JP2004218629A - 圧縮機および圧縮機システム - Google Patents

圧縮機および圧縮機システム Download PDF

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善彰 宮本
Hisao Mizuno
尚夫 水野
Hisayuki Kimata
央幸 木全
Hiroyuki Kobayashi
寛之 小林
Susumu Matsuda
進 松田
Hiroshi Yamazaki
浩 山崎
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Abstract

【課題】 冷媒と潤滑油が混入することによる冷媒温度の上昇と潤滑油の希釈を抑制する。
【解決手段】 ハウジング12の外部に、密閉空間m内で冷媒に混入した潤滑油を遠心分離する油分離機構20と、油分離機構20で分離された潤滑油を冷却するオイルクーラ22を備えている。さらに、スクロール型圧縮機10は、オイルクーラ22で冷却された潤滑油を貯留する潤滑油貯留タンク24と、オイルクーラ22と貯留タンク24とを連通させる油流路26と、貯留タンク24内の潤滑油を潤滑油供給ポンプ18に戻す油戻し流路28とをさらに備えている構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気調和機等に使用される圧縮機に関する。
圧縮機は、空気調和機や冷凍機において、冷媒等の作動流体の圧縮機として広く用いられている。
この従来の圧縮機の一般的な構成の例としては、密閉されたハウジング内に、冷媒を導入する吸入口と、この冷媒を圧縮するスクロール型圧縮機構と、圧縮された冷媒をハウジング外部へ吐出する吐出口と、スクロール型圧縮機構を駆動する回転軸と、この回転軸の駆動によりスクロール型圧縮機構に潤滑油を供給する潤滑油供給ポンプとを備えている構成の圧縮機が挙げられる。
このスクロール型圧縮機において、吸入口から導入された冷媒は、スクロール型圧縮機構により圧縮され、吐出口から外部へ吐出される。この際、潤滑油供給ポンプから供給された潤滑油が冷媒内に混入されることによって、スクロール型圧縮機構の各摺動部に潤滑油が供給されて、円滑な運転がなされる。混入された潤滑油は、ハウジング外部に設けられた油分離機構によって冷媒から分離され、油戻し流路によって再びハウジング内部に戻され、潤滑油供給ポンプに供給される。この際、運転速度や冷媒温度の変化にかかわらず潤滑油を適量供給することを目的として、冷媒の温度や圧力を検知する等によって油流量を制御する制御回路が設けられている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平6−300368号公報 特開平8−319971号公報
しかしながら、上記従来のスクロール型圧縮機においては、油分離機構と吸入口が直接連通されているので、潤滑油が冷媒によって希釈されてしまい十分な粘度を維持できず潤滑が不十分となる可能性があった。
また、潤滑油が高温状態のまま圧縮機内に供給されると、吸入口から導入された冷媒の温度が上昇し、圧縮機による圧縮効率を低下させてしまう可能性があった。
特に、車両用などに用いる圧縮機においては、コンパクト化と高出力化、さらには低コスト化が要求されており、従来のように大きな油溜を設けることもできず、また、低圧側のダウンサイズと出力アップのための高回転化などと相俟って、フォーミングや冷媒希釈による油粘度の低下が生じやすくなる。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、冷媒と潤滑油が混在することによる冷媒温度の上昇と潤滑油の希釈を抑制することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の圧縮機は、内部に密閉空間を有するハウジングと、該ハウジング内部に作動流体を導入する吸入口と、前記ハウジング内に配設されて前記密閉空間内に取り込まれた前記作動流体を圧縮する圧縮機構と、圧縮された前記作動流体を前記ハウジング外部へ吐出する吐出口と、前記圧縮機構を駆動する回転軸と、該回転軸の駆動により前記圧縮機構に前記潤滑油を供給する潤滑油供給ポンプとを備えた圧縮機であって、前記吐出口から吐出された前記作動流体から前記潤滑油を分離する油分離機構で分離された前記潤滑油を前記ハウジング外に貯留する貯留タンクと、前記油分離機構と前記貯留タンクとを連通させる油流路と、前記貯留タンク内の前記潤滑油を前記ハウジング内に戻す油戻し流路とが備えられていることを特徴とする。
