JP2004217226A - 発泡性飲料注出バルブ - Google Patents

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Kazuhide Nakajima
一秀 中島
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Abstract

【課題】その全体の小型化を図ることができる発泡性飲料注出バルブを提供すること。
【解決手段】供給された発泡性飲料(生ビール)を注出する飲料注出手段と、供給された発泡性飲料(生ビール)から泡を生成して当該泡を注出する泡生成注出手段と、前記飲料注出手段および前記泡生成注出手段に対して選択的に発泡性飲料を供給するための弁機構とを備えた発泡性飲料注出バルブ(10)において、前記泡生成注出手段は、前記弁機構から供給された発泡性飲料の流路を形成するための流路形成部と、前記流路形成部を屈曲させて形成した衝突部とを備え、前記弁機構からの発泡性飲料を前記衝突部に衝突させることにより泡を生成するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発泡性飲料および当該発泡性飲料から生成した泡を注出するための発泡性飲料注出バルブに関し、より詳細には、例えば飲料ディスペンサ等に備えられ、例えば生ビールや発泡酒等の発泡性飲料を注出するための発泡性飲料注出バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば生ビールや発泡酒等の発泡性飲料を提供するための発泡性飲料ディスペンサとしては、図7に示すようなものが知られている。図7は、発泡性飲料ディスペンサの飲料系統を示した説明図である。尚、以下においては、説明の便宜上、発泡性飲料ディスペンサを生ビールディスペンサとして説明する。
【0003】
この図7において、生ビールディスペンサ1は、ビールホース2を介して樽容器3に接続してあり、この樽容器3には生ビールを収容してある。樽容器3に収容された生ビールは、炭酸ガスボンベ4から減圧弁5およびガスホース6を経て炭酸ガスが加えられることにより、供給ヘッド6およびビールホース2を介して生ビールディスペンサ1に送出される。生ビールディスペンサ1に送出された生ビールは、当該生ビールディスペンサ1に装備してある冷却コイル(図示せず)に冷却されて適温状態となって、当該生ビールディスペンサ1のベンドステージに配設された生ビール注出バルブ7に導かれる。そして、例えばジョッキや紙コップ等の飲料容器8を図示のようにセットして生ビール注出バルブ7の操作レバー7aを操作すると、当該生ビール注出バルブ7から生ビールが注出されて飲料容器8に提供されることになる。
【0004】
図8は、従来の生ビール注出バルブの構成を示した断面側面図である。従来の生ビール注出バルブとしては、例えば特許文献1に掲載されたものが知られている。このような生ビール注出バルブ70は、操作レバー71を下向きに揺動操作した場合には、生ビールディスペンサ1(図7参照)から供給された生ビールが所定の通路を通って飲料注出ノズル72から注出されることになる。一方、操作レバー71を上向きに揺動操作した場合には、生ビールディスペンサ1から供給された生ビールが弁体73内に設けられた中空弁軸74の泡生成用通路74aを通り、当該泡生成用通路74aより小径の絞孔75から高速で噴出して泡生成駒76に衝突する。これにより、当該生ビールは、クリーミーな泡となり、泡注出ノズル77から注出されることになる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−2195号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現在は、市場から生ビールディスペンサ等の発泡性飲料ディスペンサについての小型化の要請がある。これについては、発泡性飲料注出バルブについても例外ではなく、発泡性飲料ディスペンサと同様に小型化の要請がある。従って、発泡性飲料注出バルブについても上記要請に応えるべく小型化を図る必要がある。