JP2004209409A - Method for producing substrate, droplet discharging device, organic electroluminescence display, and electronic equipment - Google Patents

Method for producing substrate, droplet discharging device, organic electroluminescence display, and electronic equipment Download PDF

Info

Publication number
JP2004209409A
JP2004209409A JP2003000431A JP2003000431A JP2004209409A JP 2004209409 A JP2004209409 A JP 2004209409A JP 2003000431 A JP2003000431 A JP 2003000431A JP 2003000431 A JP2003000431 A JP 2003000431A JP 2004209409 A JP2004209409 A JP 2004209409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
scanning
droplet
application region
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003000431A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Masahiro Uchida
昌宏 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2003000431A priority Critical patent/JP2004209409A/en
Publication of JP2004209409A publication Critical patent/JP2004209409A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for producing a substrate by which a required sufficient amount of a solution can be applied to the coating regions divided by partitions on a substrate, to provide a droplet discharging device for realizing the method for producing the substrate, to provide a method for producing an organic electroluminescence display including the method for producing the substrate, to provide an organic electroluminescence display, and to provide electronic equipment comprising the organic electroluminescence display. <P>SOLUTION: Among the three coating regions 270R, 270G and 270B divided by partitions, a main scanning as for the discharge of droplets is performed to the coating region 270B having a large area for a plurality of times. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板の製造方法に関し、特に、基板上に形成された隔壁により仕切られる領域内に、有機エレクトロルミネッセンス材料などを含む液滴を塗布するための基板の製造方法、液滴吐出装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、および、電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
マトリックス表示型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示パネルは、有機EL層や正孔注入層などの薄膜層を有する構成が一般的である。この種の薄膜層の形成方法のひとつとして、液滴吐出法が知られている。液滴吐出法により有機EL層を形成する場合においては、まず、液滴吐出装置によって、有機EL材料を含む液滴を、基板上に形成された隔壁により仕切られる領域(以下、「塗布領域」と称する。)に向けて吐出して、液滴を塗布領域に塗布する。次いで、塗布された液滴を乾燥させて、液滴に含まれる溶媒が揮発すると、塗布領域に有機EL層が形成される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−291583号公報
【0004】
ところで、カラー表示型の有機EL表示パネルの一部には、赤色発光する赤色EL層と、緑色発光する緑色EL層と、青色発光する青色EL層との各々を規則的に配列し、各EL層による発光色を加法混合してフルカラー表示を実現するものがある。しかし、赤色EL層と、緑色EL層と、青色EL層との各々は、同一条件下で発光させたとしても、常にそれらの輝度が揃うとは限らず、例えば、青色EL層の輝度が、他色のEL層の輝度と比較して低い、というような場合がある。このような場合、各EL層から出射される発色光を、単純に加法混合したとしても、青色光の輝度が相対的に低くなり、カラー表示を良好に行えないという問題が生じる。これに対処する技術としては、青色EL層に対応する領域を他色に対応する領域より広くして、青色光の出射領域を相対的に大きくするという技術が知られている。これにより、有機EL材料そのものの改良を行わなくとも、パネル全体としてカラー表示を良好に行うことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液滴吐出法を用いた場合、ひとつのEL層の領域が広くなると、各塗布領域に塗布する液量が増えるため、以下のような問題が生じる。いま、液滴吐出装置として、吐出ヘッドを基板に対して一定の速度にて走査する装置を想定する。この液滴吐出装置において、吐出ヘッドから吐出される液滴の量が「10ng」であり、液滴吐出にかかる最短周期が「T」であるとする。また、ひとつの塗布領域に対する吐出ヘッドの走査時間が、「7T」であるとする。このとき、液滴吐出装置においては、塗布領域の大きさに拘わらず、ひとつの塗布領域につき、最大で7回の液滴吐出、すなわち、最大で「70ng」の溶液しか塗布することができない。このように、従来の液滴吐出装置においては、実質的に塗布量の上限値が規定されているため、塗布領域の大きさなどに応じて、任意に塗布量を増やすことができなかった。この結果、塗布領域に形成される薄膜層の膜厚が不充分または不均一となり、EL表示パネルの品質低下の一因となっていた。
【0006】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、隔壁により区画される塗布領域に、必要充分な量の溶液を塗布することが可能な基板の製造方法、該基板の製造方法を実現するための液滴吐出装置、該基板の製造方法を含む有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法、該有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法により製造された有機エレクトロルミネッセンス表示装置、および、該有機エレクトロルミネッセンス表示装置を有する電子機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る基板の製造方法は、液滴を吐出する吐出ヘッドから吐出された液滴を、基板上に形成された隔壁により仕切られる塗布領域に塗布すべく、前記吐出ヘッドあるいは基板のうち一方の走査体を、他方に対して走査して基板を製造する基板の製造方法であって、前記吐出ヘッドから液滴を吐出させると共に、前記吐出ヘッドから吐出された液滴が、基板上の塗布領域に塗布されるような経路にて、前記走査体を走査する走査過程を、同一の塗布領域に対して複数回繰り返すことを特徴とする。
かかる基板の製造方法によれば、同一の塗布領域に対して、走査体が複数回走査されるため、必要充分な量の溶液を塗布領域に対して塗布することが可能となる。
【0008】
ここで、同一の塗布領域に対する走査過程において、前記走査体の走査方向は一方向であることを特徴とする。
また、同一の塗布領域に対する走査過程において、前記走査体の走査方向には、互いに逆向きの二方向が含まれることを特徴とする。
【0009】
さらに、同一の塗布領域に対する走査過程において、前記走査体は、互いに異なる経路にて走査されることが好ましい。このように、走査過程毎に走査経路をずらすことにより、液滴の塗布地点が分散される。これにより、塗布領域に斑なく溶液を塗布することができる。
【0010】
上記基板の製造方法において、同一の塗布領域に対する走査過程毎に、前記吐出ヘッドから同一の吐出領域に吐出される液滴の一滴あたりの量を異ならせても良い。さらに、同一の塗布領域に対する走査過程の各々において、前記吐出ヘッドからは複数の液滴が吐出され、同一の塗布領域に対する走査過程毎に、前記吐出ヘッドから同一の塗布領域に対して吐出される液滴の総量を異ならせても良い。
これらにより、走査過程毎に、同一の塗布領域に対する液滴の塗布量を変えることができるため、塗布領域の形状などに合わせて任意に溶液を塗布することが可能となる。
【0011】
また、上記基板の製造方法において、基板上における塗布領域の各々の面積を取得する面積取得過程をさらに含み、前記面積取得過程において取得された面積が大きな塗布領域ほど、走査過程の繰り返し回数が多くなるように設定することが好ましい。
このように、面積の大きな塗布領域ほど、走査回数を増やすことにより、塗布領域の大きさに拘わらず、塗布領域の単位面積あたりの塗布量を等しくすることができる。
【0012】
また、本発明は、上記基板の製造方法により、例えば、有機エレクトロルミネッセンス材料や、正孔注入材料などを含む液滴を塗布する工程を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法を提供し、さらに、該製造方法により製造された有機エレクトロルミネッセンス表示装置、該有機エレクトロルミネッセンス表示装置を表示部として有することを特徴とする電子機器を提供する。
【0013】
上記基板の製造方法の他、本発明は、液滴を吐出する吐出ヘッドから吐出された液滴を、基板上に形成された隔壁により仕切られる塗布領域に塗布する液滴吐出装置であって、前記吐出ヘッドから液滴を吐出させる液滴吐出手段と、前記液滴吐出手段により前記吐出ヘッドから吐出された液滴が、基板上の塗布領域に塗布されるような経路にて、前記吐出ヘッドあるいは基板のうち一方の走査体を、他方に対して走査する走査手段と、同一の塗布領域に対して、前記走査体を複数回走査するように前記走査手段を制御する走査制御手段とを具備することを特徴とする液滴吐出装置を提供する。
この液滴吐出装置によれば、基板上の隔壁により仕切られたひとつの領域につき、液滴の塗布にかかる走査が複数回なされるため、隔壁により仕切られた領域に、必要充分な量の溶液を塗布することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】
<第1実施形態>
<EL表示パネルの構成>
図1は、本発明の第1実施形態にかかる液滴吐出装置により液滴が塗布される有機EL表示パネル(以下、「EL表示パネル」と表記)の部分断面図である。さらに詳述すると、この図には、カラー表示型の有機EL表示パネルの製造工程において、正孔注入層の形成直前のEL表示パネルが示されている。なお、説明の便宜上、図1に示す各構成の縮尺は、実際の縮尺とは異なり、説明に適するように変更されている。
【0016】
図1において、ガラスなどの基板(基材)210に、EL素子を駆動するTFT220が例えば低温ポリシリコンプロセスなどにより形成されている。緩衝層230は、基板210およびTFT220の上面を覆うように形成されているが、TFT220の電極部分では開孔している。
【0017】
画素電極240は、例えばCr、Mo、Taなどの正孔注入性に加え反射性を有する導電膜であり、緩衝層230の開孔部分を介して、TFT220の電極(ソースまたはドレインの一方)に接続されている。この画素電極240は、EL素子の陽極として機能する他、反射層としての役割を果たす。
【0018】
次に、下層膜250は、例えばシリコン酸化膜などの無機材料であり、主に画素電極240間において、画素電極240の端部を若干覆うように形成されている。一方、隔壁260は、下層膜250の上面に形成された高さ2μm程度の一種の仕切りであり、アクリルなどの有機材料がフォトリソグラフィティ技術などによりパターニングされたものである。この隔壁260により、後述する液滴吐出装置において液滴が塗布される塗布領域270Bが仕切られる。画素電極240の上面には親水処理が施される一方、隔壁260の側壁面には撥水加工が施される。
【0019】
図2は、EL表示パネルにおける塗布領域の配列状況を示す図である。なお、前掲図1に示した断面図は、図2におけるA−A’線によるEL表示パネルの断面図に相当する。
図2に示すように、EL表示パネルにおいては、塗布領域270Rと、塗布領域270Gと、上述した塗布領域270Bとの各々がマトリックス状に配列されている。さらに詳述すると、塗布領域270Rは、50×150μm程度の長方形状をしており、その長手方向が図中Y方向を向いた状態で、Y方向に並設されており、塗布領域270Gは、50×150μm程度の長方形状をしており、その長手方向がY方向を向いた状態で、Y方向に並設されている。一方、塗布領域270Bは、塗布領域270R,270Gと比較して面積が広く、100×150μm程度の長方形状をしており、その長手方向がY方向を向いた状態で、Y方向に並設されている。
