JP2004210413A - コース作成システムおよびコース作成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく巡回作業を行うことのできるコースを作成する。
【解決手段】コース作成システム100は、複数の店舗を含む地域内に、巡回コースを作成する。検索領域作成部161は、地域内の所定の基準点を中心として放射状に広がる分割線で地域を複数の検索領域に分割する。店舗選択部112は、各検索領域を対象として同一コースに含める店舗をそれぞれ選択する。調整処理部122は、各コースに含まれる店舗によって定まる統計量を考慮して、同一コースに含める巡回ポイントの選択を調整する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コース作成システムおよびコース作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の巡回ポイントを含む地域において、これらの巡回ポイントを巡回する最短経路は、いわゆる巡回セールスマン問題の手法で求めることができる。巡回セールスマン問題は、セールスマンがn個の都市を1回ずつ通って巡回する場合の最短経路を探索する問題である。都市数をnとすると、(n−1)!/2の組合せがあり、nの数が大きくなると、全ての組合せの数は指数関数的に増大するため、厳密解を求めるのは困難である。そこで、組合せの最適化を行うために種々の近似アルゴリズムが用いられる。このような近似アルゴリズムとしては、たとえばランダムサーチ、山登り法、焼きなまし法(SA:Simulated Annealing)、遺伝的アルゴリズム(GA)等が挙げられる。
【0003】
従来、イメージ地図から経路探索に好適な経路データを作成し、その経路データを用いて距離または時間のより少ない経路を決定する経路決定方法が開示されている(特許文献1)。ここでは、道路の交通量、交差点の位置、道路の形状、一方通行等の地図上の地理を考慮して経路が決定されている。これにより、距離または時間のより小さい経路を決定することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−273181号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来は、決まった範囲内でいかに効率よく巡回するかということしか考えられておらず、地域内に複数のコースを作成する際に、どのようにしてそのコース内に含める巡回ポイントを選択するかという手法については考慮されていなかった。とくに、このようなコースを客観的な観点から作成するという方法は全く考慮されていない。
【0006】
さらに、従来、トラック等の車両での移動を想定して地域内に複数のコースを作成する際に、効率的に巡回することのできるコースの作成は考慮されてこなかった。しかし、物品を配送する業者等にとっては、作業員数や車両台数の削減が要望されている。
【0007】
また、地域内に複数のコースを作成し、各コースを複数の作業員で分担するという特色を考慮すると、対象地域に含まれる複数の巡回ポイントを複数の作業員にどのようにして分配するべきかを検討することが重要である。従来、巡回コースを客観的な観点から作成する手法が考慮されていなかった結果、作業員の労力を客観的に把握することができなかった。そのため、作業員間で不公平感が生じることもあった。
【0008】
本発明の目的は、地域内に複数の巡回コースを作成する際に、必要な作業員数等を減らして効率よく巡回作業を行うことのできるコースを作成する技術を提供することにある。本発明の別の目的は、トラック等の車両で移動する巡回コースを作成する際に、必要な作業員数や車両台数を減らして効率的に巡回することのできるコースを作成する技術を提供することにある。本発明のまた別の目的は、このようなコースを客観的に作成することのできる技術を提供することにある。本発明のまた別の目的は、地域内に複数の巡回コースを作成する際に、巡回ポイントを適切に公平に割り当てることのできる技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以下に説明する本発明においては、たとえば各巡回ポイントを毎週巡回する等、コース内に含まれる巡回ポイントが固定されたコースの作成を想定する。ここで、巡回ポイントとは、作業員が巡回作業を行う際に立ち寄る地点や作業員が物品を配送する地点のことをいう。たとえば、充填作業等を行う際の自動販売機、商品配送を行う際のコンビニエンスストア等のチェーン店等各種店舗、訪問販売や聞き取り調査をする際の対象者、新聞や牛乳等の各種配達サービスの対象者、チラシの配布を行う際の対象設備等とすることができる。ここで、コースとは、たとえば巡回の出発点となる拠点から各巡回ポイントを巡回してまた拠点に戻るまでの経路をいう。コースの数とは、このような経路の数のことである。
【0010】
本発明によれば、複数の巡回ポイントを含む地域内に、巡回コースを作成するシステムであって、地域内の所定の基準点を中心として放射状に広がる分割線で地域を複数の検索領域に分割する検索領域作成部と、各検索領域を対象として同一コースに含める巡回ポイントをそれぞれ選択する選択部と、各コースに含まれる巡回ポイントによって定まる統計量を考慮して、同一コースに含める巡回ポイントの選択を調整する調整部と、を含むことを特徴とするコース作成システムが提供される。ここで、各コースはなるべく統計量が均等となるように形成される。
【0011】
このようにすれば、客観的に巡回コースを作成することができる。このように、客観的にコースを作成することにより、必要最小限のパラメータの設定のみで極めて短期間でのコース作成のシミュレーションを行うことができる。また、各コースは基準点を中心として放射状に広がる分割線により囲まれた検索領域内に形成されるので、略等しい形状で、把握しやすい形に形成することができる。これにより、作業員が公平感を持てるようなコースを作成することができる。さらに、本発明によれば、効率よく巡回することのできるコースを作成することができる。
【0012】
本発明のコース作成システムにおいて、検索領域作成部は、基準点を中心として、隣接する分割線がなす角度が略等しくなるように地域を複数の検索領域に分割することができる。これにより、各コースを略等しい形状で、統計量が略均等となるように作成することができる。また、最初に各検索領域を略均等に形成し、その後に調整処理を行うことにより、コース作成の最適解を求めるための処理を迅速に、効率よく行うことができる。
【0013】
本発明のコース作成システムにおいて、選択部は、検索領域内に含まれる巡回ポイントを同一コースに含めるように各巡回ポイントを選択することができ、調整部は、各コースにおける統計量の平均値を考慮して、基準点を中心として、隣接する分割線がなす角度を調整することができる。
【0014】
