JP2004209409A - Method for producing substrate, droplet discharging device, organic electroluminescence display, and electronic equipment - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板の製造方法に関し、特に、基板上に形成された隔壁により仕切られる領域内に、有機エレクトロルミネッセンス材料などを含む液滴を塗布するための基板の製造方法、液滴吐出装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、および、電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
マトリックス表示型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示パネルは、有機EL層や正孔注入層などの薄膜層を有する構成が一般的である。この種の薄膜層の形成方法のひとつとして、液滴吐出法が知られている。液滴吐出法により有機EL層を形成する場合においては、まず、液滴吐出装置によって、有機EL材料を含む液滴を、基板上に形成された隔壁により仕切られる領域(以下、「塗布領域」と称する。)に向けて吐出して、液滴を塗布領域に塗布する。次いで、塗布された液滴を乾燥させて、液滴に含まれる溶媒が揮発すると、塗布領域に有機EL層が形成される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−291583号公報
【0004】
ところで、カラー表示型の有機EL表示パネルの一部には、赤色発光する赤色EL層と、緑色発光する緑色EL層と、青色発光する青色EL層との各々を規則的に配列し、各EL層による発光色を加法混合してフルカラー表示を実現するものがある。しかし、赤色EL層と、緑色EL層と、青色EL層との各々は、同一条件下で発光させたとしても、常にそれらの輝度が揃うとは限らず、例えば、青色EL層の輝度が、他色のEL層の輝度と比較して低い、というような場合がある。このような場合、各EL層から出射される発色光を、単純に加法混合したとしても、青色光の輝度が相対的に低くなり、カラー表示を良好に行えないという問題が生じる。これに対処する技術としては、青色EL層に対応する領域を他色に対応する領域より広くして、青色光の出射領域を相対的に大きくするという技術が知られている。これにより、有機EL材料そのものの改良を行わなくとも、パネル全体としてカラー表示を良好に行うことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液滴吐出法を用いた場合、ひとつのEL層の領域が広くなると、各塗布領域に塗布する液量が増えるため、以下のような問題が生じる。いま、液滴吐出装置として、吐出ヘッドを基板に対して一定の速度にて走査する装置を想定する。この液滴吐出装置において、吐出ヘッドから吐出される液滴の量が「10ng」であり、液滴吐出にかかる最短周期が「T」であるとする。また、ひとつの塗布領域に対する吐出ヘッドの走査時間が、「7T」であるとする。このとき、液滴吐出装置においては、塗布領域の大きさに拘わらず、ひとつの塗布領域につき、最大で7回の液滴吐出、すなわち、最大で「70ng」の溶液しか塗布することができない。このように、従来の液滴吐出装置においては、実質的に塗布量の上限値が規定されているため、塗布領域の大きさなどに応じて、任意に塗布量を増やすことができなかった。この結果、塗布領域に形成される薄膜層の膜厚が不充分または不均一となり、EL表示パネルの品質低下の一因となっていた。
【0006】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、隔壁により区画される塗布領域に、必要充分な量の溶液を塗布することが可能な基板の製造方法、該基板の製造方法を実現するための液滴吐出装置、該基板の製造方法を含む有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法、該有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法により製造された有機エレクトロルミネッセンス表示装置、および、該有機エレクトロルミネッセンス表示装置を有する電子機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る基板の製造方法は、液滴を吐出する吐出ヘッドから吐出された液滴を、基板上に形成された隔壁により仕切られる塗布領域に塗布すべく、前記吐出ヘッドあるいは基板のうち一方の走査体を、他方に対して走査して基板を製造する基板の製造方法であって、前記吐出ヘッドから液滴を吐出させると共に、前記吐出ヘッドから吐出された液滴が、基板上の塗布領域に塗布されるような経路にて、前記走査体を走査する走査過程を、同一の塗布領域に対して複数回繰り返すことを特徴とする。
かかる基板の製造方法によれば、同一の塗布領域に対して、走査体が複数回走査されるため、必要充分な量の溶液を塗布領域に対して塗布することが可能となる。
【0008】
ここで、同一の塗布領域に対する走査過程において、前記走査体の走査方向は一方向であることを特徴とする。
また、同一の塗布領域に対する走査過程において、前記走査体の走査方向には、互いに逆向きの二方向が含まれることを特徴とする。
【0009】
さらに、同一の塗布領域に対する走査過程において、前記走査体は、互いに異なる経路にて走査されることが好ましい。このように、走査過程毎に走査経路をずらすことにより、液滴の塗布地点が分散される。これにより、塗布領域に斑なく溶液を塗布することができる。
【0010】
上記基板の製造方法において、同一の塗布領域に対する走査過程毎に、前記吐出ヘッドから同一の吐出領域に吐出される液滴の一滴あたりの量を異ならせても良い。さらに、同一の塗布領域に対する走査過程の各々において、前記吐出ヘッドからは複数の液滴が吐出され、同一の塗布領域に対する走査過程毎に、前記吐出ヘッドから同一の塗布領域に対して吐出される液滴の総量を異ならせても良い。
これらにより、走査過程毎に、同一の塗布領域に対する液滴の塗布量を変えることができるため、塗布領域の形状などに合わせて任意に溶液を塗布することが可能となる。
【0011】
また、上記基板の製造方法において、基板上における塗布領域の各々の面積を取得する面積取得過程をさらに含み、前記面積取得過程において取得された面積が大きな塗布領域ほど、走査過程の繰り返し回数が多くなるように設定することが好ましい。
このように、面積の大きな塗布領域ほど、走査回数を増やすことにより、塗布領域の大きさに拘わらず、塗布領域の単位面積あたりの塗布量を等しくすることができる。
【0012】
また、本発明は、上記基板の製造方法により、例えば、有機エレクトロルミネッセンス材料や、正孔注入材料などを含む液滴を塗布する工程を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法を提供し、さらに、該製造方法により製造された有機エレクトロルミネッセンス表示装置、該有機エレクトロルミネッセンス表示装置を表示部として有することを特徴とする電子機器を提供する。
【0013】
