JP2004221018A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】EEPROMを必要としない24時間繰り返しタイマ制御の照明器具を提供する。
【解決手段】ランプ1を特定の点灯モード(例えば深夜モード)とする時間帯を、商用交流電源2の通電時には商用交流電源2を検出して作動する24時間タイマ(時分秒タイマ)で管理し、商用交流電源2の停電時には電池などによるバックアップ電源3により常時作動しているリアルタイムクロック4によるRTCタイマ(年月日時分秒タイマ)で管理する照明器具である。そして、商用交流電源2の停電検知時にはRTCタイマがリセットされるとともに、RTCタイマの「時分秒」データに24時間タイマによるカウント値が書き込まれてからRTCタイマがカウント開始され、商用交流電源2の復電検知時には24時間タイマがリセットされるとともに、それまでのRTCタイマによる「時分秒」データが24時間タイマに書き込まれてから24時間タイマがカウント開始されるものである。
【選択図】 図2
【解決手段】ランプ1を特定の点灯モード(例えば深夜モード)とする時間帯を、商用交流電源2の通電時には商用交流電源2を検出して作動する24時間タイマ(時分秒タイマ)で管理し、商用交流電源2の停電時には電池などによるバックアップ電源3により常時作動しているリアルタイムクロック4によるRTCタイマ(年月日時分秒タイマ)で管理する照明器具である。そして、商用交流電源2の停電検知時にはRTCタイマがリセットされるとともに、RTCタイマの「時分秒」データに24時間タイマによるカウント値が書き込まれてからRTCタイマがカウント開始され、商用交流電源2の復電検知時には24時間タイマがリセットされるとともに、それまでのRTCタイマによる「時分秒」データが24時間タイマに書き込まれてから24時間タイマがカウント開始されるものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、24時間繰り返しタイマ制御される照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
トイレ灯・廊下灯などの照明器具には人体センサと明るさセンサを備えたものがあるが、深夜時間帯にトイレに行った場合にランプが定格電力で明るく点灯すると眩しく感じるため、いわゆる深夜モードと呼ばれる特定の点灯モードを備え、その深夜モードの時間帯に人を検出するとランプを減光した点灯状態としていた。そして、その深夜モード時間帯は、ユーザーが照明器具に設けられたスイッチを操作することによりその操作時点より開始されるようになっており、照明器具に備わったマイコンなどによる24時間タイマはその開始時刻から例えば5時間あるいは8時間などの所定の時間帯を深夜モードの時間帯としていた。ところで、照明器具への商用交流電源配線経路中には壁スイッチなどが介在している場合が多いため、照明器具から離れれば自動的に消灯するにもかかわらずユーザーがうっかりと壁スイッチを開いてしまうことも往々にしてある。そうすると、毎日訪れる深夜モード時間帯を狂わせないためには、壁スイッチなどで停電した時点でのマイコンによるタイマカウントデータを記憶させておく必要があり、その記憶素子としてEEPROMが使用され、復電した時には、停電中にバックアップ電源で作動していたリアルタイムクロックによるタイマカウントデータを前記EEPROMに記憶していたタイマカウントデータに加算してから、再びマイコンがタイマカウントを開始してシームレスに時間を計測していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、EEPROMには書きこみ可能回数に制限があったり、コスト高にもなるという解決すべき課題がある。本発明はこのような解決すべき課題を鑑み、EEPROMを必要としない24時間繰り返しタイマ制御の照明器具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明を要約すると、ランプを特定の点灯モードとする時間帯を、商用交流電源の通電時には商用交流電源を検出して作動する24時間タイマで管理し、商用交流電源の停電時にはバックアップ電源により常時作動しているリアルタイムクロックによるRTCタイマで管理する照明器具であって、商用交流電源の停電検知時にはRTCタイマがリセットされるとともに、RTCタイマの「時分秒」データに24時間タイマによるカウント値が書き込まれてからRTCタイマがカウント開始され、商用交流電源の復電検知時には24時間タイマがリセットされるとともに、それまでのRTCタイマによる「時分秒」データが24時間タイマに書き込まれてから24時間タイマがカウント開始される照明器具である。また、複数の点灯モードを備えている場合、点灯モード毎に商用交流電源の停電検知時にRTCタイマに書き込む「年」データを異ならせ、商用交流電源の復電検知時にはRTCタイマの「年」データの範囲に基づいて停電検知時のモードを判定した上で、「現在の設定モードは停電検知時のモードと同じモードか?」