになっている。
【0005】
また、道路の状況をより正確且つ活動的に取得して、精度の高い道路情報を利用者に提供するシステムとして、平成11年2月2日公開の特開平11−31295号「道路情報管理システムおよび道路情報端末装置」(出願人:株式会社東芝、発明者:橋本 智他)がある。
この従来技術は、既存の多数の業務用車輌にそれぞれ撮像カメラを備えた移動監視装置を搭載し、撮像カメラにより撮像した道路映像を位置情報と共にセンタへ無線伝送し、当該撮像情報を解析して渋滞や交通規制、天候などの道路状況を認識し、道路情報を作成し、移動局ユーザからの配信要求に応じて配信する道路情報管理システムおよび道路情報端末装置である。(特許文献1参照)
【0006】
【特許文献1】
特開平11−31295号号公報(第4−8頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のVICSなどでは、一般道では道路を巡回パトロールする警察の車輌からの情報収集が為され、また高速道路や有料道路では道路公団の巡回パトロール車輌からの情報収集が為されるので、パトロール先での情報は収集可能であるが、パトロールされていない地域の情報はリアルタイムでなくなる可能性もあり、今まさにどうなっているのかが解りにくい状況があった。
【0008】
また、高速道路や有料道路に関しては、積雪情報や気象情報がサービスされているが、特に一般道では、警察による情報収集であるため、せいぜい事故による渋滞情報程度で、あまりきめ細やかな情報提供は為されていなかった。
【0009】
例えば、一般道では、道路周辺の気象情報については収集しにくく、一般の気象予報サービスにおける天気、積雪などの情報はかなり広範囲であり、特定の道路に関する情報としては不適当なものであった。
【0010】
特に、雪国に出かけるドライバにとって、積雪状況や除雪作業の進捗状況及び気象情報などは、経路選択やチェーン脱着箇所の決定等のためにリアルタイムで正確な情報の取得が切望される。
【0011】
一方、除雪作業は、利用者の安全運行上必要不可欠なものではあるが、時として渋滞を引き起こすことがあるため、利用者にとっては今から運行する道路の渋滞情報、除雪進捗情報、気候情報等を取得することにより、渋滞が発生していない除雪作業の終了した道路を選択したり、気候を考慮した安全な運行を行うことが可能となるが、従来は、リアルタイムにこれらの情報を取得し、一般ユーザへ情報を伝達するシステムはなかった。
【0012】
また、これまでの道路交通情報通信システム(VICS)などで、事故発生や事故渋滞の情報は確認できたが、事故発生に関して事故が発生したばかりでこれから事故渋滞が進む状況であるのか、事故処理作業がほぼ完了してこれから渋滞解消に向かう状況であるのかが判断しにくく、事故処理作業の進捗状況などは把握しづらい状況にあった。
【0013】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、除雪作業の進捗状況や除雪作業場所の気候、積雪量、事故処理作業の進捗状況、渋滞状況等の道路の走行に関連するリアルタイムで正確な走行情報をユーザへ提供することができる走行情報提供システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、情報提供を要求する契約ユーザを受け付け、契約ユーザのメールアドレスを管理する情報収集センタと、道路を巡回し、必要に応じて作業を行う作業者が操作する作業者用無線端末とを有する走行情報提供システムであって、
作業者用無線端末が、現在位置と共に、走行に影響する環境情報を定期的に情報収集センタに通知する作業者用無線端末であり、
情報収集センタが、作業者用無線端末からの現在位置に対応する環境情報に基づいて走行情報を作成して管理し、走行情報を契約ユーザのメールアドレス宛に定期的にメール送信する情報収集センタであるとしているので、
現地に在る作業者用無線端末からのリアルタイムで、正確な環境情報に基づく走行情報を契約ユーザ宛のメール配信により提供できる。
【0015】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、上記走行情報提供システムにおいて、
