JP3226066U - 寝具 - Google Patents

Abstract

【課題】側臥位就寝時でも利用者の体重を分散して支え、リラックスして長時間安眠できる寝具を提供する。【解決手段】枕１とスペーサー２及び胴体パット３が縦に一体化されて作られている寝具であって、枕１に耳除け用の、複数の円形凹み５、もしくは一つの長方形の凹み６が設けられ、枕１と胴体パット３は、側臥位で寝た時、頭部の中心が胸椎の延長線上に近い状態になるように高さが調整されている。【選択図】図２

Description

この寝具は、枕・スペーサー・胴体パットが一体化して作られていて、使用時にずれたり離れたりしない様になっている。又、敷布団からずれないように固定用ベルトが設けられている。

枕に耳が当たる部分には、複数の円形の凹み（直径３〜７ｃｍ，深さ３〜５ｃｍ）（５）もしくは一個の長方形の凹み（縦５ｃｍ，横１５ｃｍ，深さ３ｃｍ）（６）が作られている。

就寝時側臥位になった時、背骨の延長線上に頭の中心が来るように、枕と胴体パットの高さが調整されている。

従来の平たい敷布団では、側臥位になった時、首・肩の筋肉に負担が掛かったり、耳除け凹みが無かったので耳に負担が掛かった。その為、体位変換した姿勢を保つのが容易ではなかった。その結果、大腸・小腸の蠕動運動を制約される可能性があった。又、介護現場に於いて、首と敷布団の間に隙間が無かった為に介護利用者の体位変換に手間取った。

実用新案登録第３２０７２４２号公報

従来の平たい敷布団で側臥位になって寝た時、肩凝りしたり、首周りが筋肉痛になったりした。又、枕に耳が当たって痛さを伴った。その上、長期間寝たきり状態の人が、側臥位の姿勢を保つのが難しいと仰臥位の姿勢で寝る時間が多くなり、褥瘡ができやすくなったり、血液の循環が悪くなって内蔵機能が低下する可能性があった。又、首と敷布団の間に隙間がなかったので介護時に体位変換に手間取った。

本寝具は、枕・スペーサー・胴体パットが一体化して作られており敷布団の上に置くだけで使用出来る。就寝時に、枕と胴体パットがずれたり離れたりしないようになっている上、頭の縦の中心線と背骨の中心線が一直線上に並ぶように高さが調整されている。枕と胴体パットの間は空洞になっているので、側臥位になった時肩関節・腕がそこに入れられる。且つ、枕には耳除けの空洞が作られている。又、使用時に敷布団とのずれ防止の為、固定用ベルトを装備している。そのうえ、全体の横幅を調整することによって、シングル又はダブルサイズの敷布団にも対応できる。

上述の事から、本寝具は，側臥位就寝時でも利用者の体重を分散して支えている為、リラックスして長時間安眠出来る。その結果利用者は、肩凝り・筋肉痛・褥瘡の軽減、大腸・小腸の蠕動運動機能の活性化、耳の痛みの軽減を計ることができる。又、介護者は利用者の首の下に簡単に腕を入れられるので、利用者の体位変換を容易に出来る。

本寝具の正面図（上から見た図）と側面図 本寝具上で、側臥位の姿勢で寝ているイメージ図

本寝具は、枕の横に取り付けられた固定用ベルトで敷布団に固定するか、そのまま敷布団の上に置いて使用する。又、本寝具の横幅を広げたり狭めたりすることによって、敷布団の大きさに対応出来る。

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１ 枕 ６ 耳除け凹み（長方形）
２ スペーサー ７ 空洞部
３ 胴体パット ８ 敷布団
４ 固定用ベルト ９ 肩関節
５ 耳除け凹み（円形）

Claims (5)

1. 枕（縦２０〜３０ｃｍ，横３０〜５０ｃｍ，高さ１０〜２０ｃｍ）（１）とスペーサー（縦１０〜１５ｃｍ，横３０〜５０ｃｍ，高さ３〜５ｃｍ）（２）及び胴体パット（縦３０〜５０ｃｍ、横３０〜５０ｃｍ，高さ５〜１０ｃｍ）（３）が縦に一体化されて作られている寝具。
2. さらに枕（１）に耳除け用の、複数の円形凹み（直径３〜７ｃｍ，深３〜５ｃｍ）（５）、もしくは一つの長方形の凹み（縦５〜７ｃｍ，横１０〜２０ｃｍ，深さ３〜５ｃｍ）（６）が設けられている、請求項１に記載の寝具。
3. 枕（１）と胴体パット（３）は、側臥位で寝た時、頭部の中心が胸椎の延長線上に近い状態になるように高さが調整されている、請求項１、２のいずれかに記載の寝具。
4. スペーサー（２）の上部は空洞（７）になっている、請求項１，２，３のいずれかに記載の寝具。
5. 枕（１）の両側には、敷布団への固定用ベルト（４）が設けられている、請求項１，２，３、４のいずれかに記載の寝具。

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