【0020】
なお、これらの塗布領域270R、270Gおよび270Bの各々は、EL表示パネルにおける発光の最小単位であるサブ画素に対応する位置に設けられており、塗布領域270Rは、赤色発光するサブ画素に対応し、塗布領域270Gは、緑色発光するサブ画素に対応し、塗布領域270Bは、青色発光するサブ画素に対応する。X方向に並ぶ赤色発光するサブ画素(塗布領域270R)と、緑色発光するサブ画素(塗布領域270G)と、青色発光する(塗布領域270B)との3つのサブ画素による組により、EL表示パネルの表示の最小単位となる画素270が構成される。
【0021】
再び図1において、塗布領域270Bにおける画素電極240上には、膜厚「60nm」程度の正孔注入層と、膜厚「60nm」程度の有機EL層とがこの順で積層される。特には図示しないが、塗布領域270Rおよび塗布領域270Gの各々においても、それらの画素電極240上に、正孔注入層と有機EL層とがこの順で積層される。
【0022】
<液滴吐出装置の構成>
図3は、正孔注入層の形成に用いられる液滴吐出装置の構成を示す図である。この図おいて、液滴吐出装置100に含まれる制御部110は、記憶部120に記憶されるドットデータに応じて、吐出ヘッド130、ヘッドキャリッジ140および基板キャリッジ150の各々に駆動信号を供給し、液滴吐出装置100全体を制御する。
【0023】
図4は、記憶部120に記憶されるドットデータを模式的に示す図である。この図に示すように、ドットデータは、基板210上にマトリックス状に割り当てられた各ドットが、液滴を吐出させる地点であるか否かを指示するデータである。図中黒塗りのドットは、液滴を吐出させる地点である旨を指示する一方、白抜きのドットは、液滴を吐出させない地点である旨を指示する。したがって、基板210のうち塗布領域270Rおよび塗布領域270Gの各々においては、それらの長手方向に延在する一列のドット列に含まれる7個のドットについてのみ、液滴吐出が指示されている。一方、塗布領域270Bにおいては、その長手方向に並行して延在する2列のドット列に含まれる計14個のドットについてのみ、液滴吐出が指示されている。
【0024】
再び図3に説明を戻す。タンク160は、後述の有機EL材料に対して正孔を注入する例えばポリチオフェン系導電性高分子などの正孔注入材料を含む約1%のポリマー溶液を貯蔵する。また、吐出ヘッド130は、ひとつのノズルを有しており、制御部110から供給される駆動信号に応じて、タンク160から溶液の供給を受け、該溶液をノズルから「10ng」の液滴として吐出する。なお、吐出ヘッド130は、連続して液滴を吐出する場合、最短で時間「T(s)」の周期にて液滴を吐出することができる。また、説明の便宜上、この実施形態においては、ノズル数は1個のみであり、該ノズルから吐出される液滴は、「10ng」の1種類の液滴のみである例を示すが、ノズル数は、複数であっても良いし、各ノズルから複数の量の液滴を選択的に吐出可能な構成としても良い。
ヘッドキャリッジ140は、制御部110の制御の下、吐出ヘッド130を一定の速度「150/7T(nm/s)」にて、主走査方向(図中Y方向)に主走査する。
【0025】
一方、基板キャリッジ150は、基板210を保持するとともに、制御部110の制御の下、基板210を吐出ヘッド130に対して副走査する。より詳細には、基板キャリッジ150は、ヘッドキャリッジ140による吐出ヘッド130の主走査が終了する毎に、副走査方向(図中X方向)に基板210を副走査する。なお、基板210は、図2に示すX方向が、図3における副走査方向Xと同一方向に平行となるように基板キャリッジ150によって保持される。
【0026】
<液滴吐出装置の動作>
次に、液滴吐出装置100(図3参照)による正孔注入材料を含む液滴の塗布の動作について説明する。この動作説明おいては、塗布領域270Rおよび塗布領域270Gの各々に対しては「70ng」の溶液を塗布する一方、塗布領域270Bに対しては「140ng」の溶液を塗布する。
【0027】
図5は、制御部110による吐出ヘッド130の主走査の様子を示す図である。この図に示すように、まず、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Rの各々に対して、ヘッドキャリッジ140により、図中S1に示す経路にて吐出ヘッド130を主走査する。上述したように吐出ヘッド130の走査速度は「150/7T(nm/s)」であり、塗布領域270Rの主走査方向Yの長さは「150nm」である。このため、ひとつの塗布領域270Rついての主走査にかかる時間は「7T(s)」となる。一方で、液滴の吐出にかかる最短周期は、「T(s)」である。これらから、液滴吐出装置100においては、ひとつの塗布領域270Rにつき、液滴を最大で7回吐出することができる。なお、塗布領域270Gおよび塗布領域270Bについても、それらの主走査方向Yの長さが塗布領域270Rと等しいため、各々の塗布領域270G、270Bに対して、液滴を最大で7回吐出することができる。
【0028】
制御部110は、吐出ヘッド130を経路S1に沿って主走査する際に、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、吐出ヘッド130から塗布領域270Rにおける図中1、2、・・・、7により示される7つの地点の各々に1滴ずつ液滴を吐出する。これにより、塗布領域270Rには、合計約「70ng」の液滴が塗布される。なお、塗布領域270Rの画素電極240上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、塗布領域270Rの全域に渡り必要充分な厚み(約60nm)を有する正孔注入層が形成される。
【0029】
このような塗布領域270Rに対する主走査が終了すると、次に制御部110は、吐出ヘッド130による主走査の経路が図中S2となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Gの各々に対して、ヘッドキャリッジ140により、吐出ヘッド130を経路S2に沿って主走査する。この際、制御部110は、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、吐出ヘッド130から塗布領域270Gにおける図中1、2、・・・、7で示される各地点に、計7滴の液滴を吐出する。これにより、塗布領域270Gには、合計約「70ng」の液滴が塗布される。なお、塗布領域270Gの画素電極240上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、塗布領域270Gの全域に渡り必要充分な厚み(約60nm)を有する正孔注入層が形成される。
【0030】
このような塗布領域270Gに対する主走査が終了すると、次に、制御部110は、塗布領域270Bに対して液滴を塗布する。
ところで、従来の液滴吐出法においては、ひとつの塗布領域につき1回の主走査により液滴の塗布を行っていた。このため、本実施形態のように、1回の主走査により塗布領域270Bに対して最大で「70ng」の溶液しか塗布できない液滴吐出装置100であれば、何ら策を講じないとすると、塗布領域270Bに必要とされる「140ng」の溶液を塗布することができない。
【0031】
そこで、液滴吐出装置100においては、以下のようにして塗布領域270Bに「140ng」の溶液を塗布する。すなわち、まず、制御部110は、塗布領域270Gに対する主走査が終了すると、吐出ヘッド130による主走査の経路が図中S3となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Bの各々に対して、吐出ヘッド130を経路S3に沿って主走査する。この際、制御部110は、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、吐出ヘッド130から、各塗布領域270Bの図中1、2、・・・、7で示される各地点に1滴ずつ液滴を吐出する。これにより、塗布領域270Bには、まず「70ng」の液滴が塗布される。
【0032】
次に、制御部110は、吐出ヘッド130による主走査の経路が図中S4となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、塗布領域270Bの各々に対して、吐出ヘッド130を経路S4に沿って主走査する。この際、制御部110は、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、吐出ヘッド130から、塗布領域270Bの図中8、9、・・・、14で示される各地点に1滴ずつ液滴を吐出する。この2回目の走査において、塗布領域270Bには、さらに「70ng」の液滴が塗布され、計2回の主走査により合計「140ng」の液滴が塗布領域270Bにおける画素電極240上に塗布される。この後、画素電極240上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、塗布領域270Bの全域に渡り必要充分な厚み(約60nm)を有する正孔注入層が形成される。
【0033】
このように、本実施形態にかかる液滴吐出装置100によれば、ひとつの塗布領域270Bにつき主走査を複数回行うことにより、該塗布領域270Bに対して、1回の主走査により塗布可能な液量(この例では「70ng」)以上の液量を塗布しなければならない場合であっても、必要とされる量の溶液を確実に塗布することが可能となる。
【0034】
ところで、塗布領域270Bに対して必要充分な量の溶液を塗布するという観点から見れば、吐出ヘッド130に含まれるノズル径を大きくして、1滴あたりの液量を増大することによって、1回の主走査により必要充分な溶液を塗布することが可能である。しかし、このように1滴あたりの液量を増大させると、そのドット径が大きくなり、液滴の塗布(パターニング)の精度が低下してしまう。特に基板210のように、複数の大きさの塗布領域270R、270G、270Bが混在する場合、大きな塗布領域270Bに塗布すべき液量に合わせて液滴の大きさを設定すると、小さな塗布領域270R、270Gに対するパターニング精度が損なわれるおそれがある。これに対し、本実施形態によれば、ひとつの塗布領域270Bにつき主走査を複数回行っているため、すべての大きさの塗布領域270R、270G、270Bに対して微少液滴にてパターニングすることができる。この結果、パターニング精度を不当に損なうことなく、塗布領域270Bに塗布する溶液量を増大させることができる。
【0035】
くわえて、本実施形態においては、塗布領域270Bに対する第1回の主走査の経路S3と、第2回の主走査の経路S4とが異なるため、1回のみの主走査により液滴を塗布する場合と比較して、液滴の塗布地点を分散することができる。これにより、塗布領域270Bの全域に渡るように、液滴を斑なく塗布することができる。
【0036】
<第2実施形態>
上述した第1実施形態においては、EL表示パネルの製造工程において、正孔注入層を形成する液滴吐出装置100について説明した。これに対し、第2実施形態においては、EL表示パネルの製造工程において、有機EL層を形成する液滴吐出装置について説明する。
【0037】
<液滴吐出装置の構成>
図6は、有機EL層の形成に用いられる液滴吐出装置の構成を示す図である。なお、この図に示される液滴吐出装置102に含まれる各構成のうち、前掲図3に示す液滴吐出装置100と同様の構成については同一の符号が付してある。また、基板キャリッジ150に保持される基板210上における符号272は、第1実施形態に係る液滴吐出装置100により形成された正孔注入層を示す。
【0038】
液滴吐出装置102が、上述した液滴吐出装置100と比較して特徴的な点は、タンク160と吐出ヘッド130との組の替わりに、タンク170Rと吐出ヘッド172Rとの組、タンク170Gと吐出ヘッド172Gとの組、および、タンク170Bと吐出ヘッド172Bとの組の各々が設けられている点にある。さらに詳述すると、溶液タンク170Rは、赤色発光する高分子系有機EL材料を含む約1%のポリマー溶液を貯蔵し、吐出ヘッド172Rは、その溶液を10ngの液滴として吐出する。また、溶液タンク170Gは、緑色発光する高分子系有機EL材料を含む約1%のポリマー溶液Gを貯蔵し、吐出ヘッド172Gは、その溶液を10ngの液滴として吐出する。そして、溶液タンク170Bは、青色発光する高分子系有機EL材料を含む約1%のポリマー溶液を貯蔵し、吐出ヘッド172Bは、その溶液を10ngの液滴として吐出する。なお、吐出ヘッド172R、吐出ヘッド172Gおよび吐出ヘッド172Bの各々は一体化されており、3つ揃った状態でヘッドキャリッジ140により、主走査方向Yに主走査される。
【0039】
<液滴吐出装置の動作>
次に、各塗布領域270R、270G、270Bにおける正孔注入層272に対して、液滴吐出装置102により液滴を塗布する動作について説明する。この動作説明においては、液滴吐出装置102により、塗布領域270Rに対しては赤色発光する有機EL材料を含む液滴を約「70ng」塗布し、塗布領域270Gに対しては緑色発光する有機EL材料を含む液滴を約「70ng」塗布し、塗布領域270Bに対しては青色発光する有機EL材料を含む液滴を約「140ng」塗布する。
【0040】
以下、前掲図5および図6を参照して、制御部110による吐出ヘッド172R、172Bおよび172Gの主走査について説明する。まず、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Rの各々に対して、吐出ヘッド172Rを経路S1にて主走査する。この際、制御部110は、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、塗布領域270Rにおける図中1、2、・・・、7の各地点に、吐出ヘッド172Rから1滴ずつ液滴を吐出する。
【0041】
