JP2004212832A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラの電池室内に空気を供給させることができるようにする。
【解決手段】カメラ1の筺体2の正面中央には、鏡筒3が配設されている。筺体2の内部の、図中、左側端部には、燃料電池6を収納する電池室7が配設され、電池室7には、筺体2の外部に連通する空気孔2cが設けられている。重り8jが接着された移動部材8bは自重により、カメラ1の姿勢の変化に伴って、上下に移動する。空気孔2a、弁8e、空間8l、弁8gの経路で、外気が電池室7aに供給される。本発明は、燃料電池を電源に使用するカメラに適用することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器に関し、特に、燃料電池を収容する電池室に、空気を、確実に、供給することができるようにした電子機器に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、カメラの電源としては、リチウム電池やアルカリマンガン電池が使用されていた。ところが、近年、燃料電池の小型化が進み、カメラの電源として、燃料電池を使用することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、燃料電池は、発電に酸素を必要とするが、燃料電池を電池室内に単に収容しただけの状態にしておくと、十分な酸素を得ることできないため、燃料電池が充分な電力を供給することが困難になる恐れがある。
【0004】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、電池室内に空気を簡単、かつ、確実に、供給することができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子機器は、燃料電池を収納する電池室と、電池室の空間を筺体の外部に連通する少なくとも1つの第1の空気孔と、筺体の外部に連通する少なくとも1つの第2の空気孔と、第1の空気孔と第2の空気孔の間を流れる空気の通路上に配置され、第1の空気孔と第2の空気孔のうちの一方から空気を吸引し、かつ吸引した空気を他方に排気する吸排気機構と、吸排気機構に設けられたポンプ室と、ポンプ室の壁面と略密閉空間を構成し、電子機器の姿勢を変化させたとき、自重により移動して、略密閉空間の容積を変化させる移動部材とを備えることを特徴とする。
【0006】
ポンプ室は、電池室の空間と連通する第1の開口と、第2の空気孔と連通する第2の開口とを備え、移動部材により、第1の開口および第2の開口と連通する第1の空間と、少なくとも1つの第3の空気孔を有する第2の空間の、少なくとも2つの空間に分割されるようにさせることができる。
【0007】
吸排気機構は、第1の開口および第2の開口の一方と他方に対応する位置に、空気の吸引のみを許容する吸気弁と、空気の排気のみを許容する排気弁とを備えることができる。
【0008】
電池室は、燃料電池を装填するための開口部と、開口部を覆う第1の位置と、開口部を露出させる第2の位置で移動可能な電池蓋とを備えることができる。
【0009】
電池蓋は、第1の空気孔を備えることができる。
【0010】
移動部材は、電子機器を正立させた状態において、自重により鉛直方向に移動可能な質量を有するようにさせることができる。
【0011】
移動部材は、電子機器を正立させた状態において、自重により鉛直方向に移動可能な質量を有する重りを備えることができる。
【0012】
ポンプ室は、電池室の空間と連通する第1の開口および第2の開口と、第2の空気孔と連通する第3の開口および第4の開口とを備え、移動部材により、第1の開口および第3の開口と連通する第1の空間と、第2の開口および第4の開口と連通する第2の空間の、少なくとも2つの空間に分割され、吸排気機構は、第1の開口乃至第4の開口に対応する位置に、移動部材の移動に伴って、第1の空間と第2の空間の容積が変化するとき、容積が小さくなる方の空間の空気を、電池室の空間と第2の空気孔のうちの一方に排気し、他方からの空気を容積が大きくなるほうの空間に吸気する第1乃至第4の弁を備えることができる。
【0013】