これにより、各コースを統計量が略均等となるように作成することができる。また、コース作成の最適解を求めるための処理を迅速に、効率よく行うことができる。
【0015】
本発明のコース作成システムにおいて、選択部は、検索領域内に含まれる巡回ポイントを同一コースに含めるように各巡回ポイントを選択することができ、調整部は、各コースにおける統計量の平均値を考慮して、該当するコースにおける統計量が平均値よりも低い場合は、その検索領域を形成する分割線のなす角度を広げる処理を行い、該当するコースにおける統計量が平均値よりも高い場合は、その検索領域を形成する分割線のなす角度を狭める処理を行うことができる。
【0016】
これにより、各コースを統計量が略均等となるように作成することができる。また、コース作成の最適解を求めるための処理を迅速に、効率よく行うことができる。
【0017】
本発明のコース作成システムにおいて、選択部は、検索領域内に含まれる巡回ポイントを同一コースに含めるように各巡回ポイントを選択することができ、調整部は、各コースにおける統計量の平均値を考慮して、該当するコースにおける統計量が平均値よりも高い場合は、当該検索領域に含まれる巡回ポイントの一部を移行させるための他のコースを作成する処理を行うことができる。ここで、他のコースは、該当するコースと統計量が異なるように作成されてよい。
【0018】
本発明のコース作成システムによれば、各コースが花の花びらのような形状に作成されるが、ここで、他のコースは、花びらの形が小さくなるように、基準点に近い位置にある巡回ポイントから優先的に選択されるようにすることができる。これにより、他のコースにおける統計量が、該当するコースにおける統計量よりも小さくなるようにすることもできる。
【0019】
本発明のコース作成システムにおいて、検索領域作成部は、当該地域内に含まれる道路をマーキングした道路情報を考慮して分割線を設定することができる。このようにすれば、たとえばトラック等の車両を用いて巡回を行う場合に、往路の進路方向の左側に位置する巡回ポイントをまず巡回し、その後に帰路の進行方向においても左側に位置する巡回ポイントを巡回して基準点に戻ってくるようなコースを作成することができるので、効率よく巡回作業を行うことができる。なお、車両の通行方向が右側通行の国においては、逆の順に巡回するコースとすることができる。
【0020】
本発明のコース作成システムにおいて、地域内に作成すべきコースの理論数nを算出する理論数算出部をさらに含むことができ、検索領域作成部は、隣接する分割線がなす角度が360/nの近似値となるように分割線を設定することができる。これにより、基準点を中心として、放射状に形成された花の花びらのような形状のコースを作成することができる。
【0021】
本発明のコース作成システムにおいて、巡回作業は車両を用いて行うものであってよく、作成されたコース毎にそのコースに含まれる店舗を巡回する順序を決定する順序決定部をさらに含み、順序決定部は、車両の通行方向側に位置する巡回ポイントから順に巡回するように順序を決定することができる。このようにすれば、車両で巡回作業を行う際に、効率よく巡回することのできる経路を作成することができる。
【0022】
本発明のコース作成システムにおいて、検索領域作成部は、まずコースを作成する際の開始点となるシードを複数の巡回ポイントの中から選択してよく、基準点およびシードを通るように軸線を設定することでき、当該軸線を考慮して分割線を設定することができる。
【0023】
本発明のコース作成システムにおいて、複数の巡回ポイントをコースに含める際の制限の度合いを示す融通性パラメータを各巡回ポイントに対応づけて保持するポイント情報保持部をさらに含み、検索領域作成部は、融通性パラメータを考慮してシードを選択することことができる。
【0024】
本発明のコース作成システムにおいて、地域は拠点を含むことができ、検索領域作成部は、拠点を基準点とすることができる。
【0025】
本発明のコース作成システムにおいて、選択された巡回ポイントによって定まる統計量を算出する算出部をさらに含むことができる。ここで、統計量は、選択された巡回ポイントへの配送時間により定まるコース時間とすることができる。また、統計量は、選択された巡回ポイントに配送する物品の量によって定まる物量とすることもできる。また、これら双方を考慮することもできる。
【0026】
本発明によれば、複数の巡回ポイントを含む地域内に、巡回コースを作成する方法であって、地域内の所定の基準点を中心として放射状に広がる分割線で地域を複数の検索領域に分割するステップと、各検索領域をそれぞれ対象として同一コースに含める巡回ポイントをそれぞれ選択するステップと、各コースに含まれる巡回ポイントによって定まる統計量を考慮して、同一コースに含める巡回ポイントの選択を調整するステップと、を含むことを特徴とするコース作成方法が提供される。
【0027】
本発明のコース作成方法において、検索領域に分割するステップは、基準点を中心として、隣接する分割線がなす角度が略等しくなるように地域を複数の検索領域に分割することができる。
【0028】
本発明のコース作成方法において、各コースにおける統計量の平均値を算出するステップをさらに含むことができ、選択するステップにおいて、検索領域内に含まれる巡回ポイントを同一コースに含めるように各巡回ポイントを選択してよく、調整するステップにおいて、統計量の平均値を考慮して、基準点を中心として、隣接する分割線がなす角度を調整することができる。
【0029】
本発明のコース作成システムにおいて、調整するステップにおいて、各コースにおける統計量の平均値を考慮して、該当するコースにおける統計量が平均値よりも低い場合は、その検索領域を形成する分割線のなす角度を広げる処理を行い、該当するコースにおける統計量が平均値よりも高い場合は、その検索領域を形成する分割線のなす角度を狭める処理を行うことができる。
【0030】
本発明のコース作成システムにおいて、選択するステップにおいて、検索領域内に含まれる巡回ポイントを同一コースに含めるように各巡回ポイントを選択することができ、調整するステップにおいて、各コースにおける統計量の平均値を考慮して、該当するコースにおける統計量が平均値よりも高い場合は、当該検索領域に含まれる巡回ポイントの一部を移行させるための他のコースを作成する処理を行うことができる。ここで、他のコースは該当するコースと統計量が異なるように作成されてよい。
【0031】
本発明のコース作成方法において、検索領域に分割するステップは、当該地域内に含まれる道路をマーキングした道路情報を考慮して分割線を設定することができる。
【0032】
本発明のコース作成方法において、各コースにおける統計量の差が所定の範囲内になるまで、分割するステップと、選択するステップと、調整するステップを繰り返し行うことができる。
【0033】
