JP2004220065A - 情報処理装置及び外部装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】システムを更に改良して使い勝手を向上させることができる情報処理装置及び外部装置を提供すること。
【構成】外部装置検出手段と、ソフトウエア格納手段と、ソフトウエア属性を該外部装置のソフトウエア属性格納手段から1つ又は複数読み出すソフトウエア属性検出手段と、ソフトウエア格納手段に含まれるソフトウエア属性とソフトウエア属性検出手段の結果とを比較してソフトウエア格納手段に記憶されるソフトウエアの削除/更新を決定するソフトウエア管理手段と、ソフトウエア管理手段からの要求に応じて上記ソフトウエア格納手段の一部又は全部を削除し、ソフトウエア管理手段からの要求に応じて該外部装置の圧縮ソフトウエア格納手段から1つ又は複数の圧縮ソフトウエアを読み出し解凍してソフトウエア格納手段に格納するソフトウエア追加削除手段と、を含んで情報処理装置を構成する。
【選択図】 図1
【構成】外部装置検出手段と、ソフトウエア格納手段と、ソフトウエア属性を該外部装置のソフトウエア属性格納手段から1つ又は複数読み出すソフトウエア属性検出手段と、ソフトウエア格納手段に含まれるソフトウエア属性とソフトウエア属性検出手段の結果とを比較してソフトウエア格納手段に記憶されるソフトウエアの削除/更新を決定するソフトウエア管理手段と、ソフトウエア管理手段からの要求に応じて上記ソフトウエア格納手段の一部又は全部を削除し、ソフトウエア管理手段からの要求に応じて該外部装置の圧縮ソフトウエア格納手段から1つ又は複数の圧縮ソフトウエアを読み出し解凍してソフトウエア格納手段に格納するソフトウエア追加削除手段と、を含んで情報処理装置を構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ等)と、その情報処理装置に接続可能な外部装置(例えば、通信アダプタ、カメラアダプタ、GPSアダプタ等)に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日におけるパーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ等、情報処理装置の小型化、軽量化はめざましく、又、同時にPHSやPDCをはじめとする無線データ通信機器の発展も手伝って、誰もがこうした携帯機器を気軽に外出先に持ち歩いて好きな場所でネットワークに接続し、様々な用途に用いることが可能となっている。
【0003】
又、各機器間インターフェースも標準化且つ高速化されているので、例えばPDAにカメラアダプタを接続して動画を撮影したり、デジタルカメラに携帯電話を接続してモバイルカメラにしたり、ユーザが用途に応じて自由に着脱自在な機器を選択し、接続して使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来では、例えば或る情報処理装置に他の装置を外部接続する場合、マスターとなる情報処理装置側に、接続する外部装置のドライバを持っていないと、この外部装置が動作しないため、予めドライバがインストールされている外部装置しか接続できないか、或は外部装置を接続した時に対応ドライバの不足を検出したマスターとなる情報処理装置がユーザにドライバのインストールを促す警告を発するようにし、ユーザがその都度メモリ媒体やネットワークダウンロードを用いてドライバをインストールする必要があった。
【0005】
そこで、例えば特開平11−95985号では、端末装置に対して外部に情報通信装置が接続された場合、端末装置におけるアプリケーション環境設定を、この情報通信装置が自動的に行う技術が知られている。このような装置であれば、端末装置と情報通信装置の組合せを変更した場合でも、アプリケーションソフトウエアの設定情報が自動的に変更されるため、設定の効率が良くなる。
【0006】
しかしながら、この情報通信装置においては、外部に接続される情報通信装置のドライバやアプリケーションソフトウエアそのものは予め本体側の端末装置が所有していなくてはならず、種類の異なる情報通信端末やアプリケーションを利用する際には、やはりユーザがその都度メモリ媒体やネットワークダウンロードを用いてドライバやアプリケーションソフトウエアをインストールする必要があった。
【0007】
又、例えば特開平11−261866号では、撮像装置が接続された場合に、この撮像装置を制御するためのプログラムを撮像装置内のプログラム格納手段から読み出して所定の記憶手段に記憶する装置の技術が知られている。このような装置であれば、前述のようなドライバ等のソフトウエアをユーザが意識することなく簡単にインストールすることが可能になる。
【0008】