情報収集センタが、走行情報を契約ユーザ、或いは、任意の閲覧希望者にネットワークを介して閲覧提供する情報収集センタであるとしているので、
作業者用無線端末からのリアルタイムで、正確な環境情報に基づく走行情報を希望者に閲覧提供できる。
【0016】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、情報提供を要求する契約ユーザを受け付け、契約ユーザの情報提供対象地域とメールアドレスとを管理する情報収集センタと、道路を巡回し、必要に応じて作業を行う作業者が操作する作業者用無線端末とを有する走行情報提供システムであって、
情報収集センタが、任意の作業者用無線端末の現在位置或いは巡回・作業目的地域を情報提供対象地域として契約している契約ユーザのメールアドレスを作業者用無線端末に配信する情報収集センタであり、
作業者用無線端末が、情報収集センタから配信された契約ユーザのメールアドレスを記憶し、作業中の現在位置と共に、走行に影響する環境情報を定期的に契約ユーザのメールアドレス宛にメール送信する作業者用無線端末であるとしているので、
現地に在る作業者用無線端末から、リアルタイムで、正確な環境情報を、直接契約ユーザ宛のメール配信により提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る走行情報提供システムは、作業者用無線端末が、現在位置と共に、走行に影響する環境情報を定期的に情報収集センタに通知し、情報収集センタが、作業者用無線端末からの現在位置に対応する環境情報に基づいて走行情報を作成して管理し、走行情報を契約ユーザのメールアドレス宛に定期的にメール送信するので、現地に在る作業者用無線端末からのリアルタイムで、正確な環境情報に基づく走行情報を契約ユーザ宛のメール配信により提供できる。
【0018】
本発明の実施の形態に係る走行情報提供サービスを実現する走行情報提供システムの一構成例について、除雪作業情報を例に図1を使って説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る走行情報提供システムの構成ブロック図である。
本実施の形態の走行情報提供サービスを実現する走行情報提供システム(本システム)は、図1に示すように、作業車輌(例えば除雪車)に搭載される車載端末1aや作業者(除雪作業者)が携帯する移動端末1b等の作業者用無線端末1と、移動通信網2と、情報収集センタ3と、契約ユーザが携帯する携帯端末4と、ネットワーク通信網5と、ITSセンタ6とから構成されている。
【0019】
本システムの各部について説明する。
作業者用無線端末1は、作業者(除雪作業者)が操作する無線端末であって、定期的に予め定められた項目の収集情報を入力し、無線通信機能によって位置情報と共に収集情報を情報収集センタ3に送信する無線端末である。
作業者用無線端末1は、作業車輌(例えば除雪車や事故処理車)に搭載される車載端末1aであってもよいし、作業者(例えば除雪作業者や事故処理作業者)が携帯する移動端末1bであってもよい。
【0020】
位置情報としては、予め設定しておいた道路の名称や交差点名称などでもよいし、GPS等の各種位置検出手段により取得した正確な位置情報であってもよい。
【0021】
収集情報としては、走行に影響する環境情報であり、例えば、除雪作業の場合、天候、積雪量、路面状況、除雪作業進捗状況、作業終了予告時間、除雪による渋滞状況などが考えられるし、事故処理作業の場合には、事故処理作業進捗状況、作業終了予告時間、事故渋滞状況などが考えられるが、その他ユーザのニーズに応じた各種情報であり、その内容を限定するものではない。
【0022】
位置情報及び収集情報(環境情報)の送信方法としては、一般的なメール送信の機能を使い、予め定めたフォーム中に収集情報を入力してメール送信してもよいし、情報収集センタ3に接続して、閲覧画面の中でデータ入力を行い、情報を送信するようにしても構わない。
【0023】
情報収集センタ3は、走行情報の提供サービスの契約ユーザを管理し、各作業者用無線端末1から定期的に送られてくる位置情報及び収集情報に基づいて走行情報を作成して管理し、走行情報を契約ユーザに提供する走行情報提供サービスを行うセンタである。