これにより、塗布領域270Rにおける正孔注入層272上には、赤色発光する有機EL材料を含む溶液が約「70ng」塗布される。なお、正孔注入層272上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、該正孔注入層272上に約「60nm」の膜厚を有する赤色有機EL層が形成される。
【0042】
次いで、制御部110は、吐出ヘッド172Gによる主走査の経路が図中S2となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Gの各々に対して、吐出ヘッド172Gを経路S2に沿って主走査する。この際、制御部110は、ドットデータに従って、吐出ヘッド172Gから、塗布領域270Gの図中1、2、・・・、7で示す各地点に、液滴を1滴ずつ吐出する。これにより、塗布領域270Gにおける正孔注入層272上には、緑色発光する有機EL材料を含む液滴が、合計約「70ng」塗布される。なお、正孔注入層272上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、該正孔注入層272上に約「60nm」の膜厚を有する緑色有機EL層が形成される。
【0043】
次に、制御部110は、塗布領域270Bに対して液滴を塗布する。ここで、塗布領域270Bには、1回の主走査により塗布可能な「70ng」より多い「140ng」の液滴を塗布しなければならない。これに対処すべく、液滴吐出装置102においては、次に説明するように、各々の塗布領域270Bに対して主走査を複数回行うことにより、各塗布領域270Bに「140ng」の溶液を塗布する。
【0044】
制御部110は、塗布領域270Gに対する主走査が終了すると、まず、吐出ヘッド172Bによる主走査の経路が図中S3となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Bの各々に対して、吐出ヘッド172Bを経路S3に沿って主走査する。この際、制御部110は、ドットデータに従って、吐出ヘッド172Bから塗布領域270Bにおける図中1、2、・・・、7で示される各地点に液滴を1滴ずつ吐出する。これにより、塗布領域270Bには、まず約「70ng」の液滴が塗布される。
【0045】
次に、制御部110は、吐出ヘッド172Bによる主走査の経路が図中S4となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、吐出ヘッド172Bを経路S4に沿って主走査する。この際、制御部110は、ドットデータに従って、吐出ヘッド172Bから塗布領域270Bに、図中8、9、・・・、14で示される各地点に液滴を1滴ずつ吐出する。この2回目の走査において、塗布領域270Bにおける正孔注入層272上には、さらに約「70ng」の液滴が塗布され、計2回の主走査により合計約「140ng」の液滴が塗布領域270Bに塗布される。
【0046】
このように、塗布領域270Bに対しては、主走査を2回行うことにより、青色発光する有機EL材料を含む溶液が、必要充分な量だけ塗布領域270Bの画素電極240上に塗布される。この後、画素電極240上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、図7に示すように、塗布領域270Bの全域に渡り一定の厚みを有する有機EL層274が形成される。
【0047】
以下、引き続き、EL表示パネルの製造工程について図7を参照して説明する。上述したように、画素電極240上に正孔注入層272と有機EL層274とを積層した後、さらに、有機EL層274の上面に、例えば真空蒸着法などにより、光透過性が充分確保できる程度の膜厚にて電子注入層276を成膜する。ここで、電子注入層276としては、例えば、アルカリ金属やアルカリ土類金属のフッ化物もしくは酸化物、CaやBaなどの好適な仕事関数を有する金属、または、電子注入性を有する有機材料などが好適である。次いで、電子注入層276の上方に、ITOなどの光透過性を有する対向電極280を配置し、その上方にエポキシ樹脂やガラスなどの光透過性を有する封止層290を配置する。
以上の工程により、EL表示パネル200が製造される。
【0048】
<EL表示パネルの動作>
EL表示パネル200において、正孔注入層272、有機EL層274および電子注入層276からなる層に電圧が印加されると、有機EL層274から光が放出する。この出射光のうち、有機EL層274から封止層290側に出射した光は、電子注入層276、対向電極280および封止層290を透過した後、観察者に向けて放出される一方、有機EL層274から基板210側に出射した光は、画素電極240において反射され、封止層290などを透過した後、観察者に到達する。これにより、EL表示パネル200において、トップエミッション型のカラー表示が実現する。
【0049】
ここで、EL表示パネル200において、青色発光するサブ画素に含まれる正孔注入層272および有機EL層274の各々は、複数回の主走査により液滴が塗布されて形成されたものである。したがって、それらの正孔注入層272および有機EL層274は、塗布領域270Bの全域に渡り必要充分な膜厚にて形成されており、青色発光するサブ画素からは良好な青色光を放出することができる。この青色光は、同一の画素に含まれる他のサブ画素から放出された赤色光および緑色光と加法混合され、当該画素は、観察者により特定の色の点として視認される。
【0050】
以上説明したように、本実施形態によれば、隔壁260により区画される塗布領域270Bに対して塗布すべき液量が多い場合であっても、溶液を必要十分な量だけ塗布することができる。これにより、正孔注入層272や有機EL層274を、必要充分な膜厚にて形成することが可能となる。
【0051】
<変形例・改良例>
なお、本発明は、上述した実施形態に限られず、実施形態に種々の変形・改良などを加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態においては、主走査は、一方向Y(図5参照)にて行う例を示したが、主走査は、双方向にて行うものとしても良い。図8は、双方向の主走査により液滴を塗布する様子を示す図である。この図に示すように、まず、塗布領域270Rに対しては、主走査をY方向で行い、続く、塗布領域270Gに対しては、Y方向と逆向きのY’方向にて主走査する。そして、塗布領域270Bについては、第1回の主走査はY方向で行い、第2回の主走査はY’方向にて行う。このように連続した主走査の方向を互いに逆向きに設定することにより、主走査毎に、吐出ヘッド130をホームポジションに戻すための動作が不要となり、処理時間を短縮化することができる。
【0052】
また、上記実施形態においては、塗布領域270Bにかかる主走査について、第1回の主走査の経路S3(図5参照)と、第2回の主走査の経路S4とが異なる例を示したが、主走査は、同一の経路にて複数回行うものとしても良い。このように主走査を同一の経路にて行う場合、液滴の塗布地点を分散させるという効果は得られないが、以下のような効果が得られる。すなわち、第2回の主走査時に吐出された液滴が、第1回の主走査により塗布された液滴に着弾する際の衝突エネルギーにより、予め塗布された液滴が塗布領域270Bにおいて拡散されるという効果を奏する。
【0053】
くわえて、上記実施形態においては、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、塗布領域270Bに2回の走査を行う例を示したが、これに限られない。例えば、全ての塗布領域に一定の膜厚の薄膜層を形成する場合であれば、液滴吐出装置100、102に塗布領域の面積を検出するセンサなどを設け、そのセンサによる検出結果に応じて、面積の大きな塗布領域ほど、主走査の回数を増やしても良い。これにより、面積の大小に拘わらず各塗布領域に塗布される単位面積あたり液量を等しくして、全ての塗布領域において一定の膜厚の薄膜層を形成することができる。
【0054】
さらに、上記実施形態においては、塗布領域270Bに対する第1回目の主走査における液滴と、第1回目の主走査における液滴とは、共に「10ng」である例を示したが、主走査ごとに液滴量を変えても良い。例えば、図9(A)に示すように、中央線Cに近い経路S5に沿った主走査においては、「15pl」の液滴を7回吐出する一方、中央線Cから遠い経路S6に沿った主走査においては、「5pl」の液滴を7回吐出しても良い。このように走査毎に、液滴の総量に差を付けることにより、中央線Cに関して非対称となる2本の経路S5、S6に沿って主走査を行う場合であっても、塗布領域270B全域に斑なく液滴を塗布することがきる。
また、これとは別に、主走査毎に、液滴の吐出回数を変えても、同様の効果を得ることができる。例えば図9(B)に示すように、経路S5に沿った主走査においては、液滴(14pl)の吐出回数を7回とする一方、経路S6に沿った主走査においては、液滴(14pl)の吐出回数を3回としても良い。これにより、中央線Cに関して非対称となる2本の経路S5、S6に沿って主走査を行う場合であっても、塗布領域270B全域に斑なく液滴を塗布することがきる。
【0055】
なお、上記実施形態においては、基板210に対する吐出ヘッド130の走査を主走査としたが、吐出ヘッド130に対する基板210の走査を主走査としても良い。
【0056】
<電子機器>
最後に、以上説明した液滴吐出装置100、102により形成された薄膜層(正孔注入層272、有機EL層274)を有するEL表示パネル200(図7参照)を、表示部として適用した電子機器について説明する。
例えば、図10は、EL表示パネル200を搭載した携帯電話機300の外観図である。この図において、携帯電話機300は、複数の操作ボタン310の他、受話口320、送話口330とともに、EL表示パネル200を含む有機EL表示装置340を備えている。
また、携帯電話機300以外にも、EL表示パネル200を含む有機EL表示装置340は、コンピュータや、プロジェクタ、デジタルカメラ、ムービーカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)、車載機器、複写機、オーディオ機器などの各種電子機器の表示部として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる有機EL表示パネルの製造工程における有機EL表示パネルの部分断面図である。
【図2】同有機EL表示パネルにおける塗布領域を説明するための図である。
【図3】同実施形態において、正孔注入層を形成する液滴吐出装置の構成を示す図である。
【図4】同液滴同液滴吐出装置において用いられるドットデータを示す図である。
【図5】同液滴吐出装置による主走査の様子を示す図である。
【図6】同実施形態において、有機EL層を形成する液滴吐出装置の構成を示す図である。
【図7】同実施形態にかかる有機EL表示パネルの断面図である。
【図8】同実施形態の変形例にかかる主走査の様子を示す図である。
【図9】同実施形態の変形例にかかる主走査の様子を示す図である。
【図10】同有機EL表示パネルを含む有機EL表示装置を備えた携帯電話機を示す図である。
【符号の説明】
100 液滴吐出装置、110 制御部、130 吐出ヘッド、140 ヘッドキャリッジ、150 基板キャリッジ、200 EL表示パネル、270R,270G,270B 塗布領域、300 携帯電話機、340 有機EL表示装置。
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a substrate, in particular, a method for manufacturing a substrate for applying a droplet containing an organic electroluminescent material or the like, in a region partitioned by a partition formed on the substrate, a droplet discharge device, The present invention relates to a method for manufacturing an organic electroluminescence display device, an organic electroluminescence display device, and electronic equipment.
[0002]
[Prior art]
A matrix display type organic EL (electroluminescence) display panel generally has a structure having a thin film layer such as an organic EL layer and a hole injection layer. As one of the methods of forming this kind of thin film layer, a droplet discharge method is known. In the case where the organic EL layer is formed by a droplet discharging method, first, a droplet containing an organic EL material is separated by a droplet discharging device into a region partitioned by a partition formed on a substrate (hereinafter, referred to as a “coating region”). ) To apply the liquid droplets to the application area. Next, the applied droplet is dried to evaporate the solvent contained in the droplet, so that an organic EL layer is formed in the application region (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-291584 A