ポンプ室は、電池室と連通する第1の開口と、第2の空気孔と連通する第2の開口とを備え、移動部材により、第1の開口と連通する第1の空間と、第2の開口と連通する第2の空間の、少なくとも2つの空間に分割され、吸排気機構は、移動部材に第3の開口と、第2の開口および第3の開口に対応する位置に、移動部材の移動に伴って、第1の空間と第2の空間の容積が変化するとき、容積が小さくなる方の空間の空気を、電池室の空間と第2の空気孔のうちの一方に排気し、他方からの空気を容積が大きくなるほうの空間に吸気する第1の弁と第2の弁とを備えることができる。
【0014】
本発明においては、吸排気機構に、自重により移動する移動部材が設けられ、電子機器の姿勢が変化された場合、略密閉空間の容積を変化させることで、電池室内に空気が供給される。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に示されるように、カメラ1の筺体(ケース)2の正面中央には、鏡筒3が配設されている。鏡筒3の図中、左上部には、ファインダ4が配設されており、鏡筒3の図中、右上部には、ストロボ5が配設されている。筺体2の内部の、図中、左側端部には(鏡筒3を基準としてストロボ5と反対側には)、燃料電池6を収納する電池室7が配設され、電池室7には、筺体2の外部に連通する空気孔2cが設けられている。また、電池室7には、燃料電池6を装填するための開口部10aと、開口部10aを覆う第1の位置と、図中、右端を支点として左端が90度下方向に回動して、開口部10aを露出させる第2の位置との間で移動可能な電池蓋10が設けられている。さらに、吸排気機構8が、筺体2の外部に連通する、電池室7の上部に設けられた空気孔2aと、空気孔2cとの間を流れる空気の通路(空気孔2a、空気管2b、電池室7、空気孔2cに至る通路)上で、電池室7と鏡筒3の間に配設されている。
【0016】
吸排気機構8には、ポンプ室8aが設けられている。ポンプ室8aの内部には、カメラ1を、図1に示されるように、横長の状態(正立した状態)にして使用する場合において、図中、縦方向(鉛直方向)に、ガイド棒8hが設けられている。このポンプ室8aには、その壁面8nと略密閉空間を形成し、カメラ1の姿勢を変化させたとき、ガイド棒8hによってガイドされつつ、自重により移動して、略密閉空間の容積を変化させる移動部材8bが設けられている。また、移動部材8bには、移動しやすいように、金属など、質量が充分大きい材料よりなる重り8jが接着されている。
【0017】
ポンプ室8aには、電池室7の空間と連通する開口8fと、空気孔2aと連通する開口8dが設けられ、ポンプ室8aの底面には、空気孔8kが設けられている。ポンプ室8aは、重り8jを有する移動部材8bによって、開口8dと開口8fと連通する空間8lと、空気孔8kと連通する空間8mに分割される。
【0018】
また、開口8fに対応する位置には、ポンプ室8aからの空気の排気のみを許容する弁8gが、開口8dに対応する位置には、ポンプ室8aへの空気の吸気のみを許容する弁8eが、それぞれ備えられている。
【0019】
吸排気機構8を用いて、電池室7内に空気を供給する原理を、図2と図3を参照して説明する。
【0020】
図2に示されるように、カメラ1の姿勢が変化して、重り8jが接着された移動部材8bが、自重により、矢印A方向(図中、下方向)に移動すると、移動部材8bの上部の空間8lの容積が増えるので、空間8lの気圧が低下し、筺体2の外部の空気が筺体2の内部に吸気され、空気孔2aから空気管2bを通り、弁8eを、図2において右方向に開放し、開口8dから空間8lに吸気される。それと同時に、移動部材8bの下部の空間8mの容積が減るので、空間8mの空気は、空気孔8kを通り、ポンプ室8aの外部(筺体2の内部)に排気される。また、このとき、電池室7内の気圧の方が、ポンプ室8aの空間8lより高いので、弁8gは、閉じられた状態のままとなる。
【0021】
これに対して、図3に示されるように、カメラ1の姿勢が変化して(例えば倒立状態となり)、重り8jが接着された移動部材8bが、自重により、矢印B方向に移動すると(説明の便宜上、図3は、使用状態と上下が逆に示されている)、空間8lの容積が減る。その結果、空間8l内の気圧が上昇し、吸気弁8eは、図中、左方向に押圧されるので閉じ、弁8gは、図中、左方向に押圧されるので開放され、空間8lの空気が、開口8fから電池室7内に排気される。それと同時に、空間8mの容積が増えるので、空気孔8kから、空間8mに、ポンプ室8aの外部(筺体2の内部)の空気が吸気される。
【0022】
