JP2004216931A - 合成樹脂製部品及び該合成樹脂製部品からなるカバーを備える車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置並びに該合成樹脂製部品からなるホルダーを備える車輪速センサ - Google Patents

合成樹脂製部品及び該合成樹脂製部品からなるカバーを備える車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置並びに該合成樹脂製部品からなるホルダーを備える車輪速センサ Download PDF

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修一 清水
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茂 深澤
Toru Noguchi
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Abstract

【課題】本発明は、電磁波シールド機能を有する電子部品を収容可能な合成樹脂製部品を提供する。
【解決手段】合成樹脂製部品は、車両のブレーキのブレーキ液圧を制御する車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置1のカバー20であって、
前記車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置1は、前記カバー20と結合されるハウジング10と、前記ハウジング10に設けられた液圧路13を開閉する電磁弁14と、を有し、
前記カバー20は、前記電磁弁14を制御する少なくとも電子制御ユニットを備える基板25を内部に収容するとともに、炭素繊維を含有する合成樹脂製部品である。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を収容可能な車両用の合成樹脂製部品及び車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置並びに車輪速センサに関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来、電子部品を収容可能な車両用の合成樹脂製部品には、例えば、車両用アンチロックブレーキ制御装置が知られている。このような車両用アンチロックブレーキ装置は、ブレーキ液圧を自動制御することで、車輪のロックを防止し、最適な制動力を得るためのものである。また、車両用アンチロックブレーキ制御装置は、その制御を行う電子部品が収容され、例えば、合成樹脂製のカバーで保護されている。
【0003】
しかしながら、このような車両用アンチロックブレーキ制御装置の電動モータから発生した電磁波が、車載ラジオ等にノイズとして影響を与えることを防止するため、ノイズ対策用の電子部品(例えばコンデンサ)を電動モータに並列接続するなどの対策がとられていた(特許文献1参照)。
【0004】
また、車両用アンチロックブレーキ制御装置や車両の車輪速センサに代表される電子部品を収容可能な車載用の合成樹脂製部品など例えば、外部から合成樹脂製部品内部の電子部品への電磁波の影響の防止も要求されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−200971号公報(第3−7頁、図1−7)
【特許文献2】
特開2000−206130号公報(第1−4頁、図1−6)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、電子部品を収容可能な電磁波シールド機能を有する合成樹脂製部品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第一の態様に係る車両用の電子部品を収容可能な合成樹脂製部品においては、炭素繊維を含有する合成樹脂によって形成される。
【0008】
本発明の第一の態様によれば、導電性のある炭素繊維を含有する合成樹脂製部品によって、外部と合成樹脂製部品内部の電子部品との間で電磁波を遮断する電磁波シールド機能を有することができる。電磁波シールド機能によって、他の車載電気部品(例えばラジオなど)への電磁波によるノイズを防止することができる。また、電磁波シールド機能によって、合成樹脂製部品外部から合成樹脂製部品内部へ侵入する電磁波を遮断することで、合成樹脂製部品内部の電子部品の影響を与えないようにできる。さらに、炭素繊維を含有させることで、振動の多い車両に用いられる電子部品を収容可能な合成樹脂製部品そのものの破壊靭性を向上し、高弾性率による破壊防止することができる。
