JP2004225355A - 電動式作業機械 - Google Patents

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Hiroshi Tsumura
浩志 津村
Tokuji Tanaka
篤司 田中
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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Abstract

【課題】電源ケーブルと受電装置との間に中継ケーブルを着脱可能に設けることにより、電源ケーブルの接続、切離し等を円滑に実行できるようにする。
【解決手段】電動式の油圧ショベル11において、電源ケーブル9と受電装置19との間には中継ケーブル32を着脱可能に設け、この中継ケーブル32をガード部材26により回転可能に支持する。そして、中継ケーブル32の接続を解除したときには、この中継ケーブル32とガード部材26とを後方下向きに折曲げてキャブ14のルーフ部14Aよりも低い位置に格納する。これにより、車両を外部電源2により駆動する場合には、電源ケーブル9を高い位置で円滑に引回すことができる。また、例えば車両を補助バッテリ42により駆動する場合、または車両の搬送等を行う場合には、車両全体をコンパクトに構成することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば建設機械、産業機械等として好適に用いられ、外部電源から給電されることにより作動する電動式作業機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電動式作業機械は、各種の建設機械、産業機械等として用いられており、このような作業機械としては、例えば電動式の油圧ショベルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平4−53846号公報
【0004】
この種の従来技術による油圧ショベルは、その車体に複数の電動モータ等が搭載されている。そして、これらの電動モータは、例えば車体を走行させたり、作業装置のブーム、アーム、バケット等を作動させるために油圧ポンプを駆動する構成となっている。
【0005】
また、車体の後部側には、外部電源に接続される電源ケーブルが設けられ、この電源ケーブルは、車体に取付けられたリール装置に巻取り,引出し可能に巻装されている。また、電源ケーブルと電動モータとの間には、例えばブレーカ、整流器等からなる受電装置が設けられている。
【0006】
そして、油圧ショベルを運転するときには、まず電源ケーブルをリール装置から引出して外部電源と接続する。これにより、各電動モータには、外部電源から電源ケーブルを介して電力が供給されるので、これらの電動モータを必要に応じて作動させることにより、土木作業等を行うことができるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、油圧ショベルの車体に電源ケーブル、リール装置等を搭載する構成としている。しかし、例えば油圧ショベルをトレーラ等に積載して搬送するときには、これらの電源ケーブル、リール装置等によって車体側の寸法や重量が大きくなるため、積載、搬送等の作業に余分な手間がかかるという問題がある。また、例えば車体の搬送等を行う度に、車体から電源ケーブルやリール装置等を取外そうとすると、これらの取外し作業によって搬送等の作業効率が低下する。
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、車体を電源側から切離したときにコンパクトに構成でき、その切離し作業を簡単に行うことができる電動式作業機械を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために請求項1の発明は、電動式の動力源が搭載された車体と、該車体に設けられ構造物側の電源ケーブルを介して外部電源と接続され外部電源から動力源に通電を行う受電装置とを備えた電動式建設機械において、前記電源ケーブルと受電装置とを着脱可能に接続する構成としたことを特徴としている。
【0010】
このように構成することにより、作業機械を運転するときには、電源ケーブルと受電装置とを接続することによって外部電源から車体の動力源に通電でき、作業機械を運転することができる。また、例えば作業機械を停止した状態で車体の搬送等を行う場合等には、電源ケーブルの接続を解除してケーブルを車体側から切離すことができる。
【0011】
また、請求項2の発明では、電動式の動力源が搭載された車体と、該車体に設けられ構造物側の電源ケーブルを介して外部電源と接続され前記外部電源から前記動力源に通電を行う受電装置とを備えた電動式建設機械において、前記電源ケーブルと受電装置との間に中継ケーブルを着脱可能に設ける構成としている。
【0012】
これにより、作業機械の運転時には、電源ケーブルと受電装置とを中継ケーブルによって着脱可能に接続することができる。このとき、中継ケーブルによって電源ケーブルを車体から離れた位置に保持できるので、運転中に電源ケーブルが車体側に接触するのを防止することができる。また、例えば作業機械を停止した状態で車体の搬送等を行う場合等には、中継ケーブルの接続を解除することにより、簡単な作業で電源ケーブルを車体側から切離すことができる。
