JP3416230B2 - 携帯用エアークッション - Google Patents
携帯用エアークッションInfo
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Description
などのこりをやわらげる時に、足腰などの位置に縛り付
けができる携帯用エアークッションであって、詳しく述
べるとカバー部材に細長いエアークッションを収容する
と共に、このエアークッションをカバー部材の締結部材
により、足や腰などに装着するようにした携帯用エアー
クッションに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば車両や飛行機などに長い時
間乗ったり、あるいは長時間立っていたりすると、足や
腰に負担がかかり、筋肉が痛くなることがある。このよ
うな痛みを治すのに簡単な方法として、足や腰の下に座
布団を敷き足、腰を高くすることにより、比較的簡単に
疲れをとることができるので、このようなことが一般に
行われている。さらにこりがひどい場合はマッサージ師
により、筋肉を揉み解したり、あるいは指圧することが
行われている。 【0003】また、座布団と同じような形状をし、かつ
携帯できるようにした空気入りクッションを使用するこ
ともあり、例えば実開昭57-152059号(空気入
りクッション)が存在する。この空気入りクッションの
具体的な要旨を説明すると、合成樹脂製のシートを2枚
重ね合わせてその周縁部を固着し、その内部に空気を注
入することによりほぼ方形状に膨張するクッション本体
を構成し、このクッション本体内に合成樹脂製の仕切り
シートを張り渡すと共に、その周縁部を上記クッション
本体の周縁部に一体的に固着して上記クッション本体内
を2層に区分し、この区分された各層内へ夫々空気を注
入すると共に封じ込めるバルブを上記クッション本体に
設け、かつ上記クッション本体の各シートにおける互い
に対向する複数箇所同士を上記仕切シートにほぼ円柱状
に夫々固着することにより、上記クッション本体の複数
箇所に膨張しない固着部を形成し、しかもこれら各固着
部の相互間および上記固着部と上記クッション本体の周
縁部との間の各間隔をほぼ等間隔に配置し、さらに上記
クッション本体における周縁部の少なくとも一辺にチャ
ック等の連結具を設けてなるものである。 【0004】つまり、方形状の上記クッション本体を複
数個連結することもできるようになっているので、上記
クッション本体が1枚なら座布団にもなり、またこれを
長く連結することもできるようになっている。またその
他においては、旅行中に車両や飛行機の座席に座ったま
まの状態で仮眠をするとき、身体の頸部の後に嵌め付け
ができるようにした、所謂携帯用の空気枕を足や腰に当
てて使用することもある。 【0005】この種の空気入りクッションとして、例え
ば実開昭64-16864号(空気枕)、実開平1-12
6166号(エアクッションの枕カバー)、実開平2-
40263号(流体枕)等が存在するが、何れも外観は
U字形状に形成されている。したがってこのU字状の凹
部に身体の頸部を入れ、首部の後を抱き込むようにして
いるので、旅行用の簡易枕として有用なものである。し
たがってこのような空気枕を、前記したような座布団と
同じように足、腰の敷き物として代用することもある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】従来においては所謂綿
の入った座布団、あるいは前述のような方形状の空気入
りクッションを足や腰などの下側に敷くようにしている
が、この座布団や方形状の空気入りクッションには、こ
の足や腰を縛り付けるような紐やバンドなどがなく、
足、腰などを乗せるだけなので、就寝中の寝相が悪いと
座布団が足や腰から外れるという欠点がある。 【0007】また前記したような実開昭64-1686
4号(空気枕)、および実開平1-126166号(エ
アクッションの枕カバー)にはファスナーや紐等を設け
ているが、空気枕の形状がU字状に形成され、かつこの
空気枕に注入される空気により膨張しているので、足や
腰に当てがったとき所望する位置から外れ易く、安定感
がないという欠点がある。 【0008】本発明の目的は係る欠点を除去するため
に、旅行中において小さく折り込みができ、しかも携帯
を便利にすると共に、空気入りクッションとし、この空
気入りクッションを収容するカバー部材の締付部材によ
り、足または腰などに安定良く固定できるようにするこ
とにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、 空気を出し入れ可能なノズルとその栓体とを長手方
向の端部に備えた真っ直ぐな袋状の空気袋と、 前記空気
袋を収容可能な筒形状で、長手方向両端部に帯状または
紐状の締付部材を挿通させ、該締付部材の締付によって
巾着状に閉塞可能な開口部を備えるカバー部材とを有
し、 前記カバー部材は、開放状態の開口部からカバー部
材に収容された空気袋の栓体を外部に露出するととも
に、空気袋を出し入れ可能で、締付部材の装着時の締付
に伴って開口部を閉塞して栓体を包み込むとともに、空