この圧縮機によれば、作動流体より分離された潤滑油が、貯留タンクに一旦取り込まれることで、貯留タンク周囲への放熱を行うことができる。この放熱により十分に冷却された潤滑油は、油戻し流路を通ってハウジング内に戻され、各部の潤滑に供される。加えて、冷媒と油とが接触し難い回路構成を実現できるので、油粘度の低下を防止できる。
本発明は、請求項1記載の圧縮機において、前記油戻し流路は、前記貯留タンクと前記潤滑油供給ポンプとの間を直接接続する管路であることを特徴とする。
この圧縮機は、油戻し流路が、貯留タンクと潤滑油供給ポンプとの間を直接接続するので、貯留タンク内に蓄えられた潤滑油が、油戻し流路を通って潤滑油供給ポンプへと直接戻される。この時の潤滑油は、ハウジング内の作動流体と接触することがない。
本発明は、請求項1又は2に記載の圧縮機であって、前記油流路又は前記油戻し流路中の何れか一方もしくは両方に、前記潤滑油を冷却するオイルクーラが備えられていることを特徴とする。
この圧縮機は、オイルクーラが備えられているので、ハウジング内に戻される潤滑油が、オイルクーラの冷却によって事前に温度が下げられており、圧縮機構に導入する作動流体の温度上昇がより確実に抑制される。
本発明は、請求項1から3の何れかに記載の圧縮機であって、前記貯留タンクが前記油分離機構よりも下方に配設されていることを特徴とする。
この圧縮機は、貯留タンクが油分離機構よりも下方に配設されているので、潤滑油は特に動力を必要とせず自重によって油分離機構から貯留タンクに流入する。
本発明は、請求項1から4の何れかに記載の圧縮機であって、前記貯留タンク内と前記ハウジング内とを連通する均圧管を備えていることを特徴とする。
この圧縮機は、均圧管を備えているので、潤滑油供給ポンプに潤滑油を供給する際に、ハウジング内及び貯留タンク内間の圧力差による潤滑油供給損失が緩和される。
本発明は、請求項1から5の何れかに記載の圧縮機であって、前記油分離機構が、前記吸入口に配置されていることを特徴とする。
この圧縮機は、油分離機構が吸入口に配置されているので、作動流体に混入している潤滑油の温度も低い状態となっており、十分に冷却された作動流体がスクロール圧縮機内部に導入される。
本発明は、請求項1から6の何れかに記載の圧縮機であって、前記ハウジング内に、前記吸入口から導入された直後の前記作動流体と、前記油戻し流路により前記ハウジング内に戻された前記潤滑油との間を遮る遮蔽部材が設けられていることを特徴とする。
この圧縮機は、遮蔽部材が設けられているので、遮蔽部材により、吸入口からハウジング内に取り込まれた直後の作動流体がハウジング内に戻された潤滑油に接するのを防ぐことができる。
請求項8記載の圧縮機は、前記油流路には、流過する前記潤滑油を減圧させる減圧手段が設けられていることを特徴とする。
油流路に設けた減圧手段により、流過する潤滑油が減圧されるので、その下流側に位置する貯留タンク内の圧力が低下する。これにより、貯留タンク内の圧力とハウジング内の圧力とがほぼ同等に保たれ、これらの圧力差によって貯留タンクからハウジングへと潤滑油が流れ込むことを防止する。
減圧手段としては、固定絞り又は可変絞りのいずれでもよく、具体的には、キャピラリーチューブ、オリフィスまたは電磁弁が好適である。
請求項9記載の圧縮機は、前記ハウジング内に貯留した前記潤滑油を、前記貯留タンクへと送る送油流路が設けられていることを特徴とする。
ハウジング内に貯留する潤滑油は、送油流路を通過して貯留タンクへと送られ、これにより、ハウジング内に貯留する潤滑油が減じられる。したがって、ハウジング内の冷媒に混入して圧縮機から吐出される潤滑油を低減することができる。よって、圧縮されて高温となり油分離機構から圧縮機へと返送される高温の潤滑油量を低減することができる。
請求項10記載の圧縮機は、前記貯留タンクが、前記ハウジングの下方に設置されていることを特徴とする。
貯留タンクがハウジングの下方に設置されているので、送油流路は上方のハウジングから下方の貯留タンクへと向かう経路に設定される。これにより、ハウジング内に貯留した潤滑油は、重力によって貯留タンクへと流下する。
