JP2004210343A - ドリップバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】ドリップバッグ本体が抽出される飲料に浸かることを防ぎつつ、ドリップバッグの開口部から湯を注ぎ、簡易に本格的なドリップ式コーヒーをいれられるドリップバッグの提供。
【解決手段】ドリップバッグ本体1と、ドリップバッグ本体の表面に設けられた懸架部材とから構成される。懸架部材はドリップバッグ本体の対向する両側面部の適宜位置の表面に固着される支持部と、支持部に連結され、カップの周縁部に掛止するための掛止部24が設けられたアーム部とを一体に備える。アーム部には一以上の折り曲げ部が備えられ、使用時には折り曲げ部の折り曲げ形状を伸ばして前記の掛止部をコーヒーカップ5の周縁部に掛止させ、ドリップバッグ本体を開口させつつ、掛止部がドリップバッグ本体をカップの上方向に持ち上げて支持する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドリップ式の飲料抽出のためのドリップバッグに関し、特にカップ等の容器に懸架して、湯を注ぐことにより容易にドリップ式コーヒー、紅茶、茶などの飲料をいれることのできるドリップバッグである。
【0002】
【従来の技術】
コーヒーなどの飲料のいれ方の代表的なものとしてドリップ式が知られている。ドリップ式は、綿ネル等の布製のこし袋に用量のコーヒー粉などの飲料抽出原料を入れ、熱湯を静かに注ぎ、4〜5分程度で浸出液をこし取るという方法である。ドリップ式においては、まず、熱湯でコーヒー粉などの全体を蒸らし、均等かつ十分に膨潤させ、その後全体に徐々にあるいは数回に分けて注湯する。
ドリップ式は、比較的簡便に美味しいコーヒー等の飲料を得る方法として普及しているが、そこで使用する布製のこし袋について取扱が繁雑であり、近年では布製のこし袋に代えて濾紙や不織布等の使い捨てフィルターが多く用いられている。
【0003】
ところで、コーヒーを例に見れば、家庭にもインスタントコーヒーではない、本格的なコーヒーメーカーなどが普及してきているが、ドリップ式のコーヒーを本格的にいれるためには、専用の抽出器具をそろえなければならないほか、コーヒーフィルター、コーヒー豆やこれを挽いたコーヒー粉などをそろえなければならない。また、コーヒーなどの飲料をいれた後には器具を洗ったり、それなりの手間を掛けなければならない。手間を惜しむ消費者は、本格的なドリップ式コーヒー等の飲料の味覚と香りを気軽に楽しむことはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこのような課題を解決するために、1回分のコーヒー粉を入れたドリップバッグを、特別な器具を必要とすることなくカップに懸架して、ドリップバッグの開口部から湯を注ぐことにより、ドリップ式コーヒー等の飲料をいれられるような飲料抽出用のドリップバッグが開発されている。このようなドリップバッグを利用すれば、飲料をいれた後にはドリップバッグをそのまま捨てればすむために手間もかからない。
【0005】
たとえば、実用新案登録第2505959号「抽出バッグ」においては、カップなどの容器に安定して懸架し、湯などの抽出液を注加することのできる抽出バッグが開示されている。
上端に開口部を有する袋本体と、袋本体の両面にそれぞれ1個ずつ固定された一対の係止部材とを有し、係止部材は袋本体に貼着固定された一対の支持体と、この一対の支持体により引き起こし可能に支持され、係止用凹部を有する一対の係止片とから構成されている。係止片は、支持体から伸び出ている連続部を介して支持体に連続しており、支持体から引き起こされた係止片が外側に伸び出してカップに懸架されるというものである。
【0006】
また同じ方式のドリップバッグとして、特許第2888578号「抽出バッグ」があるが、これも下記のような構成を有している。
通水濾過性シート材料からなり、互いに対向する前後両面部を有し、かつ上端に開口部を有する袋本体と、前記袋本体の前後両面部の、前記上端開口部の下に固定されていて、前記上端開口部を開口したとき、前記袋本体を開口状態に保持する保形部材と、前記保形部材の一部分により形成され、かつ前記保形部材から引き起すことができる係止部材とを含んで構成されている。
【0007】
しかしながら、上記のような従来のドリップバッグによれば、係止片あるいは係止部材を袋本体から一方向に引き起こして、ドリップバッグ両面から引き起こされた係止片または係止部材をカップの縁に懸架することにより、係止片または係止部材がカップに懸架された方向においては袋本体が強固に支持されるものの、反対の方向においては袋本体を支持するものがないために、カップに懸架された方向とは反対側に袋本体が傾いてしまう。
また、一対の係止片または係止部材がカップに懸架された方向に袋本体が引っ張られる力が働くために、袋本体上部の開口部は、懸架されたカップの縁方向に引っ張られてしまい、開口状態を広く開いておくことが困難である。
【0008】
