JP2004226045A - 熱交換器 - Google Patents

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Noriho Okaza
典穂 岡座
Kazuo Nakatani
和生 中谷
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2275/00Fastening; Joining
    • F28F2275/10Fastening; Joining by force joining

Abstract

【課題】給湯機等に用いる漏洩検知管に配管を接続する際に必要な後加工を省略することによって、熱交換器の生産性の向上や低コスト化を図ることを目的とするものである。
【解決手段】クランプして引き抜き加工により製造する、外管と、漏洩検知溝を設けた漏洩検知管からなる二重管式熱交換器において、前記漏洩検知管の少なくとも一端では、前記クランプによる縮管部に配管を接続したことを特徴とする熱交換器。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクル装置に用いられる熱交換器に関し、特に、給湯装置における給湯用熱交換器として用いられる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、冷凍サイクル装置に用いられる利用側熱交換器2として、図7に示すように、外管11、および漏洩検知溝12を設けた管13(以下、漏洩検知管13とよぶ)からなり、外管11と漏洩検知管13との間の空間15を第一流体(例えば、水)の流路とする一方、漏洩検知管13の内部14を第二流体(例えば、冷媒)の流路とした二重管式熱交換器が用いられていた。漏洩検知溝12は、腐食等が生じて漏洩検知管13の内部14と、外管11と漏洩検知管13との間の空間15とが連通し、漏洩検知管13の内部14を流れる第一流体(例えば、水)に異物が混入するのを防止するために、漏洩検知溝12にまで腐食等が進行し、漏洩検知溝12に第一流体(例えば、水)や第二流体(例えば、冷媒)がしみだした時点でこれを検知する目的(漏洩検知機能)で備えられている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭58−120087号公報(第3頁、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、漏洩検知管13は、図8に示したように、第1の管131を、内部に溝が形成され第1の管131より径が大きい第2の管132内に挿入し、図9に示したように、それらの管の一端をチャック21によりクランプして、ダイス22内を引き抜く、いわゆる引抜加工により製作される。その後、チャック21によりクランプされた部分は切断(例えば、図9中のC−C´面で切断)するため、図10に示したように、引抜加工のみが終了した段階では、漏洩検知管13の一方の端D(図10中の左端)は第一の管131を第2の管132より突き出すことが可能であるが、他方の端E(図10中の右端)は同じ面で切断されるため、第一の管131を第2の管132より突き出すことが不可能であった。一方、漏洩検知管13を二重管式熱交換器として完成させるには、漏洩検知管13を外管11内に挿入した後、図11に示すように両端に配管との接続口を設ける必要がある。図11において、31は外管11と漏洩検知管13との間の空間15とのみ連通する配管を接続する第一接続口、32は漏洩検知管13の内部14とのみ連通する配管を接続する第二接続口であり、漏洩検知管13の漏洩検知溝12は端部33で外気に開放されている。しかし、第二接続口32をろう付け等により漏洩検知管13に接続する際に、一方の端Dは、第一の管131を第2の管132より突き出ているため容易にろう付け接続できるが、他方の端Eは、後加工により第2の管132の一部をはぎ取るなどして第一の管131を第2の管132より突き出した状態(端Dと同様の状態)にしてから、第二接続口32を接続する必要があった。この後加工の必要性により、熱交換器の生産性が低下したり、熱交換器が高コスト化するといった課題が生じていた。
【0005】
そこで、本発明は、第2の管132の一部をはぎ取るといった後加工を省略することで、熱交換器の生産性の向上や低コスト化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の熱交換器は、クランプして引き抜き加工により製造する、外管と、漏洩検知溝を設けた漏洩検知管からなる二重管式熱交換器において、前記漏洩検知管の少なくとも一端では、前記クランプによる縮管部に配管を接続したことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の本発明の熱交換器は、請求項1に記載の熱交換器において、前記縮管部において、前記漏洩検知溝を閉塞させたことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