JP2004208911A - 緩衝剣及び緩衝剣の製造方法 - Google Patents

緩衝剣及び緩衝剣の製造方法 Download PDF

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長司 八ッ橋
Kichinosuke Yamanaka
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Abstract

【課題】構造が簡単で安価であり、持ち運びが容易で、長期間使用することができる緩衝剣及びその製造方法を提供する。
【解決手段】緩衝剣1の刀部2は、柔軟素材で形成された筒状の外筒3と、外筒3内の一端3a側に設けられ、硬質素材で形成された第1の芯材5と、外筒3内に設けられ、柔軟素材で形成された第2の芯材6と、外筒3を包む袋7とで構成されている。握持部13は、硬質素材によって筒状に形成され、外筒3の一端2a側に嵌着されている。緩衝剣1は、上記外筒3内の一端側に、第1の芯材5を嵌着する第1の工程と、外筒3内及び第1の芯材5内に、第2の芯材6を嵌挿する第2の工程と、外筒3を袋7で包み込む第3の工程と、握持部13を、外筒3の一端3a側に嵌着し、固着手段によって固着する第4の工程により製造する。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、刀部が柔軟素材で形成された緩衝剣及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の緩衝剣は、硬質材料で作られたグリップ体と、このグリップ体の先端に取り付けられた袋状の刀身部とからなり、刀身部に気体を注入して、刀身部の形状を維持するようにしていた(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2724918号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の緩衝剣は、刀身部に空気を注入するためのバルブが必要であり、構造が複雑で、高価であるという問題点があった。また、空気を注入しなければ使用できないため、空気入れを常に携帯する必要があり、持ち運びが面倒であるという問題点があった。さらに、使用中に僅かでも傷つくと、そこから空気が漏れ出すため、使用することができなくなるという問題点があった。
【0005】
本願発明は、上記問題点に鑑み発明されたものであって、構造が簡単で安価であり、持ち運びが容易で、僅かな傷でもそのまま使用し続けることができ、長期間使用することができる緩衝剣を提供することを第1の目的とする。また、その緩衝剣の製造方法を提供することを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1記載の緩衝剣は、上記第1の目的を達成するため、刀部と握持部とからなり、刀部は、柔軟素材で形成された筒状の外筒と、外筒内の一端側に設けられ、硬質素材で形成された第1の芯材と、外筒内に設けられ、柔軟素材で形成された第2の芯材と、外筒を包む袋とで構成され、握持部は、外筒の一端側に設けられている。
【0007】
本願請求項2記載の緩衝剣は、上記第1の目的を達成するため、上記第1の芯材は、筒状に形成され、第2の芯材の一端側が第1の芯材内に挿入されている。本願請求項3記載の緩衝剣は、上記第1の目的を達成するため、上記握持部は、皮革部材又は布地によって袋状に形成され、縫製、接着等の固定手段によって外筒の一端側に被着されている。
【0008】
本願請求項4記載の緩衝剣は、上記第1の目的を達成するため、上記握持部は、硬質素材によって筒状に形成され、外筒の一端側に嵌着され、接着材、ネジ等の固着手段によって外筒の一端側に固着されている。本願請求項5記載の緩衝剣は、上記第1の目的を達成するため、上記握持部は、硬質素材によって半円筒状に形成された第1の半体と第2の半体とで構成され、外筒の一端側を第1の半体と第2の半体で挟み込み、ネジ、接着材等の固着手段によって外筒の一端側に固着されている。
【0009】
