JP2004208173A - 受信装置及び受信方法、表示装置及び表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、重複した主番号に独自の枝番号が付加される形態のサービスに対する選局操作を、ユーザに混乱することなく容易に行なわせることを可能とした受信装置及び受信方法、表示装置及び表示方法を提供することを目的としている。
【解決手段】入力した主番号に対応するサービスを選局するとともに、同一主番号に対して複数のサービスが選局される場合、その主番号に複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加し、主番号及び枝番号を入力することにより、その主番号及び枝番号に対応したサービスを選局する受信システムにおいて、入力した主番号に対して複数のサービスが選局される場合、その複数のサービスに関する情報をリスト表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】入力した主番号に対応するサービスを選局するとともに、同一主番号に対して複数のサービスが選局される場合、その主番号に複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加し、主番号及び枝番号を入力することにより、その主番号及び枝番号に対応したサービスを選局する受信システムにおいて、入力した主番号に対して複数のサービスが選局される場合、その複数のサービスに関する情報をリスト表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば地上波デジタルテレビジョン放送の受信に好適する受信装置及び受信方法、表示装置及び表示方法に係り、特にその選局操作を容易化するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近年では、テレビジョン放送のデジタル化が推進されている。そして、現状では、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送及び110度CS(Communication Satellite)デジタル放送等の衛星放送だけでなく、地上波デジタル放送も開始される運びとなっている。
【0003】
この地上波デジタル放送は、衛星放送と異なり、日本全域を目標とした一斉放送ができないこと、また、現状の地上波アナログ放送によって培われた地域主体の概念が定着していることなどから、その運用規格において様々な制限が絡み合っている。
【0004】
ここで、地上波デジタル放送では、日本全域をユニークなネットワークエリアに分割し、1つのネットワークエリアにはいくつかの送出マスター(放送局)を割り当てる方式を採用している。そして、1つの送出マスターには、1つのネットワーク識別が扱えられている。現行の地上波アナログ放送に例えれば、各放送局毎にそれぞれ異なるネットワークが与えられるという概念である。
【0005】
そして、この地上波デジタル放送では、各ネットワークエリア毎に独自にいくつかのサービス(チャンネル)が存在しており、各サービスは3桁の主番号で識別されるようになっている。つまり、受信機側では、この3桁の主番号を入力することにより、所望のサービスを選局することが可能となる。
【0006】
この3桁の主番号は、各サービスに与えられる「サービス種別」と、リモートコントローラのキーを識別するための「remote_control_key_id」と、「サービス番号」との、3つの情報からなる定義式により算出される。
【0007】
この3桁の主番号は、ネットワークエリア毎に管理され、同一ネットワークエリア内では重複することがないように各放送事業者に割り振られている。ところが、この3桁の主番号は、異なるネットワークエリア間においては、重複することがあり得るものとなっている。
【0008】
前述した地上波デジタル放送における制限事項の1つに、越境地域に関する問題がある。これは、複数のネットワークエリアの境界に対応する地域では、自己の居住地の放送以外に、隣接するネットワークエリアの放送も視聴できるので、3桁の主番号が重複する可能性が生じるという問題である。
【0009】
地上波デジタル放送の運用規程においては、主番号の重複が発生した場合は、重複した主番号に1桁の枝番号を付加することとしている。この枝番号は、0から最大9まで付加することができるが、放送局で規定したものではなく、受信機側で発生するものであるため、受信機毎に異なった数字になる。
【0010】
このため、本来なら、3桁の主番号を入力するだけで所望のサービスを選局することができるのに対し、ネットワークエリアの境界付近において重複した主番号が存在する場合には、3桁の主番号に1桁の枝番号を付加した4桁の番号を入力する必要があり、選局操作が煩雑になるという問題が生じる。
【0011】
また、枝番号は、受信機毎に発行されるローカルな番号であるため、標準的に認識される可能性、つまり、新聞のテレビジョン番組欄やテレビジョン番組の情報雑誌等に掲載される可能性は非常に低く、ユーザの選局操作がより煩雑なものとなる。
【0012】
なお、特許文献1として提示した特開平11−27591号公報には、ダイレクト選局モードが設定された場合、CSモードにすると、地上波放送選局用のテンキーによる3桁入力または衛星放送選局用のキーによるプリセット選局によって、CS放送の所望のチャンネルを選局可能とした構成が開示されている。
【0013】
また、特許文献2として提示した特開平11−164214号公報には、デジタルテレビジョン放送用チューナと地上波テレビジョン放送用チューナとを、入力されたチャンネル番号に基づいて切り替えることにより、モード切り替えキーの操作を不要にする構成が開示されている。
【0014】
しかしながら、これら特許文献1,2には、いずれも、地上波デジタル放送において、主番号が重複した場合に受信機側で独自に発生される枝番号をも考慮して、ユーザの選局操作を容易化することについては、何らの記載もなされていないものである。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−27591号公報
【0016】
【特許文献2】