【0024】
契約ユーザ管理方法としては、走行情報提供サービスの契約ユーザ登録をインターネットなどの閲覧画面から受け付け、その際情報提供の対象となる情報提供対象地域や情報提供対象期間などをパラメータとして契約を結び、契約ユーザ登録の際に情報送信先のメールアドレス(例えば、携帯端末4のメールアドレス)を登録してもらう。
【0025】
そして、情報収集センタ3では、契約ユーザのユーザ管理情報として、識別子(ユーザID)と、氏名・住所などの一般情報、情報送信先のメールアドレス、情報提供対象地域(契約地域)、情報提供対象期間(契約期間)、課金情報等を記憶して管理している。
課金については、契約地域の広さや、契約期間に応じた料金を設定し、クレジットカード支払いとするか、又は、契約ユーザの携帯端末4の契約通信会社と協力し、サービス料金を通信会社への支払いと共にチャージするようにしても構わない。
【0026】
作業者用無線端末1からの情報収集方法としては、一般的なメール受信の機能を使って作業者用無線端末1から送信されたメールを受信して、受信メール内容に従って、走行情報を編集(作成)管理する方法がある。
また、別の方法として、閲覧画面内にデータ入力画面を備えるようにし、作業者用無線端末1からの閲覧により、データを入力すると、入力情報を受信し、受信データに従って、走行情報を編集(作成)管理する方法がある。
【0027】
ここで、走行情報としては、複数の作業者用無線端末1からの位置情報及び収集情報に基づいて道路単位等で情報をまとめ、ユーザに解りやすい情報に編集した情報等を指す。
【0028】
走行情報の提供方法としては、作業者用無線端末1からの情報収集時、或いは定期的に契約ユーザのメースアドレス宛に走行情報をメール送信する方法がある。
また、別の方法として、情報収集センタ3にWebサーバの機能を備え、契約ユーザから、或いは、任意の閲覧希望者からの閲覧問合せに応じて、管理している走行情報を閲覧提供する方法とがある。
【0029】
また、情報収集センタ3では、各作業者用無線端末1から定期的に送られてくる収集情報、又は収集情報に基づいて管理されている走行情報を、ネットワーク通信網5を介してITSセンタ6等の公的な情報機関に送信するようにしてもよい。
【0030】
携帯端末4は、走行情報管理サービスの契約ユーザが携帯する一般的な携帯電話機やPDA等の携帯端末で、少なくともメール受信機能を備え、インターネット閲覧(Webブラウザ)機能を有していれば、如何なる端末であっても構わない。
また、利用方法によっては、モバイルPCや、一般的なPCであっても構わない。
【0031】
ITSセンタ6は、一般的に、高度道路交通システム(ITS)や、道路交通情報通信システム(VICS)等をサービスしているセンタである。
移動通信網2は、作業者用無線端末1及び契約ユーザの携帯端末4がデータ通信を行う一般的な移動通信網である。
ネットワーク通信網5は、インターネットなどの広域ネットワーク通信網であり、移動通信網2とも接続されて、移動体とインターネットとの接続も行われている。
【0032】
次に、本発明の走行情報提供サービスを実現する走行情報提供システムの動作について図1を使って、具体例を用いて説明する。
本発明の走行情報提供サービスを実現する走行情報提供システムでは、走行情報提供サービスを利用したいユーザが、情報収集センタ3の閲覧画面から契約ユーザ登録を行い、契約地域、契約期間等と共に、情報送信先のメールアドレス(例えば、携帯端末4のメールアドレス)を登録し、情報収集センタ3上で契約ユーザのユーザ管理情報として記憶している。
【0033】
具体例としては、例えば、これからスキー場に向かうユーザが、スキー場までの経路に相当する地域を契約地域とし、おおよその到着までの時間を契約期間とし、自己が携帯する携帯端末4のメールアドレスで情報収集センタ3にユーザ登録する。
【0034】