【0009】
ここで、本発明の第一の態様に係る合成樹脂製部品においては、車両のブレーキのブレーキ液圧を制御する車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置のカバーであって、該カバーは、少なくとも電子制御ユニットを備える基板を内部に収容する。
【0010】
このような構成とすることで、車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置の電子部品と、車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置外部との電磁波シールド性を向上させることができる。また、車両走行中は、車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置へ振動などが加わるが、合成樹脂製部品の破壊靭性が向上し、高弾性率による破壊性能が向上することができる。
【0011】
ここで、本発明の第一の態様に係る合成樹脂製部品においては、車軸の回転数を検出する車輪速センサのホルダーであって、該ホルダーは、磁気検出素子と制御用電子部品からなる検出部を支持する。
【0012】
このような構成とすることで、車輪速センサのホルダーに収容された制御用電子部品と、ホルダーとの電磁波シールド性を向上させることができる。また、車両走行中は、車輪速センサへ振動などが加わるが、合成樹脂製部品(ホルダー)の破壊靭性が向上し、高弾性率による破壊性能が向上することができる。
【0013】
また、本発明の第二の態様に係る合成樹脂製部品からなるカバーを備える車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置は、合成樹脂製部品からなるカバーと、該カバーと結合されるハウジングと、を備える車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置であって、前記カバーは、その内部に少なくとも電子制御ユニットを備える基板を収容し、前記ハウジングは、ブレーキ液の液圧路と、前記液圧路を開閉する電磁弁と、を有する。
【0014】
本発明の第二の態様によれば、車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置のカバーを炭素繊維を含有する合成樹脂によって形成したことによって、車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置の例えば電動モータから発生した電磁波が外部に影響を与えることを防止することができる。また、外部の電磁波が、車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置の電子制御ユニットに影響を与えることも防止することができる。
【0015】
さらに、本発明の第三の態様に係る合成樹脂製部品からなるホルダーを備える車輪速センサは、合成樹脂製部品からなるホルダーと、車軸の回転数を検出する検出部と、を備える車輪速センサであって、前記ホルダーは、前記検出部を支持し、前記検出部は、磁気検出素子と制御用電子部品を含む。
【0016】
本発明の第三の態様によれば、車輪速センサのホルダーを炭素繊維を含有する合成樹脂によって形成することで、検出部から発生した電磁波が外部に影響を与えることを防止することができる。また、外部の電磁波が、検出部に影響を与えることも防止することができる。
【0017】
ここで、第一〜第三の態様の合成樹脂製部品において、前記炭素繊維は、平均直径が0.7〜500nmであって、平均長さが0.01〜1000μmであるカーボンナノファイバーからなることができる。
【0018】
このような構成とすることで、炭素繊維の中でもカーボンナノファイバーと呼ばれる超微細な繊維構造を有することになり、炭素繊維の表面積の増加などによる電磁波シールド効果の向上を図ることができる。また、カーボンナノファイバーを混入することで、合成樹脂製部品の破壊靭性が向上し、破壊強度も向上させることができる。さらに、超微細なカーボンナノファイバーとすることで、合成樹脂の成形加工を容易とすることができる。
【0019】
ここで、第一〜第三の態様の合成樹脂製部品において、前記カーボンナノファイバーは、イオン注入処理されていることができる。
【0020】