特開平11−164214号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、重複した主番号に独自の枝番号が付加される形態のサービスに対する選局操作を、ユーザに混乱することなく容易に行なわせることを可能とした受信装置及び受信方法、表示装置及び表示方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る受信装置は、主番号が入力されることにより、その主番号に対応したサービスを受信信号から選局する第1の選局手段と、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加する付加手段と、主番号と枝番号とが入力されることにより、その主番号と枝番号とに対応したサービスを受信信号から選局する第2の選局手段と、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示可能に制御する制御手段とを備える。
【0019】
また、この発明に係る受信方法は、主番号を入力して、その主番号に対応したサービスを選局する工程と、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加する工程と、主番号と枝番号とが入力されることにより、その主番号と枝番号とに対応したサービスを選局する工程と、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示可能に制御する工程と、表示可能に制御された複数のサービスに関する情報の中から所定のサービスを選択させる工程と、選択されたサービスを選局する工程とを有する。
【0020】
さらに、この発明に係る表示装置は、主番号を入力することにより、その主番号に対応したサービスが選局され、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合には、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加し、主番号及び枝番号を入力することにより、その主番号及び枝番号に対応したサービスが選局されるシステムによって制御され、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示する制御手段を備える。
【0021】
また、この発明に係る表示方法は、主番号を入力することにより、その主番号に対応したサービスが選局され、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合には、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加し、主番号及び枝番号を入力することにより、その主番号及び枝番号に対応したサービスが選局されるシステムにおいて、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示する。
【0022】
上記のような構成及び方法によれば、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示させるようにしたので、この表示によりユーザが所望の放送局を容易に選択することができるようになるので、ユーザの選局操作を容易化することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する地上波デジタルテレビジョン放送対応の受信装置を示している。図1において、符号11はアンテナで、映像信号及び音声信号とともにSI(Service Information)情報[PSI(Program Specific Information)情報を含む]を多重して送信されたデジタル放送信号を受信している。
【0024】
このアンテナ11は、受信したデジタル放送信号をチューナ部12に出力している。このチューナ部12は、制御コントロール部13からの制御信号に基づいて、入力されたデジタル放送信号の中から所定の伝送チャンネルのデジタル信号を選局し、エラー訂正回路14に出力している。
【0025】
このエラー訂正回路14は、入力されたデジタル信号に復調処理を施し、誤り訂正処理を施した後、スクランブル制御回路15に出力している。このスクランブル制御回路15は、入力されたデジタル信号にスクランブル処理が施されている場合、そのスクランブル処理を解除するデスクランブル処理を施して多重データ分離回路16に出力している。
【0026】
この多重データ分離回路16は、入力されたデジタル信号を、そのビットストリームに含まれる識別情報IDに基づいて、音声信号と映像信号とSI情報とにパケット分離する。
【0027】
そして、この多重データ分離回路16は、分離したSI情報を制御コントロール部13に出力し、音声信号をMPEG(Moving Picture Experts Group)音声再生回路17に出力し、映像信号をMPEG映像再生回路18に出力している。
【0028】
このうち、MPEG映像再生回路18は、入力された映像信号が圧縮符号化されたものであるため、この映像信号にデコード処理を施し、デコード処理後の映像信号をOSD(On Screen Display)回路19に出力している。
【0029】
また、制御コントロール部13は、多重データ分離回路16から供給されたSI情報に基づいて、表示に要求されるOSD信号を生成し、OSD回路19に出力している。
【0030】
そして、このOSD回路19は、MPEG映像再生回路18から供給された映像信号と、制御コントロール部13から供給されたOSD信号とを重畳して、CRT(Cathode Ray Tube)20に出力し、映像表示させる。
【0031】
また、上記MPEG音声再生回路17は、入力された音声信号が圧縮符号化されたものであるため、この音声信号にデコード処理を施し、デコード処理後の音声信号をスピーカ21に出力して音声再生させている。
【0032】
ここで、上記した受信装置は、その全ての動作を、制御コントロール部13によって統括的に制御している。この制御コントロール部13は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を内蔵しており、リモートコントローラ22から送出される操作情報を受信し、その操作内容が反映されるように、各回路部をそれぞれ制御している。