請求項11記載の圧縮機システムは、請求項1から10の何れかに記載された圧縮機を複数台備え、これら圧縮機にそれぞれ設けられた前記油流路の上流側には、共通の油分離機構が設けられていることを特徴とする。
共通の油分離機構から各圧縮機の貯留タンクへと油を返送することとしたので、各貯留タンクの潤滑油量を統一的に管理することによって、貯留タンクごとに潤滑油量が偏在してしまうことを防止する。
また、共通の油分離機構によって潤滑油の偏在をなくし、特定の貯留タンクの潤滑油がなくなってしまうことを防止できるので、各貯留タンクには潤滑油が必ず存在することになる。したがって、仮に油分離機構側から冷媒が逆流してきても、貯留タンクに存在する潤滑油が逆流してきた冷媒を封鎖するので、冷媒が圧縮機側へと逆流してしまうことを防止できる。
また、油流路に減圧手段(請求項8)等の潤滑油流量を調整できる流量調整手段が設けられている場合、各圧縮機の運転状況に応じて各貯留タンクへと返送する潤滑油流量を調整して、圧縮機ごとに最適な潤滑油量を実現することができる。
本発明の圧縮機は、以下の効果を奏する。
本発明は、貯留タンクが圧縮機の外部に配設されているので、ハウジング内に取り込まれる潤滑油が十分に冷やされたものであるため、圧縮機構に取り込まれる作動流体を、高温に加熱してしまうことを防止できる。これにより、圧縮機構に導入する作動流体の温度を、従来よりも比較的低く保つことができるようになるので、圧縮効率の向上を得ることが可能となる。
また、本発明は、油戻し流路が貯留タンクと潤滑油供給ポンプを直接接続する管路であるので、潤滑油供給ポンプに供給される潤滑油が作動流体に接触せずに済むため、ハウジング内に取り込まれた作動流体による希釈を受けることがない。したがって、潤滑油は、自らの粘度を維持することができ、これから向かう各部の潤滑を確実に行うことが可能となる。
油流路に減圧手段を設けたので、貯留タンク内の圧力が低減され、貯留タンクからハウジングへと潤滑油が流れ込むことを防止できる。
ハウジング内に貯留した潤滑油を貯留タンクへと送る送油流路を設けたので、ハウジング内に貯留する潤滑油を減らし、ハウジング内の冷媒に混入して圧縮機から吐出される潤滑油を低減することができる。これにより、圧縮されて高温となり油分離機構から圧縮機へと返送される高温の潤滑油量を低減することができ、圧縮機の効率向上が実現される。
ハウジングの下方に貯留タンクを設置したので、ハウジング内に貯留した潤滑油は、重力によって貯留タンクへと流下することとなる。したがって、ポンプを用いることなく、簡便な構成でハウジング内の潤滑油を貯留タンクへと導くことができる。
共通の油分離機構から各圧縮機の貯留タンクへと油が返送されるので、貯留タンクごとに潤滑油量が偏在してしまうことを防止できる。これにより、潤滑油切れを起こす圧縮機がなくなり、圧縮機の信頼性が向上する。
また、各貯留タンクには潤滑油が必ず存在することになるので、仮に油分離機構側から冷媒が逆流してきても、貯留タンクに存在する潤滑油によって冷媒が圧縮機側へと逆流してしまうことを防止できる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明にかかる圧縮機の例としての第1の実施形態を示す。
図1に示すように、本実施形態のスクロール型圧縮機10は、冷媒回路内の圧縮機として配設されており、内部に密閉空間mを有するハウジング12と、このハウジング12内に配置され、密閉空間m内に取り込まれた冷媒(作動流体)を圧縮するスクロール型圧縮機構14を備えている。また、スクロール型圧縮機10は、スクロール型圧縮機構14を駆動する回転軸16と、該回転軸16の駆動により密閉空間m内に潤滑油を供給する潤滑油供給ポンプ18とを備えている。
そして、本実施形態のスクロール型圧縮機10は、ハウジング12の外部に、密閉空間m内で冷媒に混入した潤滑油を分離する油分離機構20と、油分離機構20で分離された潤滑油を冷却するオイルクーラ22を備えている。さらに、スクロール型圧縮機10は、オイルクーラ22で冷却された潤滑油を貯留する貯留タンク24と、オイルクーラ22と貯留タンク24とを連通させる油流路26と、貯留タンク24内の潤滑油を潤滑油供給ポンプ18に戻す油戻し流路28とをさらに備えていることが特徴的となっている。以下、各要素の詳細について説明する。
