JP2004211393A - 間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造 - Google Patents

間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造 Download PDF

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Abstract

【課題】現場にてパネルを容易且つ安定に装着でき、支柱とパネル表面との間に段差が生じなく、パネル自体の優れた外観性が維持されるとともに、支柱に対するパネル設置角を任意方向に自由に決定できる間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造を提供せんとする。
【解決手段】支柱5に断面円弧状の外周面53を形成するとともに、外周面53に対して周方向に位置変更可能に当接する連結部材6の支柱外周方向に沿った端部にパネル側端部7cを固定する凹部62を形成し、連結部材6を支柱5の外周所定の角度位置にネジ止めし、凹部62にパネル側端部7cを固定することにより連結部材6を介してパネル7を支柱間空間より外方位置にて所定の方向に取付けた。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造に係わり、更に詳しくは天井と床面の間に支柱を適宜離間して立設し、これら立設した支柱間毎にパネルを装着してなる間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、天井と床面の間に支柱を適宜離間して立設し、これら立設した支柱間毎にパネルを装着してなる間仕切パネルは各種提供されており、特に、透明なガラスパネルを装着したガラス間仕切構造として、左右の縦桟及び上桟、下桟によって枠組された枠体の内面略中央部に形成した凹溝にガスケットを介してガラスパネルを止着してなるものや、同じく縦桟と上下の桟からなる枠体の正面外周辺部にガラス溝を形成し、該ガラス溝にガラスパネルを嵌込み、正面にはガラス溝の縁のみ露出するとともにガラス面とほぼ同一面とし、ガラスの裏面には大きな空間を形成してなるガラス間仕切構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
前記枠体内面の略中央部の凹溝にガラスパネルを装着したものでは、予め据付けた枠体にガラスパネルを装着するため、その止着作業が面倒であるとともに、凹溝に嵌着したガスケットを介して支持されるため安定性を欠き、更に、枠体の各桟とパネル表面との間には段差が生じ、外観上の問題が生じるといった問題もあった。一方、枠体の正面外周辺部にガラスパネルを装着するものでは前記段差が生じなく、当該段差による外観上の問題は解決できるものの、ガラスパネルは前記枠体を組立てする工程において予めガラス溝に嵌込まれたものを据付け現場にて当該枠付きパネルを天レール、地レール及びスタッドに取付ける構造であり、製造や管理のコストが嵩むとともに搬送効率も低下するといった問題があり、更には、当該枠付きパネルのスタッドへの取付けはパネル正面側から目地材等で直接スタッドに固定する構造であり、外観上の問題があるとともにパネルを設置する角度等の施工上の自由度が小さいといった問題があった。
【0004】
一方、近年のオフィスビルはデザイン上、平面視四角形以外に円形や楕円形、多角形、これらの組合せ等の種々の新規形状を採用する傾向にあり、これに応じて各フロアの通路も前記多角形等に沿った形状となり、これら通路と部屋を区切る間仕切パネルとして任意な方向に自由に角度調節できるものが求められている。このような角度調節手段として、従来、単又は複数のヒンジ部を備えた種々の連結具が提案されているが(例えば、特許文献2参照。)、これら連結具にはパネルを支える支持強度はなく、パネルを支持している支柱同士を前記連結具を介して接続するものであり、各支柱はそれぞれ天井や床面に別途固定する必要があり、特に比較的重いガラスパネルを枠体の正面外周辺部に装着する間仕切パネルでは、該パネルを支持する十分な強度を有する支柱を備えることが前提となるのであり、この場合前記ヒンジ部を備えた連結具でガラスパネルを支持することは到底できず、支持したとしても従来の連結具を天井や床面に固定するための構造は複雑となる。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−88712号公報
【特許文献2】