【0013】
また、請求項3の発明によると、車体には受電装置と中継ケーブルとを保護するガード部材を上方に向けて突設し、中継ケーブルは該ガード部材により回転可能に支持する構成としている。
【0014】
これにより、例えば車体の上部側に受電装置と中継ケーブルとを配置し、これらを取囲むようにガード部材を上方に向けて突設することができる。従って、車両の運転中には、ガード部材により受電装置と中継ケーブルとを保護でき、これらが周囲の障害物等と接触するのを防止することができる。また、車体が移動するときには、電源ケーブルが車体に対して前,後方向、左,右方向等で移動(回転)することがある。この場合、電源ケーブルをガード部材により回転可能に支持できるので、ケーブルの捩れ等が生じるのを防止することができる。
【0015】
また、請求項4の発明によると、ガード部材は受電装置と中継ケーブルとの接続位置で上側部分が上向きに直立する姿勢と下向きに折曲がる姿勢とに屈曲可能に形成し、前記ガード部材の上側部分と前記中継ケーブルとは一緒に前記車体側に折曲がる構成としている。
【0016】
これにより、電源ケーブルを車体側に接続するときには、例えばガード部材の上側部分を中継ケーブルと一緒に上向きに直立させることができ、これらの上部側を車体から離れた高い位置に保持できると共に、電源ケーブルを高い位置で引回すことができる。また、電源ケーブルを車体側から切離したときには、ガード部材の上側部分を中継ケーブルと一緒に車体側に向けて下向きに折曲げることができ、これらを低い姿勢にして車体側に格納することができる。
【0017】
また、請求項5の発明によると、車体にはキャブを設け、ガード部材は、上向きに直立する姿勢としたときに前記キャブよりも高い位置となり、下向きに折曲がる姿勢としたときに前記キャブよりも低い位置となる構成としている。
【0018】
これにより、キャブ付きの作業機械において、電源ケーブルを車体側に接続するときには、例えばガード部材の上側部分と中継ケーブルとをキャブよりも高い位置に保持でき、キャブから上方に離れた位置で電源ケーブルを引回すことができる。また、電源ケーブルを車体側から切離したときには、ガード部材の上側部分と中継ケーブルとをキャブよりも低い位置に格納することができる。
【0019】
また、請求項6の発明によると、中継ケーブルは、ガード部材に回転可能に支持されたケーブル保護筒と、該ケーブル保護筒内に挿通されたケーブルと、該ケーブルの上端側に位置して前記ケーブル保護筒に設けられ電源ケーブル側の継手と接続される上側継手と、前記中継ケーブルの下端側に位置して前記ケーブル保護筒に設けられ前記受電装置側の継手と接続される下側継手とにより構成している。
【0020】
これにより、中継ケーブルの各継手等を介して電源ケーブルと受電装置とを着脱可能に接続することができる。また、ケーブル保護筒は、その内部に挿通されたケーブルを保護できると共に、電源ケーブルと一緒に回転することによりケーブルの捩れ等を防止することができる。また、中継ケーブルには、ケーブル保護筒によって剛性を与えることができ、電源ケーブルを中継ケーブルと接続した状態で車体から離れた位置に保持することができる。
【0021】
また、請求項7の発明によると、車体には電源ケーブルと受電装置とを接続したときに外部電源から供給される電力を蓄え前記電源ケーブルと受電装置との接続を解除したときに動力源に給電を行うバッテリ手段を設ける構成としている。
【0022】
これにより、電源ケーブルを車体側に接続したときには、作業機械を運転しつつ、バッテリ手段に電力を蓄えることができる。また、電源ケーブルを車体側から切離したときには、バッテリ手段により動力源を駆動できるので、例えば電源ケーブルが届かないような場所等でも、作業機械を運転することができる。
【0023】
さらに、請求項8の発明によると、車体は前部側に作業装置が設けられた建設機械の車体であり、該車体の後部側には受電装置とガード部材とを設ける構成としている。
【0024】
これにより、例えば車体の前部側で作業装置を俯仰動しつつ、車体後部側の受電装置に接続した電源ケーブルを外部電源に向けて引回すことができ、電源ケーブルと作業装置とが干渉しにくい構成とすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による電動式作業機械として、屋内作業等を行う電動式の油圧ショベルを例に挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
1は後述の油圧ショベル11により屋内作業等が行われる構造物としての建物で、該建物1には、図1、図2に示す如く、作業用の外部電源2と、後述の給電装置3とが設けられている。そして、給電装置3は、例えば建物1の天井梁1A等に取付けられ、外部電源2の配線2A等に接続されている。
【0027】
3は油圧ショベル11に上方から給電を行う給電装置で、該給電装置3は、図3、図4に示す如く、その外郭を構成する筒状のケーシング3Aを有し、該ケーシング3Aには、軸線O1−O1を中心として回転可能となった回転軸4と、例えば円筒状のブラシ取付板5A等を用いてケーシング3A内に固定された複数の摺動ブラシ5と、該各摺動ブラシ5と個別に摺接した状態で回転軸4と一体に回転する複数のスリップリング6とが設けられている。
