JP2004215796A - 順位決定システム及び順位を表示させる方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ゲームに対する意欲を向上させ得る順位決定システムを提供する。
【解決手段】情報提供サーバ１０は、端末から受信された占い遊技結果が、占い遊技結果の範囲に応じて予め定められた数の順位群のうち何れの順位群に該当するかを決定するとともに、決定された順位群を表示させる表示データを端末へ送信する一方、決定された順位群を表示するための表示データの送信の後、端末からより詳細な順位データを要求する要求信号の受信されたことを条件として、決定された順位群よりも詳細な詳細順位データを決定し、当該順位を表示させる表示データを端末に送信する機能を有する。
【選択図】 図１７

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、順位決定システム及び順位を表示させる方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、順位決定システムには、コンピュータを用いて、各種の順位を決定させるものであり、日本人は順位好きとも云われることがあるように、好評を得ている。
【０００３】
その中でも、ネットワークゲームにおいては、各種の順位を表示するものがあった。例えば、特許文献１のように、ネットワークを介して不特定多数のゲームプレイヤとの比較により順位付けがなされるようなものがあった。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００２−２１９２８２号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなシステムにおいては、各種の詳細な順位を知りたくないゲームプレイヤも存在し、一概に、詳細な順位を報知することがよいとは限らない。例えば、ゲーム結果が悪かった場合には、詳細な順位を知ることなく、再度ゲームを行いたいゲームプレイヤにとっては、詳細な順位を知ることにより、ゲームに対する意欲を減退させることもある。
【０００６】
一方、単に、ゲーム結果に基づく順位群を表示させるものがあり、実感が湧かず、ゲームに対する意欲を減退させるおそれもある。例えば、１２星座占いゲームにおいては、「山羊座」は１２星座において３位であっても、実際の運勢はどのようなものかという実感が湧かないことがある。
【０００７】
本発明は、上述した如き課題に鑑みてなされたものであり、ゲームに対する意欲を向上させ得る順位決定システムを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明の順位決定システムは、ゲーム端末から受信された前記ゲーム結果が、前記ゲーム結果の範囲に応じて予め定められた数の順位群のうち何れの順位群に該当するかを決定するとともに、前記決定された順位群を表示させる表示データを前記ゲーム端末へ送信する一方、前記決定された順位群を表示するための表示データの送信の後、前記ゲーム端末から詳細順位データを要求する要求信号の受信されたことを条件として、前記決定された順位群よりも詳細な詳細順位データを決定し、当該順位を表示させる表示データを前記ゲーム端末に送信する機能を有することを特徴とする。
【０００９】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【００１０】
（１） 複数のゲーム端末を通信回線で接続し、当該複数のゲーム端末の各々でゲームプログラムに基づいて進行された各々のゲーム結果を受信し、この受信した複数のゲーム結果に順位を設定する制御手段を具備した順位決定システムであって、前記制御手段は、前記ゲーム端末から受信された前記ゲーム結果が、前記ゲーム結果の範囲に応じて予め定められた数の順位群のうち何れの順位群に該当するかを決定するとともに、前記決定された順位群を表示させる表示データを前記ゲーム端末へ送信する一方、前記決定された順位群を表示するための表示データの送信の後、前記ゲーム端末から詳細順位データを要求する要求信号の受信されたことを条件として、前記決定された順位群よりも詳細な詳細順位データを決定し、当該順位を表示させる表示データを前記ゲーム端末に送信する機能を有することを特徴とする順位決定システム。
【００１１】
（２） 複数のゲーム端末を通信回線で接続し、当該複数のゲーム端末の各々でゲームプログラムに基づいて進行された各々のゲーム結果を受信し、この受信した複数のゲーム結果に順位を設定する制御手段を具備した順位決定システムであって、前記制御手段は、前記ゲーム端末から受信された前記ゲーム結果と、ゲームプレイヤに関する個人情報と、を関連付けて記憶し、当該ゲーム結果が、前記ゲーム結果の範囲に応じて予め定められた数の順位群のうち何れの順位群に該当するかを決定するとともに、前記決定された順位群を表示させる表示データを前記ゲーム端末へ送信する一方、前記決定された順位群を表示するための表示データの送信の後、前記ゲーム端末から詳細順位データを要求する要求信号の受信されたことを条件として、当該要求信号と前記個人情報記憶手段により記憶されている個人情報とに基づいて、詳細な順位を決定するための集合を一又は複数決定し、ゲームプレイヤにより前記操作部の所定の操作に応じて決定された一又は複数の集合と、当該集合に含まれるゲームの結果と、に基づいて、当該ゲームプレイヤにおける詳細順位データを決定する機能を有することを特徴とする順位決定システム。
【００１２】
（３） （１）又は（２）に記載の順位決定システムにおいて、前記制御手段は、前記要求信号に基づいて課金情報を決定する課金決定手段を備えたことを特徴とする順位決定システム。
【００１３】
（４） 複数のゲーム端末に対して通信回線で接続されたコンピュータを、当該複数のゲーム端末の各々でゲームプログラムに基づいて進行された各々のゲーム結果を受信せしめる受信ステップ、この受信した複数のゲーム結果に順位を設定せしめる設定ステップ、として機能させる順位を表示させる方法であって、前記受信ステップによりゲーム端末から受信された前記ゲーム結果が、前記ゲーム結果の範囲に応じて予め定められた数の順位群のうち何れの順位群に該当するかを決定せしめる第一の決定ステップ、前記決定された順位群を表示させる表示データを前記ゲーム端末へ送信せしめる第一の送信ステップ、前記第一の送信ステップにより決定された順位群を表示するための表示データの送信の後、前記ゲーム端末から詳細順位データを要求する要求信号の受信されたことを検知せしめる検知ステップ、検知ステップにより検知されたことを条件として前記決定された順位群よりも詳細な詳細順位データを決定せしめる第二の決定ステップ、当該順位を表示させる表示データを前記ゲーム端末に送信せしめる第二の送信ステップ、としてコンピュータを機能させることを特徴とする順位を表示させる方法。
【００１４】