ハウジング12は、フロントハウジング12Aと、リアハウジング12Bとを備えており、これらを組み合わせてから複数本のボルト34で結合することにより、内部に密閉空間mを形成している。なお、符号36は、これらフロントハウジング12A及びリアハウジング12B間の接合部分をシールして前記密閉空間mの密閉状態を保つOリングである。
フロントハウジング12Aの上部には、冷媒等の圧縮流体を吸入する吸入口38が、密閉空間mに連通するように形成されている。
リアハウジング12Bの側部には、スクロール型圧縮機構14で圧縮された後の冷媒を吐出する吐出口40が形成されている。
スクロール型圧縮機構14は、固定スクロール部材42、旋回スクロール部材44、旋回スクロール部材44の公転旋回運動を許容するがその自転を阻止するオルダムリンク等から構成されている。
固定スクロール部材42は、固定端板42Aとその内面に立設された渦巻状壁体42Bとを備え、固定端板42Aの中央付近には、吐出ポート50が形成されている。この吐出ポート50は、吐出弁52により開閉される。
旋回スクロール部材44は、旋回端板44Aとその内面に立設された渦巻状壁体44Bとを備えている。旋回端板44Aの外面に立設されたボス58内には、偏心ブッシュ60が、図示されない旋回軸受を介して回転自在に嵌合され、この偏心ブッシュ60に穿設された穴に、回転軸16の端部から突出した偏心ピン62が嵌合されている。
そして、固定スクロール部材42と旋回スクロール部材44とを相互に所定距離だけ偏心させ、かつ180度だけ角度をずらして噛み合わせることにより、複数の圧縮室Cが形成されるようになっている。
回転軸16は、エンジンや電動モータなどの図示されない駆動機構により、その軸線回りに回転するロータシャフトであり、その先端には、偏心した軸線を有する前記偏心ピン62が突出形成されている。そして、この回転軸16は、第1軸受64と第2軸受66により支持されている。第1軸受64はフロントハウジング12A側に設けられており、第2軸受66はリアハウジング12B及びフロントハウジング12A間に固定され、旋回スクロール部材44のスラスト力も支持している。
また、回転軸16の内部には、潤滑油供給ポンプ18からの潤滑油を、ボス56内や、スクロール型圧縮機構14などの潤滑を要する各摺動部分に向かって供給する潤滑油供給路68が、その軸線と同軸に形成されている。
フロントハウジング12A内の回転軸16及び旋回スクロール部材44の周囲には、潤滑油供給ポンプ18から供給された潤滑油と吸入口38から導入直後の冷媒との接触を遮断する邪魔板(遮蔽部材)70が形成されている。
貯留タンク24は、油分離機構20や、オイルクーラ22よりも下方位置に配置されるようになっている。したがって、分離された潤滑油は、その自重によって落下するため、自然と貯留タンク24内に集油される。また、ハウジング12内の圧力と貯留タンク24内の圧力を均等にするための均圧管72が、フロントハウジング12Aと貯留タンク24とを連通している。
また、潤滑油流れからみてオイルクーラ22の下流側の油流路26には、流過する潤滑油の圧力を減じるための減圧手段74が設けられている。減圧手段74としては、本実施形態ではキャピラリーチューブが用いられる。
次に、以上の構成からなる本実施形態のスクロール型圧縮機10の作用について説明する。
回転軸16を回転駆動させると、旋回スクロール部材44が、固定スクロール部材42に対して公転旋回運動する。これを受けて、吸入口38から各圧縮室Cに導入された冷媒は、旋回スクロール部材44の公転旋回運動に伴って外周端側から中心部側の各圧縮室Cに移動する。そして、圧縮室Cの容積が漸次減少されるのに伴って高圧化され、最終的には固定端板42Aの中心部に設置されている吐出ポート50から吐出される。
一方、貯留タンク24とハウジング12内は均圧管72によって均圧となっているので、貯留タンク24内の潤滑油は、潤滑油供給ポンプ18の吸引力によって適量が油戻し流路28を介して吸い上げられる。そして、潤滑油供給路68を介してボス56内や、スクロール型圧縮機構14などの潤滑を要する各摺動部分に供給される。このとき、潤滑油は、邪魔板70によって冷媒との接触が抑制される。