の本発明の熱交換器は、前記漏洩検知管の少なくとも一端を拡管して、配管を接続したことを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の本発明の熱交換器は、前記漏洩検知管の少なくとも一端の内部にソケットを挿入し配管を接続したことを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の本発明の熱交換器は、前記漏洩検知管の少なくとも一端では、二重リング式継手を用いて、配管を接続したことを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の本発明の熱交換器は、請求項5に記載の熱交換器において、前記二重リング式継手により、前記漏洩検知溝を閉塞させたことを特徴とする。
【0012】
請求項7記載の本発明の熱交換器の製造方法は 外管と、漏洩検知溝を設けた漏洩検知管からなる二重管式熱交換器において、クランプして引き抜き加工を行い、前記漏洩検知管の少なくとも一端の前記クランプによる縮管部に配管を接続したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明による第1の実施の形態は、クランプして引き抜き加工により製造する、外管と、漏洩検知溝を設けた漏洩検知管からなる二重管式熱交換器において、前記漏洩検知管の少なくとも一端では、前記クランプによる縮管部に配管を接続したものである。本実施の形態によれば、漏洩検知管を製作する際の引抜加工における縮管部を利用し、配管を接続することにより、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0014】
本発明による第2の実施の形態は、第1の実施の形態において、縮管部の漏洩検知溝を閉塞させたものである。本実施の形態によれば、縮管部で、漏洩検知溝は、圧縮され閉塞されているので、外管と漏洩検知管との間の空間や、漏洩検知管の内部や、外気などと連通することはなく、漏洩検知機能を保つことが可能である。
【0015】
本発明による第3の実施の形態は、漏洩検知管の少なくとも一端を拡管して、配管を接続したものである。本実施の形態によれば、漏洩検知管の一端を拡管し配管を接続することにより、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0016】
本発明による第4の実施の形態は、漏洩検知管の少なくとも一端の内部にソケットを挿入し、配管を接続したものである。本実施の形態によれば、漏洩検知管の一端の内部にソケットを挿入し、配管を接続することにより、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0017】
本発明による第5の実施の形態は、漏洩検知管の少なくとも一端では、二重リング式継手を用いて配管を接続したものである。本実施の形態によれば、二重リング式継手を用いて配管を接続することにより、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0018】
本発明による第6の実施の形態は、第5の実施の形態において、二重リング式継手により、漏洩検知溝を閉塞させたものである。本実施の形態によれば、二重リング式継手により、漏洩検知溝は、圧縮され閉塞されているので、外管と漏洩検知管との間の空間や、漏洩検知管の内部や、外気などと連通することはなく、漏洩検知機能を保つことが可能である。
【0019】
本発明による第7の実施の形態は、外管と、漏洩検知溝を設けた漏洩検知管からなる二重管式熱交換器において、クランプして引き抜き加工を行い、前記漏洩検知管の少なくとも一端の前記クランプによる縮管部に配管を接続したものである。本実施の形態によれば、漏洩検知管を製作する際の引抜加工における縮管部を利用し、配管を接続することにより、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0020】
【実施例】
まず、本発明の熱交換器を用いる冷凍サイクル装置について説明する。
【0021】
図1は、本発明の熱交換器を利用した給湯装置を示す構成図である。
【0022】
図1に示すように、本実施例による給湯装置は、圧縮機1、給湯用熱交換器としての利用側熱交換器2、減圧器3、および外気を熱源とする熱源側熱交換器4からなる冷媒サイクルAと、給水ポンプ5、利用側熱交換器2、および給湯タンク6からなる給湯サイクルBとを備えている。冷媒サイクルAは、冷媒として例えば炭酸ガス(二酸化炭素)を用い、圧縮機1では臨界圧力を越える圧力まで冷媒を圧縮して運転する。
【0023】
圧縮機1から吐出された冷媒は、利用側熱交換器2において給水ポンプ5から供給される水を加熱し、加熱されたお湯は、給湯タンク6に貯められる。
【0024】
次に、このような給湯装置に用いられる本発明の一実施例による熱交換器の構成について、図2を用いて説明する。従来の技術と同じものは、同じ符号を付して説明を省略する。
【0025】
