JP2004208245A - 無線モデム機能拡張装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを情報機器側が有していなくても容易に使用することができるとともに、情報機器側のストレージに格納しておく必要がなく、利便性を大幅に向上させることが可能な無線モデム機能拡張装置を提供。
【解決手段】無線モデム機能拡張装置であるSD−PHSメモリーコンボカード1は、SDIOコントローラー10、フラッシュメモリー20、PHSコントローラー30、PHSアンテナモジュール40を有しており、ホスト機器にデータを記憶するストレージ機能と、公衆電話回線に接続することによりデータの送受信を行う無線モデム機能とを有するマルチファンクションカードとする。そして、前記フラッシュメモリー20に、前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを予め格納しておき、必要に応じて使用可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】無線モデム機能拡張装置であるSD−PHSメモリーコンボカード1は、SDIOコントローラー10、フラッシュメモリー20、PHSコントローラー30、PHSアンテナモジュール40を有しており、ホスト機器にデータを記憶するストレージ機能と、公衆電話回線に接続することによりデータの送受信を行う無線モデム機能とを有するマルチファンクションカードとする。そして、前記フラッシュメモリー20に、前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを予め格納しておき、必要に応じて使用可能とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線モデム機能拡張装置に係り、特に、ストレージ機能と無線モデム機能の両方を備える無線モデム機能拡張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、PDAやデジタルカメラ等の情報機器に、外部に接続して無線モデム機能を付加するカード型の無線モデム装置が使用されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。そのため、PDAやデジタルカメラは、当初から無線モデム機能を内蔵していなくても、必要に応じてそれらを装着すればよいため、より小型で軽量な状態とすることができる。また、無線モデム機能に加えてストレージ機能をも有する所謂「マルチファンクション機能」を有する無線モデム装置も使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、そのような無線モデム機能拡張装置においては、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトであるダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトなど(以下単にアプリケーションソフトと称する)を有していない場合には、別途CD−ROMやフレキシブルディスクなどの媒体から取り込むか、Webページからダウンロードする必要がある。そのため、通常CD−ROMやフレキシブルディスクのドライブを有していないPDAなどにおいては、それらのディスクから取り込むのは困難であるとともに、Webページに必要なアプリケーションソフトがアップされていなければ、アプリケーションソフトを容易に使用することができなかった。さらに、アプリケーションソフトは、無線モデム機能を使用しない場合であっても、利便性のため情報機器側のハードディスクなどのストレージに格納されているため、情報機器側のストレージに負担がかかり、記憶領域を無駄に使用していた。
【0004】
そこで、本発明は、無線モデム機能に加えてストレージ機能も有するものとし、該ストレージ機能を利用して無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを予め格納しておくことにより、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを情報機器側が有していなくても容易に使用することができるとともに、情報機器側のストレージに格納する必要がなく、利便性を大幅に向上させることが可能な無線モデム機能拡張装置を提供することを目的とする。
【特許文献1】特開2001−344043号
【特許文献2】特開平11−164371号
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、情報機器に接続されて、該情報機器に無線モデム機能を付加する無線モデム機能拡張装置であって、所定のデータ転送方式のシステムインターフェース機能と、フラッシュメモリーによるストレージ機能と、PHSモジュールによる無線モデム機能とを有するとともに、前記フラッシュメモリーに、前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトが格納されていることを特徴とする。
【0006】
この第1の構成の無線モデム機能拡張装置においては、前記フラッシュメモリーに、前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトが格納されているため、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを情報機器側が有していなくても、前記フラッシュメモリーに格納された無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを取り込めばよいためそれらのアプリケーションソフトを容易に使用することができるとともに、情報機器側のストレージに格納する必要がなく、利便性を大幅に向上させることが可能になる。
【0007】
また、第2には、前記第1の構成の無線モデム機能拡張装置において、所定のデータ転送方式がSDI/O規格であるとともに、SDI/O規格に基づいたコネクタ方式になされていることを特徴とする。
【0008】
また、第3には、前記第1の構成の無線モデム機能拡張装置において、所定のデータ転送方式がCFI/O規格であるとともに、CFI/O規格に基づいたコネクタ方式になされていることを特徴とする。
【0009】
また、第4には、前記第1の構成の無線モデム機能拡張装置において、所定のデータ転送方式がUSB規格であるとともに、USB規格に基づいたコネクタ方式になされていることを特徴とする。
【0010】