そこで、上記の様々な課題を解決するため、本発明の第一の目的は、カップの周縁部に懸架させ開口部から湯を注ぐことにより、特別な器具を必要とすることなく飲料をいれられるドリップバッグにおいて、掛止部を前記の接点部からカップの周縁部に向けて、ドリップバッグ本体の水平方向の略中央から、支持部と略垂直方向に、ドリップバッグの開口部を最大かつ均一に開口させるように張力を加えることにより、飲料抽出用液体を注ぐ際に開口状態に保持することが可能なドリップバッグを提供することである。
これにより、従来のドリップバッグでは、係止片または係止部材がカップに懸架された方向に開口部が引っ張られて、開口部が変形し、広く開口できないという問題を解決する。ドリップバッグを両側面の中央近辺から、両方向に引っ張る力を加えることにより、開口部を最大限に開口でき、しかも一方向から引っ張られる力により不均一に変形してしまうことを防ぐ。
【0009】
ところで、従来のドリップバッグは、上記2件をはじめ、いずれを見ても、カップに懸架する係止部材を、支持体から引き起こすようにされている。係止部材を引き起こして使用する際には、ドリップバッグの袋本体に固着されている支持体から引き起こして、これをカップの縁に掛けるので、カップにアームのように掛ける係止部材のサイズはドリップバッグのサイズの制約によって決められてしまう。
しかしながら、使用されるカップには、内径が小さなものから大きなものまで、様々なサイズのものが存在する。このため、係止部材のサイズに合った内径のカップであればカップ内の適宜位置にドリップバッグを位置するようにできるものの、カップの内径が大きければ、カップ内のある一方の偏った部分にドリップバッグが位置するようになってしまい、しかも一方向から引っ張られる力により不均一に変形してしまうと湯などを注ぎにくい。
さらにカップの内径が大きい場合には、係止部材のサイズは決められているので、カップの縁に届かずに、ドリップバッグを掛けられないということも生じうる。
【0010】
そこで本発明の第二の目的は、ドリップバッグをカップの縁に掛けるための懸架部材を折り曲げ形状に構成されて、カップの内径に合わせ調整可能にすることにより、様々なサイズのカップに適合し、しかも使用の手順が簡単なドリップバッグを提供することである。これにより、カップの内径が大きい場合にも、カップ内のある一方の偏った部分にドリップバッグが位置してしまったり、さらにカップの内径が大きいためにカップの縁に届かずに、ドリップバッグを掛けられないということを防ぐ。
【0011】
ところで、本来のドリップ式コーヒーなどの飲料のいれ方に沿って注湯工程を行い、良好な香味の飲料浸出液を得るためには、湯を注いでコーヒーなどを抽出する際に、袋本体が抽出された液体に浸らないようにすることが望まれる。
従来のドリップバッグにおいては、前述のように支持体の設計の自由度が制約されていたために、こうした課題を解決するためには下記の方法をとらざるを得なかった。
【0012】
たとえば特開平10−14771「コーヒードリップバッグ」は、上端に開口部を有する袋本体と、袋本体の表面に設けられた係止部材とからなり、係止部材は引き起こし可能に形成された係止片と、袋本体の表面に固着され係止片を支持する支持体とからなり、係止片は、引き起こされた状態でカップの上縁部に係止する係止用凹部を有し、かつその係止用凹部の上端が、袋本体の下半分側に位置している、というものである。
すなわち、支持体を含む係止部材全体を袋本体の下方に固着させることにより、袋本体をカップに浸らないように上方向に持ち上げるという形態をとっている。
【0013】
しかしながら、この方式によれば、袋本体の上半分には袋を支える支持体がなくなってしまう。これでは現実には、湯を注いだ後にはコーヒー粉が水分を含み、重くなり、しかも注がれる湯の勢いを受けなければならず、薄手の柔軟な袋本体を支えることは困難である。湯などが注ぎやすいように開口部を開いた状態で維持させることも困難である。
【0014】
一方、特許第3166151号「ドリップバッグ」においては、袋本体に固着される掛止部材に、袋本体に固着される周縁部と、その内側のアーム部と、アーム部内側に形成される舌片部とを設けて、舌片部をカップに懸架する構成が提案されている。この構成によれば、アーム部が袋本体の下方において固着されているものの、袋本体が抽出された飲料に浸からないようにするためには、実際にはたわみがあまり生じない厚い紙片などの部材を用いなければならず、材料がかさむなどの問題があり、現実にはたわみが生じ、袋本体が抽出された飲料に浸かってしまう。
また舌片部も、繰り抜かれたアーム部の中からさらに繰り抜かれるために、厚い紙片等の部材を用いるなどして強固にする必要があるが、材料がかさむという制約もあって、現実にはたわみが生じ不安定になってしまう。そのため、ドリップバッグ開口部が閉じられたり、歪んだりしてしまい、開口状態を大きく保持することが困難である。
【0015】
さらに、ドリップバッグが抽出された飲料に浸からない構成としては、たとえば特開2001−258743号「ホルダー付嗜好性飲料抽出用バッグ」、特開2001−231684号「コーヒー抽出用フィルター及びこれを用いたコーヒー抽出器並びにコーヒーバッグ」、特開平11−178719号「コーヒー抽出器」、特開平10−80362号「支持具付嗜好性飲料バッグ」、特開平9−286457号「飲料抽出バッグ」などが提案されている。
