JP2004210120A - 車両用ドアの操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インサイドハンドルやドアロックノブなどの操作部材を取付けるためのモジュールベースとして機能する部分を樹脂製パネルに一体成形して、部品点数の削減および軽量化を図りつつ、操作部材の取付け作業性を向上させることができる車両用ドアの操作装置を提供すること。
【解決手段】樹脂製パネル20側に凸部21Aを設け、かつインサイドハンドル30側に凹部31と溝部32を設け、インサイドハンドル30が回動操作の範囲を超えた取付け姿勢のときに、溝部32を通して凸部21Aを凹部32内に回動可能に嵌合させる。
【選択図】 図8
【解決手段】樹脂製パネル20側に凸部21Aを設け、かつインサイドハンドル30側に凹部31と溝部32を設け、インサイドハンドル30が回動操作の範囲を超えた取付け姿勢のときに、溝部32を通して凸部21Aを凹部32内に回動可能に嵌合させる。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアのインナパネルの表面に取付けられる樹脂製パネルの表面側に、ドアロック装置に連結されるインサイドハンドルやドアロックノブなどの操作部材を回動可能に備える車両用ドアの操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の操作装置においては、ドアロック装置の操作部材などの部品を取付けるためのモジュールベースが樹脂製パネルに一体成形されることになり、その樹脂製パネルの一部がモジュールベースとして機能する。したがって、そのような操作装置を単独部品として取付ける必要がなくなり、部品点数の削減および軽量化が可能となる。
【0003】
従来、この種の操作装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
【0004】
かかる装置は、インナパネルの表面に取付けられる樹脂製パネルの表面側に上下のリブを一体成形し、それら上下のリブの間に、操作部材としてのインサイドハンドルを回動自在に取付ける構成となっている。そのインサイドハンドルの取付けに際しては、上下のリブの対向間隔を広げるように、それら上下のリブを強制的に弾性変形させ、そして、それら上下のリブの間の定位置にインサイドハンドルを位置させてから上下のリブを元の位置に弾性復帰させるようになっている。また、樹脂製パネルにおけるインサイドハンドルの取付け部分の裏面側にはインナパネルが存在せず、樹脂製パネルには、インサイドハンドルの回動操作の範囲を規制するストッパー部が設けられていない。そのため、インサイドハンドルに不意の操作によって過大な荷重が掛かったときは、その過大な荷重をドアロック装置側にて受ける構成となっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−239833号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、樹脂製パネルに一体成形された上下のリブを強制的に弾性変形させなければ、それらの間にインサイドハンドルを取付けることができないため、その取付けの作業性が悪かった。また、インサイドハンドルに掛かった過大な荷重がドアロック装置側にて受けられるため、その過大な荷重に耐えるようにドアロック装置を構成する必要があり、ドアロック装置の大型化および大重量化を招いてしまう。仮に、そのインサイドハンドルに掛かる過大な荷重を樹脂製パネル側にて受けるべく、その樹脂製パネルにおけるインサイドハンドルの取付け部分に、インサイドハンドルの回動操作の範囲を規制するためのストッパー部を設けた場合には、その樹脂製パネルの肉厚化および大型化を招いてしまう。その理由は、樹脂製パネルにおけるインサイドハンドルの取付け部分の裏面側にインナパネルが存在しないために、インサイドハンドルに掛かる過大な荷重を樹脂製パネルだけによって受けなければならないからである。
【0007】
本発明の目的は、インサイドハンドルやドアロックノブなどの操作部材を取付けるためのモジュールベースとして機能する部分を樹脂製パネルに一体成形して、部品点数の削減および軽量化を図りつつ、操作部材の取付け作業性を向上させることができる車両用ドアの操作装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、車両用ドアのインナパネルの表面に取付けられる樹脂製パネルの表面側に、ドアロック装置に連結される操作部材を回動可能に備える車両用ドアの操作装置であって、前記操作部材の回動中心線上に位置する前記樹脂製パネルと前記操作部材との対向部の一方に凸部を設け、前記対向部の他方に、前記凸部と回動可能に嵌合する凹部と、前記操作部材が所定の取付け姿勢のときに前記凸部を前記凹部内に導く前記凹部の内径よりも小さい溝部と、を設け、前記取付け姿勢は、前記操作部材が回動操作される範囲を超えた回動位置の姿勢とすることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、請求項1において、前記樹脂製パネルに、前記操作部材の一部を前記樹脂製パネルの表面側