（１）又は（４）の発明によれば、ゲームプレイヤに対して、詳細な順位を段階的に提供することが可能であり、ゲームプレイヤの所望とする詳細な順位を表示させることができるとともに、詳細な順位を表示させるか否かを決定させる機会を与えることが可能である。これによって、簡便であり、かつ、ゲームに対する意欲を向上させ得る情報を提供することができる。
【００１５】
（２）の発明によれば、ゲームプレイヤに対して、詳細な順位を段階的に提供することが可能であり、ゲームプレイヤの所望とする詳細な順位を表示させることができるとともに、詳細な順位を表示させるか否かを決定させる機会を与えることが可能である。これによって、簡便であり、かつ、ゲームに対する意欲を向上させ得る情報を提供することができる。
【００１６】
また、ゲームプレイヤに対して、順位を決定するためのサンプリング範囲を個人情報に基づいて一又は複数指定することが可能であり、ゲームプレイヤの所望とする一又は複数の詳細の順位を表示させることが可能である。
【００１７】
（３）の発明によれば、詳細の順位情報を表示させる行為、詳細の順位データの数、種類に基づいて、課金情報を決定することとなり、ゲームプレイヤに対して、正当な課金を行うことができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。尚、本実施例は、本発明における端末を主として店舗用端末に適用した実施例について説明するが、これに限らず、店舗用ゲーム機、店舗用端末、家庭用ゲーム機、パーソナルコンピュータ、ＰＤＡ、携帯電話等、情報管理サーバと通信回線を介して接続されることにより双方向通信が可能であり、入力装置及び出力装置を備えもつものであれば良い。
【００１９】
本発明における情報管理サーバ１０と、複数の端末２０とが、ネットワークを介して接続されている例を図１に示す。
【００２０】
［情報管理サーバを中心としたシステム全体の構成］
図１に示すように、情報管理サーバ１０は、通信回線によるネットワークを介すことにより、複数の端末２０と接続されている。このネットワークを介することにより、情報管理サーバ１０と端末２０は種々の情報を送受信できるように構成されている。
【００２１】
情報管理サーバ１０は、複数の端末２０において入力される情報を管理するものであり、各端末２０にはそれぞれ固有の識別番号が付され、情報管理サーバ１０は当該識別番号により各端末２０から送られてくるデータの出所を判別している。
【００２２】
［情報管理サーバの構成］
図２は、上述した情報管理サーバ１０の構成を示すブロック図である。
【００２３】
情報管理サーバ１０は、中央処理回路（以下、ＣＰＵと称する）１１０を有しており、ＣＰＵ１１０は入出力バス１１２に接続されており、ＣＰＵ１１０にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるように構成されている。
【００２４】
また、入出力バス１１２には、ＲＯＭ（リード・オンリー・メモリ）１１４及びＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）１１６も接続されている。ＲＯＭ１１４には、後述する情報管理サーバ１０の制御を行う制御プログラムが記憶されている。一方、ＲＡＭ１１６には、上述したプログラムで使用されるフラグや変数の値などが記憶される。
【００２５】
更に、入出力バス１１２には、ハードディスクドライブ１１８、局番号スイッチ１２０、通信用インターフェイス回路１２２も接続されている。ハードディスクドライブ１１８には、端末２０において入力された情報が蓄積されたデータベース等が記録される。また、通信用インターフェイス回路１２２は、図１に示した如く、公衆電話回線網やローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）等の通信回線を介して複数の端末２０と通信可能に接続されたものであり、局番号スイッチ１２０により当該通信における局番号が設定される。
【００２６】
尚、本実施形態においては、ゲームプログラム等を記憶するための記憶装置としてハードディスクドライブ１１８が用いられているが、本発明はこれに限らず、フラッシュメモリー等の大容量で不揮発性の書き換え可能な記憶装置であれば、どのようなものを使用しても良い。
【００２７】
［端末の構成］
本発明の実施形態に係る端末２０の一例の斜視図を図３に示す。
【００２８】
端末２０の上部は、垂直方向に対して後方に傾くような傾斜がついており、該傾斜面上の中央には、画像表示装置２０２が設けられている。画像表示装置２０２には、ゲームにおけるゲーム情報等の様々な情報が表示可能であり、本表示装置上においてゲームが進行されるのである。
【００２９】
また、画像表示装置２０２にはタッチセンサ２１２（図６参照）が設けられており、画像表示装置２０２上で実行されるゲームにおける操作や、各種データの入力は、タッチセンサ２１２を介して行われるのである。
【００３０】
また、画像表示装置２０２の左右には、スピーカ２０４（２０４Ｌ、２０４Ｒ）が設けられており、画像表示装置２０２において表示される画像に合わせた音声演出や端末利用者に対して報知する音声などを発生させる。
【００３１】
画像表示装置２０２の下方には、端末２０の前方方向に突出した、水平な平面を備えた台座部２０６が設けられており、更に、台座部２０６の上面右側には、コイン投入部２０８が設けられている。端末利用者は、コイン投入部２０８に硬貨、コイン等を投入することにより、端末２０におけるゲームなどの有料サービスが利用可能となるのである。
【００３２】
更に、台座部２０８の前面部には、カードリーダ２１０が設けられており、端末利用者がカードリーダ２１０に様々な情報の記録された情報カードを挿入することにより、当該情報カードに記録されている各種情報を端末２０に読み込むことが可能となるのである。
【００３３】
情報カードは、カードリーダ２１０に、図４に示す如く挿入される。また、情報カードの一例を図５に示す。図５に示す如く、ゲームプレイヤの占い結果に関連した内容が印字される。
【００３４】
［端末の制御装置の構成］
上述した端末２０の制御部の構成を示すブロック図を図６に示す。
【００３５】
上述したカードリーダ２１０及び画像表示装置２０２に備えられたタッチセンサ２１２は、主制御回路２３０のインターフェイス回路群２３２に接続され、インターフェイス回路群２３２は、入出力バス２３４に接続されている。カードリーダ２１０に情報カードを挿入する或いはタッチセンサ２１２に触れることによりそれぞれ所定の信号を発生し、入出力バス２３４に供給される。入出力バス２３４は、ＣＰＵ２３６にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
【００３６】
また、上述したインターフェイス回路群２３２には、コイン検知センサ２１４も接続されており、上述したコイン投入口２０８にコインが投入された場合には、投入されたコインの枚数に関する情報を信号化して、当該信号をインターフェイス回路群２３２に供給する。