を判定し、同じ場合は24時間タイマにRTCタイマによる「時分秒」データを書き込み、同じでない場合は24時間タイマをリセットするものであるとよい。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を説明するが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示的な実施形態であり、本発明をその実施形態に特有な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術的範囲は、請求項に示した事項さらにはその事項と実質的に等価である事項に基づいて定めなければならない。
【0006】
ランプ1を特定の点灯モード(例えば深夜モード)とする時間帯を、商用交流電源2の通電時には商用交流電源2を検出して作動する24時間タイマ(時分秒タイマ)で管理し、商用交流電源2の停電時には電池などによるバックアップ電源3により常時作動しているリアルタイムクロック4によるRTCタイマ(年月日時分秒タイマ)で管理する照明器具である。そして、商用交流電源2の停電検知時にはRTCタイマがリセットされるとともに、RTCタイマの「時分秒」データに24時間タイマによるカウント値が書き込まれてからRTCタイマがカウント開始され、商用交流電源2の復電検知時には24時間タイマがリセットされるとともに、それまでのRTCタイマによる「時分秒」データが24時間タイマに書き込まれてから24時間タイマがカウント開始されるものである。
【0007】
また、例えば「5時間に渡る深夜モード」、「8時間に渡る深夜モード」、「深夜モードを解除するモード」などの複数の点灯モードを備えている場合、点灯モード毎に商用交流電源2の停電検知時にRTCタイマに書き込む「年」データを異ならせ、商用交流電源2の復電検知時にはRTCタイマの「年」データの範囲に基づいて停電検知時のモードを判定した上で、「現在の設定モードは停電検知時のモードと同じモードか?」を判定し、同じ場合は24時間タイマにRTCタイマによる「時分秒」データを書き込み、同じでない場合は24時間タイマをリセットするものである。
【0008】
さらに詳述すれば、商用交流電源2からは屋内配線経路中に設けられた壁スイッチなどの電源スイッチ5を介して本照明器具(例えばトイレ灯、廊下灯)に電源接続される。本照明器具には商用交流電源2を低電圧直流化した直流電源6を備え、マイコン7やリアルタイムクロック4などに電源が供給される。また、人体センサ8や明るさセンサ9を備え、周囲が暗い場合に人が近づくとマイコン7は駆動回路10を介してランプ1を点灯制御する。また、電源検出回路11を備え、商用交流電源2の通電が検出されるとともに、商用交流電源2の周期を検出することによりマイコン7に前記24時間タイマ機能を持たせている。さらにまた、モード切替スイッチ12の切替位置により前述した複数のモードの切替状態信号をマイコン7に与えている。なお、RTCタイマはメーカーにてバックアップ電源3をリアルタイムクロック4に接続した時点でカウント開始され、ユーザーが電源投入した図2の時点では、仮にA年A月A日A時A分A秒までカウントされているものとしている。また、マイコン7による24時間タイマは電源投入時点でリセットされて0時間0分0秒からカウント開始される。
【0009】
電源スイッチ5が投入されている限り、通常時は、周囲が暗いという条件と人が近づいたという条件の論理積によりランプ1が定格点灯(全光点灯)され、それ以外の場合にはランプ1は消灯している。深夜時間帯にトイレに行く場合のように目が覚めた直後にランプ1が定格点灯すると眩しいため、そのような時間帯には減光点灯(調光点灯)させたい。そのような場合は、切替スイッチ12を所定位置に切り替えるとその時刻から深夜モードが開始される。なお、この切替位置の認識は電源スイッチ5が投入されてマイコン7が作動している場合にのみ可能である。そして、例えば深夜モード設定時刻がB年B月B日B時B分B秒であった場合には、その時刻から例えば5時間に渡って深夜モードが設定され、その間は、周囲が暗い限り人が近づくとランプ1は減光点灯するようになり、このモードは毎日繰り返される。
【0010】
ところで、屋内配線経路中に壁スイッチ(例えばトイレの入り口にあるスイッチ)5などが介在している場合、本照明器具から離れれば自動的に消灯するにもかかわらず、ユーザーがうっかりと壁スイッチ5を切って(開いて)しまうことが往々にしてある。そうすると、マイコン7による24時間タイマは直流電源6の残留電荷が実質的に消失した時点で機能しなくなるので、毎日訪れる深夜モード時間帯を狂わせないためには、壁スイッチ5で停電した時点でのマイコン7によるタイマカウントデータを記憶させておく必要がある。以下、その動作について詳述する。
【0011】