から裏面側に逃がすための逃げ孔を設け、かつ前記逃げ孔を塞ぐための蓋部を折曲可能に設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、請求項2において、前記樹脂製パネルの蓋部に、前記操作部材の回動操作の範囲を規制するためのストッパー部を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、請求項3において、前記ストッパー部の前記インナパネルとの対向部は、前記インナパネルの表面に当接することを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、請求項1から4のいずれかにおいて、前記樹脂製パネルの裏面側に、前記操作部材と前記ドアロック装置とを連結する連結部材を支持するための支持部を設け、前記支持部の前記インナパネルとの対向部は、前記インナーパネルの表面に当接することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、本発明の車両用ドアの操作装置10が取付けられる前のドア1を車内側から見た側面図、図2は、その操作装置10が取付けられた後のドア1を車内側から見た側面図である。ドア1において、2は開口部2Aが形成されたインナパネルであり、3はドア1の内部に取付けられたドアロック装置である。
【0015】
操作装置10において20は樹脂製パネルであり、開口部2Aを塞ぐようにインナパネル2の表面に取付けられる。この樹脂製パネル(以下、単に「パネル」ともいう)20の表面側には、ドアロック装置3に連結される操作部材としてのインサイドハンドル30とドアロックノブ40が回動可能に取付けられている。インサイドハンドル30とドアロックノブ40は、図2のように、連結部材としての連結ケーブル4,5によってドアロック装置3に連結される。ドアロック装置3は、インサイドハンドル30の回動操作によってドア1のラッチ状態を解除し、またドアロックノブ40の回動操作によってドア1のラッチ状態のロックおよびロック解錠をする。パネル20におけるインサイドハンドル30とドアロックノブ40の取付け部分は、それらを含む部品を取付けるためのモジュールベースとして機能する。したがって、パネル20には、そのようなモジュールベースとして機能する部分が一体成形されていることになり、これにより部品点数の削減および軽量化が可能となる。
【0016】
図3から図10は、操作装置10におけるインサイドハンドル30の取付け部分の説明図である。ドアロックノブ40の取付け部分も同様に構成されている。以下においては、インサイドハンドル30の取付け部分を代表して説明する。
【0017】
パネル20の表面側には、図3および図4のように、上部壁21と下部壁22を含む略コ字状の突出部分が一体成形されており、それらの壁21,22の間に、後述するようにインサイドハンドル30が軸線Oを中心として回動可能に取付けられる。壁21,22において互いに対向する内側の面には、パネル20の表方向において長い断面略楕円形の凸部21A,22Aが形成されている。また、壁21の下面には、下方に突出するスプリング係止部21Bが形成されている。23は、パネル20に一体成形された蓋部であり、ヒンジ部24を中心として、パネル20の裏面側に向かって図3中の矢印A方向に回動可能である。蓋部23が矢印A方向に回動されたときに、その裏面側に形成されたフック部23Aがパネル20側の孔25に係合することにより、蓋部23は図7のような矢印A方向の回動位置に保持される。蓋部23には、パネル20に形成された逃げ孔26の上側部分を図7のように覆う部分23Bと、その逃げ孔26の下側部分と連通するスリット23Cが形成されている。また、蓋部23の表面にはストッパー部23Dが形成され、パネル20の裏面には、図10のように連結ケーブル4のアウターエンド4Aを支持するための支持部としてのアウターエンド支持部27が形成されている。
【0018】
インサイドハンドル30は断面略コ字状に形成されており、その上面には、図5のように、パネル20側の凸部21Aと軸線Oを中心として回動可能に嵌合する平面円形の凹部31と、この凹部31内に凸部21Aを導くための溝部32が形成されている。溝部32の溝幅は、凹部31の内径よりも小さく、かつ凸部21Aを長手方向(図8中のIX方向)からのみ通す大きさに設定されている。同様に、インサイドハンドル30には、パネル20側の凸部22Aと軸線Oを中心として回動可能に嵌合する平面円形の凹部33と、この凹部33内に凸部22Aを導くための溝部34が形成されている。
【0019】
また、インサイドハンドル30の下側内面には、コイルスプリング11(図8および図9参照)を支持するためのスプリング支持部35(図6および図9参照)が形成されている。本例のスプリング支持部35は、スプリング11の下側部分が嵌り込む平面円形の孔を構成している。スプリング支持部35にはスプリング係止部36(図6参照)が形成されており、このスプリング係止部36には、図8および図9のようにスプリング11の下端11Bが係止される。スプリング11の上端11Aは、図8および図9のようにパネル20側のスプリング係止部21Bの係止溝21B−1に係止される。スプリング11は、このように両端11A,11Bが係止されることにより、軸線Oを中心としてインサイドハンドル30を矢印B1方向に付勢する。インサイドハンドル30は、このスプリング11の付勢力に抗して、矢印B2方向に回動操作されることになる。
