JP2004215791A - 介護入浴用昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】入浴者用の載置台を牽引して昇降させるワイヤーロープの昇降の正確な同期を取り、載置台を安定に昇降させることができる介護入浴用昇降装置を提供する。
【解決手段】入浴者用ベース台座10を牽引する左右一対のワイヤーロープ8L、8Rの上部を、滑車23L、23Rで水平方向に案内し、各ワイヤーロープ8L、8Rの上端を、一対のスライドバー4L、4Rに係止連結する。一対の本体固定枠1L、1Rの間に、支持金具5で回転自在に支持した1本のネジ棒2の左右両側のネジ部2Lと右側ネジ部2Rを、一対のスライドバー4L、4Rの下面に固着したナット13L、13Rに螺合させる。左右両側のネジ部2L、2Rのネジ巻き方向を互いに逆向きに形成し、ネジ棒2の正逆回転により、一対のスライドバー4L、4Rは互いに近接離反する。
【選択図】 図1
【解決手段】入浴者用ベース台座10を牽引する左右一対のワイヤーロープ8L、8Rの上部を、滑車23L、23Rで水平方向に案内し、各ワイヤーロープ8L、8Rの上端を、一対のスライドバー4L、4Rに係止連結する。一対の本体固定枠1L、1Rの間に、支持金具5で回転自在に支持した1本のネジ棒2の左右両側のネジ部2Lと右側ネジ部2Rを、一対のスライドバー4L、4Rの下面に固着したナット13L、13Rに螺合させる。左右両側のネジ部2L、2Rのネジ巻き方向を互いに逆向きに形成し、ネジ棒2の正逆回転により、一対のスライドバー4L、4Rは互いに近接離反する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入浴者を載置した載置台を昇降させて、入浴者を浴槽に出入りさせるようにした介護入浴用の昇降装置に関し、特に、老人や身障者などのような入浴に介護を必要とする人を、浴槽に出入りさせる際に便利な介護入浴用昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術では、入浴者用の載置台を牽引する4本の吊下体を2台のモータなどで駆動する昇降装置を備えた介護用入浴装置がある(例えば、特許文献1。)。また、入浴者用の載置台を牽引する4本のワイヤーロープを4台のモータなどで駆動する昇降装置を備えた昇降式二重底床装置もある(例えば、特許文献2。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−76352号公報
【特許文献2】
特許第3286910号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、複数の吊下体又はワイヤーロープを複数のモータで独立に駆動しているため、吊下体又はワイヤーロープの昇降の正確な同期を取ることが困難である。このため、吊下体又はワイヤーロープで牽引して昇降される入浴者用の載置台を、水平に維持することができず、昇降が不安定であるという問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、入浴者用の載置台を牽引して昇降させるワイヤーロープの昇降の正確な同期を取り、載置台を安定に昇降させることができる介護入浴用昇降装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、入浴者用載置台を左右一対の吊りロープで牽引して昇降させる介護入浴用昇降装置であって、左右両側のネジ部のネジ巻き方向が互いに逆向きに形成されたネジ棒を正逆回転させて、前記左右一対の吊りロープの上端が係止連結された一対のスライドバーを略水平方向に近接離反させ、前記入浴者用載置台を昇降させることを第1の特徴とする。
【0007】
また、請求項1記載の介護入浴用昇降装置に於いて、入浴者が載置台に乗降するときには、前記入浴者用載置台が水平に、該入浴者用載置台が浴槽内で停止するときには、任意の角度に傾斜するように、前記ネジ棒の左側ネジ部と右側ネジ部のピッチを変えることを第2の特徴とする。
【0008】