【0028】
ここで、回転軸4は、例えば円柱状のロッド4Aと筒体4Bとを組付けることにより形成され、軸受4C、スラストラジアル軸受4D等を介してケーシング3Aに回転可能に取付けられている。また、回転軸4には、例えば渦巻き状のぜんまいばね等からなる戻しばね4Eが取付けられ、該戻しばね4Eは、回転軸4を後述する電源ケーブル9の巻取り方向に常時付勢している。
【0029】
また、各摺動ブラシ5は、金属等の導電性材料からなり、配線2A等を介して外部電源2と接続されている。さらに、各スリップリング6は、例えば略環状の金属板等からなり、絶縁筒6A等を介して回転軸4の筒体4Bに廻止め状態で取付けられ、電源ケーブル9の各電線9Aとそれぞれ接続されている。
【0030】
そして、給電装置3は、図2に示す如く、後述のリール装置7に対して電源ケーブル9が巻取りまたは引出しされたり、ガイドアーム8が回転動作を行うときに、回転軸4が回転し、各摺動ブラシ5とスリップリング6とが摺動する。これにより、給電装置3は、電源ケーブル9と外部電源2側の配線2Aとを接続しつつ、ケーブル9の捩れ等が生じるのを防止するものである。
【0031】
7は回転軸4の筒体4Bの下部側に廻止め状態で設けられたリール装置で、該リール装置7には電源ケーブル9が巻装されている。そして、油圧ショベル11が給電装置3に接近するときには、電源ケーブル9が戻しばね4Eのばね力によりリール装置7に巻戻され、油圧ショベル11が給電装置3から離れるときには、電源ケーブル9がリール装置7から引出される。
【0032】
8は回転軸4の筒体4Bに回転可能に設けられたガイドアームで、該ガイドアーム8は、電源ケーブル9がリール装置7に対して巻取りまたは引出しされるときに、ケーブル9を径方向に案内するものである。そして、ガイドアーム8は、リール装置7の径方向外側に突出し、その突出端側等には、電源ケーブル9を支持する複数のローラ8Aが回転可能に取付けられている。
【0033】
9は給電装置3から油圧ショベル11に給電を行う電源ケーブルで、該電源ケーブル9は、図1、図6に示す如く、例えば複数の電線9A等を束ねることにより形成され、その一端側は給電装置3に接続されている。また、電源ケーブル9の他端側には後述の電源ケーブル側継手10が設けられている。
【0034】
10は電源ケーブル9の他端側外周に設けられた電源ケーブル側継手で、該電源ケーブル側継手10は、例えば雄継手等からなり、電源ケーブル9の各電線9Aにそれぞれ接続された複数個の端子10Aを有している。そして、電源ケーブル側継手10は、後述する中継ケーブル32の上側継手36と着脱可能に接続されるものであり、その外周側には、上側継手36の雄ねじ部36Bに螺着されるナット10Bが軸方向に抜止めされた状態で取付けられている。
【0035】
11は本実施の形態に適用される電動式の建設機械としての油圧ショベルで、該油圧ショベル11は、例えば建物1内の作業現場で土木工事、スクラップ処理等の屋内作業を行うのに用いられるものであり、外部電源2と後述の補助バッテリ42のいずれかによって給電可能に構成されている。
【0036】
そして、油圧ショベル11が外部電源2から給電を受けるときには、図1に示す如く、電源ケーブル9と後述の受電装置19とを中継ケーブル32によって接続し、ガード部材26のケーブル支持部29を中継ケーブル32と一緒に上側位置に固定する。また、補助バッテリ42から給電を受けるときには、図8に示す如く、中継ケーブル32の接続を解除し、ケーブル支持部29を中継ケーブル32と一緒に下側位置に格納するものである。
【0037】
また、油圧ショベル11は、自走可能な下部走行体12と、該下部走行体12に旋回可能に搭載された上部旋回体13と、後述の作業装置18、受電装置19、ガード部材26、中継ケーブル32、補助バッテリ42とを含んで構成されている。この場合、上部旋回体13の旋回フレーム13Aには、例えば旋回フレーム13Aの前部左側に配置され、ルーフ部14Aを有するキャブ14と、該キャブ14の後側に配置され、建屋カバー15等により覆われた動力源としての電動モータ16と、旋回フレーム13Aの後端側に取付けられたカウンタウェイト17とが設けられている。
【0038】
18は上部旋回体13の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置で、該作業装置18は、ブーム18A、アーム18Bと、例えばグラップル、バケット等の作業具18Cと、これらを作動させる各シリンダ等とにより構成されている。
【0039】
そして、油圧ショベル11の運転時には、電動モータ16が給電装置3または補助バッテリ42から給電されることにより作動し、この電動モータ16によって油圧ポンプ(図示せず)が駆動される。これにより、油圧ポンプは、車両に搭載された走行モータ、旋回モータや、作業装置18の各シリンダ等に圧油を供給し、車両を走行させたり、上部旋回体13を旋回させると共に、作業装置18を作動させるものである。
【0040】
19は上部旋回体13の後部上面側に設けられた受電装置で、該受電装置19は、外部電源2から給電装置3、電源ケーブル9等を介して電動モータ16に通電を行うものである。また、受電装置19は、図5、図7に示す如く、キャブ14の後側に配置され、後述のガード部材26によって取囲まれている。