また、第5には、前記第1又は2又は3又は4の構成の無線モデム機能拡張装置において、前記フラッシュメモリーに格納されるアプリケーションソフトが、ダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトのうち何れかであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態としての実施例を、図面を利用して以下に説明する。本発明の実施例に基づく無線モデム機能拡張装置であるSD−PHSメモリーコンボカード1は、SDカード規格にI/O機能を持たせたSDI/O規格に準拠した拡張カードであり、図1に示すように、SDIOコントローラー10、フラッシュメモリー20、PHSコントローラー30、PHSアンテナモジュール40を有している。そして、ホスト側のSDスロットに挿入されて電気的に接続されることによって、ホスト機器にデータを記憶するストレージ機能と、公衆電話回線に接続することによりデータの送受信を行う無線モデム機能とを有する所謂「マルチファンクションカード」である。
【0012】
前記SDIOコントローラー10は、SDIO規格のシステムインターフェースに基づいてホスト側との通信を行うSDIOインターフェース機能と、フラッシュメモリー20へのリードライトを制御するメモリーコントロール機能、及びホストからの指令によりPHSアンテナモジュール40へのデータの受け渡しをコントロールする機能を有している。
【0013】
前記フラッシュメモリー20は、記憶保持動作が不要な半導体メモリーであり、前記SDIOコントローラー10から送られたデータを指定されたアドレス位置に記憶する。また、指定されたアドレス位置のデータを取り出して、前記SDIOコントローラー10に送る。
【0014】
前記PHSコントローラー30は、PHSプロトコルに基づいてPHS公衆電話回線に接続する機能を有するとともに、RF信号(無線周波数信号)を送受信する前記PHSアンテナモジュール40にて受信されたRF信号に所定の変調処理を施して、ベースバンド信号からなる受信パケットを得る一方、ベースバンド信号からなる送信パケットに所定の復調処理を施してRF信号を生成し、前記PHSアンテナモジュール40へ供給する高周波制御機能を有している。
【0015】
以上の構成により、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1は、ホスト機器にデータを記憶するストレージ機能と、公衆電話回線に接続することによりデータの送受信を行う無線モデム機能とを付加することができる。また、ホスト側がマルチファンクションに対応したものであれば、前記ストレージ機能と前記無線モデム機能とを同時に使用することも可能である。この場合には、前記無線モデム機能によってダウンロードしたデータなどをそのまま前記フラッシュメモリー20に書き込むことができる。
【0016】
また、前記フラッシュメモリー20には、予め前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトであるダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトが格納されている。そのため、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1をホスト側のSDスロットに装着すると、SD−PHSメモリーコンボカード1はホスト側にリムーバブルディスクと無線モデムとして認識される。そして、そのリムーバブルディスクの内容として、ホスト側のディスプレイには図2に示すように、ダイヤル接続ソフトフォルダ、音声通話ソフトフォルダ、メールソフトフォルダ、ブラウザソフトフォルダが表示される。
【0017】
そのため、各フォルダ内のセットアップファイルを実行することにより、各アプリケーションソフトをホスト側にインストールすることが可能になる。従って、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1によれば、前記フラッシュメモリー20に、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトが格納されているため、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトをホスト側が有していなくても、前記フラッシュメモリー20に格納された無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを使用できるため、それらのアプリケーションソフトを容易に使用することが可能になる。
【0018】
つまり、従前の構成においては、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトであるダイヤル接続ソフト音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトなどをホスト側が有していない場合には、別途CD−ROMやフレキシブルディスクなどの媒体から取り込むか、Webページからダウンロードする必要があるが、通常CD−ROMやフレキシブルディスクのドライブを有していないPDAなどにおいては、それらのディスクから取り込むのは困難であるとともに、Webページに必要なアプリケーションソフトがアップされていなければ、そのような無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを容易に使用することができなかった。
【0019】
さらに、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1は、前記フラッシュメモリー20に、予め前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトであるダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトが格納されているため、ホスト側のハードディスク等のストレージにそれらを格納しておく必要がない。そのため、ホスト側のストレージの負担を軽減でき、記憶領域の無駄な使用を抑制することが可能になる。
【0020】
なお、本技術は、上記実施例の構成のみに限定されるものではなく、多様な態様が可能である。例えば、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1では、所定のデータ転送方式がSDI/O規格であるとともに、SDI/O規格に基づいたコネクタ方式としているが、それのみに限定されるものではなく、PCMCIA規格やCF規格、或いはそれに準じた規格、さらには今後開発されるカード規格など、どのような規格であってもよい。また、ホスト側の情報機器としてはPC(パーソナルコンピュータ)に限定されるものではなく、PDA、デジタルカメラ、携帯電話等、多様な機器が想定される。