【0020】
さらに、インサイドハンドル30の図9中左側の基端部分は、パネル20の逃げ孔26の下側部分とスリット23Cを通ってパネル20の裏面側に延在しており、この部分には、連結孔37と当接部38が形成されている。連結孔37は、図10のように連結ケーブル4に連結されるものであり、当接部38は、図10中の2点鎖線のようにインサイドハンドル30が矢印B2方向の最大操作位置に回動されたときにストッパー部23Dに当接する。
【0021】
次に、インサイドハンドル30およびパネル20の取付けの手順について説明する。
【0022】
まず、インナパネル2に取付ける前のパネル20に対して、インサイドハンドル30を取付ける。その際には、インサイドハンドル30の先端部分を把持して、インサイドハンドル30を図8中の2点鎖線のような取付け姿勢、つまりパネル2に対して略直交する取付け姿勢に維持したまま、そのインサイドハンドル30の基端部分を壁21,22の間に差し込む。これにより、パネル20側の凸部21A,22Aは、相対的に、その長手方向からインサイドハンドル30側の溝部32,34内を通って凹部31,33内に導かれる。したがって、凸部21A,22Aと凹部31,33は、弾性変形を伴うことなくスムーズに嵌合することになる。また、インサイドハンドル30の取付け姿勢は、後述するようにインサイドハンドル30が回動操作される範囲を超えた回動位置の姿勢となっている。
【0023】
その後、図8中の実線のようにインサイドハンドル30を矢印B1方向に回動させる。インサイドハンドル30の基端部分は、逃げ孔26を通ってパネル20の裏面側に位置する。
【0024】
また、このような取付け作業に前後してスプリング11をセットする。すなわち、インサイドハンドル30のスプリング支持部35にスプリング11を支持して、その上端11Aをパネル20側のスプリング係止部21Bの係止溝21B−1に係止し、かつ下端11Bをインサイドハンドル30側のスプリング係止部36に係止する。
【0025】
これらの結果、図8中の2点鎖線のように、凸部21A,22Aと凹部31,33とが回動可能に嵌合し、かつスプリング11がセットされることによって、インサイドハンドル30は矢印B1方向(スプリング11の付勢方向)に付勢される。
【0026】
その後、図8のように、パネル20の蓋部23を矢印A方向に回動させ、そのフック部23Aを孔25に係合させる。これにより、蓋部23は、その部分23Bによって逃げ孔26の上側部分を塞ぐ位置に保持される。インサイドハンドル30の基端部分は、逃げ孔26の下側部分と蓋部23のスリット23Cを通ってパネル20の裏面側に位置する。そして、図10のように、連結ケーブル4の端部を連結孔37に連結すると共に、そのアウターエンド4Aをアウターエンド支持部27に支持する。
【0027】
このようにしてパネル20にインサイドハンドル30を取付けた後、そのパネル20を図2のようにインナパネル2の表面に取付ける。パネル20におけるインサイドハンドル30の取付け部分の裏面側には、インナパネル2が位置する。パネル20の取付け状態においては、図10のように、ストッパー部23Dとアウターエンド支持部27のそれぞれにおけるインナパネル2との対向部がインナパネル2の表面に当接する。
【0028】
以上のような取付け作業が終了した後は、インサイドハンドル30をスプリング11の付勢力に抗して矢印B2方向に回動操作することにより、ドアロック装置3を作動させることができる。図10中の2点鎖線のように、インサイドハンドル30が矢印B2方向の最大操作位置に回動されたときは、当接部38がストッパー部23Dに当接することにより、そのインサイドハンドル30の回動操作の範囲が規制される。その回動操作の範囲において、インサイドハンドル30は上述した取付け姿勢とはならず、それが外れるおそれはない。
【0029】
したがって、インサイドハンドル30に不意の操作によって過大な荷重が掛かったときは、その荷重が操作装置10側にて受けられることになり、その荷重がドアロック装置3に掛かることが回避される。また、ストッパー部23Dとアウターエンド支持部27がインナパネル2の表面に当接することにより、インサイドハンドル30の入力荷重をインナパネル2においても受けることができ、結果的にパネル20の強度が向上し、特に、壁21,22を含むインサイドハンドル30の支持部分の小型化が可能となる。また、操作装置10の意匠面における自由度も増すことになる。
【0030】
上述したように、図1および図2中のドアロックノブ40の取付け部分は、インサイドハンドル30の取付け部分と同様に構成することができる。したがって、ドアロックノブ40もインサイドハンドル30と同様に取付けることができる。また、ドアロックノブ40に対しては、スプリング11に相当する付勢手段を備えなくてもよい。
【0031】
(他の実施形態)