しかしながら、撮像装置のみならず多種多様な接続機器が用意されていて、ユーザが頻繁に接続機器を変更したり接続機器を新規購入或はバージョンアップする機会も多い今日おいて、それほど大容量のメモリ領域を保持していない携帯機器が複数の接続装置のドライバを全て格納しておくのは困難であり、ユーザが手動でドライバを削除しない限り接続できる機器の数が限られてしまう原因となっていた。
【0009】
更に、撮像装置のみならず様々な用途のために用意されている接続装置をより使い勝手良くするためには、ドライバだけでなく、例えば通信プロトコル(FTP、TCP/IP)、画像処理ツール、音声処理ツール、GUI等のソフトウエア等、より上位のソフトウエアを各接続装置の特性に合わせて取捨選択して使用する必要があるが、同じく携帯機器がこうしたソフトウエアを複数記憶しておくには、メモリ容量に限界があった。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもで、その目的とする処は、システムを更に改良して使い勝手を向上させることができる情報処理装置及び外部装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、外部装置が接続されているか否かを検出する外部装置検出手段と、外部装置を使用するためのソフトウエア及びソフトウエア属性を格納する書き換え可能な記憶媒体であるソフトウエア格納手段と、外部装置が検出されたら該外部装置を制御或は使用するためのソフトウエアに関する少なくともソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン/ファイルサイズを含むソフトウエア属性を該外部装置のソフトウエア属性格納手段から1つ又は複数読み出すソフトウエア属性検出手段と、上記ソフトウエア格納手段に含まれるソフトウエア属性と上記ソフトウエア属性検出手段の結果とを比較してソフトウエア格納手段に記憶されるソフトウエアの削除/更新を決定するソフトウエア管理手段と、上記ソフトウエア管理手段からの要求に応じて上記ソフトウエア格納手段の一部又は全部を削除し、上記ソフトウエア管理手段からの要求に応じて該外部装置の圧縮ソフトウエア格納手段から1つ又は複数の圧縮ソフトウエアを読み出し解凍してソフトウエア格納手段に格納するソフトウエア追加削除手段とを有することを特徴とする。
【0012】
又、上記情報処理装置に接続される外部装置は、自装置を制御或は使用するために必要なソフトウエアに関する少なくともソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン/ファイルサイズを含むソフトウエア属性を1つ又は複数格納するソフトウエア属性格納手段と、自装置を制御或は使用するために必要なソフトウエアを、接続する情報処理装置のプログラム格納手段にインストールするための圧縮ソフトウエアを1つ又は複数記憶しておく圧縮ソフトウエア格納手段とを有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0014】
<実施の形態1>
図1に本発明における情報処理装置および外部装置の動作を説明するための基本構成を示す。図2に本発明における情報処理装置の動作を説明するためのフローチャートを示す。
【0015】
図1において、101は情報処理装置、111はその情報処理装置に接続可能な外部装置である。情報処理装置101としては、例えばパーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ等が考えられるが、ここではデジタルカメラを例にして説明を行う。又、外部装置111としては、例えば通信アダプタ、カメラアダプタ、GPSアダプタ等が考えられるが、ここでは説明のためPHS通信アダプタとする。又、ここでは装置間のインタフェースとしてPCカードインタフェースを例に挙げて説明を行うが、本発明における装置間インタフェースを特定するものではない。
【0016】
図1における情報処理装置101は、外部装置との接続部分であるアダプタ102、外部装置を制御する制御部103、外部装置を制御又は使用するためのソフトウエア等を格納しておく記憶手段104、そして情報処理装置の基本機能(デジタルカメラであればカメラ機能)を処理するメイン処理部105等から構成される。
【0017】
又、外部装置111は、情報処理装置101との接続部分であるインタフェース部112、情報処理装置からの要求を受信し処理する制御部113、自端末を制御又は使用してもらうためのソフトウエアを圧縮して格納しておく記憶手段114、そして、外部装置の基本機能(通信アダプタであれば通信機能)を処理するメイン処理部115等から構成される。
【0018】
以降、本発明の処理に直接関わる構成に関して説明を行うが、各説明において特に詳細に記述がない部分に関しては、既知の技術から選択して用いるものとして動作説明を省略した。本実施の形態においては、本発明に固有な動作についてのみ説明を行う。
【0019】