さらに、入浴者用載置台を左右一対の吊りロープで牽引して昇降させる介護入浴用昇降装置であって、前記左右一対の吊りロープの上部を略水平方向に案内する滑車と、前記左右一対の吊りロープの上端が係止連結された一対のスライドバーと、該一対のスライドバーに設けられたナットと、該ナットに螺合される左右両側のネジ部のネジ巻き方向が互いに逆向きに形成されたネジ棒と、該ネジ棒を回転自在に略水平に支持する支持金具と、前記ネジ棒を回転駆動するモータとを備え、前記ネジ棒の正逆回転に伴い前記一対のスライドバーが互いに近接離反するようにしたことを第3の特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1は、本発明に係る介護入浴用昇降装置の一実施例を示す斜視図である。
【0010】
図1に示すように、介護入浴用昇降装置1は、入浴者を載置するベース台座10を左右一対の吊り用のワイヤーロープ8L、8Rで牽引して昇降させるもので、浴槽本体22の上方に適用したものである。この介護入浴用昇降装置1には、重量を軽くするために随所にアルミニウム材又はアルミニウムダイカストが使用され、また、所要の強度を要する部分には、防錆素材であるステンレス材が用いられる。
【0011】
ベース台座10は、浴槽本体22の中に配置可能な載置台で、入浴者を横たえて載置可能な広さと強度を有し、左右方向LRに長い矩形をなす簀の子状の木板で形成されている。また、ベース台座10の隅角近傍4箇所には、アイボルトで形成された左右一対の吊り金具9L、9Rが回転可能に取り付けられ、この吊り金具9L、9Rには、ワイヤーロープ8L、8Rの下端がそれぞれ係止連結されている。
【0012】
このベース台座10は、平面形状は角形又は丸形のいずれでもよく、断面形状は平坦面又は一部湾曲面にしてもよい。また、水の抵抗を少なくするために、ベース台座10に適当数の透孔を設けてもよい。さらに、ベース台座10の材質は、合成樹脂などを用いることもできる。尚、ベース台座10の適所には、手すりや背もたれを設けてもよい。
【0013】
本体固定枠1L、1Rは、上下幅Wの短い帯状板のアルミニウム材で形成され、互いに左右両側に所定距離だけ離間して対向配置され、浴槽本体22の真上の天井部に固定される。この本体固定枠1L、1Rの前後両側端部の切欠孔には、それぞれベアリングを介して左右一対の滑車23L、23Rが設けられている。滑車23L、23Rには、左右一対のワイヤーロープ8L、8Rの上側中間部が懸架され、ワイヤーロープ8L、8Rの上端側部分は、滑車23L、23Rにより水平な左右方向に変換されて案内されている。また、ワイヤーロープ8L、8Rの上端は、一対のスライドバー4L、4Rの前後両側端部に係止連結されている。
【0014】
このワイヤーロープ8L、8Rの材質は、ベース台座10を引き上げ可能なものであれば、ワイヤーロープ(鋼索)にかぎらず繊維でもプラスチックでもよく、また、ワイヤーロープ8L、8Rの外側は、保護カバーで覆ってもよい。
【0015】
ネジ棒2は、アクチュエーターとして用いられる左右方向に水平な1本のボールネジであり、スライドバー4L、4Rと直交する方向に配設され、一対の本体固定枠1L、1Rの間に懸架されており、また、左右両端部が、一対の本体固定枠1L、1Rの前後中央部に設けられた支持金具5により回転自在に支持されている。
【0016】
また、ネジ棒2が、モータ3により正方向又は逆方向に回転駆動されることで、一対のスライドバー4L、4Rが、ネジ棒2に沿って互いに近接方向又は離反方向に水平に移動する。その結果、ベース台座10は、上端が一対のスライドバー4L、4Rの前後両側端部に係止連結されたワイヤーロープ8L、8Rに牽引されて、浴槽本体22に対して任意の高さに移動することができる。ネジ棒2の回転の起動停止は、モータ3駆動用の手元スイッチ(図示しない)のオンオフ操作により行うことができる。
【0017】
このネジ棒2の中央部には、ネジ溝を形成されていないネジセンター部2Cが設けられており、このネジセンター部2Cを境とする両側部分(左側ネジ部2Lと右側ネジ部2R)のネジ巻き方向は、互いに逆向きに形成されている。両ネジ部2L、2Rのピッチは、本実施例では互いに等しく設定されている。また、両ネジ部2L、2Rは、一対のスライドバー4L、4Rの前後中央部の下面に固着されたナット13L、13Rに、それぞれ螺合連結される。
【0018】
本実施例では、ベース台座10を牽引する左右一対のワイヤーロープ8L、8Rを、一対のスライドバー4L、4Rを介して1本のネジ棒2で駆動するようにしたことにより、4本のワイヤーロープ8L、8Rの昇降の正確な同期を取ることができ、それぞれの揚程が常に均一になる。このため、牽引されるベース台座10は、いずれの方向にも傾くことなく、常に水平状態を維持したまま安定に昇降されるため、装置の安全性に大きく寄与できる。また、スライドバー4L、4Rは、ネジ棒2に対して常に左右対称な位置に移動するので、ネジ棒2に偏荷重が掛かることを防止でき、その効果に応じた分だけネジ棒2の径を小さくすることができる。