本発明によれば、コンピュータシステムにより、複数の巡回ポイントを含む地域内に、巡回コースを作成する方法であって、コンピュータシステムは、検索領域作成手段、選択手段、調整手段を備え、検索領域作成手段が地域内の所定の基準点を中心として放射状に広がる分割線で地域を複数の検索領域に分割するステップと、選択手段が各検索領域をそれぞれ対象として同一コースに含める巡回ポイントをそれぞれ選択するステップと、調整手段が各コースに含まれる巡回ポイントによって定まる統計量を考慮して、同一コースに含める巡回ポイントの選択を調整するステップと、を含むことを特徴とするコース作成方法が提供される。
【0034】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下の実施の形態におけるコース作成システムは、複数の巡回ポイントを含む地域内に、巡回コースを作成する際に、地域内の拠点を中心として、対象の地域を放射状に広がる分割線で複数の検索領域に分割し、各検索領域に含まれる巡回ポイントを同一の巡回コースに含めるようにして巡回コースを作成する。なお、以下の実施の形態においては、たとえば各巡回ポイントを毎週巡回する等、コース内に含まれる巡回ポイントが固定されたコースの作成を想定する。
【0036】
(第一の実施の形態)
以下、巡回ポイントを店舗として本発明の第一の実施の形態を説明する。
本発明の実施の形態において、複数の店舗を含む地域内で、各店舗を巡回する作業を行う際の巡回コースを複数作成する例を説明する。各担当者は、毎日営業所や配送センター等の拠点を開始点として、自己の巡回コースに含まれる店舗を回って店舗への商品等の補充・配達、店舗との関係強化、情報収集、セールス提案、契約、検証等を行った後、また拠点に戻るという巡回作業を行うものとする。したがって、全体の作業効率を上昇させるためには、各担当者が移動する拠点−店舗間および店舗−店舗間の距離がそれぞれなるべく短くなるようにして巡回コースを設定するのが好ましい。巡回作業は、徒歩で行うものとすることもできるが、本実施の形態においては、自動車等の車両を使った巡回作業について説明する。なお、配送コースには、たとえば配送時間の上限や移動距離の上限が異なるもの等、複数のコース形態を設けることもできる。
【0037】
図1は、本実施の形態におけるコース作成方法の手順を示すフローチャートである。まず、コース作成に必要な地図情報データ、拠点情報データ、店舗情報データ等の各種データの登録が行われる(S2)。次に、コース作成のために必要な条件の設定が行われる(S4)。つづいて、対象地域を複数の検索領域に分割するために必要なパラメータの設定が行われる(S6)。その後、地域内に設定された複数の検索領域のそれぞれを対象として同一コース内に含める店舗が順次選択され、複数のコースが作成される(S8)。つづいて、コース作成結果の評価および再作成が行われる(S10)。評価および再作成が終了すると、コース作成処理を終了する。
【0038】
図2は、本実施の形態におけるコース作成システムの構成を示すブロック図である。コース作成システム100は、表示処理部108と、条件設定受付部110と、パラメータ設定受付部111と、店舗選択部112と、判断部114と、算出処理部116と、調整処理部122と、コース状態評価部124と、検索領域作成部161と、地図情報記憶部T1と、拠点情報記憶部T2と、店舗情報記憶部T3と、条件記憶部T4と、コース情報記憶部T5と、ロジック記憶部T6と、パラメータ記憶部T7と、検索領域記憶部T10とを有する。算出処理部116は、算出部118および順序決定部121を含む。
【0039】
地図情報記憶部T1は、コース作成の対象となる地域の地図情報データを記憶する。また、本実施の形態において、地図情報記憶部T1は、地図情報データ中に含まれる幹線道路等の道路情報をマーキングした道路情報をも記憶する。拠点情報記憶部T2は、拠点情報データを記憶する。拠点情報データは、拠点の識別コード、拠点の名称、拠点の位置(緯度および経度、またはX座標およびY座標)等を含む。ここで、拠点とは、たとえばその地域における営業所や物流センター等の配送拠点である。
【0040】
店舗情報記憶部T3は、店舗情報データを記憶する。店舗情報データは、拠点の識別コード、店舗の識別コード、店舗の名称、店舗の位置(緯度、経度および高さ、またはX座標、Y座標およびZ座標)、1回あたりの作業時間(分)、月訪問(巡回)回数、訪問日時条件、融通性パラメータ、月売上(円)、商品毎の月販売量(個)、拠点からの移動速度(km/時間)、店舗間移動速度(km/時間)等、同一コース内に含める店舗を選択したり、コース時間等の統計量を算出するために必要な情報を含む。融通性パラメータとは、コースに含める際の各店舗の制限の度合いを示すパラメータである。たとえば、訪問曜日や時間が決まっている店舗はその曜日または時間に訪問をしなければならず、制限の度合いが強い。そのため融通性パラメータが低く設定される。また、月当たりの訪問回数が多い店舗も融通性パラメータが低く設定される。
【0041】
図3は、本実施の形態における店舗情報記憶部T3のデータ構造の一部を示す図である。ここでは、店舗情報記憶部T3は、拠点コード欄、店舗コード欄、名称欄、位置欄、高さ欄、作業時間欄、回数欄、日時条件欄、融通性パラメータ欄等を含む。ここで、たとえば、店舗コード「a」の店舗は、拠点コード「1000」の拠点に属し、名称が「スーパー」で、位置が「(X,Y)」、高さが「地上」、この店舗における作業時間が「25分」、月当たりの訪問回数は「8回」、訪問の日時条件は「−(特になし)」である。また、この店舗は月当たりの訪問回数が8回だが日時条件がないため、融通性パラメータは中程度の「3」である。たとえば、店舗コード「b」の店舗は、拠点コード「1000」の拠点に属し、名称が「ショッピングモール1」で、位置が「(X,Y)」、高さが「地上」、この店舗における作業時間が「15分」、月当たりの訪問回数は12回、訪問の日時条件は「月・水・金」である。つまり、店舗コード「b」の店舗には毎週月曜日、水曜日、および金曜日に訪問する必要がある。この店舗は、月当たりの訪問回数が「12回」で日時条件も決まっているため、融通性パラメータは最も低い「1」である。
【0042】
図2に戻り、表示処理部108は、各種データや作成されたコース状態等を地図情報とともに画面(不図示)上に表示する処理を行う。
【0043】
条件設定受付部110は、ユーザからコース作成のための種々の条件の設定を受け付ける。条件設定受付部110は、たとえば、各担当者の1日の標準作業時間、各店舗での標準作業時間、店舗間の標準移動速度、拠点と店舗間の標準移動速度等の条件の設定を受け付ける。条件記憶部T4は、設定された条件を記憶する。
【0044】
また、条件設定受付部110は、統計量の許容範囲の設定を受け付ける。許容範囲とは、望ましい統計量の上限および下限のことである。以下、本実施の形態において、コース時間を統計量として説明する。コース時間とは、拠点からコース内の店舗を巡回してまた拠点に戻るまでの時間のことである。コース時間には車での移動時間および各店舗における作業時間が含まれる。たとえば、コース時間の上限は各担当者の1日の標準作業時間とすることができ、また、上限時間との差が1時間以内となるように下限時間を設定することができる。
