JP2004208272A - 瞬時クロック復元回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パルスの相互作用が全くなく、システム・クロックの位相を瞬時的にリセットすることができる、超伝導システム用クロック復元回路を提供する。
【解決手段】 クロック復元回路(10)は、長さ2Tのジョセフソン伝送線オシレータ・ループ(14)を含む。Tは1クロック周期に等しい。第1および第2データ入力(16、18)は、オシレータ・ループ(14)上にデータ・パルスを注入する。パルス発生器(24)は、オシレータ・ループ(14)上に初期クロック・パルスを注入し、この初期クロック・パルスは周期的クロック信号として出力される。出力タップ(12)は、第1および第2データ入力(16、18)の一方からデータ・パルスを出力し、データ・パルスがない場合周期的クロック信号を出力する。データ・パルスが第1および第2出力タップ(32、34)の一方に入力されると、クロックの位相が瞬時的にリセットされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般的に、超伝導システムに関し、更に特定すれば、入力データ・パルスに応答してシステム・クロックの位相を瞬時的にリセットする、超伝導システム用クロック復元回路に関する。
例えば、光データ・リンクに用いられている超伝導スイッチおよびシステムは、多数の超伝導チップを用い、ライン当たり40ないし150Gbpsもの高速相互接続を必要とする。このようなビット・レートでは、クロックの復元は、各超伝導チップ上へのデータ・リンクに関して、更にチップ間の接続に関して、重要な設計上の検討事項となる。
超伝導において用いられているクロック復元回路の一種では、単一のクロック出力タップと一方向バッファを含む単一データ入力タップとを有するジョセフソン伝送線(JTL)ループで形成したリング・オシレータに沿ってクロック・パルスが伝達し、クロック周期に対応する周期を有するクロック・パルス列を発生する。循環するクロック・パルスは、クロック出力タップにおいて分割し、クロック出力を生成すると共に、JTLループに沿って伝達し続ける。
JTLループに沿って伝達し続けるクロック・パルスも、データ入力タップにおいて分割するが、その結果生じたデータ・パルスがデータ入力タップに入ると、一方向バッファに流入する。データ入力タップにおいてオシレータに入って来る後続のデータ・パルスは、分割し、オシレータ・ループに沿って両方向に伝搬する。順方向に伝達するパルスは、新たな位相を有する新たなクロックを確立し、逆方向に伝達するパルスは既存のクロック・パルスを消滅させることによって、ほぼ瞬時的なクロックの復元が可能となる。
しかしながら、上述のクロック復元回路には、ある種の欠点が伴う。例えば、上述の回路におけるクロック位相を進ませることはできるが、例えば、入力データ・パルスが既存のクロック・パルスに対して遅れている場合、これを遅延させることはできない。加えて、オシレータ・ループ上におけるパルスの相互作用のために、データ入力によってクロック周期が多少短縮する。また、新たに確立されたクロック・パルスには、クロックおよびデータ・パルス間の相互作用のために、誤差を伴う場合もある。これらの欠点は、総合的に、かかる回路の精度を悪化させることになる。
米国特許第5963351号明細書
したがって、本発明の目的は、システム・クロックに対する入力データ・パルスのタイミングには無関係に、システム・クロックの位相を瞬時的にリセットすることができる、超伝導システム用クロック復元回路を提供することである。
本発明の別の目的は、パルスの相互作用を抑え、したがって付随するタイミング誤差を最少限に止めつつ、システム・クロックの位相を瞬時的にリセットするように設計した、超伝導システム用クロック復元回路を提供することである。
本発明の別の目的は、単純かつ柔軟な設計パラメータを有する超伝導システム用クロック復元回路を提供することである。
前述に鑑み、本発明は、パルスの相互作用を全く生ずることなく、システム・クロックの位相を瞬時的にリセットすることができる、超伝導システム用クロック復元回路を提供する。この回路は、長さ2T(詳しくは、2Tに相当する距離)のジョセフソン伝送線オシレータ・ループを含み、ここでTは1クロック周期に等しい。オシレータ・ループ上において、第1および第2データ入力(データ入力部)が距離Tだけ互いに離間されており、データ・パルスをオシレータ・ループ上に注入する。