しかしながら、これらはいずれも、ドリップバッグが抽出された飲料に浸からない構成を提案するものではあるが、カップの上に載置するための部材が複雑であり部材を構成する必要資材の量が多くなる。
また、使用前の状態において、カップの上に載置するための部材の大きさが、ドリップバッグの袋本体よりも大きくはみ出してしまい、携帯性が損なわれる。
しかも、部材の構成が複雑であるために使用するための手順も複雑である。
【0016】
そこで、本発明のさらなる目的は、ドリップバッグ本体の対向する側面の表面に設けられた懸架部材を、前記のドリップバッグ本体の対向する側面の適宜位置の表面に固着される支持部と、カップの周縁部に係止すると共にドリップバッグ本体をカップの上方向に持ち上げて支持するためのアーム部とを一体に構成し、アーム部の形状と、アーム部が備える掛止部分の形状を工夫したことにより、ドリップバッグが抽出された飲料に浸かりにくいドリップバッグを提供することである。また、ドリップバッグの開口部近辺を強固に支持しつつ、しかも湯などが注がれてもドリップバッグ本体を強固に支えることが可能なドリップバッグを提供することである。
さらに本発明の目的は、ドリップバッグ開口部が閉じられたり、歪んだりしてしまうことを防ぎ、開口状態を大きく保持することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、
通水濾過性シート材料からなり、上端に開口部を有するドリップバッグ本体と、ドリップバッグ本体の表面に設けられた懸架部材とから構成され、
前記の懸架部材は、前記のドリップバッグ本体の対向する両側面部の適宜位置の表面に固着される支持部と、
支持部に連結され、カップの周縁部に掛止するための掛止部が設けられたアーム部とを一体に備え、
前記のアーム部には、一以上の折り曲げ部が備えられ、使用時には折り曲げ部の折り曲げ形状を伸ばして前記の掛止部をコーヒーカップの周縁部に掛止させ、ドリップバッグ本体を開口させつつ、掛止部がドリップバッグ本体をカップの上方向に持ち上げて支持することにより、
ドリップバッグ本体が抽出される飲料に浸かることを防ぎつつ、ドリップバッグ本体上部の開口部から飲料抽出のための湯などの飲料抽出用液体を注ぐことが可能なドリップバッグであることを特徴としている。
【0018】
また、上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の発明において、前記の懸架部材は、
カップの周縁部に掛止する掛止部と、
掛止部に連結されて掛止部の左右両側に設けられ、カップの径に合わせて調整可能な左右のアーム部と、
アーム部の左右両側に設けられ、ドリップバッグ本体にその一部または全部が固着される左右の支持部とを含み構成されたドリップバッグであることを特徴としている。
【0019】
また、上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明においては、
請求項2に記載の発明において、
ドリップバッグ本体の対向する両側面に前記の懸架部材が設けられ、
各懸架部材が備える前記の左右の支持部は、ドリップバッグ本体両側面の内の同一面に固着されたドリップバッグであることを特徴としている。
【0020】
また、上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明においては、
請求項2に記載の発明において、
ドリップバッグ本体の対向する位置に前記の懸架部材が設けられ、
各懸架部材が備える前記の左右の支持部は、それぞれの支持部がドリップバッグ本体の隣接する別の側面に設けられたドリップバッグであることを特徴としている。
【0021】
また、上記課題を解決するため、請求項5に記載の発明においては、
請求項1〜4に記載の発明において、
前記の支持部とアーム部とは平面板状の懸架部材により一体であり、
前記のアーム部が備える折り曲げ部は、使用前には折り曲げ部が折りたたまれて、懸架部材の収納時の横幅が、少なくともドリップバッグ本体の横幅の1.05倍以内に収まるように構成されたドリップバッグであることを特徴としている。
【0022】
また、上記課題を解決するため、請求項6に記載の発明においては、
請求項1〜5に記載の発明において、
前記のアーム部には、二以上の折り曲げ部が備えられ、折り曲げ部の折り曲げ形状を伸ばして前記の掛止部をカップの周縁部に掛止させる使用時に、カップの径に合わせて調整可能なドリップバッグであることを特徴としている。
【0023】
また、上記課題を解決するため、請求項7に記載の発明においては、
請求項1〜6に記載の発明において、
前記の掛止部には、使用時にカップの外側に位置する支点部と、支点部の左右に設けられカップ周縁部に懸架される切り欠き部とが備えられたドリップバッグであることを特徴としている。
【0024】
また、上記課題を解決するため、請求項8に記載の発明においては、
請求項7に記載の発明において、
掛止部が備える前記の切り欠き部は、ドリップバッグ本体に対する切り欠きの上端の垂直方向における位置関係により、使用状態において、ドリップバッグ本体をカップ内の上下方向における適宜位置に保持するように設けられたドリップバッグであることを特徴としている。
【0025】
また、上記課題を解決するため、請求項9に記載の発明においては、