本願請求項6記載の緩衝剣は、上記第1の目的を達成するため、上記握持部には、鍔部が一体に形成されている。本願請求項7記載の緩衝剣は、上記第1の目的を達成するため、上記握持部の後端には、柔軟素材で形成された保護部材が設けられている。
【0010】
本願請求項8記載の緩衝剣の製造方法は、上記第2の目的を達成するため、柔軟素材で形成された筒状の外筒内の一端側に、硬質素材で形成された筒状の第1の芯材を嵌着する第1の工程と、外筒内及び第1の芯材内に、柔軟素材で形成された第2の芯材を嵌挿する第2の工程と、外筒を袋で包み込む第3の工程と、外筒の一端側に握持部を取り付ける第4の工程とからなる。
【0011】
本願請求項9記載の緩衝剣の製造方法は、上記第2の目的を達成するため、硬質素材で形成された筒状の第1の芯材内に、柔軟素材で形成された第2の芯材を嵌合する第1の工程と、第1の芯材及び第2の芯材を、柔軟素材で形成された筒状の外筒内に嵌挿し、第1の芯材を外筒の一端側に配置する第2の工程と、外筒を袋で包み込む第3の工程と、外筒の一端側に握持部を取り付ける第4の工程とからなる。
【0012】
本願請求項10記載の緩衝剣の製造方法は、上記第2の目的を達成するため、柔軟素材で形成された筒状の外筒の一端側から、硬質素材で形成された第1の芯材を嵌挿し、これと前後して又は同時に外筒の他端側から、柔軟素材で形成された第2の芯材を嵌挿する第1の工程と、外筒を袋で包み込む第3の工程と、外筒の一端側に握持部を取り付ける第4の工程とからなる。
【0013】
本願請求項11記載の緩衝剣の製造方法は、上記第2の目的を達成するため、上記第4の工程は、皮革部材又は布地によって袋状に形成された握持部を、縫製、接着等の固定手段によって外筒の一端側に被着する工程である。本願請求項12記載の緩衝剣の製造方法は、上記第2の目的を達成するため、上記第4の工程は、硬質素材によって筒状に形成された握持部を、外筒の一端側に嵌着し、接着材、ネジ等の固着手段によって外筒の一端側に固着する工程である。
【0014】
本願請求項13記載の緩衝剣の製造方法は、上記第2の目的を達成するため、上記第4の工程は、硬質素材によって半円筒状に形成された第1の半体と第2の半体とからなる握持部の第1の半体と第2の半体で、外筒の一端側を挟み込み、第1の半体と第2の半体をネジ、接着材等の固着手段によって外筒の一端側に固着する工程である。本願請求項14記載の緩衝剣の製造方法は、上記第2の目的を達成するため、上記握持部の後端に、柔軟素材で形成された保護部材を取り付ける第5の工程を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本願発明に係る緩衝剣の実施の形態を、図1乃至図11に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る緩衝剣の一つの実施の形態を示す全体側面断面図である。図2は、図1のa−a断面図である。図3は、本願発明に係る緩衝剣の他の実施の形態を示す全体側面図である。図4は、図3の握時部を装着状態を示す側面図である。図5は、刀部を構成する袋の形成の仕方を説明する説明図である。
【0016】
図6は、本願発明に係る緩衝剣の他の実施の形態を示す全体斜視図である。図7は、図6の緩衝剣の分解斜視図である。図8は、図6の側面断面図である。図9は、本願発明に係る緩衝剣の他の実施の形態を示す全体側面図である。図10は、図9の緩衝剣の分解斜視図である。図11は、図9の緩衝剣の製造過程を示す説明図である。
【0017】
緩衝剣1,21は、刀部2,22と握持部11,12,13,15とからなり、刀部2,22は、柔軟素材で形成された筒状の外筒3,23と、外筒3,23内の一端3a,23a側に設けられ、硬質素材で形成された第1の芯材5,25と、外筒3,23内に設けられ、柔軟素材で形成された第2の芯材6,26と、外筒3,23を包む袋7,27とで構成され、握持部11,12,13,15は、外筒3,23の一端3a,23a側に設けられている。
【0018】
緩衝剣1の上記第1の芯材5は、筒状に形成され、第2の芯材6の一端側が第1の芯材5内に挿入されている。上記握持部11は、皮革部材又は布地によって袋状に形成され、縫製、接着等の固定手段によって外筒3の一端3a側に被着されている。
