JP2004207300A - 半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部端子としての導電材料の使用量が少なく、外部端子とインターポーザとの接触面積の大きい外部端子を有する半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器を提供することにある。
【解決手段】半導体装置は、基板10と、基板10の第1の面12に搭載された半導体チップ20と、基板10の第2の面14に形成されてなる配線パターン30と、複数の柱状のろう材40と、ろう材40を配線パターン30に接着させる接着剤42とを含む。
【選択図】 図1
【解決手段】半導体装置は、基板10と、基板10の第1の面12に搭載された半導体チップ20と、基板10の第2の面14に形成されてなる配線パターン30と、複数の柱状のろう材40と、ろう材40を配線パターン30に接着させる接着剤42とを含む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器に関する。
【0002】
【発明の背景】
従来、BGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size/Scale Package)等のエリアアレイ型のパッケージにおいては、ハンダボールを外部端子として利用していた。しかし、外部端子の導電材料の量は、基板をマザーボード等に実装するための最低限の量であることが好ましい。また、外部端子は、配線パターン上に設けるときに接触面積が大きい形状であることが好ましい。
【0003】
本発明の目的は、導電材料の使用量が少なく、外部端子と配線パターンとの接触面積が大きい外部端子を有する半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係る半導体装置は、
基板と、
前記基板の第1の面に搭載された半導体チップと、
前記半導体チップと電気的に接続された、前記基板の第2の面に形成されてなる配線パターンと、
複数の柱状のろう材と、
前記ろう材を前記配線パターンに接着させる接着剤と、
を含む。本発明によれば、柱状のろう材が半導体装置の外部端子となる。そのため、外部端子として使用するろう材の量を減らすことができる。また、ろう材が柱状であるため、配線パターンとの接触面積を大きくすることができる。
(2)この半導体装置において、
前記接着剤はフラックスであってもよい。これによれば、ろう材と配線パターンとを電気的に接続しやすくなるため、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
(3)本発明に係る回路基板には、上記半導体装置が実装されてなる。
(4)本発明に係る電子機器は、上記半導体装置を有する。
(5)本発明に係る半導体装置の製造方法は、
複数の柱状のろう材を、接着剤によって、第1の面に半導体チップが搭載された基板の第2の面に形成された配線パターンに接着することを含む。本発明によれば、柱状のろう材を有する半導体装置を製造することができる。そのため、外部端子として使用するろう材の使用量を減らすことができる。また、ろう材が柱状であるため、配線パターンとの接触面積を大きくすることができる。
(6)この半導体装置において、
前記接着剤をフラックスとしてもよい。これによれば、ろう材と配線パターンとを電気的に接続しやすくなるため、信頼性の高い半導体装置を製造することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0006】
図1は、本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置の断面図である。本実施の形態に係る半導体装置は、基板10を有する。基板10は、配線基板又はインターポーザと称してもよい。基板10の平面形状は矩形であることが一般的であるが、これに限られるものではない。
【0007】
基板10は有機系又は無機系のいずれの材料で形成されてもよく、これらの複合構造からなるものであってもよい。基板10として、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる基板又はフィルムを使用してもよい。あるいは、基板10としてポリイミド樹脂からなるフレキシブル基板を使用してもよい。フレキシブル基板としてFPC(Flexible Printed Circuit)や、TAB(Tape Automated Bonding)技術で使用されるテープを使用してもよい。また、無機系の材料から形成された基板10として、例えばセラミック基板やガラス基板が挙げられる。有機系及び無機系の材料の複合構造として、例えばガラスエポキシ基板が挙げられる。
【0008】
本実施の形態に係る半導体装置は、半導体チップ20を有する。半導体チップ20は、基板10に搭載されてもよい。基板10における半導体チップ20が搭載される面を、第1の面12と称してもよい。図1に示す例では、半導体チップ20は、基板10の第1の面12にフェースダウンボンディングされている。半導体チップ20には、集積回路が形成されてもよい。半導体チップ20は、例えば、フラッシュメモリ、SRAM、DRAM、ASIC又はMPU等であってもよい。半導体チップ20の平面形状は、多くの場合矩形(正方形又は長方形)をなす。
【0009】
半導体チップ20の一方の面(能動面)には、複数の電極22が形成されている。電極22は、半導体チップ20の能動面の少なくとも1辺(多くの場合、平行な2辺又は4辺)に沿って並んでいてもよい。図1に示すように、電極22は、パッド24とバンプ26を含んでもよい。パッド24は、例えば、アルミニウムや銅などで、半導体チップ20に薄く平らに形成してもよい。バンプ26は、無電解メッキで形成してもよいし、ワイヤーボンディングによって形成するボールバンプであってもよい。パッド24とバンプ26との間にバンプ金属の拡散防止層として、ニッケル、クロム、チタン等を付加してもよい。あるいは、バンプ26を無くしてパッドだけで電極22を形成してもよい。
【0010】
また、半導体チップ20の能動面には、図示しないパッシベーション膜が形成されてもよい。パッシベーション膜は、例えば、SiO2、SiN、ポリイミド樹脂等で形成することができる。
