JP2004222774A - 吸収体の積繊方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】繊維積繊時の吸引力を調整することにより、所望の厚さの吸収体を一つのプロセスで得られるようにする。
【解決手段】多数の通気孔5,5・・を有する有孔体4上の所定領域に原材料を積繊し、この積繊状態の原材料を吸引力によって所望形状の吸収体Aとして成形するに当たって、前記吸引力を所定区域毎に調整することにより吸収体Aにおける積繊量を調整するようにして、吸引領域2からの吸引力(即ち、吸引圧力と通気孔5,5・・の開口率との積として与えられ力)を所定区域毎に調整することにより、吸収体Aにおける積繊量のコントロールができるようにしている。
【選択図】 図3
【解決手段】多数の通気孔5,5・・を有する有孔体4上の所定領域に原材料を積繊し、この積繊状態の原材料を吸引力によって所望形状の吸収体Aとして成形するに当たって、前記吸引力を所定区域毎に調整することにより吸収体Aにおける積繊量を調整するようにして、吸引領域2からの吸引力(即ち、吸引圧力と通気孔5,5・・の開口率との積として与えられ力)を所定区域毎に調整することにより、吸収体Aにおける積繊量のコントロールができるようにしている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、吸収体の積繊方法に関し、さらに詳しくは、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の衛生品に主に用いられる吸収体の積繊方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、使い捨ておむつあるいは生理用ナプキン等の衛生品には、粉砕パルプや高吸水性ポリマーを積繊して成形された吸収体を備えている。
【0003】
この吸収体は、例えば図1に示す積繊装置を用いて製造される。該積繊装置は、積繊ドラム1と、該積繊ドラム1内に形成された真空吸引部2と、解繊されたパルプおよび高吸水性ポリマーを空気に乗せて前記積繊ドラム1の外周面に供給する供給手段3とを備えて構成されている。前記積繊ドラム1は、図2に示すように、多数の通気孔5,5・・を有する有孔体4をドラム形状に成形してなっており、該有孔体4の幅方向両端部をリング体6,6で覆うことにより、吸収体を積繊するための積繊キャビティ7が形成されている。符号8はパルプを粉砕するパルプ粉砕機、9は高吸水性ポリマーを供給する散布管、10は積繊された吸収体を搬出する搬出手段である。
【0004】
上記構成の積繊装置においては、供給手段3を介して前記積繊キャビティ7上に供給された粉砕パルプおよび高吸水性ポリマーが、真空吸引部2の吸引力によって所定形状に積繊成形されることとなっている。
【0005】
ところで、前記有孔体4に形成される通気孔5,5・・の孔径は同じとされ且つ真空吸引部2による吸引力Kは有孔体4の幅方向および周回方向(換言すれば、MD方向)に関して均等とされている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−200062号公報。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公知技術の場合、図8に示すように、積繊ドラム1の積繊キャビティ7において積繊される吸収体Aは、リング体6,6との接触部分における抵抗に起因して、当該接触部分が厚く、中央部分が薄くなってしまい、均一な厚さのものが得られないという不具合が発生する。そこで、従来技術では、厚みの均一化を図るため、積繊後に例えば積繊ドラム1上にスカッフィングロール11(図1に仮想線で示す)を設置し、同ロール11によって吸収体の表面を削って厚さを均一化するようにしているが、その場合、積繊された吸収体Aの繊維は絡み合っているため、スカッフィングロール11で削る際に積繊した繊維すべてをスカッフィングロール11が引っ掻いて積繊ドラム1の表面より剥いでしまうおそれがある。
【0008】
また、吸収体においては、積繊して得られた吸収体の特定部分の厚みを変えたいという要求があるが、その場合、一般的には、まず均一な厚みの積繊体を形成した後、さらにその上に別プロセスで積繊することにより、特定部分の厚みを変えた吸収体を形成するようにしていた。この場合、要求される吸収体を得るために2段階のプロセスを要することとなり、製法が複雑化するという問題が生じる。
【0009】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、繊維積繊時の吸引力を調整することにより、所望の厚さの吸収体を一つのプロセスで得られるようにすることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、多数の通気孔を有する有孔体上の所定領域に原材料を積繊し、この積繊状態の原材料を吸引力によって所望形状の吸収体として成形するに当たって、前記吸引力を所定区域毎に調整することにより吸収体における積繊量を調整するようにしている。
【0011】