【0045】
パラメータ設定受付部111は、対象地域を複数の検索領域に分割するために必要なパラメータの設定を受け付ける。対象地域は、拠点を中心として放射状に広がる分割線で分割することにより複数の検索領域に分割される。ここで、パラメータには、その地域内に作成すべきコースの望ましい理論数、最初の分割線の設定条件、隣接する分割線がなす角度等が含まれる。最初の分割線は、たとえば、拠点を始点として、拠点内に設定されたシード店舗と拠点を結ぶ軸線を考慮して設定することもでき、地域内のマーキングされた道路の位置を考慮して設定することもできる。また、隣接する分割線がなす角度は、たとえば拠点を中心とした円(360°)をコースの理論数で除した角度とすることもできる。対象地域の分割方法については後述する。
【0046】
パラメータ記憶部T7は、このようにして設定されたパラメータを記憶する。図4は、パラメータ記憶部T7のデータ構造の一部を示す図である。パラメータ記憶部T7は、たとえばシード店舗の選択条件に関するデータも記憶する。シード店舗の選択条件としては、拠点から近い位置から選択する場合と拠点から遠い位置から選択する場合とが含まれる。ここでは、拠点から遠い位置から選択する旨が設定されている。また、コース数の理論数は12、その許容範囲は+2、つまりコース数が14以内であれば、コース作成処理を終了してもよい旨が設定されている。この場合、隣接する分割線がなす角度は30度、その許容範囲は−10度〜+30度となる旨が設定されている。
【0047】
図2に戻り、検索領域作成部161は、パラメータ記憶部T7を参照して、地域内に複数の検索領域を作成する処理を行う。検索領域記憶部T10は、検索領域作成部161により設定された検索領域に関する情報を少なくとも一時的に記憶する。
【0048】
店舗選択部112は、検索領域記憶部T10を参照して、検索領域作成部161により作成された各検索領域を対象として、同一コースに含める店舗を選択する。コース作成処理については後述する。コース情報記憶部T5は、作成されたコースに関する情報を記憶する。
【0049】
算出処理部116において、算出部118は、コース時間等の統計量を算出する。算出処理部116は、複数のコースのコース時間の平均値も算出する。順序決定部121は、作成されたコース毎にそのコースに含まれる店舗を巡回する順序を決定する。順序決定部121により決定された巡回順序もコース情報記憶部T5に記憶される。順序決定部121による巡回順序の決定方法についても後述する。
【0050】
判断部114は、算出部118により算出された各コースにおけるコース時間が所定の許容範囲内であるか否かを判断する。調整処理部122は、コース時間が所定の許容範囲内でない場合に、コース間での店舗の分配の調整等の処理を行う。
【0051】
なお、ロジック記憶部T6は、種々の処理手順に関するロジックを記憶する。
【0052】
コース状態評価部124は、コース作成処理が行われた後、最終的に作成されたコース数を理論数と比較する等して、コース作成の適否を判断する。
【0053】
図5は、図1に示したステップ8のコース作成処理を具体的に示したフローチャートである。
まず、検索領域作成部161は、地域を複数の検索領域に分割する際の基準となる分割線を設定する(S18)。検索領域作成部161は、たとえば、地域内の店舗の中からシード店舗を選択し、拠点を始点としてそのシード店舗を通る軸線を設定し、その軸線を考慮して最初の分割線を設定することができる。ここで、算出処理部116は、店舗情報記憶部T3を参照して、融通性パラメータの低い店舗から順にシード店舗を選択してよい。融通性パラメータの低い店舗とは、たとえば月当たりの訪問回数が多い店舗や訪問日時の指定がある店舗等のことである。また、検索領域作成部161は、パラメータ記憶部T7を参照して、拠点からの位置の遠近等に応じてシード店舗を選択してもよい。また、検索領域作成部161は、地図情報記憶部T1を参照して、マーキングされた道路の位置を考慮して最初の分割線を設定することもできる。
【0054】
検索領域作成部161は、最初の分割線を基準として、パラメータ記憶部T7を参照して、隣接する分割線がなす角度を考慮して、拠点を中心として放射状に広がる複数の分割線を順次設定していく。検索領域作成部161は、分割線で囲まれた領域を検索領域として地域を複数の検索領域に分割する(S20)。
【0055】
検索領域の分割方法の一例について、図6を参照して説明する。図6は、地域内の拠点および複数の店舗をポイントとして示した図である。検索領域作成部161は、パラメータ記憶部T7を参照して、予め設定された各種パラメータに基づき、地域を複数の検索領域に分割する。図6(a)に示すように、ここでは、ポイントaがシード店舗であるとして説明する。検索領域作成部161は、まず、拠点を一端として拠点とポイントaとを結ぶ直線を軸線Lとして設定する。つづいて、検索領域作成部161は、パラメータ記憶部T7を参照して、隣接する分割線のなす角度を考慮し、たとえば軸線により、検索領域が略均等に二分割されるようにして最初の分割線を設定する。ここでは、分割線dを最初の分割線とする。このとき、最初の分割線は、軸線に対して反時計回りの方向に設定されるのが好ましい。このようにすれば、作成されたコースを車両で巡回する際に、往路では左側にある店舗を順次巡回した後、帰路でも同様に左側にある店舗を巡回するようにすることができ、効率よく巡回することのできるコースを作成できるからである。つづいて、検索領域作成部161は、パラメータ記憶部T7を参照して、隣接する分割線のなす角度を考慮して、次の分割線dを設定する。図6(b)に示すように、検索領域作成部161は、同様にして、複数の分割線d〜d12を設定する。これによりこの地域は12個の検索領域に分割される。
【0056】
図7は、検索領域の分割方法の他の例を示す図である。この地域には、たとえば図7(a)中破線で示すような道路が、マーキングされている。検索領域作成部161は、図7(b)に示すように、マーキングされた道路の中で、基準となる幹線道路を選択する。検索領域作成部161は、上述したのと同様、パラメータ記憶部T7を参照して、隣接する分割線のなす角度を考慮し、たとえばマーキングされた幹線道路により、検索領域が略均等に二分割されるようにして最初の分割線を設定することができる。ここでも、分割線dを最初の分割線とする。ここでも、上述したのと同様、最初の分割線は、幹線道路に対して反時計回りの方向に設定されるのが好ましい。このようにすれば、作成されたコースを車両で巡回する際に、往路では左側にある店舗を順次巡回した後、帰路でも同様に左側にある店舗を巡回するようにすることができ、効率よく巡回することのできるコースを作成できるからである。なお、車両が右側通行の国内の地域を対象とする場合は、逆方向にするのが好ましい。つづいて、検索領域作成部161は、パラメータ記憶部T7を参照して、隣接する分割線のなす角度を考慮して、図7(c)に示すように、次の分割線dを設定する。