上記基板の製造方法の他、本発明は、液滴を吐出する吐出ヘッドから吐出された液滴を、基板上に形成された隔壁により仕切られる塗布領域に塗布する液滴吐出装置であって、前記吐出ヘッドから液滴を吐出させる液滴吐出手段と、前記液滴吐出手段により前記吐出ヘッドから吐出された液滴が、基板上の塗布領域に塗布されるような経路にて、前記吐出ヘッドあるいは基板のうち一方の走査体を、他方に対して走査する走査手段と、同一の塗布領域に対して、前記走査体を複数回走査するように前記走査手段を制御する走査制御手段とを具備することを特徴とする液滴吐出装置を提供する。
この液滴吐出装置によれば、基板上の隔壁により仕切られたひとつの領域につき、液滴の塗布にかかる走査が複数回なされるため、隔壁により仕切られた領域に、必要充分な量の溶液を塗布することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】
<第1実施形態>
<EL表示パネルの構成>
図1は、本発明の第1実施形態にかかる液滴吐出装置により液滴が塗布される有機EL表示パネル(以下、「EL表示パネル」と表記)の部分断面図である。さらに詳述すると、この図には、カラー表示型の有機EL表示パネルの製造工程において、正孔注入層の形成直前のEL表示パネルが示されている。なお、説明の便宜上、図1に示す各構成の縮尺は、実際の縮尺とは異なり、説明に適するように変更されている。
【0016】
図1において、ガラスなどの基板(基材)210に、EL素子を駆動するTFT220が例えば低温ポリシリコンプロセスなどにより形成されている。緩衝層230は、基板210およびTFT220の上面を覆うように形成されているが、TFT220の電極部分では開孔している。
【0017】
画素電極240は、例えばCr、Mo、Taなどの正孔注入性に加え反射性を有する導電膜であり、緩衝層230の開孔部分を介して、TFT220の電極(ソースまたはドレインの一方)に接続されている。この画素電極240は、EL素子の陽極として機能する他、反射層としての役割を果たす。
【0018】
次に、下層膜250は、例えばシリコン酸化膜などの無機材料であり、主に画素電極240間において、画素電極240の端部を若干覆うように形成されている。一方、隔壁260は、下層膜250の上面に形成された高さ2μm程度の一種の仕切りであり、アクリルなどの有機材料がフォトリソグラフィティ技術などによりパターニングされたものである。この隔壁260により、後述する液滴吐出装置において液滴が塗布される塗布領域270Bが仕切られる。画素電極240の上面には親水処理が施される一方、隔壁260の側壁面には撥水加工が施される。
【0019】
図2は、EL表示パネルにおける塗布領域の配列状況を示す図である。なお、前掲図1に示した断面図は、図2におけるA−A’線によるEL表示パネルの断面図に相当する。
図2に示すように、EL表示パネルにおいては、塗布領域270Rと、塗布領域270Gと、上述した塗布領域270Bとの各々がマトリックス状に配列されている。さらに詳述すると、塗布領域270Rは、50×150μm程度の長方形状をしており、その長手方向が図中Y方向を向いた状態で、Y方向に並設されており、塗布領域270Gは、50×150μm程度の長方形状をしており、その長手方向がY方向を向いた状態で、Y方向に並設されている。一方、塗布領域270Bは、塗布領域270R,270Gと比較して面積が広く、100×150μm程度の長方形状をしており、その長手方向がY方向を向いた状態で、Y方向に並設されている。
【0020】
なお、これらの塗布領域270R、270Gおよび270Bの各々は、EL表示パネルにおける発光の最小単位であるサブ画素に対応する位置に設けられており、塗布領域270Rは、赤色発光するサブ画素に対応し、塗布領域270Gは、緑色発光するサブ画素に対応し、塗布領域270Bは、青色発光するサブ画素に対応する。X方向に並ぶ赤色発光するサブ画素(塗布領域270R)と、緑色発光するサブ画素(塗布領域270G)と、青色発光する(塗布領域270B)との3つのサブ画素による組により、EL表示パネルの表示の最小単位となる画素270が構成される。
【0021】
再び図1において、塗布領域270Bにおける画素電極240上には、膜厚「60nm」程度の正孔注入層と、膜厚「60nm」程度の有機EL層とがこの順で積層される。特には図示しないが、塗布領域270Rおよび塗布領域270Gの各々においても、それらの画素電極240上に、正孔注入層と有機EL層とがこの順で積層される。
【0022】
<液滴吐出装置の構成>
図3は、正孔注入層の形成に用いられる液滴吐出装置の構成を示す図である。この図おいて、液滴吐出装置100に含まれる制御部110は、記憶部120に記憶されるドットデータに応じて、吐出ヘッド130、ヘッドキャリッジ140および基板キャリッジ150の各々に駆動信号を供給し、液滴吐出装置100全体を制御する。
【0023】
図4は、記憶部120に記憶されるドットデータを模式的に示す図である。この図に示すように、ドットデータは、基板210上にマトリックス状に割り当てられた各ドットが、液滴を吐出させる地点であるか否かを指示するデータである。図中黒塗りのドットは、液滴を吐出させる地点である旨を指示する一方、白抜きのドットは、液滴を吐出させない地点である旨を指示する。したがって、基板210のうち塗布領域270Rおよび塗布領域270Gの各々においては、それらの長手方向に延在する一列のドット列に含まれる7個のドットについてのみ、液滴吐出が指示されている。一方、塗布領域270Bにおいては、その長手方向に並行して延在する2列のドット列に含まれる計14個のドットについてのみ、液滴吐出が指示されている。
【0024】
再び図3に説明を戻す。タンク160は、後述の有機EL材料に対して正孔を注入する例えばポリチオフェン系導電性高分子などの正孔注入材料を含む約1%のポリマー溶液を貯蔵する。また、吐出ヘッド130は、ひとつのノズルを有しており、制御部110から供給される駆動信号に応じて、タンク160から溶液の供給を受け、該溶液をノズルから「10ng」の液滴として吐出する。なお、吐出ヘッド130は、連続して液滴を吐出する場合、最短で時間「T(s)」の周期にて液滴を吐出することができる。また、説明の便宜上、この実施形態においては、ノズル数は1個のみであり、該ノズルから吐出される液滴は、「10ng」の1種類の液滴のみである例を示すが、ノズル数は、複数であっても良いし、各ノズルから複数の量の液滴を選択的に吐出可能な構成としても良い。
ヘッドキャリッジ140は、制御部110の制御の下、吐出ヘッド130を一定の速度「150/7T(nm/s)」にて、主走査方向(図中Y方向)に主走査する。
【0025】
一方、基板キャリッジ150は、基板210を保持するとともに、制御部110の制御の下、基板210を吐出ヘッド130に対して副走査する。より詳細には、基板キャリッジ150は、ヘッドキャリッジ140による吐出ヘッド130の主走査が終了する毎に、副走査方向(図中X方向)に基板210を副走査する。なお、基板210は、図2に示すX方向が、図3における副走査方向Xと同一方向に平行となるように基板キャリッジ150によって保持される。
【0026】
<液滴吐出装置の動作>
次に、液滴吐出装置100(図3参照)による正孔注入材料を含む液滴の塗布の動作について説明する。この動作説明おいては、塗布領域270Rおよび塗布領域270Gの各々に対しては「70ng」の溶液を塗布する一方、塗布領域270Bに対しては「140ng」の溶液を塗布する。
【0027】
