JP2004214775A - 画像読取装置 - Google Patents

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Masato Odagiri
眞人 小田桐
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Abstract

【課題】小型化が可能で、かつ読取取り処理ができるシート枚数を増やすことのできる画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像が形成されたシートを載置する積載部102と、画像読取部に搬送され、画像が読み取られたシートを収納する収納部103とを並設し、かつ積載部102と収納部103とを移動可能な仕切り壁104により仕切るようにする。そして、仕切り壁104を、シートを載置部102に載置する際には載置部102のシート載置量が増える方向に移動させ、画像が読み取られたシートの枚数が増えるに連れて収納部103のシート収納量が増える方向に移動させるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取装置に関し、特に載置部に載置されたシートを画像読取部に搬送し、画像読取部にて画像が読み取られたシートを載置部に並設された収納部に収納するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、公共料金の請求書やサービスの申込書等の紙葉類や、手形・小切手等の有価証券等のシートを分類整理する際には、画像読取装置の一例であるスキャナ装置が用いられる。ここで、このようなスキャナ装置では、紙葉類の或る所定領域に表示若しくは印字されている文字・画像・記号・バーコード等や、紙葉類の色・大きさ・形状・厚み等の分類情報を画像読取部にて読み取った後、記憶部に記憶している分類情報と比較し、比較結果に応じてソータ毎に分類するようにしている。
【0003】
例えば、銀行などの金融機関の場合、手形や小切手等の有価証券を分類整理するため専用のスキャナ装置が設置されている。そして、このスキャナ装置より、有価証券の所定位置に磁気インク文字によって印字されているMICR文字を装置内部に組込まれている磁気ヘッドにより磁気的に、または光学的に読出し、この読み出したMICR文字情報に基づいて手形等を分類し、ソータ毎に収納するようにしている。
【0004】
なお、分類方法としては、支店別、口座別、金額別、支払日別等の分離方法があり、例えば金額別、支払日別で分類された手形は、まず手形交換所等に運ばれて集積され、この後、支店に設けられたスキャナ装置によって支店別、口座別等の分類が行われ、種別毎に処理される。
【0005】
ところで、このような手形の一連の処理作業は、利用者から手形を預かってから1日程度で行わなければならず、非常に速い処理速度が求められる作業であることから、多くの銀行では、各支店では手形処理を行わず、手形を専門的に扱う部署として集中センタを設けると共に、この集中センタに比較的大型な専用のスキャナ装置を設置し、このスキャナ装置により大量の手形を一括して高速で処理するようにしている。
【0006】
さらに、現在では通信技術の発達により、各支店で手形の画像や個別情報を専用のスキャナ等によって読み取った後、電子ファイルとして集中センタに先に伝送し、集中センタでは、この電子ファイルを元に金額の支払い等の処理を先に済ませてしまう、というような業務形態を取ることも行われている。
【0007】
そして、このように手形を集中センタで処理する際に電子データを用いることによって、その日のうちに集中センタに手形を集める必要が無くなるので、集中センタと各支店とを1日に何度も往復させていた手形の運搬業務を減らすことができ、銀行としてはコストを削減させる事が出来る。また、手形が集中センタに到達する前に処理を行う事が出来るので処理速度が速くなる。
【0008】
しかし、このような業務形態を実現するためには、各支店において或る程度手形を分類しておく必要があるが、この場合、各支店に集中センタに設置していたような大型のスキャナ装置は必要無く、また設置するスペースも無い。
【0009】
そこで、従来、各支店に設置される予備処理用のスキャナ装置としては、支店に設置できるように搬送路がU字型で、かつ手形を載置する載置部であるホッパー部と、分類された手形等を収納する収納部であるソータ部とが並設された小型のスキャナ装置が普及している。
【0010】