[0004]
By the way, in a part of a color display type organic EL display panel, a red EL layer that emits red light, a green EL layer that emits green light, and a blue EL layer that emits blue light are regularly arranged. There is one that realizes full-color display by additively mixing the emission colors of the layers. However, even if each of the red EL layer, the green EL layer, and the blue EL layer emits light under the same condition, their luminance is not always the same. For example, the luminance of the blue EL layer is In some cases, the luminance is lower than the luminance of the EL layer of another color. In such a case, even if the generated light emitted from each EL layer is simply added and mixed, the luminance of the blue light becomes relatively low, and there is a problem that color display cannot be performed well. As a technique for coping with this, a technique is known in which a region corresponding to the blue EL layer is made wider than a region corresponding to another color, and the emission region of blue light is relatively large. As a result, it is possible to satisfactorily perform color display on the entire panel without improving the organic EL material itself.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the droplet discharge method is used, if the area of one EL layer is widened, the amount of liquid applied to each application area increases, so that the following problem occurs. Now, as a droplet discharge device, a device that scans a discharge head at a constant speed with respect to a substrate is assumed. In this droplet discharge device, it is assumed that the amount of droplets discharged from the discharge head is “10 ng”, and the shortest cycle of droplet discharge is “T”. Further, it is assumed that the scanning time of the ejection head for one application region is “7T”. At this time, the droplet discharge device can apply a maximum of seven droplet discharges, that is, only a maximum of “70 ng” of a solution to one application region, regardless of the size of the application region. As described above, in the conventional droplet discharge apparatus, since the upper limit of the application amount is substantially defined, the application amount cannot be arbitrarily increased according to the size of the application area. As a result, the film thickness of the thin film layer formed in the application region becomes insufficient or non-uniform, which is one of the causes of the deterioration of the quality of the EL display panel.
[0006]
The present invention has been made in view of the circumstances described above, and realizes a method of manufacturing a substrate capable of applying a necessary and sufficient amount of a solution to an application area defined by partition walls, and a method of manufacturing the substrate. Discharge device for manufacturing the same, a method for manufacturing an organic electroluminescence display device including the method for manufacturing the substrate, an organic electroluminescence display device manufactured by the method for manufacturing the organic electroluminescence display device, and the organic electroluminescence display device An electronic device having:
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a method of manufacturing a substrate according to the present invention includes applying a droplet ejected from an ejection head ejecting a droplet to an application region partitioned by a partition formed on the substrate. A substrate manufacturing method for manufacturing a substrate by scanning one of a scanning body of the discharge head or the substrate with respect to the other, and discharging droplets from the discharge head and discharging the droplets from the discharge head. A scanning process of scanning the scanning body along a path in which the droplet is applied to the application region on the substrate is repeated a plurality of times for the same application region.
According to such a substrate manufacturing method, the scanning body is scanned a plurality of times on the same application region, so that a necessary and sufficient amount of the solution can be applied on the application region.
[0008]
Here, in the process of scanning the same application region, the scanning direction of the scanning body is one direction.
In the scanning process for the same application region, the scanning direction of the scanning body includes two directions opposite to each other.
[0009]
Further, it is preferable that in the scanning process for the same application region, the scanning body is scanned along different paths. In this way, by shifting the scanning path for each scanning process, the application points of the droplets are dispersed. Thereby, the solution can be applied to the application area without unevenness.
[0010]
In the above-described method of manufacturing a substrate, the amount per droplet discharged from the discharge head to the same discharge region may be different for each scanning process on the same application region. Further, in each scanning process for the same application region, a plurality of droplets are ejected from the ejection head, and for each scanning process for the same application region, the droplets are ejected to the same application region. The total amount of droplets may be different.
Thus, the amount of the droplet applied to the same application area can be changed for each scanning process, so that the solution can be arbitrarily applied according to the shape of the application area.
[0011]
Further, in the method for manufacturing a substrate, the method further includes an area obtaining step of obtaining an area of each of the application areas on the substrate, wherein the larger the application area in the area obtained in the area obtaining step, the greater the number of repetitions of the scanning process. It is preferable to set so that
In this manner, by increasing the number of scans for an application region having a larger area, the application amount per unit area of the application region can be equalized regardless of the size of the application region.