さらに、電池室7内に排気された吸排気機構8からの空気は、燃料電池6の発電に使用される。電池室7の容積は一定であるため、燃料電池6から排出された水分を含む空気は、空気孔2cから、筺体2の外部に排出される。
【0023】
なお、図4に示されるように、開口8dに対応する位置に空気の排気のみを許容する弁8gを設け、開口8fに対応する位置に空気の吸気のみを許可する弁8eを設けてもよい。
【0024】
この場合、上述のように、カメラ1の姿勢が変化して、重り8jが接着された移動部材8bが、自重により、矢印A方向(図中、下方向)に移動すると、空間8lの容積が増えるので、空間8lの気圧が低下し、空間8lの気圧の方が電池室7内の気圧より低くなるので、弁8eが、図4において右方向に開放され、電池室7内の空気(燃料電池6から排出された水分を含む空気)が、空間8lに吸気される。それと同時に、燃料電池室7内の気圧が低下し、筺体2の外部の空気が、空気孔2cから、電池室7に吸気される。電池室7に吸気された空気は、燃料電池6の発電に使用される。さらに、移動部材8bの移動に伴って、空間8mの容積が減るので、空間8mの空気は空気孔8kを通り、ポンプ室8aの外部(筺体2の内部)に排気される。また、このとき、空気管2b内の気圧(外気)の方が、空間8lの気圧より高いので、弁8gは閉じられたままの状態となる。
【0025】
これに対して、カメラ1の姿勢が変化して(例えば、倒立状態となり)、重り8jが接着された移動部材8bが、自重により、矢印B方向に移動すると、空間8lの容積が減る。その結果、空間8lの気圧が上昇し、弁8eは、図中、左方向に押圧されるので閉じ、弁8gは、図中、左方向に押圧されるので、開放され、空間8lの空気(燃料電池6から排出された水分を含む空気)が、開口8dから空気管2bを通り、空気孔2aから筺体2の外部に排出される。それと同時に、空間8mの容積が増えるので、空気孔8kから、空間8mに、ポンプ室8aの外部(筺体2の内部)の空気が吸気される。
【0026】
また、図5に示されるように、図1の空気孔2cの代わりに、電池蓋10に空気孔10bを設けてもよい。
【0027】
さらに、図6に示されるように、図1の空気孔2cの代わりに、新たに空気孔を設けず、電池蓋10と筺体2の合わせ部10cに充分な広さの空気の流通孔を形成するようにしても良い。
【0028】
図7に、本発明を用いた他の実施の形態を示す。図1に示す部分に対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。ポンプ室8aには、底面に、空気孔2aと連通する開口13dと、電池室7の空間と連通する開口13fが設けられている。ポンプ室8aは、重り8jを有する移動部材8bによって、開口8dおよび開口8fと連通する空間13lと、開口13dおよび開口13fと連通する空間13mに分割される。
【0029】
また、開口8dと開口8fと同様に、開口13dに対応する位置には、ポンプ室8aへの空気の吸気のみを許容する弁13eが、開口13fに対応する位置には、ポンプ室8aからの空気の排気のみを許容する弁13gがそれぞれ備えられている。
【0030】
即ち、カメラ1の姿勢が変化して、移動部材8bが、自重により、矢印A方向(図中、下方向)に移動すると、移動部材8bの上方の空間13lの容積が増えるので、空間13lの気圧が低下し、筺体2の外部の空気が、筺体2の内部に吸気され、空気孔2aから空気管2bを通り、弁8eを、図7において右方向に開放し、開口8dから空間13lに吸気される。それと同時に、空間13mの容積が減る。その結果、空間13mの気圧が上昇し、弁13eは、図中、右方向に押圧されるので閉じ、弁13gは、図中、左方向に押圧されるので開放され、空間13mの空気が、開口13fから電池室7内に排気される。また、このとき、電池室7内の気圧の方がポンプ室8aの空間8lの気圧より高いので、弁8gは、閉じられたままの状態となる。
【0031】
これに対して、カメラ1の姿勢が変化して(例えば、倒立状態となり)、移動部材8bが、自重により、矢印B方向に移動すると、空間13lの容積が減る。その結果、空間13lの気圧が上昇し、弁8eは、図中、左方向に押圧されるので閉じ、弁8gは、図中、左方向に押圧されるので開放され、空間13lの空気が、開口8fから電池室7内に排気される。それと同時に、空間13mの容積が増えるので、空間13mの気圧が低下し、筺体2の外部の空気が筺体2の内部に吸気され、空気孔2aから空気管2bを通り、弁13eを、図7において左方向に開放し、開口13dから空間13mに吸気される。また、このとき、弁13gは、電池室7内の気圧の方が、空間13mより高いので、閉じられたままの状態となる。