気袋を拘束する携帯用 エアークッションを提供すること
により達成される。 【0010】 【作用】カバー部材に収容する空気袋のノズルをこのカ
バー部材の長手方向端部の開閉可能な開口部内に位置さ
せ、かつこのノズルに着脱可能に設けた栓体を開口部内
に臨ませるようにしているので、このノズルより空気を
吹き込み栓体で封入した後、カバー部材の開口部に設け
た締付部材を手で引張ると、開口部は徐々に閉塞され
て、締められた状態となる。したがって、このような状
態において、所望する足または腰の位置に空気袋を当て
がいながら、締付部材により足または胴体に外れない程
度に締付するように固定ができるので、このような携帯
用エアークッションにおいては、足や腰から妄りに外れ
ることもなく、きわめて有用性に優れ実用的なものであ
る。 【0011】 【実施例】以下、本発明の携帯用エアークッションの実
施例を図面と共に説明する。図は本発明の携帯用エアー
クッションAの一実施例であり、また図1は本発明の携
帯用エアークッションAの斜視図、図2は図1に図示し
た本発明の携帯用エアークッションAの両側を一部破断
した側面図、図3は図1のI-I線に沿った本発明の携
帯用エアークッションAの断面図、図4は本発明の携帯
用エアークッションAの空気袋10の斜視図、図5は本
発明の携帯用エアークッションAのカバー部材20の斜
視図を表している。 【0012】本発明の携帯用エアークッションAは、布
製のカバー部材20の両側に締付部材30を設け、この
カバー部材20の中に、柔軟な樹脂製のシート材を熱で
溶着するように張り合わせ、かつノズル1から空気が吹
き込めるようにした空気袋10を収容し、この空気袋1
0に空気を注入した後、栓体2をノズル1の口1aに挿
し込むことにより、完全に封入できるようにしている。 【0013】すなわち身体の足、腰(不図示)などの部
分に装着する携帯用エアークッションAにおいて、合成
樹脂製のシートを真っ直ぐな袋状に溶着した空気袋10
と、空気袋10のノズル1と、ノズル1の栓体2と、布
製でかつ空気袋10を収容する円筒形状のカバー部材2
0とを設け、またこのカバー部材20の両側20a、2
0bに、身体に締め付ける締付部材30を設けている。
このカバー部材20に収容する空気袋10に空気を封入
したとき膨張し使用可能となり、また不使用時に空気袋
10から空気を抜き取ったとき、カバー部材20ととも
に折り込みできる柔軟な合成樹脂製のシート材で形成す
るようにしている。 【0014】さらに詳しく本発明の携帯用エアークッシ
ョンAを説明すると、前記空気袋10を直線状に形成し
ている。またこの空気袋10に空気を注入するノズル1
と、このノズル1と栓体2を空気袋10の長手方向と直
交する方向に形成している。このノズル1に栓体2を着
脱可能に設けている。また前記空気袋10を収容しかつ
両側20a、20bに締付部材30を有するカバー部材
20の長手方向端部に開閉可能な開口部20cを形成し
ている。この開口部20c内にノズル1を臨ませ、空気
袋10をカバー部材20に収容したままの状態でも、空
気袋10に空気を入れ易くなっている。 【0015】また前記空気袋10を収容するカバー部材
20の開口部20cの周縁に沿って挿通孔20dを形成
し、この挿通孔20dに前記締付部材30を挿通してい
る。このように挿通孔20dに前記締付部材30を挿通
することにより、締付部材30を引張ることにより、開
口部20cを閉塞できるようにしている。またこの開口
部20cが閉塞された後、摺動可能な係止部材3を開口
部20c側に移動させて、開口部20cを確実に閉鎖で
きるようにしている。 【0016】上記する実施例において使用される締付部
材30は、伸縮しない紐か、あるいは伸縮するようなゴ
ム紐でも良い。またカバー部材20においては、このカ
バー部材20の両側20a、20bに開口部20cを形
成するように、前記一実施例において説明しているが、
これは作業上における必要性であるから、図示はしてい
ないが空気袋10のノズル1を臨ませる片方のみに開口
部20cを形成するようにしても良い。あるいは図示は
していないが空気袋10を収容するカバー部材20の両
側20a、20bを解放した筒状に形成しても良く、ま
たは空気袋10を収容するカバー部材20の長手方向に
沿って開閉可能なチャックを設け、さらにこの空気袋1
0を収容するカバー部材20の長手方向の外面に沿って
帯状または紐のような締付部材30を縫着するようにし
たカバー部材20であっても良い。 【0017】また、前記空気袋10の形状においては、
前記実施例のように真っ直ぐな長方形(平面視)になる
ようにしても良いが、これに近い正方形の形状であって
も良い。締付部材30を身体に巻き付けた後において
は、図示をしていないが、締付部材30の両側30a、
30bを結んでも良く、この締付部材30の両側30
a、30bにベルベットファスナーを縫着することによ
り、身体に巻き付けた後、締付部材30の両側30a、
30bを密着するようにしても良い。あるいは一方の締
付部材30を長くし他方に止め金具を設けることにより
抜け止めをしても良い。 【0018】あるいは締付部材30の両端にバックルの