[0012]
According to the present invention, there is provided a method for manufacturing an organic electroluminescent display device, comprising the step of applying a droplet containing an organic electroluminescent material or a hole injection material, for example, by the method for manufacturing a substrate. The present invention further provides an organic electroluminescent display device manufactured by the manufacturing method, and an electronic apparatus having the organic electroluminescent display device as a display unit.
[0013]
In addition to the method of manufacturing the substrate, the present invention is a droplet discharge device that applies droplets discharged from a discharge head that discharges droplets to a coating area partitioned by a partition formed on the substrate, A droplet discharge unit configured to discharge droplets from the discharge head; and a discharge head configured to apply a droplet discharged from the discharge head by the droplet discharge unit to an application region on a substrate. Alternatively, one of the substrates includes a scanning unit that scans the scanning body with respect to the other, and a scanning control unit that controls the scanning unit to scan the scanning body a plurality of times with respect to the same application region. A droplet discharging device is provided.
According to this droplet discharge device, scanning for applying a droplet is performed a plurality of times for one region partitioned by the partition on the substrate, so that a necessary and sufficient amount of solution is applied to the region partitioned by the partition. Can be applied.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
<First embodiment>
<Configuration of EL display panel>
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of an organic EL display panel (hereinafter, referred to as “EL display panel”) to which droplets are applied by a droplet discharge device according to a first embodiment of the present invention. More specifically, this figure shows the EL display panel immediately before the formation of the hole injection layer in the process of manufacturing a color display type organic EL display panel. For convenience of explanation, the scale of each configuration shown in FIG. 1 is different from the actual scale and is changed to be suitable for the description.
[0016]
In FIG. 1, a TFT 220 for driving an EL element is formed on a substrate (base material) 210 such as glass by, for example, a low-temperature polysilicon process. The buffer layer 230 is formed so as to cover the upper surfaces of the substrate 210 and the TFT 220, but is opened at the electrode portion of the TFT 220.
[0017]
The pixel electrode 240 is, for example, a conductive film having a hole-injecting property such as Cr, Mo, Ta, and the like, in addition to a hole-injecting property. It is connected. The pixel electrode 240 functions not only as an anode of the EL element but also as a reflective layer.
[0018]
Next, the lower layer film 250 is made of an inorganic material such as a silicon oxide film, and is formed mainly between the pixel electrodes 240 so as to slightly cover the edge of the pixel electrode 240. On the other hand, the partition wall 260 is a kind of a partition having a height of about 2 μm formed on the upper surface of the lower layer film 250 and is formed by patterning an organic material such as acrylic by a photolithography technique or the like. The partition 260 divides an application region 270B to which a droplet is applied in a droplet discharge device described later. The upper surface of the pixel electrode 240 is subjected to a hydrophilic treatment, while the side wall surface of the partition wall 260 is subjected to a water-repellent treatment.
[0019]
FIG. 2 is a diagram showing the arrangement of the application areas in the EL display panel. The cross-sectional view shown in FIG. 1 corresponds to the cross-sectional view of the EL display panel taken along line AA ′ in FIG.
As shown in FIG. 2, in the EL display panel, each of the application region 270R, the application region 270G, and the above-described application region 270B is arranged in a matrix. More specifically, the application region 270R has a rectangular shape of about 50 × 150 μm, and is arranged side by side in the Y direction with its longitudinal direction facing the Y direction in the figure. It has a rectangular shape of about 50 × 150 μm, and is juxtaposed in the Y direction with its longitudinal direction facing the Y direction. On the other hand, the application region 270B has a larger area than the application regions 270R and 270G, has a rectangular shape of about 100 × 150 μm, and is arranged in the Y direction with its longitudinal direction facing the Y direction. ing.
[0020]
Each of these application regions 270R, 270G, and 270B is provided at a position corresponding to a sub-pixel that is the minimum unit of light emission in the EL display panel, and application region 270R corresponds to a sub-pixel that emits red light. , The application region 270G corresponds to a sub-pixel emitting green light, and the application region 270B corresponds to a sub-pixel emitting blue light. A set of three sub-pixels of a sub-pixel emitting red light (application region 270R), a sub-pixel emitting green light (application region 270G), and emitting blue light (application region 270B) arranged in the X direction is used to form an EL display panel. A pixel 270 as a minimum unit of display is configured.
[0021]
In FIG. 1 again, a hole injection layer having a thickness of about “60 nm” and an organic EL layer having a thickness of about “60 nm” are stacked on the pixel electrode 240 in the application region 270B in this order. Although not particularly shown, also in each of the application region 270R and the application region 270G, a hole injection layer and an organic EL layer are stacked on the pixel electrode 240 in this order.
[0022]
<Configuration of droplet discharge device>
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of a droplet discharge device used for forming a hole injection layer. In this figure, the control unit 110 included in the droplet discharge device 100 supplies a drive signal to each of the discharge head 130, the head carriage 140, and the substrate carriage 150 according to the dot data stored in the storage unit 120. , And controls the entire droplet discharge device 100.
[0023]
FIG. 4 is a diagram schematically showing dot data stored in the storage unit 120. As shown in this figure, the dot data is data indicating whether or not each dot allocated in a matrix on the substrate 210 is a point where a droplet is ejected. In the drawing, black dots indicate that the droplet is to be ejected, whereas white dots indicate that the droplet is not to be ejected. Therefore, in each of the application region 270R and the application region 270G of the substrate 210, droplet ejection is instructed only for seven dots included in one dot row extending in the longitudinal direction. On the other hand, in the application region 270B, droplet ejection is instructed only for a total of 14 dots included in two dot rows extending in parallel with the longitudinal direction.
[0024]
Referring back to FIG. The tank 160 stores a polymer solution of about 1% including a hole injection material such as a polythiophene-based conductive polymer that injects holes into an organic EL material described later. In addition, the ejection head 130 has one nozzle, receives supply of a solution from the tank 160 in accordance with a drive signal supplied from the control unit 110, and converts the solution into “10 ng” droplets from the nozzle. Discharge. In addition, when continuously ejecting the droplets, the ejection head 130 can eject the droplets in a cycle of the time “T (s)” in the shortest time. Further, for convenience of explanation, in this embodiment, the number of nozzles is only one, and an example is shown in which the droplet ejected from the nozzle is only one kind of droplet of “10 ng”. May be provided, and a configuration may be employed in which a plurality of droplets can be selectively discharged from each nozzle.
The head carriage 140 scans the ejection head 130 in the main scanning direction (Y direction in the drawing) at a constant speed “150 / 7T (nm / s)” under the control of the control unit 110.
[0025]
On the other hand, the substrate carriage 150 holds the substrate 210 and performs sub-scanning of the substrate 210 with respect to the ejection head 130 under the control of the control unit 110. More specifically, the substrate carriage 150 sub-scans the substrate 210 in the sub-scanning direction (X direction in the drawing) each time the main scanning of the ejection head 130 by the head carriage 140 ends. Note that the substrate 210 is held by the substrate carriage 150 such that the X direction shown in FIG. 2 is parallel to the same direction as the sub-scanning direction X in FIG.
[0026]
<Operation of the droplet discharge device>
Next, an operation of applying a droplet containing a hole injection material by the droplet discharge device 100 (see FIG. 3) will be described. In this operation description, “70 ng” of the solution is applied to each of the application region 270R and the application region 270G, while “140 ng” of the solution is applied to the application region 270B.
[0027]
FIG. 5 is a diagram showing a state of the main scanning of the ejection head 130 by the control unit 110. As shown in this drawing, first, the control unit 110 performs main scanning of the ejection head 130 on each of the application regions 270R arranged in the main scanning direction Y by the head carriage 140 along the path indicated by S1 in the drawing. As described above, the scanning speed of the ejection head 130 is “150 / 7T (nm / s)”, and the length of the application region 270R in the main scanning direction Y is “150 nm”. Therefore, the time required for the main scan for one application region 270R is “7T (s)”. On the other hand, the shortest cycle required for discharging the droplet is “T (s)”. Accordingly, the droplet discharge device 100 can discharge a droplet up to seven times in one application region 270R. In addition, since the length of the application region 270G and the application region 270B in the main scanning direction Y is equal to the application region 270R, it is necessary to discharge the droplet to each of the application regions 270G and 270B up to seven times. Can be.
[0028]
When the ejection head 130 is main-scanned along the path S1, the control unit 110 sends the ejection area 130 from the ejection head 130 to the application area 270R in the drawing in accordance with the dot data stored in the storage unit 120 in the drawing. One droplet is ejected to each of the seven points indicated by. As a result, a total of about “70 ng” droplets are applied to the application region 270R. When the solvent contained in the solution applied on the pixel electrode 240 in the application region 270R volatilizes, a hole injection layer having a necessary and sufficient thickness (about 60 nm) is formed over the entire application region 270R.
[0029]
When the main scanning for the application region 270R is completed, the control unit 110 performs sub-scanning on the substrate 210 in the sub-scanning direction X so that the path of the main scanning by the ejection head 130 is S2 in the drawing. Subsequently, the control unit 110 causes the head carriage 140 to perform main scanning of the ejection head 130 along the path S2 for each of the application areas 270G arranged in the main scanning direction Y. At this time, the control unit 110 sends a total of seven drops of the liquid from the ejection head 130 to each point indicated by 1, 2,..., 7 in the application area 270G according to the dot data stored in the storage unit 120. Discharge droplets. As a result, a total of about “70 ng” droplets are applied to the application region 270G. When the solvent contained in the solution applied on the pixel electrode 240 in the application region 270G evaporates, a hole injection layer having a necessary and sufficient thickness (about 60 nm) is formed over the entire application region 270G.