上述した実施形態とは逆に、インサイドハンドル30側に凸部21A,22Aを設け、パネル20側に凹部31,33と溝部32,34を設けてもよい。要は、インサイドハンドル30の所定の取付け姿勢において、凸部21A,22Aが溝部32,34に導かれて凹部31,33内に回動可能に嵌り合う構成であればよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、樹脂製パネルと操作部材との対向部の一方側に凸部を設け、かつ他方側に凹部と溝部を設けて、操作部材が回動操作の範囲を超えた取付け姿勢のときに、溝部を通して凸部を凹部内に回動可能に嵌合させることにより、弾性変形を伴うことなく凸部と凹部をスムーズに嵌合させることができる。この結果、インサイドハンドルやドアロックノブなどの操作部材を取付けるためのモジュールベースとして機能する部分を樹脂製パネルに一体成形して、部品点数の削減および軽量化を図りつつ、操作部材の取付け作業性を向上させることができる。
【0033】
また、請求項2に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、操作部材の一部を樹脂製パネルの裏面側に逃がすための逃げ孔を樹脂製パネルに設け、かつ、その逃げ孔を塞ぐための蓋部を樹脂製パネルに折曲可能に設けることにより、操作部材の取付け作業性と、逃げ孔を塞ぐことによる意匠性の向上を図ることができる。
【0034】
また、請求項3に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、樹脂製パネルの蓋部に、操作部材の回動操作の範囲を規制するためのストッパー部を設けることにより、操作部材に不意の操作によって過大な荷重が掛かったときに、その荷重を樹脂製パネル側にて受けることができ、その荷重がドアロック装置に掛かることを回避してドアロック装置の小型軽量化を図ることができる。
【0035】
また、請求項4に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、樹脂製パネルに設けたストッパー部をインナーパネルの表面に当接させることにより、インサイドハンドルの入力荷重をインナパネルにおいても受けることができ、結果的に樹脂製パネルの強度を向上させて、特に、操作部材の支持部分の小型化を図ることができる。しかも、操作装置の意匠面における自由度を増すこともできる。
【0036】
また、請求項5に本発明の記載の車両用ドアの操作装置は、樹脂製パネルに設けた連結部材の支持部をインナーパネルの表面に当接させることにより、インサイドハンドルの入力荷重をインナパネルにおいても受けることができ、結果的に樹脂製パネルの強度を向上させて、特に、操作部材の支持部分の小型化を図ることができる。しかも、操作装置の意匠面における自由度を増すこともできる。また、樹脂製パネルの裏面側に連結部材を配索することができるため、他部材を設けてパネルの表面側に配索する必要がなく、部品点数の削減を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作装置が取付けられる前の車両用ドアを車内側から見た側面図である。
【図2】図1の操作装置が取付けられた後の車両用ドアを車内側から見た側面図である。
【図3】本発明の一実施形態の操作装置における樹脂製パネル部分の斜視図である。
【図4】図3のIV矢視図である。
【図5】本発明の一実施形態の操作装置におけるインサイドハンドルの斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】本発明の一実施形態の操作装置全体の斜視図である。
【図8】図7の操作装置の取付け途中の上面図である。
【図9】図8のIX矢視図である。
【図10】図7の操作装置の取付け後の上面図である。
【符号の説明】
1 ドア
2 インナパネル
3 ドアロック装置
10 操作装置
20 樹脂製パネル
21A,22A 凸部
23 蓋部
23D ストッパー部
27 アウターエンド支持部(支持部)
30 インサイドハンドル(操作部材)
31,33 凹部
32,34 溝部
40 ドアロックノブ(操作部材)
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアのインナパネルの表面に取付けられる樹脂製パネルの表面側に、ドアロック装置に連結されるインサイドハンドルやドアロックノブなどの操作部材を回動可能に備える車両用ドアの操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の操作装置においては、ドアロック装置の操作部材などの部品を取付けるためのモジュールベースが樹脂製パネルに一体成形されることになり、その樹脂製パネルの一部がモジュールベースとして機能する。したがって、そのような操作装置を単独部品として取付ける必要がなくなり、部品点数の削減および軽量化が可能となる。
【0003】
従来、この種の操作装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
【0004】