図2は本実施例による熱交換器に用いられる漏洩検知管13aの両端の要部断面図である。
【0026】
図2に示すように、漏洩検知管13aは、従来、後加工が必要であった漏洩検知管13aの一端E´を、漏洩検知管13aを製作する際の引抜加工において、チャック21によりクランプされた部分を切断せず、チャック21によりクランプされ縮管された部分(以下、クランプ部とよぶ)に、第二接続口32をろう付け等により接続する。さらに第二接続口32には第二流体(例えば、冷媒)が流れる配管41が接続される。
【0027】
ここで、クランプ部では、第一の管131aと第二の管132aとの間に形成された漏洩検知溝12は、チャック21にクランプされたことにより、圧縮され閉塞されているので、漏洩検知溝12は端E´においては、外管11と漏洩検知管13aとの間の空間15や、漏洩検知管13aの内部14や、外気などと連通することはない。一方、他方の端Dにおいては、従来と同様に漏洩検知溝12は外気とのみ連通しているので、本実施例による熱交換器の漏洩検知機能が失われることはない。
【0028】
また、漏洩検知管13aを製作する際の引抜加工において、チャック21によりクランプする際に、漏洩検知管13aの第一の管131aの内部14がつぶれないように、第一の管131aの内部14に丸棒のような治具を挿入してからチャック21によりクランプすると、冷媒流路となる第一の管131aの内部14がつぶれることなく、熱交換器としての機能が失われることはない。
【0029】
なお、図2においては、クランプされ縮管された部分の管径と第二接続口32を介して接続された配管41の径はほぼ同等となっているが、これにこだわるものではない。また、チャック21の形状を変えクランプして縮管される形状は円形ではなく、半楕円、方形などの形とし、かつ、それにあう形状の第二接続口32を接続しても良い。
【0030】
上記のように構成された熱交換器においては、次のような効果が得られる。
【0031】
まず、漏洩検知管13aを製作する際の引抜加工におけるクランプ部を利用し、直接第二接続口32を接続することにより、従来の熱交換器のように漏洩検知管13の一端の切断、および、漏洩検知管13の第2の管132の一部をはぎ取るといった後加工を省略することで、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。さらに、クランプ部では、漏洩検知溝12は、漏洩検知管13aを製作する引抜加工の際に圧縮され閉塞されているので、外管11と漏洩検知管13aとの間の空間15や、漏洩検知管13aの内部14や、外気などと連通することはなく、漏洩検知機能を保てる。さらに、第一の管131aの内部14に丸棒のような治具を挿入してからクランプすると、冷媒流路となる第一の管131aの内部14がつぶれることなく、熱交換器としての機能を確実に保てる。
【0032】
次に、上述のように構成された漏洩検知管13aを用いて製作した熱交換器2を給湯装置に用いた場合の動作について説明する。
【0033】
漏洩検知管13aの内部14は冷媒である炭酸ガスの流路とし、外管11と漏洩検知管13aとの間の空間15は水の流路とする。この給湯装置においては、圧縮機1で圧縮された冷媒は、高温高圧状態となり、本実施例の熱交換器である利用側熱交換器2の漏洩検知管の内部14を通過する際に、空間15を流れる水に放熱し冷却される。すなわち、給湯タンク6の底部から給水ポンプ5により利用側熱交換器2の空間15へ送り込まれた水は、円管24の内部を流れる冷媒により加熱される。冷媒は、その後減圧器3により減圧されて、低温低圧の気液二相状態となる。そして、熱源側熱交換器4では、冷媒は空気によって冷却されて、気液二相またはガス状態となり、気液二相またはガス状態となった冷媒は、再び圧縮機1に吸入される。このようなサイクルを繰り返すことにより、利用側熱交換器2を流れる水はお湯となり、そのお湯を給湯タンク6の頂部から貯めることで給湯器として利用できる。このように、炭酸ガスを冷媒として使用した給湯装置の利用側熱交換器として、本実施例の熱交換器を用いると、漏洩検知機能を有した低コストな熱交換器であっても、伝熱特性が良好な炭酸ガスを流すことで熱交換性能が向上する。
【0034】
次に、別の実施例による熱交換器の構成について、図3を用いて説明する。図3は本実施例による熱交換器に用いられる漏洩検知管13bの両端の要部断面図である。
【0035】
図3に示すように、漏洩検知管13bは、従来、後加工が必要であった漏洩検知管13bの一端E´を、従来の技術で説明(図9)したように、漏洩検知管13bを製作する際の引抜加工において、チャック21によりクランプされた部分を切断し、第一の管131bと第二の管132bをあわせて拡管し接続部42を製作するものである。さらに接続部42には第二流体(例えば、冷媒)が流れる配管41が接続される。
【0036】
ここで、漏洩検知管13bの一端E´では、第一の管131bと第二の管132bとの間に形成された漏洩検知溝12は、拡管や、接続部42への配管41のろう付け等により溝が埋まる可能性があるが、他方の端Dにおいては、従来と同様に漏洩検知溝12は外気とのみ連通しているので、本実施例による熱交換器の漏洩検知機能が失われることはない。