そして、例えば、スキー場近くの一般道の除雪作業のために、除雪車輌及び除雪作業者が現地に向かい、除雪作業を行う傍ら、定期的に、除雪車に搭載される車載端末1a、又は除雪作業者が携帯する移動端末1b等の作業者用無線端末1から、例えば作業道路名、天候、積雪量、路面状況、作業進捗状況、作業終了予告時間、除雪による渋滞状況などの各種収集情報を、移動通信網2を介してメールで情報収集センタ3に送信する。
【0035】
情報収集センタ3では、作業者用無線端末1からのメールを受信すると、メールに含まれる収集情報に基づいて走行情報を編集(作成)管理し、作業者用無線端末1が作業をしている地域を契約地域としている契約ユーザのメールアドレス宛に走行情報を伝えるメールを定期的に移動通信網2を介して送信する。
【0036】
契約ユーザのメールアドレスを保持する携帯端末4では、走行情報を伝える図2に示すようなメールを受信して、メール文書を見ることにより、スキー場近辺やスキー場に向かう経路となる道路の除雪状況などのリアルタイムな走行情報を知ることができ、出発時刻の調整や道路選択に役立てることができる。図2は、受信メールの具体例を示す説明図である。
【0037】
また、情報収集センタ3では、作業者用無線端末1からの各種収集情報に基づいて走行情報を管理し、契約ユーザの携帯端末4からの閲覧要求に応えて、走行情報を閲覧提供するサービスも行う。
【0038】
尚、閲覧提供サービスについては、無料として誰でも閲覧可能としてもよいし、契約ユーザに限定して閲覧可能としてもよい。
また、閲覧サービスのみを利用するユーザに対しては、メール送信機能を希望する場合の料金に比べて、安価な料金で提供するように、契約方法を2段構えとしてもよい。
【0039】
また、情報収集センタ3では、作業者用無線端末1からの各種収集情報に基づいて全体的な除雪作業状況や気象状況を把握し、作業進捗の遅れが発生している場所へ応援を派遣するなどの作業効率を改善する為にも収集情報を活用可能である。
【0040】
また、情報収集センタ3では、作業者用無線端末1からの各種収集情報に基づいて管理している走行情報、或いは、収集情報そのものをネットワーク通信網5を介して接続されるITSセンタ6や、その他図には示していないが、気象庁やマスコミなどにも提供するようにしてもよい。
【0041】
尚、上記説明では、情報収集センタ3から契約ユーザの携帯端末4に走行情報をメール送信するようにしたが、作業者用無線端末1から契約ユーザの携帯端末4に直接メール送信する実施形態(第2の実施形態)について説明する。
【0042】
本発明の第2の実施の形態に係る走行情報提供システムは、情報収集センタが、任意の作業者用無線端末の現在位置或いは巡回・作業目的地域を情報提供対象地域として契約している契約ユーザのメールアドレスを作業者用無線端末に配信し、作業者用無線端末が、情報収集センタから配信された契約ユーザのメールアドレスを記憶し、作業中の現在位置と作業進捗状況と共に、気象情報、路面情報、渋滞情報等の走行に影響する環境情報を定期的に契約ユーザのメールアドレス宛にメール送信するので、現地に在る作業者用無線端末から、リアルタイムで、正確な環境情報を、直接契約ユーザ宛のメール配信により提供できる。
【0043】
本発明の第2の実施の形態に係る走行情報提供システムのシステム構成は、図1に示した第1の実施形態と同様である。
但し、情報収集センタ3は、契約ユーザ登録を受け付けて、契約ユーザに関するユーザ情報を管理すると共に、作業者用無線端末1宛に作業地域を契約地域としている契約ユーザのメールアドレスを送信する。
【0044】
メールアドレスを送信タイミングとしては、作業者用無線端末1からの要求に応じて送信してもよいし、定期的に作業者用無線端末1の現在位置に応じて、現在位置を契約地域としている契約ユーザのメールアドレスを送信するようにしてもよい。
【0045】
作業者用無線端末1は、情報収集センタ3から作業地域を契約地域としている契約ユーザのメールアドレスを受信して記憶し、定期的に予め定められた項目の収集情報を入力し、無線通信機能によって位置情報と共に収集情報を情報収集センタ3に送信すると共に、記憶している契約ユーザのメールアドレス宛にメール送信するものである。
【0046】