【0033】
図2は、このリモートコントローラ22の外観を示している。すなわち、このリモートコントローラ22は、電源キー22a、チャンネルアップダウンキー22b、メニューキー22c、「1」〜「12」までの数字キー22d、上下左右キー22e1〜22e4、決定キー22f、通常画面キー22g及び取消キー22h等を備えている。
【0034】
上記のような構成において、以下、図3に示すフローチャートを参照して、その特徴的な動作を説明する。まず、地上波デジタル放送に対応したこの受信装置は、例えばユーザが購入して自宅等に設置したとき、初期設定として、受信可能な全てのサービスをスキャンしてサービスリストを作成する。
【0035】
また、このとき、同一の主番号に対して複数のサービスが存在した場合、受信装置は、運用規格で規定されたルールに基づいて1桁の枝番号を発行し、上記サービスリストの主番号に付加する。
【0036】
このような初期設定が行なわれた状態で、開始(ステップS1)されると、制御コントロール部13は、ステップS2で、ユーザが所望のサービスを選局すべく、リモートコントローラ22の数字キー22dを操作して、3桁の主番号を入力したか否かを判別する。
【0037】
そして、主番号の入力が完了したと判断された場合(YES)、制御コントロール部13は、ステップS3で、主番号の重複した複数のサービスがあるか否かを判別し、ないと判断された場合(NO)、ステップS6で、入力された主番号のサービスを選局して、処理を終了(ステップS7)する。
【0038】
また、上記ステップS3で、主番号の重複した複数のサービスがあると判断された場合(YES)、制御コントロール部13は、ステップS4で、上記サービスリストに基づいて、重複サービスリストをCRT20に表示させる。
【0039】
この重複サービスリストは、主番号が重複した複数のサービスに関する情報をリストにしたもので、例えば、図4に示すように、3桁の主番号(ここでは地上波デジタル放送であることをユーザに示すために「地上110」と表示している)と、その主番号にそれぞれ付加された複数(ここでは3つ)の枝番号「0」,「1」,「2」と、各枝番号に対応したサービスの情報として放送局名A,B,Cとを、対応的に表示するものである。
【0040】
ここで、重複サービスリスト上において、3対の枝番号と放送局名との組み合わせのうち、1つの組み合わせが枠状のカーソルKによって囲まれている。このカーソルKは、リモートコントローラ22の上下キー22e1,22e2を選択的に操作することにより、画面上で上下に移動し、枝番号と放送局名との組み合わせを任意に選択することができる。
【0041】
このため、ユーザは、カーソルKを移動させて所望の枝番号と放送局名との組み合わせを選択し、リモートコントローラ22の決定キー22fを操作することにより、主番号が重複する複数のサービスから所望のサービスを容易に選局することが可能になる。
【0042】
そして、制御コントロール部13は、ステップS5で、ユーザによって重複サービスリストから所定の枝番号と放送局名との組み合わせが選択され決定されたことを判別すると、ステップS6で、現在の主番号と選択された枝番号とから対応するサービスを選局して、処理を終了(ステップS7)する。
【0043】
上記した実施の形態によれば、入力した3桁の主番号に対して複数のサービスが選局される場合、その重複している複数のサービスに関する情報を一覧する重複サービスリストを表示させ、このリスト上で所望の放送局を選択し得るようにしたので、ユーザの選局操作を容易化することが可能となる。
【0044】
また、図4に示した重複サービスリストの表示画面においては、リストの背景には何も映像を表示させず、所望の放送局名がカーソルKで選択され決定されたときに、その放送局のサービスを映像表示する表示形態や、リストの背景に、カーソルKが位置している放送局のサービスを映像表示させる表示形態等が考えられる。
【0045】
さらに、リストに表示された枝番号を、リモートコントローラ22の数字キー22dで直接指定することも可能である。この場合、リモートコントローラ22の「10」の数字キー22dを、枝番号の「0」を入力する数字キーとして兼用することができる。なお、このようにする場合には、「10」の数字キー22dに対して「10/0」のような表示を付しておくと便利である。
【0046】
図5は、上記重複サービスリストの他の表示例を示している。すなわち、重複した主番号「110」に対応する複数(図示の場合は3つ)の放送局A,B,Cのサービスによる映像を、CRT20にマルチ画面で表示している。
【0047】
この場合、各マルチ画面には、地上波デジタル放送であることを示すための「地上」と、3桁の主番号(ここでは「110」と表示している)に1桁の枝番号「0」,「1」,「2」を付加した番号と、各枝番号に対応したサービスの情報として放送局名A,B,Cとを表示している。
【0048】
この重複サービスリスト上において、3つのマルチ画面のうちの1つが太枠状のカーソルKによって囲まれている。このカーソルKは、リモートコントローラ22の左右キー22e3,22e4を選択的に操作することにより、画面上で左右に移動し、マルチ画面を任意に選択することができる。
【0049】
このため、ユーザは、カーソルKを移動させて所望のマルチ画面を選択し、リモートコントローラ22の決定キー22fを操作することにより、主番号が重複する複数のサービスから所望のサービスを容易に選局することが可能になる。特に、この場合は、主番号が重複する複数のサービスの映像を見ることができるため、ユーザの選局操作をより一層容易化することが可能となる。
【0050】
また、この場合、カーソルKによって選択されたマルチ画面については、その音声も再生させるようにすれば、ユーザの選局操作をさらに容易化することが可能となる。
【0051】
次に、3桁の主番号及びこの主番号に1桁の枝番号を付加した4桁の番号を、リモートコントローラ22の12個の数字キー22dの1つに割り当てて登録することができる。
【0052】
例えば、主番号「109」を「1」の数字キー22dに割り当て、番号「1100」を「2」の数字キー22dに割り当て、番号「1101」を「3」の数字キー22dに割り当て、番号「1102」を「4」の数字キー22dに割り当て、主番号「111」を「5」の数字キー22dに割り当てることが可能である。