パルス発生器が、初期パルスをオシレータ・ループに導入する。第1および第2信号タップは、互いに離間されており、オシレータ・ループからのクロック・パルスを受け取る。出力タップが、第1および第2信号タップの一方からのクロック・パルスを出力する。データ・パルスが第1および第2データ入力の一方に入力されると、クロックの位相は瞬時的にリセットされる。
あるいは、本発明のクロック復元回路は、追加のデータ入力および信号タップを含み、オシレータ・ループ上でパルスの相互作用が発生しないようにデータ入力および信号タップが離間されている限り、データおよび単一磁束量子クロック・パルス(single flux quantum clock pulse)を入力し出力する。
本発明の更に別の目的および利点は、添付図面と共に、以下の好適な実施形態の詳細な説明を参照することによって、一層容易に理解されよう。
これより図面を参照するが、図面において、同様の参照番号は同様の部分を示すこととする。図1は、本発明の第1実施形態によるクロック復元回路10を示す。クロック復元回路10は、クロック信号を発生し、このクロックの位相をリセットする際に用いられる。クロック信号は、例えば、超伝導スイッチおよび約40ないし150Gpbsの範囲の高速相互接続頻度の関連回路において用いられる種類の超伝導ディジタル回路13において、クロック復元回路10の出力タップ12にて得られる。以下で詳しく論ずるが、クロックの復元は、データ・リンクの超伝導チップ上への一体部分であり、しかもチップ間接続の一体部分でもあるので、クロック復元回路10によって行われる瞬時的クロック復元は非常に重要である。
クロック復元回路10は、ジョセフソン伝送線(JTL)を含む。ジョセフソン伝送線は、周期が720゜、即ち、2Tのオシレータ・ループ14を形成する。ここで、Tは所望のクロック周期である。当技術分野では公知であるが、オシレータ・ループ14は、その上を伝送されるパルス状信号(単一磁束量子パルス)を分離したり、パルス信号に電力利得および遅延を与える能動構成部品である。オシレータ・ループ14が能動構成部品であるので、オシレータ・ループ14に相反する側の端部から入るパルスは、受動伝送線におけるように、互いに通り抜けず、逆に2つの信号は互いに打ち消し合う。単一磁束量子パルスは過渡電圧パルスであり、典型的に数ピコ秒程度の幅を有する。
更に図1を参照すると、オシレータ・ループ14は、2つのデータ入力(入力部)16、18を有し、これらは互いに360゜、即ち、1クロック周期T(詳しくは、1クロック周期Tに相当する距離)だけ離間したJTLであり、各々には遅延T’が伴う。ここで、0≦T’≦T/2である。遅延T’は十分大きいので、既存のクロック・パルスと呼ぶ、直前に循環するクロック・パルスに入力データ・パルスが追従する際、これに接近し過ぎることを防止し、これによってパルスの相互作用を回避することができる。データ・パルスは、入力16、18の一方を通じてオシレータ・ループ14に入力、即ち、注入され、続いて分割する。論述の目的のため、そして理解を容易にするために、図1に示すデータ・パルスDは、入力16においてデータ・パルスD1、D2に分割している。データ入力16、18の各々は、一方向バッファ20、22も含み、単一磁束量子(SFQ)発生器24のような、誘導的に結合された初期パルス発生器によって発生される、一例としてのパルスSのような、クロック・パルスが、データ入力16、18上に出力されるのを防止する。
本発明の説明全体を通じて、一例としてのデータ・パルスD、D1、D2およびデータ入力16について言及するが、入力18におけるデータ・パルスの注入の結果、データ・パルスをデータ入力16において注入した場合よりも、オシレータ・ループ14上において既存のクロック・ループから更に遠くに位置する結果となった場合、データ入力16に関して先に説明したのと同様に、データ・パルスDを入力18においてオシレータ・ループ14に注入し、同時にデータ・パルスに分割する。これは、データ・パルスが、既存のクロック・パルスと相互作用を行うことなく、ループ内において常にクロックの位相をリセットすることができるようにするためである。実際には、データ・パルスがデータ入力16、18においてオシレータ・リング上に注入される機会は相当ある。クロック復元回路10では余分なパルスを消滅させるので、クロック復元回路10の意図した動作には影響が及ばない。