吐出ポート50から吐出された冷媒は、吐出口40から油分離機構20に至る。ここで、スクロール型圧縮機構14内にて冷媒に混入した潤滑油は冷媒から遠心分離される。さらにオイルクーラ22に至って冷却され、油流路26を自重によって落下して貯留タンク24に至る。
このスクロール型圧縮機10によれば、ハウジング内に取り込まれる潤滑油は、外部の貯留タンク24およびオイルクーラ22によって十分に冷やされるため、スクロール型圧縮機構に取り込まれる冷媒(作動流体)を高温に加熱してしまうことを防止できる。これにより、スクロール型圧縮機構14に導入する冷媒の温度上昇を、従来よりも比較的低く保つことができるようになるので、圧縮効率の向上を得ることが可能となる。
また、オイルクーラ22を通過した後の潤滑油は、減圧手段74によって減圧される。これにより、貯留タンク24内の油圧とハウジング12内の圧力とがほぼ同等に保たれ、均圧管72を介して潤滑油がハウジング12側に逆流してしまうことを防止する。
また、潤滑油は邪魔板70によって作動流体に接触せずに済むため、ハウジング内に取り込まれた作動流体による希釈を受けることがない。したがって、潤滑油は、自らの粘度を維持することができ、各部の潤滑を確実に行うことが可能となる。
なお、本実施形態では自重により油流路26を落下して貯留タンク24に油を回収する構成としたが、これに加え、ポンプ等で貯留タンク24に配送する機構を設けてもよい。この場合、還流させる油の総量を少なくすることができるので、吐出される油を低減でき、油分離機構20からの油戻し量を低減させることができ、効率を向上させることができる。
また、油流路26等に油の逆流防止装置(逆止弁など)を設けた場合には、不測の事態が生じた場合でもより確実に冷媒回路内への油の混入を抑制できる。
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図2を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記実施形態において説明した構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
第2の実施形態と上記第1の実施形態との異なる点は、第1の実施形態では油分離機構20をスクロール型圧縮機10の吐出口40側に配設したのに対して、第2の実施形態におけるスクロール型圧縮機100では、吸入口38側に配設した点である。
上記の構成からなるスクロール型圧縮機100の作用について説明する。
吐出ポート50から吐出された冷媒は、吐出口40から外部へ排出され、低圧の冷媒となって吸入口38の上流側に配設された油分離機構20に至る。ここで、潤滑油は冷媒から分離され、ヘッド差により油流路26を通り、貯留タンク24に至る。なお、油分離機構20と貯留タンク24が同じ位置に配されていても、油面高さを異ならせることにより、油分離機構20から貯留タンク24へ油を流すことができる。
このスクロール型圧縮機100によれば、吸入口に油分離機構を備えているので、分離される油も低温であり熱交換効率の低下を抑えることができる。また、圧縮機内で冷媒と油の接触を減らすことができるので、冷媒による希釈に起因する油の粘度低下およびフォーミングが少なくなり、圧縮機の運用における信頼性を向上させることができる。さらに、油分離機構からの貯留タンクへの油流路にオイルクーラを設ける必要がないため、特に、車両などに用いられる場合には冷媒回路の占有空間を少なくすることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について、図3及び図4を参照して説明する。
本実施形態にかかるスクロール型圧縮機103は、上記各実施形態のスクロール型圧縮機に加えて、ハウジング12の底部と貯留タンク24とを連通する油落し管(送油流路)80を備えている。
この油落し管80により、ハウジング12底部に溜まった潤滑油は、重力によって下方の貯留タンク24へと流出する。これにより、ハウジング12内に貯留する潤滑油が排除され、ハウジング12内の冷媒に混入してスクロール型圧縮機103から吐出される潤滑油を低減することができる。したがって、圧縮されて高温となりスクロール型圧縮機103の吸入側へと返送される潤滑油量を低減することができ、スクロール型圧縮機103の効率向上が実現される。