図5は、制御部110による吐出ヘッド130の主走査の様子を示す図である。この図に示すように、まず、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Rの各々に対して、ヘッドキャリッジ140により、図中S1に示す経路にて吐出ヘッド130を主走査する。上述したように吐出ヘッド130の走査速度は「150/7T(nm/s)」であり、塗布領域270Rの主走査方向Yの長さは「150nm」である。このため、ひとつの塗布領域270Rついての主走査にかかる時間は「7T(s)」となる。一方で、液滴の吐出にかかる最短周期は、「T(s)」である。これらから、液滴吐出装置100においては、ひとつの塗布領域270Rにつき、液滴を最大で7回吐出することができる。なお、塗布領域270Gおよび塗布領域270Bについても、それらの主走査方向Yの長さが塗布領域270Rと等しいため、各々の塗布領域270G、270Bに対して、液滴を最大で7回吐出することができる。
【0028】
制御部110は、吐出ヘッド130を経路S1に沿って主走査する際に、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、吐出ヘッド130から塗布領域270Rにおける図中1、2、・・・、7により示される7つの地点の各々に1滴ずつ液滴を吐出する。これにより、塗布領域270Rには、合計約「70ng」の液滴が塗布される。なお、塗布領域270Rの画素電極240上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、塗布領域270Rの全域に渡り必要充分な厚み(約60nm)を有する正孔注入層が形成される。
【0029】
このような塗布領域270Rに対する主走査が終了すると、次に制御部110は、吐出ヘッド130による主走査の経路が図中S2となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Gの各々に対して、ヘッドキャリッジ140により、吐出ヘッド130を経路S2に沿って主走査する。この際、制御部110は、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、吐出ヘッド130から塗布領域270Gにおける図中1、2、・・・、7で示される各地点に、計7滴の液滴を吐出する。これにより、塗布領域270Gには、合計約「70ng」の液滴が塗布される。なお、塗布領域270Gの画素電極240上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、塗布領域270Gの全域に渡り必要充分な厚み(約60nm)を有する正孔注入層が形成される。
【0030】
このような塗布領域270Gに対する主走査が終了すると、次に、制御部110は、塗布領域270Bに対して液滴を塗布する。
ところで、従来の液滴吐出法においては、ひとつの塗布領域につき1回の主走査により液滴の塗布を行っていた。このため、本実施形態のように、1回の主走査により塗布領域270Bに対して最大で「70ng」の溶液しか塗布できない液滴吐出装置100であれば、何ら策を講じないとすると、塗布領域270Bに必要とされる「140ng」の溶液を塗布することができない。
【0031】
そこで、液滴吐出装置100においては、以下のようにして塗布領域270Bに「140ng」の溶液を塗布する。すなわち、まず、制御部110は、塗布領域270Gに対する主走査が終了すると、吐出ヘッド130による主走査の経路が図中S3となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Bの各々に対して、吐出ヘッド130を経路S3に沿って主走査する。この際、制御部110は、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、吐出ヘッド130から、各塗布領域270Bの図中1、2、・・・、7で示される各地点に1滴ずつ液滴を吐出する。これにより、塗布領域270Bには、まず「70ng」の液滴が塗布される。
【0032】
次に、制御部110は、吐出ヘッド130による主走査の経路が図中S4となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、塗布領域270Bの各々に対して、吐出ヘッド130を経路S4に沿って主走査する。この際、制御部110は、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、吐出ヘッド130から、塗布領域270Bの図中8、9、・・・、14で示される各地点に1滴ずつ液滴を吐出する。この2回目の走査において、塗布領域270Bには、さらに「70ng」の液滴が塗布され、計2回の主走査により合計「140ng」の液滴が塗布領域270Bにおける画素電極240上に塗布される。この後、画素電極240上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、塗布領域270Bの全域に渡り必要充分な厚み(約60nm)を有する正孔注入層が形成される。
【0033】
このように、本実施形態にかかる液滴吐出装置100によれば、ひとつの塗布領域270Bにつき主走査を複数回行うことにより、該塗布領域270Bに対して、1回の主走査により塗布可能な液量(この例では「70ng」)以上の液量を塗布しなければならない場合であっても、必要とされる量の溶液を確実に塗布することが可能となる。
【0034】
ところで、塗布領域270Bに対して必要充分な量の溶液を塗布するという観点から見れば、吐出ヘッド130に含まれるノズル径を大きくして、1滴あたりの液量を増大することによって、1回の主走査により必要充分な溶液を塗布することが可能である。しかし、このように1滴あたりの液量を増大させると、そのドット径が大きくなり、液滴の塗布(パターニング)の精度が低下してしまう。特に基板210のように、複数の大きさの塗布領域270R、270G、270Bが混在する場合、大きな塗布領域270Bに塗布すべき液量に合わせて液滴の大きさを設定すると、小さな塗布領域270R、270Gに対するパターニング精度が損なわれるおそれがある。これに対し、本実施形態によれば、ひとつの塗布領域270Bにつき主走査を複数回行っているため、すべての大きさの塗布領域270R、270G、270Bに対して微少液滴にてパターニングすることができる。この結果、パターニング精度を不当に損なうことなく、塗布領域270Bに塗布する溶液量を増大させることができる。
【0035】
くわえて、本実施形態においては、塗布領域270Bに対する第1回の主走査の経路S3と、第2回の主走査の経路S4とが異なるため、1回のみの主走査により液滴を塗布する場合と比較して、液滴の塗布地点を分散することができる。これにより、塗布領域270Bの全域に渡るように、液滴を斑なく塗布することができる。
【0036】
<第2実施形態>
上述した第1実施形態においては、EL表示パネルの製造工程において、正孔注入層を形成する液滴吐出装置100について説明した。これに対し、第2実施形態においては、EL表示パネルの製造工程において、有機EL層を形成する液滴吐出装置について説明する。
【0037】
<液滴吐出装置の構成>
図6は、有機EL層の形成に用いられる液滴吐出装置の構成を示す図である。なお、この図に示される液滴吐出装置102に含まれる各構成のうち、前掲図3に示す液滴吐出装置100と同様の構成については同一の符号が付してある。また、基板キャリッジ150に保持される基板210上における符号272は、第1実施形態に係る液滴吐出装置100により形成された正孔注入層を示す。