米国特許第4663896号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、天井と床面の間に適宜離間して立設された支柱を枠体として、これら支柱間毎に現場にてパネルを容易且つ安定に装着でき、前記枠体としての支柱とパネル表面との間には段差が生じなく、パネル自体の優れた外観性が維持されるとともに、当該支柱に対するパネルの設置角を任意な方向に自由に決定できる間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、天井と床面の間に支柱を適宜離間して立設し、これら立設した支柱間毎にパネルを装着してなる間仕切パネルにおいて、前記支柱に断面円弧状の外周面を形成するとともに、該外周面に対して周方向に位置変更可能に当接する連結部材の当該支柱外周方向に沿った端部にパネル側端部を固定する凹部を形成し、前記連結部材を前記支柱の外周所定の角度位置にネジ止めし、前記凹部にパネル側端部を固定することにより連結部材を介して当該パネルを支柱間空間より外方位置にて所定の方向に取付けてなることを特徴とする間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造を構成した。
【0008】
ここで、前記連結部材に、前記支柱の外周面に対して摺動する当接片を設け、該当接片の摺動により当該連結部材を所定の角度位置に設定してなるものが好ましく、より詳しくは、前記支柱の外壁に設けた凹溝の底面に前記当接片が摺動する外周面を構成し、当該外周面により前記当接片を凹溝内において周方向に摺動案内してなるものが好ましい。
【0009】
本発明のパネル取付角度の調節構造は、前記パネルがガラスパネルである場合に好適であり、ここに前記ガラスパネルとはガラスよりなるパネル以外にガラス相当の薄板材からなるパネルも含まれる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る間仕切パネルの全体構成を示し、図2は同じく間仕切パネルの分解斜視図を示し、図3〜7は本発明の詳細を示し、図中符号1は天レール、2は地レール、3は笠木、4は巾木、5は支柱、6は連結部材、7はパネル、8はベース材、9は取付具をそれぞれ示している。
【0012】
本発明に係る間仕切パネルは、天井と床面の間に、支柱5を適宜離間して立設し、前記支柱5、5間の天井に天レール1を配設し、同じく支柱5、5間の床面に地レール2を配設し、前記天レール1の外面下部を覆う笠木3と前記地レール2の外面上部を覆う巾木4を設け、これら立設した支柱5、5、笠木3及び巾木4よりなる枠体にパネル7を装着した構造のものである。支柱5は、該天井又は床面に固定したベース材8にて上端又は下端を支持して立設した構造である。また、パネル7の側端部は、支柱5の外周所定の角度位置にネジ止めした連結部材6に対して取付具9により支持させた構造である。また、パネル7の上下端部は、支柱5の連結部材6に固定した巾木4にパネル7の下端を支持させるとともに、笠木3を天レール1に外嵌した状態で上方に移動させ、支柱に沿った立起状態のパネル7に対してその上端に前記笠木を下降係合してなる構造である。
【0013】
前記天レール1は、上面板11と表裏両垂下板12、12とからなる下方開放した断面略コ字形の長尺部材であり、その凹溝部13を下方へ向けて上面板11を天井にネジ止め固定している。また、地レール2は、下面板21と表裏両立上板22、22とからなる上方開放した断面略コ字形の長尺部材であり、その凹溝部23を上方へ向けて下面板21を床面にネジ止め固定している。
【0014】
また、前記笠木3及び前記巾木4は、それぞれ前記天レール1の外面下部及び前記地レール2の外面上部を長手方向に渡って覆う部材であり、その側面には、それぞれパネル7の上端7a及び下端7bを係合支持する断面略L字形の上部支持片31及び下部支持片41が長手方向に渡り突設されている。また、前記笠木3及び前記巾木4には、それぞれ端部へ開放した嵌合溝30、40が長手方向に渡って形成されている。尚、本実施形態ではアルミニウムの押出し成形品を用いているが、その他スチール製の成形品等であっても良く、また、この嵌合溝30、40は後述のアングル材32、42を嵌挿して前記笠木3及び巾木4の端部を連結部材6に固定するためのものであり、当該端部にのみ形成しても良い。
【0015】
そして、前記支柱5は、前記パネル7を直接又は連結部材6を介して側面で支持する内部中空の支柱本体50と、該支柱本体50の同じく側面に突設された内部中空の支持固定部51とより構成され、前記支柱本体50に、断面円弧状の内周面52及び外周面53を形成した構造である。本実施形態ではアルミニウムの押出し成形品を用いたが、同様の機能を有するスチール製の折り曲げ成形品でも良く、一体物でもまた二部材以上を組合せた複合物でも良い。
【0016】
前記連結部材6は、前記パネル7を支柱5に対して適宜な角度位置に取付けるための部材であり、前記支柱5と略同一長さの寸法を有し、笠木3及び巾木4に対向する外側面に、長手方向に沿って上下に延びる凹溝60を形成するとともに、前記支柱5の外周面53に対して摺動する当接片61を設け、更に、支柱外周方向に沿った端部にパネル側端部を固定するための凹部62を形成した構造であり、前記支柱5と同様、アルミニウムの押出し成形品やスチール製の折り曲げ成形品で構成される。