このような構成とすることで、イオン注入されたカーボンナノファイバーは、少なくともその表面の化学的な組成が変ることで、合成樹脂とカーボンナノファイバーの接着性やヌレ性が改善され、合成樹脂製部品の機械的強度をさらに向上させることができるとともに、カーボンナノファイバーの合成樹脂中における分散性が向上することで、全体に均質な性能を有することができる。
【0021】
ここで、第一〜第三の態様の合成樹脂製部品において、前記カーボンナノファイバーは、スパッタエッチング処理されていることができる。
【0022】
このような構成とすることで、スパッタエッチング処理されたカーボンナノファイバーは、その表面に微細な凹凸を形成されるため、合成樹脂とカーボンナノファイバーの接着性やヌレ性が改善され、合成樹脂製部品の機械的強度をさらに向上させることができるとともに、カーボンナノファイバーの合成樹脂中における分散性が向上することで、全体に均質な性能を有することができる。
【0023】
ここで、第一〜第三の態様の合成樹脂製部品において、前記カーボンナノファイバーは、プラズマ処理されていることができる。
【0024】
このような構成とすることで、プラズマ処理されたカーボンナノファイバーは、その表面に微細な凹凸を形成する等の表面改質されるため、合成樹脂とカーボンナノファイバーの接着性やヌレ性が改善し、合成樹脂製部品の機械的強度をさらに向上させることができるとともに、カーボンナノファイバーの合成樹脂中における分散性が向上することで、全体に均質な性能を有することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1〜図3は、本発明の一実施の形態に係る車両用例えば自動車用のアンチロックブレーキ制御装置1を説明する図である。図1は自動車用のアンチロックブレーキ制御装置1の正面図、図2は自動車用のアンチロックブレーキ制御装置1の平面図、図3は自動車用のアンチロックブレーキ制御装置1の一部切欠き側面図である。図4は、全方位型イオン注入装置の概略構成図であり、図5は、その回転テーブルの他の実施態様を示す一部断面図である。図6は、車輪速センサの断面図である。
【0027】
アンチロックブレーキ制御装置1は、車両運転者がブレーキペダルを踏むことによってブレーキをかけた時に、各車輪のブレーキに作用するブレーキ液圧を制御するものである。特に、アンチロックブレーキ制御装置1は、前記ブレーキ中にロック状態に入りそうになった車輪へのブレーキ液圧を減圧させ、車輪をロックさせることなく制御することができる。
【0028】
アンチロックブレーキ制御装置1は、例えばアルミニウム合金などによりブロック状に形成されたハウジング10を備える。ハウジング10の第1の面11には、合成樹脂製のカバー20が複数例えば4本のボルト21により固定されている。また、ハウジング10の第1の面11に対向する第2の面12には、電動モータを収容可能なモータケース30が複数例えば3本のボルト31により固定されている。
【0029】
ハウジング10は、図3に示すように、複数の液圧路13と、該液圧路13を開閉する複数の電磁弁14を有している。各電磁弁14は、ハウジング10の第1の面11から突出するソレノイド部14bと、ハウジング10の内部であって、液圧路13に接続される弁部14aを有している。電磁弁14は、ソレノイド部14bをソレノイド部14bの周囲に配置したコイル14cによって消磁・励磁することで、弁部14aによって液圧路13を開閉する。
【0030】
図示せぬ電動モータは、その出力軸をハウジング10の第2の面12からハウジング10の内部まで延在させ、出力軸の回転によって図示せぬプランジャにポンプ動作を与える。
【0031】
これら電磁弁14および電動モータの制御は、電子制御ユニットによって行われる。電子制御ユニットは、合成樹脂製のカバー20内に複数例えば4本のボルト26で固定された基板25上に複数の電子部品からなる電気回路として設けられ、各電磁弁14および電動モータ等と電気的に接続されている。
【0032】
合成樹脂製のカバー20は、ハウジング10の第1の面11に固定される第1成形体22と、ハウジング10の第1の面11に対向する第1成形体22の第1開口部22aを塞ぐ蓋状の第2成形体23によって形成される。第1成形体22は、支持板部29によって、第1開口部22aと第2開口部22bを有している。支持板部29の第1開口部22a側には、基板25が載置・固定されている。第1成形体22の第2開口部22b側は、電磁弁14のソレノイド部14bとコイル14cを覆っている。
【0033】