【0038】
液滴吐出装置102が、上述した液滴吐出装置100と比較して特徴的な点は、タンク160と吐出ヘッド130との組の替わりに、タンク170Rと吐出ヘッド172Rとの組、タンク170Gと吐出ヘッド172Gとの組、および、タンク170Bと吐出ヘッド172Bとの組の各々が設けられている点にある。さらに詳述すると、溶液タンク170Rは、赤色発光する高分子系有機EL材料を含む約1%のポリマー溶液を貯蔵し、吐出ヘッド172Rは、その溶液を10ngの液滴として吐出する。また、溶液タンク170Gは、緑色発光する高分子系有機EL材料を含む約1%のポリマー溶液Gを貯蔵し、吐出ヘッド172Gは、その溶液を10ngの液滴として吐出する。そして、溶液タンク170Bは、青色発光する高分子系有機EL材料を含む約1%のポリマー溶液を貯蔵し、吐出ヘッド172Bは、その溶液を10ngの液滴として吐出する。なお、吐出ヘッド172R、吐出ヘッド172Gおよび吐出ヘッド172Bの各々は一体化されており、3つ揃った状態でヘッドキャリッジ140により、主走査方向Yに主走査される。
【0039】
<液滴吐出装置の動作>
次に、各塗布領域270R、270G、270Bにおける正孔注入層272に対して、液滴吐出装置102により液滴を塗布する動作について説明する。この動作説明においては、液滴吐出装置102により、塗布領域270Rに対しては赤色発光する有機EL材料を含む液滴を約「70ng」塗布し、塗布領域270Gに対しては緑色発光する有機EL材料を含む液滴を約「70ng」塗布し、塗布領域270Bに対しては青色発光する有機EL材料を含む液滴を約「140ng」塗布する。
【0040】
以下、前掲図5および図6を参照して、制御部110による吐出ヘッド172R、172Bおよび172Gの主走査について説明する。まず、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Rの各々に対して、吐出ヘッド172Rを経路S1にて主走査する。この際、制御部110は、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、塗布領域270Rにおける図中1、2、・・・、7の各地点に、吐出ヘッド172Rから1滴ずつ液滴を吐出する。
【0041】
これにより、塗布領域270Rにおける正孔注入層272上には、赤色発光する有機EL材料を含む溶液が約「70ng」塗布される。なお、正孔注入層272上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、該正孔注入層272上に約「60nm」の膜厚を有する赤色有機EL層が形成される。
【0042】
次いで、制御部110は、吐出ヘッド172Gによる主走査の経路が図中S2となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Gの各々に対して、吐出ヘッド172Gを経路S2に沿って主走査する。この際、制御部110は、ドットデータに従って、吐出ヘッド172Gから、塗布領域270Gの図中1、2、・・・、7で示す各地点に、液滴を1滴ずつ吐出する。これにより、塗布領域270Gにおける正孔注入層272上には、緑色発光する有機EL材料を含む液滴が、合計約「70ng」塗布される。なお、正孔注入層272上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、該正孔注入層272上に約「60nm」の膜厚を有する緑色有機EL層が形成される。
【0043】
次に、制御部110は、塗布領域270Bに対して液滴を塗布する。ここで、塗布領域270Bには、1回の主走査により塗布可能な「70ng」より多い「140ng」の液滴を塗布しなければならない。これに対処すべく、液滴吐出装置102においては、次に説明するように、各々の塗布領域270Bに対して主走査を複数回行うことにより、各塗布領域270Bに「140ng」の溶液を塗布する。
【0044】
制御部110は、塗布領域270Gに対する主走査が終了すると、まず、吐出ヘッド172Bによる主走査の経路が図中S3となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、主走査方向Yに並ぶ塗布領域270Bの各々に対して、吐出ヘッド172Bを経路S3に沿って主走査する。この際、制御部110は、ドットデータに従って、吐出ヘッド172Bから塗布領域270Bにおける図中1、2、・・・、7で示される各地点に液滴を1滴ずつ吐出する。これにより、塗布領域270Bには、まず約「70ng」の液滴が塗布される。
【0045】
次に、制御部110は、吐出ヘッド172Bによる主走査の経路が図中S4となるように、基板210を副走査方向Xに副走査する。続いて、制御部110は、吐出ヘッド172Bを経路S4に沿って主走査する。この際、制御部110は、ドットデータに従って、吐出ヘッド172Bから塗布領域270Bに、図中8、9、・・・、14で示される各地点に液滴を1滴ずつ吐出する。この2回目の走査において、塗布領域270Bにおける正孔注入層272上には、さらに約「70ng」の液滴が塗布され、計2回の主走査により合計約「140ng」の液滴が塗布領域270Bに塗布される。
【0046】
このように、塗布領域270Bに対しては、主走査を2回行うことにより、青色発光する有機EL材料を含む溶液が、必要充分な量だけ塗布領域270Bの画素電極240上に塗布される。この後、画素電極240上に塗布された溶液に含まれる溶媒が揮発すると、図7に示すように、塗布領域270Bの全域に渡り一定の厚みを有する有機EL層274が形成される。
【0047】
以下、引き続き、EL表示パネルの製造工程について図7を参照して説明する。上述したように、画素電極240上に正孔注入層272と有機EL層274とを積層した後、さらに、有機EL層274の上面に、例えば真空蒸着法などにより、光透過性が充分確保できる程度の膜厚にて電子注入層276を成膜する。ここで、電子注入層276としては、例えば、アルカリ金属やアルカリ土類金属のフッ化物もしくは酸化物、CaやBaなどの好適な仕事関数を有する金属、または、電子注入性を有する有機材料などが好適である。次いで、電子注入層276の上方に、ITOなどの光透過性を有する対向電極280を配置し、その上方にエポキシ樹脂やガラスなどの光透過性を有する封止層290を配置する。
以上の工程により、EL表示パネル200が製造される。
【0048】
<EL表示パネルの動作>
EL表示パネル200において、正孔注入層272、有機EL層274および電子注入層276からなる層に電圧が印加されると、有機EL層274から光が放出する。この出射光のうち、有機EL層274から封止層290側に出射した光は、電子注入層276、対向電極280および封止層290を透過した後、観察者に向けて放出される一方、有機EL層274から基板210側に出射した光は、画素電極240において反射され、封止層290などを透過した後、観察者に到達する。これにより、EL表示パネル200において、トップエミッション型のカラー表示が実現する。
【0049】
ここで、EL表示パネル200において、青色発光するサブ画素に含まれる正孔注入層272および有機EL層274の各々は、複数回の主走査により液滴が塗布されて形成されたものである。したがって、それらの正孔注入層272および有機EL層274は、塗布領域270Bの全域に渡り必要充分な膜厚にて形成されており、青色発光するサブ画素からは良好な青色光を放出することができる。この青色光は、同一の画素に含まれる他のサブ画素から放出された赤色光および緑色光と加法混合され、当該画素は、観察者により特定の色の点として視認される。