【００３７】
上述した入出力バス２３４には、ＲＯＭ２３８及びＲＡＭ２４０も接続されている。ＲＯＭ２３８は端末２０のシステム全体の流れを制御する制御プログラム等を記憶する。また、ＲＡＭ２４０は、上述したプログラム等端末２０において実行されるプログラムで使用するフラグや変数の値を一時的に記憶する。
【００３８】
また、上述した入出力バス２３４には、ハードディスクドライブ２４２も接続されており、ＲＡＭ２４０に記憶されていないプログラムであって、端末２０で実行するために情報管理サーバ等を介して受信したプログラムや、長期間にわたり端末２０において蓄積すべきデータ等を記憶する。
【００３９】
尚、本実施形態においては、ゲームプログラム等を記憶するための記憶装置としてハードディスクドライブ２４２が用いられているが、本発明はこれに限らず、フラッシュメモリー等の大容量で不揮発性の書き換え可能な記憶装置であれば、どのようなものを使用しても良い。
【００４０】
更にまた、入出力バス２３４には、端末２０において実行されるプログラムにおいて使用される乱数を発生されるための乱数発生部２４４が接続されている。乱数を発生させるための命令がＣＰＵ２３６から乱数発生部２４４へ発せられたときには、乱数発生部２４４は所定の範囲の乱数を発生させ、その乱数の値を示す信号を入出力バス２３４に発するのである。ＣＰＵ２３６は、この発生された乱数によりプログラムの進行状況を決定する。そして、乱数発生部２４４から発せられた乱数は、抽選結果を示すデータとしてＲＡＭ２４０に記録される。
【００４１】
更に、上述したインターフェイス回路群２３２には、局番号スイッチ２４６も接続されている。局番号スイッチ２４６は、図１に示した如く、公衆電話回線網やＬＡＮ等の通信回線を介して情報管理サーバ１０と通信可能に接続され、当該通信を行う場合において、当該通信における局番号を設定するものである。これにより、複数の端末２０等の各々が、情報管理サーバ１０によって識別されるのである。
【００４２】
更にまた、入出力バス２３４には、通信用インターフェイス回路２４８も接続されており、通信用インターフェイス回路２４８は、公衆電話回線網やＬＡＮ等の通信回線を介して、情報管理サーバ等との通信をするためのものである。
【００４３】
更にまた、入出力バス２３４には、副制御装置２５０も接続されており、副制御装置２５０は、主制御回路２３０から発せられる命令に基づいて副制御装置２５０に接続されている画像表示装置２０２、スピーカ２０４、及びデータ記録装置２１６を駆動するための駆動信号を発する。
【００４４】
［端末の副制御装置の構成］
上述した副制御装置２５０の回路を示すブロック図を図７に示す。
【００４５】
インターフェイス回路２５２は、入出力バス２５４に接続されており、上述した主制御回路２３０から発せられた命令は、インターフェイス回路２５２を介して入出力バス２５４に供給される。入出力バス２５４は、ＣＰＵ２５６にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
【００４６】
上述した入出力バス２５４には、ＲＯＭ２５８及びＲＡＭ２６０も接続されている。ＲＯＭ２５８は、主制御回路２３０から発せられた命令に基づいて画像表示装置２０２、スピーカ２０４及びデータ記録装置２１６に供給する駆動信号を生成するための出力情報制御プログラムを記憶する。一方、ＲＡＭ２６０は、当該プログラムで使用するフラグや変数の値を記憶する。
【００４７】
更に、入出力バス２５４には、画像データプロセッサ（以下、ＶＤＰと称する）２６２も接続されている。このＶＤＰ２６２は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、画像表示装置２０２に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる処理装置である。
【００４８】
上述したＶＤＰ２６２には、画像表示装置２０２を駆動するための駆動信号を発する駆動回路２６４が接続されている。更に、ＶＤＰ２６２には、主制御回路２３０から発せられた画像表示命令に応じた画像データを記憶するためのビデオＲＡＭ２６６と、背景の画像データや、図柄の画像データや、キャラクタの画像データ等の画像データを記憶する画像データ用ＲＯＭ２６８と、が接続されている。
【００４９】
上述したＣＰＵ２５６は、ＲＯＭ２５８に記憶されている表示制御プログラムを読み出して実行することにより、主制御回路２３０から発せられた画像表示命令に応じて画像表示装置２０２に表示する画像データをビデオＲＡＭ２６６に記憶させる。主制御回路２３０から発せられる画像表示命令には、背景表示命令や、図柄表示命令、キャラクタ表示命令等の表示命令が含まれる。
【００５０】
また、画像データ用ＲＯＭ２６８は、上述した如く、画像のデータや、演出画面として表示される動体物等のキャラクタのキャラクタ画像データ、画像表示装置２０２等の背景を構成する背景画像データ等の画像データを記憶する。また、上述したキャラクタ画像データは、キャラクタが一連の動作をする態様を表示するのに必要となる画像データを含むものである。
【００５１】
更に、入出力バス２５４には、スピーカ駆動回路２７２も接続されている。スピーカ駆動回路２７２は、ＣＰＵ２５６からの駆動命令を受信した場合はスピーカ２０４へ音声信号を送り、これによりスピーカ２０４は所定の音声を発生するのである。
【００５２】
更にまた、入出力バス２５４には、データ記録装置駆動回路２７４も接続されている。データ記録装置駆動回路２７４は、ＣＰＵ２５６からの駆動命令を受信した場合はデータ記録装置２１６へ音声信号を送り、これによりデータ記録装置２１６は、カードリーダ２１０に挿入されている情報カードに対してデータを記録するのである。尚、当該データは磁気データ、カード表面に描かれる文字データや画像データなどが含まれる。
【００５３】
［サーバにおけるデータベースの構成］
上述したハードディスクドライブ１１８に記憶され、本ゲームシステムで使用される各種のデータベースについて説明する。
【００５４】
上述したハードディスクドライブ１１８には、図８、図２０及び図２１に示す如く、データベースが記憶されている。
【００５５】
尚、本発明における「データベース」とは、データの入力、更新、検索などの手順を提供し、情報の集中管理を実現するものであり、あるテーブルのあるレコードと、他のテーブルのあるレコードと、を関連づけつつ処理を行なうリレーショナルデータベースを含むものである。
【００５６】
図８は、順位情報データベースの記憶内容を概念的に示す説明図である。
【００５７】
この順位情報データベースは、ゲームプレイヤの占いゲーム結果と、ゲームプレイヤの順位とが関連付けて記憶されるものであり、これらの項目には、「ゲームプレイヤＩＤ」、「占いゲーム結果」、「店内ゲームプレイヤ内順位」、「全国ゲームプレイヤ内順位」、「全国総人口内順位」等、各種の情報が関連付けられている。