【0017】
前記パネル7は、本実施形態ではガラスパネルであり、図4にも示すように、断面略L字形の鉤片71を突設したブラケット材70を、両面テープ74又はコーキング材にてパネル側端部に沿って装着したものであり、前記両面テープ74を張り付けるブラケット材70の接着面には気泡抜き用の凹溝70aが形成され、エア溜まりを防止して透明なガラスパネルの優れた外観性が維持されている。尚、ガラスパネル以外にスチールパネルやクロスパネル、その他のパネル、これらを適宜組合せたパネルを用いることもできる。
【0018】
本発明を、図3〜7に基づいて更に詳細に説明する。
【0019】
本発明の間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造は、天井と床面の間に支柱5を適宜離間して立設し、これら立設した支柱5、5間毎にパネル7を装着してなる間仕切パネルにおいて、前記支柱5に断面円弧状の外周面53を形成するとともに、該外周面53に対して周方向に位置変更可能に当接する連結部材6の当該支柱外周方向に沿った端部にパネル側端部7cを固定する凹部62を形成し、前記連結部材6を前記支柱5の外周所定の角度位置にネジ止めし、前記凹部62にパネル側端部7cを固定することにより連結部材6を介して当該パネル7を支柱間空間より外方位置にて所定の方向に取付けてなることを要旨としている。
【0020】
前記支柱5は、前記支柱本体50の上端及び下端のうち少なくとも一方に断面円弧状の内周面52を備えた円筒形状の支持端部を形成し、天井及び床面の一方又は双方の所定位置に、前記略円筒形状の支持端部に内接するベース材8を固定しておき、該ベース材8を支持端部50aに受け入れて支柱5を支承し、所定の角度位置にて前記支持固定部51を天井又は床面に係止することにより当該支柱5を回転不能に固定したものである。
【0021】
前記ベース材8は、充分な強度を有する鉄等の中実の金属加工品或いは合成樹脂成形品で構成され、軸心部及び該軸心からズレた単又は複数部位に、天井又は床面に当該ベース材8をネジ止めするための貫通した縦孔がそれぞれ穿設され、前記軸心部を挟んで対向する外周位置には、前記支柱5の支持端部50aの内周面52に内接する断面円弧状の部分接当面81、81が形成されている。即ち、前記ベース材8は、円柱形状から前記部分接当面81、81を除く両側をカットした略小判形状であり、前記軸心部の縦孔の中心を床面或いは天井に予め墨出しした既定点に位置合わせした上、これら縦孔にネジ82、82を挿通して所定の方向に固定される。
【0022】
また、前記支柱5の支持固定部51は、断面略コ字形に突出した両突出片間の内部に仕切板51aを渡設した構造であり、該仕切板51aに天井又は床面に固定されるネジ軸部に係合する係合凹部55が形成され、図4に示すように、ネジ56と前記係合凹部55との係合により当該支持固定部51が所定の角度位置にて天井又は床面に回転不能に係止され、これにより当該支柱5も所定の角度に固定される。前記支持固定部51の両突出片先端には内方に屈曲した係止縁51b、51bが形成されており、前記ネジ頭部を挾持する断面略コ字形のキャップ59が前記係止縁51b、51bに係止して装着される。
【0023】
そして、前記支柱5に対するパネル取付角度の調節は、図3(a)に示すように、前記連結部材6を前記支柱5の外周所定の角度位置にネジ63により固定することで行われ、具体的には、前記連結部材6に前記支柱5の外周面に対して摺動する当接片61を設け、該当接片61の摺動により当該連結部材6を前記外周面の所定の角度位置に設定するのであり、より詳しくは、前記支柱本体50の外周壁に設けた凹溝57の底面に前記当接片61が摺動する外周面53を構成し、当該外周面53により前記当接片61を凹溝57内部の範囲内において周方向に沿って摺動案内することにより連結部材6を所定の角度位置に設定するのである。
【0024】
本実施形態では、前記凹溝57に隣接する外周壁にも断面円弧状の外周面53を形成するとともに、前記連結部材6の支柱外周方向に沿った両端部に前記外周面53に延びる支持片64、65を突設し、前記当接片61を前記凹溝57内で外周面53に摺動させるとともに、該凹溝57外の外周面53に対して前記支持片64、65を摺動させることにより当該連結部材6が支柱本体50の外周面上を安定して摺動案内されるのであり、前記支持片64の屈曲した外側面に前記パネル側端部7cを固定する凹部62が形成されている。尚、前記当接片61又は支持片64、65が摺動する凹溝57内部又は外部の外周面53に縦縞の凹凸面を形成し、連結部材6を固定する角度の位置決め或いは下穴開けのドリル固定を容易にすることも好ましい実施例である。
