JP2004211070A - マーキングフィルム保護用粘着フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】 オートバイや自動車等の装飾等に使用されるマーキングフィルム、特に自動車のボンネットやドアフレーム等の外観品質向上に使用されている黒色マーキングフィルム(ブラックアウトフィルム)の切断加工時、輸送時、貼付け作業時の汚れや傷防止等に使用できるマーキングフィルム保護用粘着フィルムを提供することにある。
【解決手段】 プラスチックフィルムの片面に粘着剤層が積層された粘着フィルムにおいて、剥離角度180度、剥離速度0.3m/分(低速剥離)で剥離した際のアクリル板に対する初期粘着力が0.2〜4.0N/25mmであり、且つ、剥離角度180度、剥離速度30m/分(高速剥離)で剥離した際の粘着力が低速剥離時の粘着力の50%以下であるように構成する。
【選択図】 なし。



Description

本発明は、オートバイや自動車等の装飾等に使用されるマーキングフィルム、特に自動車のボンネットやドアフレーム等の外観品質向上に使用されている黒色マーキングフィルム(以下、ブラックアウトフィルムと称す)の保護用粘着フィルムに関する。
ウレタン樹脂フィルムや塩化ビニル樹脂フィルム等を着色した着色樹脂層の片面に粘着剤層が設けられ、粘着剤層に離型紙をラミネートした粘着フィルムが、予め決められた形状、装飾等に加工し、オートバイや自動車等のマーキングフィルムとして使用されている。
マーキングフィルムは、一般的に光沢の高いものは使用されていないので、通常は表面の傷を防ぐための保護用粘着フィルムを使用せずに巻物で運搬され、使用時に転写部材であるアプリケーションフィルムを使用して被着体に固着していた。
しかし、マーキングフィルムとして、より光沢の高いものや柔軟性の高いものを製品にした場合、運搬時やカッティング工程時等で傷付き易く、使用する前に外観品質が低下して製品価値が低下する問題があった。特に自動車のボンネットやドアフレーム等に使用されるブラックアウトフィルムは光沢が高く、傷付き防止のために保護用粘着フィルムを使用することは一般的になっている。しかし、現在使用されているブラックアウトフィルム保護用粘着フィルムは、剥離時の粘着力が高いために作業性が悪くなる、また、倉庫に長期間保管された場合に粘着力が上昇し剥離し難くなり、ブラックアウトフィルム表面に剥離跡が発生し外観を損ねてしまう等の問題があった(例えば、特許文献1参照。)
特開2002−1872号公報
本発明は上記問題点を解消し、剥離時の作業性が良好であり、長期間保管された際でも外観を損ねることなくきれいに剥離できるマーキングフィルム保護用粘着フィルムを提供することを目的とする。
本発明は次のものに関する。
1. プラスチックフィルムの片面に粘着剤層を設けてなり、その全光線透過率が80%以上である粘着フィルムにおいて、剥離角度180度、剥離速度0.3m/分(以下、低速剥離と称す)で剥離した際のアクリル板に対する初期粘着力が0.2〜4.0N/25mmであり、且つ、剥離角度180度、剥離速度30m/分(以下、高速剥離と称す)で剥離した際の粘着力が低速剥離時の粘着力の50%以下であることを特徴とするマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
2. 40℃90日後のアクリル板に対する低速剥離粘着力が初期粘着力の1.5倍以下であり、且つ、高速剥離粘着力が低速剥離時の粘着力の50%以下であることを特徴とする項1記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
3. 粘着フィルムの粘着剤面にプラスチックセパレータを設けてなるセパレータ付き粘着フィルムにおいて、プラスチックセパレータの粘着剤面に接する面の表面粗さRaが0.1μm以下であることを特徴とするマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
4. 粘着フィルムの粘着剤面にプラスチックセパレータを設けてなる項1又は2記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム
5. プラスチックセパレータの粘着剤面に接する面の表面粗さRaが0.1μm以下であることを特徴とする項4に記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
6. プラスチックフィルムのもう一方の面に離型層を設けてなる項1〜5のいずれかに記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
7. 粘着フィルムにおいて、離型層を設けた面と綿布との静摩擦係数が0.2以下であることを特徴とする項6に記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
8. 上記粘着フィルムにおいて、離型層がシリコーン樹脂で形成されていることを特徴とする項6又は項7のいずれかに記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