【００５８】
「ゲームプレイヤＩＤ」情報は、本ゲームシステムを利用してゲームを行なったゲームプレイヤを特定するための情報であり、ゲームプレイヤ各々に付与された固有の識別番号情報に基づいて記憶されるものである。また、この「ゲームプレイヤＩＤ」情報は、後述する個人情報データベースに記憶されている「ＩＤ」情報と関連付けられたものである。
【００５９】
「占いゲーム結果」とは、ゲームプレイヤがプロフィールに入力した情報に基づいて算出される占いの結果であり、例えば、ラッキーカラー、ラッキーアイテム、１２星座の中での順位等の情報のことである。
【００６０】
「店内ゲームプレイヤ内順位」とは、ゲームプレイヤがゲームを行なった店舗内での順位のことである。「全国ゲームプレイヤ内順位」とは、全国で占いゲームを行なった人数の中での順位のことである。また、「日本総人口内順位」とは、日本全人口の中でのゲームプレイヤの順位のことであり、「全国ゲームプレイヤ内順位」に基づいて算出されるものである。
【００６１】
図２０は、個人情報データベースの記憶内容を概念的に示す説明図である。
【００６２】
この個人情報データベースは、このゲームシステムを利用するゲームプレイヤの情報が関連付けて記憶されるものであり、これらの項目には、「ＩＤ」、「氏名」、「パスワード」、「住所」、「電話番号」、「電子メール」のアドレス、ゲームプレイヤの「種別」を示す情報である「生年月日」、「職業」、「血液型」等、各種の情報が関連付けられている。
【００６３】
図２１は、占い結果データベースの記憶内容を概念的に示す説明図である。
【００６４】
この占い結果情報データベースは、情報提供サーバ１０とネットワークＮＴを介して接続され、本ゲームシステムを利用して占いゲームを実行するすべての端末装置２０から提供される各種の占いゲーム結果情報が関連付けられて記憶されている。
【００６５】
この占い結果情報には、「ゲームプレイヤＩＤ」、「地域」、「店舗」、「占い結果」等、各種の情報が関連付けられている。
【００６６】
「地域」情報は、ゲームが行なわれた端末２０の設置地域を示す情報であり、端末２０に付与された固有の識別番号情報に基づいて記憶されるものである。
【００６７】
「店舗」情報は、ゲームが行なわれた端末２０の設置店舗を示す情報であり、端末２０に付与された固有の識別番号情報に基づいて記憶されるものである。
【００６８】
［端末における画像の表示例］
端末２０の画像表示装置２０２に画面が表示されることにより、占いゲームが進められる。本実施形態における画面の表示例を図９〜図１６に示す。
【００６９】
図９は、占いゲームの開始画面である。図１０は、ゲームプレイヤがプロフィールを入力する際に表示される画面である。図１１は、プロフィール入力後、１２星座のランキングが表示される画面である。図１２は、店内での順位、全国ゲームプレイヤ内での順位、日本総人口内順位と、更に詳細な順位が表示されている画面である。図１３は、占い結果が発表となった場合に表示される画面である。図１４は、ミニゲームが行なわれるときに表示される画面である。図１５は、ミニゲームが終了し、占い結果が良い方に修正された画面であり、図１６は、ミニゲームが終了し、占い結果が悪い方に修正された画面である。
【００７０】
ゲームプレイヤが占いゲームを開始すると、図９に示す開始画面が現れる。その後、図１０に示すプロフィール入力画面となり、画面全体に、姓名、生年月日、現住所等を記入する欄が現れる。プロフィールの入力が完了し、所定の操作をすると、図１１に示す、１２星座中のゲームプレイヤの順位が表示される。このとき、１２星座のランキングが表示され、ゲームプレイヤに該当する星座が点灯する。その後、ゲームプレイヤが所定の操作をすると、図１２に示す如く、更に詳細な順位が発表となり、画面上部に「明日の運勢」と表示され、その下に、「当店の今日のプレイ人数」中のゲームプレイヤの順位、「全国の今日のプレイ人数」中のゲームプレイヤの順位及び「日本の総人口」中のゲームプレイヤの順位が表示される。また、図１３に示す如く、より具体的な占い結果が発表となり、画面上部に「占い結果発表」と表示され、画面全体に全国ゲームプレイヤ内の運勢順位及びラッキーカラー等の占い結果が表示される。その後、図１４に示すミニゲーム画面となり、画面の下部に「蝶が止まったチューリップを覚えて・・・」と、ゲーム方法が表示され、その上には、ゲーム画面が表示される。ミニゲームが終了すると、図１５又は図１６に示す画面が表示される。図１５は、占い結果が上方修正した場合の表示例であり、画面の上部に「占い結果修正」と表示され、中央部には修正後の結果が表示される。そして、下部に、「おめでとうございます！ラッキーゲームで好成績を収めたので全体的に運が向上しました！」というメッセージが表示される。図１６は、占い結果が下方修正した場合の表示例であり、画面の上部に「占い結果修正」と表示され、中央部には修正後の結果が表示される。そして、下部に、「ゲームの成績が芳しくなかったため全体的に運気が下がってしまいました・・・このままでは危険です！」というメッセージが表示される。
【００７１】
［占いゲーム処理］
上述した情報提供サーバ１０、及び端末２０に内蔵された主制御回路２３０において実行される、占いゲームの制御を行なうサブルーチンを図１７〜図１９に示す。尚、各サブルーチンは予め実行されている情報提供サーバ１０及び端末２０のメインプログラムから、所定のプログラムで呼び出されて実行されるものである。また、情報提供サーバ１０及び端末２０は予め起動されているものとする。
【００７２】
また、図１７〜図１９には、各々情報提供サーバ１０及び端末２０において実行されるプログラムのサブルーチンが併記されており、その両者が破線による矢印によって結ばれているが、この矢印は、２つのサブルーチンにおいて互いの処理結果に基づいて次の処理が行なわれていることを説明するためのものであり、当該２つのサブルーチンは各々独立したサブルーチンである。
【００７３】
最初に、端末２０では、カードが挿入されたか否かを判断する（ステップＳ２０１）。ゲームプレイヤにより、カードリーダ２１０から情報カードの挿入が行なわれると、挿入が行なわれた旨の信号が発せられる。ＣＰＵ２３６は、信号を受け取ったと判別した場合にはステップＳ２０２に処理を移し、信号を受け取らなかったと判別した場合には、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【００７４】
次に、コインが投入されたか否かを判断する（ステップＳ２０２）。ゲームプレイヤによりコインが投入されると、コイン検知センサ２１４により、コインが投入された旨の信号が発せられる。ＣＰＵ２３６は、信号を受け取ったと判別した場合にはステップＳ２０３に処理を移し、信号を受け取らなかったと判別した場合には、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【００７５】
