JP2004219217A - 車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料計1において、センダユニット2で検出された液面51レベルが初期値に対して増減した時に出力するカウント信号の大きさを、車両の作動状態である車速により1又は4に切替えている。これにより、カウント信号の累積値Cが閾値に達して表示器4の表示値Bが更新されるまでの時間を、停車状態においては走行状態の4倍とし、表示器4の表示値Bの更新に関して、停車状態時に出力されるカウント信号の表示値Bの更新に関する寄与率を小さく設定している。したがって、坂道上に渋滞等により長時間停車する場合でも表示値Bの変化を緩やかにすることができるので、従来の燃料計のように表示値が短時間で変動し運転者に違和感を与えることを抑制して、視認性を向上させた燃料計1を実現できる。
【選択図】 図3
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば車両用燃料計や車両用油量計などの車両用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両用表示装置として、例えば自動車の燃料タンクに貯蔵される燃料の量を指示する燃料計は、燃料液面に浮かぶフロートの位置に基づいて燃料タンク内の液面レベルを電圧値に変換して検出するセンダユニットと、このセンダユニットの出力に基づいて、燃料の残量を指示する指針を有するレシーバユニットとを備えている。
【0003】
燃料タンク内の液面レベルは、自動車の急加減速、急旋回等の走行状態によって大きく揺れ動き、それに伴いセンダユニットのフロートも大きく上下に振動する。このため、レシーバユニットの感度が良いと、液面の揺れに対応して指針が振れて、正規の指示位置がどこなのか分からなくなる。
【0004】
そこで、従来の自動車用燃料計においては、交差コイル式ゲージの回転子の動きを鈍くするために回転子の下部に高粘度(50万〜100万 cst;センチストークス)のシリコンオイルを注入し、そのダンパ作用により液面の揺れに起因する指針の振れ幅を小さくし且つ指針の回転速度を小さくするようにしている。
【0005】
また、他の従来の自動車用燃料計においては、燃料計の表示精度を向上するために、あるいは斬新な見映えを実現するために表示器としてデジタル式表示器を用いるものがある。この場合、デジタル式表示器の表示内容が、自動車の運動による液面変動に敏感に追随して変動し運転者に違和感を与える問題がある。そこで、コンピュータを使用して、センダユニットからの出力を複数回連続してサンプリングし、それらを平均化して目標値を求め、この目標値に基づいて指針を駆動するようにしている。これにより、デジタル式表示器の表示内容が自動車の急加減速、急旋回等の走行状態による一時的な液面の揺れに追随して変動することを抑制している。(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開昭61−62822号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近の自動車においては、偏平な燃料タンクを搭載したものが多くなってきている。このため、自動車の運動により液面が変動した際におけるセンダユニットの出力電圧値の変動割合、すなわち液面位置最高(いわゆる満タン)時と液面位置最低(いわゆる空)時との出力電圧幅に対する液面変動時の出力電圧変動幅の割合、が従来の燃料計に比較して大きくなってきている。このため、上述の従来のデジタル式表示器を用いる燃料計の場合でも、効果的に表示値の振れを抑制することが困難となっている。
【0008】
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、物理量検出手段からの検出信号の処理方法に工夫を凝らし、検出信号レベルが一時的に変動しても表示手段の表示値の変動を効果的に抑制して視認性を向上させた車両用表示装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
【0010】
本発明の請求項1に記載の表示装置は、物理量検出手段と、デジタル式の表示手段と、物理量検出手段からの検出信号に基づき表示手段を表示駆動させる制御装置と、車両の作動状態を検出する車両状態検出手段とを備え、制御装置は、物理量検出手段からの検出信号に基づきカウント信号を出力する信号処理手段と車両状態検出手段により検出した車両の作動状態に応じて1回に出力するカウント信号の大きさを切替える切替え手段と、カウント信号の累積値が閾値に達すると表示手段の表示を更新する更新手段とを備える構成としている。車両運行中において、物理量検出手段により検出され運転者に表示される物理量は各種あるが、その真の変化は比較的緩やかでありながら、車両運行中の振動等により物理量検出手段による検出信号が大きく変動し、そのため表示手段による表示値も大きく変動して運転者が真の情報を把握し難いものがある。たとえば燃料タンク内における燃料液面レベル等である。ところで、物理量検出手段による検出信号の変動特性(変動幅、変動周期等)は、車両の作動状態によって異なっている。したがって、物理量検出手段による検出信号の処理方法を車両の作動状態に応じて切替えれば、表示手段における表示値の変動を抑制できる可能性がある。