【0019】
本体固定枠1L、1Rの前後両端部には、前後一対のガイドレール17F、17Bがネジ棒2と平行な方向に懸架され、ガイドレール17F、17Bの左右両端部は、ガイド取り付け金具24により本体固定枠1L、1Rに固定されている。この一対のガイドレール17F、17Bには、ガイド用ボールベアリング18F、18Bが、レールに沿ってスライド可能に嵌合されている。ガイド用ボールベアリング18F、18Bは、スライドバー4L、4Rの前後両端部の下面に取り付けボルト6で締結して固着されている。
【0020】
ガイドレール17Bとネジ棒2との間には、それぞれと平行にセンサー取り付けバー21が設けられ、センサー取り付けバー21の中間部には、スライドバー4L、4Rの移動位置を検出するためのセンサー19が任意の位置に移動調整可能に取り付けられ、そのセンサー19の検出信号はシーケンサー7に送られるようになっている。センサー19でスライドバー4L、4Rの水平方向の位置を検出することで、ベース台座10の高さ位置(揚程範囲の上端位置又は下端位置)が検出される。
【0021】
また、センサー19のセンサー取り付けバー21に対する取り付け位置を変更することで、ベース台座10の高さ位置(揚程範囲)が変更可能になっている。センサー19としては、スライドバー4L、4Rに対する移動停止位置を自動測定できれば、光センサー、赤外線センサー、近接センサー、リミットスイッチなどのいずれでもよい。
【0022】
左側の本体固定枠1Lの外側には、シーケンサー7、ギアー11及びダウントランス12が配設されている。ギアー11の一端部は、ネジ棒2の左端部に噛合連結され、他端部は、駆動回路内蔵のモータ3の出力軸部が連結されている。モータ3としては、本実施例では、ブレーキ付きの直流モータが使用され、モータ3の運転は、シーケンサー7により自動制御されるようになっており、モータ3の起動停止は、手元スイッチにより操作できるようになっている。また、モータ3の電源電圧は、ダウントランス12により所定値以下に下げられており、漏電に対する安全対策が実施されている。尚、モータ3としては、直流モータ以外に、交流モーターを用いることもできる。この場合、ダウントランス12は不要となる。
【0023】
このように、介護入浴用昇降装置1は、モータ3で回転するネジ棒2にスライドバー4L、4Rを組み付けて、これを浴室天井部に設置するだけで容易に施工でき、従来の装置に比べて部品点数が少ない上に、装置全体の重量が大幅に軽くなる。特に、介護入浴用昇降装置1の本体の上下方向の幅寸法は、ネジ棒2の径に応じた高さ幅(本体固定枠1L、1Rの上下幅W)の分だけで済むので、本体の厚さが薄くなり取り付けスペースを大幅に削減できるため、装置全体のコンパクト化及び省スペース化が図られる。
【0024】
従って、装置全体を既存の浴室天井部又は浴室天井裏部にそのまま直接取り付けることができるので、従来に比べて大幅な工期短縮が可能になる。このため、本発明は、家庭、介護施設、病院、クアハウスなどの浴槽に幅広く適用できる。
【0025】
次に本実施例の作用について説明する。
入浴者を浴槽本体22の中に入れる際は、まずベース台座10を浴槽本体22上面よりも若干高い位置に停止させ、そのままの状態で、入浴者がベース台座10に移乗する。次に、手元スイッチでモータ3を起動して、ネジ棒2を回転させる。そうすると、一対のスライドバー4L、4Rがネジ棒2に沿って互いに水平方向に離反し、左右一対のワイヤーロープ8L、8Rが下方に移動する。ワイヤーロープ8L、8Rの下方への移動に伴い、ワイヤーロープ8L、8Rに牽引されたベース台座10は、水平状態を維持したまま浴槽本体22の中に下降する。そして、ベース台座10が浴槽本体22内のお湯に浸かる所望の高さまで下降したら、モータ3の運転を停止する。
【0026】
入浴者を浴槽本体22から外に出すときは、上記と逆の操作を行えばよい。すなわち、入浴者は浴槽本体22内でベース台座10の上に載置されたままの状態でモータ3を起動して、ネジ棒2を上記と逆方向に回転駆動させる。そうすると、一対のスライドバー4L、4Rが互いに近接動作し、左右一対のワイヤーロープ8L、8Rが上方に移動する。ワイヤーロープ8L、8Rの上方移動に伴い、ワイヤーロープ8L、8Rに牽引されたベース台座10は、水平状態を維持したまま上昇する。そして、ベース台座10が浴槽本体22の上面よりも若干高い位置に上昇したら、モータ3の運転を停止する。これにより、入浴者はベース台座10から浴槽本体22の外に容易に出ることができる。このように、入浴者は、任意の高さでベース台座10に乗降することで、介助者に重い負担をかけずに浴槽本体22内のお湯に簡単に入ることができる。