次に、プロフィールの入力があったか否かを判断する（ステップＳ２０３）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、画面表示装置２０２に表示されたプロフィール入力画面から、ゲームプレイヤによるプロフィールの入力があったか否かを判断する。プロフィールの入力があったと判別した場合には、ステップＳ２０４に処理を移し、プロフィールの入力がなかったと判別した場合には、ステップＳ２０３の処理を再度行なう。
【００７６】
ステップＳ２０４では、入力情報を送信する。この処理において、ＣＰＵ２３６は、入出力バス２３４、通信用インターフェイス回路２４８を介して、ステップＳ２０３の処理で入力されたプロフィールに関する情報を情報提供サーバ１０に送信する。この処理を終了させた後、ステップＳ２１１に処理を移す。
【００７７】
一方、情報提供サーバ１０では、入力情報を受信する（ステップＳ１０１）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、通信用インターフェイス回路１２２、入出力バス１１２を介して端末２０から送信された入力情報を受信する。この処理を終了させた後、ステップＳ１０２に処理を移す。
【００７８】
次に、入力情報を記録する（ステップＳ１０２）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、ステップＳ１０１の処理により受信した入力情報を、ＲＡＭ１１６に記録する。この処理を終了させた後、ステップＳ１０３に処理を移す。
【００７９】
次に、占い結果を算出する（ステップＳ１０３）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、ＲＡＭ１１６に記録された占いアンケートデータ及びハードディスクドライブ１１８に記録された占い算出用の公式とに基づいて、占い結果を算出する。具体的には、ラッキーカラー、ラッキーアイテム及び、１２星座の中でのゲームプレイヤの順位等を算出する。この処理を終了させた後、ステップＳ１０４に処理を移す。尚、本実施形態では、情報提供サーバ１０により占い結果が算出されたが、本発明はこれに限らず、端末２０により占い結果が算出され、算出された結果を、情報提供サーバ１０に提供するようにしてもよい。
【００８０】
次に、店内ゲームプレイヤ内順位を算出する（ステップＳ１０４）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、ハードディスクドライブ１１８に記録された順位情報データベースを参照し、店内で占いゲームを行なったゲームプレイヤの中での順位を算出する。この処理を終了させた後、ステップＳ１０５に処理を移す。
【００８１】
次に、全国ゲームプレイヤ内順位を算出する（ステップＳ１０５）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、ハードディスクドライブ１１８に記録された順位情報データベースを参照し、全国で占いゲームを行なったゲームプレイヤの中での順位を算出する。この処理を終了させた後、ステップＳ１０６に処理を移す。
【００８２】
次に、日本総人口内順位を算出する（ステップＳ１０６）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、ハードディスクドライブ１１８に記録された順位情報データベースを参照し、日本の総人口の中での、ゲームプレイヤの運勢順位を算出する。この処理を終了させた後、ステップＳ１１１に処理を移す。
【００８３】
次に、図１８に示す如く、占い結果を送信する（ステップＳ１１１）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、入出力バス１１２、通信用インターフェイス回路１２２を介して、ステップＳ１０２の処理で算出された占い結果を送信する。この処理を終了させた後、ステップＳ１１２に処理を移す。
【００８４】
一方、端末２０では、占い結果を受信する（ステップＳ２１１）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、通信用インターフェイス回路２４８、入出力バス２３４を介して、占い結果を受信する。この処理を終了させた後、ステップＳ２１２に処理を移す。
【００８５】
次に、占い結果を表示する（ステップＳ２１２）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、入出力バス２３４を介して、占い結果を表示する旨の命令を副制御装置２５０に供給する。そして、ＣＰＵ２５６及びＶＤＰ２６２は、この命令により、画像データ用ＲＯＭ２６８から所望の星座順位画像データ及び占い結果画像データを読み出し、ビデオＲＡＭ２６６に記録する。ＶＤＰ２６２は、この画像データを読み取り、駆動回路２６４に供給する。駆動回路２６４は、この画像データを画像表示装置２０２に供給し、これにより、画像表示装置２０２に、占い結果が表示される。具体的には、ラッキーカラー、ラッキーアイテム及びラッキーゲーム等が表示される。更に、図１１に示す如く、１２星座の運勢順位が表示され、ゲームプレイヤの星座に相当する個所が点灯する。この処理を終了させた後、ステップＳ２１３に処理を移す。尚、本実施形態では、端末２０の画像データ用ＲＯＭ２６８に星座順位画像データ及び占い結果画像データがあるが、本発明はこれに限らず、星座順位画像データ及び占い結果画像データが情報提供サーバ１０のＲＯＭ１１４にあり、入出力バス１１２、通信用インターフェイス回路１２２を介して端末２０に送信され、画像表示装置２０２に占い結果が表示されるようにしてもよい。
【００８６】
次に、詳細順位選択画面を表示する（ステップＳ２１３）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、画像表示装置２０２に、詳細な順位を表示させるか否かを選択するための画面を表示させる。例えば、「更に詳しいランキングを知りたいですか？」という質問と、「はい」「いいえ」という文字を表示させる。ゲームプレイヤにより、それらの文字が書いてある部分を触接されると、タッチセンサ２１２により信号が発せられる。ゲームプレイヤが「はい」に触れた場合には、更に、「店内ゲームプレイヤ内順位」、「全国ゲームプレイヤ内順位」、「日本総人口内順位」という文字が表示される。これにより、ゲームプレイヤに、その中から表示を希望するものを選択させることが可能となる。そのうちの１種類又は２種類だけを選択することも、また、全種類の表示を選択することも可能となる。この処理を終了させた後、ステップＳ２１４に処理を移す。
【００８７】
次に、ゲームプレイヤからの選択があったか否かを判断する（ステップＳ２１４）。ゲームプレイヤが、ステップＳ２１３の処理により表示された画面に触れると、タッチセンサ２１２から信号が発せられる。ＣＰＵ２３６は、詳細な順位の表示を行なう旨の信号を受信したと判別した場合にはステップＳ２１５に処理を移し、詳細な順位の表示を行なわない旨の信号を受信したと判別した場合には、ステップＳ２２８に処理を移す。