【0011】
本発明の請求項1に記載の車両用表示装置においては、物理量検出手段からの検出信号に基づき信号処理手段が出力するカウント信号の大きさを、車両状態検出手段により検出した車両の作動状態に応じて切替えている。これにより、検出信号レベルが一時的に大きく変動する場合においても、表示手段における表示値の変動を効果的に抑制して視認性を向上させた車両用表示装置を実現することができる。
【0012】
本発明の請求項2に記載の表示装置は、物理量検出手段は車両の燃料タンク内の燃料液面を検出する液面検出装置であり且つ作動状態は車両の走行速度である構成としている。車両の燃料タンク内の燃料液面レベルは、車両の運行中においてエンジンによる燃料消費なために徐々に低下するが、この変化は非常に緩やかである。これに対して、車両走行中の振動による燃料タンク内の燃料液面レベル変動は、変動幅は大きく、変動周期は短い。また、燃料タンクに作用する振動加速度の大きさは略車両の走行速度の二乗に比例する。すなわち、燃料タンク内の燃料液面レベル変動に対する車両の走行速度の寄与率は大きい。したがって、液面検出手段による検出信号レベルが一時的に変動しても表示手段における燃料液面表示値の変動を効果的に抑制して視認性を向上させた燃料計、すなわち車両用表示装置を実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による車両用表示装置を自動車の燃料タンク内における燃料の量を指示する燃料計に適用した場合を例に、図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態による燃料計1の電気回路の概略を示す構成図である。図2は、本発明の一実施形態による燃料計1の表示器4の平面図である。
【0015】
燃料計1は、大きくは、図1に示すように、センダユニット2、制御回路3、表示器4から構成されている。燃料計1は、イグニッションスイッチ8を介してバッテリ7から電力の供給を受けて作動する。センダユニット2は、自動車(図示せず)に搭載される燃料タンク5に取り付けられ、一方、制御回路3および表示器4は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に配設されて各種情報を表示するコンビネーションメータ(図示せず)に取り付けられている。すなわち、制御回路3は、コンビネーションメータ(図示せず)の電気回路を構成するプリント基板(図示せず)上に実装され、表示器3は、コンビネーションメータ(図示せず)の文字盤(図示せず)上に運転者が視認可能に配置されている。
【0016】
物理量検出手段であるセンダユニット2は、自動車(図示せず)に搭載される燃料タンク5に取り付けられ、物理量である燃料液面51位置を検出している。すなわち、センダユニット2は、燃料タンク5内において常に燃料液面51と略同位置に静止するフロート6を備え、このフロート6の位置を電気抵抗値として検出し、さらにこの電気抵抗値を電圧値に変換して検出信号として制御回路3へ出力している。自動車の走行中の振動により、あるいはエンジン(図示せず)により消費されて、燃料液面51位置が変動すると、それに応じてフロート6が移動して、センダユニット2からの検出信号である電圧値が変化する。
【0017】
制御装置である制御回路3は、マイクロコンピュータ等からなり、A/D変換回路31、データ処理回路32、出力設定回路33等から構成されている。
【0018】
A/D変換回路31は、センダユニット2から送られてくる燃料液面51に関する検出信号である電圧値(アナログ量)をデジタル値に変換する回路である。
【0019】
データ処理回路32は、A/D変換回路31によりをデジタル値化された燃料液面51に関する検出信号を所定の周期で取り込み、それらを所定の規則にしたがって処理し、表示器4に表示させる燃料液面51の表示目標値を決定し、出力設定回路33へ出力する。また、データ処理回路32には、図1に示すように、車両状態検出手段である速度計9が接続され、速度計9による検出信号が入力される。なお、データ処理回路32におけるデータ処理プロセスは、本発明の一実施形態による燃料計1の特徴であり、後で詳細に説明する。
【0020】
出力設定回路33は、データ処理回路32により決定された燃料液面51の表示目標値を受けて、それに基づいて表示器4を表示作動させるための駆動信号を出力する。