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みて、その全体の小型化を図ることができる発泡性飲料注出バルブを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発泡性飲料注出バルブは、供給された発泡性飲料を注出する飲料注出手段と、供給された発泡性飲料から泡を生成して当該泡を注出する泡生成注出手段と、前記飲料注出手段および前記泡生成注出手段に対して選択的に発泡性飲料を供給するための弁機構とを備えた発泡性飲料注出バルブにおいて、前記泡生成注出手段は、前記弁機構から供給された発泡性飲料の流路を形成するための流路形成部と、前記流路形成部を屈曲させて形成した衝突部とを備え、前記弁機構からの発泡性飲料を前記衝突部に衝突させることにより泡を生成するものであることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項2に係る発泡性飲料注出バルブは、上記の請求項1において、前記飲料注出手段からの発泡性飲料を注出する飲料注出部と、前記泡生成注出手段からの泡を注出する泡注出部とを別個に備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項3に係る発泡性飲料注出バルブは、上記の請求項2において、前記飲料注出部および前記泡注出部のうち少なくとも一方は、弾性材料から形成したことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項4に係る発泡性飲料注出バルブは、上記の請求項2または請求項3において、前記飲料注出部から発泡性飲料の注出を停止している場合に、前記飲料注出部に外気を挿通させる第1外気挿通手段と、前記泡注出部から泡の注出を停止している場合に、前記泡注出部に外気を挿通させる第2外気挿通手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る発泡性飲料注出バルブの好適な実施の形態について詳細に説明する。尚、以下においては、説明の便宜上、発泡性飲料注出バルブは、生ビール注出バルブとして説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態に係る発泡性飲料注出バルブ(生ビール注出バルブ)の構成を示したものであり、(a)は断面側面図であり、(b)は(a)のX−X線断面図である。図2は、図1における発泡性飲料注出バルブ(生ビール注出バルブ)の要部を拡大して示した拡大断面側面図である。これら図1および図2において、生ビール注出バルブ10は、バルブ継手11とバルブ本体12とを有して構成してある。バルブ継手11は、生ビールディスペンサ1(図7参照)の内部に配管された生ビール供給管路(図示せず)に接続してあり、直管状の流入部111と、この流入部111に連続して設けられ、当該流入部111からバルブ本体12に向けて径が漸次大きくなる態様の流出部112とを有して構成してある。
【0014】
バルブ本体12は、バルブ継手11に締付ナット13およびパッキン14を介して結合してあり、弁室121と、弁軸案内部122と、飲料注出ノズル123とを有して構成してある。弁室121は、バルブ継手11の流出部112に相対する位置にある。この弁室121には、弁座121aが形成してある。弁軸案内部122は、弁室121から前方(図1および図2においては、左方向)に延在するよう形成してある。飲料注出ノズル123(飲料注出部)は、発泡性飲料を注出するためのものであり、弁室121に連ねて下方へ引き出して形成してある。
【0015】
上記のバルブ本体12の弁室121には、弁体20を収容してある。この弁体20は、弁軸21と、主パッキンホルダ22と、弁体キャップ23と、泡用パッキンホルダ24とを有して構成してある。
【0016】
弁軸21は、弁室121から弁軸案内部122に向かって延在し、中空弁軸211と外筒212とを一体に組み立てることにより構成してある。中空弁軸211は、詳細は後述するが、泡生成用通路211aを形成するものである。この中空弁軸211の先端部分、すなわち中空弁軸211の前方端部分は、小径な絞孔213としてある。また、弁軸21には、その中間領域の所定の個所にフランジ214が形成してある。
【0017】
主パッキンホルダ22は、主パッキン221を保持するためのものであり、弁軸21のフランジ214に係合した状態で当該弁軸21の周縁に配設してある。ここに、主パッキン221は、図1および図2に示す状態においては、弁室121の弁座121aに当接してある。
【0018】
弁体キャップ23は、円錐形状の円錐部231と円筒形状の円筒部232とが組み合わさってなり、前方に開口する凹部233が形成してある。この弁体キャップ23の周壁面、すなわち円筒部232の周壁面の複数個所には、飲料導入孔234が形成してある。そして、この弁体キャップ23は、その円筒部232を主パッキンホルダ22と螺合して結合してある。
【0019】
泡用パッキンホルダ24は、泡用パッキン241を保持するためのものであり、弁軸21の基端側開口部21a周縁に配設してある。この泡用パッキンホルダ24と主パッキンホルダ22との間には、Oリング25およびばね受座26を介して圧縮コイルばね27が介装してある。この圧縮コイルばね27の付勢力で、泡用パッキン241を、弁体キャップ23の形成された凹部233の底部分に押圧し、これにより、弁軸21の基端側開口部21aを閉止してある。
【0020】