情報収集センタ3からのメールアドレス受信は、作業者用無線端末1からメールアドレスの送信要求を行って送信されるのを受信するようにしてもよいし、情報収集センタ3から定期的に送信される作業者用無線端末1の現在位置に応じた地域を契約地域とするメールアドレスを受信するようにしてもよい。
【0047】
実際には、例えば、除雪車輌及び除雪作業者が現地に向かう際に、作業者用無線端末1から情報収集センタ3に作業地域を契約地域としている契約ユーザのメールアドレスを問合せ、情報収集センタ3から送信された契約ユーザのメールアドレスをメールの送信先として記憶して現地に向かう。
【0048】
また、作業途中、新たに契約されたユーザが発生した場合には、情報収集センタ3から作業者用無線端末1に契約ユーザのメールアドレスを送信し、メールの送信先として追加記憶する。
【0049】
そして、図3に示すように、作業の間、作業者用無線端末1から各種収集情報を、メールの送信先として記憶している契約ユーザのメールアドレス宛に直接収集情報を知らせるメールを移動通信網2を介して送信すると共に、当該収集情報をメールで情報収集センタ3に送信する。図3は、契約ユーザに直接収集情報のメールを送信する場合の動作を示す説明図である。
尚、情報収集センタ3へのメール送信と、契約ユーザへのメール送信の順番は逆であっても構わない。
【0050】
本発明の走行情報提供サービスを実現する走行情報提供システムによれば、情報収集センタ3が閲覧画面等から契約ユーザ登録を受け付け、契約地域、契約期間等と共に、情報送信先である携帯端末4のメールアドレスをユーザ管理情報として記憶しておき、情報収集センタ3が、現地で作業している作業員による作業者用無線端末1からのリアルタイムな収集情報をメールなどで受け取って、当該収集情報に基づいて走行情報を管理し、作業者用無線端末1の作業地域を契約地域としている契約ユーザのメールアドレス宛に走行情報を伝えるメールを送信するので、契約ユーザに対して、該当道路でしか収集できないリアルタイムで確実な渋滞情報、除雪進捗情報、気候情報等の収集情報に基づく走行情報をメールにて提供でき、これにより、契約ユーザは走行情報から判断できる道路状況に合わせて、渋滞が発生していない除雪作業が終了した道路を選択することや発車時刻の調整や気候を考慮した安全で効率的な運転、運行を行うことができる効果がある。
【0051】
また、本発明の第2の実施形態に係る走行情報提供システムによれば、情報収集センタ3がユーザ管理情報として記憶している契約ユーザの情報送信先である携帯端末4のメールアドレスの中で、契約地域と作業地域とが一致する契約ユーザのメールアドレスについて、作業者用無線端末1に送信してメール送信先として記憶させておき、作業者用無線端末1は、リアルタイムな収集情報を情報収集センタ3にメール送信すると共に、記憶しているメール送信先に対しても収集情報のメール送信するので、契約ユーザに対して、該当道路でしか収集できないリアルタイムで確実な渋滞情報、除雪進捗情報、気候情報等の収集情報をメールにて提供でき、これにより、契約ユーザは走行情報から判断できる道路状況に合わせて、渋滞が発生していない除雪作業が終了した道路を選択することや発車時刻の調整や気候を考慮した安全で効率的な運転、運行を行うことができる効果がある。
【0052】
また、本発明の走行情報提供システムによれば、情報収集センタ3が作業者用無線端末1からの収集情報に基づいて走行情報を作成・管理し、契約ユーザの携帯端末4などからの閲覧要求に応じて走行情報を閲覧サービスするので、契約ユーザに対して、リアルタイムな収集情報に基づく走行情報を提供でき、これにより、今まさに作業地域に向かおうとしているユーザ以外にも、該当道路でしか収集できないリアルタイムで確実な各種情報を提供できる効果がある。
【0053】
上記説明の中では、スキー場に向かう契約ユーザの例で説明したが、道路状況や経路選択が目的地への到着時間(走行時間)に大きく影響する長距離トラックや宅配業務車輌など運送業界の運転手に対しても、本発明の走行情報管理サービスによる走行情報のメールが、より安全に早く、効率的に運行するための有効な情報として提供できる効果がある。
【0054】