初期パルス発生器24は、当技術分野では周知の種類であり、オシレータ・ループ14内をクロック・パルスとして循環する初期パルスを発生する。図1に示すように、初期パルス発生器24は、SFQパルス(以後クロック・パルスと呼ぶ)Sのような、循環クロック・パルスを一例として発生し、オシレータ・ループ14上に入力する。循環クロック・パルスは、オシレータ・ループ14に沿って反時計回り方向に伝達する。続いて、クロック・パルスSは、データ入力16、18からのデータ・パルスがない場合、クロック出力タップ12において、周期的クロック信号として出力される。
図1に示すように、クロック出力タップ12は、第1および第2出力タップ32、34を介してオシレータ・ループ14に接続されている別のJTL30上に位置する。このJTL30のことを以後クロック出力JTLと呼ぶ。第1および第2出力タップ32、34は、互いに離間され、第1データ入力16からのパルスD2のように、オシレータ・ループ14内に存在するパルス、および既存のクロック・パルスSを受ける。既存のクロック・パルスSは、出力タップに到達し、オシレータ・ループ14内において消滅させられる前に分離する。前述した一例としてのSFQパルスSに関して、SFQパルスSが出力タップ32においてSFQパルスS1、S2に分離すると、SFQパルスS1はクロック出力JTL30に沿って伝達し、クロック出力タップ12において出力される。一方、SFQパルスS2は、オシレータ・ループ14上を反時計回り方向に伝達し続ける。また、クロック出力JTL30は、一方向バッファ36、38も含み、データ・パルスまたはSFQパルスがクロック出力タップ12において分離し、第1および第2出力タップ32、34の一方においてオシレータ・ループ14上に再注入されるのを防止する。
更に、クロック出力JTL30に関連する時定数はT/2であり、クロック周期の半分に等しい。クロック出力タップ12は第1および第2出力タップ32、34の中間に位置するので、2つの別個のパルスが、各々、T/2の時間期間以内に、それぞれ第1および第2出力タップ32、34を通じてクロック出力JTL30に入力した場合、2つのパルスの内2番目が消滅し、したがってクロック出力タップ12には現れないことが、クロック出力JTL30の時定数によって保証される。
更に図1を参照して、次にクロック復元回路10の動作について説明する。最初に、既存のクロック・パルスSがオシレータ・ループ14上を反時計回り方向に伝達する。これは、前述のように、第1出力タップ32において2つの同一SFQパルスS1、S2に分離する。SFQパルスS1は、クロック出力JTL30に沿って伝達し、クロック・パルスとしてクロック出力タップ12において出力される。一方、SFQパルスS2は、オシレータ・ループ14上を反時計回り方向に伝達し続ける。
パルスが出力タップ32に近づき分離する同じ時間スパンで、そして新たなクロック周期の開始前に、一例としてのデータ・パルスDがオシレータ・ループ14上に注入され、データ入力16において2つの同一データ・パルスD1、D2に分離する。データ・パルスD1は、オシレータ・ループ14上を時計回り方向に伝達し、SFQデータ・パルスS2によって消滅させられる。データ・パルスD2は、オシレータ・ループ14に沿って反時計回り方向に伝達し、出力タップ34を介してクロック出力JTL30に入り、続いてクロック出力タップ12においてクロック・パルスとして出力される。また、データ・パルスD2は出力タップ34において分離し、得られたクロック・パルスD3はオシレータ・ループ14上を反時計回り方向に伝達し続け、新たなクロック・パルスとなる。データ入力16または18がアクティブとなるのは、既存のクロック・パルスが所与の入力から十分に離れている場合のみであるので、新たなクロック位相を設定するデータ・パルスと既存のクロック・パルスとの間の相互作用は回避される。
図2(A)および図2(B)は、図1に示したクロック復元回路10の実施結果をグラフで示す。図2(A)および図2(B)における垂直線はTだけ離間されている。即ち、図2(A)において、データ・パルス40、41、42が間欠的に、図1に示したデータ入力16、18のいずれかにおいてオシレータ・ループ14上に注入される。図2(B)に示すように、クロック・パルス43、44、45、46、47、48および49の位相は、データ・パルスの各々の入力の後、リセットされる。データ・パルスがない場合、SFQパルス43、44のようなクロック・パルスは、周期的に出力され、オシレータ・ループ14(図1)上で互いにTだけ離間されている。このように、オシレータ・ループ14上に注入された各データ・パルスは、タップ12において出力されるクロックの位相を常にリセットする。