上記のようにしたことにより、吸引力(即ち、吸引圧力と通気孔の開口率との積として与えられ力)を所定区域毎に調整することにより、吸収体における積繊量のコントロールができることとなり、所望の厚さの吸収体が一つのプロセスで容易に得られることとなる。
【0012】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体の幅方向(CD方向)において所定区域毎に調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における所定領域を区画する幅方向(CD方向)の端部に近い部分の吸引力を弱く、中央部分の吸引力を強くすれば、中央部分の積繊量が多く、幅方向(CD方向)の端部に近い部分の積繊量が少なくなるところから、スカッフィングロールによる削りを行わなくとも、得られる吸収体の厚さを均一化することができる。ここで、CD方向とは、クロスディレクション(即ち、横方向)とされる。
【0013】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体の長さ方向(MD方向)において所定区域毎に調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における長さ方向(MD方向)の特定部分の吸引力を他の部分より強くすれば、当該特定部分の積繊量を他の部分より多くすることができるところから、特定部分を厚くした吸収体を一つのプロセスで容易に得ることができる。ここで、MD方向とは、マシンディレクション(即ち、流れ方向)とされる。
【0014】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、吸引圧力を一定とし且つ前記有孔体における所定区域毎に前記通気孔の開口率を変更することにより調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における所定区域毎に通気孔の開口率を変更するだけで、積繊量のコントロールを行うことができる。
【0015】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体における前記通気孔の開口率を一定とし且つ所定区域毎に吸引圧力を変更することにより調整することもでき、そのようにした場合、吸引領域における所定区域毎に吸引圧力を変更するだけで、積繊量のコントロールを行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0017】
以下の実施の形態における吸収体の積繊装置は、従来技術の項において既に説明したものと同様な構成とされている。
【0018】
即ち、この積繊装置は、図1に示すように、積繊ドラム1と、該積繊ドラム1内に形成された真空吸引部2と、解繊されたパルプおよび高吸水性ポリマーを空気に乗せて前記積繊ドラム1の外周面に供給する供給手段3とを備えて構成されている。前記積繊ドラム1は、図2に示すように、多数の通気孔5,5・・を有する有孔体4をドラム形状に成形してなっており、該有孔体4の幅方向(CD方向)の両端部をリング体6,6で覆うことにより、吸収体を積繊するための積繊キャビティ7が形成されている。符号8はパルプを粉砕するパルプ粉砕機、9は高吸水性ポリマーを供給する散布管、10は積繊された吸収体を搬出する搬出手段である。なお、この場合、スカッフィングロール11は省略される。
【0019】
上記構成の積繊装置においては、供給手段3を介して前記積繊キャビティ7上に供給された粉砕パルプおよび高吸水性ポリマーが、真空吸引部2の吸引力によって所定形状に積繊成形されることとなっている。
【0020】
第1の実施の形態
図3および図4には、本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法において用いられる積繊ドラムの要部が示されている。
【0021】
この場合、有孔体4上に形成された積繊キャビティ7において、吸引領域である真空吸引部2における吸引圧力を一定とし、リング体6,6に近い部分X,Xにおける通気孔5,5・・の開口率を小さくし、中央部分Yにおける通気孔5,5・・の開口率を大きくしている。つまり、リング体6,6に近い部分X,Xにおける吸引力K1より中央部分Yにおける吸引力K2が大きくなるようにされているのである。ここで、吸引力は、吸引圧力と通気孔5,5・・の開口率との積として与えられる力として定義される。この場合、通気孔5,5・・の孔径は同一とし、リング体6,6に近い部分X,Xにおける単位面積当たりの孔数より中央部分Yにおける単位面積当たりの孔数を多くすることにより開口率を調整するようにしている。
【0022】
上記のようにすると、積繊キャビティ7において、リング体6,6に近い部分X,Xにおける積繊量に比べて中央部分Yにおける積繊量が多くなるところから、結果として、得られる吸収体Aは厚さが均一なものとなるのである。従って、従来方法のように、積繊後にスカッフィングロールなどによる削りをしなくとも、容易に均一な厚さの吸収体Aを得ることができるのである。
【0023】
なお、通気孔5,5・・の開口率を調整するに当たって、孔径を変化させる場合もある。
【0024】
第2の実施の形態