【0019】
又、握持部12,13は、硬質素材によって筒状に形成され、外筒3の一端3a側に嵌着され、接着材、ネジ等の固着手段によって外筒3の一端3a側に固着されても良い。さらに又、握持部15は、硬質素材によって半円筒状に形成された第1の半体16と第2の半体17とで構成され、外筒23の一端23a側を第1の半体16と第2の半体17で挟み込み、ネジ、接着材等の固着手段30によって外筒23の一端23a側に固着されている。
【0020】
緩衝剣1,21は、上記握持部12,13,15に、鍔部12c,13c,31が一体に形成されている。緩衝剣1,21は、上記握持部13,15の後端に、柔軟素材で形成された保護部材9,32が設けられている。
【0021】
緩衝剣1の製造方法は、柔軟素材で形成された筒状の外筒3内の一端側に、硬質素材で形成された筒状の第1の芯材5を嵌着する第1の工程と、外筒3内及び第1の芯材5内に、柔軟素材で形成された第2の芯材6を嵌挿する第2の工程と、外筒3を袋7で包み込む第3の工程と、外筒3の一端3a側に握持部11,12,13を取り付ける第4の工程とからなる。
【0022】
また、緩衝剣1の製造方法は、硬質素材で形成された筒状の第1の芯材5内に、柔軟素材で形成された第2の芯材6を嵌合する第1の工程と、第1の芯材5及び第2の芯材6を、柔軟素材で形成された筒状の外筒3内に嵌挿し、第1の芯材5を外筒3の一端3a側に配置する第2の工程と、外筒3を袋7で包み込む第3の工程と、外筒3の一端3a側に握持部11,12,13を取り付ける第4の工程とからなる。
【0023】
緩衝剣21の製造方法は、柔軟素材で形成された筒状の外筒23の一端23a側から、硬質素材で形成された第1の芯材25を嵌挿し、これと前後して又は同時に外筒23の他端23b側から、柔軟素材で形成された第2の芯材26を嵌挿する第1の工程と、外筒22を袋27で包み込む第3の工程と、外筒23の一端23a側に握持部15を取り付ける第4の工程とからなる。
【0024】
緩衝剣1の製造方法の上記第4の工程は、皮革部材又は布地によって袋状に形成された握持部11を、縫製、接着等の固定手段によって外筒3の一端3a側に被着する工程である。緩衝剣1の製造方法の上記第4の工程は、硬質素材によって筒状に形成された握持部12,13を、外筒3の一端3a側に嵌着し、接着材、ネジ等の固着手段によって外筒3の一端3a側に固着する工程であっても良い。
【0025】
緩衝剣21の製造方法の上記第4の工程は、硬質素材によって半円筒状に形成された第1の半体16と第2の半体17とからなる握持部15の第1の半体16と第2の半体17で、外筒23の一端23a側を挟み込み、第1の半体16と第2の半体17をネジ、接着材等の固着手段30によって外筒23の一端23a側に固着する工程である。緩衝剣1,21の製造方法は、上記握持部13,15の後端に、柔軟素材で形成された保護部材9,32を取り付ける第5の工程を有する。
【0026】
さらに緩衝剣について詳細に説明する。緩衝剣1は、図1に示すように、刀部2と握持部11とからなる。刀部2は、外筒3と、第1の芯材5と、第2の芯材6と、袋7とで構成されている。外筒3は、発泡ウレタン等の柔軟性を備えた柔軟素材によって筒状に形成されている。第1の芯材5は、合成樹脂、硬質ゴム、厚紙、木材、金属等の硬質素材で筒状に形成されている。
【0027】
第2の芯材6は、外筒3と同様に、発泡ウレタン等の柔軟性を備えた柔軟素材によって丸軸状に形成されている。袋7は、布、皮等の素材を縫製して形成したものであって、図7に示すように、前部7a及び側部7bを縫製して細長く形成され、後部(一端)7cが開放されている。握持部11は、皮革部材又は布地によって袋状に形成されている。
【0028】
第1の芯材5は、外筒3内の一端3a側に嵌着して設けられ、接着材等の固着手段によって外筒3に固着されても構わない。第2の芯材6は、外筒3及び第1の芯材5内に嵌挿して設けられ、接着材等の固着手段によって第1の芯材5に固着されても構わない。外筒3の他端3bが、袋7の開放された後部(一端)7cから嵌挿されるようにして、外筒3は袋7によって包み込まれている。