【0021】
表示手段である表示器4は、デジタル式表示器、たとえばLCD(液晶ディスプレイ)等から形成され、図2に示すように、複数のセグメント41が積み重ねて配置されている。本発明の一実施形態による燃料計1においては、セグメント41の個数を16個としている。各セグメント41は、電圧印加時は遮光性となり電圧無印加時は透光性となる。表示器4の裏側、つまり運転者と反対側にはバックライト(図示せず)が表示器4に光を照射可能に配置されている。したがって、電圧が印加されるセグメント41はバックライトからの光を遮断するので黒色に視認され、一方、電圧が印加されないセグメント41はバックライトからの光により透過照明されて明るく視認される。本発明の一実施形態による燃料計4においては、表示器4の電圧が印加されるセグメント41の個数、言い換えると黒色表示される面積により、残存燃料量の多少を表示している。
【0022】
すなわち、燃料タンク5内の燃料液面51が最高位置(いわゆる満タン)にある時には、表示器4の全セグメント41に電圧が印加され表示器4は全体が黒色に視認される。エンジンにより燃料が消費されて燃料タンク5内の燃料液面51が低下すると、やがて制御回路3により、図2中における一番上のセグメント41への電圧印加が停止され、そのセグメント41が明るく発光して視認される。言い換えると、黒色表示されるセグメント41の数が1個減り、残存燃料量がやや減少したことを表している。さらに燃料液面51が低下すると、図2中における一番上のセグメント41の下側に隣接するセグメント4への電圧印加が停止される。やがて、燃料液面51が最低位置(いわゆる空)になると、全セグメント41への電圧印加が停止されて表示器4は全体が明るく発光表示される。
【0023】
次に、本発明の一実施形態による燃料計1の特徴である制御回路3の作動、特にデータ処理回路32の作動について説明する。
【0024】
図3は、本発明の一実施形態による燃料計1における制御回路3の作動を説明するフローチャートである。
【0025】
制御回路3は、図3のフローチャートに示すように、センダユニット2から送られてくる検出信号に基づいて表示器4における更新後指示値Bを決定する。ここで、表示器4における更新後指示値Bとは、黒色表示される、つまり電圧が印加されるセグメント41の個数Hである。
【0026】
また、制御回路3は、図3のフローチャートに示すように、カウント信号の累積値Cが閾値、すなわち本発明の一実施形態による燃料計1においては48以上の時に表示器4における更新後指示値Bを更新する。つまり、電圧が印加されるセグメント41の個数Hを1個だけ増加または減少させる。
【0027】
また、データ処理回路32では、センダユニット2から送られてくる検出信号を8回取り込む毎にそれらの単純平均値Aを算出している。図3に示すフローチャートにおいては、燃料タンク5内の燃料液面51データとして上述の平均値Aを用いている。
【0028】
運転者によりイグニッションスイッチ8がONされると、制御回路3は作動を開始する。
【0029】
先ず、S(ステップ)100にて、表示器4における更新後指示値Bの初期化を行う。すなわち、イグニッションスイッチ8がONされた直後に算出される平均値Aに基づいて表示器4における更新後指示値B=Hが決定される。
【0030】
次に、S101にて、以下のフローにおいて出力されるカウント信号の累積値Cを初期化、つまりC=0とする。
【0031】
次に、S102にて、燃料液面51データの平均値Aを算出する。
【0032】
次に、S103にて、更新後指示値Bの現在指示値Hと平均値Aとの大小比較を行う。この結果は、A−H<0、A−H=0、A−H>0の3通りであるが、これらの3通りの場合毎の制御について、以下に説明する。
【0033】
・ A−H<0、すなわち現在指示値Hに対して平均値Aが減少した場合。
【0034】
この場合、燃料タンク5内の液面51が下降していることになる。
【0035】
先ず、S104にて、車両状態である車速Vを、車両状態検出手段である車速センサ9からの検出信号に基づいて算出する。
【0036】
次に、S105にて、車両状態の判定を実施する。すなわち、車速Vの大きさが1km/h未満かあるいは1km/h以上かを判定する。ここで、車速V<1km/hとは、車両が停止状態あるいはほとんど停止している状態であることを意味する。一方、車速V≧1km/hとは、車両が走行状態であることを意味する。この判定結果に対応して、S106またはS107を実施する。
【0037】
すなわち、車速V≧1km/hの場合、言い換えると自動車が走行中の場合は、S106にて、カウント信号の累積値Cに所定時間毎に4を加える。
【0038】
一方、車速V<1km/hの場合、言い換えると停車状態の場合は、S107にて、カウント信号の累積値Cに所定時間毎に1を加える。