バルブ本体12の弁軸案内部122には、スライド部30が前後方向(図1および図2において左右方向)に移動可能に配設してある。このスライド部30は、弁軸21の先端部を保持してある。また、スライド部30には、操作レバー40が連結してある。より詳細には、スライド部30に形成した嵌合溝30aに、操作レバー40の先端に形成した球状の連結部41を貫挿して連結してある。従って、操作レバー40は、その球面状の支点部42がバルブ本体12に形成した球面状の受座128に軸支され、球面リング128aおよびパッキン128bを介してナット129により揺動操作可能に取り付けてある。
【0021】
スライド部30には、図1(b)に示すように、弁軸21の前方開口部21b、すなわち絞孔213に連通する導通孔31が形成してある。この導通孔31は、弁軸21(中空弁軸211)の延設方向とは直交する方向(図1(b)においては、右方向)に沿って連設してある。また、このスライド部30には、導通孔31に連通する空気導入孔32が上方向に向かって延設してある。
【0022】
バルブ本体12には、導通孔31に対応する個所、つまりスライド部30の前後方向の移動に伴う導通孔31の移動領域に対応する個所に、図1(b)に示すような生ビール注出バルブ10の左方向(図1(b)では右方向)に突出して開口する突出開口部124が形成してある。また、バルブ本体12には、スライド部30が図1(a)に示すような状態の場合に、当該スライド部30の空気導入孔32に連通する第1空気孔125が形成してあるとともに、飲料注出ノズル123に連通する第2空気孔126が形成してある。
【0023】
上記バルブ本体12には、その突出開口部124を覆うように略L字型の泡注出ノズル(泡注出部)127が連設してある。つまり、突出開口部124を泡注出ノズル127に嵌め込んで連設してある。泡注出ノズル127は、飲料注出ノズル123と同様に下方向に開口する態様となっている。この泡注出ノズル127は、例えばシリコーンゴム等の弾性材料から形成してある。
【0024】
次に、以上のような構成を有する生ビール注出バルブ10の動作について説明する。
【0025】
生ビール注出バルブ10は、図1(a)および図1(b)に示すような場合には、弁体20の主パッキン221が弁室121の弁座121aに当接して閉止しており、また泡用パッキン241が圧縮コイルばね27の付勢力により弁体キャップ23の凹部233の底部分に押圧されて弁軸21の基端側開口部21aを閉止してある。そのため、生ビール注出バルブ10は、生ビールディスペンサ1から導かれてきた生ビールが流れないよう閉止した状態になっている。このような状態を一般に中立状態(待機状態)という。
【0026】
そして、図3および図4に示すように、操作レバー40を前方(図3および図4においては左方向)に揺動操作すると、生ビール注出バルブ10は、次のような動作を行う。スライド部30が後方(図3および図4においては右方向)に移動する。これにより、スライド部30の空気導入孔32とバルブ本体12の第1空気孔125との連通状態は遮断されるとともに、バルブ本体12の第2空気孔126と飲料注出ノズル123との連通状態も遮断される。
【0027】
スライド部30の後方への移動により、弁軸21を介して弁体20も後方へ移動することになる。これにより、主パッキン221と弁座121aとの当接が解除されて開成状態になり、生ビールディスペンサ1からの生ビールが、図3および図4中の矢印に沿って流れ、飲料注出ノズル123から生ビールが注出される。このとき、泡用パッキン241は圧縮コイルばね27の付勢力により押圧されて弁軸21の基端側開口部21aを閉止しているので、中空弁軸211(泡生成用通路211a)に生ビールが流れることはない。このような状態を液注出状態という。
【0028】
生ビールの注出が終了して操作レバー40を図1および図2に示すような中立位置に戻すと、つまり、生ビール注出バルブ10が液注出状態から中立状態に戻ると、再び主パッキン221は弁座121aと当接して閉止する。これにより、弁室121には、生ビールの流れによる水撃作用により急激な圧力上昇が発生するが、圧縮コイルばね27の付勢力により弁軸21の基端側開口部21aは閉止状態になっており、かつ、ここに通じるためには弁体キャップ23の周壁面にある飲料導入孔234を通る必要があるので、水撃作用による水動圧が弁軸21の基端側開口部21aに直接作用することはない。そのため、水撃作用の影響を受けることがなくなり、生ビールの注出の停止に伴う泡発生が生ずることはない。
【0029】
次に、図5および図6に示すように、操作レバー40を後方(図5および図6においては右方向)に揺動操作すると、生ビール注出バルブ10は、次のような動作を行う。スライド部30が前方(図5および図6においては左方向)に移動する。これにより、スライド部30の空気導入孔32とバルブ本体12の第1空気孔125との連通状態は遮断されるとともに、バルブ本体12の第2空気孔126と飲料注出ノズル123との連通状態も遮断される。