【0029】
外筒3の一端3a側が、握持部11の開放部11aから嵌挿され、袋7の後部7cが握持部11に覆われるようにして、握持部11は、縫製、接着等の固定手段によって袋7の後部(一端)7c側(外筒3の一端3a側)に被着されている。握持部11と第1の芯材5は、略同じ長さで形成され、握持部11を握持した時、刀部2を強固に握持することができる。なお、外筒3は、図2(a)に示すように、円筒状に形成されているが、図2(b)に示すように、略C字状に形成し、接合部3eを接着材により接着しても構わない。
【0030】
上記実施の形態では、握持部11は、皮革部材又は布地によって袋状に形成され、開放部11aから袋7の後部(一端)7c側を挿入し、縫製、接着等の固定手段によって袋7の後部(一端)7c側に被着されている。図3,4に示す握持部12は、合成樹脂、硬質ゴム、ウレタン等の硬質素材によって、一端が湾曲壁12aに塞がれ、他端12bが開放された筒状に形成され、他端12bの外周縁に鍔12cが一体形成されている。この握持部12は、他端12bから袋7の一端7c側を挿入し、接着材、ネジ等の固着手段によって袋7の一端7c側(外筒3の一端3a側)に固着されている。なお、袋7の形成の仕方は、図5(a)に示すような袋縫い、図5(b)に示すような合わせ縫い、図5(c)に示すような接着等によって、形成されてもよく、この仕方に限定されるものではない。
【0031】
図6乃至8に示す握持部13は、合成樹脂、硬質ゴム、ウレタン等の硬質素材によって、一端が側壁13aに塞がれ、他端13bが開放された筒状に形成され、他端13bの外周縁に鍔13cが一体形成されている。この握持部13は、他端13bから袋7の後部(一端)7c側を挿入し、接着材、ネジ等の固着手段によって袋7の後部(一端)7c側(外筒3の一端3a側)に固着されている。
【0032】
また、側壁13aには、取付孔13dが形成され、この取付孔13dに、スポンジ、ゴム等の柔軟性を備えた柔軟素材によって形成された保護部材9が取り付けられている。この保護部材9は、緩衝部9aと取付軸9bとからなり、この取付軸9bを側壁13aの取付孔13dに差し込むことによって、側壁13aに取り付けられる。保護部材9は、その素材の弾性により、取付孔13dに圧接して着脱自在に取り付けられる他、接着材、ネジ等の固着手段により握持部13の後端に固着しても構わない。取付軸9bは、第1の芯材5内に挿入され、その際袋7の一端7c側を第1の芯材5内に折り込むことになり、袋7の一端7cを縫製して綴じる手間が省けることになる。
【0033】
緩衝剣21は、図9乃至11に示すように、刀部22と握持部15とからなる。刀部22は、外筒23と、第1の芯材25と、第2の芯材26と、袋27とで構成されている。外筒23は、発泡ウレタン等の柔軟性を備えた柔軟素材によって筒状に形成されている。第1の芯材25は、合成樹脂、硬質ゴム、厚紙、木材、金属等の硬質素材で丸軸状に形成されている。
【0034】
第2の芯材26は、外筒23と同様に、発泡ウレタン等の柔軟性を備えた柔軟素材によって丸軸状に形成されている。袋27は、綿生地で細長く形成され、後部(一端)27cが開放されている。握持部15は、合成樹脂、硬質ゴム、ウレタン等の硬質素材によって半円筒状に形成された第1の半体16と第2の半体17とで構成されている。
【0035】
第1の芯材25は、外筒23内の一端23a側から嵌着して設けられ、ビニールテープ等の固着手段29によって外筒23に固着されても構わない。第2の芯材26は、外筒3内の他端側23bから嵌挿して設けられている。外筒23の他端23bが、袋27の開放された後部(一端)27cから嵌挿されるようにして、外筒23は袋27によって包み込まれている。
【0036】
外筒23の一端23a側には、第1の半体16と第2の半体17で挟み込み、ネジ、接着材等の固着手段30によって握持部15が固着されている。なお、上記握持部15には、鍔部31が一体に形成され、後端に、柔軟素材で形成された保護部材32が設けられている。
【0037】
