JP2004218559A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Noboru Iida
飯田  登
Yoshiyuki Futagami
義幸 二上
Teruyuki Akazawa
輝行 赤澤
Yasushi Aeba
靖 饗場
Hidenobu Shintaku
秀信 新宅
Tetsushi Yonekawa
哲史 米川
Toshihiro Nishioka
敏浩 西岡
Hiroyuki Fukuhara
弘之 福原
Kenji Shimada
賢志 嶋田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】高圧冷媒を使用時、軽量で圧縮機の耐圧性と気密性が必要となる。
【解決手段】密閉型圧縮機の密閉容器は2層構造となっており、2層の内層は金属で構成されており、2層の外層は強化繊維と樹脂材の混合体で構成されていている。この構成により密閉容器の気密性は内層により保たれる。また密閉容器の耐圧は外層の強化繊維により確保される。その結果、気密性を確保しつつ、軽量で、高い耐圧を持つ密閉型圧縮機を提供できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヒートポンプサイクルに用いられる密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の密閉型圧縮機の密閉容器は図2に示すように筒101と上蓋部102と下蓋部103により構成されている。この筒101、上蓋部102、下蓋部103は金属、特に鉄製である場合が多く、筒101と上蓋部102、筒101と下蓋部103は溶接により締結されている場合が多い。
【0003】
現在、CFC冷媒もしくはHCFC冷媒の代替冷媒が検討されており、オゾン層破壊の観点から、HFC系冷媒が、オゾン層破壊と地球温暖化の観点から二酸化炭素の冷媒が検討されている。しかしながらこれらの冷媒は飽和圧力が従来の冷媒と比較して高く、密閉容器の耐圧を高くするために筒101、上蓋部102、下蓋部103の厚みを厚くする必要があり、その結果、密閉型圧縮機の重量が増大するといった課題を有していた。
【0004】
本発明は上記課題に対して、気密性が高く軽量かつ高い耐圧を持つ密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の密閉型圧縮機は、密閉容器内にモータ部と圧縮機構部を収容した密閉型圧縮機において、前記密閉容器は2層により構成され、前記2層の内、内側の層は金属を主体とする材質にて構成され、外側の層は強化繊維と樹脂材の混合体により構成されたことを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の密閉型圧縮機は、請求項1に記載の密閉型圧縮機において、前記金属を鉄もしくはアルミニウムとした事を特徴とする。
【0007】
請求項3記載の密閉型圧縮機は、請求項1または2に記載の密閉型圧縮機において、前記強化繊維を炭素繊維、ガラス繊維もしくはポリアミド繊維の内少なくとも一種類を用いた事を特徴とする。
【0008】
請求項4記載の密閉型圧縮機は、請求項1から3のいずれかに記載の密閉型圧縮機において、前記樹脂材をエポキシ樹脂とした事を特徴とする。
【0009】
請求項5記載の密閉型圧縮機は、請求項1から4のいずれかに記載の密閉型圧縮機において、冷媒としてHFC系冷媒、HC系冷媒、もしくは二酸化炭素を用いた事を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による圧縮機は、密閉容器内にモータ部と圧縮機構部を収容した密閉型圧縮機において、前記密閉容器は2層により構成され、前記2層の内、内側の層は金属を主体とする材質にて構成され、外側の層は強化繊維と樹脂材の混合体により構成されたものであり、高圧冷媒を使用するヒートポンプシステムにおける高圧力に対して耐圧性を有する、軽量の密閉容器を実現する事が出来る。
【0011】
本発明の第2の実施の形態による圧縮機は、本発明の第1の実施の形態による圧縮機において、前記金属を鉄もしくはアルミニウムとしており、高圧冷媒を使用するヒートポンプシステムでの高圧力に対して安価に気密性を確保する事が出来、気密性の高い密閉型圧縮機を実現できる。
【0012】
本発明の第3の実施の形態による圧縮機は、本発明の第1または第2の実施の形態による圧縮機において、前記強化繊維を炭素繊維もしくはガラス繊維もしくはポリアミド繊維としており、高圧冷媒を使用するヒートポンプシステムでの高圧力に対して、軽量で高い耐圧性を有する密閉容器を構成する事が出来る。
【0013】