【0039】
ここで、本発明の一実施形態による燃料計1の制御回路3においては、センダユニット2で検出された液面51レベルが初期値に対して増減した場合において出力するカウント信号の大きさを、上述したように、車速により1あるいは4に切替えている。したがって、カウント信号の累積値Cが閾値である48に達して表示器4の表示値Bが更新されるまでの時間が、停車状態における時間は走行状態における時間の4倍となる。言い換えると、表示器4の表示値Bの更新に関して、停車状態時のカウント信号の重み付けを小さく、つまりに表示器4の表示値Bの更新に関する寄与率を小さく設定している。これにより、坂道上に渋滞等により長時間停車する場合でも、燃料タンク5内の液面51の傾斜に起因する表示器4の表示値Bの変化率を小さくできる、つまり表示値Bの変化を緩やかにできるので、従来の燃料計のように表示値が短時間で変動し運転者に違和感を与えることを抑制して、視認性に優れる燃料計1を実現できる。
【0040】
本発明の一実施形態による燃料計1において、上述のS105、S106、S107は、車両の作動状態に応じて1回に出力するカウント信号の大きさを切替える切替え手段の機能を果たしている。
【0041】
次に、S108にて、カウント信号の累積値Cが閾値である48以上かどうかを判定する。
【0042】
カウント信号の累積値C≧48の場合は、S110にて、表示器4における更新後指示値Bの値を現在指示値Hから1だけ、すなわちセグメント41の1個分だけ更新する。この場合、平均値Aが現在指示値Hより減少している、つまり液面51レベルが低下しているので、黒色表示されるセグメント41の個数、言い換えると電圧印加されるセグメント41の個数が1個減少する。そして、再び、S101から制御を実行する。
【0043】
本発明の一実施形態による燃料計1において、上述のS108、S110は、車両の作動状態に応じて1回に出力するカウント信号の累積値が閾値以上の時に表示手段の表示を更新する更新手段の機能を果たしている。
【0044】
一方、C<48の場合は、S109にて、再び燃料液面51データの平均値Aを算出する。続いてS111にて、更新後指示値Bの現在指示値Hと平均値Aとの大小比較を行う。
【0045】
この結果、A−H≦0の場合、依然として現在指示値Hに対して平均値Aが減少している、言い換えると液面51が低下し続けていることになる。したがって、S104以降の制御を再び実行する。
【0046】
一方、A−H>0の場合、現在指示値Hに対して平均値Aが増加している、言い換えると液面51変動が下降から上昇に反転していることになる。この場合は、S101に戻りカウント信号の累積値C=0と初期化して、再び、S101から制御を実行する。
【0047】
(2)A−H=0、すなわち現在指示値Hと平均値Aが等しい場合。
【0048】
この場合は、再び、S101から制御を実行する。
【0049】
(3)A−H>0、すなわち現在指示値Hに対して平均値Aが増加した場合。
【0050】
この場合、燃料タンク5内の液面51が上昇していることになる。
【0051】
先ず、S112にて、車両状態である車速Vを、車両状態検出手段である車速センサ9からの検出信号に基づいて算出する。
【0052】
次に、S113にて、車両状態の判定を実施する。すなわち、車速Vの大きさが1km/h未満かあるいは1km/h以上かを判定する。この判定結果に対応して、S114またはS115を実施する。
【0053】
すなわち、車速V≧1km/hの場合、言い換えると自動車が走行中の場合は、S114にて、カウント信号の累積値Cに4を加える。
【0054】
一方、車速V<1km/hの場合、言い換えると停車状態の場合は、S115にて、カウント信号の累積値Cに1を加える。
【0055】
本発明の一実施形態による燃料計1において、上述のS113、S114、S115は、車両の作動状態に応じて1回に出力するカウント信号の大きさを切替える切替え手段の機能を果たしている。
【0056】
次に、S116にて、カウント信号の累積値Cが閾値である48以上かどうかを判定する。
【0057】
カウント信号の累積値C≧48の場合は、S118にて、表示器4における更新後指示値Bの値を現在指示値Hから1だけ、すなわちセグメント41の1個分だけ更新する。この場合、平均値Aが現在指示値Hより増加している、つまり液面51レベルが上昇しているので、黒色表示されるセグメント41の個数、言い換えると電圧印加されるセグメント41の個数が1個増加する。そして、再び、S101から制御を実行する。
【0058】
本発明の一実施形態による燃料計1において、上述のS116、S118は、車両の作動状態に応じて1回に出力するカウント信号の累積値が閾値以上の時に表示手段の表示を更新する更新手段の機能を果たしている。
【0059】