【００８８】
ステップＳ２１５では、課金情報を決定する。後述する如く、詳細な順位の表示やミニゲーム等、占い結果以外のものを表示するためには、ゲームプレイヤにより課金が支払われる必要がある。課金情報に関するテーブルには、表示される内容と、それを表示するのに要する金額とが対応付けられている。この処理において、ＣＰＵ２３６は、ハードディスクドライブ２４２に記録された、課金情報に関するテーブルを参照し、ゲームプレイヤが支払うべき課金を決定する。ここでは、占い結果表示後、詳細な順位の表示を行なうために支払うべき課金を決定する。この処理を終了させた後、ステップＳ２１６に処理を移す。
【００８９】
次に、コインが投入されたか否かを判断する（ステップＳ２１６）。画像表示装置２０２には、ステップＳ２１５により決定した課金情報に基づいて、ゲームプレイヤが支払うべきコインの枚数が表示される。ゲームプレイヤによりコインが投入されると、コイン検知センサ２１４により、コインが投入された旨の信号が発せられる。ＣＰＵ２３６は、信号を受け取ったと判別した場合にはステップＳ２１７に処理を移し、信号を受け取らなかったと判別した場合には、再度本処理を行なう。
【００９０】
ステップＳ２１７では、選択情報を送信する。この処理において、ＣＰＵ２３６は、入出力バス２３４、通信用インターフェイス回路２４８を介して、ゲームプレイヤが表示を希望した順位に関する情報を、情報提供サーバ１０に送信する。この処理を終了させた後、ステップＳ２１８に処理を移す。
【００９１】
一方、情報提供サーバ１０では、選択情報を受信する（ステップＳ１１２）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、通信用インターフェイス回路１２２、入出力バス１１２を介して端末２０から送信された、ゲームプレイヤが表示を希望した順位に関する情報を受信する。この処理を終了させた後、ステップＳ１１３に処理を移す。
【００９２】
次に、選択順位データを送信する（ステップＳ１１３）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、入出力バス１１２、通信用インターフェイス回路１２２を介して、ステップＳ１０４〜Ｓ１０６の処理で算出された順位のデータのうち、ゲームプレイヤが表示を希望した順位のデータを送信する。この処理を終了させた後、ステップＳ１２１に処理を移す。
【００９３】
一方、端末２０では、選択順位データを受信する（ステップＳ２１８）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、通信用インターフェイス回路２４８、入出力バス２３４を介して、店内ゲームプレイヤ内順位、全国ゲームプレイヤ内順位及び全国人数内順位のデータのうち、ゲームプレイヤが表示を希望した順位のデータを受信する。この処理を終了させた後、ステップＳ２１９に処理を移す。
【００９４】
次に、選択順位結果を表示する（ステップＳ２１９）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、入出力バス２３４を介して、ゲームプレイヤが選択した順位を表示する旨の命令を副制御装置２５０に供給する。そして、ＣＰＵ２５６及びＶＤＰ２６２は、この命令により、画像データ用ＲＯＭ２６８から所望の順位結果画像データを読み出し、ビデオＲＡＭ２６６に記録する。ＶＤＰ２６２は、この画像データを読み取り、駆動回路２６４に供給する。駆動回路２６４は、この画像データを画像表示装置２０２に供給し、これにより、図１２に示す如く、画像表示装置２０２に、店内ゲームプレイヤ内順位、全国ゲームプレイヤ内順位、日本総人口数内順位のうち、ゲームプレイヤが選択したものが表示される。この処理を終了させた後、ステップＳ２２１に処理を移す。
【００９５】
次に、図１９に示す如く、ミニゲームを実行するか否かを判断する（ステップＳ２２１）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、画像表示装置２０２に、ミニゲームを行なうか否かをゲームプレイヤに選択させるための画面が表示され、ゲームプレイヤにより画面に触接された場合には、タッチセンサ２１２より信号が発せられる。ＣＰＵ２３６は、ミニゲームを行なう旨の信号を受信したと判別したときはステップＳ２２２に処理を移し、ミニゲームを行なわない旨の信号を受信したと判別したときは、ステップＳ２２８に処理を移す。
【００９６】
ステップＳ２２２では、課金情報を決定する。この処理において、ＣＰＵ２３６は、ハードディスクドライブ２４２に記録された、課金情報に関するテーブルを参照し、ゲームプレイヤが支払うべき課金を決定する。ここでは、ミニゲームを行なうために支払うべき課金を決定する。この処理を終了させた後、ステップＳ２２３に処理を移す。
【００９７】
次に、コインが投入されたか否かを判断する（ステップＳ２２３）。画像表示装置２０２には、ステップＳ２２２により決定した課金情報に基づいて、ゲームプレイヤが支払うべきコインの枚数が表示される。ゲームプレイヤによりコインが投入されると、コイン検知センサ２１４により、コインが投入された旨の信号が発せられる。ＣＰＵ２３６は、信号を受け取ったと判別した場合にはステップＳ２２４に処理を移し、信号を受け取らなかったと判別した場合には、再度本処理を行なう。
【００９８】
ステップＳ２２４では、ミニゲーム処理を行なう。この処理において、ＣＰＵ２３６は、ステップＳ２１１の処理で受信した占い結果に基づき、ＲＯＭ２３８に記憶されたミニゲーム用のプログラムに従い、ミニゲーム処理を実行する。この処理を終了させた後、ステップＳ２２５に処理を移す。尚、本実施形態では、端末２０のＲＯＭ２３８にミニゲーム用のプログラムがあるが、本発明はこれに限らず、ミニゲーム用のプログラムが、情報提供サーバ１０のＲＯＭ１１４にあり、入出力バス１１２、通信用インターフェイス回路１２２を介して端末２０に送信され、端末２０上でミニゲームが行なわれるようにしてもよい。
【００９９】
次に、ミニゲーム結果を送信する（ステップＳ２２５）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、入出力バス２３４、通信用インターフェイス回路２４８を介して、ミニゲームの結果を情報提供サーバ１０に送信する。この処理を終了させた後、ステップＳ２２４に処理を移す。
【０１００】
一方、情報提供サーバ１０では、ミニゲームの結果を受信する（ステップＳ１２１）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、通信用インターフェイス回路１２２、入出力バス１１２を介して端末２０から送信されたミニゲームの結果を受信し、ＲＡＭ１１６に記録する。この処理を終了させた後、ステップＳ１２２に処理を移す。