【0027】
また、ネジ棒2の左右両側のネジ部2L、2Rのピッチは、必ずしも互いに等しくする必要はなく、互いに異なったピッチで形成してもよい。例えば、左側ネジ部2Lのピッチを右側ネジ部2Rのピッチよりも長くした場合は、ネジ棒2の回転に伴い、左側のスライドバー4Lの移動速度は右側のスライドバー4Rの移動速度よりも大きくなるので、ベース台座10の左側部分が右側部分よりも早く低く下げられる。従って、入浴者が浴槽本体22に乗降する際は、ベース台座10が水平であるため容易に乗降でき、入浴者がベース台座10に載置され、浴槽本体22に対して入浴に適当な高さ位置に達したときには、所望の角度で傾くように設定することができる。
【0028】
このベース台座10の傾斜角度の変化方法は、ネジ棒2の左右両側ネジ部2L、2Rのピッチの形成方法で設定することができる。例えば、左側のネジ部2Lのピッチ間隔を均等に且つ右側のネジ部2Rのピッチよりも長く形成すれば、ベース台座10は漸進的に傾斜する。また、左側のネジ部2Lのピッチを、ネジセンター部2Cから左端部近傍まで右側のネジ部2Rのピッチと同じピッチで形成し、残りの部分を右側のネジ部2Rのピッチよりも長く形成すれば、ベース台座10は一定の高さ位置まで水平に下降し、その後傾斜する。
【0029】
このように、ネジ棒2の左右両側のネジ部2L、2Rのピッチを互いに異なった所望のピッチで形成することにより、ベース台座10を所望の傾斜角度に精度よく設定できる。また、この場合、ベース台座10を吊る左右一対のワイヤーロープ8L、8Rを、一対のスライドバー4L、4Rを介して1本のネジ棒2で駆動するようにしたことにより昇降の同期が取れるため、左側に1対のワイヤーロープ8Lと右側に1対のワイヤーロープ8Rは、それぞれの揚程が常に均一になる。これにより、左右方向に対して傾斜するベース台座10は、前後方向FBに対しては常に水平状態を維持したたままで安定に昇降されるため、安全である。
【0030】
尚、上記実施例では、1本のネジ棒2を1台のモータ3で回転駆動しているが、複数のネジ棒を1台のモータ3で回転駆動することもできる。例えば、上記実施例と同様の駆動手段によりモータ3で駆動可能なギアーを複数設け、このギア−と噛合連結可能なネジ棒を複数設けて、モータ3を駆動させると、ネジ棒が噛合連結された前記複数のギア−を介して同期回転するために、上記実施例と同様の効果が得られる。この場合の複数のギア−のギア−比は、等しくても異なっていてもよい。
【0031】
また、本発明に係る昇降手段は、主に浴槽に適用されるが、必要により一部設計変更して、プール、貯水槽、水産養殖場、防火用の排煙調整ダンパーなどにも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る介護入浴用昇降装置によれば、入浴者用の載置台を牽引して昇降させるワイヤーロープの昇降の正確な同期を取り、載置台を安定に昇降させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る介護入浴用昇降装置の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 介護入浴用昇降装置
1L、1R 本体固定枠
2 ネジ棒(ボールネジ)
2C ネジセンター部
2L、2R ネジ部
3 モータ
4L、4R スライドバー
5 支持金具
6 取り付けボルト
7 シーケンサー
8L、8R ワイヤーロープ(吊りロープ)
9L、9R 吊り金具(アイボルト)
10 ベース台座(載置台)
11 ギアー
12 ダウントランス(変圧器)
13L、13R ナット
17F、17B ガイドレール
18F、18B ガイド用ボールベアリング
19 センサー
21 センサー取り付けバー
22 浴槽本体
23L、23R 滑車
24 ガイド取り付け金具
【発明の属する技術分野】