【0021】
また、図3に示すように、所定のデータ転送方式がUSB規格であるとともに、USB規格に基づいたコネクタ方式からなるUSB−PHSメモリーコンボカード100としてもよい。この場合には、USB−PHSメモリーコンボカード100は、USBコントローラー110、フラッシュメモリー120、PHSコントローラー130、PHSアンテナモジュール140から構成される。
【0022】
また、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1では、前記フラッシュメモリー20に格納される無線モデム機能に関するアプリケーションソフトが、ダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトの場合を示しているが、それのみに限定されるものではなく、PHS回線を用いた位置情報ソフトや、通信料金算出ソフトなど、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトであればよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明に基づく無線モデム機能拡張装置によれば、無線モデム機能に加えてストレージ機能も有するものとし、該ストレージ機能を利用して無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを予め格納しておくことにより、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを情報機器側が有していなくても容易に使用することができるとともに、情報機器側のストレージに格納しておく必要がなく、利便性を大幅に向上させることが可能な無線モデム機能拡張装置を提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく無線モデム機能拡張装置の構成を示す構成図である。
【図2】無線モデム機能拡張装置のストレージ機能によるディスプレイ上の表示例を示す説明図である。
【図3】その他の適用例に基づく無線モデム機能拡張装置の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1、100 無線モデム機能拡張装置
20、120 フラッシュメモリー
30、130 PHSモジュール
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線モデム機能拡張装置に係り、特に、ストレージ機能と無線モデム機能の両方を備える無線モデム機能拡張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、PDAやデジタルカメラ等の情報機器に、外部に接続して無線モデム機能を付加するカード型の無線モデム装置が使用されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。そのため、PDAやデジタルカメラは、当初から無線モデム機能を内蔵していなくても、必要に応じてそれらを装着すればよいため、より小型で軽量な状態とすることができる。また、無線モデム機能に加えてストレージ機能をも有する所謂「マルチファンクション機能」を有する無線モデム装置も使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、そのような無線モデム機能拡張装置においては、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトであるダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトなど(以下単にアプリケーションソフトと称する)を有していない場合には、別途CD−ROMやフレキシブルディスクなどの媒体から取り込むか、Webページからダウンロードする必要がある。そのため、通常CD−ROMやフレキシブルディスクのドライブを有していないPDAなどにおいては、それらのディスクから取り込むのは困難であるとともに、Webページに必要なアプリケーションソフトがアップされていなければ、アプリケーションソフトを容易に使用することができなかった。さらに、アプリケーションソフトは、無線モデム機能を使用しない場合であっても、利便性のため情報機器側のハードディスクなどのストレージに格納されているため、情報機器側のストレージに負担がかかり、記憶領域を無駄に使用していた。
【0004】
そこで、本発明は、無線モデム機能に加えてストレージ機能も有するものとし、該ストレージ機能を利用して無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを予め格納しておくことにより、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを情報機器側が有していなくても容易に使用することができるとともに、情報機器側のストレージに格納する必要がなく、利便性を大幅に向上させることが可能な無線モデム機能拡張装置を提供することを目的とする。
【特許文献1】特開2001−344043号
【特許文献2】特開平11−164371号
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、情報機器に接続されて、該情報機器に無線モデム機能を付加する無線モデム機能拡張装置であって、所定のデータ転送方式のシステムインターフェース機能と、フラッシュメモリーによるストレージ機能と、PHSモジュールによる無線モデム機能とを有するとともに、前記フラッシュメモリーに、前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトが格納されていることを特徴とする。
【0006】
この第1の構成の無線モデム機能拡張装置においては、前記フラッシュメモリーに、前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトが格納されているため、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを情報機器側が有していなくても、前記フラッシュメモリーに格納された無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを取り込めばよいためそれらのアプリケーションソフトを容易に使用することができるとともに、情報機器側のストレージに格納する必要がなく、利便性を大幅に向上させることが可能になる。
【0007】
また、第2には、前記第1の構成の無線モデム機能拡張装置において、所定のデータ転送方式がSDI/O規格であるとともに、SDI/O規格に基づいたコネクタ方式になされていることを特徴とする。