【０１０１】
次に、選択順位を変更する（ステップＳ１２２）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、ミニゲームの結果とハードディスクドライブ１１８に記録された順位情報データベースを参照し、ＲＡＭ１１６記録された、ゲームプレイヤにより表示を希望された詳細な順位を書き換える。この処理を終了させた後、ステップＳ１２３に処理を移す。
【０１０２】
次に、変更後の順位データを送信する（ステップＳ１２３）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、入出力バス１１２、通信用インターフェイス回路１２２を介して、ステップＳ１２２で変更した順位のデータを送信する、この処理を終了させた後、ステップＳ１２４に処理を移す。
【０１０３】
一方、端末２０では、変更後の順位データを受信する（ステップＳ２２６）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、通信用インターフェイス回路２４８、入出力バス２３４を介して、ゲームプレイヤにより詳細な表示を希望された順位の、変更後の順位データを受信する。この処理を終了させた後、ステップＳ２２７に処理を移す。
【０１０４】
次に、変更後の順位を表示する（ステップＳ２２７）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、入出力バス２３４を介して、変更後の順位を表示する旨の命令を副制御装置２５０に供給する。そして、ＣＰＵ２５６及びＶＤＰ２６２は、この命令により、画像データ用ＲＯＭ２６８から所望の変更後順位結果画像データを読み出し、ビデオＲＡＭ２６６に記録する。ＶＤＰ２６２は、この画像データを読み取り、駆動回路２６４に供給する。駆動回路２６４は、この画像データを画像表示装置２０２に供給し、これにより、図１５及び図１６に示す如く、画像表示装置２０２に、店内ゲームプレイヤ内順位、全国ゲームプレイヤ内順位及び日本総人口内順位のうち、ゲームプレイヤにより表示を希望されたものの変更後の順位が表示される。この処理を終了させた後、ステップＳ２２８に処理を移す。尚、本実施形態においては、画像データ用ＲＯＭ２６８に変更後順位結果画像データがあるが、本発明はこれに限らず、変更後順位結果画像データが情報提供サーバ１０のＲＯＭ１１４にあり、入出力バス１１２、通信用インターフェイス回路１２２を介して端末２０に送信され、画像表示装置２０２に変更後の順位が表示されるようにしてもよい。
【０１０５】
一方、サーバ１０では、印刷情報を決定する（ステップＳ１２４）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、ハードディスクドライブ１１８に記録された、印刷情報データベースに基づいて、印刷情報、即ち、ゲームプレイヤにより挿入された情報カードに絵柄及び文章を表示させるための命令情報、例えば、画像データを示すコードを決定する。この処理を終了させた後、ステップＳ１２５に処理を移す。
【０１０６】
次に、印刷情報を送信する（ステップＳ１２５）。この処理において、ＣＰＵ１１０は、入出力バス１１２、通信用インターフェイス回路１２２を介して、ステップＳ１２４の処理で決定した印刷情報を送信する。この処理を終了させた後、本サブルーチンを終了させる。
【０１０７】
一方、端末２０では、印刷情報を受信する（ステップＳ２２８）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、通信用インターフェイス回路２４８、入出力バス２３４を介して、印刷情報を受信する。この処理を終了させた後、ステップＳ２２７に処理を移す。尚、本実施形態においては、情報提供サーバ１０のハードディスクドライブ１１８に印刷情報データベースが格納されているが、本発明においては、端末２０のハードディスクドライブ２４２に印刷情報データベースが格納されており、情報提供サーバ１０から受信した順位データに基づいて、印刷情報を決定してもよい。
【０１０８】
次に、カードの絵柄を印刷する（ステップＳ２２９）。この処理において、ＣＰＵ２３６は、ゲームプレイヤにより挿入された情報カードの絵柄や文字を印刷する旨の命令を副制御装置２５０に送信する。そして、ＣＰＵ２５６は、ＲＯＭ２５８に記録されているカード絵柄データを読み出し、データ記録装置駆動回路２７４に供給する。データ記録装置駆動回路２７４は、この絵柄データをデータ記録装置２１６に供給し、これにより、ゲームプレイヤの情報カードに、ゲームプレイヤの占い結果に対応した絵柄及び文章が表示される。この処理を終了させた後、本サブルーチンを終了させる。尚、本実施形態においては、カード絵柄データが端末のＲＯＭ２５８にあるが、本発明においては、カード絵柄データが情報提供サーバ１０のＲＯＭ１１４にあり、入出力バス１１２、通信用インターフェイス回路１２２を介して端末２０に送信され、情報カードに絵柄及び文章が表示されるようにしてもよい。
【０１０９】
上述した処理を行なうことにより、「前記制御手段は、前記ゲーム端末から受信された前記ゲーム結果が、前記ゲーム結果の範囲に応じて予め定められた数の順位群のうち何れの順位群に該当するかを決定するとともに、前記決定された順位群を表示させる表示データを前記ゲーム端末へ送信する一方、前記決定された順位群を表示するための表示データの送信の後、前記ゲーム端末から詳細順位データを要求する要求信号の受信されたことを条件として、前記決定された順位群よりも詳細な詳細順位データを決定し、当該順位を表示させる表示データを前記ゲーム端末に送信する機能を有する」ので、ゲームプレイヤに対して、詳細な順位を段階的に提供することが可能であり、ゲームプレイヤの所望とする詳細な順位を表示させるとともに、詳細な順位を表示させるか否かを決定させる機会を与えることが可能となる。
【０１１０】
尚、本実施形態においては、詳細な順位を表示する際の母集団を、店内、全国ゲームプレイヤ及び日本総人数としたが、本発明はこれに限らず、ゲームプレイヤが在住の都道府県等、他の母集団であってもよい。
【０１１１】
また、本実施形態においては、端末２０において占いゲームが行なわれることとしたが、本発明はこれに限らず、クイズゲーム等、他の種類のゲームが行なわれるようにしてもよい。
【０１１２】
更にまた、本実施形態においては、課金情報の決定は、端末２０において行なわれたが、本発明はこれに限らず、情報提供サーバ１０において課金情報が決定され、端末２０に決定された情報を送信するようにしてもよい。
【０１１３】
【発明の効果】