図11は、このような従来の小型スキャナ装置の構成を示す斜視図であり、スキャナ装置50には手形57を載置するホッパー部51が設けられている。ここで、このホッパー部51に載置される手形57には、例えば図12のように特定の領域57aにMICRと呼ばれる特定の文字が磁気インキによって印字されている。なお、このMICR文字で印字されている情報は、金額、銀行、支店、口座番号、発券番号等がある。
【0011】
ところで、このようなMICR文字が印字されている手形57を分類する際、ホッパー部51に載置された手形57は、不図示の搬送手段によって搬送路52内に送り出され、この搬送路52を通過する際、不図示の画像読取部によってMICR文字により記載された分類情報が読取られる。そして、この後、手形57は、このようにして読取られた分類情報と、予めメモリ等に記憶されている分類情報とに基づいて第1分類搬送路53a、又は第2分類搬送路53bを通って第1ソータ部54a、又は第2ソータ部54bに搬送され、分類収納される。
【0012】
なお、このように次々と手形57が分類されていくと、ホッパー部51の中での手形57の状態が不安定になり、これに伴い搬送路52に搬送される際の手形57の動きが不安定になり、この結果、MICR文字が適正に読まれなかったり、最悪な場合、ジャムの原因になる。このため、ホッパー部51の一側面を形成する壁部59の一側壁面には、搬送路52の入り口側に付勢され、手形57の束をホッパー部51の搬送路側側面を形成する壁部58に押えつける押さえ部材55が設けられている。
【0013】
また、第1ソータ部54aの第1分類搬送路53a出口側の側面を形成する、壁部59の他の側壁面、及び第2ソータ部54bの第2分類搬送路53b出口側の側面を形成する壁部60の一側壁面には、既に分類収納された後の手形57Aが、後から第1ソータ部54a又は第2ソータ部54bに搬送される手形57の収納を邪魔することがないように、手形57Aを壁部60及び第2ソータ部54bの他の側面を形成する壁部61に押えつける押さえ部材56a,56bが設けられている。なお、これら押さえ部材56a,56bは、それぞれ不図示の付勢手段により、壁部60,61側に付勢されている。
【0014】
ところで、スキャナ装置としては、このような手形等の分類を行うものの他、ガスや電気等の公共料金の領収書等の書類の分類を行うものがある。ここで、公共料金の領収書は、大きさが異なっている場合があるため、書類の表面若しくは裏面の情報を読取る際には、まず書類の大きさを認識し、この認識情報を含む分離情報と、予め記憶していた分類情報とに基づいて分類処理を行うようにしたものがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の画像読取装置の一例であるスキャナ装置においては、壁部59,60は固定されている。また、一般的にホッパー部51と第1及び第2ソータ部53a,53bの幅は略同程度である。これは、分類整理の処理を行った結果、1つのソータ部53(53a,53b)のみにホッパー部51に載置した手形等、或は書類等のシートを収納する事を想定しているためである。
【0016】
このため、ホッパー部51の載置幅をWとすると、1つのソータ部53の載置幅もWとなり、このため、例えばソータ部をN個並設すると、スキャナ装置の幅は少なくとも(N+1)Wとなり、外形が大きくなってしまい、設置するには不適となるという課題が生じてしまう。
【0017】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、小型化が可能で、かつ読取取り処理できるシート枚数を増やすことのできるスキャナ装置(画像読取装置)を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、載置部に載置されたシートを画像読取部に搬送し、前記シートに形成された画像を読み取るようにした画像読取装置において、前記載置部に並設され、前記画像が読み取られたシートを収納する収納部と、前記積載部と前記収納部とを仕切る移動可能な仕切り壁と、前記仕切り壁を、前記シートを前記載置部に載置する際には該載置部のシート載置量が増える方向に移動させ、前記画像が読み取られたシートの枚数が増えるに連れて前記収納部のシート収納量が増える方向に移動させる制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0019】
また本発明は、前記仕切り壁を移動させる移動手段を設け、前記制御手段は、前記移動手段を介して前記仕切り壁を移動させることを特徴とするものである。
【0020】
また本発明は、前記積載部と収納部との間に該積載部から搬送された後、並設された前記収納部にシートを搬送する湾曲したシート搬送路が設けられていることを特徴とするものである。