請求項1〜8に記載の発明において、
ドリップバッグ本体内に所定量のコーヒー粉などの飲料抽出原料が充填され、袋本体の上端が閉じられているドリップバッグであることを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0027】
(第一の実施形態)
本発明の第一の実施形態は、ドリップバッグ本体が抽出される飲料に浸かることを防ぎつつ、ドリップバッグ本体上部の開口部から飲料抽出のための湯などの飲料抽出用液体を注ぐことが可能なドリップバッグであり、下記の要素から構成されている。
本発明のドリップバッグは通水濾過性シート材料からなり、上端に開口部を有するドリップバッグ本体と、ドリップバッグ本体の表面に設けられた懸架部材とから構成されている。
図1は、本発明のドリップバッグを構成する、ドリップバッグ本体の表面に設けられる懸架部材の一例を示す。図1においては、通水濾過性シート材料からなるドリップバッグ本体の両側面に設けられる懸架部材を示している。
図1において、符号2は懸架部材、21は支持部、22はアーム部、24は掛止部を示している。図中において、点線部分は折り曲げ形状を示し、23はアーム部が一以上備える折り曲げ部を示している。
また掛止部24は、支点部240と、切り欠き部241と、内側支点部242とを少なくとも含み構成されることが望ましい。
【0028】
図2は、懸架部材2がドリップバッグ本体1の表面に設けられたドリップバッグ全体の側面図である。符号1はドリップバッグ本体を示している。
ドリップバッグ1本体は、通水濾過性シート材料からなる袋状のものであり、通水濾過性シート材料の一例としては不織布などの素材があげられる。
また、ドリップバッグ本体1を形成する通水濾過性シート材料としては、所定量のコーヒー粉を充填し、注湯した場合にコーヒーの浸出が可能であるものを種々使用することができる。たとえば、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビニロン等の合成繊維やレーヨン等の半合成繊維、コウゾ、ミツマタ等の天然繊維の単独又は複合繊維からなる織布あるいは不織布、マニラ麻、木材パルプ、ポリプロピレン繊維等からなる混抄紙等、ティーバッグ原紙等紙類を使用することができる。
また、通水濾過性シート材料としては、複数の異なる層からなる積層材料を使用してもよい。たとえば、1層目がポリエステル、2層目がレギュラーポリエステルと低融点ポリエステルとの混抄紙、3層目がポリプロピレンの極細繊維からなるメルトブロー不織布からなる3層構造のシート材料は、味、香り、風味、抽出時間の点で好ましい。
【0029】
また図面においては、ドリップバッグ本体1はマチのない形状を示しているが、必ずしもこの形状には限定されず、たとえばマチがある形状、全体が直方体で底面が長方形になるような立体的な形状,などのドリップバッグ本体を用いることもできる。
【0030】
懸架部材2は、前記のドリップバッグ本体1の対向する両側面部の適宜位置の表面に固着される支持部21と、支持部21に連結され、カップの周縁部に掛止するための掛止部24が設けられたアーム部22とを一体に備えている。
懸架部材2の望ましい形態の一例としては、図1に示すように、アーム部22は掛止部24に連結されて掛止部24の左右両側に設けられ、カップの径に合わせて調整可能にされており、さらにアーム部22の左右両側に、ドリップバッグ本体にその一部または全部が固着される支持部21が設けられた構成された形態である。
また、掛止部24の望ましい形態の一例としては、使用時にカップの外側に位置する支点部240と、支点部240の左右に設けられカップ周縁部に懸架される切り欠き部241とが備えられる。
【0031】
本発明の第一の実施形態は、請求項3に記載したように、ドリップバッグ本体の対向する両側面にそれぞれ懸架部材2が設けられ、各懸架部材が備える前記の左右の支持部は、ドリップバッグ本体両側面の内の同一面に固着された形態である。図3から図5に本実施形態の図を示す。
図3は、ドリップバッグ本体の両側面の適宜位置に、それぞれ懸架部材2が設けられた状態を上方向から見下ろした平面図である。
アーム部22には、一以上の折り曲げ部23が備えられ、使用時には折り曲げ部の折り曲げ形状を伸ばすことが可能にされており、掛止部24をコーヒーカップの周縁部に掛止させることにより使用する。
【0032】
次に、本発明の第一の実施形態における使用状態について説明する。
ドリップバッグ本体1の袋状の内部には、所定量のコーヒー粉等の飲料抽出原料が充填されている。
図4は、カップに懸架させた使用状態を、ドリップバッグの側面から見た側面図である。
図5は、開口したドリップバッグをカップに懸架させた使用状態を上部の開口部から見下ろした平面図である。
図4に示すように、掛止部24は、支点部240と、切り欠き部241と、内側支点部242とを含み構成され、支点部240をカップ周縁の外側に位置するように掛け止め、切り欠き部241がカップの縁に納まるように懸架させ、カップ内側には内側支点部242が左右両側の切り欠き部に対応して位置する。内側支点部242、および支点部240は、必ずしも図示した形状には限定されず、たとえば丸みを帯びた形状、その他の形状を採用することができるが、カップを内側および外側から押さえる力が働くように、支点として機能する。