【0032】
いずれの場合にも、電池室7内に排気された吸排気機構8からの空気は、燃料電池6の発電に使用される。電池室7の容積は一定であるため、燃料電池6から排出された水分を含む空気は、空気孔2cから筺体2の外部に排出される。
【0033】
図8に、本発明を用いた他の実施例の形態を示す。図1に示す部分に対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。空気孔2aは、図中、電池室7の右側で、電池室7と鏡筒3の間の筺体2の底面に設けられている。移動部材8bには、開口14bが設けられている。ポンプ室8aは、移動部材8bによって、開口8fと連通する空間14lと、開口8dと連通する空間14mに分割される。さらに、開口14bに対応する位置には、空間14mの空気の空間14lへの排気のみを許容する弁14aが備えられている。
【0034】
この吸排気機構8を用いて、電池室7内に空気を供給する原理を、図9と図10を参照して説明する。
【0035】
図9に示されるように、カメラ1の姿勢が変化して、重り8jが接着された移動部材8bが、自重により、矢印A方向(図中、下方向)に移動すると、空間14mの容積が減る。その結果、空間14mの気圧が上昇し、弁8eは、図中、右方向に押圧されるので閉じ、弁14aは、図中、上方向に押圧されるので開放され、空間14mの空気が、開口14bから空間14lに排気され、電池室7に排気される。それと同時に、空間14lの容積が増加するが、空間14mから、容積が増加した分の空気が排気されるため、空間14lの気圧はもとの状態のままとなり、空気孔2cから筺体2の外部の空気は吸気されず、電池室7内の空気も、空気孔2cから筺体2の外部へ排出されない。また、吸排気機構8から電池室7に排気された空気は、燃料電池6の発電に使用される。
【0036】
これに対して、図10に示されるように、カメラ1の姿勢が変化して(例えば、倒立状態となり)、移動部材8bが、自重により、矢印B方向に移動すると(説明の便宜上、図10は、使用状態と上下が逆に示されている)、空間14lの容積が減る。その結果、ポンプ室8aの空間14lと電池室7内の気圧が高くなり、電池室7内の空気(燃料電池6から排出された水分を含んだ空気)が、空気孔2cから、筺体2の外部に排出される。それと同時に、空間14mの容積が増えるので、空間14mの気圧が低下し、筺体2の外部の空気が筺体2の内部に吸気され、空気孔2aから空気管2bを通り、弁8eを、図10において左方向に開放し、開口8dから空間14mに吸気される。
【0037】
なお、図5乃至図8において、空気の排気のみを許容する弁を吸気のみを許容する弁、空気の吸気のみを許容する弁を排気のみを許容する弁としてもよい。
【0038】
また、本明細書中ではカメラとしたが、他の携帯用の電子機器にも本発明は適用できる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、電池室内に空気を供給することができる。また、その供給を簡単、かつ確実に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカメラの構成を示す断面図である。
【図2】図1のポンプ室の構成を示す断面図である。
【図3】図1のポンプ室の構成を示す断面図である。
【図4】本発明を適用したカメラの構成を示す断面図である。
【図5】本発明を適用したカメラの構成を示す断面図である。
【図6】本発明を適用したカメラの構成を示す断面図である。
【図7】本発明を適用したカメラの構成を示す断面図である。
【図8】本発明を適用したカメラの構成を示す断面図である。
【図9】図8のポンプ室の構成を示す断面図である。
【図10】図8のポンプ室の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カメラ
2 筺体
2a 空気孔
2b 空気管
2c 空気孔
3 鏡筒
4 ファインダ
5 ストロボ
6 燃料電池
7 電池室
8 吸排気機構
8a ポンプ室
8b 移動部材
8d 開口
8e 弁
8f 開口
8g 弁
8h ガイド棒
8j 重り
8k 空気孔
8l,8m 空間
8n 壁面
10 電池蓋
10a 開口
10b 空気孔
10c 合わせ部
13d 開口
13e 弁
13f 開口
13g 弁