かかる装置は、インナパネルの表面に取付けられる樹脂製パネルの表面側に上下のリブを一体成形し、それら上下のリブの間に、操作部材としてのインサイドハンドルを回動自在に取付ける構成となっている。そのインサイドハンドルの取付けに際しては、上下のリブの対向間隔を広げるように、それら上下のリブを強制的に弾性変形させ、そして、それら上下のリブの間の定位置にインサイドハンドルを位置させてから上下のリブを元の位置に弾性復帰させるようになっている。また、樹脂製パネルにおけるインサイドハンドルの取付け部分の裏面側にはインナパネルが存在せず、樹脂製パネルには、インサイドハンドルの回動操作の範囲を規制するストッパー部が設けられていない。そのため、インサイドハンドルに不意の操作によって過大な荷重が掛かったときは、その過大な荷重をドアロック装置側にて受ける構成となっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−239833号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、樹脂製パネルに一体成形された上下のリブを強制的に弾性変形させなければ、それらの間にインサイドハンドルを取付けることができないため、その取付けの作業性が悪かった。また、インサイドハンドルに掛かった過大な荷重がドアロック装置側にて受けられるため、その過大な荷重に耐えるようにドアロック装置を構成する必要があり、ドアロック装置の大型化および大重量化を招いてしまう。仮に、そのインサイドハンドルに掛かる過大な荷重を樹脂製パネル側にて受けるべく、その樹脂製パネルにおけるインサイドハンドルの取付け部分に、インサイドハンドルの回動操作の範囲を規制するためのストッパー部を設けた場合には、その樹脂製パネルの肉厚化および大型化を招いてしまう。その理由は、樹脂製パネルにおけるインサイドハンドルの取付け部分の裏面側にインナパネルが存在しないために、インサイドハンドルに掛かる過大な荷重を樹脂製パネルだけによって受けなければならないからである。
【0007】
本発明の目的は、インサイドハンドルやドアロックノブなどの操作部材を取付けるためのモジュールベースとして機能する部分を樹脂製パネルに一体成形して、部品点数の削減および軽量化を図りつつ、操作部材の取付け作業性を向上させることができる車両用ドアの操作装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、車両用ドアのインナパネルの表面に取付けられる樹脂製パネルの表面側に、ドアロック装置に連結される操作部材を回動可能に備える車両用ドアの操作装置であって、前記操作部材の回動中心線上に位置する前記樹脂製パネルと前記操作部材との対向部の一方に凸部を設け、前記対向部の他方に、前記凸部と回動可能に嵌合する凹部と、前記操作部材が所定の取付け姿勢のときに前記凸部を前記凹部内に導く前記凹部の内径よりも小さい溝部と、を設け、前記取付け姿勢は、前記操作部材が回動操作される範囲を超えた回動位置の姿勢とすることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、請求項1において、前記樹脂製パネルに、前記操作部材の一部を前記樹脂製パネルの表面側から裏面側に逃がすための逃げ孔を設け、かつ前記逃げ孔を塞ぐための蓋部を折曲可能に設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、請求項2において、前記樹脂製パネルの蓋部に、前記操作部材の回動操作の範囲を規制するためのストッパー部を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、請求項3において、前記ストッパー部の前記インナパネルとの対向部は、前記インナパネルの表面に当接することを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、請求項1から4のいずれかにおいて、前記樹脂製パネルの裏面側に、前記操作部材と前記ドアロック装置とを連結する連結部材を支持するための支持部を設け、前記支持部の前記インナパネルとの対向部は、前記インナーパネルの表面に当接することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、本発明の車両用ドアの操作装置10が取付けられる前のドア1を車内側から見た側面図、図2は、その操作装置10が取付けられた後のドア1を車内側から見た側面図である。ドア1において、2は開口部2Aが形成されたインナパネルであり、3はドア1の内部に取付けられたドアロック装置である。
【0015】
操作装置10において20は樹脂製パネルであり、開口部2Aを塞ぐようにインナパネル2の表面に取付けられる。この樹脂製パネル(以下、単に「パネル」ともいう)20の表面側には、ドアロック装置3に連結される操作部材としてのインサイドハンドル30とドアロックノブ40が回動可能に取付けられている。インサイドハンドル30とドアロックノブ40は、図2のように、連結部材としての連結ケーブル4,5によってドアロック装置3に連結される。ドアロック装置3は、インサイドハンドル30の回動操作によってドア1のラッチ状態を解除し、またドアロックノブ40の回動操作によってドア1のラッチ状態のロックおよびロック解錠をする。パネル20におけるインサイドハンドル30とドアロックノブ40の取付け部分は、それらを含む部品を取付けるためのモジュールベースとして機能する。したがって、パネル20には、そのようなモジュールベースとして機能する部分が一体成形されていることになり、これにより部品点数の削減および軽量化が可能となる。