【0037】
上記のように構成された熱交換器においては、次のような効果が得られる。
【0038】
漏洩検知管13bの一端を第一の管131bと第二の管132bをあわせて拡管し接続部42を製作することにより、従来の熱交換器のように漏洩検知管13の第2の管132の一部をはぎ取るといった後加工を省略でき、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0039】
さらに、別の実施例による熱交換器の構成について、図4を用いて説明する。図4は本実施例による熱交換器に用いられる漏洩検知管13cの両端の要部断面図である。
【0040】
図4に示すように、漏洩検知管13cは、従来、後加工が必要であった漏洩検知管13cの一端E´を、従来の技術で説明(図9)したように、漏洩検知管13cを製作する際の引抜加工において、チャック21によりクランプされた部分を切断し、第一の管131cの内径に沿うように形成され、かつ、第二流体(例えば、冷媒)が流れる配管41の外径に沿うように形成された接続ソケット43を用い、配管41を接続するものである。
【0041】
ここで、漏洩検知管13cの一端E´では、第一の管131cと第二の管132cとの間に形成された漏洩検知溝12は、接続ソケット43の挿入やろう付け等により溝が埋まる可能性があるが、他方の端Dにおいては、従来と同様に漏洩検知溝12は外気とのみ連通しているので、本実施例による熱交換器の漏洩検知機能が失われることはない。なお、接続ソケット43は漏洩検知管13cや配管41と同じ材質、例えば、銅で形成されていることが望ましい。
【0042】
上記のように構成された熱交換器においては、次のような効果が得られる。
【0043】
漏洩検知管13cの一端に第一の管131cの内径に沿うように形成された接続ソケット43を挿入し、配管41を接続することにより、従来の熱交換器のように漏洩検知管13の第2の管132の一部をはぎ取るといった後加工を省略でき、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0044】
さらに、別の実施例による熱交換器の構成について、図5を用いて説明する。図5は本実施例による熱交換器に用いられる漏洩検知管13dの両端の要部断面図である。
【0045】
図5に示すように、漏洩検知管13dは、従来、後加工が必要であった漏洩検知管13dの一端E´を、従来の技術で説明(図9)したように、漏洩検知管13dを製作する際の引抜加工において、チャック21によりクランプされた部分を切断し、二重リング式継手44を用い、配管41を接続するものである。二重リング式継手44は、図6に示すようにボディ部441、第一リング442、第二リング443、ナット444から構成されている。ボディ部441の内部は軸方向に連通しており、その一端の内面には第二リング443の一端のテーパ部53と勘合するテーバ部分51が形成されており、かつ、外面にはナット444と結合するねじ部52が形成されている。また、第一リング442の一端には、第二リング443の他端の内面に挿入される突起部54が形成されている。漏洩検知管13dをナット444、第一リング442、第二リング443の穴を通してボディ部441の一端に挿入し、ナット444を締めることにより、第一リング442の突起部54が第二リング443の内面に勘合し、かつ、第二リング443のテーパ部53がボディ部441のテーパ部51に勘合することにより、図5に示すように、第一リング442と第二リング443が漏洩検知管13dを押しつぶしつつ、ボディ部441に固定され、漏洩検知管13dの内部14とボディ部441の内部を連通させる一方、外気との機密を保つ。ここで、漏洩検知管13dの第一の管131dと第二の管132dとの間に形成された漏洩検知溝12は、第一リング442と第二リング443により圧縮され閉塞されている。なお、図6では省略しているが二重リング式継手のボディ部441の軸方向に連通した内部の他端はろう付けやねじ加工などなんらかの方法で配管41に接続されるようになっている。
【0046】
ここで、漏洩検知管13dの一端E´では、第一の管131dと第二の管132dとの間に形成された漏洩検知溝12は、二重リング式継手44の第一リング442と第二リング443により、圧縮され閉塞されているので、端E´においては、外管11と漏洩検知管13dとの間の空間15や、漏洩検知管13dの内部14や、外気などと連通することはない。一方、他方の端Dにおいては、従来と同様に漏洩検知溝12は外気とのみ連通しているので、本実施例による熱交換器の漏洩検知機能が失われることはない。
【0047】
上記のように構成された熱交換器においては、次のような効果が得られる。
【0048】