13l,13m 空間
14a 弁
14b 開口
14l,14m 空間

Claims (9)

  1. 燃料電池を電源に使用する電子機器において、
    前記燃料電池を収納する電池室と、
    前記電池室の空間を筺体の外部に連通する少なくとも1つの第1の空気孔と、
    前記筺体の外部に連通する少なくとも1つの第2の空気孔と、
    前記第1の空気孔と前記第2の空気孔の間を流れる空気の通路上に配置され、前記第1の空気孔と前記第2の空気孔のうちの一方から空気を吸引し、かつ吸引した空気を他方に排気する吸排気機構と、
    前記吸排気機構に設けられたポンプ室と、
    前記ポンプ室の壁面と略密閉空間を構成し、前記電子機器の姿勢を変化させたとき、自重により移動して、前記略密閉空間の容積を変化させる移動部材と
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記ポンプ室は、
    前記電池室の空間と連通する第1の開口と、
    前記第2の空気孔と連通する第2の開口と
    を備え、
    前記移動部材により、前記第1の開口および前記第2の開口と連通する第1の空間と、少なくとも1つの第3の空気孔を有する第2の空間の、少なくとも2つの空間に分割される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記吸排気機構は、前記第1の開口および前記第2の開口の一方と他方に対応する位置に、空気の吸引のみを許容する吸気弁と、空気の排気のみを許容する排気弁と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記電池室は、
    前記燃料電池を装填するための開口部と、
    前記開口部を覆う第1の位置と、開口部を露出させる第2の位置で移動可能な電池蓋と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記電池蓋は、前記第1の空気孔
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記移動部材は、前記電子機器を正立させた状態において、自重により鉛直方向に移動可能な質量を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記移動部材は、前記電子機器を正立させた状態において、自重により鉛直方向に移動可能な質量を有する重り
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記ポンプ室は、
    前記電池室の空間と連通する第1の開口および第2の開口と、
    前記第2の空気孔と連通する第3の開口および第4の開口と
    を備え、
    前記移動部材により、前記第1の開口および前記第3の開口と連通する第1の空間と、
    前記第2の開口および前記第4の開口と連通する第2の空間の、少なくとも2つの空間に分割され、
    前記吸排気機構は、前記第1の開口乃至前記第4の開口に対応する位置に、前記移動部材の移動に伴って、前記第1の空間と前記第2の空間の容積が変化するとき、容積が小さくなる方の空間の空気を、前記電池室の空間と前記第2の空気孔のうちの一方に排気し、他方からの空気を容積が大きくなるほうの空間に吸気する第1乃至第4の弁を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記ポンプ室は、
    前記電池室と連通する第1の開口と、
    前記第2の空気孔と連通する第2の開口と
    を備え、
    前記移動部材により、第1の開口と連通する第1の空間と、前記第2の開口と連通する第2の空間の、少なくとも2つの空間に分割され、
    前記吸排気機構は、
    前記移動部材に第3の開口と、
    前記第2の開口および前記第3の開口に対応する位置に、前記移動部材の移動に伴って、前記第1の空間と前記第2の空間の容積が変化するとき、容積が小さくなる方の空間の空気を、前記電池室の空間と前記第2の空気孔のうちの一方に排気し、他方からの空気を容積が大きくなるほうの空間に吸気する第1の弁と第2の弁と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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