本発明は、入浴者を載置した載置台を昇降させて、入浴者を浴槽に出入りさせるようにした介護入浴用の昇降装置に関し、特に、老人や身障者などのような入浴に介護を必要とする人を、浴槽に出入りさせる際に便利な介護入浴用昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術では、入浴者用の載置台を牽引する4本の吊下体を2台のモータなどで駆動する昇降装置を備えた介護用入浴装置がある(例えば、特許文献1。)。また、入浴者用の載置台を牽引する4本のワイヤーロープを4台のモータなどで駆動する昇降装置を備えた昇降式二重底床装置もある(例えば、特許文献2。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−76352号公報
【特許文献2】
特許第3286910号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、複数の吊下体又はワイヤーロープを複数のモータで独立に駆動しているため、吊下体又はワイヤーロープの昇降の正確な同期を取ることが困難である。このため、吊下体又はワイヤーロープで牽引して昇降される入浴者用の載置台を、水平に維持することができず、昇降が不安定であるという問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、入浴者用の載置台を牽引して昇降させるワイヤーロープの昇降の正確な同期を取り、載置台を安定に昇降させることができる介護入浴用昇降装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、入浴者用載置台を左右一対の吊りロープで牽引して昇降させる介護入浴用昇降装置であって、左右両側のネジ部のネジ巻き方向が互いに逆向きに形成されたネジ棒を正逆回転させて、前記左右一対の吊りロープの上端が係止連結された一対のスライドバーを略水平方向に近接離反させ、前記入浴者用載置台を昇降させることを第1の特徴とする。
【0007】
また、請求項1記載の介護入浴用昇降装置に於いて、入浴者が載置台に乗降するときには、前記入浴者用載置台が水平に、該入浴者用載置台が浴槽内で停止するときには、任意の角度に傾斜するように、前記ネジ棒の左側ネジ部と右側ネジ部のピッチを変えることを第2の特徴とする。
【0008】
さらに、入浴者用載置台を左右一対の吊りロープで牽引して昇降させる介護入浴用昇降装置であって、前記左右一対の吊りロープの上部を略水平方向に案内する滑車と、前記左右一対の吊りロープの上端が係止連結された一対のスライドバーと、該一対のスライドバーに設けられたナットと、該ナットに螺合される左右両側のネジ部のネジ巻き方向が互いに逆向きに形成されたネジ棒と、該ネジ棒を回転自在に略水平に支持する支持金具と、前記ネジ棒を回転駆動するモータとを備え、前記ネジ棒の正逆回転に伴い前記一対のスライドバーが互いに近接離反するようにしたことを第3の特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1は、本発明に係る介護入浴用昇降装置の一実施例を示す斜視図である。
【0010】
図1に示すように、介護入浴用昇降装置1は、入浴者を載置するベース台座10を左右一対の吊り用のワイヤーロープ8L、8Rで牽引して昇降させるもので、浴槽本体22の上方に適用したものである。この介護入浴用昇降装置1には、重量を軽くするために随所にアルミニウム材又はアルミニウムダイカストが使用され、また、所要の強度を要する部分には、防錆素材であるステンレス材が用いられる。
【0011】
ベース台座10は、浴槽本体22の中に配置可能な載置台で、入浴者を横たえて載置可能な広さと強度を有し、左右方向LRに長い矩形をなす簀の子状の木板で形成されている。また、ベース台座10の隅角近傍4箇所には、アイボルトで形成された左右一対の吊り金具9L、9Rが回転可能に取り付けられ、この吊り金具9L、9Rには、ワイヤーロープ8L、8Rの下端がそれぞれ係止連結されている。
【0012】
このベース台座10は、平面形状は角形又は丸形のいずれでもよく、断面形状は平坦面又は一部湾曲面にしてもよい。また、水の抵抗を少なくするために、ベース台座10に適当数の透孔を設けてもよい。さらに、ベース台座10の材質は、合成樹脂などを用いることもできる。尚、ベース台座10の適所には、手すりや背もたれを設けてもよい。
【0013】