【0053】
このようにすれば、1つの数字キー22dを操作するだけの簡単な操作によって、3桁の主番号または4桁の番号に対応するサービスを容易に選局することが可能となる。
【0054】
また、重複する主番号にそれぞれ異なる枝番号を付加してなる複数の4桁の番号を、リモートコントローラ22の12個の数字キー22dの1つに割り当てることができる。例えば、番号「1100」,「1101」,「1102」を、全て「1」の数字キー22dに割り当てて登録することが可能である。
【0055】
この場合、「1」の数字キー22dを操作する毎に、例えば枝番号の若い、番号「1100」,「1101」,「1102」の順序で、サイクリックに番号が操作情報として出力され選局が行なわれるようになる。
【0056】
なお、全ての主番号及び4桁の番号を、数字キー22dに割り当てる必要はなく、例えば、「109」のみ、または、「1100」と「1102」のように、ユーザが必要なサービスに対応する番号を、1つの数字キー22dに割り当てればよいものである。
【0057】
ここで、このような割り当てを行なう場合、まず、リモートコントローラ22の数字キー22dの中で割り当てを行なうキーを設定する。このような設定状態において、図6(a)に示すように、CRT20の画面上に番号リストを表示させる。
【0058】
この番号リストには、重複しない主番号は3桁で、重複する主番号は1桁の枝番号を付加した4桁で一覧表示されている。そして、いずれかの番号が枠状のカーソルKによって囲まれている。このカーソルKは、リモートコントローラ22の上下キー22e1,22e2を選択的に操作することにより、画面上で上下に移動し、番号を任意に選択することができる。
【0059】
このため、ユーザは、カーソルKを移動させて所望の番号を選択し、リモートコントローラ22の決定キー22fを操作することにより、その番号が先に設定された数字キー22dに割り当てられることになる。
【0060】
また、図6(b)は、番号リストの他の例を示している。この番号リストには、重複しない主番号は3桁で、重複する主番号は1桁の枝番号を付加した4桁で一覧表示されている。そして、全ての番号の頭には、それぞれチェック窓が表示されており、リモートコントローラ22の決定キー22f等でチェック窓にレ印のチェックを付すことにより、その番号が、先に設定された数字キー22dに割り当てられることになる。
【0061】
ここで、上記した実施の形態では、CRT20及びスピーカ21を内蔵した、いわゆるテレビジョン受信装置を例にして説明したが、この発明はテレビジョン受信装置に限るものではなく、例えば、CRTやスピーカを外付けする、いわゆるテレビジョンチューナやSTB(Set Top Box)等にも広く適用することが可能である。
【0062】
なお、この発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、重複した主番号に独自の枝番号が付加される形態のサービスに対する選局操作を、ユーザに混乱することなく容易に行なわせることを可能とした受信装置及び受信方法、表示装置及び表示方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、地上波デジタル放送対応の受信装置を説明するために示すブロック構成図。
【図2】同実施の形態における受信装置のリモートコントローラの外観を説明するために示す図。
【図3】同実施の形態における特徴的な動作を説明するために示すフローチャート。
【図4】同実施の形態における重複サービスリストの一例を説明するために示す図。
【図5】同実施の形態における重複サービスリストの他の例を説明するために示す図。
【図6】同実施の形態におけるリモートコントローラの任意のキーにサービスの番号を割り当てるための番号リストを示す図。
【符号の説明】
11…アンテナ、12…チューナ部、13…制御コントロール部、14…エラー訂正回路、15…スクランブル制御回路、16…多重データ分離回路、17…MPEG音声再生回路、18…MPEG映像再生回路、19…OSD回路、20…CRT、21…スピーカ、22…リモートコントローラ。
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば地上波デジタルテレビジョン放送の受信に好適する受信装置及び受信方法、表示装置及び表示方法に係り、特にその選局操作を容易化するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近年では、テレビジョン放送のデジタル化が推進されている。そして、現状では、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送及び110度CS(Communication Satellite)デジタル放送等の衛星放送だけでなく、地上波デジタル放送も開始される運びとなっている。
【0003】
この地上波デジタル放送は、衛星放送と異なり、日本全域を目標とした一斉放送ができないこと、また、現状の地上波アナログ放送によって培われた地域主体の概念が定着していることなどから、その運用規格において様々な制限が絡み合っている。
【0004】
ここで、地上波デジタル放送では、日本全域をユニークなネットワークエリアに分割し、1つのネットワークエリアにはいくつかの送出マスター(放送局)を割り当てる方式を採用している。そして、1つの送出マスターには、1つのネットワーク識別が扱えられている。現行の地上波アナログ放送に例えれば、各放送局毎にそれぞれ異なるネットワークが与えられるという概念である。
【0005】
そして、この地上波デジタル放送では、各ネットワークエリア毎に独自にいくつかのサービス(チャンネル)が存在しており、各サービスは3桁の主番号で識別されるようになっている。つまり、受信機側では、この3桁の主番号を入力することにより、所望のサービスを選局することが可能となる。
【0006】
この3桁の主番号は、各サービスに与えられる「サービス種別」と、リモートコントローラのキーを識別するための「remote_control_key_id」と、「サービス番号」との、3つの情報からなる定義式により算出される。