【0025】
そして、このように固定された連結部材6に対し、図3(b)〜(d)に示すように前記凹部62にパネル側端部7cを固定することにより当該連結部材6を介して当該パネル7を支柱間空間より外方位置にて所定の方向に取付けるのである。このパネル側端部7cの支持は、前記連結部材6の凹部62に前記ブラケット材70の鉤片71を合着させた上、前記取付具9でこれら凹部62及び鉤片71を挟み込むことにより前記ブラケット材70と連結部材6を一体化する構造である。前記パネルを支持する凹部62は、連結部材6の支柱外周方向に沿った両端部のうち前記支柱5を回転不能に係止する支持固定部51と反対側の端部に設けられており、該支持固定部51におけるネジ56と前記係合凹部55との係合は、支柱間空間より外方位置にパネル7を取付けた支柱5の当該パネル側への倒れを防止する支持手段としても機能する。
【0026】
前記取付具9は、前記凹部62及び鉤片71を挾持する断面略コ字形の鉤状部91とこれに連続した本体部90とより構成された長尺なアルミニウムの押出し成形品であり、前記鉤状部91を前記凹部62及び鉤片71に外嵌して一体化した後、前記本体部90を前記連結部材6の凹溝60内面に対してネジ93で固定した上、前記凹溝60と鉤状部91との間にキャップ94が装着される。前記キャップ94は両端に係止片94a、94bを突設した断面略π字形の長尺成形品であり、これら係止片94a、94bを前記取付具9の本体部90に設けた係合部90a、90bに係止して装着されている。
【0027】
また、パネルの上下端部の支持は、前記連結部材6に固定した巾木4の下部支持片41にパネル下端7bを支持させ、前記天レール1に外嵌した笠木3を上方に移動させて前記パネル7を支柱5に沿った立起状態とし、当該パネル上端7aに対して前記笠木3を下ろして上部支持片31を係合した後、該笠木3を連結部材6に固定する構造であり、前記笠木3及び巾木4に形成した前記嵌合溝30、40に端部よりそれぞれL字状に屈曲したアングル材32、42の一端側を嵌挿して固定し、各アングル材の他端側を連結部材6の凹溝60内に係入して所定の上下位置でそれぞれネジ33、43により固定するものであり、パネル7を立起させる際に上方に移動する笠木3は、両端に設けた前記アングル材32を左右の連結部材の凹溝60、60に係入した状態で上下にスライド可能に支持され、上部支持片31をパネル上端7aに係合した後、ネジ33により凹溝60内に固定するのである。このようにして連結部材6を介して取付けたパネル7の背面側の支柱間空間にはパネルが存在しない開放空間が形成されており、該空間にブラインド装置やカーテンを取付けることも好ましい実施例である。
【0028】
図5は、上記の如くパネル7、7を支持している支柱5に、各部屋を区切る間仕切パネルAをこれらパネル7、7に対して略直角の方向に支持した略T字形の接続部を示しており、前記支柱5の支持固定部51に対し、各部屋に面するパネル107、107を両側面で支持する支柱105が、該支柱105を貫通したネジ103を前記支持固定部51の仕切板51aに螺合して固定されている。
【0029】
また、図6は、前記パネル7よりなる間仕切パネルの端部に他の間仕切パネルBを略直角の方向に接続した略L字形の接続部を示しており、パネル7を支持する支柱5は、前記パネル7を側面で支持する断面略半円筒状の支持本体50に、前記他の間仕切パネルの支柱105に対して連結杆101を介して接続される一対の接続片51A、51Aを突設したものであり、前記支持本体50に連結部材6を介してパネル7を角度調節可能に支持する構造は上記と同様である。このように角度調節可能に支持するパネル7が一方向である場合は、断面略半円筒形の支持本体50を構成すれば十分に機能するのである。このような連結杆101を用いた間仕切パネルの端部構造は、他の間仕切パネルBに接続する場合に限らず、壁面に取付ける等の種々の端部処理に適用できる。
【0030】
図7は、同じく各部屋を区切る間仕切パネルAを略直角の方向に角度調節可能に支持した略T字形の接続部を示しており、パネル7を支持する支柱5は、前記パネル7を側面で支持する断面略半円筒状の支持本体50に連続して、ドア付きの間仕切パネルC端部に断面略コ字形の連結杆101を介して接続される断面視略方形の支持固定部51Bを設けたものであり、前記部屋を区切る間仕切パネルAは、各部屋に面するパネル107、107を両側面で支持する支柱105が、前記ドア付きの間仕切パネルC端部に突設した断面円弧状の外周面106を有する支持杆104に対して角度調節可能に支持されている。