【0016】
図3から図10は、操作装置10におけるインサイドハンドル30の取付け部分の説明図である。ドアロックノブ40の取付け部分も同様に構成されている。以下においては、インサイドハンドル30の取付け部分を代表して説明する。
【0017】
パネル20の表面側には、図3および図4のように、上部壁21と下部壁22を含む略コ字状の突出部分が一体成形されており、それらの壁21,22の間に、後述するようにインサイドハンドル30が軸線Oを中心として回動可能に取付けられる。壁21,22において互いに対向する内側の面には、パネル20の表方向において長い断面略楕円形の凸部21A,22Aが形成されている。また、壁21の下面には、下方に突出するスプリング係止部21Bが形成されている。23は、パネル20に一体成形された蓋部であり、ヒンジ部24を中心として、パネル20の裏面側に向かって図3中の矢印A方向に回動可能である。蓋部23が矢印A方向に回動されたときに、その裏面側に形成されたフック部23Aがパネル20側の孔25に係合することにより、蓋部23は図7のような矢印A方向の回動位置に保持される。蓋部23には、パネル20に形成された逃げ孔26の上側部分を図7のように覆う部分23Bと、その逃げ孔26の下側部分と連通するスリット23Cが形成されている。また、蓋部23の表面にはストッパー部23Dが形成され、パネル20の裏面には、図10のように連結ケーブル4のアウターエンド4Aを支持するための支持部としてのアウターエンド支持部27が形成されている。
【0018】
インサイドハンドル30は断面略コ字状に形成されており、その上面には、図5のように、パネル20側の凸部21Aと軸線Oを中心として回動可能に嵌合する平面円形の凹部31と、この凹部31内に凸部21Aを導くための溝部32が形成されている。溝部32の溝幅は、凹部31の内径よりも小さく、かつ凸部21Aを長手方向(図8中のIX方向)からのみ通す大きさに設定されている。同様に、インサイドハンドル30には、パネル20側の凸部22Aと軸線Oを中心として回動可能に嵌合する平面円形の凹部33と、この凹部33内に凸部22Aを導くための溝部34が形成されている。
【0019】
また、インサイドハンドル30の下側内面には、コイルスプリング11(図8および図9参照)を支持するためのスプリング支持部35(図6および図9参照)が形成されている。本例のスプリング支持部35は、スプリング11の下側部分が嵌り込む平面円形の孔を構成している。スプリング支持部35にはスプリング係止部36(図6参照)が形成されており、このスプリング係止部36には、図8および図9のようにスプリング11の下端11Bが係止される。スプリング11の上端11Aは、図8および図9のようにパネル20側のスプリング係止部21Bの係止溝21B−1に係止される。スプリング11は、このように両端11A,11Bが係止されることにより、軸線Oを中心としてインサイドハンドル30を矢印B1方向に付勢する。インサイドハンドル30は、このスプリング11の付勢力に抗して、矢印B2方向に回動操作されることになる。
【0020】
さらに、インサイドハンドル30の図9中左側の基端部分は、パネル20の逃げ孔26の下側部分とスリット23Cを通ってパネル20の裏面側に延在しており、この部分には、連結孔37と当接部38が形成されている。連結孔37は、図10のように連結ケーブル4に連結されるものであり、当接部38は、図10中の2点鎖線のようにインサイドハンドル30が矢印B2方向の最大操作位置に回動されたときにストッパー部23Dに当接する。
【0021】
次に、インサイドハンドル30およびパネル20の取付けの手順について説明する。
【0022】
まず、インナパネル2に取付ける前のパネル20に対して、インサイドハンドル30を取付ける。その際には、インサイドハンドル30の先端部分を把持して、インサイドハンドル30を図8中の2点鎖線のような取付け姿勢、つまりパネル2に対して略直交する取付け姿勢に維持したまま、そのインサイドハンドル30の基端部分を壁21,22の間に差し込む。これにより、パネル20側の凸部21A,22Aは、相対的に、その長手方向からインサイドハンドル30側の溝部32,34内を通って凹部31,33内に導かれる。したがって、凸部21A,22Aと凹部31,33は、弾性変形を伴うことなくスムーズに嵌合することになる。また、インサイドハンドル30の取付け姿勢は、後述するようにインサイドハンドル30が回動操作される範囲を超えた回動位置の姿勢となっている。
【0023】
その後、図8中の実線のようにインサイドハンドル30を矢印B1方向に回動させる。インサイドハンドル30の基端部分は、逃げ孔26を通ってパネル20の裏面側に位置する。
【0024】
また、このような取付け作業に前後してスプリング11をセットする。すなわち、インサイドハンドル30のスプリング支持部35にスプリング11を支持して、その上端11Aをパネル20側のスプリング係止部21Bの係止溝21B−1に係止し、かつ下端11Bをインサイドハンドル30側のスプリング係止部36に係止する。