【0033】
図5に示すように、23はアーム部が一以上備える折り曲げ部を伸ばすことによって、カップの径に合わせ適宜アーム部に連結された掛止部24を、前記の支点部240、切り欠き部241、内側支点部242を用いて懸架させる。
本発明の第一の実施形態においては、図5に示すように、対向する両側面にそれぞれ懸架部材2が設けられ、各懸架部材が備える左右の支持部21は、ドリップバッグ本体両側面の内の同一面に固着されている。ドリップバッグ両側面方向のカップ5周縁部に向けて、アーム部22をドリップバッグ本体1の水平方向の略中央から、支持部21と略垂直方向に、ドリップバッグの開口部を最大かつ均一に開口させるように張力を加えることができ、両側に向けてドリップバッグの中央から開くことができる。このため、一方向から懸架した従来のドリップバッグのように開口部が不均一になったり小さく閉じられてしまったりすることがない。
【0034】
また、再度図4を参照すると、請求項8に記載したように、掛止部24が備える切り欠き部241は、ドリップバッグ本体1に対する切り欠きの上端の垂直方向における位置関係により、使用状態において、ドリップバッグ本体をカップ内の上下方向における適宜位置に保持するように設けることができる。
すなわち、図4において、ドリップバッグ本体1は、カップ5内に抽出された飲料に浸からないように、掛止部24によってカップの上方向に持ち上げるように支持されている。ドリップバッグ本体1をカップ内の上下方向における適宜位置に保持するためには、切り欠き部241の上端の位置関係を、適切に設ければよい。切り欠きの深さにより調整することによりドリップバッグ本体1をカップ内において持ち上げるように保持することができ、また、懸架部材2の固着位置を調整することによっても適切な上下方向の位置に保持することができる。
【0035】
なお、本発明の各実施形態において、前記の懸架部材2は、様々な形状として構成することができ、各図面において示した形状は代表的な一例である。
たとえば、請求項6に記載したように、アーム部22に設けられる折り曲げ部23を複数の折り曲げ形状とすることにより、折り曲げ部23の折り曲げ形状を伸ばして前記の掛止部21をカップ5の周縁部に掛止させる使用時に、カップの径に合わせて調整しやすくすることもできる。
図6は、アーム部22に複数の折り曲げ部23を設けた懸架部材2の一例を示す図であって、折り曲げ部23を交互に蛇腹状に折り曲げることにより、支持部21をドリップバッグ本体1に固着した際に、掛止部24を伸縮自在にすることができる。
【0036】
(第二の実施形態)
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
本発明の第二の実施形態は、ドリップバッグ本体が抽出される飲料に浸かることを防ぎつつ、ドリップバッグ本体上部の開口部から飲料抽出のための湯などの飲料抽出用液体を注ぐことが可能なドリップバッグであり、下記の要素から構成されている。
本発明のドリップバッグは通水濾過性シート材料からなり、上端に開口部を有するドリップバッグ本体と、ドリップバッグ本体の表面に設けられた懸架部材とから構成されている。
【0037】
図7は、本発明のドリップバッグを構成する、ドリップバッグ本体の表面に設けられる懸架部材の一例を示す。また図8は、本発明のドリップバッグを構成する、ドリップバッグ本体の表面に設けられる懸架部材の別の一例を示す。
図7、および図8において、符号21は支持部、22はアーム部、24は掛止部を示している。図中において、点線部分は折り曲げ形状を示し、23はアーム部が一以上備える折り曲げ部を示している。
また掛止部24は、支点部240と、切り欠き部241と、内側支点部242とを少なくとも含み構成されることが望ましい。
【0038】
懸架部材2は、前記のドリップバッグ本体1の対向する両側面部の適宜位置の表面に固着される支持部21と、支持部21に連結され、カップの周縁部に掛止するための掛止部24が設けられたアーム部22とを一体に備えている。
懸架部材2の望ましい形態の一例としては、図7および図8に示すように、カップの周縁部に掛止する掛止部24と、掛止部24に連結されて掛止部24の左右両側に設けられ、カップの径に合わせて調整可能な左右のアーム部22と、アーム部22の左右両側に設けられ、ドリップバッグ本体にその一部または全部が固着される左右の支持部21とを含み構成された形態である。
【0039】
本発明の第二の実施形態は、請求項4に記載したように、ドリップバッグ本体の対向する位置に前記の懸架部材が設けられ、各懸架部材が備える前記の左右の支持部は、それぞれの支持部がドリップバッグ本体の隣接する別の側面に設けられた形態である。
すなわち、アーム部22が、ドリップバッグ1を側面から見た場合の左右両端に位置して設けられる形態である。
【0040】
図9は、懸架部材2がドリップバッグ本体1の表面に設けられたドリップバッグ全体の側面図であり、懸架部材2が折りたたまれている使用前の状態を示している。符号1はドリップバッグ本体を示している。
図10は、開口したドリップバッグを上部の開口部から見下ろした平面図である。