本発明によれば、剥離作業性、長期保管における粘着力安定性、粘着フィルム剥離時のマーキングフィルム表面へのダメージが無く良好なマーキングフィルム保護用粘着フィルムを得ることが可能である。
本発明の粘着フィルムは高い透明性を有しており、全光線透過率が80%以上である。より好ましくは90%以上である。全光線透過率が80%以上より低いと粘着フィルムを貼った状態で光学シートの欠陥検査を精度よく行うことができないといった問題が発生する。ここでの全光線透過率は、JIS K−7105に準じ、積分球式濁度計(日本電色工業株式会社製、NDH2000)により測定した。
本発明の粘着フィルムの支持体として用いられるプラスチックフィルムには上記のような理由から透明性の良いフィルムが使用される。例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、軟質塩化ビニルフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム等を挙げることができ、これらの2種類もしくはそれ以上のフィルムを組み合わせて積層したものも使用することができる。これらの中で、生産性、加工性に優れるポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、軟質塩化ビニルフィルム、ポリエステルフィルムが好ましく使用できる。
プラスチックフィルムの厚さとしては、25〜200μmが好ましく用いられる。更に好ましくは、35〜200μmである。プラスチックフィルムの厚さが25μm未満では得られるマーキングフィルムにおいて腰が不足し、ドアフレーム等にマーキングフィルムを貼り付ける前にマーキングフィルムから離型紙を剥離した際、マーキングフィルム全体が柔軟になりすぎて貼付け作業性が低下してしまう。プラスチックフィルムの厚さが200μmより厚くても使用できるが、価格が高くなる等の問題があるため適正な厚さを採用することが必要である。
本発明の粘着剤層としては、アクリル系樹脂、天然ゴム、合成ゴム、シリコーンゴム等が挙げられ、これらの単独あるいは2つ以上の混合物が用いられる。また、目的により粘着剤に粘着付与剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、界面活性剤等を添加しても使用できる。また、この架橋剤としては、イソシアネート系、メラミン系、エポキシ系等公知の架橋剤を用いることができる。
本発明における粘着剤層の厚みは、通常1〜30μmとすることが適当である。ここでの粘着剤層の形成方法としては、有機溶剤に溶解し粘度を調整した粘着剤を塗布する方法、粘着剤を溶解し塗布する方法や水に分散し塗布する方法等の公知の方法を用いることができるが、有機溶剤に溶解し粘度を調整した粘着剤を塗布する方法が一般的である。
本発明の粘着フィルムは、剥離角度180度、剥離速度0.3m/分(低速剥離)で剥離した際のアクリル板に対する初期粘着力が0.2〜4.0N/25mmであり、且つ、剥離角度180度、剥離速度30m/分(高速剥離)で剥離した際の粘着力が低速剥離時の粘着力の50%以下のものが使用される。
初期粘着力が0.2N/25mmより小さい場合、各種加工工程等で剥がれ易くなる。また、4.0N/25mmより大きい場合、マーキングフィルムから剥離できない、もしくは剥離できてもマーキングフィルムの表面に剥離跡が付いてしまい問題となる。
高速剥離時の粘着力が低速剥離時の粘着力の50%より大きい場合、剥離作業時の負担が大きくなるため、剥離作業者の疲労が大きくなる等の問題になる。
また本発明の粘着フィルムは、40℃90日後のアクリル板に対する低速剥離粘着力が初期粘着力の1.5倍以下であり、且つ、高速剥離粘着力が低速剥離粘着力の50%以下のものが使用される。
40℃90日という条件は、夏場に倉庫保管した場合を想定しており、この条件で粘着力が上昇する、もしくは剥離性が悪くなってしまうと作業者の負担が大きくなり問題となる。
本発明に使用されるプラスチックセパレータとしては、中心線平均表面粗さRaが0.1μm以下であるものが好ましい。0.1μmより大きい場合、表面形状が粘着剤層に転写してしまい、マーキングフィルムに貼り付けた際に被着体表面に凹凸を転写し外観不良となり問題となる。
また、プラスチックセパレータに使用される基材フィルムは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルフィルム等が好ましく、粘着フィルムの離型性を調整する目的で表面に離型剤を塗布しても良い。離型剤としては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、アルキル基を有する樹脂等の単体や変性体、混合物が挙げられる。
本発明に使用される離型層としては、巻物状の製品からの巻戻力、すなわち離型層から粘着層を剥がすときの粘着力が0.1N/25mm以下であるものが好ましい。0.1N/25mmより大きい場合、粘着層の表面に剥離跡が付き易くなり、それがマーキングフィルム表面に転写してしまい外観不良となる。