本体固定枠1L、1Rは、上下幅Wの短い帯状板のアルミニウム材で形成され、互いに左右両側に所定距離だけ離間して対向配置され、浴槽本体22の真上の天井部に固定される。この本体固定枠1L、1Rの前後両側端部の切欠孔には、それぞれベアリングを介して左右一対の滑車23L、23Rが設けられている。滑車23L、23Rには、左右一対のワイヤーロープ8L、8Rの上側中間部が懸架され、ワイヤーロープ8L、8Rの上端側部分は、滑車23L、23Rにより水平な左右方向に変換されて案内されている。また、ワイヤーロープ8L、8Rの上端は、一対のスライドバー4L、4Rの前後両側端部に係止連結されている。
【0014】
このワイヤーロープ8L、8Rの材質は、ベース台座10を引き上げ可能なものであれば、ワイヤーロープ(鋼索)にかぎらず繊維でもプラスチックでもよく、また、ワイヤーロープ8L、8Rの外側は、保護カバーで覆ってもよい。
【0015】
ネジ棒2は、アクチュエーターとして用いられる左右方向に水平な1本のボールネジであり、スライドバー4L、4Rと直交する方向に配設され、一対の本体固定枠1L、1Rの間に懸架されており、また、左右両端部が、一対の本体固定枠1L、1Rの前後中央部に設けられた支持金具5により回転自在に支持されている。
【0016】
また、ネジ棒2が、モータ3により正方向又は逆方向に回転駆動されることで、一対のスライドバー4L、4Rが、ネジ棒2に沿って互いに近接方向又は離反方向に水平に移動する。その結果、ベース台座10は、上端が一対のスライドバー4L、4Rの前後両側端部に係止連結されたワイヤーロープ8L、8Rに牽引されて、浴槽本体22に対して任意の高さに移動することができる。ネジ棒2の回転の起動停止は、モータ3駆動用の手元スイッチ(図示しない)のオンオフ操作により行うことができる。
【0017】
このネジ棒2の中央部には、ネジ溝を形成されていないネジセンター部2Cが設けられており、このネジセンター部2Cを境とする両側部分(左側ネジ部2Lと右側ネジ部2R)のネジ巻き方向は、互いに逆向きに形成されている。両ネジ部2L、2Rのピッチは、本実施例では互いに等しく設定されている。また、両ネジ部2L、2Rは、一対のスライドバー4L、4Rの前後中央部の下面に固着されたナット13L、13Rに、それぞれ螺合連結される。
【0018】
本実施例では、ベース台座10を牽引する左右一対のワイヤーロープ8L、8Rを、一対のスライドバー4L、4Rを介して1本のネジ棒2で駆動するようにしたことにより、4本のワイヤーロープ8L、8Rの昇降の正確な同期を取ることができ、それぞれの揚程が常に均一になる。このため、牽引されるベース台座10は、いずれの方向にも傾くことなく、常に水平状態を維持したまま安定に昇降されるため、装置の安全性に大きく寄与できる。また、スライドバー4L、4Rは、ネジ棒2に対して常に左右対称な位置に移動するので、ネジ棒2に偏荷重が掛かることを防止でき、その効果に応じた分だけネジ棒2の径を小さくすることができる。
【0019】
本体固定枠1L、1Rの前後両端部には、前後一対のガイドレール17F、17Bがネジ棒2と平行な方向に懸架され、ガイドレール17F、17Bの左右両端部は、ガイド取り付け金具24により本体固定枠1L、1Rに固定されている。この一対のガイドレール17F、17Bには、ガイド用ボールベアリング18F、18Bが、レールに沿ってスライド可能に嵌合されている。ガイド用ボールベアリング18F、18Bは、スライドバー4L、4Rの前後両端部の下面に取り付けボルト6で締結して固着されている。
【0020】
ガイドレール17Bとネジ棒2との間には、それぞれと平行にセンサー取り付けバー21が設けられ、センサー取り付けバー21の中間部には、スライドバー4L、4Rの移動位置を検出するためのセンサー19が任意の位置に移動調整可能に取り付けられ、そのセンサー19の検出信号はシーケンサー7に送られるようになっている。センサー19でスライドバー4L、4Rの水平方向の位置を検出することで、ベース台座10の高さ位置(揚程範囲の上端位置又は下端位置)が検出される。
【0021】
また、センサー19のセンサー取り付けバー21に対する取り付け位置を変更することで、ベース台座10の高さ位置(揚程範囲)が変更可能になっている。センサー19としては、スライドバー4L、4Rに対する移動停止位置を自動測定できれば、光センサー、赤外線センサー、近接センサー、リミットスイッチなどのいずれでもよい。
【0022】