【0021】
また本発明は、前記積載部と前記収納部を上下方向に並設し、前記仕切り壁を処理前のシート、或は前記処理されたシートを載置する上下方向に移動可能なシート載置台としたことを特徴とするものである。
【0022】
また本発明は、前記収納部は複数のシート収納区画に画成され、かつ前記制御手段は、前記複数のシート収納区画を仕切る仕切り部材を、前記シートを前記載置部に載置する際には前記仕切り壁と共に該載置部のシート載置量が増える方向に移動させ、前記画像が読み取られたシートの枚数が増えるに連れて前記仕切り壁と共に前記収納部のシート収納量が増える方向に移動させるようにしたことを特徴とするものである。
【0023】
また本発明は、前記シートを前記複数のシート収納区画のうちの所定のシート収納区画に分類収納するための分類情報を記憶する記憶部と、前記シートを分類収納するため該シートに形成された分類情報を読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた分類情報と前記記憶部により記憶された分類情報とを比較する比較部とを備えていることを特徴とするものである。
【0024】
また本発明は、前記シート搬送路に設けられ、前記分類情報に応じて前記シートを前記所定のシート収納区画に選択的に案内するための切り換え手段を備え、前記比較部による比較結果に応じて前記シートを選択的に前記所定の複数のシート収納区画に選択的に案内するよう前記切り換え手段の位置を切り換えることを特徴とするものである。
【0025】
また本発明は、前記切り換え手段を、前記シートを前記所定の複数のシート収納区画に選択的に案内するよう切り換わる第1切り換え部と、前記第1切り換え部と前記複数のシート収納区画との間にそれぞれ設けられ、かつ前記仕切り部材の移動に伴って移動し、前記第1切り換え部により案内されたシートを前記所定のシート収納区画に案内する前記第2切り換え部とにより構成することを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
【0027】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の一例であるスキャナ装置の斜視図であり、同図において、101はスキャナ装置である。そして、このスキャナ装置101にはシートである紙葉類を載置するための載置部であるホッパー部102と、ホッパー部102から不図示の分離搬送手段により不図示の画像読取部に分離搬送され、この画像読取部にて画像が読み取られた後の紙葉類を載置収納する収納部であるソータ部103とが設けられている。
【0028】
104はホッパー部102と、このホッパー部102の上方に並設されたソータ部103とを仕切る仕切り壁を構成すると共にソータ部103に搬送された紙葉類を積載するシート積載台を構成する載置板であり、紙葉類は、ホッパー部102により搬送分離された後、この載置板104上に順次積載されるようになっている。また、この載置板104は、不図示の移動手段により上下方向に移動可能となっている。
【0029】
ここで、スキャナ装置101が動作する前の初期状態において、ソータ部103は紙葉類を積載するためのスペースを確保する必要が無いため、本実施の形態においては、図2に示すように載置板104を、可能な限り上方に移動させるようにしている。そして、このように載置板104を、初期状態においては可能な限り上方に移動させることにより、ホッパー部102の載置量を最大限に、言い換えれば紙葉類Sの載置高さを最大限にする事ができる。
【0030】
一方、紙葉類Sの分類搬送が開始されると、ホッパー部102に載置された紙葉類Sは不図示の分離搬送手段により一枚ずつ分離された後、図2に示す湾曲した搬送路105を通り、ソータ部103に排出される。なお、この搬送路105には不図示の画像読取部が設けられており、搬送路105を通過する際、この画像読取部により、紙葉類Sに、例えばMICR文字によって記載された情報(画像)が読取られるようになっている。
【0031】
ところで、載置板104は、このように情報が読み取られた紙葉類Sの枚数が増えるに連れて、ソータ部103に紙葉類Sを載置するためのスペースを確保するため下方に移動するように構成されている。つまり、ホッパー部102に載置された紙葉類Sが、ソータ部103に順次排出されるに従い、載置板104が下降し、これによりソータ部103の収納量を増やすこと、言い換えれば紙葉類Sを載置することのできる高さを高くすることができる。
【0032】