【0057】
図5に戻り、店舗選択部112は、検索領域作成部161により分割された各検索領域を対象として、その検索領域内の店舗を同一コースに含めるように選択する(S22)。コースが作成されると、順序決定部121は、拠点を始点として拠点とシード店舗とを結ぶ軸線Lに対して反時計回り方向にある領域に属する店舗を順次巡回し、その後、この領域内で最も遠い位置にある店舗で反転し、軸線Lに対して時計回り方向にある領域に属する店舗を順次巡回するように巡回順序を決定する。このようにすると、車両が左側通行の国において車両で巡回作業を行う際に、まず往路において道路の左側にある店舗を巡回し、その後に帰路においても左側にある店舗を巡回することができるので、効率よく巡回することのできるコースを作成することができる。算出部118はそのコースに含まれる店舗の統計量を算出する(S24)。ここで、統計量は、そのコースにおけるコース時間である。つづいて、算出部118は、これらのコースの統計量の平均値を算出する。
【0058】
判断部114は、各コースにおける統計量が所定の許容範囲内であるか否かを判断する(S26)。全コースにおける統計量が所定の許容範囲内の場合(S26のYes)、判断部114は、各コースにおける統計量の差が所定の許容範囲内か否かを判断する(S28)。各コースにおける統計量の差が所定の許容範囲内の場合(S28のYes)、コース作成処理は終了する。ここで、各コースにおける統計量の差は、全コースの統計量の平均値との比較により算出することもできる。
【0059】
ステップ26において、いずれかのコースにおける統計量が所定の許容範囲内でない場合(S26のNo)、判断部114は、そのコースにおける統計量が許容範囲以上であるか否かを判断する(S30)。そのコースにおける統計量が許容範囲より低い場合(S30のNo)、ステップ20に戻り、対象地域内に作成するコース数を増やして検索領域を作成する処理を再度行う。ステップ30において、対象のコースにおける統計量が許容範囲以上の場合(S30のYes)、または各コースにおける統計量の差が所定の範囲内でない場合(S28のNo)、調整処理部122は、調整処理を行い(S32)、コース作成処理を終了する。
【0060】
調整処理としては、主に以下の二通りの手法をとることができる。
第一の手法を図8を参照して説明する。上述したようにして算出部118がコース時間およびその平均値を算出した結果、たとえば、分割線dとdで囲まれた検索領域5を対象として作成されたコースの統計量が統計量の平均値よりも高い場合、調整処理部122は、検索領域5を形成する分割線dとdがなす角度を狭める調整を行う。この際、調整処理部122は、たとえば分割線dとdで囲まれた検索領域4を対象として作成されたコースの統計量と、分割線dとdで囲まれた検索領域6を対象として作成されたコースの統計量とを比較し、統計量が少ない方の検索領域との間の分割線を移動させる。ここでは、たとえば検索領域6を対象として作成されたコースの統計量が検索領域4を対象として作成されたコースの統計量より小さいと仮定する。この場合、調整処理部122は、図示したように、分割線dを検索領域5の方向に移動させ、検索領域5を形成する分割線dとdがなす角度が狭まり、検索領域6を形成する分割線dとdがなす角度が広がるような処理を行う。また、調整処理部122は、分割線dおよび分割線dの両方を移動させ、検索領域5を狭めるような処理を行うようにすることもできる。調整処理部122は、各検索範囲における統計量がそれぞれ所定の許容範囲内になり、コース間における統計量の差が所定の許容範囲内となるまで同様の処理を繰り返す。
【0061】
また、調整処理部122は、コースの統計量が統計量の平均値よりも低い検索領域に関しては、その検索領域を形成する分割線の角度を広げる処理を行う。このような処理を何度も繰り返し行うことにより、各検索領域を対象として作成されたコースにおける統計量がほぼ均等となるような最適解を求めることができる。本実施の形態において、統計量や統計量の差に所定の範囲を設けることにより、コース作成の終了条件を満たす最適解を求める処理を迅速に行うことができ、コース作成を迅速に行うことができる。
【0062】
次に、第二の手法を図9を参照して説明する。順序決定部121は、図9(a)に示すように、往路の進行方向において幹線道路の左側にある店舗を巡回し、拠点から最も遠い位置にある店舗で折り返して帰路の進行方向においても幹線道路の左側にある店舗を巡回するように巡回順序を決定する。算出部118が、このようにして決定された順序で各店舗を巡回した場合の各コースにおける統計量を算出した結果、ある検索領域を対象として作成されたコースの統計量が、統計量の許容範囲以上、または他のコースとの統計量の平均値との差が許容範囲以上であった場合、調整処理部122は、図9(b)に示すように、そのコースに含まれる店舗のうち、たとえば拠点に近い位置にある店舗を外し、残りの店舗を含めた第1コースを作成し、その後に第1コースから外された店舗を含めた第2コースを作成することができる。
【0063】
ここで、第1コースおよび第2コースは、たとえばコース時間の上限値が異なるように設定することができる。たとえば、第1コースは、拠点を朝出発してコース内の各店舗を巡回し、途中で昼の休憩時間をとってそのまま午後も各店舗を巡回して夕方拠点に戻ってくるコースとすることができる。また、第2コースは、拠点を朝出発して午前中コース内の各店舗を巡回して拠点に戻るコース、または昼の休憩時間をとった後拠点を出発してコース内の各店舗を巡回して夕方拠点に戻るコースとすることができる。拠点から遠い位置にある店舗を回る場合は、拠点まで戻る時間が長くなるので、第1コースに含めた方が効率がよい。
【0064】
また、ここでは、同一の検索領域を対象として第1コースおよび第2コースを作成した例を説明したが、第2コースは、複数の検索領域にまたがるようにして作成することもできる。たとえば、調整処理部122は、あるコースにおけるコース時間が上限時間以上の場合拠点から近い順に店舗を外す処理を行う。このような処理を繰り返し、そのコースにおけるコース時間が上限以下となり、またそのコースのコース時間が他のコースとの平均値との差が所定の範囲内となるまで同様の処理を繰り返す。店舗選択部112は、このような処理を行った結果、各コースから外されたコースを適宜選択していき、第2コースを作成することができる。
【0065】
次に、ある地域内に作成すべきコース数の理論数の求め方の一例を図10を参照して説明する。地域内に必要なコース数の理論数を算出するための手順の一例を示す図である。