【0007】
この3桁の主番号は、ネットワークエリア毎に管理され、同一ネットワークエリア内では重複することがないように各放送事業者に割り振られている。ところが、この3桁の主番号は、異なるネットワークエリア間においては、重複することがあり得るものとなっている。
【0008】
前述した地上波デジタル放送における制限事項の1つに、越境地域に関する問題がある。これは、複数のネットワークエリアの境界に対応する地域では、自己の居住地の放送以外に、隣接するネットワークエリアの放送も視聴できるので、3桁の主番号が重複する可能性が生じるという問題である。
【0009】
地上波デジタル放送の運用規程においては、主番号の重複が発生した場合は、重複した主番号に1桁の枝番号を付加することとしている。この枝番号は、0から最大9まで付加することができるが、放送局で規定したものではなく、受信機側で発生するものであるため、受信機毎に異なった数字になる。
【0010】
このため、本来なら、3桁の主番号を入力するだけで所望のサービスを選局することができるのに対し、ネットワークエリアの境界付近において重複した主番号が存在する場合には、3桁の主番号に1桁の枝番号を付加した4桁の番号を入力する必要があり、選局操作が煩雑になるという問題が生じる。
【0011】
また、枝番号は、受信機毎に発行されるローカルな番号であるため、標準的に認識される可能性、つまり、新聞のテレビジョン番組欄やテレビジョン番組の情報雑誌等に掲載される可能性は非常に低く、ユーザの選局操作がより煩雑なものとなる。
【0012】
なお、特許文献1として提示した特開平11−27591号公報には、ダイレクト選局モードが設定された場合、CSモードにすると、地上波放送選局用のテンキーによる3桁入力または衛星放送選局用のキーによるプリセット選局によって、CS放送の所望のチャンネルを選局可能とした構成が開示されている。
【0013】
また、特許文献2として提示した特開平11−164214号公報には、デジタルテレビジョン放送用チューナと地上波テレビジョン放送用チューナとを、入力されたチャンネル番号に基づいて切り替えることにより、モード切り替えキーの操作を不要にする構成が開示されている。
【0014】
しかしながら、これら特許文献1,2には、いずれも、地上波デジタル放送において、主番号が重複した場合に受信機側で独自に発生される枝番号をも考慮して、ユーザの選局操作を容易化することについては、何らの記載もなされていないものである。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−27591号公報
【0016】
【特許文献2】
特開平11−164214号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、重複した主番号に独自の枝番号が付加される形態のサービスに対する選局操作を、ユーザに混乱することなく容易に行なわせることを可能とした受信装置及び受信方法、表示装置及び表示方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る受信装置は、主番号が入力されることにより、その主番号に対応したサービスを受信信号から選局する第1の選局手段と、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加する付加手段と、主番号と枝番号とが入力されることにより、その主番号と枝番号とに対応したサービスを受信信号から選局する第2の選局手段と、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示可能に制御する制御手段とを備える。
【0019】
また、この発明に係る受信方法は、主番号を入力して、その主番号に対応したサービスを選局する工程と、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加する工程と、主番号と枝番号とが入力されることにより、その主番号と枝番号とに対応したサービスを選局する工程と、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示可能に制御する工程と、表示可能に制御された複数のサービスに関する情報の中から所定のサービスを選択させる工程と、選択されたサービスを選局する工程とを有する。
【0020】
さらに、この発明に係る表示装置は、主番号を入力することにより、その主番号に対応したサービスが選局され、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合には、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加し、主番号及び枝番号を入力することにより、その主番号及び枝番号に対応したサービスが選局されるシステムによって制御され、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示する制御手段を備える。
【0021】
また、この発明に係る表示方法は、主番号を入力することにより、その主番号に対応したサービスが選局され、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合には、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加し、主番号及び枝番号を入力することにより、その主番号及び枝番号に対応したサービスが選局されるシステムにおいて、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示する。
【0022】
上記のような構成及び方法によれば、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示させるようにしたので、この表示によりユーザが所望の放送局を容易に選択することができるようになるので、ユーザの選局操作を容易化することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する地上波デジタルテレビジョン放送対応の受信装置を示している。図1において、符号11はアンテナで、映像信号及び音声信号とともにSI(Service Information)情報[PSI(Program Specific Information)情報を含む]を多重して送信されたデジタル放送信号を受信している。