まず、二重リング式継手44を用いて配管41を接続することにより、従来の熱交換器のように漏洩検知管13の第2の管132の一部をはぎ取るといった後加工を省略でき、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。さらに、二重リング式継手44により漏洩検知溝12は閉塞されているので、外管11と漏洩検知管13dとの間の空間15や、漏洩検知管13dの内部14や、外気などと連通することはなく、漏洩検知機能を保てる。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、漏洩検知管を製作する際の引抜加工におけるクランプ部を利用し、配管を接続することにより、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0050】
さらに、本発明によれば、クランプ部では、漏洩検知溝は、圧縮され閉塞されているので、外管と漏洩検知管との間の空間や、漏洩検知管の内部や、外気などと連通することはなく、漏洩検知機能を保つことが可能である。
【0051】
また、本発明によれば、漏洩検知管の一端を第一の管と第二の管をあわせて拡管し接続部を製作することにより、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0052】
また、本発明によれば、漏洩検知管の一端に第一の管の内径に沿うように形成された接続ソケットを挿入し、配管を接続することにより、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0053】
また、本発明によれば、二重リング式継手を用いて配管を接続することにより、熱交換器の生産性の向上や低コスト化が可能である。
【0054】
さらに、本発明によれば、二重リング式継手により、漏洩検知溝は、圧縮され閉塞されているので、外管と漏洩検知管との間の空間や、漏洩検知管の内部や、外気などと連通することはなく、漏洩検知機能を保つことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器を利用した給湯装置を示す構成図
【図2】本発明の一実施例による熱交換器の漏洩検知管の両端の要部断面図
【図3】他の実施例による熱交換器の漏洩検知管の要部断面図
【図4】他の実施例による熱交換器の漏洩検知管の要部断面図
【図5】他の実施例による熱交換器の漏洩検知管の要部断面図
【図6】同実施例による二重リング式継手の構成図
【図7】従来の熱交換器の要部断面図
【図8】従来の熱交換器による漏洩検知管の製作過程での断面構成図
【図9】従来の漏洩検知管の製作工程を示す断面構成図
【図10】従来の漏洩検知管の製作過程での要部側面図
【図11】従来の熱交換器を示す構成図
【符号の説明】
1 圧縮機
2 利用側熱交換器(給湯用熱交換器)
3 減圧器
4 熱源側熱交換器(室外熱交換器)
5 給水ポンプ
6 給湯タンク
11 外管
12 漏洩検知溝
13、13a、13b、13c、13d 漏洩検知管
131、131a、131b、131c、131d 第一の管
132、132a、132b、132c、132d 第二の管
21 チャック
22 ダイス
31 第一接続口
32 第二接続口
41 配管
42 接続部
43 ソケット
44 二重リング式継手
441 ボディ部
442 第一リング
443 第二リング
444 ナット

Claims (7)

  1. クランプして引き抜き加工により製造する、外管と、漏洩検知溝を設けた漏洩検知管からなる二重管式熱交換器において、前記漏洩検知管の少なくとも一端では、前記クランプによる縮管部に配管を接続したことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記縮管部において、前記漏洩検知溝を閉塞させたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 外管と、漏洩検知溝を設けた漏洩検知管からなる二重管式熱交換器において、前記漏洩検知管の少なくとも一端を拡管して、配管を接続したことを特徴とする熱交換器。
  4. 外管と、漏洩検知溝を設けた漏洩検知管からなる二重管式熱交換器において、前記漏洩検知管の少なくとも一端の内部にソケットを挿入し、配管を接続したことを特徴とする熱交換器。
  5. 外管と、漏洩検知溝を設けた漏洩検知管からなる二重管式熱交換器において、前記漏洩検知管の少なくとも一端では、二重リング式継手を用いて配管を接続したことを特徴とする熱交換器。
  6. 前記二重リング式継手により、前記漏洩検知溝を閉塞させたことを特徴とする請求項5に記載の熱交換器。
  7. 外管と、漏洩検知溝を設けた漏洩検知管からなる二重管式熱交換器において、クランプして引き抜き加工を行い、前記漏洩検知管の少なくとも一端の前記クランプによる縮管部に配管を接続したことを特徴とする熱交換器の製造方法。
JP2003017371A 2003-01-27 2003-01-27 熱交換器 Pending JP2004226045A (ja)

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