そして、このようにホッパー部102に載置された紙葉類Sが処理され、残りの紙葉類が少なくなっていくに連れて載置板104を下降(下方移動)させるようにすることにより、ソータ部103のスペースを広くすることができる。これにより、従来のように予めソータ部103に紙葉類収納用のペースを確保する必要がなくなり、この結果、スキャナ装置101の小型化が可能となる。
【0033】
つまり、本実施の形態のように、仕切り壁である載置板104を、紙葉類Sをホッパー部102に載置する際には、ホッパー部102の載置量が増える方向である上方に移動させ、情報(画像)が読み取られた紙葉類Sの枚数が増えるに連れてソータ部103のシート収納量が増える方向である下方に移動させるようにすることにより、読取取り処理できる紙葉類Sの枚数を増やすことができ、かつ小型化が可能となる。
【0034】
なお、載置板104は、ホッパー部102に載置されている紙葉類Sの量の変化(減少)をフォトインタラプタ等の光学センサによって検出することで紙葉類Sの処理枚数を知り、移動させるように構成しても良いし、処理枚数をカウントする事によってそのカウント値に応じて移動させるようにしても良い。
【0035】
さらに、例えばホッパー部102に載置されている紙葉類Sを、載置板104の下面に設けられたばね等を利用して押さえておく機構や、ホッパー部102に載置されている紙葉類Sに載置板104をただ載せる機構の場合には、画像が読み取られた紙葉類Sの枚数が増えるに連れて載置板104は自重により移動するので、センサ等を用いなくても載置板104を下方に移動させることができる。
【0036】
なお、本実施の形態においては、ホッパー部102の上方にソータ部103を設けたが、ソータ部103の上方にホッパー部102を設けるように構成しても同様の効果を得ることができる。
【0037】
以下に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0038】
図3は、本実施の形態に係る画像読取装置の一例であるスキャナ装置の斜視図であり、同図において、1はスキャナ装置である。ここで、このスキャナ装置1には紙葉類を載置する載置部であるホッパー部2と、分類された紙葉類を収納する収納部であるソータ部3を備えている。なお、このソータ部3には、複数の、本実施の形態においては、2つのソータ収納区画である第1及び第2ソータ収納部3a,3bが画成されている。
【0039】
7は、第1ソータ収納部3aと第2ソータ収納部3bとを仕切っている固定壁、6はホッパー部2とソータ部3とを仕切っている移動壁であり、この移動壁6は後述する図7に示す移動手段により移動するようになっている。
【0040】
5はホッパー部2に積載された紙葉類Sをホッパー部2に並設されたソータ部3に搬送するための湾曲した搬送路、8a、8bは搬送路5から分離した第1及び第2分離搬送路であり、搬送路5を通過した紙葉類Sは、選択的に第1又は第2分離搬送路8a,8bを通過した後、第1又は第2ソータ部3a,3bに排出されるようになっている。
【0041】
ここで、スキャナ装置1が動作する前の初期状態においては、ソータ部3(3a,3b)は、紙葉類Sを収納するためのスペースを確保する必要が無いため、図4に示すように移動壁6を、可能な限り固定壁側に移動させるようにしている。そして、このように初期状態において、移動壁6を可能な限り固定壁側に移動させることにより、ホッパー部2の積載量、言い換えれば載置幅を最大限にする事ができる。
【0042】
なお、図4において、10は移動壁6の、第1ソータ収納部3a側の側面に設けられた押圧部材、11は固定壁7の、第2ソータ収納部3b側の側面に設けられた押圧部材である。そして、これら押圧部材10,11により、第1又は第2ソータ収納部3a,3bに先に収納された紙葉類Sが後に搬送される紙葉類Sの収納を邪魔することがないように、紙葉類Sを固定壁7又は第2ソータ収納部3bの他の側面を形成する壁部9Aに押し付けるようにしている。なお、これら手形押さえ部56a,56bは、それぞれ不図示の付勢手段により、固定壁7又は壁部9A側に付勢されている。
【0043】
一方、紙葉類Sの分類搬送が開始され、ホッパー部2に積載された紙葉類Sの枚数が減少すると、第1ソータ収納部3aに紙葉類Sを載置するためのスペースを確保するため移動壁6は移動手段により、図5に示すように搬送路5側に移動するように構成されている。
【0044】
そして、このようにホッパー部2に載置された紙葉類Sが、ソータ部3に順次排出されるに従い、移動壁6を移動させることにより、ソータ部3(の第1ソータ収納部3a)の載置可能量を増やすことができるようにしている。
【0045】