図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法において用いられる積繊ドラムの要部が示されている。
【0025】
この場合、有孔体4上に形成された積繊キャビティ7において、有孔体4における通気孔5,5・・の開口率は一定とされ(即ち、孔径および単位面積当たりの孔数を一定とされ)、吸引領域である真空吸引部2におけるリング体6,6に近い部分X,Xの吸引圧力P1を小さくし、中央部分Yにおける吸引圧力P2を大きくしている。つまり、リング体6,6に近い部分X,Xにおける吸引力K1より中央部分Yにおける吸引力K2が大きくなるようにされているのである。ここで、吸引力は、吸引圧力と通気孔5,5・・の開口率との積として与えられる力として定義される。
【0026】
上記のようにすると、積繊キャビティ7において、リング体6,6に近い部分X,Xにおける積繊量に比べて中央部分Yにおける積繊量が多くなるところから、結果として、得られる吸収体Aは厚さが均一なものとなるのである。従って、従来方法のように、積繊後にスカッフィングロールなどによる削りをしなくとも、容易に均一な厚さの吸収体Aを得ることができるのである。
【0027】
第3の実施の形態
図6および図7には、本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法において用いられる積繊ドラムの要部が示されている。
【0028】
この場合、吸引領域である真空吸引部2における吸引圧力を一定とし、有孔体4上に形成された積繊キャビティ7において、リング体6,6に近い部分X,Xにおける通気孔5,5・・の開口率を小さくし、中央部分Yにおける通気孔5,5・・の開口率を大きくするとともに、当該中央部分Yにおいて前記有孔体4の周回方向M(換言すれば、積繊ドラム1の回転方向)の所定区域Y1における通気孔5,5・・の開口率を当該所定区域Y1の前後に位置する区域Y2,Y2の開口率より大きくしている。つまり、リング体6,6に近い部分X,Xにおける吸引力K1より中央部分Yの区域Y2,Y2の吸引力K2が大きくなり、当該区域Y2,Y2における吸引力K2より前記所定区域Y1における吸引力Y3が大きくなるようにされているのである。ここで、吸引力は、吸引圧力と通気孔5,5・・の開口率との積として与えられる力として定義される。この場合、通気孔5,5・・の孔径は同一とし、リング体6,6に近い部分X,Xにおける単位面積当たりの孔数より中央部分Yにおける単位面積当たりの孔数を多くするとともに、該中央部分Yにおいては、所定区域Y1における単位面積当たりの孔数が該所定区域Y1の前後に位置する区域Y2,Y2における単位面積当たりの孔数より多くすることにより開口率を調整するようにしている。
【0029】
上記のようにすると、積繊キャビティ7において、リング体6,6に近い部分X,Xにおける積繊量に比べて中央部分Yにおける積繊量が多くなるとともに、中央部分Yにおいては、所定区域Y1における積繊量が該所定区域Y1の前後に位置する区域Y2,Y2における積繊量より多くなるところから、結果として、得られる吸収体Aは、前記所定区域Y1に対応する部分が厚く、他の部分の厚さが均一なものとなるのである。従って、従来方法のように、2プロセスでの積繊を行わなくとも、有孔体4の周回方向(MD方向)に厚さの異なる形状の吸収体Aを得ることができるのである。
【0030】
なお、通気孔5,5・・の開口率を調整するに当たって、孔径を変化させる場合もある。
【0031】
ところで、本願発明は、上記実施の形態において説明した積繊装置を用いるものに限定されるものではなく、ドラム以外のものにより構成された積繊装置を用いることもある。
【0032】
【発明の効果】
本願発明の第1の手段によれば、多数の通気孔を有する有孔体上の所定領域に原材料を積繊し、この積繊状態の原材料を吸引力によって所望形状の吸収体として成形するに当たって、前記吸引力を所定区域毎に調整することにより吸収体における積繊量を調整するようにしているので、吸引力(即ち、吸引圧力と通気孔の開口率との積として与えられ力)を所定区域毎に調整することにより、吸収体における積繊量のコントロールができることとなり、所望の厚さの吸収体が一つのプロセスで容易に得られるという効果がある。
【0033】
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体の幅方向(CD方向)において所定区域毎に調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における所定領域を区画する幅方向(CD方向)の端部に近い部分の吸引力を弱く、中央部分の吸引力を強くすれば、中央部分の積繊量が多く、幅方向端部に近い部分の積繊量が少なくなるところから、スカッフィングロールやその他の手段による削りを行わなくとも、得られる吸収体の厚さを均一化することができる。
【0034】