【0041】
ここで、受電装置19は、その外郭を構成する筒状のケーシング20と、該ケーシング20に軸線O2−O2を中心として回転可能に設けられた筒状の回転軸21と、例えば円筒状のブラシ取付板22A等を用いてケーシング20内に固定された複数の摺動ブラシ22と、該各摺動ブラシ22と個別に摺接した状態で回転軸21と一体に回転する複数のスリップリング23とを含んで構成されている。
【0042】
そして、回転軸21には後述の受電装置側継手25が廻止め状態で嵌合され、これらは、例えば軸受21A、スラストラジアル軸受21B等を介してケーシング20に回転可能に支持されている。また、各摺動ブラシ22は、ケーシング20に取付けられた配線24等を介して電動モータ16と接続されている。さらに、各スリップリング23は、絶縁筒23A等を介して回転軸21に廻止め状態で取付けられ、回転軸21内に配置された複数の電線23B等を介して受電装置側継手25の各端子25Aにそれぞれ接続されている。
【0043】
そして、受電装置19は、図2に示す如く、油圧ショベル11が移動するときに、回転軸21が電源ケーブル9、中継ケーブル32等と一緒に回転し、各摺動ブラシ22とスリップリング23とが摺動する。これにより、受電装置19は、電源ケーブル9と電動モータ16側の配線24とを接続しつつ、ケーブル9の捩れ等が生じるのを防止するものである。
【0044】
25は受電装置19の回転軸21に取付けられた受電装置側継手で、該受電装置側継手25は、例えば複数個の端子25Aを有する雌継手等からなり、回転軸21と一体に回転する構成となっている。また、受電装置側継手25は、後述する中継ケーブル32の下側継手37と着脱可能に接続されるものである。
【0045】
26は受電装置19と中継ケーブル32とを保護するガード部材で、該ガード部材26は、図5ないし図7に示す如く、例えば複数の鋼材等により角柱状の枠体として形成され、後述の台座部27、ヒンジ部28、ケーブル支持部29等により構成されている。
【0046】
また、ガード部材26は、キャブ14の後側に位置して上部旋回体13(例えば、建屋カバー15)の上面側に設けられ、受電装置19と中継ケーブル32とを取囲む位置で建屋カバー15から上方に向けて突出している。そして、ガード部材26は、受電装置19の軸線O2−O2を中心として中継ケーブル32を回転可能に支持すると共に、油圧ショベル11の作業中に受電装置19や中継ケーブル32が周囲の障害物等と接触するのを防止している。
【0047】
27はガード部材26の下側部分を構成する台座部で、該台座部27は、主として受電装置19を保護するものである。そして、台座部27は、建屋カバー15から突出して上向きに設けられた4本の支柱27Aと、該各支柱27Aの上部側を連結する横梁27Bとにより構成されている。この場合、各支柱27Aは、例えば四角形の四隅に対応する位置に配置され、建屋カバー15の上面側からキャブ14のルーフ部14Aよりも低い位置まで上向きに突出している。
【0048】
また、各支柱27Aのうち車体の前側(図9中の左側)に位置する2本の支柱27Aには、後述の固定ボルト40が挿通されるボルト挿通穴27Cが形成されている。また、車体の後側に位置する2本の支柱27Aには、後述のヒンジ部28が設けられている。
【0049】
28は台座部27とケーブル支持部29とを上,下方向に回転可能に連結する例えば2個のヒンジ部で、該各ヒンジ部28は、台座部27の後側の各支柱27Aと、後述するケーブル支持部29の各脚部29Aとの間に設けられている。
【0050】
29はガード部材26の上側部分を構成するケーブル支持部で、該ケーブル支持部29は、主として中継ケーブル32を保護するものであり、図5、図6に示す如く、例えば複数の鋼材等により全体としてテーブル状に形成されている。そして、ケーブル支持部29は、台座部27の各支柱27Aに対応する位置で上向きに延びる4本の脚部29Aと、例えば4箇所の角隅部が該各脚部29Aの上端側に取付けられた略四角形の金属板等からなる上蓋29Bとにより構成されている。
【0051】
ここで、各脚部29Aのうち車体の前側に位置する2本の脚部29Aには、ボルト挿通穴29Cが形成され、後側に位置する2本の脚部29Aは、ヒンジ部28を介して台座部27の各支柱27Aに連結されている。また、上蓋29Bにはケーブル挿通穴29Dが形成され、該ケーブル挿通穴29D内には、後述の軸受30とスリーブ31とを介して中継ケーブル32が回転可能に挿通されている。
【0052】
また、ケーブル支持部29は、受電装置19と中継ケーブル32との接続位置でヒンジ部28を中心として上,下方向に回動され、図5に示す如く台座部27から上向きに直立する姿勢(上側位置)と、図9に示す如く台座部27から車体側に向けて下向きに折曲がる姿勢(下側位置)との間で屈曲可能となっている。
【0053】
この場合、上側位置では、ケーブル支持部29と中継ケーブル32とがキャブ14のルーフ部14Aよりも上側に突出した状態となる。このため、油圧ショベル11を外部電源2により運転するときには、電源ケーブル9を上部旋回体13から離れた高い位置で引回すことができる。また、下側位置では、ケーブル支持部29と中継ケーブル32とがキャブ14のルーフ部14Aよりも低い位置に格納される。このため、油圧ショベル11をバッテリ駆動するときには、使用しないケーブル支持部29や中継ケーブル32が運転の邪魔になるのを避けることができる。