第2開口部22bに突出した電磁弁14のコイル14cは、コイル側端子15を有している。第1成形体22の支持板部29は、第1開口部22aと第2開口部22bを連通させる複数の開口部27設けられている。コイル側端子15は、複数の開口部27から突出している。コイル側端子15は、外部接続用端子28a及びバスバー28bに接続され、アルミワイヤーボンディング等により基板25上の電気回路に電気的に接続される。また、第1成形体22は、図1に示すように、ハウジング10よりも側方へ突出する給電用のカプラ24を有している。カプラ24は、図示せぬコネクタ端子によって基板25と電気的に接続され、電力を供給している。
【0034】
第2成形体23は、第1成形体22に固定された基板25を覆う様に第1成形体22の開口部に配置させ、そして、第2成形体23の周縁部を振動溶着させて一体化されている。第1成形体22及び第2成形体23は、主成分の合成樹脂材料に炭素繊維を混入させて、主成分の合成樹脂の成形適温に維持された金型内に、例えば射出成形することで成形される。
【0035】
第1成形体22及び第2成形体23を形成する合成樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アミノ樹脂(メラミン樹脂、ユリア樹脂、ベンゾグアナミン樹脂など)、アリル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、液晶ポリマー、EEA樹脂(エチレンとエチルアクリレートのランダム共重合体)、AAS樹脂(アクリロニトリル、アクリル酸エステル、スチレンの共重合体)、ABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン及びスチレンを組合せた樹脂)、ACS樹脂(アクリロニトル、塩素化ポリエチレン、スチレンの共重合体)、AS樹脂(スチレンーアクリロニトリル共重合体樹脂)、アイオノマー樹脂、エチレンポリテトラフルオロエチレン共重合体、エポキシ樹脂、珪素樹脂、スチレンブタジエン樹脂、フェノール樹脂、弗化エチレンプロピレン、弗素樹脂、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリアミド(6ナイロン、11ナイロン、12ナイロン、66ナイロン、610ナイロン、612ナイロン、ポリアミドMXD6など)、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルホン、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロヘキンジメルテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリトリメチレンナフタレートなど)、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリカーボネート、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリサルホン、ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリブタジエン、ポリブテン、ポリメチルペンテンなどが適用できる。
【0036】
合成樹脂材料と炭素繊維の混合は、原料の混合物を単軸あるいは2軸の押出機、バンバリ−ミキサ−、ニ−ダ−、ミキシングロ−ルなど通常公知の溶融混合機に供給して混練する方法などを例として挙げることができる。また、合成樹脂材料と炭素繊維の混合順序は、全ての両材料を配合後上記の方法により溶融混練する方法、一部の炭素繊維を配合後上記の方法により溶融混練しさらに残りの炭素繊維を配合し溶融混練する方法、あるいは合成樹脂を単軸あるいは二軸の押出機により溶融混練中にサイドフィーダーを用いて炭素繊維を混合する方法などの方法を用いることができる。
【0037】
合成樹脂材料に混入させる炭素繊維は、石油精製時の残査であるピッチを原料とするピッチ系炭素繊維、およびポリアクリル繊維を原料とするポリアクリロニトリル(PAN)系炭素繊維などを使用することが可能である。
【0038】