壁スイッチ5を開いた場合のように商用交流電源2の停電検知時(図2ではC年C月C日C時C分C秒)には、RTCタイマがリセットされて0年1月1日0時0分0秒になるとともに、RTCタイマの「時分秒」データに停電までにカウントした24時間タイマによるカウント値(b時間b分b秒)と、モードのデータが書き込まれて(ここでは「25年」という「年」データとして書き込まれるが詳細は後述する)から、RTCタイマがカウント開始される。すなわち、RTCタイマは25年1月1日b時b分b秒にセットされてからカウントが進む。なお、モードデータを書き込む必要がなければ、0年1月1日b時b分b秒としてもよい。
【0012】
次に、再び誰かがトイレに行った場合、ランプ1が点灯しないために壁スイッチ5を投入した場合のように商用交流電源2の復電検知時には、24時間タイマはリセットされて0時間0分0秒からカウント開始される。そして、RTCタイマのデータより停電検知時のモード判定(後述のように、「年」データの範囲で判定)をして、現在の設定モードが停電検知時のモードと同じモードの場合は、それまでのRTCタイマによる「時分秒」データ(D時D分D秒)がD時間D分D秒として24時間タイマに書き込まれてから、24時間タイマがカウント開始される。そうすると、停電中の24時間タイマの非作動時間分が補償されてマイコン7による24時間タイマが正確に保たれ、深夜モード時間帯の狂いが生じなくなる。
【0013】
次に、スイッチ12などにより、例えば「5時間に渡る深夜モード」、「8時間に渡る深夜モード」、「深夜モードを解除するモード」などの複数の点灯モードを切り替えられる場合、その点灯モード毎に商用交流電源2の停電検知時にRTCタイマに書き込む「年」データを異ならせるとよい。表1は、このようなモード1、モード2、モード3の3種類のモードに関して停電検知時にRTCタイマに書き込む「年」データを25年、50年、75年と離散させており、長期間停電の場合を想定したRTCタイマのカウント進行による復電検知時のモード判定を確実にしている。表2は、復電検知時にRTCタイマの「年」データを基にモード判定する場合の「年」データの範囲を示し、25〜49年、50〜74年、75〜99年という「年」データ範囲に対応して各々、モード1、モード2、モード3の3種類のモードが対応判定されるというように、RTCタイマのカウントアップに実用上問題のない非常に長い年範囲を設定している。
【表1】
【表2】
【0014】
さらに図2のフローにより説明すれば、「現在のモードは停電検知時のモードと同じモードか?」とあるのは、復電したマイコン7がスイッチ12の切替位置を判断してスイッチ12の位置が変更されたかどうかを判定処理している。すなわち、停電中にスイッチ12が切り替わっていなかった場合は、前述のようにマイコン7の24時間タイマにRTCタイマのデータを書き込む。そうでない場合には、ユーザーはスイッチ12を切り替えたのであるから、ここより24時間タイマをリセットしてタイムカウントを開始して、そのモード時間帯が開始される。また、前記のように3つのモードの中には「深夜モードを解除するモード」もあり、ユーザーがそれを選択すれば、ランプ1が点灯するときは全光モードとなる。なお、リアルタイムクロックによるRTCタイマのみを常時用いると長期間には誤差が集積しやすいため、本発明では、商用交流電源2の通電時には商用交流電源2の正確な周期を基にタイマ管理しているのである。
【0015】
本実施形態によれば、壁スイッチなどが開かれて停電したとしても毎日繰り返される点灯モード時間帯に狂いを生じなくなり、これをリアルタイムクロックを有効に活用することにより実現しており、従来、停電中の記憶素子として使用されていたEEPROMとその周辺回路部品が不要となるため、制御回路ブロックや照明器具の小型化とコストダウンに寄与するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す回路ブロック図
【図2】同動作を示すフロー図
【符号の説明】
1 ランプ
2 商用交流電源
3 バックアップ電源
4 リアルタイムクロック
【発明の属する技術分野】
本発明は、24時間繰り返しタイマ制御される照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
トイレ灯・廊下灯などの照明器具には人体センサと明るさセンサを備えたものがあるが、深夜時間帯にトイレに行った場合にランプが定格電力で明るく点灯すると眩しく感じるため、いわゆる深夜モードと呼ばれる特定の点灯モードを備え、その深夜モードの時間帯に人を検出するとランプを減光した点灯状態としていた。そして、その深夜モード時間帯は、ユーザーが照明器具に設けられたスイッチを操作することによりその操作時点より開始されるようになっており、照明器具に備わったマイコンなどによる24時間タイマはその開始時刻から例えば5時間あるいは8時間などの所定の時間帯を深夜モードの時間帯としていた。ところで、照明器具への商用交流電源配線経路中には壁スイッチなどが介在している場合が多いため、照明器具から離れれば自動的に消灯するにもかかわらずユーザーがうっかりと壁スイッチを開いてしまうことも往々にしてある。