一方、C<48の場合は、S117にて、再び燃料液面51データの平均値Aを算出する。続いてS119にて、更新後指示値Bの現在指示値Hと平均値Aとの大小比較を行う。
【0060】
この結果、A−H≧0の場合、依然として現在指示値Hに対して平均値Aが増加している、言い換えると液面51が上昇し続けていることになる。したがって、S112以降の制御を再び実行する。
【0061】
一方、A−H<0の場合、現在指示値Hに対して平均値Aが減少している、言い換えると液面51変動が上昇から下降に反転していることになる。この場合は、S101に戻りカウント信号の累積値C=0と初期化して、再び、S101から制御を実行する。
【0062】
以上説明した、本発明の一実施形態による燃料計1においては、センダユニット2で検出された液面51レベルが初期値に対して増減した場合において出力するカウント信号の大きさを、上述したように、車速により1あるいは4に切替えている。したがって、カウント信号の累積値Cが閾値である48に達して表示器4の表示値Bが更新されるまでの時間が、停車状態における時間は走行状態における時間の4倍となる。言い換えると、表示器4の表示値Bの更新に関して、停車状態時のカウント信号の重み付けを小さく、つまりに表示器4の表示値Bの更新に関する寄与率を小さく設定している。これにより、坂道上に渋滞等により長時間停車する場合でも、燃料タンク5内の液面51の傾斜に起因する表示器4の表示値Bの変化率を小さくできる、つまり表示値Bの変化を緩やかにすることができるので、従来の燃料計のように表示値が短時間で変動し運転者に違和感を与えることを抑制して、視認性に優れる燃料計1を実現できる。
【0063】
なお、以上説明した、本発明の一実施形態による燃料計1においては、カウント信号の大きさを、停車時においては1、走行時においては4としているが、これらの値は実施形態のものに限る必要はなく、必要に応じて変更してよい。
【0064】
また、以上説明した、本発明の一実施形態による燃料計1においては、表示器4のセグメント41の個数を41個としているが、他の個数としてもよい。
【0065】
また、以上説明した、本発明の一実施形態による燃料計1においては、表示器4としてLCD(液晶ディスプレイ)を用いているが、デジタル式の表示器であれば他の方式のものでもよい。たとえば複数の発光ダイオードでもよい。また、ステップモータ等の回転機を用いて指針を回動させる方式であってもよい。この場合、指針を回動させるためいわゆるアナログメータ的な見映えとなるが、回転軸の回動は段階的に制御されるので、やはりデジタル式の表示器である。
【0066】
また、以上説明した、本発明の一実施形態による燃料計1においては、車両の作動状態として車速を採用しているが、他の作動状態、たとえばエンジン回転数、スロットル弁開度あるいはアクセルペダル踏み込み量等を用いてもよい。
【0067】
また、上述の本発明の一実施形態は、車両用表示装置として自動車の燃料計1を例に説明したが、検出される物理量が燃料液面51以外のものであってもよい。たとえば、エンジン冷却水の液面、あるいは潤滑油の液面であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による燃料計1の電気回路の概略を示す構成図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態による燃料計1の表示器4の平面図である。
【図3】本発明の一実施形態による燃料計1における制御回路3の作動を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 燃料計(車両用表示装置)
2 センダユニット2(物理量検出手段)
3 制御回路(制御装置)
31 A/D変換回路
32 データ処理回路
33 出力設定回路
4 表示器(表示手段)
41 セグメント
5 燃料タンク
51 液面
6 フロート
7 バッテリ
8 イグニッションスイッチ
9 車速センサ
Claims (2)
- 物理量検出手段と、
デジタル式の表示手段と、
前記物理量検出手段からの検出信号に基づき前記表示手段を表示駆動させる制御装置と、
車両の作動状態を検出する車両状態検出手段とを備え、
前記制御装置は、前記物理量検出手段からの検出信号に基づきカウント信号を出力する信号処理手段と、前記車両状態検出手段により検出した車両の作動状態に応じて1回に出力する前記カウント信号の大きさを切替える切替え手段と、前記カウント信号の累積値が閾値に達すると前記表示手段の表示を更新する更新手段とを備えることを特徴とする車両用表示装置。 - 前記物理量検出手段は車両の燃料タンク内の燃料液面を検出する液面検出装置であり且つ前記作動状態は車両の走行速度であることを特徴とする車両用表示装置。
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