また、合成樹脂材料に混入させる炭素繊維は、平均直径が0.7nm〜500nmであって、平均長さが0.01〜1000μmのカーボンナノファイバーを用いることが好ましい。また、カーボンナノファイバーの配合量は、成形時の流動性、得られる成形品の比重および強度、電磁波シールド性の観点から、カバー20の主成分の合成樹脂中に0.01〜50体積%の範囲で含まれていることが好ましい。このようなカーボンナノファイバーは、炭素六角網面のグラフェンシートが円筒状に閉じた単層構造あるいはこれらの円筒構造が入れ子状に配置された多層構造をしたいわゆるカーボンナノチューブなどである。カーボンナノチューブは、単層構造のみから構成されていても多層構造のみから構成されていても良く、単層構造と多層構造が混在していてもかまわない。また、部分的にカーボンナノチューブの構造を有している炭素材料も使用することができる。なお、カーボンナノチューブという名称の他にグラファイトフィブリルナノチューブといった名称で称されることもある。
【0039】
単層カーボンナノチューブもしくは多層カーボンナノチューブは、アーク放電法、レーザーアブレーション法、気相成長法などによって望ましいサイズに製造される。
【0040】
アーク放電法は、大気圧よりもやや低い圧力のアルゴンや水素雰囲気下で、炭素棒でできた電極材料の間にアーク放電を行うことで、陰極に堆積した多層カーボンナノチューブを得るものである。また、単層カーボンナノチューブは、前記炭素棒中にニッケル/コバルトなどの触媒を混ぜてアーク放電を行い、処理容器の内側面に付着するすすから得られる。
【0041】
レーザーアブレーション法は、希ガス(例えばアルゴン)中で、ターゲットであるニッケル/コバルトなどの触媒を混ぜた炭素表面にYAGレーザーの強いパルスレーザー光を照射することによって炭素表面が溶融・蒸発し、単層カーボンナノチューブを得るものである。
【0042】
気相成長法は、ベンゼンやトルエン等の炭化水素を気相で熱分解し、カーボンナノチューブを合成するもので、流動触媒法やゼオライト担持触媒法などがある。
【0043】
カーボンナノファイバーは、合成樹脂と混練する前に、あらかじめ表面処理例えば、イオン注入処理、スパッタエッチング処理、プラズマ処理などを行うことによって、カバー20の主成分の合成樹脂材料との接着性やぬれ性を改善することができる。
【0044】
(イオン注入処理)
イオン注入処理(ion implantation)は、イオン源によってイオン化された元素例えば酸素などに加速器によって必要なエネルギーを与え、真空ポンプによって高真空状態に保たれた真空チャンバにあるカーボンナノファイバーの表面内にイオンを打ちこむものである。
【0045】
本発明の一実施の形態のイオン注入処理について、図4に示す全方位型イオン注入装置の概略構成図を用いて説明する。全方位型イオン注入装置50は、真空ポンプ57に接続された例えばステンレス製の真空チャンバー51内にイオン注入処理を施す試料(例えばカーボンナノファイバー52)を置く回転テーブル53が回転自在に配置されている。回転テーブル53は、パルスバイアス電源54に接続され、真空チャンバー51との間は絶縁体55によって絶縁されている。真空チャンバー51は、プロセスガス供給装置58と、高周波電源59に接続されたコイル60と、アーク式蒸発源61と、真空チャンバー51内温度を測定する赤外線放射温度計62と接続されている。
【0046】
イオン注入処理は、真空ポンプ57によって適当な真空状態とされた真空チャンバー51内に、プロセスガス供給装置58からガスが供給され、高周波電源59によってコイル60の周りにプラズマを発生させる。これによってイオン化されたガスが、パルスバイアス電源54の負極に接続されている試料例えばカーボンナノファイバー52に引き込まれ、注入される。また、真空チャンバー51に接続されたアーク式蒸発源61によって、金属イオンを試料例えばカーボンナノファイバー52に注入させることができる。この場合、アーク式蒸発源61内の金属蒸発源は、図示せぬ直流アーク電源に接続され、アーク放電によって蒸発させられる。このとき、回転テーブル53及び試料例えばカーボンナノファイバー52は、スイッチ63によって切りかえられた負の直流バイアス電源56により印加されているので、金属イオンが試料例えばカーボンナノファイバー52に注入される。
【0047】
また、全方位型イオン注入装置50の回転テーブル53を図5に示すような攪拌羽53a及び容器53bとしてもよい。容器53bは、広口の開口部を上方に有し、容器53b中には試料例えばカーボンナノファイバー52を配置できる。イオン注入処理の間、カーボンナノファイバー52のような粉体の試料は、攪拌羽53aの回転によって攪拌されることで、全体にまんべんなくイオン注入処理を受けることができる。攪拌翼53aの回転速度は、カーボンナノファイバー52の量や、イオン注入処理時間などによって適宜調整することができる。
【0048】