本発明によれば、「前記制御手段は、前記ゲーム端末から受信された前記ゲーム結果が、前記ゲーム結果の範囲に応じて予め定められた数の順位群のうち何れの順位群に該当するかを決定するとともに、前記決定された順位群を表示させる表示データを前記ゲーム端末へ送信する一方、前記決定された順位群を表示するための表示データの送信の後、前記ゲーム端末から詳細順位データを要求する要求信号の受信されたことを条件として、前記決定された順位群よりも詳細な詳細順位データを決定し、当該順位を表示させる表示データを前記ゲーム端末に送信する機能を有する」ので、ゲームプレイヤに対して、詳細な順位を段階的に提供することが可能であり、ゲームプレイヤの所望とする詳細な順位を表示させるとともに、詳細な順位を表示させるか否かを決定させる機会を与えることが可能となる。これによって、簡便であり、かつ、ゲームに対する意欲を向上させ得る情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態における情報提供システムの構成を示す概略図である。
【図２】本発明の一実施形態におけるサーバの構成の概略を示すブロック図である。
【図３】本発明の一実施形態における端末装置の概観構成を示す概略図である。
【図４】本発明の一実施形態における端末装置に情報カードを挿入する場面を示す概略図である。
【図５】本発明の一実施形態における情報カードの表示面に表示される画像の表示例を示す概略図である。
【図６】本発明の一実施形態における端末装置の制御部の構成の概略を示すブロック図である。
【図７】本発明の一実施形態における端末装置の副制御装置の構成の概略を示すブロック図である。
【図８】本発明の一実施形態における情報提供サーバのデータベースの概略を示す説明図である。
【図９】本発明の一実施形態における端末装置での画像の表示例を示す概略図である。
【図１０】本発明の一実施形態における端末装置での画像の表示例を示す概略図である。
【図１１】本発明の一実施形態における端末装置での画像の表示例を示す概略図である。
【図１２】本発明の一実施形態における端末装置での画像の表示例を示す概略図である。
【図１３】本発明の一実施形態における端末装置での画像の表示例を示す概略図である。
【図１４】本発明の一実施形態における端末装置での画像の表示例を示す概略図である。
【図１５】本発明の一実施形態における端末装置での画像の表示例を示す概略図である。
【図１６】本発明の一実施形態における端末装置での画像の表示例を示す概略図である。
【図１７】本発明の一実施形態における順位決定システムのフローチャートを示す図である。
【図１８】本発明の一実施形態における順位決定システムのフローチャートを示す図である。
【図１９】本発明の一実施形態における順位決定システムのフローチャートを示す図である。
【図２０】本発明の一実施形態における情報提供サーバのデータベースの概略を示す説明図である。
【図２１】本発明の一実施形態における情報提供サーバのデータベースの概略を示す説明図である。
【符号の説明】
１０ 情報提供サーバ
２０ 端末
１１２、２３４、２５４ 入出力バス
１１８、２４２ ハードディスクドライブ
１２０、２４６ 局番号スイッチ
１２２、２４８ 通信用インターフェイス回路
２０２ 画像表示装置
２０４ スピーカ
２０６ 台座部
２０８ コイン投入部
２１０ カード処理装置
２１１ カード挿入口
２１２ タッチセンサ
２１４ コイン検知センサ
２３０ 主制御回路
２３２ インターフェイス回路群
２４４ 乱数発生部
２５０ 副制御装置
２５２ インターフェイス回路
２６４ 駆動回路
２７２ スピーカ駆動回路
２７４ データ記録装置駆動回路

Claims (4)

1. 複数のゲーム端末を通信回線で接続し、当該複数のゲーム端末の各々でゲームプログラムに基づいて進行された各々のゲーム結果を受信し、この受信した複数のゲーム結果に順位を設定する制御手段を具備した順位決定システムであって、
   前記制御手段は、前記ゲーム端末から受信された前記ゲーム結果が、前記ゲーム結果の範囲に応じて予め定められた数の順位群のうち何れの順位群に該当するかを決定するとともに、前記決定された順位群を表示させる表示データを前記ゲーム端末へ送信する一方、
   前記決定された順位群を表示するための表示データの送信の後、前記ゲーム端末から詳細順位データを要求する要求信号の受信されたことを条件として、
   前記決定された順位群よりも詳細な詳細順位データを決定し、当該順位を表示させる表示データを前記ゲーム端末に送信する機能を有することを特徴とする順位決定システム。
2. 複数のゲーム端末を通信回線で接続し、当該複数のゲーム端末の各々でゲームプログラムに基づいて進行された各々のゲーム結果を受信し、この受信した複数のゲーム結果に順位を設定する制御手段を具備した順位決定システムであって、
   前記制御手段は、前記ゲーム端末から受信された前記ゲーム結果と、ゲームプレイヤに関する個人情報と、を関連付けて記憶し、当該ゲーム結果が、前記ゲーム結果の範囲に応じて予め定められた数の順位群のうち何れの順位群に該当するかを決定するとともに、前記決定された順位群を表示させる表示データを前記ゲーム端末へ送信する一方、
   前記決定された順位群を表示するための表示データの送信の後、前記ゲーム端末から詳細順位データを要求する要求信号の受信されたことを条件として、当該要求信号と前記個人情報記憶手段により記憶されている個人情報とに基づいて、詳細な順位を決定するための集合を一又は複数決定し、ゲームプレイヤにより前記操作部の所定の操作に応じて決定された一又は複数の集合と、当該集合に含まれるゲームの結果と、に基づいて、当該ゲームプレイヤにおける詳細順位データを決定する機能を有することを特徴とする順位決定システム。
3. 請求項１又は２に記載の順位決定システムにおいて、
   前記制御手段は、前記要求信号に基づいて課金情報を決定する課金決定手段を備えたことを特徴とする請求項１又は２に記載の順位決定システム。
4. 複数のゲーム端末に対して通信回線で接続されたコンピュータを、当該複数のゲーム端末の各々でゲームプログラムに基づいて進行された各々のゲーム結果を受信せしめる受信ステップ、この受信した複数のゲーム結果に順位を設定せしめる設定ステップ、として機能させる順位を表示させる方法であって、
   前記受信ステップによりゲーム端末から受信された前記ゲーム結果が、前記ゲーム結果の範囲に応じて予め定められた数の順位群のうち何れの順位群に該当するかを決定せしめる第一の決定ステップ、前記決定された順位群を表示させる表示データを前記ゲーム端末へ送信せしめる第一の送信ステップ、前記第一の送信ステップにより決定された順位群を表示するための表示データの送信の後、前記ゲーム端末から詳細順位データを要求する要求信号の受信されたことを検知せしめる検知ステップ、検知ステップにより検知されたことを条件として前記決定された順位群よりも詳細な詳細順位データを決定せしめる第二の決定ステップ、当該順位を表示させる表示データを前記ゲーム端末に送信せしめる第二の送信ステップ、としてコンピュータを機能させることを特徴とする順位を表示させる方法。

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