緩衝剣1は、以下のように製造することができる。刀部2は、図7を参照して、以下のように製造する。柔軟素材で形成された筒状の外筒3内の一端3a側に、硬質素材で形成された筒状の第1の芯材5を嵌着する。第1の芯材5を、接着材等の固着手段によって外筒3に固着しても良い。外筒3内及び第1の芯材5内に、柔軟素材で形成された第2の芯材6を嵌挿する。係る場合、第2の芯材6は、第1の芯材5に接着材等の固着手段で固着しても構わない。袋7の開放された後部7cから外筒3を挿入し、外筒3を袋7で包み込ませる。
【0038】
また、刀部2は、以下のように製造することもできる。硬質素材で形成された筒状の第1の芯材5内に、柔軟素材で形成された第2の芯材6を嵌合する。係る場合、第2の芯材6は、第1の芯材5に接着材等の固着手段で固着しても構わない。第1の芯材5及び第2の芯材6を、柔軟素材で形成された筒状の外筒3内に嵌挿し、第1の芯材5を外筒3の一端3a側に配置する。第1の芯材5を外筒3に接着材等の固着手段で固着しても構わない。袋7の開放された後部7cから外筒3を挿入し、外筒3を袋7で包み込ませる。
【0039】
上記刀部2の一端2a側、即ち袋7の一端7c側(外筒3の一端3a側)に握持部11,12,13を取り付ける。皮革部材又は布地によって袋状に形成された握持部11は、図1に示すように、開放部11aから袋7の後部(一端)7c側を挿入し、縫製、接着等の固定手段によって袋7の後部(一端)7c側(外筒3の一端3a側)に被着する。
【0040】
合成樹脂、硬質ゴム、ウレタン等の硬質素材によって、一端が湾曲壁12aに塞がれ、他端12bが開放された筒状に形成され、他端12bの外周縁に鍔12cが一体形成された握持部12は、図4に示すように、他端12bから袋7の一端7c側を挿入し、接着材、ネジ等の固着手段によって袋7の一端7c側(外筒3の一端3a側)に固着する。
【0041】
合成樹脂、硬質ゴム、ウレタン等の硬質素材によって、一端が側壁13aに塞がれ、他端13bが開放された筒状に形成され、他端13bの外周縁に鍔13cが一体形成された握持部13は、図7に示すように、他端13bから袋7の後部(一端)7c側(外筒3の一端3a側)を挿入し、接着材、ネジ等の固着手段によって袋7の後部(一端)7c側(外筒3の一端3a側)に固着する。側壁13aの取付孔13dに、スポンジ、ゴム等の柔軟性を備えた柔軟素材によって形成された保護部材9の取付軸9bを差し込むことによって、握持部13の後端に保護部材9を取り付ける。
【0042】
緩衝剣21は、以下のように製造することができる。刀部22は、図10,11を参照して、以下のように製造する。柔軟素材で形成された筒状の外筒23の一端23a側から、硬質素材で形成された第1の芯材25を嵌挿する。また第1の芯材25の嵌挿と前後して又は同時に、外筒23の他端23b側から、柔軟素材で形成された第2の芯材26を嵌挿する。第1の芯材25を、接着材、ビニールテープ等の固着手段29によって外筒23に固着しても良い。袋27の開放された後部27cから外筒23を挿入し、外筒23の一端23a側以外を袋27で包み込ませる。
【0043】
上記刀部22の一端22a側、即ち外筒23の一端23a側に握持部15を取り付ける。合成樹脂、硬質ゴム、ウレタン等の硬質素材によって半円筒状に形成された第1の半体16と第2の半体17とで構成された握持部15を、外筒23の一端23a側を第1の半体16と第2の半体17で挟み込み、ネジ、接着材等の固着手段30によって固着する。このようにして、緩衝剣1,21を簡単に製造することができる。
【0044】
上記実施の形態では、刀部2,22を、外筒3,23と、第1の芯材5,25と、第2の芯材6,26と、袋7,27とで構成したが、図12,13に示すように、刀部42を、ロール状に巻いた不織布43と、不織布43を包む袋47とで構成しても構わない。さらに、図8,10に示す外筒3,23に替えて、第1の芯材5,25と第2の芯材6,26に不織布43をロール状に巻き付け、この不織布43を袋47で包み込み、刀部2,22を構成しても良い。