イオン注入処理されたカーボンナノファイバーは、その表面が化学的に改質され、カバー20の主成分の合成樹脂に対するぬれ性や接着性などが改善され、カバー20の破壊靭性の向上が得られるとともに、カーボンナノファイバーの導電性による電磁波シールド性が向上する。
【0049】
イオン注入処理に用いられる元素は、例えば、酸素(O)、窒素(N)、塩素(Cl)、クロム(Cr)、炭素(C)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、リン(P)、アルミニウム(Al)等カバー20の主成分の合成樹脂との相性によって適宜選択することができる。
【0050】
(スパッタエッチング処理)
ドライエッチング方式のスパッタエッチング処理は、真空ポンプによって高真空状態に保たれた真空チャンバ内にエッチングガス、極低圧不活性ガス雰囲気例えばアルゴン(Ar)中で、交流を印加してグロー放電を行わせ、かつグロー放電によって生じたプラズマ中に露出される電極と接触したカーボンナノファイバーの表面にイオンを衝突させることで、エッチングするものである。
【0051】
スパッタエッチング処理されたカーボンナノファイバーの表面は、物理的にエッチングされることで、微細(ナノサイズ)な凹凸が形成される。このカーボンナノファイバーの表面の凹凸が、カバー20の主成分の合成樹脂との接触面積を増大させることとなり、合成樹脂とカーボンナノファイバーとの接着強度を向上させることができる。合成樹脂にカーボンナノファイバーを混入させて成形例えば射出成形したカバー20における破壊靭性の向上が得られるとともに、カーボンナノファイバーの導電性による電磁波シールド性が向上する。
【0052】
(プラズマ処理)
プラズマ処理は、プラズマをカーボンナノファイバーに照射することによって表面を改質させるものである。プラズマ処理は、一般的なグロー放電処理やコロナ放電処理などを採用することができる。
【0053】
例えばプラズマは、相対向する放電極と対向電極との間に、パルス生成回路によって生成された高電圧・高頻度のパルス電圧を印加し、両電極間にコロナ放電を惹起して空気中にプラズマを発生させるようにしている。そして、被処理物は、両電極間に静止状態又は移動状態で配置され、その表面にプラズマ処理が施される。
【0054】
プラズマの作り方には、2枚の平行平板電極に数百から数千ボルトの電圧をかけて放電する二極放電タイプ、熱陰極から発した大量の電子が陽極に入るまでに気体分子と衝突しプラズマを作る熱電子放電タイプ、磁場を使って高真空で放電するマグネトロン放電タイプ、高周波電磁誘導によりプラズマを発生させる無電極放電タイプ、磁場のある共振室へマイクロ波を送りこみ電子を共振させるECR(Electron Cyclotron Resonance)放電タイプなどがあり、適宜選択することができる。
【0055】
このようにプラズマ処理されたカーボンナノファイバーの表面は、合成樹脂との接着性やぬれ性が改善し、合成樹脂にカーボンナノファイバーを混入させて成形例えば射出成形したカバー20における破壊靭性の向上が得られるとともに、カーボンナノファイバーの導電性による電磁波シールド性が向上する。
【0056】
以上、本発明の一実施の形態に係る車両用のアンチロックブレーキ制御装置について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態に適用可能である。
【0057】
例えば電磁波の影響を受ける電子部品を収容可能な車輪速センサ70の合成樹脂製部品に適用することができる。車輪速センサ70は、図6に示すように、自動車の車輪速を検出するため、車輪軸の軸受(ベアリング)を被うベアリングカバーもしくはナックル等の支持体80に取付けられる回転検出センサである。このような車輪速センサ70は、ICモジュール75とそれを支持するホルダー71(合成樹脂製部品)とから成る。ICモジュール75は、磁気検出素子やホールICを含む検出部76と、コンデンサなどの電子部品を備える基板やターミナル77などを含む制御用電子部品(回路)から成る。車輪速センサ70は、その検出部76を図示せぬ車輪軸と一体のロータ(被検出体)に対向させ、そのロータの回転による磁界変動を検出部76で検出して電気信号に変換し、その信号を出力線78を通して制御部に伝達するものである。
【0058】
合成樹脂製部品であるホルダー71は、第1成形体72と第2成形体73からなり、第1の成形体72内にICモジュール75をインサートした後、第2成形体73の合成樹脂を射出成形し、ホルダー71を一体化したもので、これら第1成形体72と第2成形体73を構成する合成樹脂に炭素繊維、好ましくはカーボンナノファイバーを混入させる。成形されたホルダー71は、ICモジュール75を内部に収容する。カーボンナノファイバーは、上記車両用のアンチロックブレーキ制御装置に用いた範囲で同様に実施可能である。