【0050】
以上説明したように、本実施形態によれば、隔壁260により区画される塗布領域270Bに対して塗布すべき液量が多い場合であっても、溶液を必要十分な量だけ塗布することができる。これにより、正孔注入層272や有機EL層274を、必要充分な膜厚にて形成することが可能となる。
【0051】
<変形例・改良例>
なお、本発明は、上述した実施形態に限られず、実施形態に種々の変形・改良などを加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態においては、主走査は、一方向Y(図5参照)にて行う例を示したが、主走査は、双方向にて行うものとしても良い。図8は、双方向の主走査により液滴を塗布する様子を示す図である。この図に示すように、まず、塗布領域270Rに対しては、主走査をY方向で行い、続く、塗布領域270Gに対しては、Y方向と逆向きのY’方向にて主走査する。そして、塗布領域270Bについては、第1回の主走査はY方向で行い、第2回の主走査はY’方向にて行う。このように連続した主走査の方向を互いに逆向きに設定することにより、主走査毎に、吐出ヘッド130をホームポジションに戻すための動作が不要となり、処理時間を短縮化することができる。
【0052】
また、上記実施形態においては、塗布領域270Bにかかる主走査について、第1回の主走査の経路S3(図5参照)と、第2回の主走査の経路S4とが異なる例を示したが、主走査は、同一の経路にて複数回行うものとしても良い。このように主走査を同一の経路にて行う場合、液滴の塗布地点を分散させるという効果は得られないが、以下のような効果が得られる。すなわち、第2回の主走査時に吐出された液滴が、第1回の主走査により塗布された液滴に着弾する際の衝突エネルギーにより、予め塗布された液滴が塗布領域270Bにおいて拡散されるという効果を奏する。
【0053】
くわえて、上記実施形態においては、記憶部120に記憶されるドットデータに従って、塗布領域270Bに2回の走査を行う例を示したが、これに限られない。例えば、全ての塗布領域に一定の膜厚の薄膜層を形成する場合であれば、液滴吐出装置100、102に塗布領域の面積を検出するセンサなどを設け、そのセンサによる検出結果に応じて、面積の大きな塗布領域ほど、主走査の回数を増やしても良い。これにより、面積の大小に拘わらず各塗布領域に塗布される単位面積あたり液量を等しくして、全ての塗布領域において一定の膜厚の薄膜層を形成することができる。
【0054】
さらに、上記実施形態においては、塗布領域270Bに対する第1回目の主走査における液滴と、第1回目の主走査における液滴とは、共に「10ng」である例を示したが、主走査ごとに液滴量を変えても良い。例えば、図9(A)に示すように、中央線Cに近い経路S5に沿った主走査においては、「15pl」の液滴を7回吐出する一方、中央線Cから遠い経路S6に沿った主走査においては、「5pl」の液滴を7回吐出しても良い。このように走査毎に、液滴の総量に差を付けることにより、中央線Cに関して非対称となる2本の経路S5、S6に沿って主走査を行う場合であっても、塗布領域270B全域に斑なく液滴を塗布することがきる。
また、これとは別に、主走査毎に、液滴の吐出回数を変えても、同様の効果を得ることができる。例えば図9(B)に示すように、経路S5に沿った主走査においては、液滴(14pl)の吐出回数を7回とする一方、経路S6に沿った主走査においては、液滴(14pl)の吐出回数を3回としても良い。これにより、中央線Cに関して非対称となる2本の経路S5、S6に沿って主走査を行う場合であっても、塗布領域270B全域に斑なく液滴を塗布することがきる。
【0055】
なお、上記実施形態においては、基板210に対する吐出ヘッド130の走査を主走査としたが、吐出ヘッド130に対する基板210の走査を主走査としても良い。
【0056】
<電子機器>
最後に、以上説明した液滴吐出装置100、102により形成された薄膜層(正孔注入層272、有機EL層274)を有するEL表示パネル200(図7参照)を、表示部として適用した電子機器について説明する。
例えば、図10は、EL表示パネル200を搭載した携帯電話機300の外観図である。この図において、携帯電話機300は、複数の操作ボタン310の他、受話口320、送話口330とともに、EL表示パネル200を含む有機EL表示装置340を備えている。
また、携帯電話機300以外にも、EL表示パネル200を含む有機EL表示装置340は、コンピュータや、プロジェクタ、デジタルカメラ、ムービーカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)、車載機器、複写機、オーディオ機器などの各種電子機器の表示部として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる有機EL表示パネルの製造工程における有機EL表示パネルの部分断面図である。
【図2】同有機EL表示パネルにおける塗布領域を説明するための図である。
【図3】同実施形態において、正孔注入層を形成する液滴吐出装置の構成を示す図である。
【図4】同液滴同液滴吐出装置において用いられるドットデータを示す図である。
【図5】同液滴吐出装置による主走査の様子を示す図である。
【図6】同実施形態において、有機EL層を形成する液滴吐出装置の構成を示す図である。
【図7】同実施形態にかかる有機EL表示パネルの断面図である。
【図8】同実施形態の変形例にかかる主走査の様子を示す図である。
【図9】同実施形態の変形例にかかる主走査の様子を示す図である。
【図10】同有機EL表示パネルを含む有機EL表示装置を備えた携帯電話機を示す図である。
【符号の説明】
100 液滴吐出装置、110 制御部、130 吐出ヘッド、140 ヘッドキャリッジ、150 基板キャリッジ、200 EL表示パネル、270R,270G,270B 塗布領域、300 携帯電話機、340 有機EL表示装置。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a substrate, in particular, a method for manufacturing a substrate for applying a droplet containing an organic electroluminescent material or the like, in a region partitioned by a partition formed on the substrate, a droplet discharge device, The present invention relates to a method for manufacturing an organic electroluminescence display device, an organic electroluminescence display device, and electronic equipment.
[0002]
[Prior art]