【0008】
また、第3には、前記第1の構成の無線モデム機能拡張装置において、所定のデータ転送方式がCFI/O規格であるとともに、CFI/O規格に基づいたコネクタ方式になされていることを特徴とする。
【0009】
また、第4には、前記第1の構成の無線モデム機能拡張装置において、所定のデータ転送方式がUSB規格であるとともに、USB規格に基づいたコネクタ方式になされていることを特徴とする。
【0010】
また、第5には、前記第1又は2又は3又は4の構成の無線モデム機能拡張装置において、前記フラッシュメモリーに格納されるアプリケーションソフトが、ダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトのうち何れかであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態としての実施例を、図面を利用して以下に説明する。本発明の実施例に基づく無線モデム機能拡張装置であるSD−PHSメモリーコンボカード1は、SDカード規格にI/O機能を持たせたSDI/O規格に準拠した拡張カードであり、図1に示すように、SDIOコントローラー10、フラッシュメモリー20、PHSコントローラー30、PHSアンテナモジュール40を有している。そして、ホスト側のSDスロットに挿入されて電気的に接続されることによって、ホスト機器にデータを記憶するストレージ機能と、公衆電話回線に接続することによりデータの送受信を行う無線モデム機能とを有する所謂「マルチファンクションカード」である。
【0012】
前記SDIOコントローラー10は、SDIO規格のシステムインターフェースに基づいてホスト側との通信を行うSDIOインターフェース機能と、フラッシュメモリー20へのリードライトを制御するメモリーコントロール機能、及びホストからの指令によりPHSアンテナモジュール40へのデータの受け渡しをコントロールする機能を有している。
【0013】
前記フラッシュメモリー20は、記憶保持動作が不要な半導体メモリーであり、前記SDIOコントローラー10から送られたデータを指定されたアドレス位置に記憶する。また、指定されたアドレス位置のデータを取り出して、前記SDIOコントローラー10に送る。
【0014】
前記PHSコントローラー30は、PHSプロトコルに基づいてPHS公衆電話回線に接続する機能を有するとともに、RF信号(無線周波数信号)を送受信する前記PHSアンテナモジュール40にて受信されたRF信号に所定の変調処理を施して、ベースバンド信号からなる受信パケットを得る一方、ベースバンド信号からなる送信パケットに所定の復調処理を施してRF信号を生成し、前記PHSアンテナモジュール40へ供給する高周波制御機能を有している。
【0015】
以上の構成により、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1は、ホスト機器にデータを記憶するストレージ機能と、公衆電話回線に接続することによりデータの送受信を行う無線モデム機能とを付加することができる。また、ホスト側がマルチファンクションに対応したものであれば、前記ストレージ機能と前記無線モデム機能とを同時に使用することも可能である。この場合には、前記無線モデム機能によってダウンロードしたデータなどをそのまま前記フラッシュメモリー20に書き込むことができる。
【0016】
また、前記フラッシュメモリー20には、予め前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトであるダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトが格納されている。そのため、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1をホスト側のSDスロットに装着すると、SD−PHSメモリーコンボカード1はホスト側にリムーバブルディスクと無線モデムとして認識される。そして、そのリムーバブルディスクの内容として、ホスト側のディスプレイには図2に示すように、ダイヤル接続ソフトフォルダ、音声通話ソフトフォルダ、メールソフトフォルダ、ブラウザソフトフォルダが表示される。
【0017】
そのため、各フォルダ内のセットアップファイルを実行することにより、各アプリケーションソフトをホスト側にインストールすることが可能になる。従って、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1によれば、前記フラッシュメモリー20に、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトが格納されているため、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトをホスト側が有していなくても、前記フラッシュメモリー20に格納された無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを使用できるため、それらのアプリケーションソフトを容易に使用することが可能になる。
【0018】
つまり、従前の構成においては、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトであるダイヤル接続ソフト音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトなどをホスト側が有していない場合には、別途CD−ROMやフレキシブルディスクなどの媒体から取り込むか、Webページからダウンロードする必要があるが、通常CD−ROMやフレキシブルディスクのドライブを有していないPDAなどにおいては、それらのディスクから取り込むのは困難であるとともに、Webページに必要なアプリケーションソフトがアップされていなければ、そのような無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを容易に使用することができなかった。
【0019】
さらに、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1は、前記フラッシュメモリー20に、予め前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトであるダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトが格納されているため、ホスト側のハードディスク等のストレージにそれらを格納しておく必要がない。そのため、ホスト側のストレージの負担を軽減でき、記憶領域の無駄な使用を抑制することが可能になる。
【0020】