【0025】
これらの結果、図8中の2点鎖線のように、凸部21A,22Aと凹部31,33とが回動可能に嵌合し、かつスプリング11がセットされることによって、インサイドハンドル30は矢印B1方向(スプリング11の付勢方向)に付勢される。
【0026】
その後、図8のように、パネル20の蓋部23を矢印A方向に回動させ、そのフック部23Aを孔25に係合させる。これにより、蓋部23は、その部分23Bによって逃げ孔26の上側部分を塞ぐ位置に保持される。インサイドハンドル30の基端部分は、逃げ孔26の下側部分と蓋部23のスリット23Cを通ってパネル20の裏面側に位置する。そして、図10のように、連結ケーブル4の端部を連結孔37に連結すると共に、そのアウターエンド4Aをアウターエンド支持部27に支持する。
【0027】
このようにしてパネル20にインサイドハンドル30を取付けた後、そのパネル20を図2のようにインナパネル2の表面に取付ける。パネル20におけるインサイドハンドル30の取付け部分の裏面側には、インナパネル2が位置する。パネル20の取付け状態においては、図10のように、ストッパー部23Dとアウターエンド支持部27のそれぞれにおけるインナパネル2との対向部がインナパネル2の表面に当接する。
【0028】
以上のような取付け作業が終了した後は、インサイドハンドル30をスプリング11の付勢力に抗して矢印B2方向に回動操作することにより、ドアロック装置3を作動させることができる。図10中の2点鎖線のように、インサイドハンドル30が矢印B2方向の最大操作位置に回動されたときは、当接部38がストッパー部23Dに当接することにより、そのインサイドハンドル30の回動操作の範囲が規制される。その回動操作の範囲において、インサイドハンドル30は上述した取付け姿勢とはならず、それが外れるおそれはない。
【0029】
したがって、インサイドハンドル30に不意の操作によって過大な荷重が掛かったときは、その荷重が操作装置10側にて受けられることになり、その荷重がドアロック装置3に掛かることが回避される。また、ストッパー部23Dとアウターエンド支持部27がインナパネル2の表面に当接することにより、インサイドハンドル30の入力荷重をインナパネル2においても受けることができ、結果的にパネル20の強度が向上し、特に、壁21,22を含むインサイドハンドル30の支持部分の小型化が可能となる。また、操作装置10の意匠面における自由度も増すことになる。
【0030】
上述したように、図1および図2中のドアロックノブ40の取付け部分は、インサイドハンドル30の取付け部分と同様に構成することができる。したがって、ドアロックノブ40もインサイドハンドル30と同様に取付けることができる。また、ドアロックノブ40に対しては、スプリング11に相当する付勢手段を備えなくてもよい。
【0031】
(他の実施形態)
上述した実施形態とは逆に、インサイドハンドル30側に凸部21A,22Aを設け、パネル20側に凹部31,33と溝部32,34を設けてもよい。要は、インサイドハンドル30の所定の取付け姿勢において、凸部21A,22Aが溝部32,34に導かれて凹部31,33内に回動可能に嵌り合う構成であればよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、樹脂製パネルと操作部材との対向部の一方側に凸部を設け、かつ他方側に凹部と溝部を設けて、操作部材が回動操作の範囲を超えた取付け姿勢のときに、溝部を通して凸部を凹部内に回動可能に嵌合させることにより、弾性変形を伴うことなく凸部と凹部をスムーズに嵌合させることができる。この結果、インサイドハンドルやドアロックノブなどの操作部材を取付けるためのモジュールベースとして機能する部分を樹脂製パネルに一体成形して、部品点数の削減および軽量化を図りつつ、操作部材の取付け作業性を向上させることができる。
【0033】
また、請求項2に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、操作部材の一部を樹脂製パネルの裏面側に逃がすための逃げ孔を樹脂製パネルに設け、かつ、その逃げ孔を塞ぐための蓋部を樹脂製パネルに折曲可能に設けることにより、操作部材の取付け作業性と、逃げ孔を塞ぐことによる意匠性の向上を図ることができる。
【0034】
また、請求項3に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、樹脂製パネルの蓋部に、操作部材の回動操作の範囲を規制するためのストッパー部を設けることにより、操作部材に不意の操作によって過大な荷重が掛かったときに、その荷重を樹脂製パネル側にて受けることができ、その荷重がドアロック装置に掛かることを回避してドアロック装置の小型軽量化を図ることができる。
【0035】
また、請求項4に記載の本発明の車両用ドアの操作装置は、樹脂製パネルに設けたストッパー部をインナーパネルの表面に当接させることにより、インサイドハンドルの入力荷重をインナパネルにおいても受けることができ、結果的に樹脂製パネルの強度を向上させて、特に、操作部材の支持部分の小型化を図ることができる。しかも、操作装置の意匠面における自由度を増すこともできる。