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1又は第2の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体の長さ方向(MD方向)において所定区域毎に調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における長さ方向(MD方向)の特定部分の吸引力を他の部分より強くすれば、当該特定部分の積繊量を他の部分より多くすることができるところから、特定部分を厚くした吸収体を一つのプロセスで容易に得ることができる。
【0035】
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、吸引圧力を一定とし且つ前記有孔体における所定区域毎に前記通気孔の開口率を変更することにより調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における所定区域毎に通気孔の開口率を変更するだけで、積繊量のコントロールを行うことができる。
【0036】
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体における前記通気孔の開口率を一定とし且つ所定区域毎に吸引圧力を変更することにより調整することもでき、そのようにした場合、吸引領域における所定区域毎に吸引圧力を変更するだけで、積繊量のコントロールを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置の概略構成図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの斜視図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの要部を示す断面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの要部を示す平面図である。
【図5】本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの要部を示す断面図である。
【図6】本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの要部を示す断面図である。
【図7】本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの要部を示す平面図である。
【図8】従来の積繊装置における積繊ドラムの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1は積繊ドラム、2は吸引領域(真空吸引部)、4は有孔体、5は通気孔、6はリング体、7は積繊キャビティ、Xはリング体に近い部分、Aは吸収体、Yは中央部分、Y1は所定区域、Y2は所定区域の前後区域、K1,K2,K3は吸引力、Mは周回方向(積繊ドラムの回転方向、MD方向)。
【発明の属する技術分野】
本願発明は、吸収体の積繊方法に関し、さらに詳しくは、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の衛生品に主に用いられる吸収体の積繊方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、使い捨ておむつあるいは生理用ナプキン等の衛生品には、粉砕パルプや高吸水性ポリマーを積繊して成形された吸収体を備えている。
【0003】
この吸収体は、例えば図1に示す積繊装置を用いて製造される。該積繊装置は、積繊ドラム1と、該積繊ドラム1内に形成された真空吸引部2と、解繊されたパルプおよび高吸水性ポリマーを空気に乗せて前記積繊ドラム1の外周面に供給する供給手段3とを備えて構成されている。前記積繊ドラム1は、図2に示すように、多数の通気孔5,5・・を有する有孔体4をドラム形状に成形してなっており、該有孔体4の幅方向両端部をリング体6,6で覆うことにより、吸収体を積繊するための積繊キャビティ7が形成されている。符号8はパルプを粉砕するパルプ粉砕機、9は高吸水性ポリマーを供給する散布管、10は積繊された吸収体を搬出する搬出手段である。
【0004】
上記構成の積繊装置においては、供給手段3を介して前記積繊キャビティ7上に供給された粉砕パルプおよび高吸水性ポリマーが、真空吸引部2の吸引力によって所定形状に積繊成形されることとなっている。
【0005】
ところで、前記有孔体4に形成される通気孔5,5・・の孔径は同じとされ且つ真空吸引部2による吸引力Kは有孔体4の幅方向および周回方向(換言すれば、MD方向)に関して均等とされている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−200062号公報。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公知技術の場合、図8に示すように、積繊ドラム1の積繊キャビティ7において積繊される吸収体Aは、リング体6,6との接触部分における抵抗に起因して、当該接触部分が厚く、中央部分が薄くなってしまい、均一な厚さのものが得られないという不具合が発生する。そこで、従来技術では、厚みの均一化を図るため、積繊後に例えば積繊ドラム1上にスカッフィングロール11(図1に仮想線で示す)を設置し、同ロール11によって吸収体の表面を削って厚さを均一化するようにしているが、その場合、積繊された吸収体Aの繊維は絡み合っているため、スカッフィングロール11で削る際に積繊した繊維すべてをスカッフィングロール11が引っ掻いて積繊ドラム1の表面より剥いでしまうおそれがある。