情報処理装置101において、アダプタ102に含まれる外部装置検出手段106は、外部装置111が接続されているか否かを検出している(202)。例えば、図4に示すように、情報処理装置の1つであるデジタルカメラのカードインタフェース部分に、外部装置としてPHS通信アダプタを挿入したとする。このとき、外部装置検出手段106は、外部装置111を検出(例えば、電気的に検出)し、インタフェース112を通じて外部装置111のインタフェース属性(PCカードであればカード属性)を読み出す(203)。アダプタ102は、この属性情報から外部装置の製品情報、物理情報等を獲得してI/Oを設定し(204)、制御部103に外部装置111の検出を通知する。
【0020】
制御部103におけるソフトウエア属性検出手段107は、外部装置111のインタフェース部112にあるI/O空間116を介してソフトウエア属性格納手段118を読み出し(205)、この外部装置111を制御或は使用するためのソフトウエアに関する少なくともソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン/ファイルサイズを含むソフトウエア属性を全て(1つ又は複数)獲得する。ソフトウエア属性検出手段107が直接ソフトウエア属性格納手段118を読み出すのではなく、外部装置111の制御部113に対して情報獲得要求を送信し、希望の情報を受信するような構成であっても構わない。ソフトウエア属性には、例えば図3に示すように、CANON_PHS_ADOPTOR/Ver2.1/100KB、CANON_PPP/Ver0.1/200KB、CANON_TCP/ Ver1.0/300KB 、CANON_FTP/Ver0.1/400KB、CANON_BROWSER/Ver5.1/500KB等の情報が含まれている。
【0021】
情報処理装置101の制御部103におけるソフトウエア管理手段109は、ソフトウエア属性検出手段107が獲得したソフトウエア属性を、自身の書き換え可能な記憶媒体(EEPROM等)であるソフトウエア格納手段110に既に格納されているソフトウエアの属性と、ソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン等を比較する(206)。
【0022】
獲得したソフトウエア属性と同じ(若しくはよりバージョンが新しい)ソフトウエアがソフトウエア格納手段110に存在しなければ、ソフトウエア管理手段109は、これらのソフトウエアを自身にインストールすることを決定する(207)。図3の例では、図3−1に示す外部装置111から読み取ったソフトウエア属性と、図3−2に示す情報処理装置101のソフトウエア格納手段110に格納されているソフトウエアの属性一覧を比較した結果、CANON_PHS_ADOPTOR/Ver2.1/100KBとCANON_PPP/Ver0.1/200KBの2つが無いので、ソフトウエア管理手段109はこれらのソフトウエアのインストールを決定し、先ず、ソフトウエア格納手段110のメモリ空き容量を調べる(209)。
【0023】
もし、新たに獲得しようとするソフトウエアのファイルサイズ(100KB+200KB=300KB)に十分な空き容量がなければ、ソフトウエア管理手段109は、不要なソフトウエアを1つ又は複数選択してソフトウエア追加削除手段108に通知し、ソフトウエア格納手段110から削除する(210)。不要なソフトウエアの選択方法は、同じソフトウエア種別の古いバージョン、最近の使用が最も古いソフトウエア、使用頻度が最も少ないソフトウエア等が考えられ、ユーザがこの選択方法を変更可能にしても良い。図3の例ではCANON_PDC_ADOPTOR/Ver2.2とCANON_PPP/Ver0.0を削除することとする。
【0024】
次に、ソフトウエア管理手段109は、新たに獲得しようとする1つ又は複数のソフトウエア(例ではCANON_PHS_ADOPTOR/Ver2.1/100KB、CANON_PPP/Ver0.1/200KB)をソフトウエア追加削除手段108に通知する。ソフトウエア追加削除手段108は、外部装置111のインタフェース部112にあるI/O空間116を介して圧縮ソフトウエア格納手段119から1つ又は複数の圧縮ソフトウエア(例ではCANON_PHS_ADOPTOR/Ver2.1/100KB、CANON_PPP/Ver0.1/200KB)を読み出して(211)、解凍しソフトウエア格納手段110に格納する(212)。このとき、ソフトウエア追加削除手段108が直接圧縮ソフトウエア格納手段119を読み出すのではなく、外部装置111の制御部113に対して情報獲得要求を送信し、希望の情報を受信するような構成であっても構わない。
【0025】