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、本発明の間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造によれば、支柱に断面円弧状の外周面を形成するとともに、該外周面に対して周方向に位置変更可能に当接する連結部材の当該支柱外周方向に沿った端部にパネル側端部を固定する凹部を形成し、前記連結部材を前記支柱の外周所定の角度位置にネジ止めし、前記凹部にパネル側端部を固定することにより連結部材を介して当該パネルを支柱間空間より外方位置にて所定の方向に取付けてなるので、天井と床面の間に適宜離間して立設された支柱を枠体として、これら支柱間毎に現場にてパネルを容易且つ安定に装着でき、前記枠体としての支柱とパネル表面との間には段差が生じなく、パネル自体の優れた外観性が維持されるとともに、当該支柱に対するパネルの設置角を任意な方向に自由に決定でき、支柱同士を連結していた従来の連結具を設ける必要もない。
【0032】
また、前記連結部材に前記支柱の外周面に対して摺動する当接片を設け、該当接片の摺動により当該連結部材を所定の角度位置に設定してなるので、角度位置設定を容易に行うことができる。
【0033】
具体的には、前記支柱の外壁に設けた凹溝の底面に前記当接片が摺動する外周面を構成し、当該外周面により前記当接片を凹溝内において周方向に摺動案内してなるので、該凹溝により設定できる角度が規制され、パネル同士の干渉や連結部材と支持固定部との干渉が未然に防止されることから、パネルの支持を確実且つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る間仕切パネルを示す斜視図。
【図2】同じく間仕切パネルの分解斜視図。
【図3】(a)〜(d)は、支柱に対し、連結部材を介してパネルを支柱間空間より外方位置にて所定の方向に取付ける手順を示す断面図。
【図4】パネルを支持した支柱を示す断面図。
【図5】部屋を区切る間仕切パネルを略直角方向に支持した接続部を示す断面図。
【図6】間仕切パネル端部に他の間仕切パネルを略直角方向に接続した接続部を示す断面図。
【図7】部屋を区切る間仕切パネルを略直角方向に支持した接続部の他の例を示す断面図。
【符号の説明】
1 天レール 2 地レール
3 笠木 4 巾木
5 支柱 6 連結部材
7 パネル 7a 上端
7b 下端 7c 側端部
8 ベース材 9 取付具
11 上面板 12 垂下板
13 凹溝部 21 下面板
22 立上板 23 凹溝部
24 アジャスター脚 30 嵌合溝
31 上部支持片 32 アングル材
33 ネジ 40 嵌合溝
41 下部支持片 42 アングル材
43 ネジ 50 支持本体
50a 支持端部 51 支持固定部
51a 仕切板 51b 係止縁
51A 接続片 51B 支持固定部
52 内周面 53 外周面
55 係合凹部 56 ネジ
57 凹溝 59 キャップ
60 凹溝 61 当接片
62 凹部 63 ネジ
64 支持片 65 支持片
70 ブラケット材 70a 凹溝
71 鉤片 74 両面テープ
81 部分接当面 82 ネジ
90 本体部 90a 係合部
90b 係合部 91 鉤状部
93 ネジ 94 キャップ
94a 係止片 94b 係止片
101 連結杆 102 連結杆
103 ネジ 104 支持杆
105 支柱 106 外周面
107 パネル A、B、C 間仕切パネル

Claims (4)

  1. 天井と床面の間に支柱を適宜離間して立設し、これら立設した支柱間毎にパネルを装着してなる間仕切パネルにおいて、前記支柱に断面円弧状の外周面を形成するとともに、該外周面に対して周方向に位置変更可能に当接する連結部材の当該支柱外周方向に沿った端部にパネル側端部を固定する凹部を形成し、前記連結部材を前記支柱の外周所定の角度位置にネジ止めし、前記凹部にパネル側端部を固定することにより連結部材を介して当該パネルを支柱間空間より外方位置にて所定の方向に取付けてなることを特徴とする間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造。
  2. 前記連結部材に、前記支柱の外周面に対して摺動する当接片を設け、該当接片の摺動により当該連結部材を所定の角度位置に設定してなる請求項1記載の間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造。
  3. 前記支柱の外壁に設けた凹溝の底面に前記当接片が摺動する外周面を構成し、当該外周面により前記当接片を凹溝内において周方向に摺動案内してなる請求項2記載の間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造。
  4. 前記パネルがガラスパネルである請求項1〜3の何れか1項に記載の間仕切パネルにおけるパネル取付角度の調節構造。
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