【0024】
このアンテナ11は、受信したデジタル放送信号をチューナ部12に出力している。このチューナ部12は、制御コントロール部13からの制御信号に基づいて、入力されたデジタル放送信号の中から所定の伝送チャンネルのデジタル信号を選局し、エラー訂正回路14に出力している。
【0025】
このエラー訂正回路14は、入力されたデジタル信号に復調処理を施し、誤り訂正処理を施した後、スクランブル制御回路15に出力している。このスクランブル制御回路15は、入力されたデジタル信号にスクランブル処理が施されている場合、そのスクランブル処理を解除するデスクランブル処理を施して多重データ分離回路16に出力している。
【0026】
この多重データ分離回路16は、入力されたデジタル信号を、そのビットストリームに含まれる識別情報IDに基づいて、音声信号と映像信号とSI情報とにパケット分離する。
【0027】
そして、この多重データ分離回路16は、分離したSI情報を制御コントロール部13に出力し、音声信号をMPEG(Moving Picture Experts Group)音声再生回路17に出力し、映像信号をMPEG映像再生回路18に出力している。
【0028】
このうち、MPEG映像再生回路18は、入力された映像信号が圧縮符号化されたものであるため、この映像信号にデコード処理を施し、デコード処理後の映像信号をOSD(On Screen Display)回路19に出力している。
【0029】
また、制御コントロール部13は、多重データ分離回路16から供給されたSI情報に基づいて、表示に要求されるOSD信号を生成し、OSD回路19に出力している。
【0030】
そして、このOSD回路19は、MPEG映像再生回路18から供給された映像信号と、制御コントロール部13から供給されたOSD信号とを重畳して、CRT(Cathode Ray Tube)20に出力し、映像表示させる。
【0031】
また、上記MPEG音声再生回路17は、入力された音声信号が圧縮符号化されたものであるため、この音声信号にデコード処理を施し、デコード処理後の音声信号をスピーカ21に出力して音声再生させている。
【0032】
ここで、上記した受信装置は、その全ての動作を、制御コントロール部13によって統括的に制御している。この制御コントロール部13は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を内蔵しており、リモートコントローラ22から送出される操作情報を受信し、その操作内容が反映されるように、各回路部をそれぞれ制御している。
【0033】
図2は、このリモートコントローラ22の外観を示している。すなわち、このリモートコントローラ22は、電源キー22a、チャンネルアップダウンキー22b、メニューキー22c、「1」〜「12」までの数字キー22d、上下左右キー22e1〜22e4、決定キー22f、通常画面キー22g及び取消キー22h等を備えている。
【0034】
上記のような構成において、以下、図3に示すフローチャートを参照して、その特徴的な動作を説明する。まず、地上波デジタル放送に対応したこの受信装置は、例えばユーザが購入して自宅等に設置したとき、初期設定として、受信可能な全てのサービスをスキャンしてサービスリストを作成する。
【0035】
また、このとき、同一の主番号に対して複数のサービスが存在した場合、受信装置は、運用規格で規定されたルールに基づいて1桁の枝番号を発行し、上記サービスリストの主番号に付加する。
【0036】
このような初期設定が行なわれた状態で、開始(ステップS1)されると、制御コントロール部13は、ステップS2で、ユーザが所望のサービスを選局すべく、リモートコントローラ22の数字キー22dを操作して、3桁の主番号を入力したか否かを判別する。
【0037】
そして、主番号の入力が完了したと判断された場合(YES)、制御コントロール部13は、ステップS3で、主番号の重複した複数のサービスがあるか否かを判別し、ないと判断された場合(NO)、ステップS6で、入力された主番号のサービスを選局して、処理を終了(ステップS7)する。
【0038】
また、上記ステップS3で、主番号の重複した複数のサービスがあると判断された場合(YES)、制御コントロール部13は、ステップS4で、上記サービスリストに基づいて、重複サービスリストをCRT20に表示させる。
【0039】
この重複サービスリストは、主番号が重複した複数のサービスに関する情報をリストにしたもので、例えば、図4に示すように、3桁の主番号(ここでは地上波デジタル放送であることをユーザに示すために「地上110」と表示している)と、その主番号にそれぞれ付加された複数(ここでは3つ)の枝番号「0」,「1」,「2」と、各枝番号に対応したサービスの情報として放送局名A,B,Cとを、対応的に表示するものである。
【0040】
ここで、重複サービスリスト上において、3対の枝番号と放送局名との組み合わせのうち、1つの組み合わせが枠状のカーソルKによって囲まれている。このカーソルKは、リモートコントローラ22の上下キー22e1,22e2を選択的に操作することにより、画面上で上下に移動し、枝番号と放送局名との組み合わせを任意に選択することができる。
【0041】
このため、ユーザは、カーソルKを移動させて所望の枝番号と放送局名との組み合わせを選択し、リモートコントローラ22の決定キー22fを操作することにより、主番号が重複する複数のサービスから所望のサービスを容易に選局することが可能になる。
【0042】
そして、制御コントロール部13は、ステップS5で、ユーザによって重複サービスリストから所定の枝番号と放送局名との組み合わせが選択され決定されたことを判別すると、ステップS6で、現在の主番号と選択された枝番号とから対応するサービスを選局して、処理を終了(ステップS7)する。
【0043】
上記した実施の形態によれば、入力した3桁の主番号に対して複数のサービスが選局される場合、その重複している複数のサービスに関する情報を一覧する重複サービスリストを表示させ、このリスト上で所望の放送局を選択し得るようにしたので、ユーザの選局操作を容易化することが可能となる。