また、図4に示されているように、油落し管80と貯留タンク24との接続部には、逆止弁82が設けられている。この逆止弁82により、貯留タンク24からハウジング12内へと潤滑油が逆流することを防止する。
特に、スクロール型圧縮機103を起動した直後は、均圧管72があるとはいえ、ハウジング12内の低圧側(吸入側)が先に圧力降下する。すると、貯留タンク24内の圧力は相対的にハウジング12内の低圧側よりも高くなってしまうので、この差圧によって貯留タンク24から油落し管80を介して潤滑油がハウジング12内へと逆流してしまう。これを逆止弁82によって防止することにより、貯留タンク24内の潤滑油量を確保し、スクロール型圧縮機103の起動直後であっても、潤滑油供給ポンプ18による油戻し流路28からの給油を円滑に行なうことができる。
また、本実施形態にかかるスクロール型圧縮機103は、上記各実施形態と異なり、ハウジング12に対する均圧管72の接続位置が異なる。すなわち、上記各実施形態では、ハウジング12に対する均圧管72の接続位置をハウジング12の下部としていたが、本実施形態では、ハウジング12の上下位置における中央よりも上とした。これにより、何らかの原因によってハウジング12内に潤滑油が過剰に貯留してしまった場合であっても、均圧管72の上部を潤滑油が覆うことがなく、均圧管72の役割を果たすことができる。
なお、本実施形態においても、上記各実施形態と同様に、ハウジング12内には、邪魔板(遮蔽部材)70が設けられている。油落し管80によってハウジング12底部に潤滑油が大量に溜まることはないので、吸入冷媒によって潤滑油が希釈されるおそれはないが、ハウジング12底部に少量ながら貯留している潤滑油が希釈されることを極力防止する。さらに、邪魔板70は、吸入冷媒に含まれる潤滑油を分離する役割をも担う。
図5には、上記スクロール型圧縮機103を2台用いた圧縮機システムが示されている。
2台のスクロール型圧縮機103,103は、並列に配置されている。すなわち、各スクロール型圧縮機103に対して、吸入配管92,92がそれぞれ接続されている。これら吸入配管92,92は、蒸発器(図示せず)に接続された一本の低圧冷媒配管90に接続されている。各スクロール型圧縮機103の吐出部には、それぞれ吐出配管94,94が接続されている。これら吐出配管94,94は、一本の合流吐出配管96に接続されている。
合流吐出配管96は、油分離機構20に接続されている。この油分離機構20には、潤滑油を分離した冷媒を凝縮器(図示せず)へと向けて流す高圧冷媒配管98が設けられている。
油分離機構20の下端には、一本の油流路26が接続されている。この油流路26は、分岐点26aで分岐した後に、各スクロール型圧縮機103に設けられた各貯留タンク24に接続されている。分岐点26aと各貯留タンク24との間の油流路26には、それぞれ、減圧手段74が設けられている。
貯留タンク24は、スクロール型圧縮機103のハウジング12の下方に位置している。ハウジング12と貯留タンク24との間には、上述したように、均圧管72、油落し管80、及び油戻し流路28が接続されている。
以上説明した圧縮機システムは、次のように動作する。
蒸発器から導かれる低圧冷媒配管90を流れる冷媒は、各吸入配管92へと分岐し、それぞれのスクロール型圧縮機103に流れ込む。圧縮機103に流れ込んだ冷媒は、圧縮機103内で圧縮された後、ミスト状の潤滑油を伴って吐出される。圧縮後の冷媒は、それぞれの吐出配管94を流れた後、合流吐出配管96にて合流する。合流吐出配管96を流れた潤滑油を含む冷媒は、油分離機構20へと流れ込む。油分離機構20にて潤滑油が分離された冷媒は、高圧冷媒配管98を流れて凝縮器へと向かう。
油分離機構20にて分離された潤滑油は、油流路26を流れた後に、分岐点26aにて各油流路26へと分岐する。分岐後の潤滑油は、減圧手段74によって減圧された後、貯留タンク24へと流れ込む。貯留タンク24内に流れ込んだ潤滑油は、油戻し流路28を流れ、スクロール型圧縮機103の各部を潤滑する。
上記圧縮機システムは、次の効果を奏する。