【0045】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本願請求項1乃至7の緩衝剣及び本願請求項8乃至13の製造方法によって製造された緩衝剣は、構造が簡単で軽量・安価であり、持ち運びが容易で、僅かな傷でもそのまま使用し続けることができ、長期間使用することができるという効果がある。
【0046】
本願請求項1の緩衝剣及び本願請求項8の製造方法によって製造された緩衝剣は、握持部を握持すると、その握持部の内側に硬質素材で形成された第1の芯材が配置されているため、確実且つ安定して握持することができるという効果がある。また、柔軟素材で形成された筒状の外筒の内側に、同じく柔軟素材で形成された第2の芯材が設けられているため、外筒を補強して、刀部の形状を確実に保持することができると共に遊んでいる時に刀部が当たっても痛くなく、安全性が確保されるという効果がある。
【0047】
本願請求項2の緩衝剣及び本願請求項9、10の製造方法によって製造された緩衝剣は、上記効果に加え、第2の芯材の一端側が第1の芯材内に挿入されているので、第1の芯材が第2の芯材をも保持することになり、第2の芯材の補強効果を高めることができるという効果がある。
【0048】
本願請求項3の緩衝剣及び本願請求項11の製造方法によって製造された緩衝剣は、上記効果に加え、握持部は、皮革部材又は布地によって袋状に形成され、縫製、接着等の固定手段によって外筒の一端側に被着されているので、握持部にソフト感があり、握り易いという効果がある。
【0049】
本願請求項4の緩衝剣及び本願請求項12の製造方法によって製造された緩衝剣は、上記効果に加え、握持部は、硬質素材によって筒状に形成され、外筒の一端側に嵌着され、接着材、ネジ等の固着手段によって外筒の一端側に固着されているので、製造し易いという効果がある。
【0050】
本願請求項5の緩衝剣及び本願請求項13の製造方法によって製造された緩衝剣は、上記効果に加え、握持部は、硬質素材によって半円筒状に形成された第1の半体と第2の半体とで構成され、外筒の一端側を第1の半体と第2の半体で挟み込み、ネジ、接着材等の固着手段によって外筒の一端側に固着されているので、製造公差により外筒の大きさにバラツキがあっても、対応することができるという効果がある。
【0051】
本願請求項6の緩衝剣は、上記効果に加え、握持部には、鍔部が一体に形成されているので、製造し易く、製造コストを低くおさえることができるという効果がある。
【0052】
本願請求項7の緩衝剣及び本願請求項14の製造方法によって製造された緩衝剣は、上記効果に加え、握持部の後端には、柔軟素材で形成された保護部材が設けられているので、より安全性を高めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る緩衝剣の一つの実施の形態を示す全体側面断面図である。
【図2】図1のa−a断面図である。
【図3】本願発明に係る緩衝剣の他の実施の形態を示す全体側面図である。
【図4】図3の握時部を装着状態を示す側面図である。
【図5】刀部を構成する袋の形成の仕方を説明する説明図である。
【図6】本願発明に係る緩衝剣の他の実施の形態を示す全体斜視図である。
【図7】図6の緩衝剣の分解斜視図である。
【図8】図6の側面断面図である。
【図9】本願発明に係る緩衝剣の他の実施の形態を示す全体側面図である。
【図10】図9の緩衝剣の分解斜視図である。
【図11】図9の緩衝剣の製造過程を示す説明図である。
【図12】本願発明に係る緩衝剣の他の実施の形態を示す全体側面断面図である。
【図13】図12のa−a断面図である。
【符号の説明】
1 緩衝剣
2 刀部
2a 一端
3 外筒
3a 一端
3b 他端
3e 接合部
5 第1の芯材
6 第2の芯材
7 袋
7a 前部
7b 側部
7c 後部(一端)
9 保護部材
9a 緩衝部
9b 取付軸
11 握持部
11a 開放部
12 握持部
12a 湾曲壁
12b 他端
12c 鍔
13 握持部
13a 側壁
13b 他端
13c 鍔
13d 取付孔
15 握持部
16 第1の半体
17 第2の半体
21 緩衝剣
22 刀部
22a 一端
23 外筒
23a 一端
23b 他端側
25 第1の芯材
26 第2の芯材