算出部118は、拠点情報記憶部T2に記憶された拠点情報データ、店舗情報記憶部T3に記憶された店舗情報データ、および条件記憶部T4に記憶された各種条件を適宜参照して、以下の手順でコース数の理論数を算出する。
【0066】
算出部118は、拠点から対象地域内の店舗への平均移動時間Mを算出する(S160)。まず、拠点から各店舗への合計距離を求めた後、この合計距離を条件記憶部T4に記憶された拠点と店舗間の標準移動速度で除すことにより合計移動時間を求める。次いで、この合計移動時間を全店舗数で除すことによりMが求められる。
【0067】
つづいて、算出部118は、店舗間の平均移動時間Mを算出する(S162)。まず、各店舗から直近n個の店舗への合計距離を求めた後、この合計距離を条件記憶部T4に記憶された店舗間の標準移動速度で除すことにより合計移動時間を求める。次いで、この合計移動時間をnで除すことにより、各店舗から他の店舗への平均移動時間m〜mを得る。つづいて、これらの平均移動時間m〜mを合計し、全店舗数で除すことによりMを算出する。
【0068】
つづいて、算出部118は、この地域において、1日で作業可能な店舗数Nを算出する(S164)。1日の合計作業時間
Tz=M×2+M(N−1)+T×N
(Tは1店舗当たりの平均作業時間)
であるので、この式を変形して
=(Tz−M×2+M)/(M+T)
を算出する。
【0069】
一方、算出部118は、1日あたりの処理が必要な店舗数Nを算出する(S166)。まず、各店舗毎に月ごとの配送回数を算出して合計することにより、月ごとの装填回数Wを算出する。次いで、各担当者の1月の労働日数を4週間×5日=20として、N=W/20を求める。
【0070】
その後、算出部118は、1日あたりの処理が必要な店舗数Nを1日で作業可能な店舗数Nで除すことにより、1日あたりの必要コース数の理論数=N/Nを算出する(S168)。
【0071】
検索領域作成部161は、このようにして算出された理論数に基づき、各検索領域を形成する分割線がなす角度を決定する。
【0072】
以上で説明したようにしてコースを作成すると、図11に示すように、花の花びらのような形をした放射状の花型のコースが作成されることになる。図11(a)は第1コースのみを作成した場合、図11(b)は第2コースも作成した場合のコースの形状を模式的に示した図である。
【0073】
これにより、複数のコースの状態が一目瞭然に把握できるコースを作成することができる。また、本実施の形態のコース作成システム100によれば、効率よく訪問や巡回等の作業を行うことのできるコースを作成することができる。とくに、車等の車両で移動する場合、また、同一コース内に含める店舗を、拠点とシード店舗とを通る軸線や幹線道路を考慮して数理的に客観的に選択していくので、客観性の高いコースを作成することができる。これにより、作業員間で公平感が持てるようなコースを作成することができる。また、このように、実際の地理等の現実問題をほとんど考慮することなく客観的にコースを作成することにより、必要最小限のパラメータの設定のみで極めて短期間でのコース作成のシミュレーションを行うことができる。
【0074】
(第二の実施の形態)
本実施の形態においても、巡回ポイントを店舗とする。また、本実施の形態においても、コース作成システム100は、第一の実施の形態において図2を参照して説明したのと同様の構成を有する。
【0075】
以下、図12および図13を参照して、本実施の形態におけるコース作成方法を説明する。
図12(a)に示すように、本実施の形態において、検索領域作成部161は、第一の実施の形態において図5を参照して説明したのと同様にして最初の分割線dおよび次の分割線dを設定する。ここで、順序決定部121は、分割線dおよび分割線dにより囲まれた検索領域に含まれる店舗を対象として、これらの店舗の巡回順序を決定する。算出部118は、この順序でこれらの店舗を巡回したときの統計量であるコース時間を算出する。本実施の形態において、コース時間が所定の許容範囲内でない場合、調整処理部122は、分割線dおよび分割線dがなす角度を広げたり狭めたりする処理を行う。
【0076】
たとえば、図12(a)に示した状態のとき、分割線dおよび分割線dにより囲まれた検索領域内に作成されたコースのコース時間が所定範囲よりも低かった場合、調整処理部122は、分割線dおよび分割線dがなす角度を広げ、たとえば分割線d'および分割線d'に囲まれた領域を検索領域として再度コースを作成する処理を行う。ここで、調整処理部122は、分割線d'および分割線d'に囲まれた検索領域内に作成されたコースのコース時間が所定範囲内となるように角度を調整する。
【0077】
上記調整処理の結果、その検索領域内におけるコースのコース時間が所定範囲内となると、図13に示すように、検索領域作成部161は、次の分割線dを設定し、次の検索領域を作成する。この後も同様に調整処理を行い、順次次のコースを作成していく。
【0078】
(第三の実施の形態)
本実施の形態においても、巡回ポイントを店舗とする。また、本実施の形態においては、複数の店舗を含む地域内で、各店舗にトラックで商品を配送する際の配送コースを複数作成する例を説明する。各担当者は、毎日配送拠点で物品をトラックに積載し、自己の配送コースに含まれる店舗への配送を行った後、配送拠点に戻るという配送作業を行うものとする。したがって、全体の作業効率を上昇させるためには、各担当者が移動する拠点−店舗間および店舗−店舗間の距離がそれぞれなるべく短くなるようにして配送コースを設定するのが好ましい。また、トラック積載量の上限を考慮して配送コースを設定するのが好ましい。
【0079】
本実施の形態においても、コース作成システム100は、第一の実施の形態において図2を参照して説明したのと同様の構成を有する。本実施の形態において、拠点は対象の地域における物流センター等の配送拠点である。
【0080】
店舗情報記憶部T3は、第一の実施の形態において説明した情報に加えて、たとえば店舗毎の1回当たりの配送量等、同一コース内に含める店舗を選択したり、合計物量やコース時間等の統計量を算出するために必要な情報を含む。
【0081】
図14は、本実施の形態における店舗情報記憶部T3のデータ構造の一部を示す図である。ここでは、店舗情報記憶部T3は、第一の実施の形態において図3を参照して説明した情報に加えて、配送量欄を含む。ここで、たとえば、店舗コード「a」の店舗における、1回当たりの配送量は0.001tである。また、たとえば、店舗コード「b」の店舗における1回当たりの配送量は0.002tである。
【0082】
条件設定受付部110は、第一の実施の形態において説明した条件に加えて、たとえばトラックの積載量等の条件の設定を受け付ける。
【0083】
また、条件設定受付部110は、トラックの最大積載量および下限積載量の設定をも受け付ける。ここで、最大積載量とは、各トラックにおいて、それ以上物品を積載することのできない量、下限積載量とは積載量の下限の目標値である。ここで、2tトラックを用いる場合、たとえば最大積載量を2tとし、下限積載量を最大積載量の80%の1.6tと設定することができる。また、条件設定受付部110は、第一の実施の形態と同様、コース時間の上限および下限の設定を受け付ける。コース時間にはトラックの走行時間および各店舗における作業時間が含まれる。