[0030]
When the main scanning for the application region 270G is completed, the control unit 110 applies a droplet to the application region 270B.
By the way, in the conventional droplet discharge method, droplet application is performed by one main scan for one application region. For this reason, in the case of the droplet discharge device 100 that can apply only a maximum of “70 ng” of the solution to the application region 270B in one main scan as in this embodiment, if no measures are taken, The required “140 ng” solution cannot be applied to region 270B.
[0031]
Therefore, in the droplet discharge device 100, “140 ng” of the solution is applied to the application region 270B as follows. That is, first, when the main scanning of the application region 270G is completed, the control unit 110 performs the sub-scanning of the substrate 210 in the sub-scanning direction X such that the path of the main scanning by the ejection head 130 is S3 in the drawing. Subsequently, the control unit 110 performs the main scanning of the ejection head 130 along the path S3 for each of the application areas 270B arranged in the main scanning direction Y. At this time, the control unit 110 sends the liquid from the ejection head 130 to each point indicated by 1, 2,..., 7 of each application area 270B one by one in accordance with the dot data stored in the storage unit 120. Discharge droplets. As a result, first, “70 ng” droplets are applied to the application region 270B.
[0032]
Next, the control unit 110 performs sub-scanning on the substrate 210 in the sub-scanning direction X such that the main scanning path by the ejection head 130 is S4 in the drawing. Subsequently, the control unit 110 performs a main scan of the ejection head 130 on each of the application areas 270B along the path S4. At this time, the control unit 110 drops one droplet from the ejection head 130 to each point indicated by 8, 9,..., 14 in the application area 270B according to the dot data stored in the storage unit 120. Is discharged. In the second scan, “70 ng” droplets are further applied to the application region 270B, and a total of “140 ng” droplets are applied to the pixel electrodes 240 in the application region 270B by a total of two main scans. You. Thereafter, when the solvent contained in the solution applied on the pixel electrode 240 evaporates, a hole injection layer having a necessary and sufficient thickness (about 60 nm) is formed over the entire application area 270B.
[0033]
As described above, according to the droplet discharge device 100 according to the present embodiment, the main scanning is performed a plurality of times for one application region 270B, so that the application can be performed on the application region 270B by one main scanning. Even when it is necessary to apply a liquid amount equal to or more than the liquid amount ("70 ng" in this example), it is possible to apply the required amount of the solution without fail.
[0034]
By the way, from the viewpoint of applying a necessary and sufficient amount of the solution to the application region 270B, by increasing the diameter of the nozzle included in the ejection head 130 and increasing the amount of liquid per one drop, The main scanning can apply a necessary and sufficient solution. However, when the amount of liquid per droplet is increased in this way, the dot diameter increases, and the accuracy of applying (patterning) the droplet is reduced. In particular, when the application areas 270R, 270G, and 270B having a plurality of sizes are mixed like the substrate 210, if the size of the droplet is set according to the amount of the liquid to be applied to the large application area 270B, the small application area 270R 270G may be impaired in patterning accuracy. On the other hand, according to the present embodiment, since the main scanning is performed a plurality of times for one application region 270B, the application regions 270R, 270G, and 270B of all sizes need to be patterned with fine droplets. Can be. As a result, the amount of solution applied to the application region 270B can be increased without unduly impairing the patterning accuracy.
[0035]
In addition, in the present embodiment, since the path S3 of the first main scan with respect to the application area 270B is different from the path S4 of the second main scan, the droplet is applied by only one main scan. In comparison with the case, the application points of the droplets can be dispersed. Thus, the droplets can be applied evenly so as to cover the entire application area 270B.
[0036]
<Second embodiment>
In the above-described first embodiment, the droplet discharge device 100 that forms the hole injection layer in the manufacturing process of the EL display panel has been described. On the other hand, in the second embodiment, a droplet discharge device that forms an organic EL layer in a manufacturing process of an EL display panel will be described.
[0037]
<Configuration of droplet discharge device>
FIG. 6 is a diagram showing a configuration of a droplet discharge device used for forming an organic EL layer. In addition, among the components included in the droplet discharge device 102 shown in this drawing, the same components as those of the droplet discharge device 100 shown in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals. Reference numeral 272 on the substrate 210 held by the substrate carriage 150 indicates a hole injection layer formed by the droplet discharge device 100 according to the first embodiment.
[0038]
The characteristic point of the droplet discharge device 102 as compared with the above-described droplet discharge device 100 is that, instead of the pair of the tank 160 and the discharge head 130, a pair of the tank 170R and the discharge head 172R, and the tank 170G The point is that each of a set of the ejection head 172G and a set of the tank 170B and the ejection head 172B are provided. More specifically, the solution tank 170R stores about 1% of a polymer solution containing a polymer organic EL material that emits red light, and the discharge head 172R discharges the solution as 10 ng droplets. The solution tank 170G stores about 1% of a polymer solution G containing a high-molecular-weight organic EL material emitting green light, and the discharge head 172G discharges the solution as 10 ng droplets. Then, the solution tank 170B stores a polymer solution of about 1% containing a high-molecular-weight organic EL material emitting blue light, and the ejection head 172B ejects the solution as 10 ng droplets. The ejection head 172R, the ejection head 172G, and the ejection head 172B are integrated, and are main-scanned in the main scanning direction Y by the head carriage 140 in a state where three are arranged.
[0039]
<Operation of the droplet discharge device>
Next, an operation of applying a droplet by the droplet discharge device 102 to the hole injection layer 272 in each of the application regions 270R, 270G, and 270B will be described. In this description of the operation, the droplet discharge device 102 applies approximately “70 ng” of a droplet containing an organic EL material that emits red light to the application region 270R, and emits green light to the application region 270G. About 70 ng of the droplet containing the material is applied, and about 140 ng of the droplet containing the organic EL material emitting blue light is applied to the application region 270B.
[0040]
Hereinafter, the main scanning of the ejection heads 172R, 172B, and 172G by the control unit 110 will be described with reference to FIGS. First, the control unit 110 performs main scanning of the ejection head 172R along the path S1 for each of the application areas 270R arranged in the main scanning direction Y. At this time, the control unit 110 discharges droplets one by one from the discharge head 172R to each of the points 1, 2,..., 7 in the drawing in the application area 270R according to the dot data stored in the storage unit 120. I do.
[0041]
As a result, about 70 ng of the solution containing the organic EL material emitting red light is applied on the hole injection layer 272 in the application region 270R. When the solvent contained in the solution applied on the hole injection layer 272 evaporates, a red organic EL layer having a thickness of about “60 nm” is formed on the hole injection layer 272.
[0042]
Next, the control unit 110 performs sub-scanning on the substrate 210 in the sub-scanning direction X such that the main scanning path by the ejection head 172G is S2 in the drawing. Subsequently, the control unit 110 performs main scanning of the ejection head 172G along the path S2 on each of the application areas 270G arranged in the main scanning direction Y. At this time, the control unit 110 discharges droplets one by one from the discharge head 172G to each point indicated by 1, 2,..., 7 in the application area 270G according to the dot data. As a result, droplets containing the organic EL material that emits green light are applied on the hole injection layer 272 in the application region 270G in a total of about “70 ng”. When the solvent contained in the solution applied on the hole injection layer 272 evaporates, a green organic EL layer having a thickness of about “60 nm” is formed on the hole injection layer 272.
[0043]
Next, the controller 110 applies a droplet to the application region 270B. Here, droplets of “140 ng” more than “70 ng” that can be applied in one main scan must be applied to the application region 270B. In order to cope with this, in the droplet discharge device 102, as described below, the main scan is performed a plurality of times for each application region 270B, so that the “140 ng” solution is applied to each application region 270B. I do.
[0044]
When the main scanning of the application region 270G is completed, the control unit 110 first sub-scans the substrate 210 in the sub-scanning direction X such that the main scanning path by the ejection head 172B is S3 in the drawing. Subsequently, the control unit 110 performs main scanning of the ejection head 172B along the path S3 on each of the application areas 270B arranged in the main scanning direction Y. At this time, the control unit 110 discharges droplets one by one from the discharge head 172B to each point indicated by 1, 2,..., 7 in the application area 270B according to the dot data. As a result, about “70 ng” of the droplet is first applied to the application region 270B.
[0045]
Next, the control unit 110 performs sub-scanning on the substrate 210 in the sub-scanning direction X such that the main scanning path by the ejection head 172B is S4 in the drawing. Subsequently, the control unit 110 performs main scanning of the ejection head 172B along the path S4. At this time, the control unit 110 discharges droplets one by one from the discharge head 172B to each of the points indicated by 8, 9,..., 14 in the application area 270B according to the dot data. In this second scan, droplets of about “70 ng” are further applied onto the hole injection layer 272 in the application region 270B, and a total of approximately “140 ng” droplets are applied in a total of two main scans. 270B.
[0046]
As described above, by performing the main scanning twice on the application region 270B, a solution containing the organic EL material that emits blue light is applied on the pixel electrode 240 in the application region 270B in a necessary and sufficient amount. Thereafter, when the solvent contained in the solution applied on the pixel electrode 240 is volatilized, an organic EL layer 274 having a constant thickness is formed over the entire application area 270B as shown in FIG.