【0044】
また、図4に示した重複サービスリストの表示画面においては、リストの背景には何も映像を表示させず、所望の放送局名がカーソルKで選択され決定されたときに、その放送局のサービスを映像表示する表示形態や、リストの背景に、カーソルKが位置している放送局のサービスを映像表示させる表示形態等が考えられる。
【0045】
さらに、リストに表示された枝番号を、リモートコントローラ22の数字キー22dで直接指定することも可能である。この場合、リモートコントローラ22の「10」の数字キー22dを、枝番号の「0」を入力する数字キーとして兼用することができる。なお、このようにする場合には、「10」の数字キー22dに対して「10/0」のような表示を付しておくと便利である。
【0046】
図5は、上記重複サービスリストの他の表示例を示している。すなわち、重複した主番号「110」に対応する複数(図示の場合は3つ)の放送局A,B,Cのサービスによる映像を、CRT20にマルチ画面で表示している。
【0047】
この場合、各マルチ画面には、地上波デジタル放送であることを示すための「地上」と、3桁の主番号(ここでは「110」と表示している)に1桁の枝番号「0」,「1」,「2」を付加した番号と、各枝番号に対応したサービスの情報として放送局名A,B,Cとを表示している。
【0048】
この重複サービスリスト上において、3つのマルチ画面のうちの1つが太枠状のカーソルKによって囲まれている。このカーソルKは、リモートコントローラ22の左右キー22e3,22e4を選択的に操作することにより、画面上で左右に移動し、マルチ画面を任意に選択することができる。
【0049】
このため、ユーザは、カーソルKを移動させて所望のマルチ画面を選択し、リモートコントローラ22の決定キー22fを操作することにより、主番号が重複する複数のサービスから所望のサービスを容易に選局することが可能になる。特に、この場合は、主番号が重複する複数のサービスの映像を見ることができるため、ユーザの選局操作をより一層容易化することが可能となる。
【0050】
また、この場合、カーソルKによって選択されたマルチ画面については、その音声も再生させるようにすれば、ユーザの選局操作をさらに容易化することが可能となる。
【0051】
次に、3桁の主番号及びこの主番号に1桁の枝番号を付加した4桁の番号を、リモートコントローラ22の12個の数字キー22dの1つに割り当てて登録することができる。
【0052】
例えば、主番号「109」を「1」の数字キー22dに割り当て、番号「1100」を「2」の数字キー22dに割り当て、番号「1101」を「3」の数字キー22dに割り当て、番号「1102」を「4」の数字キー22dに割り当て、主番号「111」を「5」の数字キー22dに割り当てることが可能である。
【0053】
このようにすれば、1つの数字キー22dを操作するだけの簡単な操作によって、3桁の主番号または4桁の番号に対応するサービスを容易に選局することが可能となる。
【0054】
また、重複する主番号にそれぞれ異なる枝番号を付加してなる複数の4桁の番号を、リモートコントローラ22の12個の数字キー22dの1つに割り当てることができる。例えば、番号「1100」,「1101」,「1102」を、全て「1」の数字キー22dに割り当てて登録することが可能である。
【0055】
この場合、「1」の数字キー22dを操作する毎に、例えば枝番号の若い、番号「1100」,「1101」,「1102」の順序で、サイクリックに番号が操作情報として出力され選局が行なわれるようになる。
【0056】
なお、全ての主番号及び4桁の番号を、数字キー22dに割り当てる必要はなく、例えば、「109」のみ、または、「1100」と「1102」のように、ユーザが必要なサービスに対応する番号を、1つの数字キー22dに割り当てればよいものである。
【0057】
ここで、このような割り当てを行なう場合、まず、リモートコントローラ22の数字キー22dの中で割り当てを行なうキーを設定する。このような設定状態において、図6(a)に示すように、CRT20の画面上に番号リストを表示させる。
【0058】
この番号リストには、重複しない主番号は3桁で、重複する主番号は1桁の枝番号を付加した4桁で一覧表示されている。そして、いずれかの番号が枠状のカーソルKによって囲まれている。このカーソルKは、リモートコントローラ22の上下キー22e1,22e2を選択的に操作することにより、画面上で上下に移動し、番号を任意に選択することができる。
【0059】
このため、ユーザは、カーソルKを移動させて所望の番号を選択し、リモートコントローラ22の決定キー22fを操作することにより、その番号が先に設定された数字キー22dに割り当てられることになる。
【0060】
また、図6(b)は、番号リストの他の例を示している。この番号リストには、重複しない主番号は3桁で、重複する主番号は1桁の枝番号を付加した4桁で一覧表示されている。そして、全ての番号の頭には、それぞれチェック窓が表示されており、リモートコントローラ22の決定キー22f等でチェック窓にレ印のチェックを付すことにより、その番号が、先に設定された数字キー22dに割り当てられることになる。
【0061】
ここで、上記した実施の形態では、CRT20及びスピーカ21を内蔵した、いわゆるテレビジョン受信装置を例にして説明したが、この発明はテレビジョン受信装置に限るものではなく、例えば、CRTやスピーカを外付けする、いわゆるテレビジョンチューナやSTB(Set Top Box)等にも広く適用することが可能である。
【0062】
なお、この発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、重複した主番号に独自の枝番号が付加される形態のサービスに対する選局操作を、ユーザに混乱することなく容易に行なわせることを可能とした受信装置及び受信方法、表示装置及び表示方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、地上波デジタル放送対応の受信装置を説明するために示すブロック構成図。
【図2】同実施の形態における受信装置のリモートコントローラの外観を説明するために示す図。