以上のような処理によれば、例えばこのデジタルカメラ101に、PHSアダプタ111に代えて他の外部装置(例えば、PDCアダプタ/IMT−2000 アダプタ/モデムカードアダプタ等)を次々と取り替えながら接続した場合でも、ユーザは外部装置に対応したドライバやアプリケーションソフトウエアの有無や意識することなく直ちにこれらの外部装置が使用可能となる(213)。しかも、情報処理装置に特別に大容量のメモリを用意していなくても、複数の外部装置を取り替えながら使用することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ユーザは接続する外部装置のバージョン、アプリケーション種別、通信方式やファイル転送方式の種別を意識しなくても、好きな外部装置を選択して接続するだけですぐに使用することができるようになり、サービス性の向上を図ることができる。従って、ユーザが外部装置を自由に選択・変更・新規購入し易くなるという効果が得られる。
【0027】
又、不要なソフトウエアを情報処理装置本体に持たせないため、結果として情報処理装置本体のメモリ使用効率が良くなり、大容量のメモリが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置及び外部装置の基本構成図である。
【図2】本発明に係る情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明のソフトウエア属性を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態を説明する図である。
【符号の説明】
101 情報処理装置
106 外部装置検出手段
107 ソフトウエア属性検出手段
108 ソフトウエア追加削除手段
109 ソフトウエア管理手段
110 ソフトウエア格納手段
111 外部装置
118 ソフトウエア属性格納手段
119 圧縮ソフトウエア格納手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ等)と、その情報処理装置に接続可能な外部装置(例えば、通信アダプタ、カメラアダプタ、GPSアダプタ等)に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日におけるパーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ等、情報処理装置の小型化、軽量化はめざましく、又、同時にPHSやPDCをはじめとする無線データ通信機器の発展も手伝って、誰もがこうした携帯機器を気軽に外出先に持ち歩いて好きな場所でネットワークに接続し、様々な用途に用いることが可能となっている。
【0003】
又、各機器間インターフェースも標準化且つ高速化されているので、例えばPDAにカメラアダプタを接続して動画を撮影したり、デジタルカメラに携帯電話を接続してモバイルカメラにしたり、ユーザが用途に応じて自由に着脱自在な機器を選択し、接続して使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来では、例えば或る情報処理装置に他の装置を外部接続する場合、マスターとなる情報処理装置側に、接続する外部装置のドライバを持っていないと、この外部装置が動作しないため、予めドライバがインストールされている外部装置しか接続できないか、或は外部装置を接続した時に対応ドライバの不足を検出したマスターとなる情報処理装置がユーザにドライバのインストールを促す警告を発するようにし、ユーザがその都度メモリ媒体やネットワークダウンロードを用いてドライバをインストールする必要があった。
【0005】
そこで、例えば特開平11−95985号では、端末装置に対して外部に情報通信装置が接続された場合、端末装置におけるアプリケーション環境設定を、この情報通信装置が自動的に行う技術が知られている。このような装置であれば、端末装置と情報通信装置の組合せを変更した場合でも、アプリケーションソフトウエアの設定情報が自動的に変更されるため、設定の効率が良くなる。
【0006】
しかしながら、この情報通信装置においては、外部に接続される情報通信装置のドライバやアプリケーションソフトウエアそのものは予め本体側の端末装置が所有していなくてはならず、種類の異なる情報通信端末やアプリケーションを利用する際には、やはりユーザがその都度メモリ媒体やネットワークダウンロードを用いてドライバやアプリケーションソフトウエアをインストールする必要があった。
【0007】
又、例えば特開平11−261866号では、撮像装置が接続された場合に、この撮像装置を制御するためのプログラムを撮像装置内のプログラム格納手段から読み出して所定の記憶手段に記憶する装置の技術が知られている。このような装置であれば、前述のようなドライバ等のソフトウエアをユーザが意識することなく簡単にインストールすることが可能になる。
【0008】
しかしながら、撮像装置のみならず多種多様な接続機器が用意されていて、ユーザが頻繁に接続機器を変更したり接続機器を新規購入或はバージョンアップする機会も多い今日おいて、それほど大容量のメモリ領域を保持していない携帯機器が複数の接続装置のドライバを全て格納しておくのは困難であり、ユーザが手動でドライバを削除しない限り接続できる機器の数が限られてしまう原因となっていた。