ところで、図3において、4は第1及び第2分離搬送路8a,8bの上流に配置された画像読取部であり、この画像読取部4を通過する際、紙葉類Sの表面もしくは裏面に形成されている文字、画像、バーコード等の紙葉類の情報が光学的、或は磁気的に読ら取れるようになっている。
【0046】
なお、本実施の形態において、このスキャナ装置1は、図6に示すようにパソコン等のホストコンピュータ15(以下、HCという)に接続されており、HC15から出力された予め紙葉類を分類するための分類情報を図7に示すスキャナ装置内のメモリ50に記憶させておく。
【0047】
また、このスキャナ装置1は、同図に示すように制御手段であるコントローラ51を備えており、このコントローラ51は、比較部52により、画像読取部4によって読取られた分類情報と予め記憶部であるメモリ50に記憶されているデータとを比較すると共に、比較した結果に応じて第1及び第2分離搬送路8a,8bの分岐点に設けられた切り換え手段53を切り換えるようにしている。
【0048】
これにより、ホッパー部2に載置された紙葉類Sは不図示の分離搬送手段により一枚ずつ分離された後、図3に示す搬送路5を通り、この際、画像読取部4によって情報(画像)が読取られ、さらにこのように情報が読み取られた後、コントローラ51により比較手段52の比較結果に応じて切換えられた切り換え手段53により、選択的に第1又は第2分離搬送路8a,8bに案内されて第1又は第2ソータ収納部3a,3bに排出される。
【0049】
ここで、このように情報(画像)が読み取られた紙葉類Sの枚数が増加し、ホッパー部2に載置されている紙葉類Sの枚数が減少するに連れ、コントローラ51は図7に示す移動手段54を駆動し、移動壁6を既述した図5のようにホッパー部2に載置されている紙葉類Sを搬送路5の入り口側に押すように移動する。
【0050】
これにより、例え情報が読み取られた後の紙葉類Sa,Sbが全て第1ソータ収納部3aに排出されたとしても、第1ソータ収納部3aの収納幅は紙葉類Sa,Sbの枚数分だけ広くなっているので紙葉類Sを収納する事ができる。
【0051】
このように、ホッパー部2に載置された紙葉類Sの枚数が少なくなっていくに連れて移動壁6を搬送路5の入り口側に移動させることにより、第1ソータ収納部3aの収納量を増やすことができる。これにより、従来のように予め第1ソータ収納部3aの紙葉類収納用のスペースを確保する必要がなくなり、この結果、読取取り処理できる紙葉類Sの枚数を増やすことができ、かつ小型化が可能となる。
【0052】
また、移動壁6を移動可能として予めソータ部3(の第1ソータ収納部3a)にスペースを確保する必要が無いようにすることにより、ホッパー部2の載置幅をWとした場合、ソータ部3を設けた場合でも、スキャナ装置1の幅はホッパー部2の載置幅Wよりも少しだけ広くすればよくなり、スキャナ装置1の小型化が可能になる。
【0053】
なお、紙葉類Sを分類するための情報を得る方法としては、接続されているHC15からに限らず、例えばスキャナ装置1に分類情報を入力するための入力部を設けたり、あるいはフロッピー(登録商標)ディスク、PCMCIAカード、光磁気ディスクなど、持ち運び可能な不揮発性メモリの読取り部をスキャナ装置1に設けておき、この読取り部に不揮発性メモリをセットすることで紙葉類の分類情報を獲得する等の方法がある。
【0054】
さらに、紙葉類Sの分類情報を取得する手段としては、画像読取り手段4によって紙葉類Sの識別情報を光学的に読取る方法に限らず、MICR文字と呼ばれる磁気インクに記録・印字されている文字を磁気ヘッド等により磁気的に読取る方法がある。更に別の方法として、紙葉類Sの形状、厚み、色等によって分類情報を取得してもよい。
【0055】
また、本実施の形態において、ホッパー部2に載置された紙葉類Sは、移動壁6によって搬送路5の入り口の方に押さえられているが、より確実に紙葉類を入り口側に押し付けるように移動壁6に紙葉類押さえ部を設けても良い。
【0056】
さらに、紙葉類Sを第1又は第2ソータ収納部3a,3bに搬送する搬送路8a,8bを設ける代りに、搬送路5に直接第1又は第2ソータ収納部3a,3bに紙葉類を搬送するフラッパーを設けると共に、移動壁6及び固定壁7の位置に応じてフラッパー13を位置決めすることにより、紙葉類Sを第1又は第2ソータ収納部3a,3bに搬送させるようにしても良い。
【0057】
ところで、これまでの説明においては、ソータ部3に画成された第1及び第2ソータ収納部3a,3bを固定壁7により仕切るようにした場合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、第1及び第2ソータ収納部3a,3bを移動壁により仕切るようにしても良い。