【図3】同実施の形態における特徴的な動作を説明するために示すフローチャート。
【図4】同実施の形態における重複サービスリストの一例を説明するために示す図。
【図5】同実施の形態における重複サービスリストの他の例を説明するために示す図。
【図6】同実施の形態におけるリモートコントローラの任意のキーにサービスの番号を割り当てるための番号リストを示す図。
【符号の説明】
11…アンテナ、12…チューナ部、13…制御コントロール部、14…エラー訂正回路、15…スクランブル制御回路、16…多重データ分離回路、17…MPEG音声再生回路、18…MPEG映像再生回路、19…OSD回路、20…CRT、21…スピーカ、22…リモートコントローラ。
Claims (15)
- 主番号が入力されることにより、その主番号に対応したサービスを受信信号から選局する第1の選局手段と、
入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加する付加手段と、
主番号と枝番号とが入力されることにより、その主番号と枝番号とに対応したサービスを受信信号から選局する第2の選局手段と、
入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示可能に制御する制御手段とを具備してなることを特徴とする受信装置。 - 前記制御手段は、入力された主番号で選局される複数のサービスに関する情報をリスト表示可能に制御することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記制御手段は、入力された主番号と、この主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ付加された枝番号と、この枝番号に対応するサービスの情報とを、それぞれリスト表示可能に制御することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記制御手段によって表示可能に制御された複数のサービスに関する情報の中から所定のサービスを選択させる操作手段を具備し、
この操作手段によって選択されたサービスを前記第2の選局手段によって選局させることを特徴とする請求項1記載の受信装置。 - 前記制御手段は、入力された主番号で選局される複数のサービスの各映像をマルチ画面表示可能に制御することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記制御手段によってマルチ画面表示可能に制御された複数のサービスの各映像の中から所定の映像を選択させる選択手段を具備し、
この選択手段によって選択された映像に対応した音声を再生可能に制御することを特徴とする請求項5記載の受信装置。 - 主番号及び枝番号を入力するための複数のキーを含む操作手段と、
この操作手段のキーに、主番号に枝番号を付加した番号を割り当てて登録する登録手段とを具備してなることを特徴とする請求項1記載の受信装置。 - 前記登録手段は、前記操作手段の1つのキーに対して、主番号に異なる枝番号をそれぞれ付加した複数の番号を割り当てて登録可能であり、
前記操作手段は、キーが操作される毎に、登録された複数の番号をサイクリックに操作情報として出力することを特徴とする請求項7記載の受信装置。 - 主番号を入力して、その主番号に対応したサービスを選局する工程と、
入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加する工程と、
主番号と枝番号とが入力されることにより、その主番号と枝番号とに対応したサービスを選局する工程と、
入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示可能に制御する工程と、
表示可能に制御された複数のサービスに関する情報の中から所定のサービスを選択させる工程と、
選択されたサービスを選局する工程とを有することを特徴とする受信方法。 - 主番号を入力することにより、その主番号に対応したサービスが選局され、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合には、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加し、主番号及び枝番号を入力することにより、その主番号及び枝番号に対応したサービスが選局されるシステムによって制御され、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示する制御手段を具備してなることを特徴とする表示装置。
- 前記制御手段は、入力された主番号で選局される複数のサービスに関する情報をリスト表示することを特徴とする請求項10記載の表示装置。
- 前記制御手段は、入力された主番号と、この主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ付加された枝番号と、この枝番号に対応するサービスの情報とを、それぞれリスト表示することを特徴とする請求項10記載の表示装置。
- 前記制御手段は、入力された主番号で選局される複数のサービスの各映像をマルチ画面表示することを特徴とする請求項10記載の表示装置。
- 前記制御手段によって表示された複数のサービスに関する情報の中から、所定のサービスを表示画面上で選択させる操作手段を具備してなることを特徴とする請求項10記載の表示装置。
- 主番号を入力することにより、その主番号に対応したサービスが選局され、入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合には、その主番号に対して、該主番号で選局される複数のサービス毎にそれぞれ対応する枝番号を付加し、主番号及び枝番号を入力することにより、その主番号及び枝番号に対応したサービスが選局されるシステムにおいて、
入力された主番号に対応したサービスが複数選局される場合、その複数のサービスに関する情報を表示することを特徴とする表示方法。
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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