A matrix display type organic EL (electroluminescence) display panel generally has a structure having a thin film layer such as an organic EL layer and a hole injection layer. As one of the methods of forming this kind of thin film layer, a droplet discharge method is known. In the case where the organic EL layer is formed by a droplet discharging method, first, a droplet containing an organic EL material is separated by a droplet discharging device into a region partitioned by a partition formed on a substrate (hereinafter, referred to as a “coating region”). ) To apply the liquid droplets to the application area. Next, the applied droplet is dried to evaporate the solvent contained in the droplet, so that an organic EL layer is formed in the application region (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-291584 A
[0004]
By the way, in a part of a color display type organic EL display panel, a red EL layer that emits red light, a green EL layer that emits green light, and a blue EL layer that emits blue light are regularly arranged. There is one that realizes full-color display by additively mixing the emission colors of the layers. However, even if each of the red EL layer, the green EL layer, and the blue EL layer emits light under the same condition, their luminance is not always the same. For example, the luminance of the blue EL layer is In some cases, the luminance is lower than the luminance of the EL layer of another color. In such a case, even if the generated light emitted from each EL layer is simply added and mixed, the luminance of the blue light becomes relatively low, and there is a problem that color display cannot be performed well. As a technique for coping with this, a technique is known in which a region corresponding to the blue EL layer is made wider than a region corresponding to another color, and the emission region of blue light is relatively large. As a result, it is possible to satisfactorily perform color display on the entire panel without improving the organic EL material itself.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the droplet discharge method is used, if the area of one EL layer is widened, the amount of liquid applied to each application area increases, so that the following problem occurs. Now, as a droplet discharge device, a device that scans a discharge head at a constant speed with respect to a substrate is assumed. In this droplet discharge device, it is assumed that the amount of droplets discharged from the discharge head is “10 ng”, and the shortest cycle of droplet discharge is “T”. Further, it is assumed that the scanning time of the ejection head for one application region is “7T”. At this time, the droplet discharge device can apply a maximum of seven droplet discharges, that is, only a maximum of “70 ng” of a solution to one application region, regardless of the size of the application region. As described above, in the conventional droplet discharge apparatus, since the upper limit of the application amount is substantially defined, the application amount cannot be arbitrarily increased according to the size of the application area. As a result, the film thickness of the thin film layer formed in the application region becomes insufficient or non-uniform, which is one of the causes of the deterioration of the quality of the EL display panel.