そうすると、毎日訪れる深夜モード時間帯を狂わせないためには、壁スイッチなどで停電した時点でのマイコンによるタイマカウントデータを記憶させておく必要があり、その記憶素子としてEEPROMが使用され、復電した時には、停電中にバックアップ電源で作動していたリアルタイムクロックによるタイマカウントデータを前記EEPROMに記憶していたタイマカウントデータに加算してから、再びマイコンがタイマカウントを開始してシームレスに時間を計測していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、EEPROMには書きこみ可能回数に制限があったり、コスト高にもなるという解決すべき課題がある。本発明はこのような解決すべき課題を鑑み、EEPROMを必要としない24時間繰り返しタイマ制御の照明器具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明を要約すると、ランプを特定の点灯モードとする時間帯を、商用交流電源の通電時には商用交流電源を検出して作動する24時間タイマで管理し、商用交流電源の停電時にはバックアップ電源により常時作動しているリアルタイムクロックによるRTCタイマで管理する照明器具であって、商用交流電源の停電検知時にはRTCタイマがリセットされるとともに、RTCタイマの「時分秒」データに24時間タイマによるカウント値が書き込まれてからRTCタイマがカウント開始され、商用交流電源の復電検知時には24時間タイマがリセットされるとともに、それまでのRTCタイマによる「時分秒」データが24時間タイマに書き込まれてから24時間タイマがカウント開始される照明器具である。また、複数の点灯モードを備えている場合、点灯モード毎に商用交流電源の停電検知時にRTCタイマに書き込む「年」データを異ならせ、商用交流電源の復電検知時にはRTCタイマの「年」データの範囲に基づいて停電検知時のモードを判定した上で、「現在の設定モードは停電検知時のモードと同じモードか?」を判定し、同じ場合は24時間タイマにRTCタイマによる「時分秒」データを書き込み、同じでない場合は24時間タイマをリセットするものであるとよい。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を説明するが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示的な実施形態であり、本発明をその実施形態に特有な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術的範囲は、請求項に示した事項さらにはその事項と実質的に等価である事項に基づいて定めなければならない。
【0006】
ランプ1を特定の点灯モード(例えば深夜モード)とする時間帯を、商用交流電源2の通電時には商用交流電源2を検出して作動する24時間タイマ(時分秒タイマ)で管理し、商用交流電源2の停電時には電池などによるバックアップ電源3により常時作動しているリアルタイムクロック4によるRTCタイマ(年月日時分秒タイマ)で管理する照明器具である。そして、商用交流電源2の停電検知時にはRTCタイマがリセットされるとともに、RTCタイマの「時分秒」データに24時間タイマによるカウント値が書き込まれてからRTCタイマがカウント開始され、商用交流電源2の復電検知時には24時間タイマがリセットされるとともに、それまでのRTCタイマによる「時分秒」データが24時間タイマに書き込まれてから24時間タイマがカウント開始されるものである。
【0007】
また、例えば「5時間に渡る深夜モード」、「8時間に渡る深夜モード」、「深夜モードを解除するモード」などの複数の点灯モードを備えている場合、点灯モード毎に商用交流電源2の停電検知時にRTCタイマに書き込む「年」データを異ならせ、商用交流電源2の復電検知時にはRTCタイマの「年」データの範囲に基づいて停電検知時のモードを判定した上で、「現在の設定モードは停電検知時のモードと同じモードか?」を判定し、同じ場合は24時間タイマにRTCタイマによる「時分秒」データを書き込み、同じでない場合は24時間タイマをリセットするものである。
【0008】
さらに詳述すれば、商用交流電源2からは屋内配線経路中に設けられた壁スイッチなどの電源スイッチ5を介して本照明器具(例えばトイレ灯、廊下灯)に電源接続される。本照明器具には商用交流電源2を低電圧直流化した直流電源6を備え、マイコン7やリアルタイムクロック4などに電源が供給される。また、人体センサ8や明るさセンサ9を備え、周囲が暗い場合に人が近づくとマイコン7は駆動回路10を介してランプ1を点灯制御する。また、電源検出回路11を備え、商用交流電源2の通電が検出されるとともに、商用交流電源2の周期を検出することによりマイコン7に前記24時間タイマ機能を持たせている。さらにまた、モード切替スイッチ12の切替位置により前述した複数のモードの切替状態信号をマイコン7に与えている。なお、RTCタイマはメーカーにてバックアップ電源3をリアルタイムクロック4に接続した時点でカウント開始され、ユーザーが電源投入した図2の時点では、仮にA年A月A日A時A分A秒までカウントされているものとしている。また、マイコン7による24時間タイマは電源投入時点でリセットされて0時間0分0秒からカウント開始される。