SFQパルス44に対するデータ・パルス41の場合のように、データ・パルスがクロック・パルスに対して遅れて入力された場合、クロック位相はリセットされる。したがって、クロックの位相は、後続のSFQパルス45によって明白に示されるように、リセットされる。SFQパルス45は、データ・パルス41からはTだけ離間され、SFQパルス44からは、具体的にはデータ・パルスの入力タイミングに依存してT/2および3T/2の間だけ離間する。
同様に、SFQパルス47に対するデータ・パルス42の場合のように、データ・パルスがSFQパルスに対して早く入力された場合、クロック位相はリセットされる。したがって、オシレータ・ループ14の位相は瞬時的にリセットされ、言い換えると、データ・パルスが出力されてから正確に1クロック周期、即ち、Tの時点で、後続のクロック・パルスが発生する。これは、データ・パルス42からTだけ離間され、遅い入力データ・パルスに関して先に論じたのと同様にSFQパルス47から離間する、後続のSFQパルス48によって明白に示される。
図3(A)および図3(B)は、クロック・レートTに対して間隔を変化させてデータ・パルスをオシレータ・ループ14上に注入したときの、図1のクロック復元回路10のSPICE分析をシミュレーションした結果を示す。図示のように、本発明のクロック復元回路は、±160゜までのデータ・ジッタにも拘わらず、単一のデータ・パルスでクロック・パルスをリセットすることができ、復元したクロックの位相は、古いクロックの位相に対して±180゜であった。例えば、50におけるデータ・パルスのように、データ・パルスを、互いに比較的接近して、そしてT未満だけ離間して、オシレータ・ループ14上に注入した場合、クロックの位相は、各データ・パルスの発生時にリセットされ、全体的に51で示すように、互いに対して接近したクロック・パルスが発生した。しかしながら、52におけるデータ・パルスのように、データ・パルスがまばらな場合、53で全体的に示すように、クロック・パルスはT毎に周期的に注入された。最後に、54におけるデータ・パルスのように、データ・パルスが同様に互いに比較的近接しているが、Tよりも大きく3T/2未満の間隔がある場合、このときにも各データ・パルスの発生時にクロック・パルスはリセットされ、Tよりも大きい間隔でクロック・パルスが発生した。
図4は、本発明の第2実施形態によるクロック復元回路10’を示すが、図1におけるクロック復元回路10における対応する要素とは異なる要素、およびこの実施形態の説明に必要な要素だけを示す。クロック復元回路10’の構成は、クロック出力JTL30’の出力タップ32’、34’がデータ入力16、18からT/2だけ離間されていないことを除いて、図1のクロック復元回路10と同一である。代わりに、データ入力16、18が互いにT(詳しくは、Tに相当する距離)だけ離間されたままでいる限りは、既存のクロック・パルスとの相互作用なく、クロック位相を瞬時的にリセットするように、データ・パルスをオシレータ・ループ14上に常に確実に注入できるのであれば、出力タップ32’、34’がそれぞれのデータ入力16、18から離間される距離はいずれでもよい。
図5は、本発明の第3実施形態によるクロック復元回路10”を示すが、図1におけるクロック復元回路10における対応する要素とは異なる要素、およびこの実施形態の説明に必要な要素だけを示す。
クロック復元回路10”において、クロック出力JTL30”は、それぞれ一方向バッファ36”、37”、38”を有する3つの出力タップ32”、33”、34”と、それぞれ一方向バッファ20”、21”、22”を有する3つのデータ入力16”、17”、18”を含む。3つの出力タップ32”、33”、34”の各々は、残りの2つから等しくT(詳しくは、Tに相当する距離)だけ離間されており、3つのデータ入力16”、17”、18”も互いにTだけ離間されている。したがって、データ・パルスを常にオシレータ・ループ14上に注入することができるので、一旦データ入力16”、17”または18”の1つにおいてデータ・パルスが分割すると、分割したデータ・パルスの1つがクロック出力タップ12に出力され、既存のクロック・パルスと相互作用することなく、瞬時的にクロック位相をリセットする。
クロック復元回路10’と同様、データ入力16”、17”、18”が互いにTだけ離間されたままであり、データ・パルスをオシレータ・ループ14上に常に確実に注入して、一旦データ・パルスがデータ入力16”、17”、18”の1つにおいて分割したなら、分割データ・パルスの1つがクロック出力タップ12に出力され、既存のクロック・パルスとの相互作用なく、クロック位相を瞬時的にリセットするようになっていれば、出力タップ32”、33”34”がそれぞれのデータ入力16”、17”、18”から離間される距離はいずれでもよいことは認められよう。