各スクロール型圧縮機103に共通する油分離機構20から各貯留タンク24へと潤滑油を返送することとし、各貯留タンク24の潤滑油量を統一的に管理するので、貯留タンク24ごとに潤滑油量が偏在してしまうのを防止できる。これにより、潤滑油切れを起こす圧縮機103がなくなり、圧縮機の信頼性が向上する。
また、共通の油分離機構20によって潤滑油の偏在をなくし、一方の貯留タンク24に潤滑油がなくなってしまうことを防止できるので、各貯留タンク24には潤滑油が必ず存在することになる。したがって、仮に油分離機構20側から高圧冷媒が逆流してきても、貯留タンク24に存在する潤滑油によって冷媒が圧縮機103のハウジング12側へと逆流することを防止できる。
また、各油流路26に減圧手段74を設けて潤滑油流量を調整できる構成としたので、圧縮機103ごとに各貯留タンク24へと返送する油流量を調整して、最適な潤滑油量を実現することができる。
なお、減圧手段74を可変絞りとした場合には、各圧縮機103の運転状況に応じて絞り量を変更することにより、貯留タンク24へと返送する潤滑油量を適宜調整するようにしてもよい。特に、冷房能力が要求されない場合、一方のスクロール型圧縮機103の回転数を低下させたり、運転を停止させたりする場合がある。この場合には、各スクロール型圧縮機103に流れる潤滑油の流量にアンバランスが生じないように、運転停止される側の油流路26の流量を低く、又は停止してもよい。
また、スクロール型圧縮機103が停止した場合に、油流路26を遮断する電磁弁を設けても良い。
また、停止する可能性があるスクロール型圧縮機103の吐出部に逆止弁を設けて、高圧となっている油分離機構20側からの冷媒が逆流して圧縮機103に流れ込むのを防止しても良い。
次に、本発明の第4の実施形態について、図6を参照して説明する。
本実施形態にかかるスクロール型圧縮機104は、貯留タンク24がハウジング12の下部に一体的に設けられている点で、他の実施形態と異なる。
ハウジング12の低圧側下方壁部110は、スクロール型圧縮機104の低圧側と、貯留タンク24とを区分している。
低圧側下方壁部110には、均圧孔112が穿孔されている。この均圧孔112によって、貯留タンク24とハウジング12低圧部との圧力が同等に保たれている。
低圧側下方壁部110の下端部には、油落し孔(送油流路)114が穿孔されている。この油落し孔114を介して、ハウジング12底部に溜まった油が排除される。
貯留タンク24は、上方が低圧側下方壁部110に仕切られ、下方が底蓋116によって仕切られている。
貯留タンク26の側壁の下部には、減圧手段74が配置された油流路26が接続されている。この油流路26を介して、図示しない油分離機構から分離された潤滑油が貯留タンク26へと導入される。
油戻し流路28が貯留タンク24内に配置されている。油戻し流路28の下端が潤滑油に浸漬されており、これにより潤滑油がスクロール型圧縮機104の摺動部へと送られるようになっている。
なお、邪魔板70が設けられている点は、上記第3の実施形態と同様である。
本実施形態のスクロール型圧縮機104によれば、ハウジング12の下方に貯留タンク24が一体的に設けられているので、圧縮機をコンパクトにすることができる。
図7には、本実施形態のスクロール型圧縮機104を2台設けた圧縮機システムが示されている。この圧縮機システムは、貯留タンク24をハウジング外に設ける必要がないので、コンパクトにすることができる。その余の点は、適用した圧縮機が異なるだけで、図5で説明した圧縮機システムと同様である。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、例えば、吸入口38側と吐出口40側の双方に油分離機構20を設け、貯留タンク24へ油を配送する構成としても良い。この場合、冷媒内に溶け込んだ潤滑油が熱交換器の内壁面に付着することによる熱交換効率の低下を確実に防止できる。
加えて、上述した油分離機構20からの油の回収だけに限らず、冷媒回路内に設けられた他の油分離機構から貯留タンク24に戻す配管を付加しても良い。
さらには、貯留タンク24に油を導入または貯留タンク24から油を導出する配管にストレーナなどの異物回収装置を設けてもよく、貯留タンク24内にこのストレーナを設けてもよい。上記箇所にストレーナを設けることにより、圧縮機の潤滑機能を高い状態に維持できる。