左側の本体固定枠1Lの外側には、シーケンサー7、ギアー11及びダウントランス12が配設されている。ギアー11の一端部は、ネジ棒2の左端部に噛合連結され、他端部は、駆動回路内蔵のモータ3の出力軸部が連結されている。モータ3としては、本実施例では、ブレーキ付きの直流モータが使用され、モータ3の運転は、シーケンサー7により自動制御されるようになっており、モータ3の起動停止は、手元スイッチにより操作できるようになっている。また、モータ3の電源電圧は、ダウントランス12により所定値以下に下げられており、漏電に対する安全対策が実施されている。尚、モータ3としては、直流モータ以外に、交流モーターを用いることもできる。この場合、ダウントランス12は不要となる。
【0023】
このように、介護入浴用昇降装置1は、モータ3で回転するネジ棒2にスライドバー4L、4Rを組み付けて、これを浴室天井部に設置するだけで容易に施工でき、従来の装置に比べて部品点数が少ない上に、装置全体の重量が大幅に軽くなる。特に、介護入浴用昇降装置1の本体の上下方向の幅寸法は、ネジ棒2の径に応じた高さ幅(本体固定枠1L、1Rの上下幅W)の分だけで済むので、本体の厚さが薄くなり取り付けスペースを大幅に削減できるため、装置全体のコンパクト化及び省スペース化が図られる。
【0024】
従って、装置全体を既存の浴室天井部又は浴室天井裏部にそのまま直接取り付けることができるので、従来に比べて大幅な工期短縮が可能になる。このため、本発明は、家庭、介護施設、病院、クアハウスなどの浴槽に幅広く適用できる。
【0025】
次に本実施例の作用について説明する。
入浴者を浴槽本体22の中に入れる際は、まずベース台座10を浴槽本体22上面よりも若干高い位置に停止させ、そのままの状態で、入浴者がベース台座10に移乗する。次に、手元スイッチでモータ3を起動して、ネジ棒2を回転させる。そうすると、一対のスライドバー4L、4Rがネジ棒2に沿って互いに水平方向に離反し、左右一対のワイヤーロープ8L、8Rが下方に移動する。ワイヤーロープ8L、8Rの下方への移動に伴い、ワイヤーロープ8L、8Rに牽引されたベース台座10は、水平状態を維持したまま浴槽本体22の中に下降する。そして、ベース台座10が浴槽本体22内のお湯に浸かる所望の高さまで下降したら、モータ3の運転を停止する。
【0026】
入浴者を浴槽本体22から外に出すときは、上記と逆の操作を行えばよい。すなわち、入浴者は浴槽本体22内でベース台座10の上に載置されたままの状態でモータ3を起動して、ネジ棒2を上記と逆方向に回転駆動させる。そうすると、一対のスライドバー4L、4Rが互いに近接動作し、左右一対のワイヤーロープ8L、8Rが上方に移動する。ワイヤーロープ8L、8Rの上方移動に伴い、ワイヤーロープ8L、8Rに牽引されたベース台座10は、水平状態を維持したまま上昇する。そして、ベース台座10が浴槽本体22の上面よりも若干高い位置に上昇したら、モータ3の運転を停止する。これにより、入浴者はベース台座10から浴槽本体22の外に容易に出ることができる。このように、入浴者は、任意の高さでベース台座10に乗降することで、介助者に重い負担をかけずに浴槽本体22内のお湯に簡単に入ることができる。
【0027】
また、ネジ棒2の左右両側のネジ部2L、2Rのピッチは、必ずしも互いに等しくする必要はなく、互いに異なったピッチで形成してもよい。例えば、左側ネジ部2Lのピッチを右側ネジ部2Rのピッチよりも長くした場合は、ネジ棒2の回転に伴い、左側のスライドバー4Lの移動速度は右側のスライドバー4Rの移動速度よりも大きくなるので、ベース台座10の左側部分が右側部分よりも早く低く下げられる。従って、入浴者が浴槽本体22に乗降する際は、ベース台座10が水平であるため容易に乗降でき、入浴者がベース台座10に載置され、浴槽本体22に対して入浴に適当な高さ位置に達したときには、所望の角度で傾くように設定することができる。
【0028】
このベース台座10の傾斜角度の変化方法は、ネジ棒2の左右両側ネジ部2L、2Rのピッチの形成方法で設定することができる。例えば、左側のネジ部2Lのピッチ間隔を均等に且つ右側のネジ部2Rのピッチよりも長く形成すれば、ベース台座10は漸進的に傾斜する。また、左側のネジ部2Lのピッチを、ネジセンター部2Cから左端部近傍まで右側のネジ部2Rのピッチと同じピッチで形成し、残りの部分を右側のネジ部2Rのピッチよりも長く形成すれば、ベース台座10は一定の高さ位置まで水平に下降し、その後傾斜する。
【0029】