本発明の第4の実施の形態による圧縮機は、本発明の第1から第3のいずれかに実施の形態による圧縮機において、前記樹脂材をエポキシ樹脂としており、高い耐久性を持つ密閉容器を備えた密閉型圧縮機を実現できる。
【0014】
【実施例】
図1は、本発明に係る一実施形態の密閉型圧縮機を示している。この密閉型圧縮機は密閉容器1内に圧縮機構部2と圧縮機構部2を駆動する電動機2が収容されている。密閉容器1の内部に、圧縮機構部2と電動機3とが配設されている。電動機3は密閉容器1の内側に固定されたステータ4と、このステータ4の内側に回転自在に支持されたロータ5とからなり、このロータ5には駆動軸6が貫通状態で結合されている。この駆動軸6の一端は上記圧縮機構部2の一部を構成する軸受け部品7に固定されている軸受け8に回転自在に支持されている。軸受け8により支持されている駆動軸6の先端には駆動軸6に対して偏心運動を行うクランク軸9が備えられている。
【0015】
一方、固定渦巻き部材10と旋回渦巻き部材11とを噛み合わせることにより複数の圧縮空間31を形成している。旋回渦巻き部材11は自転拘束部品12により自転が防止され、クランク軸9によって旋回渦巻き部材11が旋回軸受け13を介して旋回運動のみをする。旋回渦巻き部材11が圧縮空間を渦巻きの中心に向かって容積を減少させながら移動し、吸入ポート14から冷媒ガス等を吸入し中心に向かって圧縮する。圧縮された冷媒ガス等は吐出ポート15を通り、密閉容器内空間16に吐出される。
【0016】
一方、密閉型圧縮機の密閉容器1は、一方が密閉されている円筒状容器17と、この円筒状容器11を覆う上蓋部18と下蓋部19と上蓋部18に取り付けているガラスターミナル20から形成され、上蓋部18と下蓋部19を円筒状容器17に溶接などにより取り付けることにより密閉構造とされる。この密閉容器1は2層構造となっており、2層の内層は円筒容器11と上蓋部18と下蓋部19であり、その材質は鉄もしくはアルミニウムで構成されている。また2層の外層は強化繊維と樹脂材の混合体20で構成されている。強化繊維として炭素繊維、ガラス繊維もしくはアラミド繊維等が使用される。また樹脂材としてエポキシ樹脂が使用される。強化繊維は内層の密閉容器に巻かれており、強化繊維がほどけないように樹脂材により固めてある。この構成により密閉容器の気密性は内層により保たれる。また密閉容器の耐圧は外層の強化繊維により確保される。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、密閉型圧縮機の密閉容器は2層構造となっており、2層の内層は鉄もしくはアルミニウムで構成されている。また2層の外層は強化繊維と樹脂材の混合体で構成されている。強化繊維として炭素繊維、ガラス繊維もしくはアラミド繊維等が使用される。また樹脂材としてエポキシ樹脂が使用される。強化繊維は内層の密閉容器に巻かれており、強化繊維がほどけないように樹脂材により固めてある。この構成により密閉容器の気密性は内層により保たれる。また密閉容器の耐圧は外層の強化繊維により確保される。
【0018】
その結果、気密性を確保しつつ、軽量で、高い耐圧を持つ密閉型圧縮機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す密閉型圧縮機の断面図
【図2】従来の密閉型圧縮機の断面図
【符号の説明】
1 密閉容器
2 圧縮機構部
3 電動機
16 密閉容器空間
21 強化繊維と樹脂の混合体

Claims (5)

  1. 密閉容器内にモータ部と圧縮機構部を収容した密閉型圧縮機において、前記密閉容器は2層により構成され、前記2層の内、内側の層は金属を主体とする材質にて構成され、外側の層は強化繊維と樹脂材の混合体により構成されたことを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 前記金属として鉄もしくはアルミニウムを用いることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記強化繊維として炭素繊維、ガラス繊維、ポリアミド繊維の内少なくとも一種類以上を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記樹脂材としてエポキシ樹脂を用いることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の密閉型圧縮機。
  5. 冷媒としてHFC系冷媒、HC系冷媒、もしくは二酸化炭素を用いたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の密閉型圧縮機。
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