JP2004223191A - センサー機能付き自動上下動枕 - Google Patents

Abstract

【課題】上向き（仰臥）時と横向き（側臥）時では、快適と感じる枕の高さが異なり、頭部を支える位置が適切でない場合には、首・肩などへの負担をかけるものであり、特に長期間病床にあり患者の苦痛は察して余りあるものである。
【解決手段】本発明は、上下動する枕部分と肩・背中部分に敷き就寝中の姿勢をセンサーする部分により構成される装置であり、センサー機能は、上向き（仰臥）時には背中の部分からの広い範囲の圧力に反応し、横向き（側臥）時には、肩の部分からの比較的狭く強い圧力に反応するものであり、これにより、枕の内部に組み込まれた側面の形状が楕円形をなす円筒状のものが、モーターなどにより例えば９０度回転することにより枕を高くし、或いは枕を低くする装置である。
【選択図】 図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、センサーにて就寝中の姿勢を感知し、上向き（仰臥）時には枕を高くし、横向き（側臥）時には枕を低くすることにより、快適な睡眠をもたらすものであり、特に長期間床についている患者には寝返りを容易にし、床擦れを起こしにくくする装置である。
【０００２】
【従来の技術】
従来、高い枕は横向き（側臥）時には快適であるが上向き（仰臥）時には首などに負担をかけるものであり、低い枕は上向き（仰臥）時には快適であるが横向き（側臥）時には首・肩などに負担をかけるものであり、特に、長期間病床にある患者には寝返りを打ちにくくし、床擦れの原因ともなるものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題】
上向き（仰臥）時と横向き（側臥）時では、快適と感じる枕の高さが異なり、頭部を支える位置が適切でない場合には、首・肩などへの負担をかけるものであり、特に長期間病床にあり患者の苦痛は察して余りあるものである。
【０００４】
【課題を解決する手段】及び
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明は、上下動する枕部分と肩・背中部分に敷き就寝中の姿勢をセンサーする部分により構成される装置であり、センサー機能は、上向き（仰臥）時には背中の部分からの広い範囲の圧力に反応し、横向き（側臥）時には、肩の部分からの比較的狭く強い圧力に反応するものであり、これにより、枕の内部に組み込まれた側面の形状が楕円形をなす円筒状のものが、モーターなどにより例えば９０度回転することにより枕を高くし、或いは枕を低くする装置である。
【０００６】
【発明の効果】
この発明により、就寝中に、上向き（仰臥）時には枕は低い状態となり、横向き（側臥）時には枕は高くなることにより、首・肩の負担を軽くし、また寝返りを容易にするものである。 このことにより、特に長期間病床にある患者の身体上の負担を大幅に軽減できること、また、患者を介護する際にも患者を横向きにするだけで、枕が高くなり患者の頭部を枕が支えることとなり、介護を容易にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のセンサー機能付き自動上下動枕の概略側面図である。
【符号の説明】
１．センサー部分
２．枕の内部に組み込まれた円筒部分

Claims (5)

1. センサー機能を利用することにより就寝中に上向き（仰臥）時には枕が低くなり、横向き（側臥）時には枕が高くなる装置である。
2. 上下動する枕部分と肩・背中部分に敷き就寝中の姿勢をセンサーする部分により構成される装置である。
3. センサー機能は、上向き（仰臥）時には背中の部分からの広い範囲の圧力に反応し、横向き（側臥）時には、肩の部分からの比較的狭く強い圧力に反応するものである。
4. センサー機能により就寝時の上向き（仰臥）および横向き（側臥）の姿勢を識別し、枕を上下動させる装置である。
5. 枕の内部に組み込まれた側面の形状が楕円形をなす円筒状のものが、モーターなどにより例えば９０度回転することにより枕を高くし、或いは枕を低くする装置である。

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