ドリップバッグ本体1は、通水濾過性シート材料からなる袋状のものであり、通水濾過性シート材料の一例としては不織布などの素材があげられ、第一の実施形態と同様である。
ドリップバッグ本体1の表裏の適宜の位置には、望ましくは対称的に、紙、プラスチックシート等の薄板状材料からなる懸架部材2が貼着、熱圧着、その他の固定方法により固定されて設けられている。
【0041】
懸架部材2は、支持部21とアーム部22とが一体に形成され、一方の支持部21がドリップバッグ本体1の側面の表面に固着されると共に、もう一方の支持部21がドリップバッグ本体1の別の側面の表面に固着されている。アーム部22をカップの径に合わせて伸ばすことにより掛止部24をカップの径に合わせて懸架可能にされている。
図9および図10に示されるように、ドリップバッグ本体の対向する位置に一対の懸架部材2が設けられ、各懸架部材2が備える左右の支持部21は、それぞれの支持部21がドリップバッグ本体の隣接する別の側面に設けられている。図9および図10においては、マチのない形状のドリップバッグ本体1を図示しているが、マチのある形状のドリップバッグにおいても、同様に対向する位置に懸架部材2を固着させて構成することができる。
【0042】
アーム部22は、使用前には図9および図10に示すように折りたたまれて、懸架部材の収納時の横幅がドリップバッグ本体1の幅より資材の厚さ等の分がかさむ程度の、幅とほぼ同一の大きさに収めることができる。もちろん懸架部材2のサイズを大きくしたり、掛止部24のサイズを長くしたり形状を変化させて構成するなどして、ドリップバッグ本体1の幅よりも広くとることもできる。
コンパクトで携帯性に優れたサイズにするためには、望ましくはドリップバッグ本体1の幅とほぼ同一の大きさに収めるか、請求項5に記載したように、懸架部材の収納時の横幅aが、少なくともドリップバッグ本体の収納時の横幅のa’の1.1倍以内、さらに望ましくは1.05倍以内に収まるように構成することが好ましい。
【0043】
なお、対向する一対の懸架部材2の、ドリップバッグ本体1の同一側面に固着される支持部21は、懸架部材2同士が別々に固着され、支持部21同士が連結されない形態を採用してもよい。
一方、図11から図14に示されるように、望ましい別の形態の一例としては、ドリップバッグ本体1の同一側面に固着される支持部21同士が連結されて固着された形態を採用してもよい。すなわち、図11から図14では、支持部21がドリップバッグ本体の全周にわたり設けられている。
この場合には、元々は別々の部材として形成された懸架部材2同士が接するように固着されてもよく、あるいは初めから懸架部材2同士が連結された形状に形成されてもよい。図7、および図8に例示した懸架部材2を用いれば、ドリップバッグ片面の支持部21のみが元々連結されて構成されており、支持部21がドリップバッグ本体の全周にわたり設けられ、ドリップバッグを保持する形態を採用することができる。
【0044】
次に、本発明のドリップバッグの第二の実施形態の使用状態について説明する。
図11は、開口したドリップバッグの使用状態を、上部の開口部から見下ろした平面図である。
図12は、開口した第二の実施形態のドリップバッグの使用状態を、側面方向から見た側面図である。符号5はカップを示している。
ドリップバッグ本体1の袋状の内部には、所定量のコーヒー粉等の飲料抽出原料が充填されている。ドリップバッグ本体1の上端は、開封する前にはコーヒー粉4を封止するために、使用前には閉じられている。たとえばドリップバッグ本体の上端部にミシン目が施され、これを切り離すことにより開口容易となる。
本実施形態においても、ドリップバッグ本体1内に所定量のコーヒー粉を充填後、接着剤あるいは熱接着により封じられるが、バッグの使用時に容易に開口できるように開口部にはミシン目等を付しておいてもよく、また袋本体の表裏の矩形面を容易に剥がすことができるように熱接着の接着強度を調整してもよい。
【0045】
さらに、ドリップバッグ片面の支持部21のみが元々連結されて構成されており、支持部21がドリップバッグ本体の全周にわたり設けられている場合において、支持部21に折り曲げ部分を設けておくことにより、図13および図14に示されるように、開口部が四角形に開口するドリップバッグとすることができる。折り曲げ部分を設ける箇所の数により、四角形のほかにも任意の多角形に開港するドリップバッグを構成することができる。
図13は、開口部が四角形に開くドリップバッグを上部の開口部から見下ろした一例を示す平面図である。
図14は、開口部が四角形に開くドリップバッグの使用状態を示す斜視図である。
【0046】
図11から図14に示される各形態において、掛止部24は、支点部240と、切り欠き部241と、内側支点部242とを含み構成され、図12に示すように、支点部240をカップ周縁の外側に位置するように掛け止め、切り欠き部241がカップの縁に納まるように懸架させ、カップ内側には内側支点部241が左右両側の切り欠き部に対応して位置する。内側支点部242、および支点部240は、必ずしも図示した形状には限定されず、たとえば丸みを帯びた形状、その他の形状を採用することができるが、カップを内側および外側から押さえる力が働くように、支点として機能する。特にカップの外側に位置する支点部240は、重みのあるドリップバッグ本体1を支えるために、図8に示した例のように内側支点部242よりも先端までの距離が長くとられ、強固に支持することが可能な構成とすることが望ましい。