【0008】
また、吸収体においては、積繊して得られた吸収体の特定部分の厚みを変えたいという要求があるが、その場合、一般的には、まず均一な厚みの積繊体を形成した後、さらにその上に別プロセスで積繊することにより、特定部分の厚みを変えた吸収体を形成するようにしていた。この場合、要求される吸収体を得るために2段階のプロセスを要することとなり、製法が複雑化するという問題が生じる。
【0009】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、繊維積繊時の吸引力を調整することにより、所望の厚さの吸収体を一つのプロセスで得られるようにすることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、多数の通気孔を有する有孔体上の所定領域に原材料を積繊し、この積繊状態の原材料を吸引力によって所望形状の吸収体として成形するに当たって、前記吸引力を所定区域毎に調整することにより吸収体における積繊量を調整するようにしている。
【0011】
上記のようにしたことにより、吸引力(即ち、吸引圧力と通気孔の開口率との積として与えられ力)を所定区域毎に調整することにより、吸収体における積繊量のコントロールができることとなり、所望の厚さの吸収体が一つのプロセスで容易に得られることとなる。
【0012】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体の幅方向(CD方向)において所定区域毎に調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における所定領域を区画する幅方向(CD方向)の端部に近い部分の吸引力を弱く、中央部分の吸引力を強くすれば、中央部分の積繊量が多く、幅方向(CD方向)の端部に近い部分の積繊量が少なくなるところから、スカッフィングロールによる削りを行わなくとも、得られる吸収体の厚さを均一化することができる。ここで、CD方向とは、クロスディレクション(即ち、横方向)とされる。
【0013】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体の長さ方向(MD方向)において所定区域毎に調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における長さ方向(MD方向)の特定部分の吸引力を他の部分より強くすれば、当該特定部分の積繊量を他の部分より多くすることができるところから、特定部分を厚くした吸収体を一つのプロセスで容易に得ることができる。ここで、MD方向とは、マシンディレクション(即ち、流れ方向)とされる。
【0014】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、吸引圧力を一定とし且つ前記有孔体における所定区域毎に前記通気孔の開口率を変更することにより調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における所定区域毎に通気孔の開口率を変更するだけで、積繊量のコントロールを行うことができる。
【0015】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体における前記通気孔の開口率を一定とし且つ所定区域毎に吸引圧力を変更することにより調整することもでき、そのようにした場合、吸引領域における所定区域毎に吸引圧力を変更するだけで、積繊量のコントロールを行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0017】
以下の実施の形態における吸収体の積繊装置は、従来技術の項において既に説明したものと同様な構成とされている。
【0018】
即ち、この積繊装置は、図1に示すように、積繊ドラム1と、該積繊ドラム1内に形成された真空吸引部2と、解繊されたパルプおよび高吸水性ポリマーを空気に乗せて前記積繊ドラム1の外周面に供給する供給手段3とを備えて構成されている。前記積繊ドラム1は、図2に示すように、多数の通気孔5,5・・を有する有孔体4をドラム形状に成形してなっており、該有孔体4の幅方向(CD方向)の両端部をリング体6,6で覆うことにより、吸収体を積繊するための積繊キャビティ7が形成されている。符号8はパルプを粉砕するパルプ粉砕機、9は高吸水性ポリマーを供給する散布管、10は積繊された吸収体を搬出する搬出手段である。なお、この場合、スカッフィングロール11は省略される。
【0019】
上記構成の積繊装置においては、供給手段3を介して前記積繊キャビティ7上に供給された粉砕パルプおよび高吸水性ポリマーが、真空吸引部2の吸引力によって所定形状に積繊成形されることとなっている。
【0020】
第1の実施の形態
図3および図4には、本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法において用いられる積繊ドラムの要部が示されている。
【0021】