【0084】
さらに、条件設定受付部110は、第一の実施の形態と同様、1日コースや半日コース等、コースの種類の選択を受け付けることもできる。トラックに積載できる物品の量を考慮した場合、たとえば拠点から近い位置にある店舗を回る場合は、半日コースとした方が1台のトラックで配送することのできる1日当たりの合計物量が実質的に増加するため効率がよくなるというメリットが生じる。
【0085】
店舗選択部112は、第一の実施の形態と同様、検索領域作成部161に分割された検索領域を対象として、店舗を順次選択し、地域内に複数のコースを作成する。本実施の形態において、算出部118は、店舗選択部112が選択した店舗のコース時間に加えて合計物量をも算出する。
【0086】
判断部114は、算出部118により算出された合計物量およびコース時間が所定の許容範囲内であるか否かを判断する。調整処理部122は、合計物量またはコース時間が所定の範囲内でない場合に、同様の調整処理を行う。
【0087】
本実施の形態のコース作成システムによれば、たとえばトラックで物品を配送する際等、物品の積載量に上限があるような場合であっても、物品の量を考慮しつつ、配送作業員の作業時間である配送時間をも考慮してコースが作成されるので、客観的かつ実効的なコース作成を行うことができる。
【0088】
(第四の実施の形態)
図15は、第一〜第三の実施の形態で説明したコース作成システム100を含むネットワーク構成を示す図である。第一〜第三の実施の形態で説明したユーザからの処理は、ネットワーク148を介してユーザ端末150から行うことができる。本実施の形態において、ユーザ端末150は、ネットワーク148を介してコース作成システム100と通信可能であればどのようなものであってもよい。たとえば、ユーザ端末150は、PC、PDA、携帯電話、その他任意のハードウエアとすることができる。
【0089】
このようにすれば、ユーザは、ユーザ端末150を持って、店舗が設置された地域内を実際に巡回しながらコース作成処理に必要な指示をコース作成システム100に送信することができる。これにより、実際の現場の状況を反映させつつ、客観的に、条件設定受付部110やパラメータ設定受付部111に条件設定やパラメータ設定を入力することができる。
【0090】
また、第一および第二の実施の形態で説明したコース作成システム100は、各実施の形態において説明した構成に加えて、拠点情報データや店舗情報データ等の各種データの登録を受け付けるデータ登録受付部を有してもよい。
【0091】
図16は、第一の実施の形態におけるコース作成システム100がデータ登録受付部152を有する場合の構成を示すブロック図である。データ登録受付部152は、ユーザから各種データの登録を受け付け、それらのデータを拠点情報記憶部T2または店舗情報記憶部T3に記憶する。これにより、ユーザは、ユーザ端末150を持って店舗が設置された地域内を実際に巡回しながら各種データの登録を行うことができる。したがって、拠点情報記憶部T2および店舗情報記憶部T3に、より正確で的確な情報を記憶することができる。また、予め拠点情報記憶部T2または店舗情報記憶部T3に各種データを登録している場合であっても、現場の状況に変化があった場合に、迅速にデータの更新を行うことができる。拠点情報記憶部T2および店舗情報記憶部T3に記憶された各種データを、的確かつ迅速に整備することにより、対象の地域のコース作成を適切に行うことができる。
【0092】
本実施の形態において、ネットワーク148を介して、ユーザ端末150からコース作成システム100に必要な情報の送受信を行うことができるので、実際に地域内を巡回しながらコース作成に必要な情報をコース作成システム100に送信することができる。そのため、たとえば各種データを的確かつ迅速に更新することができ、コース作成を好適に行うことができる。
【0093】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0094】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、地域内に複数の巡回コースを作成する際に、必要な作業員数等を減らして効率よく巡回作業を行うことのできるコースを作成する技術を提供することができる。本発明によれば、このようなコースを客観的に作成することができる。本発明によれば、地域内に複数の巡回コースを作成する際に、巡回ポイントを適切に公平に割り当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるコース作成処理の手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態におけるコース作成システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における店舗情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるパラメータ記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図5】図1に示したステップ8のコース作成処理を具体的に示したフローチャートである。
【図6】検索領域の分割方法の一例を示す図である。
【図7】検索領域の分割方法の他の例を示す図である。
【図8】コース作成時の調整処理の方法の一例を示す図である。
【図9】コース作成時の調整処理の方法の他の例を示す図である。
【図10】ある地域内に作成すべきコース数の理論数を求める方法を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態において作成されるコースの形状を模式的に示す図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるコース作成方法を説明するための図である。
【図13】本発明の実施の形態におけるコース作成方法を説明するための図である。
【図14】本発明の実施の形態における店舗情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図15】本発明のコース作成システムを含むネットワーク構成を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態におけるコース作成システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 コース作成システム
108 表示処理部
110 条件設定受付部
111 パラメータ設定受付部
112 店舗選択部
114 判断部
116 算出処理部