【0036】
また、請求項5に本発明の記載の車両用ドアの操作装置は、樹脂製パネルに設けた連結部材の支持部をインナーパネルの表面に当接させることにより、インサイドハンドルの入力荷重をインナパネルにおいても受けることができ、結果的に樹脂製パネルの強度を向上させて、特に、操作部材の支持部分の小型化を図ることができる。しかも、操作装置の意匠面における自由度を増すこともできる。また、樹脂製パネルの裏面側に連結部材を配索することができるため、他部材を設けてパネルの表面側に配索する必要がなく、部品点数の削減を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作装置が取付けられる前の車両用ドアを車内側から見た側面図である。
【図2】図1の操作装置が取付けられた後の車両用ドアを車内側から見た側面図である。
【図3】本発明の一実施形態の操作装置における樹脂製パネル部分の斜視図である。
【図4】図3のIV矢視図である。
【図5】本発明の一実施形態の操作装置におけるインサイドハンドルの斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】本発明の一実施形態の操作装置全体の斜視図である。
【図8】図7の操作装置の取付け途中の上面図である。
【図9】図8のIX矢視図である。
【図10】図7の操作装置の取付け後の上面図である。
【符号の説明】
1 ドア
2 インナパネル
3 ドアロック装置
10 操作装置
20 樹脂製パネル
21A,22A 凸部
23 蓋部
23D ストッパー部
27 アウターエンド支持部(支持部)
30 インサイドハンドル(操作部材)
31,33 凹部
32,34 溝部
40 ドアロックノブ(操作部材)
Claims (5)
- 車両用ドアのインナパネルの表面に取付けられる樹脂製パネルの表面側に、ドアロック装置に連結される操作部材を回動可能に備える車両用ドアの操作装置であって、
前記操作部材の回動中心線上に位置する前記樹脂製パネルと前記操作部材との対向部の一方に凸部を設け、
前記対向部の他方に、前記凸部と回動可能に嵌合する凹部と、前記操作部材が所定の取付け姿勢のときに前記凸部を前記凹部内に導く前記凹部の内径よりも小さい溝部と、を設け、
前記取付け姿勢は、前記操作部材が回動操作される範囲を超えた回動位置の姿勢とする
ことを特徴とする車両用ドアの操作装置。 - 前記樹脂製パネルに、前記操作部材の一部を前記樹脂製パネルの表面側から裏面側に逃がすための逃げ孔を設け、かつ前記逃げ孔を塞ぐための蓋部を折曲可能に設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアの操作装置。 - 前記樹脂製パネルの蓋部に、前記操作部材の回動操作の範囲を規制するためのストッパー部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の車両用ドアの操作装置。
- 前記ストッパー部の前記インナパネルとの対向部は、前記インナパネルの表面に当接することを特徴とする請求項3に記載の車両用ドアの操作装置。
- 前記樹脂製パネルの裏面側に、前記操作部材と前記ドアロック装置とを連結する連結部材を支持するための支持部を設け、
前記支持部の前記インナパネルとの対向部は、前記インナパネルの表面に当接することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両用ドアの操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002381975A JP2004210120A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 車両用ドアの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002381975A JP2004210120A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 車両用ドアの操作装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004210120A true JP2004210120A (ja) | 2004-07-29 |
Family
ID=32817731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002381975A Pending JP2004210120A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 車両用ドアの操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004210120A (ja) |
-
2002
- 2002-12-27 JP JP2002381975A patent/JP2004210120A/ja active Pending
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