[0047]
Hereinafter, the manufacturing process of the EL display panel will be described with reference to FIG. As described above, after the hole injection layer 272 and the organic EL layer 274 are stacked on the pixel electrode 240, the light transmittance can be sufficiently secured on the upper surface of the organic EL layer 274 by, for example, a vacuum deposition method. The electron injection layer 276 is formed to have a thickness of about the same. Here, as the electron injecting layer 276, for example, a fluoride or oxide of an alkali metal or an alkaline earth metal, a metal having a suitable work function such as Ca or Ba, or an organic material having an electron injecting property is used. It is suitable. Next, a light transmissive counter electrode 280 such as ITO is disposed above the electron injection layer 276, and a light transmissive sealing layer 290 such as epoxy resin or glass is disposed thereabove.
Through the above steps, the EL display panel 200 is manufactured.
[0048]
<Operation of EL display panel>
In the EL display panel 200, when a voltage is applied to a layer including the hole injection layer 272, the organic EL layer 274, and the electron injection layer 276, light is emitted from the organic EL layer 274. Of the emitted light, light emitted from the organic EL layer 274 to the sealing layer 290 side passes through the electron injection layer 276, the counter electrode 280, and the sealing layer 290, and is emitted toward the observer. Light emitted from the organic EL layer 274 to the substrate 210 side is reflected by the pixel electrode 240, passes through the sealing layer 290 and the like, and reaches an observer. Thus, top emission type color display is realized on the EL display panel 200.
[0049]
Here, in the EL display panel 200, each of the hole injection layer 272 and the organic EL layer 274 included in the sub-pixel emitting blue light is formed by applying liquid droplets by a plurality of main scans. Therefore, the hole injection layer 272 and the organic EL layer 274 are formed to have a necessary and sufficient film thickness over the entire coating region 270B, and a good blue light is emitted from the blue pixel. Can be. This blue light is additively mixed with red light and green light emitted from other sub-pixels included in the same pixel, and the pixel is visually recognized as a dot of a specific color by an observer.
[0050]
As described above, according to the present embodiment, even when the amount of the liquid to be applied to the application region 270B defined by the partition wall 260 is large, the solution can be applied in a necessary and sufficient amount. . This makes it possible to form the hole injection layer 272 and the organic EL layer 274 with a necessary and sufficient thickness.
[0051]
<Modifications / Improvements>
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications and improvements can be added to the embodiment.
For example, in the above-described embodiment, an example has been described in which the main scanning is performed in one direction Y (see FIG. 5), but the main scanning may be performed in two directions. FIG. 8 is a diagram showing a state in which droplets are applied by bidirectional main scanning. As shown in this figure, first, main scanning is performed in the Y direction on the application region 270R, and then main scanning is performed on the application region 270G in the Y ′ direction opposite to the Y direction. Then, for the application region 270B, the first main scanning is performed in the Y direction, and the second main scanning is performed in the Y 'direction. By setting the directions of the continuous main scans to be opposite to each other, an operation for returning the ejection head 130 to the home position for each main scan becomes unnecessary, and the processing time can be reduced.
[0052]
In the above-described embodiment, an example has been described in which the main scanning path S3 (see FIG. 5) of the first main scanning and the second main scanning path S4 of the second main scanning are different for the main scanning over the application region 270B. The main scanning may be performed a plurality of times along the same path. When the main scanning is performed in the same route as described above, the effect of dispersing the application points of the droplets cannot be obtained, but the following effects can be obtained. That is, the droplet applied in advance is diffused in the application region 270B by the collision energy when the droplet ejected during the second main scan lands on the droplet applied by the first main scan. It has the effect of
[0053]
In addition, in the above-described embodiment, an example in which the application area 270B is scanned twice according to the dot data stored in the storage unit 120 has been described, but the invention is not limited to this. For example, when a thin film layer having a constant thickness is formed in all the application regions, a sensor or the like for detecting the area of the application region is provided in the droplet discharge devices 100 and 102, and according to the detection result by the sensor. Alternatively, the number of main scans may be increased in a larger application area. This makes it possible to equalize the amount of liquid applied to each application area per unit area regardless of the size of the area, and to form a thin film layer having a constant thickness in all application areas.
[0054]
Further, in the above-described embodiment, the example in which the droplet in the first main scan and the droplet in the first main scan with respect to the application region 270B are both “10 ng” has been described. The amount of the liquid droplets may be changed. For example, as shown in FIG. 9A, in the main scanning along the path S5 near the center line C, a “15 pl” droplet is ejected seven times, while along the path S6 far from the center line C. In the main scanning, droplets of “5 pl” may be ejected seven times. By making a difference in the total amount of droplets for each scan in this manner, even when main scanning is performed along two paths S5 and S6 that are asymmetric with respect to the center line C, the entire coating area 270B is covered. Droplets can be applied without unevenness.
Alternatively, the same effect can be obtained even if the number of times of discharging the droplet is changed for each main scan. For example, as shown in FIG. 9B, in the main scanning along the path S5, the number of ejections of the droplet (14pl) is set to seven, while in the main scanning along the path S6, the droplet (14pl) is used. The number of times of ejection in ()) may be three. Thus, even when the main scanning is performed along the two paths S5 and S6 that are asymmetric with respect to the center line C, the droplets can be applied to the entire application area 270B without unevenness.
[0055]
In the above embodiment, the scan of the substrate 210 with respect to the substrate 210 is defined as the main scan, but the scan of the substrate 210 with respect to the discharge head 130 may be defined as the main scan.
[0056]
<Electronic equipment>
Lastly, an EL display panel 200 (see FIG. 7) having a thin film layer (a hole injection layer 272 and an organic EL layer 274) formed by the above-described droplet discharge devices 100 and 102 is used as a display unit. The device will be described.
For example, FIG. 10 is an external view of a mobile phone 300 equipped with an EL display panel 200. In this figure, a mobile phone 300 includes an organic EL display device 340 including an EL display panel 200, in addition to a plurality of operation buttons 310, an earpiece 320 and a mouthpiece 330.
In addition to the mobile phone 300, the organic EL display device 340 including the EL display panel 200 includes computers, projectors, digital cameras, movie cameras, PDAs (Personal Digital Assistants), in-vehicle devices, copiers, audio devices, and the like. It can be used as a display portion of various electronic devices.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of an organic EL display panel in a process of manufacturing an organic EL display panel according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining an application area in the organic EL display panel.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of a droplet discharge device that forms a hole injection layer in the same embodiment.
FIG. 4 is a diagram showing dot data used in the same droplet ejection apparatus.
FIG. 5 is a diagram showing a state of main scanning by the droplet discharge device.
FIG. 6 is a diagram showing a configuration of a droplet discharge device for forming an organic EL layer in the embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view of the organic EL display panel according to the same embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing a state of main scanning according to a modification of the embodiment.
FIG. 9 is a diagram showing a state of main scanning according to a modification of the embodiment.
FIG. 10 is a diagram showing a mobile phone provided with an organic EL display device including the organic EL display panel.
[Explanation of symbols]
100 droplet discharge device, 110 control unit, 130 discharge head, 140 head carriage, 150 substrate carriage, 200 EL display panel, 270R, 270G, 270B coating area, 300 mobile phone, 340 organic EL display device.

Claims (12)

液滴を吐出する吐出ヘッドから吐出された液滴を、基板上に形成された隔壁により仕切られる塗布領域に塗布すべく、前記吐出ヘッドあるいは基板のうち一方の走査体を、他方に対して走査して基板を製造する基板の製造方法であって、
前記吐出ヘッドから液滴を吐出させると共に、前記吐出ヘッドから吐出された液滴が、基板上の塗布領域に塗布されるような経路にて、前記走査体を走査する走査過程を、
同一の塗布領域に対して複数回繰り返す
ことを特徴とする基板の製造方法。
In order to apply droplets discharged from a discharge head that discharges droplets to a coating area partitioned by a partition formed on a substrate, one of the discharge heads or the substrate is scanned with respect to the other. A method of manufacturing a substrate for manufacturing a substrate by
A droplet is ejected from the ejection head, and a droplet is ejected from the ejection head, and a scanning process of scanning the scanning body along a path that is applied to an application region on a substrate,
A method for manufacturing a substrate, wherein the method is repeated a plurality of times for the same application region.
同一の塗布領域に対する走査過程において、前記走査体の走査方向は一方向であることを特徴とする請求項1に記載の基板の製造方法。2. The method according to claim 1, wherein a scanning direction of the scanning body is one in a scanning process on the same application region. 同一の塗布領域に対する走査過程において、前記走査体の走査方向には、互いに逆向きの二方向が含まれることを特徴とする請求項1に記載の基板の製造方法。2. The method of manufacturing a substrate according to claim 1, wherein in a scanning process on the same application region, the scanning direction of the scanning body includes two directions opposite to each other. 同一の塗布領域に対する走査過程において、前記走査体は、互いに異なる経路にて走査されることを特徴とする請求項2あるいは3に記載の基板の製造方法。4. The method according to claim 2, wherein in the scanning process on the same application area, the scanning body is scanned along different paths. 5. 同一の塗布領域に対する走査過程毎に、前記吐出ヘッドから同一の吐出領域に吐出される液滴の量が異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の基板の製造方法。The method according to any one of claims 1 to 4, wherein the amount of droplets discharged from the discharge head to the same discharge region is different for each scanning process on the same application region. 同一の塗布領域に対する走査過程の各々において、前記吐出ヘッドからは複数の液滴が吐出され、
同一の塗布領域に対する走査過程毎に、前記吐出ヘッドから同一の塗布領域に対して吐出される液滴の総量が異なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の基板の製造方法。
In each of the scanning processes for the same application region, a plurality of droplets are ejected from the ejection head,
6. The substrate manufacturing method according to claim 1, wherein the total amount of droplets ejected from the ejection head to the same application region is different for each scanning process on the same application region. Method.