【0009】
更に、撮像装置のみならず様々な用途のために用意されている接続装置をより使い勝手良くするためには、ドライバだけでなく、例えば通信プロトコル(FTP、TCP/IP)、画像処理ツール、音声処理ツール、GUI等のソフトウエア等、より上位のソフトウエアを各接続装置の特性に合わせて取捨選択して使用する必要があるが、同じく携帯機器がこうしたソフトウエアを複数記憶しておくには、メモリ容量に限界があった。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもで、その目的とする処は、システムを更に改良して使い勝手を向上させることができる情報処理装置及び外部装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、外部装置が接続されているか否かを検出する外部装置検出手段と、外部装置を使用するためのソフトウエア及びソフトウエア属性を格納する書き換え可能な記憶媒体であるソフトウエア格納手段と、外部装置が検出されたら該外部装置を制御或は使用するためのソフトウエアに関する少なくともソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン/ファイルサイズを含むソフトウエア属性を該外部装置のソフトウエア属性格納手段から1つ又は複数読み出すソフトウエア属性検出手段と、上記ソフトウエア格納手段に含まれるソフトウエア属性と上記ソフトウエア属性検出手段の結果とを比較してソフトウエア格納手段に記憶されるソフトウエアの削除/更新を決定するソフトウエア管理手段と、上記ソフトウエア管理手段からの要求に応じて上記ソフトウエア格納手段の一部又は全部を削除し、上記ソフトウエア管理手段からの要求に応じて該外部装置の圧縮ソフトウエア格納手段から1つ又は複数の圧縮ソフトウエアを読み出し解凍してソフトウエア格納手段に格納するソフトウエア追加削除手段とを有することを特徴とする。
【0012】
又、上記情報処理装置に接続される外部装置は、自装置を制御或は使用するために必要なソフトウエアに関する少なくともソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン/ファイルサイズを含むソフトウエア属性を1つ又は複数格納するソフトウエア属性格納手段と、自装置を制御或は使用するために必要なソフトウエアを、接続する情報処理装置のプログラム格納手段にインストールするための圧縮ソフトウエアを1つ又は複数記憶しておく圧縮ソフトウエア格納手段とを有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0014】
<実施の形態1>
図1に本発明における情報処理装置および外部装置の動作を説明するための基本構成を示す。図2に本発明における情報処理装置の動作を説明するためのフローチャートを示す。
【0015】
図1において、101は情報処理装置、111はその情報処理装置に接続可能な外部装置である。情報処理装置101としては、例えばパーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ等が考えられるが、ここではデジタルカメラを例にして説明を行う。又、外部装置111としては、例えば通信アダプタ、カメラアダプタ、GPSアダプタ等が考えられるが、ここでは説明のためPHS通信アダプタとする。又、ここでは装置間のインタフェースとしてPCカードインタフェースを例に挙げて説明を行うが、本発明における装置間インタフェースを特定するものではない。
【0016】
図1における情報処理装置101は、外部装置との接続部分であるアダプタ102、外部装置を制御する制御部103、外部装置を制御又は使用するためのソフトウエア等を格納しておく記憶手段104、そして情報処理装置の基本機能(デジタルカメラであればカメラ機能)を処理するメイン処理部105等から構成される。
【0017】
又、外部装置111は、情報処理装置101との接続部分であるインタフェース部112、情報処理装置からの要求を受信し処理する制御部113、自端末を制御又は使用してもらうためのソフトウエアを圧縮して格納しておく記憶手段114、そして、外部装置の基本機能(通信アダプタであれば通信機能)を処理するメイン処理部115等から構成される。
【0018】
以降、本発明の処理に直接関わる構成に関して説明を行うが、各説明において特に詳細に記述がない部分に関しては、既知の技術から選択して用いるものとして動作説明を省略した。本実施の形態においては、本発明に固有な動作についてのみ説明を行う。
【0019】