[0006]
The present invention has been made in view of the circumstances described above, and realizes a method of manufacturing a substrate capable of applying a necessary and sufficient amount of a solution to an application area defined by partition walls, and a method of manufacturing the substrate. Discharge device for manufacturing the same, a method for manufacturing an organic electroluminescence display device including the method for manufacturing the substrate, an organic electroluminescence display device manufactured by the method for manufacturing the organic electroluminescence display device, and the organic electroluminescence display device An electronic device having:
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a method of manufacturing a substrate according to the present invention includes applying a droplet ejected from an ejection head ejecting a droplet to an application region partitioned by a partition formed on the substrate. A substrate manufacturing method for manufacturing a substrate by scanning one of a scanning body of the discharge head or the substrate with respect to the other, and discharging droplets from the discharge head and discharging the droplets from the discharge head. A scanning process of scanning the scanning body along a path in which the droplet is applied to the application region on the substrate is repeated a plurality of times for the same application region.
According to such a substrate manufacturing method, the scanning body is scanned a plurality of times on the same application region, so that a necessary and sufficient amount of the solution can be applied on the application region.
[0008]
Here, in the process of scanning the same application region, the scanning direction of the scanning body is one direction.
In the scanning process for the same application region, the scanning direction of the scanning body includes two directions opposite to each other.
[0009]
Further, it is preferable that in the scanning process for the same application region, the scanning body is scanned along different paths. In this way, by shifting the scanning path for each scanning process, the application points of the droplets are dispersed. Thereby, the solution can be applied to the application area without unevenness.
[0010]
In the above-described method of manufacturing a substrate, the amount per droplet discharged from the discharge head to the same discharge region may be different for each scanning process on the same application region. Further, in each scanning process for the same application region, a plurality of droplets are ejected from the ejection head, and for each scanning process for the same application region, the droplets are ejected to the same application region. The total amount of droplets may be different.
Thus, the amount of the droplet applied to the same application area can be changed for each scanning process, so that the solution can be arbitrarily applied according to the shape of the application area.
[0011]
Further, in the method for manufacturing a substrate, the method further includes an area obtaining step of obtaining an area of each of the application areas on the substrate, wherein the larger the application area in the area obtained in the area obtaining step, the greater the number of repetitions of the scanning process. It is preferable to set so that
In this manner, by increasing the number of scans for an application region having a larger area, the application amount per unit area of the application region can be equalized regardless of the size of the application region.
[0012]
According to the present invention, there is provided a method for manufacturing an organic electroluminescent display device, comprising the step of applying a droplet containing an organic electroluminescent material or a hole injection material, for example, by the method for manufacturing a substrate. The present invention further provides an organic electroluminescent display device manufactured by the manufacturing method, and an electronic apparatus having the organic electroluminescent display device as a display unit.
[0013]
In addition to the method of manufacturing the substrate, the present invention is a droplet discharge device that applies droplets discharged from a discharge head that discharges droplets to a coating area partitioned by a partition formed on the substrate, A droplet discharge unit configured to discharge droplets from the discharge head; and a discharge head configured to apply a droplet discharged from the discharge head by the droplet discharge unit to an application region on a substrate. Alternatively, one of the substrates includes a scanning unit that scans the scanning body with respect to the other, and a scanning control unit that controls the scanning unit to scan the scanning body a plurality of times with respect to the same application region. A droplet discharging device is provided.
According to this droplet discharge device, scanning for applying a droplet is performed a plurality of times for one region partitioned by the partition on the substrate, so that a necessary and sufficient amount of solution is applied to the region partitioned by the partition. Can be applied.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
<First embodiment>
<Configuration of EL display panel>
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of an organic EL display panel (hereinafter, referred to as “EL display panel”) to which droplets are applied by a droplet discharge device according to a first embodiment of the present invention. More specifically, this figure shows the EL display panel immediately before the formation of the hole injection layer in the process of manufacturing a color display type organic EL display panel. For convenience of explanation, the scale of each configuration shown in FIG. 1 is different from the actual scale and is changed to be suitable for the description.
[0016]
In FIG. 1, a
[0017]
The
[0018]
Next, the
[0019]
FIG. 2 is a diagram showing the arrangement of the application areas in the EL display panel. The cross-sectional view shown in FIG. 1 corresponds to the cross-sectional view of the EL display panel taken along line AA ′ in FIG.
As shown in FIG. 2, in the EL display panel, each of the
[0020]
Each of these
[0021]
In FIG. 1 again, a hole injection layer having a thickness of about “60 nm” and an organic EL layer having a thickness of about “60 nm” are stacked on the
[0022]
<Configuration of droplet discharge device>
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of a droplet discharge device used for forming a hole injection layer. In this figure, the
[0023]
FIG. 4 is a diagram schematically showing dot data stored in the
[0024]
Referring back to FIG. The
The
[0025]
On the other hand, the
[0026]
<Operation of the droplet discharge device>
Next, an operation of applying a droplet containing a hole injection material by the droplet discharge device 100 (see FIG. 3) will be described. In this operation description, “70 ng” of the solution is applied to each of the
[0027]
FIG. 5 is a diagram showing a state of the main scanning of the
[0028]
When the
[0029]
When the main scanning for the
[0030]
When the main scanning for the
By the way, in the conventional droplet discharge method, droplet application is performed by one main scan for one application region. For this reason, in the case of the
[0031]
Therefore, in the
[0032]
Next, the
[0033]
As described above, according to the
[0034]
By the way, from the viewpoint of applying a necessary and sufficient amount of the solution to the
[0035]
In addition, in the present embodiment, since the path S3 of the first main scan with respect to the
[0036]
<Second embodiment>
In the above-described first embodiment, the
[0037]
<Configuration of droplet discharge device>
FIG. 6 is a diagram showing a configuration of a droplet discharge device used for forming an organic EL layer. In addition, among the components included in the
[0038]
The characteristic point of the
[0039]
<Operation of the droplet discharge device>
Next, an operation of applying a droplet by the
[0040]
Hereinafter, the main scanning of the ejection heads 172R, 172B, and 172G by the
[0041]
As a result, about 70 ng of the solution containing the organic EL material emitting red light is applied on the
[0042]
Next, the
[0043]
Next, the
[0044]
When the main scanning of the
[0045]
Next, the
[0046]
As described above, by performing the main scanning twice on the
[0047]
Hereinafter, the manufacturing process of the EL display panel will be described with reference to FIG. As described above, after the
Through the above steps, the
[0048]
<Operation of EL display panel>
In the
[0049]
Here, in the
[0050]
As described above, according to the present embodiment, even when the amount of the liquid to be applied to the
[0051]
<Modifications / Improvements>
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications and improvements can be added to the embodiment.