【0047】
本実施形態においては、図12、図14に示されるように、カップ5の周縁部に向けて、掛止部24をドリップバッグ本体1の水平方向において対向する方向に懸架させ、ドリップバッグの開口部を均一に開口させるように張力を加えることができる。
しかも、掛止部24は、支点部240と、切り欠き部241と、内側支点部242とによってその位置が固定され、掛止部24およびアーム部22がドリップバッグ本体1の開口部を大きく開いた状態に保持することができる。
さらにこのとき支持部21がドリップバッグ本体1の両側面を強固に支持することができるので、ドリップバッグの開口部を最大かつ均一に開口させ、一方向から懸架した従来のドリップバッグのように開口部が不均一になったり小さく閉じられてしまったりすることがない。
【0048】
また、本実施形態においても、請求項8に記載したように、掛止部24が備える切り欠き部241は、ドリップバッグ本体1に対する切り欠きの上端の垂直方向における位置関係により、使用状態において、ドリップバッグ本体をカップ内の上下方向における適宜位置に保持するように設けることができる。
すなわち、ドリップバッグ本体1は、カップ5内に抽出された飲料に浸からないように、掛止部24によってカップの上方向に持ち上げるように支持されている。ドリップバッグ本体1をカップ内の上下方向における適宜位置に保持するためには、切り欠き部241の上端の位置関係を、適切に設ければよい。切り欠きの深さにより調整することによりドリップバッグ本体1をカップ内において持ち上げるように保持することができ、また、懸架部材2の固着位置を調整することによっても適切な上下方向の位置に保持することができる。
【0049】
なお、本発明の各実施形態において、前記の懸架部材2は、様々な形状として構成することができ、各図面において示した形状は代表的な一例である。
たとえば、本実施形態の一例を示したが、たとえば、必要に応じてさらにアーム部22の折り曲げの個数を増加させてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、カップの周縁部に懸架させ開口部から湯を注ぐことにより、特別な器具を必要とすることなく飲料をいれられるドリップバッグにおいて、 さらに本発明によれば、ドリップバッグをカップの縁に掛けるための懸架部材を折り曲げ形状に構成し、カップの内径に合わせ調整可能にすることにより、様々なサイズのカップに適合し、しかも使用の手順が簡単なドリップバッグを提供することができる。これにより、カップの内径が大きい場合にも、カップ内のある一方の偏った部分にドリップバッグが位置してしまったり、さらにカップの内径が大きいためにカップの縁に届かずに、ドリップバッグを掛けられないということを防ぐことができる。
これにより、従来のドリップバッグでは、係止片または係止部材がカップに懸架された方向に開口部が引っ張られて、開口部が変形し、広く開口できないという問題を解決する。
第一の実施形態によれば、ドリップバッグを両側面の中央近辺から、両方向に引っ張る力を加えることにより、開口部を最大限に開口でき、しかも一方向から引っ張られる力により不均一に変形してしまうことを防ぐことが可能になる。
また第二の実施形態によれば、カップ周縁部に向けて、掛止部をドリップバッグ本体の水平方向において対向する方向方向に懸架させ、ドリップバッグの開口部を均一に開口させるように張力を加えることができる。
【0051】
しかも、掛止部は、支点部と、切り欠き部と、内側支点部とによってその位置が固定され、さらに支持部がドリップバッグ本体の両側面を強固に支持することができるので、ドリップバッグの開口部を最大かつ均一に開口させることにより歪んだりしてしまうことを防ぎ、一方向から懸架した従来のドリップバッグのように開口部が不均一になったり小さく閉じられてしまったりすることがない。
さらに本発明によれば、ドリップバッグ本体の対向する側面の表面に設けられた懸架部材を、前記のドリップバッグ本体の対向する適宜位置の表面に固着される支持部と、カップの周縁部に係止すると共にドリップバッグ本体をカップの上方向に持ち上げて支持するためのアーム部とを一体に構成し、アーム部の形状と、アーム部が備える掛止部分の形状を工夫したことにより、ドリップバッグが抽出された飲料に浸かりにくいドリップバッグを提供することができる。また、ドリップバッグの開口部近辺を強固に支持しつつ、しかも湯などが注がれてもドリップバッグ本体を強固に支えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドリップバッグを構成する、ドリップバッグ本体1の表面に設けられる懸架部材2を示す図である。
【図2】懸架部材2がドリップバッグ本体1の表面に設けられたドリップバッグ全体の側面図である。
【図3】ドリップバッグ本体の両側面の適宜位置に、それぞれ懸架部材2が設けられた状態を上方向から見下ろした平面図である。
【図4】カップに懸架させた使用状態を、ドリップバッグの側面から見た側面図である。