【0058】
次に、このように第1及び第2ソータ収納部3a,3bを移動壁により仕切るようにした本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0059】
図8は、本実施の形態に係る画像読取装置の一例であるスキャナ装置の構成を説明する上視図である。なお、同図において、図4と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0060】
同図において、7Aは第1及び第2ソータ収納部3a,3bを仕切る仕切り部材であり、ホッパー部2に紙葉類Sを収納する場合には、ホッパー部2とソータ部3(の第1ソータ収納部3a)とを仕切る移動壁6と、この第1及び第2ソータ部3a,3bを仕切る仕切り部材7Aとを、同図に示すように可能な限りホッパー部2の紙葉類収納量が増える方向に移動させるようにしている。
【0061】
即ち、スキャナ装置1が動作する前の初期状態においては、ソータ部3(3a,3b)は、紙葉類Sを収納するためのスペースを確保する必要が無いため、本実施の形態においては、同図に示すように移動壁6及び仕切り部材7Aを、可能な限り第2ソータ収納部3bの固定壁9A側に移動させようにしている。そして、このように移動壁6及び仕切り部材7Aを可能な限り固定壁9A側に移動させることにより、第1及び第2ソータ部3a,3bのスペースを狭くし、ホッパー部2の載置量(載置幅)を最大限にする事ができる。
【0062】
また、この後、紙葉類Sが次々と処理されるにつれ、図9に示すように移動壁6及び仕切り部材7Aをホッパー部2の固定壁9側に移動させるようにしている。これにより、第1及び第2ソータ収納部3a,3bの紙葉類収納スペースが確保され、搬送されてきた紙葉類Sを載置する事が出来るようになっている。
【0063】
なお、本実施の形態において、図8及び図9に示すように搬送路5と第1又は第2ソータ収納部3a,3bとの間には切り換え手段であるフラッパー12が設けられており、このフラッパー12を既述した比較手段52(図7参照)による比較結果及び移動壁6及び仕切り部材7Aの移動に伴って移動させることにより、第1又は第2ソータ収納部3a,3bに紙葉類Sを選択的に案内して収納する事が出来るようになっている。
【0064】
なお、このように構成した場合、情報(画像)が読み取られた後、紙葉類Sの順番が変わる事が無いように、フラッパー部12を通過する紙葉類Sの端部が移動壁6及び仕切り部材7Aの右側面に沿ってソータ部2に収納されるようにフラッパー部12を位置決めすることが望ましい。
【0065】
また、画像読取処理が高速になると、フラッパー部12の駆動が処理速度に追従しなくなる場合がある。したがって、このような場合には、図10に示すように、切り換え手段を、第1フラッパー部15と、この第1フラッパー部15と第1及び第2ソータ部3a,3bとの間に設けられ、仕切り部材7Aの位置に応じて移動する第2及び第3フラッパー部13,14とにより構成してもよい。
【0066】
そして、第2及び第3フラッパー部13,14を仕切り部材7Aの移動に伴って移動させることにより、第1フラッパー部15の駆動が処理速度に追従しない場合でも、紙葉類Sを選択的に第1又は第2ソータ収納部3a,3bに確実に収納することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、並設された積載部と収納部とを仕切る移動可能な仕切り壁を、シートを載置部に載置する際には載置部のシート載置量が増える方向に移動させ、画像が読み取られたシートの枚数が増えるに連れて収納部のシート収納量が増える方向に移動させるようにすることにより、小型化が可能となる、かつ読取取り処理ができるシート枚数を増やすことができる。
【0068】
さらに、収納部に複数画成されたシート収納区画を仕切る移動可能な仕切り部材を、シートを載置部に載置する際には仕切り壁と共に載置部のシート載置量が増える方向に移動させ、画像が読み取られたシートの枚数が増えるに連れて仕切り壁と共に収納部のシート収納量が増える方向に移動させるようにすることにより、小型化が可能となる、かつ読取取り処理ができるシート枚数を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスキャナ装置の斜視図。
【図2】上記スキャナ装置のホッパー部に紙葉類を載置したときの状態を示す側面断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るスキャナ装置の斜視図。