【0030】
スライド部30の前方への移動により、弁軸21も前方へ移動する。つまり、弁軸21は圧縮コイルばね27の付勢力に抗して前方へ移動する。そのため、泡用パッキン241と弁体キャップ23の凹部233の底部分との当接状態も解除され、弁軸21の基端側開口部21aは開成状態になる。ところで、主パッキン221は弁座121aとの当接して閉止状態を保持している。これにより、生ビールディスペンサ1からの生ビールが、図5および図6中の矢印で示すように、バルブ継手11の流入部111および流出部112を通り、飲料導入孔234を通って弁軸21の中空弁軸211(泡生成用通路211a)を流れることになる。そして、泡生成用通路211aを流れた生ビールは絞孔213を通って、高速に流れることになり、その後、スライド部30の導通孔31の内壁面に衝突することになる。より詳細には、絞孔213の生ビールは、当該生ビールの流れる方向に対向する導通孔31の内壁面に衝突することになる。これにより、非常に細かいクリーミーな泡が生成し、この泡が泡注出ノズル127から注出される。このような状態を泡注出状態という。尚、操作レバー40を中立位置に戻すと、圧縮コイルばね27の付勢力により弁軸21の基端側開口部21aは閉止されることになるので、泡注出は終了する。
【0031】
以上のような本実施の形態に係る生ビール注出バルブ10を総括すると、スライド部30および弁室121が生ビール注出手段(発泡性飲料注出手段)を形成することになり、スライド部30と、中空弁軸211(泡生成用通路211a)と、導通孔31とが泡生成注出手段を形成することになる。特に中空弁軸211と導通孔31とが流路形成部を形成しており、中空弁軸211と導通孔31との配設関係により生ビールの流路を屈曲して衝突部を形成することになる。また、スライド部30と、バルブ本体12の第1空気孔125と、空気導入孔32と、導通孔31とが泡注出ノズル127に外気を挿通させるための第2外気挿通手段を形成し、スライド部30およびバルブ本体12の第2空気孔126が飲料注出ノズル123に外気を挿通させるための第1外気挿通手段を形成している。
【0032】
以上のような構成の本実施の形態に係る生ビール注出バルブ10によれば、導通孔31を、中空弁軸211(泡生成用通路211a)の延設方向に対して直交する方向に連設することにより、中空弁軸211を流れる生ビールは、対向する導通孔31の内壁面に衝突することになる。これにより、中空弁軸211の延設する長さを必要最小限のものにすることができ、生ビール注出バルブ10の前後方向の長さを十分に小さくすることができ、当該生ビール注出バルブ10の小型化を図ることができる。
【0033】
泡注出ノズル127は、弾性材料により形成してあるので、飲料容器8(図7参照)がガラス等からなる場合には、泡注出ノズル127に当接して破損することがない。また、泡注出ノズル127は、バルブ本体12の突出開口部124を当該泡注出ノズル127に嵌め込むようにして連設してあるので、泡注出ノズル127は回動自在になっている。
【0034】
生ビール注出バルブ10が中立状態にある場合に、第1空気孔125、空気導入孔32および導通孔31を連通させることにより、泡注出ノズル127に外気を挿通させることができ、これにより、泡注出ノズル127の内壁面に泡が付着して残留することがない。また、第2空気孔126および飲料注出ノズル123を連通させることにより、飲料注出ノズル123に外気を挿通させることができ、これにより、飲料注出ノズル123の内壁面に生ビールが付着して残留することがない。
【0035】
以上のような本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、導通孔は、生ビール注出バルブの左右方向に沿って形成して、中空弁軸とT字路を形成してもよい。そして、バルブ本体に突出開口部を左右対称に形成して、泡注出ノズルをいずれかの突出開口部に連設するようにしてもよい。このような構成によれば、泡注出ノズルを右側突出開口部、あるいは左側突出開口部に連設することにより、飲料注出ノズルと泡注出ノズルとの位置を相対的に左右交互に配置することができ、利用者の利き手に応じて、あるいは飲料容器の形状に応じて最適な態様で生ビールを提供することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、泡生成注出手段は、弁機構から供給された発泡性飲料の流路を形成するための流路形成部と、この流路形成部を屈曲させて形成した衝突部とを備え、弁機構からの発泡性飲料を衝突部に衝突させることにより泡を生成し、当該泡を注出するので、流路形成部の一方向に沿って形成される長さを必要最小限の大きさにすることができる。従って、発泡性飲料注出バルブ全体の小型化を図ることができる。