【図5】開口したドリップバッグの使用状態を、上部の開口部から見下ろした平面図である。
【図6】アーム部22に複数の折り曲げ部23を設けた懸架部材2の一例を示す図である。
【図7】本発明の第二の実施形態のドリップバッグを構成する、ドリップバッグ本体の表面に設けられる懸架部材の一例を示す図である。
【図8】本発明の第二の実施形態のドリップバッグを構成する、ドリップバッグ本体の表面に設けられる懸架部材の別の一例を示す図である。
【図9】懸架部材2がドリップバッグ本体1の表面に設けられたドリップバッグ全体の側面図である。
【図10】開口した第二の実施形態のドリップバッグを上部の開口部から見下ろした平面図である。
【図11】開口したドリップバッグの使用状態を、上部の開口部から見下ろした平面図である。
【図12】開口した第二の実施形態のドリップバッグの使用状態を、側面方向から見た側面図である。
【図13】開口部が四角形に開くドリップバッグを上部の開口部から見下ろした一例を示す平面図である。
【図14】開口部が四角形に開くドリップバッグの使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ドリップバッグ本体
2 懸架部材
21 支持部
22 アーム部
23 折り曲げ部
24 掛止部
240 支点部
241 切り欠き部
242 内側支点部
4 コーヒー粉
5 コーヒーカップ
7 周縁部
a 懸架部材の収納時の横幅
a’ ドリップバッグ本体の収納時の横幅

Claims (9)

  1. 通水濾過性シート材料からなり、上端に開口部を有するドリップバッグ本体と、
    ドリップバッグ本体の表面に設けられた懸架部材とから構成され、
    前記の懸架部材は、前記のドリップバッグ本体の対向する両側面部の適宜位置の表面に固着される支持部と、
    支持部に連結され、カップの周縁部に掛止するための掛止部が設けられたアーム部とを一体に備え、
    前記のアーム部には、一以上の折り曲げ部が備えられ、使用時には折り曲げ部の折り曲げ形状を伸ばして前記の掛止部をコーヒーカップの周縁部に掛止させ、ドリップバッグ本体を開口させつつ、掛止部がドリップバッグ本体をカップの上方向に持ち上げて支持することにより、
    ドリップバッグ本体が抽出される飲料に浸かることを防ぎつつ、ドリップバッグ本体上部の開口部から飲料抽出のための湯などの飲料抽出用液体を注ぐことが可能なことを特徴とする、ドリップバッグ。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記の懸架部材は、
    カップの周縁部に掛止する掛止部と、
    掛止部に連結されて掛止部の左右両側に設けられ、カップの径に合わせて調整可能な左右のアーム部と、
    アーム部の左右両側に設けられ、ドリップバッグ本体にその一部または全部が固着される左右の支持部とを含み構成されたことを特徴とする、ドリップバッグ。
  3. 請求項2に記載の発明において、
    ドリップバッグ本体の対向する両側面に前記の懸架部材が設けられ、
    各懸架部材が備える前記の左右の支持部は、ドリップバッグ本体両側面の内の同一面に固着されたことを特徴とする、ドリップバッグ。
  4. 請求項2に記載の発明において、
    ドリップバッグ本体の対向する位置に前記の懸架部材が設けられ、
    各懸架部材が備える前記の左右の支持部は、それぞれの支持部がドリップバッグ本体の隣接する別の側面に設けられたことを特徴とする、ドリップバッグ。
  5. 請求項1〜4に記載の発明において、
    前記の支持部とアーム部とは平面板状の懸架部材により一体であり、
    前記のアーム部が備える折り曲げ部は、使用前には折り曲げ部が折りたたまれて、懸架部材の収納時の横幅が、少なくともドリップバッグ本体の横幅の1.05倍以内に収まるように構成されたことを特徴とする、ドリップバッグ。
  6. 請求項1〜5に記載の発明において、
    前記のアーム部には、二以上の折り曲げ部が備えられ、折り曲げ部の折り曲げ形状を伸ばして前記の掛止部をカップの周縁部に掛止させる使用時に、カップの径に合わせて調整可能なことを特徴とする、ドリップバッグ。
  7. 請求項1〜6に記載の発明において、
    前記の掛止部には、使用時にカップの外側に位置する支点部と、支点部の左右に設けられカップ周縁部に懸架される切り欠き部とが備えられたことを特徴とする、ドリップバッグ。
  8. 請求項7に記載の発明において、
    掛止部が備える前記の切り欠き部は、ドリップバッグ本体に対する切り欠きの上端の垂直方向における位置関係により、使用状態において、ドリップバッグ本体をカップ内の上下方向における適宜位置に保持するように設けられたことを特徴とする、ドリップバッグ。
  9. 請求項1〜8に記載の発明において、
    ドリップバッグ本体内に所定量のコーヒー粉などの飲料抽出原料が充填され、袋本体の上端が閉じられていることを特徴とする、ドリップバッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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