また、離型層と綿布の静摩擦係数が0.2以下であることが好ましい。0.2以上である場合、粘着フィルム付きマーキングフィルムを貼り付ける際の気泡を抜く作業において、擦るための綿布との摩擦抵抗が大きくなるために作業性が悪化する。
離型層に使用される離型剤としては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、アルキル基を有する樹脂等の単体や変性体、混合物が挙げられる。その中で、離型性が良いことや静摩擦係数が小さいことからシリコーン樹脂が好ましく使用でき、特に熱や紫外線、電子線等で硬化したシリコーン樹脂は、粘着剤層へのシリコーン樹脂の転着が少ない等の理由からより好ましく使用できる。
厚さ100μmのポリエチレンフィルムのコロナ処理面に、乾燥時の厚さが10μmになるように粘着剤1(一方社油脂工業製AS−375 100重量部に日本ポリウレタン工業製コロネートL 2重量部を混合したもの)を塗布乾燥し、室温で1週間放置し十分にエージングを行ったあと試験に使用した。
厚さ50μmのポリプロピレンフィルムに、乾燥時の厚さが5μmになるように粘着剤2(エクソンモービル化学製ビスタネックスMML−140 100重量部にヤスハラケミカル製YSポリスターT−100 5重量部を混合したもの)を塗布乾燥し、室温で1週間放置し十分にエージングを行ってマーキングフィルム保護用粘着フィルムを得た。
粘着剤層にセパレータ1(東洋メタライジング製セラピールWZ、Ra=0.05μm)をラミネートした以外は、実施例1と同様にしてマーキングフィルム保護用粘着フィルムを得た。
(比較例1)
使用する粘着剤を粘着剤3(綜研化学製SKダイン1498B 100重量部に日本ポリウレタン工業製コロネートL 4重量部を混合したもの)とした以外は、実施例1と同様にしてサンプル(マーキングフィルム保護用粘着フィルム)を作製した。
(比較例2)
使用する粘着剤を粘着剤4(エクソンモービル化学製ビスタネックスMML−140 100重量部にヤスハラケミカル製YSポリスターT−100 20重量部を混合したもの)とした以外は、実施例2と同様にしてサンプル(マーキングフィルム保護用粘着フィルム)を作製した。
(比較例3)
粘着剤層にセパレータ2(25μmPETフィルムの片面に、シリコン粒子分散アクリル樹脂を塗布してケミカルマット処理したもの。Ra=3.2μm)をラミネートした以外は、実施例1と同様にしてサンプル(マーキングフィルム保護用粘着フィルム)を作製した。
上記の各実施例および比較例の粘着フィルムの特性値を下記の方法で測定した。それぞれの結果を表1にまとめた。
(1)粘着力
作成した粘着フィルムを、アクリル板に2kgのゴムロールを1往復させて貼り付け、23℃30分後の初期粘着力、および40℃90日後の経時粘着力を測定した。測定条件は、剥離角度180°、剥離速度0.3m/分および30m/分、剥離幅25mmで行った。
(2)実用評価
作成した粘着フィルムをブラックアウトフィルムに2kgのゴムロールを1往復させて貼付け、40℃90日後に粘着フィルムを30m/分程度の速度で剥離した際のブラックアウトフィルム外観の目視検査を行った。評価基準は以下の通りとした。
○:問題なし
△:使用上問題ないレベルだが、若干の凹凸あり
×:ブラックアウトフィルム表面に凹凸や剥離跡等の欠点あり
Figure 2004211070
表1から明らかなように、実施例1から3では粘着力の経時安定性および剥離性が良好であり、且つブラックアウトフィルムへのダメージも無く良好であった。特に実施例3では、表面が平滑なセパレータをラミネートしたことにより粘着剤層表面も平滑になり、マーキングフィルム表面へのダメージがほとんど無く良好な結果が得られた。実施例のものは実用上問題はない。それに対し、比較例1では高速剥離時の粘着力が高くなってしまい、剥離作業性が悪くなる問題が発生した。また比較例2では、40℃90日後の粘着力が高くなりすぎてしまい、剥離作業性悪化およびブラックアウトフィルムへのダメージが問題となった。比較例3では、セパレータの表面粗さが粘着剤面に転写してしまったため、それがマーキングフィルム表面の凹凸になってしまい問題となった。
厚さ100μmのポリエチレンフィルムの片面にシリコーン樹脂を0.5μmの厚さになるよう形成し、もう一方の面に乾燥時の厚さが10μmになるように粘着剤1(一方社油脂工業製AS−375 100重量部に日本ポリウレタン工業製コロネートL 2重量部を混合したもの)を塗布乾燥し、室温で1週間放置して十分にエージングを行ってマーキングフィルム保護用粘着フィルムを作製した。
厚さ50μmのポリプロピレンフィルムの片面に実施例4と同様にシリコーン樹脂層を形成し、もう一方の面に乾燥時の厚さが5μmになるように粘着剤2(エクソンモービル化学製ビスタネックスMML−140 100重量部にヤスハラケミカル製YSポリスターT−100 5重量部を混合したもの)を塗布乾燥し、室温で1週間放置し十分にエージングを行ってマーキングフィルム保護用粘着フィルムを作製した。