情報処理装置101において、アダプタ102に含まれる外部装置検出手段106は、外部装置111が接続されているか否かを検出している(202)。例えば、図4に示すように、情報処理装置の1つであるデジタルカメラのカードインタフェース部分に、外部装置としてPHS通信アダプタを挿入したとする。このとき、外部装置検出手段106は、外部装置111を検出(例えば、電気的に検出)し、インタフェース112を通じて外部装置111のインタフェース属性(PCカードであればカード属性)を読み出す(203)。アダプタ102は、この属性情報から外部装置の製品情報、物理情報等を獲得してI/Oを設定し(204)、制御部103に外部装置111の検出を通知する。
【0020】
制御部103におけるソフトウエア属性検出手段107は、外部装置111のインタフェース部112にあるI/O空間116を介してソフトウエア属性格納手段118を読み出し(205)、この外部装置111を制御或は使用するためのソフトウエアに関する少なくともソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン/ファイルサイズを含むソフトウエア属性を全て(1つ又は複数)獲得する。ソフトウエア属性検出手段107が直接ソフトウエア属性格納手段118を読み出すのではなく、外部装置111の制御部113に対して情報獲得要求を送信し、希望の情報を受信するような構成であっても構わない。ソフトウエア属性には、例えば図3に示すように、CANON_PHS_ADOPTOR/Ver2.1/100KB、CANON_PPP/Ver0.1/200KB、CANON_TCP/ Ver1.0/300KB 、CANON_FTP/Ver0.1/400KB、CANON_BROWSER/Ver5.1/500KB等の情報が含まれている。
【0021】
情報処理装置101の制御部103におけるソフトウエア管理手段109は、ソフトウエア属性検出手段107が獲得したソフトウエア属性を、自身の書き換え可能な記憶媒体(EEPROM等)であるソフトウエア格納手段110に既に格納されているソフトウエアの属性と、ソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン等を比較する(206)。
【0022】
獲得したソフトウエア属性と同じ(若しくはよりバージョンが新しい)ソフトウエアがソフトウエア格納手段110に存在しなければ、ソフトウエア管理手段109は、これらのソフトウエアを自身にインストールすることを決定する(207)。図3の例では、図3−1に示す外部装置111から読み取ったソフトウエア属性と、図3−2に示す情報処理装置101のソフトウエア格納手段110に格納されているソフトウエアの属性一覧を比較した結果、CANON_PHS_ADOPTOR/Ver2.1/100KBとCANON_PPP/Ver0.1/200KBの2つが無いので、ソフトウエア管理手段109はこれらのソフトウエアのインストールを決定し、先ず、ソフトウエア格納手段110のメモリ空き容量を調べる(209)。
【0023】
もし、新たに獲得しようとするソフトウエアのファイルサイズ(100KB+200KB=300KB)に十分な空き容量がなければ、ソフトウエア管理手段109は、不要なソフトウエアを1つ又は複数選択してソフトウエア追加削除手段108に通知し、ソフトウエア格納手段110から削除する(210)。不要なソフトウエアの選択方法は、同じソフトウエア種別の古いバージョン、最近の使用が最も古いソフトウエア、使用頻度が最も少ないソフトウエア等が考えられ、ユーザがこの選択方法を変更可能にしても良い。図3の例ではCANON_PDC_ADOPTOR/Ver2.2とCANON_PPP/Ver0.0を削除することとする。
【0024】
次に、ソフトウエア管理手段109は、新たに獲得しようとする1つ又は複数のソフトウエア(例ではCANON_PHS_ADOPTOR/Ver2.1/100KB、CANON_PPP/Ver0.1/200KB)をソフトウエア追加削除手段108に通知する。ソフトウエア追加削除手段108は、外部装置111のインタフェース部112にあるI/O空間116を介して圧縮ソフトウエア格納手段119から1つ又は複数の圧縮ソフトウエア(例ではCANON_PHS_ADOPTOR/Ver2.1/100KB、CANON_PPP/Ver0.1/200KB)を読み出して(211)、解凍しソフトウエア格納手段110に格納する(212)。このとき、ソフトウエア追加削除手段108が直接圧縮ソフトウエア格納手段119を読み出すのではなく、外部装置111の制御部113に対して情報獲得要求を送信し、希望の情報を受信するような構成であっても構わない。
【0025】