本発明の走行情報提供システムによれば、情報収集センタ3において、作業者用無線端末1からの各種収集情報に基づいて全体的な除雪作業状況や気象状況を把握し、作業進捗の遅れが発生している場所へ応援を派遣するなどの調整が可能となり、作業効率を向上させることができる効果がある。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、作業者用無線端末が、現在位置と共に、走行に影響する環境情報を定期的に情報収集センタに通知し、情報収集センタが、作業者用無線端末からの現在位置に対応する環境情報に基づいて走行情報を作成して管理し、走行情報を契約ユーザのメールアドレス宛に定期的にメール送信する走行情報提供システムとしているので、現地に在る作業者用無線端末からのリアルタイムで、正確な環境情報に基づく走行情報を契約ユーザ宛のメール配信により提供できる効果がある。
【0056】
本発明によれば、情報収集センタが、走行情報を契約ユーザ、或いは、任意の閲覧希望者にネットワークを介して閲覧提供する上記走行情報提供システムとしているので、作業者用無線端末からのリアルタイムで、正確な環境情報に基づく走行情報を希望者に閲覧提供できる効果がある。
【0057】
本発明によれば、情報収集センタが、任意の作業者用無線端末の現在位置或いは巡回・作業目的地域を情報提供対象地域として契約している契約ユーザのメールアドレスを作業者用無線端末に配信し、作業者用無線端末が、情報収集センタから配信された契約ユーザのメールアドレスを記憶し、作業中の現在位置と作業進捗状況と共に、気象情報、路面情報、渋滞情報等の走行に影響する環境情報を定期的に契約ユーザのメールアドレス宛にメール送信する走行情報提供システムとしているので、現地に在る作業者用無線端末から、リアルタイムで、正確な環境情報を、直接契約ユーザ宛のメール配信により提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る走行情報提供システムの構成ブロック図である。
【図2】受信メールの具体例を示す説明図である。
【図3】契約ユーザに直接収集情報のメールを送信する場合の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1…作業者用無線端末、 1a…車載端末、 1b…移動端末、 2…移動通信網、 3…情報収集センタ、 4…携帯端末、 5…ネットワーク通信網、 6…ITSセンタ

Claims (3)

  1. 情報提供を要求する契約ユーザを受け付け、前記契約ユーザのメールアドレスを管理する情報収集センタと、道路を巡回し、必要に応じて作業を行う作業者が操作する作業者用無線端末とを有する走行情報提供システムであって、
    前記作業者用無線端末が、現在位置と共に、走行に影響する環境情報を定期的に前記情報収集センタに通知する作業者用無線端末であり、
    前記情報収集センタが、前記作業者用無線端末からの現在位置に対応する環境情報に基づいて走行情報を作成して管理し、前記走行情報を前記契約ユーザのメールアドレス宛に定期的にメール送信する情報収集センタであることを特徴とする走行情報提供システム。
  2. 情報収集センタが、走行情報を契約ユーザ、或いは、任意の閲覧希望者にネットワークを介して閲覧提供する情報収集センタであることを特徴とする請求項1記載の走行情報提供システム。
  3. 情報提供を要求する契約ユーザを受け付け、前記契約ユーザの情報提供対象地域とメールアドレスとを管理する情報収集センタと、道路を巡回し、必要に応じて作業を行う作業者が操作する作業者用無線端末とを有する走行情報提供システムであって、
    前記情報収集センタが、任意の作業者用無線端末の現在位置或いは巡回・作業目的地域を前記情報提供対象地域として契約している契約ユーザのメールアドレスを前記作業者用無線端末に配信する情報収集センタであり、
    前記作業者用無線端末が、前記情報収集センタから配信された契約ユーザのメールアドレスを記憶し、作業中の現在位置と共に、走行に影響する環境情報を定期的に前記契約ユーザのメールアドレス宛にメール送信する作業者用無線端末であることを特徴とする走行情報提供システム。
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