このように、ネジ棒2の左右両側のネジ部2L、2Rのピッチを互いに異なった所望のピッチで形成することにより、ベース台座10を所望の傾斜角度に精度よく設定できる。また、この場合、ベース台座10を吊る左右一対のワイヤーロープ8L、8Rを、一対のスライドバー4L、4Rを介して1本のネジ棒2で駆動するようにしたことにより昇降の同期が取れるため、左側に1対のワイヤーロープ8Lと右側に1対のワイヤーロープ8Rは、それぞれの揚程が常に均一になる。これにより、左右方向に対して傾斜するベース台座10は、前後方向FBに対しては常に水平状態を維持したたままで安定に昇降されるため、安全である。
【0030】
尚、上記実施例では、1本のネジ棒2を1台のモータ3で回転駆動しているが、複数のネジ棒を1台のモータ3で回転駆動することもできる。例えば、上記実施例と同様の駆動手段によりモータ3で駆動可能なギアーを複数設け、このギア−と噛合連結可能なネジ棒を複数設けて、モータ3を駆動させると、ネジ棒が噛合連結された前記複数のギア−を介して同期回転するために、上記実施例と同様の効果が得られる。この場合の複数のギア−のギア−比は、等しくても異なっていてもよい。
【0031】
また、本発明に係る昇降手段は、主に浴槽に適用されるが、必要により一部設計変更して、プール、貯水槽、水産養殖場、防火用の排煙調整ダンパーなどにも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る介護入浴用昇降装置によれば、入浴者用の載置台を牽引して昇降させるワイヤーロープの昇降の正確な同期を取り、載置台を安定に昇降させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る介護入浴用昇降装置の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 介護入浴用昇降装置
1L、1R 本体固定枠
2 ネジ棒(ボールネジ)
2C ネジセンター部
2L、2R ネジ部
3 モータ
4L、4R スライドバー
5 支持金具
6 取り付けボルト
7 シーケンサー
8L、8R ワイヤーロープ(吊りロープ)
9L、9R 吊り金具(アイボルト)
10 ベース台座(載置台)
11 ギアー
12 ダウントランス(変圧器)
13L、13R ナット
17F、17B ガイドレール
18F、18B ガイド用ボールベアリング
19 センサー
21 センサー取り付けバー
22 浴槽本体
23L、23R 滑車
24 ガイド取り付け金具
Claims (3)
- 入浴者用載置台を左右一対の吊りロープで牽引して昇降させる介護入浴用昇降装置であって、左右両側のネジ部のネジ巻き方向が互いに逆向きに形成されたネジ棒を正逆回転させて、前記左右一対の吊りロープの上端が係止連結された一対のスライドバーを略水平方向に近接離反させ、前記入浴者用載置台を昇降させることを特徴とする介護入浴用昇降装置
- 入浴者が載置台に乗降するときには、前記入浴者用載置台が水平に、該入浴者用載置台が浴槽内で停止するときには、任意の角度に傾斜するように、前記ネジ棒の左側ネジ部と右側ネジ部のピッチを変えることを特徴とする請求項1記載の介護入浴用昇降装置。
- 入浴者用載置台を左右一対の吊りロープで牽引して昇降させる介護入浴用昇降装置であって、前記左右一対の吊りロープの上部を略水平方向に案内する滑車と、前記左右一対の吊りロープの上端が係止連結された一対のスライドバーと、該一対のスライドバーに設けられたナットと、該ナットに螺合される左右両側のネジ部のネジ巻き方向が互いに逆向きに形成されたネジ棒と、該ネジ棒を回転自在に略水平に支持する支持金具と、前記ネジ棒を回転駆動するモータとを備え、前記ネジ棒の正逆回転に伴い前記一対のスライドバーが互いに近接離反するようにしたことを特徴とする介護入浴用昇降装置。
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JP2021194523A (ja) * | 2020-06-17 | 2021-12-27 | 遠東科技大學 | 寝返り機 |
CN116140856A (zh) * | 2023-04-20 | 2023-05-23 | 西安大真信息科技有限责任公司 | 钢结构焊接工艺 |
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2003
- 2003-01-10 JP JP2003005069A patent/JP2004215791A/ja active Pending
Cited By (4)
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