基板上における塗布領域の各々の面積を取得する面積取得過程をさらに含み、
前記面積取得過程において取得された面積が大きな塗布領域ほど、走査過程の繰り返し回数が多くなるように設定する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の基板の製造方法。
The method further includes an area obtaining step of obtaining an area of each of the application regions on the substrate,
The method of manufacturing a substrate according to claim 1, wherein the application area having a larger area acquired in the area acquiring step is set to have a larger number of repetitions of the scanning step.
請求項1乃至7のいずれか1に記載の基板の製造方法を含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。A method for manufacturing an organic electroluminescent display device, comprising the method for manufacturing a substrate according to claim 1. 請求項1乃至7のいずれか1に記載の基板の製造方法によって、エレクトロルミネッセンス材料、あるいは、エレクトロルミネッセンス材料に正孔を注入する正孔注入材料のいずれかを含む液滴を、基板上の塗布領域に塗布する工程を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。The method for manufacturing a substrate according to any one of claims 1 to 7, wherein a droplet containing either an electroluminescent material or a hole injection material for injecting holes into the electroluminescent material is applied on the substrate. A method for manufacturing an organic electroluminescent display device, comprising a step of applying the solution to a region. 請求項8あるいは9に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法により製造されたことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置。An organic electroluminescent display device manufactured by the method for manufacturing an organic electroluminescent display device according to claim 8. 請求項10に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置を表示部として有することを特徴とする電子機器。An electronic apparatus comprising the organic electroluminescence display device according to claim 10 as a display unit. 液滴を吐出する吐出ヘッドから吐出された液滴を、基板上に形成された隔壁により仕切られる塗布領域に塗布する液滴吐出装置であって、
前記吐出ヘッドから液滴を吐出させる液滴吐出手段と、
前記液滴吐出手段により前記吐出ヘッドから吐出された液滴が、基板上の塗布領域に塗布されるような経路にて、前記吐出ヘッドあるいは基板のうち一方の走査体を、他方に対して走査する走査手段と、
同一の塗布領域に対して、前記走査体を複数回走査するように前記走査手段を制御する走査制御手段と
を具備することを特徴とする液滴吐出装置。
A droplet discharge device that applies a droplet discharged from a discharge head that discharges a droplet to an application region partitioned by a partition formed on a substrate,
Droplet ejection means for ejecting droplets from the ejection head,
The scanning unit scans one of the discharge head and the substrate with respect to the other in a path such that the droplet discharged from the discharge head by the droplet discharge unit is applied to a coating region on the substrate. Scanning means for performing
A droplet discharge device comprising: a scanning control unit that controls the scanning unit so that the scanning body is scanned a plurality of times on the same application region.
JP2003000431A 2003-01-06 2003-01-06 Method for producing substrate, droplet discharging device, organic electroluminescence display, and electronic equipment Withdrawn JP2004209409A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003000431A JP2004209409A (en) 2003-01-06 2003-01-06 Method for producing substrate, droplet discharging device, organic electroluminescence display, and electronic equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003000431A JP2004209409A (en) 2003-01-06 2003-01-06 Method for producing substrate, droplet discharging device, organic electroluminescence display, and electronic equipment

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004209409A true JP2004209409A (en) 2004-07-29

Family

ID=32818748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003000431A Withdrawn JP2004209409A (en) 2003-01-06 2003-01-06 Method for producing substrate, droplet discharging device, organic electroluminescence display, and electronic equipment

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004209409A (en)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005243281A (en) * 2004-02-24 2005-09-08 Seiko Epson Corp Organic electroluminescent device, manufacturing method of same, and electronic device
WO2006041027A1 (en) * 2004-10-13 2006-04-20 Sharp Kabushiki Kaisha Functional substrate
JP2006185790A (en) * 2004-12-28 2006-07-13 Seiko Epson Corp Electro-optical device, electronic apparatus and manufacturing method of electro-optical device
JP2006313657A (en) * 2005-05-06 2006-11-16 Seiko Epson Corp Electro-optical device, electronic apparatus, and manufacturing method of electro-optical device
CN100420524C (en) * 2005-06-10 2008-09-24 精工爱普生株式会社 Droplet discharge method, electro optical device and electronic apparatus
CN100435979C (en) * 2005-06-24 2008-11-26 精工爱普生株式会社 Droplet discharge method, electro-optical device, and electronic device
JP2009245599A (en) * 2008-03-28 2009-10-22 Casio Comput Co Ltd Light-emitting device, and method of manufacturing light-emitting device
US7655270B2 (en) 2005-06-24 2010-02-02 Seiko Epson Corporation Droplet discharge method, electro-optical device, and electronic device
JP2011000545A (en) * 2009-06-19 2011-01-06 Sharp Corp Device for determining the state of droplet application, method for determining the state of droplet application, and droplet application device employing the same

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005243281A (en) * 2004-02-24 2005-09-08 Seiko Epson Corp Organic electroluminescent device, manufacturing method of same, and electronic device
WO2006041027A1 (en) * 2004-10-13 2006-04-20 Sharp Kabushiki Kaisha Functional substrate
JPWO2006041027A1 (en) * 2004-10-13 2008-05-15 シャープ株式会社 Functional board
US7910271B2 (en) 2004-10-13 2011-03-22 Sharp Kabushiki Kaisha Functional substrate
JP5105877B2 (en) * 2004-10-13 2012-12-26 シャープ株式会社 Functional board
JP2006185790A (en) * 2004-12-28 2006-07-13 Seiko Epson Corp Electro-optical device, electronic apparatus and manufacturing method of electro-optical device
JP2006313657A (en) * 2005-05-06 2006-11-16 Seiko Epson Corp Electro-optical device, electronic apparatus, and manufacturing method of electro-optical device
CN100420524C (en) * 2005-06-10 2008-09-24 精工爱普生株式会社 Droplet discharge method, electro optical device and electronic apparatus
CN100435979C (en) * 2005-06-24 2008-11-26 精工爱普生株式会社 Droplet discharge method, electro-optical device, and electronic device
US7655270B2 (en) 2005-06-24 2010-02-02 Seiko Epson Corporation Droplet discharge method, electro-optical device, and electronic device
JP2009245599A (en) * 2008-03-28 2009-10-22 Casio Comput Co Ltd Light-emitting device, and method of manufacturing light-emitting device
JP2011000545A (en) * 2009-06-19 2011-01-06 Sharp Corp Device for determining the state of droplet application, method for determining the state of droplet application, and droplet application device employing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5061562B2 (en) LIGHT EMITTING DEVICE AND ELECTRONIC DEVICE
TWI261480B (en) Display device, manufacturing method for display device, and electronic apparatus
JP4289391B2 (en) Liquid drawing method, color filter manufacturing method, organic EL device manufacturing method
US7662423B2 (en) Method for ejecting liquid material, method for manufacturing organic electroluminescense device, and method for manufacturing color filter
US7784425B2 (en) Droplet ejecting apparatus, electro-optic device, electronic apparatus, and droplet ejecting method
KR101022117B1 (en) Method for discharging liquid material, method for manufacturing color filter, and method for manufacturing organic el element
KR101012939B1 (en) Method for discharging liquid material, method for manufacturing color filter, and method for manufacturing organic el element
JP2004255335A (en) Method and apparatus for discharging liquid substance, manufacture method for color filter and color filter, liquid crystal display device, manufacture method for electroluminescence device, electroluminescence device, manufacture method for plasma display panel, plasma display panel, and electronic equipment
TW201029851A (en) Liquid material discharge method, wiring substrate manufacturing method, color filter manufacturing method, and organic EL element manufacturing method
JP2009070720A (en) Organic el device and electronic equipment
TW201021921A (en) Method for discharging liquid body, method for manufacturing color filter, and method for manufacturing organic EL device
JP2006346575A (en) Carriage, droplet discharge apparatus, droplet discharge method, production method of electro-optic apparatus, electro-optic apparatus and electronic equipment
JP2004209409A (en) Method for producing substrate, droplet discharging device, organic electroluminescence display, and electronic equipment
TW201016330A (en) Method for discharging liquid body, method for manufacturing color filter, and method for manufacturing organic EL device
JP2006194921A (en) Pattern forming method, manufacturing method of color filter, color filter, manufacturing method of electrooptical apparatus and electrooptical apparatus
JP2017042708A (en) Droplet discharge method, program, manufacturing method for organic el device and forming method for color filter
JP2010080268A (en) Organic el device and electronic equipment
JP4552804B2 (en) Droplet ejection method
JP5707019B2 (en) Electro-optical device and electronic apparatus
JP2008268558A (en) Discharge controlling method of liquid drop discharge head, liquid discharging method, color filter manufacturing method, organic el element manufacturing method, and alignment layer manufacturing method
JP2007185603A (en) Liquid droplet ejection head and liquid droplet ejection device, ejection method of liquid material, manufacturing method of device, manufacturing method of color filter and manufacturing method of organic el light-emitting element, and electro-optical apparatus and electronic equipment
JP2009247933A (en) Liquid body discharge method, method of manufacturing organic electroluminescent panel, method of manufacturing color filter, display device and electronic equipment
JP2005349385A (en) Droplet discharge device, electro-optical device, electronic device, and droplet discharging method
JP2007190507A (en) Ejection method, method for manufacturing color filter, method for manufacturing organic electroluminescent device, method for manufacturing electro-optical apparatus, and electronic equipment
WO2010032004A2 (en) Method for ink jet printing organic electronic devices

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307