27 袋
27c 後部
29 固着手段
30 固着手段
31 鍔部
32 保護部材
42 刀部
43 不織布
47 袋

Claims (14)

  1. 刀部と握持部とからなり、
    刀部は、
    柔軟素材で形成された筒状の外筒と、
    外筒内の一端側に設けられ、硬質素材で形成された第1の芯材と、
    外筒内に設けられ、柔軟素材で形成された第2の芯材と、
    外筒を包む袋とで構成され、
    握持部は、外筒の一端側に設けられていることを特徴とする緩衝剣。
  2. 上記第1の芯材は、筒状に形成され、第2の芯材の一端側が第1の芯材内に挿入されていることを特徴とする請求項1記載の緩衝剣。
  3. 上記握持部は、皮革部材又は布地によって袋状に形成され、縫製、接着等の固定手段によって外筒の一端側に被着されていることを特徴とする請求項1又は2記載の緩衝剣。
  4. 上記握持部は、硬質素材によって筒状に形成され、外筒の一端側に嵌着され、接着材、ネジ等の固着手段によって外筒の一端側に固着されていることを特徴とする請求項1又は2記載の緩衝剣。
  5. 上記握持部は、硬質素材によって半円筒状に形成された第1の半体と第2の半体とで構成され、外筒の一端側を第1の半体と第2の半体で挟み込み、ネジ、接着材等の固着手段によって外筒の一端側に固着されていることを特徴とする請求項1又は2記載の緩衝剣。
  6. 上記握持部には、鍔部が一体に形成されていることを特徴とする請求項4又は5記載の緩衝剣。
  7. 上記握持部の後端には、柔軟素材で形成された保護部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の緩衝剣。
  8. 柔軟素材で形成された筒状の外筒内の一端側に、硬質素材で形成された筒状の第1の芯材を嵌着する第1の工程と、
    外筒内及び第1の芯材内に、柔軟素材で形成された第2の芯材を嵌挿する第2の工程と、
    外筒を袋で包み込む第3の工程と、
    外筒の一端側に握持部を取り付ける第4の工程とからなることを特徴とする緩衝剣の製造方法。
  9. 硬質素材で形成された筒状の第1の芯材内に、柔軟素材で形成された第2の芯材を嵌合する第1の工程と、
    第1の芯材及び第2の芯材を、柔軟素材で形成された筒状の外筒内に嵌挿し、第1の芯材を外筒の一端側に配置する第2の工程と、
    外筒を袋で包み込む第3の工程と、
    外筒の一端側に握持部を取り付ける第4の工程とからなることを特徴とする緩衝剣の製造方法。
  10. 柔軟素材で形成された筒状の外筒の一端側から、硬質素材で形成された第1の芯材を嵌挿し、これと前後して又は同時に外筒の他端側から、柔軟素材で形成された第2の芯材を嵌挿する第1の工程と、
    外筒を袋で包み込む第3の工程と、
    外筒の一端側に握持部を取り付ける第4の工程とからなることを特徴とする緩衝剣の製造方法。
  11. 上記第4の工程は、皮革部材又は布地によって袋状に形成された握持部を、縫製、接着等の固定手段によって外筒の一端側に被着する工程であることを特徴とする請求項8、9又は10記載の緩衝剣の製造方法。
  12. 上記第4の工程は、硬質素材によって筒状に形成された握持部を、外筒の一端側に嵌着し、接着材、ネジ等の固着手段によって外筒の一端側に固着する工程であることを特徴とする請求項8、9又は10記載の緩衝剣の製造方法。
  13. 上記第4の工程は、硬質素材によって半円筒状に形成された第1の半体と第2の半体とからなる握持部の第1の半体と第2の半体で、外筒の一端側を挟み込み、第1の半体と第2の半体をネジ、接着材等の固着手段によって外筒の一端側に固着する工程であることを特徴とする請求項8、9又は10記載の緩衝剣の製造方法。
  14. 上記握持部の後端に、柔軟素材で形成された保護部材を取り付ける第5の工程を有することを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の緩衝剣の製造方法。
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