【0054】
30はケーブル支持部29の上蓋29Bに設けられた軸受で、該軸受30は、例えば玉軸受等からなり、その外輪が上蓋29Bのケーブル挿通穴29Dを取囲む部位に取付けられている。また、軸受30の内輪の内周側には、スリーブ31が圧入して挿嵌され、該スリーブ31内には、後述する中継ケーブル32のケーブル保護筒33が挿通されている。この場合、軸受30、スリーブ31および中継ケーブル32は、受電装置側継手25の上方に位置して受電装置19の軸線O2−O2と同軸に配置されている。
【0055】
そして、ケーブル支持部29は、軸受30とスリーブ31とを介して中継ケーブル32を回転可能に支持し、中継ケーブル32は、ケーブル挿通穴29D内で受電装置19の軸線O2−O2を中心として回転可能となっている。これにより、ケーブル支持部29は、油圧ショベル11の移動等により電源ケーブル9、中継ケーブル32等がガード部材26に対して回転する場合でも、電源ケーブル9の捩れ等が生じるのを防止している。
【0056】
32はガード部材26のケーブル支持部29に回転可能に取付けられた中継ケーブルで、該中継ケーブル32は、図6、図10に示す如く、電源ケーブル9と受電装置19との間に着脱可能に設けられ、後述のケーブル保護筒33、ケーブル35、上側継手36、下側継手37等を含んで構成されている。
【0057】
33は中継ケーブル32の外郭を構成するケーブル保護筒で、該ケーブル保護筒33は、例えば金属パイプ等からなり、ケーブル35に沿って上,下方向に延びると共に、ガード部材26側のスリーブ31内に軸方向に移動可能に挿嵌されている。そして、ケーブル保護筒33は、ケーブル35を障害物等との接触から保護すると共に、中継ケーブル32に一定の剛性を与えるものである。
【0058】
また、ケーブル保護筒33とスリーブ31との間には、図5に示す如く、これらの相対変位を規制するストッパ34がねじ止め等の手段によって取付けられている。この場合、ケーブル支持部29と中継ケーブル32とを上側位置から下側位置に移動させるときには、図10、図11に示す如く、ストッパ34を取外すことにより、中継ケーブル32をスリーブ31内で軸方向および回転方向に移動させることができる。
【0059】
35はケーブル保護筒33内に挿通されたケーブルで、該ケーブル35は、例えば複数の電線35Aを束ねることにより形成されている。そして、各電線35Aの上端側には、後述する上側継手36の各端子36Aが接続され、各電線35Aの下端側には、下側継手37の各端子37Aが接続されている。
【0060】
36はケーブル保護筒33の上部側に設けられた上側継手で、該上側継手36は、例えば雌継手等からなり、電源ケーブル側継手10の各端子10Aと着脱可能に接続される複数個の端子36Aを有している。また、上側継手36の外周側には雄ねじ部36Bが形成されている。
【0061】
そして、電源ケーブル側継手10と上側継手36とを接続するときには、これらを嵌合してナット10Bを雄ねじ部36Bに螺着する。また、接続を解除するときには、ナット10Bを弛めることにより、電源ケーブル側継手10を上側継手36から引抜くことができる。
【0062】
37はケーブル保護筒33の下部側に設けられた下側継手で、該下側継手37は、例えば雄継手等からなり、受電装置側継手25の各端子25Aと着脱可能に接続される複数個の端子37Aを有している。また、下側継手37の外周側には、受電装置側継手25の外周側に螺着されるナット37Bが軸方向に抜止めされた状態で取付けられている。
【0063】
そして、油圧ショベル11が外部電源2から給電を受けるときには、ガード部材26と中継ケーブル32とを上側位置に保持し、上側継手36と電源ケーブル側継手10とを接続し、下側継手37と受電装置側継手25とを接続する。
【0064】
また、補助バッテリ42から給電を受けるときには、図11に示す如く、継手36,37の接続を解除し、ガード部材26と中継ケーブル32とを下側位置に格納する。この場合、継手36,37を格納したときには、受電装置側継手25と下側継手37とが上向きに開口した状態となる。このため、受電装置側継手25には、その開口側を施蓋して異物の侵入を防止する蓋体38が回動可能に設けられている。また、下側継手37には、その開口側を施蓋する他の蓋体39がチェーン等を用いて取付けられている。
【0065】
40はガード部材26等を上側位置に固定する例えば2本の固定ボルトで、該各固定ボルト40は、図5に示す如く、台座部27とケーブル支持部29のボルト挿通穴27C,29Cを介してナットと螺着されるものである。
【0066】
41はガード部材26等を下側位置に格納した状態で固定する格納用ホルダで、該格納用ホルダ41は、図11に示す如く、例えば内周側にねじ加工を施した筒体等からなり、ガード部材26の後側に位置して上部旋回体13の上面側に設けられている。そして、ケーブル支持部29を下側位置に格納したときには、上側継手36の雄ねじ部36Bが格納用ホルダ41内に螺着され、これによってケーブル支持部29と継手36,37等とが下側位置に固定されるものである。