この場合、有孔体4上に形成された積繊キャビティ7において、吸引領域である真空吸引部2における吸引圧力を一定とし、リング体6,6に近い部分X,Xにおける通気孔5,5・・の開口率を小さくし、中央部分Yにおける通気孔5,5・・の開口率を大きくしている。つまり、リング体6,6に近い部分X,Xにおける吸引力K1より中央部分Yにおける吸引力K2が大きくなるようにされているのである。ここで、吸引力は、吸引圧力と通気孔5,5・・の開口率との積として与えられる力として定義される。この場合、通気孔5,5・・の孔径は同一とし、リング体6,6に近い部分X,Xにおける単位面積当たりの孔数より中央部分Yにおける単位面積当たりの孔数を多くすることにより開口率を調整するようにしている。
【0022】
上記のようにすると、積繊キャビティ7において、リング体6,6に近い部分X,Xにおける積繊量に比べて中央部分Yにおける積繊量が多くなるところから、結果として、得られる吸収体Aは厚さが均一なものとなるのである。従って、従来方法のように、積繊後にスカッフィングロールなどによる削りをしなくとも、容易に均一な厚さの吸収体Aを得ることができるのである。
【0023】
なお、通気孔5,5・・の開口率を調整するに当たって、孔径を変化させる場合もある。
【0024】
第2の実施の形態
図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法において用いられる積繊ドラムの要部が示されている。
【0025】
この場合、有孔体4上に形成された積繊キャビティ7において、有孔体4における通気孔5,5・・の開口率は一定とされ(即ち、孔径および単位面積当たりの孔数を一定とされ)、吸引領域である真空吸引部2におけるリング体6,6に近い部分X,Xの吸引圧力P1を小さくし、中央部分Yにおける吸引圧力P2を大きくしている。つまり、リング体6,6に近い部分X,Xにおける吸引力K1より中央部分Yにおける吸引力K2が大きくなるようにされているのである。ここで、吸引力は、吸引圧力と通気孔5,5・・の開口率との積として与えられる力として定義される。
【0026】
上記のようにすると、積繊キャビティ7において、リング体6,6に近い部分X,Xにおける積繊量に比べて中央部分Yにおける積繊量が多くなるところから、結果として、得られる吸収体Aは厚さが均一なものとなるのである。従って、従来方法のように、積繊後にスカッフィングロールなどによる削りをしなくとも、容易に均一な厚さの吸収体Aを得ることができるのである。
【0027】
第3の実施の形態
図6および図7には、本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法において用いられる積繊ドラムの要部が示されている。
【0028】
この場合、吸引領域である真空吸引部2における吸引圧力を一定とし、有孔体4上に形成された積繊キャビティ7において、リング体6,6に近い部分X,Xにおける通気孔5,5・・の開口率を小さくし、中央部分Yにおける通気孔5,5・・の開口率を大きくするとともに、当該中央部分Yにおいて前記有孔体4の周回方向M(換言すれば、積繊ドラム1の回転方向)の所定区域Y1における通気孔5,5・・の開口率を当該所定区域Y1の前後に位置する区域Y2,Y2の開口率より大きくしている。つまり、リング体6,6に近い部分X,Xにおける吸引力K1より中央部分Yの区域Y2,Y2の吸引力K2が大きくなり、当該区域Y2,Y2における吸引力K2より前記所定区域Y1における吸引力Y3が大きくなるようにされているのである。ここで、吸引力は、吸引圧力と通気孔5,5・・の開口率との積として与えられる力として定義される。この場合、通気孔5,5・・の孔径は同一とし、リング体6,6に近い部分X,Xにおける単位面積当たりの孔数より中央部分Yにおける単位面積当たりの孔数を多くするとともに、該中央部分Yにおいては、所定区域Y1における単位面積当たりの孔数が該所定区域Y1の前後に位置する区域Y2,Y2における単位面積当たりの孔数より多くすることにより開口率を調整するようにしている。
【0029】
上記のようにすると、積繊キャビティ7において、リング体6,6に近い部分X,Xにおける積繊量に比べて中央部分Yにおける積繊量が多くなるとともに、中央部分Yにおいては、所定区域Y1における積繊量が該所定区域Y1の前後に位置する区域Y2,Y2における積繊量より多くなるところから、結果として、得られる吸収体Aは、前記所定区域Y1に対応する部分が厚く、他の部分の厚さが均一なものとなるのである。従って、従来方法のように、2プロセスでの積繊を行わなくとも、有孔体4の周回方向(MD方向)に厚さの異なる形状の吸収体Aを得ることができるのである。
【0030】
なお、通気孔5,5・・の開口率を調整するに当たって、孔径を変化させる場合もある。
【0031】
ところで、本願発明は、上記実施の形態において説明した積繊装置を用いるものに限定されるものではなく、ドラム以外のものにより構成された積繊装置を用いることもある。
【0032】
【発明の効果】