以上のような処理によれば、例えばこのデジタルカメラ101に、PHSアダプタ111に代えて他の外部装置(例えば、PDCアダプタ/IMT−2000 アダプタ/モデムカードアダプタ等)を次々と取り替えながら接続した場合でも、ユーザは外部装置に対応したドライバやアプリケーションソフトウエアの有無や意識することなく直ちにこれらの外部装置が使用可能となる(213)。しかも、情報処理装置に特別に大容量のメモリを用意していなくても、複数の外部装置を取り替えながら使用することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ユーザは接続する外部装置のバージョン、アプリケーション種別、通信方式やファイル転送方式の種別を意識しなくても、好きな外部装置を選択して接続するだけですぐに使用することができるようになり、サービス性の向上を図ることができる。従って、ユーザが外部装置を自由に選択・変更・新規購入し易くなるという効果が得られる。
【0027】
又、不要なソフトウエアを情報処理装置本体に持たせないため、結果として情報処理装置本体のメモリ使用効率が良くなり、大容量のメモリが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置及び外部装置の基本構成図である。
【図2】本発明に係る情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明のソフトウエア属性を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態を説明する図である。
【符号の説明】
101 情報処理装置
106 外部装置検出手段
107 ソフトウエア属性検出手段
108 ソフトウエア追加削除手段
109 ソフトウエア管理手段
110 ソフトウエア格納手段
111 外部装置
118 ソフトウエア属性格納手段
119 圧縮ソフトウエア格納手段
Claims (3)
- 外部装置が接続されているか否かを検出する外部装置検出手段と、外部装置を使用するためのソフトウエア及びソフトウエア属性を格納する書き換え可能な記憶媒体であるソフトウエア格納手段と、外部装置が検出されたら該外部装置を制御或は使用するためのソフトウエアに関する少なくともソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン/ファイルサイズを含むソフトウエア属性を該外部装置のソフトウエア属性格納手段から1つ又は複数読み出すソフトウエア属性検出手段と、上記ソフトウエア格納手段に含まれるソフトウエア属性と上記ソフトウエア属性検出手段の結果とを比較してソフトウエア格納手段に記憶されるソフトウエアの削除/更新を決定するソフトウエア管理手段と、上記ソフトウエア管理手段からの要求に応じて上記ソフトウエア格納手段の一部又は全部を削除し、上記ソフトウエア管理手段からの要求に応じて該外部装置の圧縮ソフトウエア格納手段から1つ又は複数の圧縮ソフトウエアを読み出し解凍してソフトウエア格納手段に格納するソフトウエア追加削除手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
- 請求項1記載の情報処理装置に接続可能な外部装置であって、自装置を制御或は使用するために必要なソフトウエアに関する少なくともソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン/ファイルサイズを含むソフトウエア属性を1つ又は複数格納するソフトウエア属性格納手段と、自装置を制御或は使用するために必要なソフトウエアを接続する情報処理装置のプログラム格納手段にインストールするための圧縮ソフトウエアを1つ又は複数記憶しておく圧縮ソフトウエア格納手段と、を有することを特徴とする外部装置。
- 外部装置が接続されているか否かを検出し、外部装置が検出されれば該外部装置を制御或は使用するためのソフトウエアに関する少なくともソフトウエア種別/ソフトウエアバージョン/ファイルサイズを含むソフトウエア属性を該外部装置から1つ又は複数読み出して書き換え可能な記憶媒体に格納されているソフトウエアの属性と比較し、ソフトウエア格納手段に記憶されるソフトウエアの削除/更新を決定し、必要であれば上記ソフトウエア格納手段の一部又は全部を削除し、必要であれば該外部装置の圧縮ソフトウエア格納手段から1つ又は複数の圧縮ソフトウエアを読み出して解凍してソフトウエア格納手段に格納することを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2003002984A JP2004220065A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 情報処理装置及び外部装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
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2003
- 2003-01-09 JP JP2003002984A patent/JP2004220065A/ja not_active Withdrawn
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