以上の説明は、本発明の好適な実施形態に関するが、本発明は、特許請求の範囲およびその公正な意味から逸脱することなく、変更が可能であることは認められよう。
本発明の第1実施形態によるクロック復元回路の一例の概略ブロック図。 図1のクロック復元回路によって出力される、データ例およびクロック・パルス対時間のグラフ。 図1のクロック復元回路によって出力されるデータ・パルスおよびクロック・パルスのシミュレーション結果を示すグラフ。 本発明の第2実施形態によるクロック復元回路の一例の概略ブロック図。 本発明の第3実施形態によるクロック復元回路の一例の概略ブロック図。
符号の説明
12…クロック出力タップ、14…オシレータ・ループ(JTL)、16…第1データ入力、18…第2データ入力、20、22…一方向バッファ、24…単一磁束量子(SFQ)発生器(初期パルス発生器)、30…クロック出力JTL、32…第1出力タップ、36…第2出力タップ。

Claims (8)

  1. クロック復元回路であって、
    オシレータ・ループを形成し、2Tの長さを有するジョセフソン伝送線であって、Tが1クロック周期に等しい、ジョセフソン伝送線と、
    前記オシレータ・ループ上において互いに距離Tだけ離間され、少なくとも1つのデータ・パルスを前記オシレータ・ループ上に注入する、第1および第2データ入力と、
    クロック・パルスとして循環し、周期的クロック信号として出力される初期パルスを、前記オシレータ・ループ上に注入するパルス発生器と、
    前記オシレータ・ループ上で互いに離間され、前記オシレータ・ループ内において前記クロック・パルスおよびデータ・パルスを受ける、第1および第2出力タップと、
    前記クロック・パルスを前記周期的クロック信号として出力するクロック出力タップと、
    を備え、
    前記データ・パルスを前記オシレータ・ループに入力すると、クロックの位相が瞬時的にリセットされることを特徴とするクロック復元回路。
  2. 請求項1記載のクロック復元回路において、
    前記第1および第2データ入力は、前記オシレータ・ループ上において互いにTだけ離間されており、前記第1および第2出力タップは、前記オシレータ・ループ上において互いにTだけ離間され、更に前記第1および第2データ入力のそれぞれからT/2だけ離間されていることを特徴とするクロック復元回路。
  3. 請求項1記載のクロック復元回路において、
    前記第1および第2データ入力は、前記オシレータ・ループ上において互いにTだけ離間されており、前記第1および第2出力タップは、前記オシレータ・ループ上において互いにTだけ離間され、更に前記第1および第2データ入力からT/2未満だけ離間されていることを特徴とするクロック復元回路。
  4. 請求項1記載のクロック復元回路において、
    前記第1および第2データ入力は、前記オシレータ・ループ上において互いに距離Tだけ離間され、前記オシレータ・ループ上におけるパルスの相互作用を回避するように、前記第1および第2出力タップに対して位置付けられていることを特徴とするクロック復元回路。
  5. 請求項4記載のクロック復元回路において、
    前記瞬時的にリセットされるクロック位相は、直前のクロック位相とは±180゜位相がずれていることを特徴とするクロック復元回路。
  6. 請求項1記載のクロック復元回路において、
    前記第1および第2データ入力は、前記データ・パルスの前記クロック・パルスとの相互作用を回避するように、互いに離間されていることを特徴とするクロック復元回路。
  7. 請求項1記載のクロック復元回路において、
    前記第1および第2出力タップは、前記データ・パルスのタイミングに基づいて、前記クロック位相を進ませるまたは遅らせることにより、前記データ・パルスが前記クロック位相を瞬時的にリセットすることを可能とすることを特徴とするクロック復元回路。
  8. 請求項1記載のクロック復元回路において、
    2つのパルスの内、前記第1および第2出力タップの一方に2番目に入るパルスが、前記2つのパルスの最初のパルスから離間されている期間がT/2未満である場合、前記2番目のパルスを消滅させることを特徴とするクロック復元回路。
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