【0067】
42は油圧ショベル11に設けられたバッテリ手段としての補助バッテリで、該補助バッテリ42は、図1に示す如く、例えば下部走行体12に取付けられている。そして、補助バッテリ42は、中継ケーブル32を接続したときに外部電源2の供給電力を蓄え、この接続を解除したときには、電動モータ16に給電するものである。
【0068】
本実施の形態による電動式の油圧ショベル11は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0069】
まず、油圧ショベル11を外部電源2によって運転するときには、図1に示す如く、ガード部材26等を上側位置に固定し、電源ケーブル9を中継ケーブル32によって車体側の受電装置19に接続する。そして、外部電源2から給電装置3、電源ケーブル9、受電装置19等を介して電動モータ16に通電することにより、電動モータ16を駆動し、車体を走行させたり、作業装置18を用いてスクラップ処理等の作業を行う。
【0070】
この場合、油圧ショベル11が移動するときには、図2に示す如く、外部電源2側のリール装置7により電源ケーブル9の巻取り、引出し動作が行われる。これらの動作時には、給電装置3の回転軸4がケーブル9と一緒に回転しつつ、その戻しばね4E等がケーブル9に張力を加えると共に、ガイドアーム8が油圧ショベル11に向けて延びた状態を常に保持することにより、電源ケーブル9の巻取り、引出し動作を円滑にガイドする。これにより、給電装置3側でケーブル9の捩れ、弛み等が生じるのを防止することができる。
【0071】
また、油圧ショベル11の車体側では、受電装置19の回転軸21、中継ケーブル32等が電源ケーブル9と一緒に回転するため、車体側においても、ケーブル9の捩れ等を防止することができる。このとき、電源ケーブル9は、ガード部材26と中継ケーブル32とによりキャブ14から上方に離れた高い位置に保持され、この位置から給電装置3に向けて延びるようになるので、電源ケーブル9がキャブ14や建屋カバー15等に接触するのを防止することができる。さらに、外部電源2から供給される電力の一部は補助バッテリ42に蓄えられる。
【0072】
一方、油圧ショベル11を補助バッテリ42によって運転するときには、図10に示す如く、まず継手10,37のナット10B,37Bを弛めて中継ケーブル32の接続を解除し、ストッパ34と固定ボルト40とを取外す。そして、図11に示す如く、ガード部材26のケーブル支持部29を後方下向きに回動し、下側継手37を格納用ホルダ41に螺着し、蓋体38,39を取付ける。
【0073】
これにより、電源ケーブル9を車体側から切離すことができ、例えばケーブル9が届かない場所等でも、油圧ショベル11を補助バッテリ42によって運転することができる。また、ガード部材26全体をキャブ14のルーフ部14Aよりも低い位置に格納でき、この状態でケーブル支持部29を下側継手37と格納用ホルダ41とによって下側位置に固定することができる。このため、例えば油圧ショベル11をバッテリ駆動して各種の作業を行う場合、または油圧ショベル11を外部電源2側から切離して車体の搬送等を行う場合には、ガード部材26や中継ケーブル32が周囲の構造物等に接触するのを確実に防止することができる。
【0074】
かくして、本実施の形態によれば、電源ケーブル9と受電装置19との間に中継ケーブル32を着脱可能に設ける構成としたので、油圧ショベル11を外部電源2によって運転するときには、中継ケーブル32によって電源ケーブル9と受電装置19とを簡単に接続することができる。
【0075】
また、例えば油圧ショベル11を補助バッテリ42によって駆動したり、トレーラ等に積載して搬送する場合には、中継ケーブル32の接続を解除することにより、電源ケーブル9を車体側から容易に切離すことができ、車両をバッテリ駆動に切換える作業や車両の積載、搬送等の作業を効率よく行うことができる。
【0076】
この場合、上部旋回体13には、受電装置19と中継ケーブル32とを保護するガード部材26を設けたので、受電装置19や中継ケーブル32が障害物との接触等により損傷するのをガード部材26によって防止することができる。また、ガード部材26により中継ケーブル32を回転可能に支持しているので、油圧ショベル11の移動等により電源ケーブル9等が車体に対して回転する場合でも、これと一緒に中継ケーブル32を回転させることができ、ケーブル9の捩れ等を確実に防止することができる。
【0077】
また、ガード部材26のケーブル支持部29は、キャブ14のルーフ部14Aよりも高い上側位置と、ルーフ部14Aよりも低い下側位置との間で屈曲可能に形成したので、電源ケーブル9と中継ケーブル32とを接続するときには、ケーブル支持部29と中継ケーブル32とによって電源ケーブル9の端部側(電源ケーブル側継手10)を車体から上方に離れた高い位置に保持でき、電源ケーブル9をこの高い位置から給電装置3側へと円滑に引回すことができる。
【0078】
これにより、電源ケーブル9が上部旋回体13と接触したり、車両の走行時に踏付けられるのを確実に防止でき、耐久性を高めることができる。また、油圧ショベル11のオペレータ等は、作業中に電源ケーブル9と車体との干渉等を過度に気にする必要がなくなるから、作業効率を高めることができる。