本発明の第1の実施形態におけるスクロール型圧縮機を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるスクロール型圧縮機を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるスクロール型圧縮機を示す断面図である。 図3のA−A矢視図である。 第3の実施形態にかかるスクロール型圧縮機を2台用いた圧縮機システムを示す図である。 本発明の第4の実施形態におけるスクロール型圧縮機を示す断面図である。 第4の実施形態にかかるスクロール型圧縮機を2台用いた圧縮機システムを示す図である。
符号の説明
10 スクロール型圧縮機(圧縮機)
12 ハウジング
14 スクロール型圧縮機構(圧縮機構)
16 回転軸
18 潤滑油供給ポンプ
20 油分離機構
22 オイルクーラ
24 貯留タンク
26 油流路
28 油戻し流路
38 吸入口
40 吐出口
70 邪魔板(遮蔽部材)
72 均圧管
74 減圧手段
80 油落し管(送油流路)

Claims (11)

  1. 内部に密閉空間を有するハウジングと、該ハウジング内部に作動流体を導入する吸入口と、前記ハウジング内に配設されて前記密閉空間内に取り込まれた前記作動流体を圧縮する圧縮機構と、圧縮された前記作動流体を前記ハウジング外部へ吐出する吐出口と、前記圧縮機構を駆動する回転軸と、該回転軸の駆動により前記圧縮機構に前記潤滑油を供給する潤滑油供給ポンプとを備えた圧縮機であって、
    前記吐出口から吐出された前記作動流体から前記潤滑油を分離する油分離機構で分離された前記潤滑油を前記ハウジング外に貯留する貯留タンクと、前記油分離機構と前記貯留タンクとを連通させる油流路と、前記貯留タンク内の前記潤滑油を前記ハウジング内に戻す油戻し流路とが備えられていることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記油戻し流路は、前記貯留タンクと前記潤滑油供給ポンプとの間を直接接続する管路であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記油流路又は前記油戻し流路中の何れか一方もしくは両方に、前記潤滑油を冷却するオイルクーラが備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の開放型スクロール圧縮機。
  4. 前記貯留タンクが前記油分離機構よりも下方に配設されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の圧縮機。
  5. 前記貯留タンク内と前記ハウジング内とを連通する均圧管を備えていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の圧縮機。
  6. 前記油分離機構が、前記吸入口に配置されていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の圧縮機。
  7. 前記ハウジング内には、前記吸入口から導入された直後の前記作動流体と、前記油戻し流路により前記ハウジング内に戻された前記潤滑油との間を遮る遮蔽部材が設けられていることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の圧縮機。
  8. 前記油流路には、流過する前記潤滑油を減圧させる減圧手段が設けられていることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の圧縮機。
  9. 前記ハウジング内に貯留した前記潤滑油を、前記貯留タンクへと送る送油流路が設けられていることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の圧縮機。
  10. 前記貯留タンクは、前記ハウジングの下方に設置されていることを特徴とする請求項9記載の圧縮機。
  11. 請求項1から10の何れかに記載された圧縮機を複数台備え、
    これら圧縮機にそれぞれ設けられた前記油流路の上流側には、共通の油分離機構が設けられていることを特徴とする圧縮機システム。
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