(比較例4)
使用する粘着剤を粘着剤3(綜研化学製SKダイン1498B 100重量部に日本ポリウレタン工業製コロネートL 4重量部を混合したもの)とした以外は、実施例4と同様にしてサンプル(マーキングフィルム保護用粘着フィルム)を作製した。
(比較例5)
使用する粘着剤を粘着剤4(エクソンモービル化学製ビスタネックスMML−140 100重量部にヤスハラケミカル製YSポリスターT−100 20重量部を混合したもの)とした以外は、実施例5と同様にしてサンプル(マーキングフィルム保護用粘着フィルム)を作製した。
離型層に使用する材料を長鎖アルキルペンダント樹脂(一方社油脂工業製P−1010S)に変更した以外は、実施例1と同様にしてサンプル(マーキングフィルム保護用粘着フィルム)を作製した。
上記の各実施例4、5および比較例4〜7の粘着フィルムの特性値を下記の方法で測定した。それぞれの結果を表2にまとめた。
(1)粘着力
前記に同じ。
(2)離型層剥離力
作製した粘着フィルムの巻物から、2枚重なった状態で切り出す。それを、T字剥離、剥離速度0.2m/分で粘着力を測定した。
(3)静摩擦係数
作製した粘着フィルムの離型層を上に向けて平面板に固定する。綿布を付けた1kgの鉄板を離型層の上に載せてから徐々に平面板を傾け、鉄板が滑り出す角度θを測定して静摩擦係数(tanθ)を求めた。
(4)実用評価
作製した粘着フィルムをブラックアウトフィルムに2kgのゴムロールを1往復させて貼付け、40℃90日後に粘着フィルムを30m/分程度の速度で剥離した際のブラックアウトフィルム外観の目視検査を行った。評価基準は以下の通りとした。
○:問題なし
×:ブラックアウトフィルム表面に凹凸や剥離跡等の欠点あり
Figure 2004211070
表1から明らかなように、実施例4、5では粘着力の経時安定性および剥離性が良好であり、且つブラックアウトフィルムへのダメージも無く良好であった。それに対し、比較例4では高速剥離時の粘着力が高くなってしまい、剥離作業性が悪くなる問題が発生した。
また比較例5では、40℃90日後の粘着力が高くなりすぎてしまい、剥離作業性悪化およびブラックアウトフィルムへのダメージが問題となった。実施例のものは実用上問題はないが、実施例6では、離型層の摩擦抵抗が少し大きいので貼付け作業が面倒になる。また、同様に実施例1では粘着剤を塗布していないフィルム面の摩擦抵抗(静摩擦係数が0.32)が少し大きいので、この点で貼付け作業が面倒になるところがある。

Claims (8)

  1. プラスチックフィルムの片面に粘着剤層を設けてなり、その全光線透過率が80%以上である粘着フィルムにおいて、剥離角度180度、剥離速度0.3m/分(以下、低速剥離と称す)で剥離した際のアクリル板に対する初期粘着力が0.2〜4.0N/25mmであり、且つ、剥離角度180度、剥離速度30m/分(以下、高速剥離と称す)で剥離した際の粘着力が低速剥離時の粘着力の50%以下であることを特徴とするマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
  2. 40℃90日後のアクリル板に対する低速剥離粘着力が初期粘着力の1.5倍以下であり、且つ、高速剥離粘着力が低速剥離時の粘着力の50%以下であることを特徴とする請求項1記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
  3. 粘着フィルムの粘着剤面にプラスチックセパレータを設けてなるセパレータ付き粘着フィルムにおいて、プラスチックセパレータの粘着剤面に接する面の表面粗さRaが0.1μm以下であることを特徴とするマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
  4. 粘着フィルムの粘着剤面にプラスチックセパレータを設けてなる請求項1又は2記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム
  5. プラスチックセパレータの粘着剤面に接する面の表面粗さRaが0.1μm以下であることを特徴とする請求項4に記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
  6. プラスチックフィルムのもう一方の面に離型層を設けてなる請求項1〜5のいずれかに記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
  7. 粘着フィルムにおいて、離型層を設けた面と綿布との静摩擦係数が0.2以下であることを特徴とする請求項6に記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム。
  8. 上記粘着フィルムにおいて、離型層がシリコーン樹脂で形成されていることを特徴とする請求項6又は7のいずれかに記載のマーキングフィルム保護用粘着フィルム。

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