【0079】
この場合、中継ケーブル32は、高い剛性をもつケーブル保護筒33等を用いて形成したので、ガード部材26だけでなく、中継ケーブル32によって電源ケーブル9をより高い位置で引回すことができる。
【0080】
一方、例えば油圧ショベル11をバッテリ駆動したり、車両の搬送等を行う場合には、中継ケーブル32の接続を解除し、ヒンジ部28を支点としてケーブル支持部29を回動させる(折曲げる)だけの簡単な操作で、これらのガード部材26と中継ケーブル32とをキャブ14のルーフ部14Aよりも低い位置へと一緒に格納でき、車両全体の高さを可能な限り低くしてコンパクトに構成することができる。
【0081】
これにより、従来技術のように車両側に電源ケーブル9やリール装置7等を設ける必要が無くなるので、外部電源2から切離したときに車両の重量や寸法を小型化でき、車両の搬送等を効率よく行うことができる。また、油圧ショベル11をバッテリ駆動するときにも、オペレータは、電源ケーブル9の長さやガード部材26の高さ等を気にすることなく、車両を作業現場の広い範囲で作動させることができる。
【0082】
また、ガード部材26のケーブル支持部29を台座部27の上端側で上,下方向に屈曲させるようにしたので、簡単な構造によってガード部材26を格納可能に形成することができる。
【0083】
なお、前記実施の形態では、ガード部材26のケーブル支持部29を上,下方向に回動させる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば長さ方向に伸縮するテレスコピック型のガード部材等を用いる構成としてもよい。
【0084】
また、実施の形態では、電動式作業機械として油圧ショベル11を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイルローダ、クレーン、ロードローラ等の建設機械、フォークリフト、リフトトラック等の産業機械、トラクタ等の農業機械等を含めて各種の車両に適用する構成としてもよい。
【0085】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、電源ケーブルと受電装置とを着脱可能に接続する構成としたので、作業機械を外部電源によって運転するときには、電源ケーブルと受電装置とを簡単に接続することができる。また、例えば作業機械をバッテリ等によって駆動したり、トレーラ等に積載して搬送する場合には、電源ケーブルを車体側から容易に切離すことができる。これにより、従来技術のように車両側に電源ケーブルやリール装置等を設ける必要が無くなるから、電源側から切離したときに車両をコンパクトに構成でき、車両をバッテリ駆動に切換える作業や車両の積載、搬送等の作業を効率よく行うことができる。
【0086】
また、請求項2の発明によれば、電源ケーブルと受電装置との間に中継ケーブルを着脱可能に設ける構成としたので、作業機械を外部電源によって運転するときには、中継ケーブルによって電源ケーブルと受電装置とを簡単に接続することができる。この場合、例えば高い剛性をもつ中継ケーブル等を用いることにより、電源ケーブルを中継ケーブルの長さ分だけ車体から離れた位置で円滑に引回すことができ、電源ケーブルが車体と接触するのを防止することができる。
【0087】
また、例えば作業機械のバッテリ駆動、搬送等を行う場合には、中継ケーブルの接続を解除するだけで、電源ケーブルを車体側から容易に切離すことができる。これにより、電源側から切離したときに車両をコンパクトに構成でき、バッテリ駆動への切換や車両の積載、搬送等を効率よく行うことができる。
【0088】
また、請求項3の発明によれば、車体には、受電装置と中継ケーブルとを保護すると共に中継ケーブルを回転可能に支持するガード部材を設ける構成としたので、受電装置や中継ケーブルが障害物との接触等により損傷するのをガード部材によって防止でき、耐久性を高めることができる。また、作業機械の移動等により電源ケーブル等が車体に対して回転する場合でも、これと一緒に中継ケーブルを回転させることができ、ケーブルの捩れ等を確実に防止することができる。
【0089】
また、請求項4の発明によれば、ガード部材の上側部分は、上向きに直立する姿勢と下向きに折曲がる姿勢とに屈曲可能に形成し、中継ケーブルと一緒に車体側に折曲がる構成としたので、電源ケーブルを車体側に接続するときには、ガード部材によって電源ケーブルを車体から上方に離れた高い位置に保持でき、電源ケーブルが車体と接触するのを確実に防止することができる。また、電源ケーブルを車体側から切離すときには、中継ケーブルの接続を解除してガード部材を折曲げるだけの簡単な操作で、これらを低い位置へと一緒に格納でき、車両全体をコンパクトにして搬送等の作業を効率よく行うことができる。
【0090】
また、請求項5の発明によれば、ガード部材は、上向きに直立する姿勢としたときにキャブよりも高い位置となり、下向きに折曲がる姿勢としたときにキャブよりも低い位置となる構成としたので、キャブ付きの作業機械において、電源ケーブルをキャブから上方に離れた位置で円滑に引回すことができる。また、電源ケーブルを切離したときには、ガード部材の上側部分と中継ケーブルとをキャブよりも低い位置に格納でき、車両全体をコンパクトにすることができる。
【0091】