【0037】
また、請求項2に記載の発明によれば、飲料注出部と泡注出部とが別個に備えてあるので、飲料注出部の内壁面に泡が付着することはなく、これにより、飲料注出部から発泡性飲料が泡になって注出されることはない。
【0038】
また、請求項3に記載の発明によれば、飲料注出部および泡注出部のうち少なくとも一方は、弾性材料により形成してあるので、飲料容器がガラス等からなる場合には、飲料注出部、あるいは泡注出部に当接して破損することがない。
【0039】
また、請求項4に記載の発明によれば、第1外気挿通手段が飲料注出部に外気を挿通させ、第2外気挿通手段が泡注出部に外気を挿通させるので、飲料注出部の内壁面に発泡性飲料が付着して残留することがなく、泡注出部の内壁面に泡が付着して残留することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る発泡性飲料注出バルブ(生ビール注出バルブ)の構成を示したものであり、(a)は断面側面図であり、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図2】図1における発泡性飲料注出バルブ(生ビール注出バルブ)の要部を拡大して示した拡大断面側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る発泡性飲料注出バルブ(生ビール注出バルブ)の液注出状態の構成を示した断面側面図である。
【図4】図3における発泡性飲料注出バルブ(生ビール注出バルブ)の要部を拡大して示した拡大断面側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る発泡性飲料注出バルブ(生ビール注出バルブ)の泡注出状態の構成を示したものであり、(a)は断面側面図であり、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図6】図5における発泡性飲料注出バルブ(生ビール注出バルブ)の要部を拡大して示した拡大断面側面図である。
【図7】発泡性飲料ディスペンサの飲料系統を示した説明図である。
【図8】従来の生ビール注出バルブの構成を示した断面側面図である。
【符号の説明】
10 生ビール注出バルブ
11 バルブ継手
111 流入部
112 流出部
12 バルブ本体
121 弁室
122 弁軸案内部
123 飲料注出ノズル
124 突出開口部
125 第1空気孔
126 第2空気孔
127 泡注出ノズル
128 受座
128a 球面リング
128b パッキン
129 ナット
20 弁体
21 弁軸
211 中空弁軸
211a 泡生成用通路
212 外筒
213 絞孔
214 フランジ
22 主パッキンホルダ
221 主パッキン
23 弁体キャップ
231 円錐部
232 円筒部
233 凹部
234 飲料導入孔
24 泡用パッキンホルダ
241 泡用パッキン
25 Oリング
26 ばね受座
27 圧縮コイルばね
30 スライド部
30a 嵌合溝
31 導通孔
32 空気導入孔
40 操作レバー
41 連結部
42 支店部

Claims (4)

  1. 供給された発泡性飲料を注出する飲料注出手段と、
    供給された発泡性飲料から泡を生成して当該泡を注出する泡生成注出手段と、
    前記飲料注出手段および前記泡生成注出手段に対して選択的に発泡性飲料を供給するための弁機構と
    を備えた発泡性飲料注出バルブにおいて、
    前記泡生成注出手段は、前記弁機構から供給された発泡性飲料の流路を形成するための流路形成部と、
    前記流路形成部を屈曲させて形成した衝突部と
    を備え、
    前記弁機構からの発泡性飲料を前記衝突部に衝突させることにより泡を生成するものであることを特徴とする発泡性飲料注出バルブ。
  2. 前記飲料注出手段からの発泡性飲料を注出する飲料注出部と、前記泡生成注出手段からの泡を注出する泡注出部とを別個に備えたことを特徴とする請求項1に記載の発泡性飲料注出バルブ。
  3. 前記飲料注出部および前記泡注出部のうち少なくとも一方は、弾性材料から形成したことを特徴とする請求項2に記載の発泡性飲料注出バルブ。
  4. 前記飲料注出部から発泡性飲料の注出を停止している場合に、前記飲料注出部に外気を挿通させる第1外気挿通手段と、
    前記泡注出部から泡の注出を停止している場合に、前記泡注出部に外気を挿通させる第2外気挿通手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の発泡性飲料注出バルブ。
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