For example, in the above-described embodiment, an example has been described in which the main scanning is performed in one direction Y (see FIG. 5), but the main scanning may be performed in two directions. FIG. 8 is a diagram showing a state in which droplets are applied by bidirectional main scanning. As shown in this figure, first, main scanning is performed in the Y direction on the
[0052]
In the above-described embodiment, an example has been described in which the main scanning path S3 (see FIG. 5) of the first main scanning and the second main scanning path S4 of the second main scanning are different for the main scanning over the
[0053]
In addition, in the above-described embodiment, an example in which the
[0054]
Further, in the above-described embodiment, the example in which the droplet in the first main scan and the droplet in the first main scan with respect to the
Alternatively, the same effect can be obtained even if the number of times of discharging the droplet is changed for each main scan. For example, as shown in FIG. 9B, in the main scanning along the path S5, the number of ejections of the droplet (14pl) is set to seven, while in the main scanning along the path S6, the droplet (14pl) is used. The number of times of ejection in ()) may be three. Thus, even when the main scanning is performed along the two paths S5 and S6 that are asymmetric with respect to the center line C, the droplets can be applied to the
[0055]
In the above embodiment, the scan of the
[0056]
<Electronic equipment>
Lastly, an EL display panel 200 (see FIG. 7) having a thin film layer (a
For example, FIG. 10 is an external view of a
In addition to the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of an organic EL display panel in a process of manufacturing an organic EL display panel according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining an application area in the organic EL display panel.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of a droplet discharge device that forms a hole injection layer in the same embodiment.
FIG. 4 is a diagram showing dot data used in the same droplet ejection apparatus.
FIG. 5 is a diagram showing a state of main scanning by the droplet discharge device.
FIG. 6 is a diagram showing a configuration of a droplet discharge device for forming an organic EL layer in the embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view of the organic EL display panel according to the same embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing a state of main scanning according to a modification of the embodiment.
FIG. 9 is a diagram showing a state of main scanning according to a modification of the embodiment.
FIG. 10 is a diagram showing a mobile phone provided with an organic EL display device including the organic EL display panel.
[Explanation of symbols]
100 droplet discharge device, 110 control unit, 130 discharge head, 140 head carriage, 150 substrate carriage, 200 EL display panel, 270R, 270G, 270B coating area, 300 mobile phone, 340 organic EL display device.
Claims (12)
前記吐出ヘッドから液滴を吐出させると共に、前記吐出ヘッドから吐出された液滴が、基板上の塗布領域に塗布されるような経路にて、前記走査体を走査する走査過程を、
同一の塗布領域に対して複数回繰り返す
ことを特徴とする基板の製造方法。In order to apply droplets discharged from a discharge head that discharges droplets to a coating area partitioned by a partition formed on a substrate, one of the discharge heads or the substrate is scanned with respect to the other. A method of manufacturing a substrate for manufacturing a substrate by
A droplet is ejected from the ejection head, and a droplet is ejected from the ejection head, and a scanning process of scanning the scanning body along a path that is applied to an application region on a substrate,
A method for manufacturing a substrate, wherein the method is repeated a plurality of times for the same application region.
同一の塗布領域に対する走査過程毎に、前記吐出ヘッドから同一の塗布領域に対して吐出される液滴の総量が異なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の基板の製造方法。In each of the scanning processes for the same application region, a plurality of droplets are ejected from the ejection head,
6. The substrate manufacturing method according to claim 1, wherein the total amount of droplets ejected from the ejection head to the same application region is different for each scanning process on the same application region. Method.
前記面積取得過程において取得された面積が大きな塗布領域ほど、走査過程の繰り返し回数が多くなるように設定する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の基板の製造方法。The method further includes an area obtaining step of obtaining an area of each of the application regions on the substrate,
The method of manufacturing a substrate according to claim 1, wherein the application area having a larger area acquired in the area acquiring step is set to have a larger number of repetitions of the scanning step.
前記吐出ヘッドから液滴を吐出させる液滴吐出手段と、
前記液滴吐出手段により前記吐出ヘッドから吐出された液滴が、基板上の塗布領域に塗布されるような経路にて、前記吐出ヘッドあるいは基板のうち一方の走査体を、他方に対して走査する走査手段と、
同一の塗布領域に対して、前記走査体を複数回走査するように前記走査手段を制御する走査制御手段と
を具備することを特徴とする液滴吐出装置。A droplet discharge device that applies a droplet discharged from a discharge head that discharges a droplet to an application region partitioned by a partition formed on a substrate,
Droplet ejection means for ejecting droplets from the ejection head,
The scanning unit scans one of the discharge head and the substrate with respect to the other in a path such that the droplet discharged from the discharge head by the droplet discharge unit is applied to a coating region on the substrate. Scanning means for performing
A droplet discharge device comprising: a scanning control unit that controls the scanning unit so that the scanning body is scanned a plurality of times on the same application region.
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