また、請求項6の発明によれば、中継ケーブルのケーブル保護筒内にはケーブルを挿通し、その上端側,下端側には上側継手,下側継手を配置する構成としたので、中継ケーブルの各継手等を介して電源ケーブルと受電装置とを着脱可能に接続することができる。また、中継ケーブルには、ケーブル保護筒によって剛性を与えることができるから、電源ケーブルを中継ケーブルと接続した状態で車体から離れた位置に保持することができる。
【0092】
また、請求項7の発明によれば、車体には、バッテリ手段を設ける構成としたので、例えば電源ケーブルが届かないような位置等でも、バッテリ手段により車両を広い範囲で作動させることができる。
【0093】
さらに、請求項8の発明によれば、前部側に作業装置が設けられた建設機械の車体に対して、後部側に受電装置とガード部材とを設ける構成としたので、例えば車体の前部側で作業装置を俯仰動しつつ、電源ケーブルを車体の後部側から外部電源に向けて引回すことができ、電源ケーブルと作業装置とが干渉するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルを電源ケーブルと接続した状態で示す正面図である。
【図2】油圧ショベルが給電装置に対して移動する状態を示す平面図である。
【図3】図1中の給電装置等を拡大して示す正面図である。
【図4】図3中の給電装置等を矢示IV−IV方向からみた縦断面図である。
【図5】図1中の受電装置、ガード部材、中継ケーブル等を拡大して示す拡大正面図である。
【図6】図5中のガード部材、中継ケーブル等を拡大して示す縦断面図である。
【図7】図5中の受電装置等を拡大して示す縦断面図である。
【図8】油圧ショベルを電源ケーブルから切離した状態で示す正面図である。
【図9】ガード部材を格納した状態を図5と同様位置からみた正面図である。
【図10】ガード部材のケーブル支持部と中継ケーブル等を下側位置に向けて回動する状態を示す縦断面図である。
【図11】ガード部材等を折曲げて格納した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 建物(構造物)
2 外部電源
3 給電装置
9 電源ケーブル
10 電源ケーブル側継手
11 油圧ショベル(建設機械)
12 下部走行体(車体)
13 上部旋回体(車体)
14 キャブ
14A ルーフ部
16 電動モータ(動力源)
18 作業装置
19 受電装置
25 受電装置側継手
26 ガード部材
27 台座部
28 ヒンジ部
29 ケーブル支持部
30 軸受
31 スリーブ
32 中継ケーブル
33 ケーブル保護筒
35 ケーブル
36 上側継手
37 下側継手
42 補助バッテリ(バッテリ手段)

Claims (8)

  1. 電動式の動力源が搭載された車体と、該車体に設けられ構造物側の電源ケーブルを介して外部電源と接続され前記外部電源から前記動力源に通電を行う受電装置とを備えた電動式建設機械において、
    前記電源ケーブルと前記受電装置とを着脱可能に接続する構成としたことを特徴とする電動式作業機械。
  2. 電動式の動力源が搭載された車体と、該車体に設けられ構造物側の電源ケーブルを介して外部電源と接続され前記外部電源から前記動力源に通電を行う受電装置とを備えた電動式建設機械において、
    前記電源ケーブルと前記受電装置との間に中継ケーブルを着脱可能に設ける構成としたことを特徴とする電動式作業機械。
  3. 前記車体には前記受電装置と中継ケーブルとを保護するガード部材を上方に向けて突設し、前記中継ケーブルは該ガード部材により回転可能に支持する構成としてなる請求項2に記載の電動式作業機械。
  4. 前記ガード部材は前記受電装置と中継ケーブルとの接続位置で上側部分が上向きに直立する姿勢と下向きに折曲がる姿勢とに屈曲可能に形成し、前記ガード部材の上側部分と前記中継ケーブルとは一緒に前記車体側に折曲がる構成としてなる請求項3に記載の電動式作業機械。
  5. 前記車体にはキャブを設け、前記ガード部材は、上向きに直立する姿勢としたときに前記キャブよりも高い位置となり、下向きに折曲がる姿勢としたときに前記キャブよりも低い位置となる構成としてなる請求項3または4に記載の電動式作業機械。
  6. 前記中継ケーブルは、前記ガード部材に回転可能に支持されたケーブル保護筒と、該ケーブル保護筒内に挿通されたケーブルと、該ケーブルの上端側に位置して前記ケーブル保護筒に設けられ前記電源ケーブル側の継手と接続される上側継手と、前記中継ケーブルの下端側に位置して前記ケーブル保護筒に設けられ前記受電装置側の継手と接続される下側継手とにより構成してなる請求項2,3,4または5に記載の電動式作業機械。
  7. 前記車体には前記電源ケーブルと受電装置とを接続したときに前記外部電源から供給される電力を蓄え前記電源ケーブルと受電装置との接続を解除したときに前記動力源に給電を行うバッテリ手段を設けてなる請求項1,2,3,4,5または6に記載の電動式作業機械。
  8. 前記車体は前部側に作業装置が設けられた建設機械の車体であり、該車体の後部側には前記受電装置とガード部材とを設けてなる請求項3,4,5,6または7に記載の電動式作業機械。
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