本願発明の第1の手段によれば、多数の通気孔を有する有孔体上の所定領域に原材料を積繊し、この積繊状態の原材料を吸引力によって所望形状の吸収体として成形するに当たって、前記吸引力を所定区域毎に調整することにより吸収体における積繊量を調整するようにしているので、吸引力(即ち、吸引圧力と通気孔の開口率との積として与えられ力)を所定区域毎に調整することにより、吸収体における積繊量のコントロールができることとなり、所望の厚さの吸収体が一つのプロセスで容易に得られるという効果がある。
【0033】
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体の幅方向(CD方向)において所定区域毎に調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における所定領域を区画する幅方向(CD方向)の端部に近い部分の吸引力を弱く、中央部分の吸引力を強くすれば、中央部分の積繊量が多く、幅方向端部に近い部分の積繊量が少なくなるところから、スカッフィングロールやその他の手段による削りを行わなくとも、得られる吸収体の厚さを均一化することができる。
【0034】
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1又は第2の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体の長さ方向(MD方向)において所定区域毎に調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における長さ方向(MD方向)の特定部分の吸引力を他の部分より強くすれば、当該特定部分の積繊量を他の部分より多くすることができるところから、特定部分を厚くした吸収体を一つのプロセスで容易に得ることができる。
【0035】
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、吸引圧力を一定とし且つ前記有孔体における所定区域毎に前記通気孔の開口率を変更することにより調整することもでき、そのようにした場合、有孔体における所定区域毎に通気孔の開口率を変更するだけで、積繊量のコントロールを行うことができる。
【0036】
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた吸収体の積繊方法において、前記吸引力を、前記有孔体における前記通気孔の開口率を一定とし且つ所定区域毎に吸引圧力を変更することにより調整することもでき、そのようにした場合、吸引領域における所定区域毎に吸引圧力を変更するだけで、積繊量のコントロールを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置の概略構成図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの斜視図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの要部を示す断面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの要部を示す平面図である。
【図5】本願発明の第2の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの要部を示す断面図である。
【図6】本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの要部を示す断面図である。
【図7】本願発明の第3の実施の形態にかかる吸収体の積繊方法に用いられる積繊装置における積繊ドラムの要部を示す平面図である。
【図8】従来の積繊装置における積繊ドラムの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1は積繊ドラム、2は吸引領域(真空吸引部)、4は有孔体、5は通気孔、6はリング体、7は積繊キャビティ、Xはリング体に近い部分、Aは吸収体、Yは中央部分、Y1は所定区域、Y2は所定区域の前後区域、K1,K2,K3は吸引力、Mは周回方向(積繊ドラムの回転方向、MD方向)。
Claims (5)
- 多数の通気孔を有する有孔体上の所定領域に原材料を積繊し、この積繊状態の原材料を吸引力によって所望形状の吸収体として成形するに当たって、前記吸引力を所定区域毎に調整することにより吸収体における積繊量を調整するようにしたことを特徴とする吸収体の積繊方法。
- 前記吸引力は、前記有孔体のCD方向において所定区域毎に調整されることを特徴とする前記請求項1記載の吸収体の積繊方法。
- 前記吸引力は、前記有孔体のMD方向において所定区域毎に調整されることを特徴とする前記請求項1および2のいずれか一項記載の吸収体の積繊方法。
- 前記吸引力は、吸引圧力を一定とし且つ前記有孔体における所定区域毎に前記通気孔の開口率を変更することにより調整されることを特徴とする前記請求項1、2および3のいずれか一項記載の吸収体の積繊方法。
- 前記吸引力は、前記有孔体における前記通気孔の開口率を一定とし且つ所定区域毎に吸引圧力を変更することにより調整されることを特徴とする前記請求項1、2および3のいずれか一項記載の吸収体の積繊方法。
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