【0009】
電源スイッチ5が投入されている限り、通常時は、周囲が暗いという条件と人が近づいたという条件の論理積によりランプ1が定格点灯(全光点灯)され、それ以外の場合にはランプ1は消灯している。深夜時間帯にトイレに行く場合のように目が覚めた直後にランプ1が定格点灯すると眩しいため、そのような時間帯には減光点灯(調光点灯)させたい。そのような場合は、切替スイッチ12を所定位置に切り替えるとその時刻から深夜モードが開始される。なお、この切替位置の認識は電源スイッチ5が投入されてマイコン7が作動している場合にのみ可能である。そして、例えば深夜モード設定時刻がB年B月B日B時B分B秒であった場合には、その時刻から例えば5時間に渡って深夜モードが設定され、その間は、周囲が暗い限り人が近づくとランプ1は減光点灯するようになり、このモードは毎日繰り返される。
【0010】
ところで、屋内配線経路中に壁スイッチ(例えばトイレの入り口にあるスイッチ)5などが介在している場合、本照明器具から離れれば自動的に消灯するにもかかわらず、ユーザーがうっかりと壁スイッチ5を切って(開いて)しまうことが往々にしてある。そうすると、マイコン7による24時間タイマは直流電源6の残留電荷が実質的に消失した時点で機能しなくなるので、毎日訪れる深夜モード時間帯を狂わせないためには、壁スイッチ5で停電した時点でのマイコン7によるタイマカウントデータを記憶させておく必要がある。以下、その動作について詳述する。
【0011】
壁スイッチ5を開いた場合のように商用交流電源2の停電検知時(図2ではC年C月C日C時C分C秒)には、RTCタイマがリセットされて0年1月1日0時0分0秒になるとともに、RTCタイマの「時分秒」データに停電までにカウントした24時間タイマによるカウント値(b時間b分b秒)と、モードのデータが書き込まれて(ここでは「25年」という「年」データとして書き込まれるが詳細は後述する)から、RTCタイマがカウント開始される。すなわち、RTCタイマは25年1月1日b時b分b秒にセットされてからカウントが進む。なお、モードデータを書き込む必要がなければ、0年1月1日b時b分b秒としてもよい。
【0012】
次に、再び誰かがトイレに行った場合、ランプ1が点灯しないために壁スイッチ5を投入した場合のように商用交流電源2の復電検知時には、24時間タイマはリセットされて0時間0分0秒からカウント開始される。そして、RTCタイマのデータより停電検知時のモード判定(後述のように、「年」データの範囲で判定)をして、現在の設定モードが停電検知時のモードと同じモードの場合は、それまでのRTCタイマによる「時分秒」データ(D時D分D秒)がD時間D分D秒として24時間タイマに書き込まれてから、24時間タイマがカウント開始される。そうすると、停電中の24時間タイマの非作動時間分が補償されてマイコン7による24時間タイマが正確に保たれ、深夜モード時間帯の狂いが生じなくなる。
【0013】
次に、スイッチ12などにより、例えば「5時間に渡る深夜モード」、「8時間に渡る深夜モード」、「深夜モードを解除するモード」などの複数の点灯モードを切り替えられる場合、その点灯モード毎に商用交流電源2の停電検知時にRTCタイマに書き込む「年」データを異ならせるとよい。表1は、このようなモード1、モード2、モード3の3種類のモードに関して停電検知時にRTCタイマに書き込む「年」データを25年、50年、75年と離散させており、長期間停電の場合を想定したRTCタイマのカウント進行による復電検知時のモード判定を確実にしている。表2は、復電検知時にRTCタイマの「年」データを基にモード判定する場合の「年」データの範囲を示し、25〜49年、50〜74年、75〜99年という「年」データ範囲に対応して各々、モード1、モード2、モード3の3種類のモードが対応判定されるというように、RTCタイマのカウントアップに実用上問題のない非常に長い年範囲を設定している。
【表1】
【表2】
【0014】
さらに図2のフローにより説明すれば、「現在のモードは停電検知時のモードと同じモードか?」とあるのは、復電したマイコン7がスイッチ12の切替位置を判断してスイッチ12の位置が変更されたかどうかを判定処理している。すなわち、停電中にスイッチ12が切り替わっていなかった場合は、前述のようにマイコン7の24時間タイマにRTCタイマのデータを書き込む。そうでない場合には、ユーザーはスイッチ12を切り替えたのであるから、ここより24時間タイマをリセットしてタイムカウントを開始して、そのモード時間帯が開始される。また、前記のように3つのモードの中には「深夜モードを解除するモード」もあり、ユーザーがそれを選択すれば、ランプ1が点灯するときは全光モードとなる。なお、リアルタイムクロックによるRTCタイマのみを常時用いると長期間には誤差が集積しやすいため、本発明では、商用交流電源2の通電時には商用交流電源2の正確な周期を基にタイマ管理しているのである。