118 算出部
121 順序決定部
122 調整処理部
124 コース状態評価部
148 ネットワーク
150 ユーザ端末
152 データ登録受付部
161 検索領域作成部
T1 地図情報記憶部
T2 拠点情報記憶部
T3 店舗情報記憶部
T4 条件記憶部
T5 コース情報記憶部
T6 ロジック記憶部
T7 パラメータ記憶部
T10 検索領域記憶部

Claims (15)

  1. 複数の巡回ポイントを含む地域内に、巡回コースを作成するシステムであって、
    前記地域内の所定の基準点を中心として放射状に広がる分割線で前記地域を複数の検索領域に分割する検索領域作成部と、
    各前記検索領域を対象として同一コースに含める巡回ポイントをそれぞれ選択する選択部と、
    各コースに含まれる前記巡回ポイントによって定まる統計量を考慮して、同一コースに含める前記巡回ポイントの選択を調整する調整部と、
    を含むことを特徴とするコース作成システム。
  2. 請求項1に記載のコース作成システムにおいて、
    前記検索領域作成部は、前記基準点を中心として、隣接する前記分割線がなす角度が略等しくなるように前記地域を複数の検索領域に分割することを特徴とするコース作成システム。
  3. 請求項1または2に記載のコース作成システムにおいて、
    前記選択部は、前記検索領域内に含まれる前記巡回ポイントを同一コースに含めるように各前記巡回ポイントを選択し、
    前記調整部は、各コースにおける前記統計量の平均値を考慮して、前記基準点を中心として、隣接する前記分割線がなす角度を調整することを特徴とするコース作成システム。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記選択部は、前記検索領域内に含まれる前記巡回ポイントを同一コースに含めるように各前記巡回ポイントを選択し、
    前記調整部は、各コースにおける前記統計量の平均値を考慮して、該当するコースにおける前記統計量が前記平均値よりも低い場合は、その検索領域を形成する前記分割線のなす角度を広げる処理を行い、該当するコースにおける前記統計量が前記平均値よりも高い場合は、その検索領域を形成する前記分割線のなす角度を狭める処理を行うことを特徴とするコース作成システム。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記選択部は、前記検索領域内に含まれる前記巡回ポイントを同一コースに含めるように各前記巡回ポイントを選択し、
    前記調整部は、各コースにおける前記統計量の平均値を考慮して、該当するコースにおける前記統計量が前記平均値よりも高い場合は、当該検索領域に含まれる巡回ポイントの一部を移行させるための他のコースを作成する処理を行うことを特徴とするコース作成システム。
  6. 請求項5に記載のコース作成システムにおいて、
    前記他のコースは、該当するコースと前記統計量が異なるように作成されることを特徴とするコース作成システム。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記検索領域作成部は、当該地域内に含まれる道路をマーキングした道路情報を考慮して前記分割線を設定することを特徴とするコース作成システム。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記地域内に作成すべきコースの理論数nを算出する理論数算出部をさらに含み、
    前記検索領域作成部は、隣接する前記分割線がなす角度が360/nの近似値となるように前記分割線を設定することを特徴とするコース作成システム。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    巡回作業は車両を用いて行うものであって、
    作成されたコース毎にそのコースに含まれる店舗を巡回する順序を決定する順序決定部をさらに含み、前記順序決定部は、前記車両の通行方向側に位置する前記巡回ポイントから順に巡回するように順序を決定することを特徴とするコース作成システム。
  10. 複数の巡回ポイントを含む地域内に、巡回コースを作成する方法であって、
    前記地域内の所定の基準点を中心として放射状に広がる分割線で前記地域を複数の検索領域に分割するステップと、
    各前記検索領域をそれぞれ対象として同一コースに含める巡回ポイントをそれぞれ選択するステップと、
    各コースに含まれる前記巡回ポイントによって定まる統計量を考慮して、同一コースに含める前記巡回ポイントの選択を調整するステップと、
    を含むことを特徴とするコース作成方法。
  11. 請求項10に記載のコース作成方法において、
    前記検索領域に分割するステップは、前記基準点を中心として、隣接する前記分割線がなす角度が略等しくなるように前記地域を複数の検索領域に分割することを特徴とするコース作成方法。
  12. 請求項10または11に記載のコース作成方法において、
    各コースにおける前記統計量の平均値を算出するステップをさらに含み、
    前記選択するステップにおいて、前記検索領域内に含まれる前記巡回ポイントを同一コースに含めるように各前記巡回ポイントを選択し、
    前記調整するステップにおいて、前記統計量の平均値を考慮して、前記基準点を中心として、隣接する前記分割線がなす角度を調整することを特徴とするコース作成方法。
  13. 請求項10乃至12いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記調整するステップにおいて、各コースにおける前記統計量の平均値を考慮して、該当するコースにおける前記統計量が前記平均値よりも低い場合は、その検索領域を形成する前記分割線のなす角度を広げる処理を行い、該当するコースにおける前記統計量が前記平均値よりも高い場合は、その検索領域を形成する前記分割線のなす角度を狭める処理を行うことを特徴とするコース作成方法。
  14. 請求項10乃至13いずれかに記載のコース作成システムにおいて、
    前記選択するステップにおいて、前記検索領域内に含まれる前記巡回ポイントを同一コースに含めるように各前記巡回ポイントを選択し、
    前記調整するステップにおいて、各コースにおける前記統計量の平均値を考慮して、該当するコースにおける前記統計量が前記平均値よりも高い場合は、当該検索領域に含まれる巡回ポイントの一部を移行させるための他のコースを作成する処理を行うことを特徴とするコース作成方法。
  15. 請求項10乃至14いずれかに記載のコース作成方法において、
    各コースにおける前記統計量の差が所定の範囲内になるまで、前記分割するステップと、前記選択するステップと、前記調整するステップを繰り返し行うことを特徴とするコース作成方法。
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