【0059】
このようにして得られた車輪速センサ70は、電子部品であるICモジュール75をカーボンナノファイバー混入のホルダー71によって完全に封入したので、電磁波をシールドすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るアンチロックブレーキ制御装置の正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るアンチロックブレーキ制御装置の平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るアンチロックブレーキ制御装置の一部切欠き側面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に用いられる全方位型イオン注入装置の概略説明図である。
【図5】全方位型イオン注入装置の回転テーブルの他の実施態様を示す一部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る車輪速センサの断面図である。
【符号の説明】
1 アンチロックブレーキ制御装置
10 ハウジング
11 第1の面
12 第2の面
13 液圧路
14 電磁弁
14a 弁部
14b ソレノイド部
14c コイル
15 コイル端子
20 カバー
21 ボルト
22 第1成形体
22a 第1開口部
22b 第2開口部
23 第2成形体
24 カプラ
25 基板
26 ボルト
27 開口部
28a 外部接続用端子
28b バスバー
29 支持板部
30 モーターケース
31 ボルト
50 全方位型イオン注入装置
53 回転テーブル
53a 攪拌羽
53b 容器
70 車輪速センサ
71 ホルダー
75 ICモジュール
76 検出部

Claims (9)

  1. 車両用の電子部品を収容可能な合成樹脂製部品において、
    炭素繊維を含有する合成樹脂によって形成される、合成樹脂製部品。
  2. 請求項1記載の合成樹脂製部品において、
    車両のブレーキのブレーキ液圧を制御する車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置のカバーであって、該カバーは、少なくとも電子制御ユニットを備える基板を内部に収容する、合成樹脂製部品。
  3. 請求項1記載の合成樹脂製部品において、
    車軸の回転数を検出する車輪速センサのホルダーであって、該ホルダーは、磁気検出素子と制御用電子部品からなる検出部を支持する、合成樹脂製部品。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記炭素繊維は、平均直径が0.7〜500nmであって、平均長さが0.01〜1000μmであるカーボンナノファイバーからなる、合成樹脂製部品。
  5. 請求項4記載の合成樹脂製部品において、
    前記カーボンナノファイバーは、イオン注入処理されている、合成樹脂製部品。
  6. 請求項4記載の合成樹脂製部品において、
    前記カーボンナノファイバーは、スパッタエッチング処理されている、合成樹脂製部品。
  7. 請求項4記載の合成樹脂製部品において、
    前記カーボンナノファイバーは、プラズマ処理されている、合成樹脂製部品。
  8. 請求項2、4〜7記載のいずれかの合成樹脂製部品からなるカバーと、該カバーと結合されるハウジングと、を備える車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置であって、
    前記カバーは、その内部に少なくとも電子制御ユニットを備える基板を収容し、
    前記ハウジングは、ブレーキ液の液圧路と、前記液圧路を開閉する電磁弁と、を有する、
    前記合成樹脂製部品からなるカバーを備える車両用アンチロックブレーキ液圧制御装置。
  9. 請求項3、4〜7記載のいずれかの合成樹脂製部品からなるホルダーと、車軸の回転数を検出する検出部と、を備える車輪速センサであって、
    前記ホルダーは、前記検出部を支持し、
    前記検出部は、磁気検出素子と制御用電子部品を含む、
    合成樹脂製部品からなるホルダーを備える車輪速センサ。
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