【0015】
本実施形態によれば、壁スイッチなどが開かれて停電したとしても毎日繰り返される点灯モード時間帯に狂いを生じなくなり、これをリアルタイムクロックを有効に活用することにより実現しており、従来、停電中の記憶素子として使用されていたEEPROMとその周辺回路部品が不要となるため、制御回路ブロックや照明器具の小型化とコストダウンに寄与するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す回路ブロック図
【図2】同動作を示すフロー図
【符号の説明】
1 ランプ
2 商用交流電源
3 バックアップ電源
4 リアルタイムクロック
Claims (2)
- ランプを特定の点灯モードとする時間帯を、商用交流電源の通電時には商用交流電源を検出して作動する24時間タイマで管理し、商用交流電源の停電時にはバックアップ電源により常時作動しているリアルタイムクロックによるRTCタイマで管理する照明器具であって、商用交流電源の停電検知時にはRTCタイマがリセットされるとともに、RTCタイマの「時分秒」データに24時間タイマによるカウント値が書き込まれてからRTCタイマがカウント開始され、商用交流電源の復電検知時には24時間タイマがリセットされるとともに、それまでのRTCタイマによる「時分秒」データが24時間タイマに書き込まれてから24時間タイマがカウント開始される照明器具。
- 請求項1において、複数の点灯モードを備え、点灯モード毎に商用交流電源の停電検知時にRTCタイマに書き込む「年」データを異ならせ、商用交流電源の復電検知時にはRTCタイマの「年」データの範囲に基づいて停電検知時のモードを判定した上で、「現在の設定モードは停電検知時のモードと同じモードか?」を判定し、同じ場合は24時間タイマにRTCタイマによる「時分秒」データを書き込み、同じでない場合は24時間タイマをリセットするものである照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003010016A JP2004221018A (ja) | 2003-01-17 | 2003-01-17 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003010016A JP2004221018A (ja) | 2003-01-17 | 2003-01-17 | 照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004221018A true JP2004221018A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32899342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003010016A Pending JP2004221018A (ja) | 2003-01-17 | 2003-01-17 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004221018A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006059667A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明システム |
JP2008529214A (ja) * | 2005-01-26 | 2008-07-31 | ストウォル カンパニー リミテッド | Gps受信機を用いる点灯システム |
-
2003
- 2003-01-17 JP JP2003010016A patent/JP2004221018A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006059667A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明システム |
JP2008529214A (ja) * | 2005-01-26 | 2008-07-31 | ストウォル カンパニー リミテッド | Gps受信機を用いる点灯システム |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041122 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070817 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071207 |