ような止め金具を設けるようにしても良い。また本発明
の携帯用エアークッションAは、空気袋10をビニール
系で成形するものであるから、この空気袋10に設けた
ノズル1の口1aから、冷水または温水を入れても洩れ
るようなことがないので、このように空気袋10に冷水
または温水を入れた後、これを所望する患部に当てれ
ば、そこを冷たくしたり、あるいは温めたりすることも
できる。 【0019】 【発明の効果】本発明は以上の如く、身体の足、腰など
の部分に装着する携帯可能なエアークッションにおい
て、栓体を有する細長い合成樹脂製のシートを溶着した
空気袋と、布製でかつ空気袋を収容する円筒形状のカバ
ー部材と、このカバー部材の両側に設けられ、かつ身体
に締付ける締付部材とを設け、このカバー部材に収容す
る空気袋に空気を封入したとき膨張し使用可能となり、
かつ不使用時に空気袋から空気を抜き取ったとき、カバ
ー部材と共に折り込みができる柔軟な合成樹脂製のシー
トで形成するようにしたので、所望する足または腰の位
置に空気袋を当てがいながら、締付部材により足または
胴体に外れない程度に締付するように固定ができるの
で、このような携帯用エアークッションにおいては、足
や腰から妄りに外れることもなく、きわめて有用性に優
れ実用的なものであり、しかも空気袋はカバー部材に収
容することにより、空気または水などを入れた空気袋の
上に体重を乗せたとしても、カバー部材が空気袋を外部
から保護することができるので、空気袋の破損を未然に
防止できるなどの効果を奏するものである。
である。 【図3】図1のI-I線断面図である。 【図4】空気袋の斜視図であり、一部破断したものであ
る。 【図5】カバー部材の斜視図である。 【符号の説明】 A 携帯用エアークッション 1 ノズル 1a 口 2 栓体 3 係止部材 10 空気袋 20 カバー部材 20a 両側 20c 両側 20c 開口部 20d 挿通孔 30 締付部材 30a 両側 30b 両側
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】空気を出し入れ可能なノズルとその栓体と
を長手方向の端部に備えた真っ直ぐな袋状の空気袋と、 前記空気袋を収容可能な筒形状で、長手方向両端部に帯
状または紐状の締付部材を挿通させ、該締付部材の締付
によって巾着状に閉塞可能な開口部を備えるカバー部材
とを有し、 前記カバー部材は、開放状態の開口部からカバー部材に
収容された空気袋の栓体を外部に露出させるとともに、
空気袋を出し入れ可能で、締付部材の装着時の締付に伴
って開口部を閉塞して栓体を包み込むとともに、空気袋
を拘束する 携帯用エアークッション。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP30574693A JP3416230B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 携帯用エアークッション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30574693A JP3416230B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 携帯用エアークッション |
Publications (2)
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JPH07124202A JPH07124202A (ja) | 1995-05-16 |
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Family
ID=17948848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30574693A Expired - Fee Related JP3416230B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 携帯用エアークッション |
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JP (1) | JP3416230B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1993
- 1993-10-29 JP JP30574693A patent/JP3416230B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008188272A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Vanguard Co Ltd | クッション |
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JPH07124202A (ja) | 1995-05-16 |
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