【図4】上記スキャナ装置のホッパー部に紙葉類を載置したときの状態を示す平面図。
【図5】上記スキャナ装置の移動壁が移動した時の状態を示す平面図。
【図6】上記スキャナ装置とホストコンピュータの接続状態を表した概略図。
【図7】上記スキャナ装置の制御ブロック図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るスキャナ装置の平面図。
【図9】上記スキャナ装置の移動壁及び仕切り部材が移動した時の状態を示す平面図。
【図10】上記スキャナ装置の他の構成を示す平面図。
【図11】従来の小型スキャナ装置の構成を示す斜視図。
【図12】従来の手形に記録されているMICR文字のレイアウトを示す概略図。
【符号の説明】
1 スキャナ装置
2 ホッパー部
3 ソータ部
3a,3b 第1及び第2ソータ収納部
4 画像読取部
5 搬送路
6 移動壁
7 固定壁
7A 仕切り部材
12 フラッパー
13,14 第2及び第3フラッパー部
15 第1フラッパー部
50 メモリ
51 コントローラ
52 比較部
53 切り換え手段
101 スキャナ装置
102 ホッパー部
103 ソータ部
104 載置板
S 紙葉類

Claims (8)

  1. 載置部に載置されたシートを画像読取部に搬送し、前記シートに形成された画像を読み取るようにした画像読取装置において、
    前記載置部に並設され、前記画像が読み取られたシートを収納する収納部と、
    前記積載部と前記収納部とを仕切る移動可能な仕切り壁と、
    前記仕切り壁を、前記シートを前記載置部に載置する際には該載置部のシート載置量が増える方向に移動させ、前記画像が読み取られたシートの枚数が増えるに連れて前記収納部のシート収納量が増える方向に移動させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記仕切り壁を移動させる移動手段を設け、
    前記制御手段は、前記移動手段を介して前記仕切り壁を移動させることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記積載部と収納部との間に該積載部から搬送された後、並設された前記収納部にシートを搬送する湾曲したシート搬送路が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記積載部と前記収納部を上下方向に並設し、前記仕切り壁を処理前のシート、或は前記処理されたシートを載置する上下方向に移動可能なシート載置台としたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記収納部は複数のシート収納区画に画成され、かつ前記制御手段は、前記複数のシート収納区画を仕切る仕切り部材を、前記シートを前記載置部に載置する際には前記仕切り壁と共に該載置部のシート載置量が増える方向に移動させ、前記画像が読み取られたシートの枚数が増えるに連れて前記仕切り壁と共に前記収納部のシート収納量が増える方向に移動させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記シートを前記複数のシート収納区画のうちの所定のシート収納区画に分類収納するための分類情報を記憶する記憶部と、前記シートを分類収納するため該シートに形成された分類情報を読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた分類情報と前記記憶部により記憶された分類情報とを比較する比較部とを備えていることを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 前記シート搬送路に設けられ、前記分類情報に応じて前記シートを前記所定のシート収納区画に選択的に案内するための切り換え手段を備え、
    前記比較部による比較結果に応じて前記シートを選択的に前記所定の複数のシート収納区画に選択的に案内するよう前記切り換え手段の位置を切り換えることを特徴とする請求項6記載の画像読取装置。
  8. 前記切り換え手段を、前記シートを前記所定の複数のシート収納区画に選択的に案内するよう切り換わる第1切り換え部と、前記第1切り換え部と前記複数のシート収納区画との間にそれぞれ設けられ、かつ前記仕切り部材の移動に伴って移動し、前記第1切り換え部により案内されたシートを前記所定のシート収納区画に案内する前記第2切り換え部とにより構成することを特徴とする請求項7記載の画像読取装置。
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