なお、本技術は、上記実施例の構成のみに限定されるものではなく、多様な態様が可能である。例えば、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1では、所定のデータ転送方式がSDI/O規格であるとともに、SDI/O規格に基づいたコネクタ方式としているが、それのみに限定されるものではなく、PCMCIA規格やCF規格、或いはそれに準じた規格、さらには今後開発されるカード規格など、どのような規格であってもよい。また、ホスト側の情報機器としてはPC(パーソナルコンピュータ)に限定されるものではなく、PDA、デジタルカメラ、携帯電話等、多様な機器が想定される。
【0021】
また、図3に示すように、所定のデータ転送方式がUSB規格であるとともに、USB規格に基づいたコネクタ方式からなるUSB−PHSメモリーコンボカード100としてもよい。この場合には、USB−PHSメモリーコンボカード100は、USBコントローラー110、フラッシュメモリー120、PHSコントローラー130、PHSアンテナモジュール140から構成される。
【0022】
また、本実施例によるSD−PHSメモリーコンボカード1では、前記フラッシュメモリー20に格納される無線モデム機能に関するアプリケーションソフトが、ダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトの場合を示しているが、それのみに限定されるものではなく、PHS回線を用いた位置情報ソフトや、通信料金算出ソフトなど、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトであればよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明に基づく無線モデム機能拡張装置によれば、無線モデム機能に加えてストレージ機能も有するものとし、該ストレージ機能を利用して無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを予め格納しておくことにより、無線モデム機能に関するアプリケーションソフトを情報機器側が有していなくても容易に使用することができるとともに、情報機器側のストレージに格納しておく必要がなく、利便性を大幅に向上させることが可能な無線モデム機能拡張装置を提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく無線モデム機能拡張装置の構成を示す構成図である。
【図2】無線モデム機能拡張装置のストレージ機能によるディスプレイ上の表示例を示す説明図である。
【図3】その他の適用例に基づく無線モデム機能拡張装置の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1、100 無線モデム機能拡張装置
20、120 フラッシュメモリー
30、130 PHSモジュール
Claims (5)
- 情報機器に接続されて、該情報機器に無線モデム機能を付加する無線モデム機能拡張装置であって、
所定のデータ転送方式のシステムインターフェース機能と、
フラッシュメモリーによるストレージ機能と、
PHSモジュールによる無線モデム機能と、
を有するとともに、前記フラッシュメモリーに、前記無線モデム機能に関するアプリケーションソフトが格納されていることを特徴とする無線モデム機能拡張装置。 - 所定のデータ転送方式がSDI/O規格であるとともに、SDI/O規格に基づいたコネクタ方式になされていることを特徴とする請求項1に記載の無線モデム機能拡張装置。
- 所定のデータ転送方式がCFI/O規格であるとともに、CFI/O規格に基づいたコネクタ方式になされていることを特徴とする請求項1に記載の無線モデム機能拡張装置。
- 所定のデータ転送方式がUSB規格であるとともに、USB規格に基づいたコネクタ方式になされていることを特徴とする請求項1に記載の無線モデム機能拡張装置。
- 前記フラッシュメモリーに格納されるアプリケーションソフトが、ダイヤル接続ソフト、音声通話ソフト、メールソフト、ブラウザソフトのうち何れかであることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の無線モデム機能拡張装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383476A JP2004208245A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 無線モデム機能拡張装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383476A JP2004208245A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 無線モデム機能拡張装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004208245A true JP2004208245A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32818172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002383476A Pending JP2004208245A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 無線モデム機能拡張装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004208245A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100694942B1 (ko) | 2004-09-02 | 2007-03-14 | 파워 디지털 카드 캄퍼니 리미티드 | 무선 전송 기능을 구비한 메모리 시스템 |
JP2012010330A (ja) * | 2010-06-03 | 2012-01-12 | Huawei Device Co Ltd | 無線アクセスモジュール、データカード、及び無線アクセスモジュールとホストとの間の通信の方法 |
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-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002383476A patent/JP2004208245A/ja active Pending
Cited By (11)
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