【0011】
本実施の形態に係る半導体装置は、配線パターン30を有する。配線パターン30は、基板10に形成されてもよい。配線パターン30は、基板10における半導体チップ20が搭載された面(第1の面12)とは反対側の面に形成してもよい。基板10における配線パターン30が形成される面を、第2の面14と称してもよい。配線パターン30は、半導体チップ20と電気的に接続されていてもよい。配線パターン30は、例えば、銅箔等の金属箔を図示しない接着材料を介して基板10に貼り付けて、フォトリソグラフィを適用した後にエッチングして形成してもよい。この場合、3層基板が構成される。あるいは、接着材料なしで配線パターン30を形成して2層基板を構成してもよい。例えばスパッタリング等によって、配線パターン30を形成してもよい。あるいは、無電解メッキで配線パターン30を形成するアディティブ法を適用してもよい。また、配線パターン30はランド部を有してもよい。また、配線パターン30が電気的な接続をとる部分を避けて、配線パターン30の表面に絶縁膜を形成してもよい。
【0012】
本実施の形態に係る半導体装置は、他の配線パターン32を有してもよい。配線パターン32は、基板10における第1の面12に形成されてもよい。配線パターン32は、配線パターン30と同様に構成されてもよい。配線パターン32は、半導体チップ20の電極22と電気的に接続されていてもよい。また、配線パターン32は、配線パターン30と電気的に接続されてもよい。図1に示す例では、基板10にスルーホール34が形成されており、配線パターン30と配線パターン32とは、スルーホール34を介して電気的に接続されている。これにより、配線パターン30と半導体チップ20とを電気的に接続することができる。
【0013】
本実施の形態に係る半導体装置は、複数の柱状のろう材40を有してもよい。ろう材40は、基板10の第2の面14の側に形成されてもよい。ろう材40は、配線パターン30に形成されてもよい。ろう材40は、半導体装置1をマザーボード等の実装基板に実装する際に、外部端子となる部材である。ろう材40はハンダによって形成されてもよい。ろう材40は、円柱形あるいは角柱形であってもよい。ろう材40を柱状にすることで、球状とする場合に比べ、ろう材40の原料(例えばハンダ等)の使用量を減らすことができる。図1に示す例では、ろう材40が、半導体チップ20の実装領域の内側のみに形成されているので、この半導体装置は、Fan-In型である。ただし、ろう材40を、半導体チップ20の実装領域の外側のみに形成して、Fan-Out型としてもよい。また、ろう材40を半導体チップ20の内側及び外側に形成して、Fan-In/Out型としてもよい。
【0014】
本実施の形態に係る半導体装置は、接着剤42を有してもよい。接着剤42によって、ろう材40を配線パターン30に接着してもよい。本実施の形態に係る半導体装置のろう材40は柱状である。そのため、ろう材40と配線パターン30との接触面積を大きくすることができ、接着剤42によって、ろう材40を配線パターン30に接合することが可能となる。
【0015】
接着剤42は、半導体装置1を実装基板に実装する工程(リフロー工程)において、配線パターン30とろう材40との対向面から排除されるものであってもよい。この場合、接着剤42は導電性を有しない接着剤であってもよい。ただし、導電性の接着剤を接着剤42としてもよい。また、接着剤42は接着力を有するフラックスであってもよい。フラックスを接着剤42として使用することにより、配線パターン30と外部端子との電気的な接続が安定するため、信頼性の高い半導体装置を製造することができる。
【0016】
図1に示す例では、半導体チップ20は基板10にフェースダウンボンディング(フリップチップ実装)されており、基板10と半導体チップ20との間にアンダーフィル材50が形成されている。アンダーフィル材50は、液状又はゲル状で用意される接着剤であってもよいし、シート状で用意される接着シートであってもよい。接着剤は、エポキシ樹脂を主な材料とするものであってもよい。接着剤は、絶縁性のもの、例えばNCF(Non Conductive Film)や、NCP(Non Conductive Paste)であってもよい。
【0017】
アンダーフィル材50は、導電粒子が分散された異方性導電接着剤(ACA)、例えば異方性導電膜(ACF)や異方性導電ペースト(ACP)であってもよい。異方性導電接着剤は、バインダに導電粒子(フィラー)が分散されたもので、分散材が添加されてもよい。異方性導電接着剤のバインダとして、熱硬化性の接着剤を使用してもよい。
【0018】
基板10における、少なくともアンダーフィル材50を設ける領域は、粗面となっていてもよい。基板10の表面は、サンドブラストを用いて機械的に荒らしてもよい。あるいは基板10の表面を、プラズマ、紫外線、オゾン等を用いて物理的に荒らしてもよく、エッチング材を用いて化学的に荒らしてもよい。基板10の表面を荒らすことで、基板10とアンダーフィル材50との接着面積を増大させたり、物理的、化学的な接着力を増大させたりして、両者をより強く接着させることができる。なお、アンダーフィル材50の収縮力を利用して、電極22と配線パターン32とを圧接させ、半導体装置の電気的な接続信頼性を高めることができる。
【0019】
本実施の形態に係る半導体装置は、上述のように構成されており、以下その製造方法を説明する。
【0020】
はじめに、配線パターン30が形成された基板10と、半導体チップ20とを用意する。そして、半導体チップ20を、基板10における配線パターン30が形成された面とは反対側の面に搭載する。さらに、接着剤42によって、配線パターン30に柱状のろう材40を接着して、本実施の形態に係る半導体装置を製造してもよい。接着力を有するフラックスを接着剤42としてもよい。なお、基板10における半導体チップ20が搭載される面を、第1の面12としてもよく、配線パターン30が形成された面を、第2の面14としてもよい。第1の面12には、他の配線パターン32が形成されてもよく、基板10は、配線パターン30と配線パターン32とを電気的に接続するスルーホール34を有してもよい。基板10と半導体チップ20との間に、アンダーフィル材50をさらに形成して、図1に示す半導体装置1を製造してもよい。
【0021】
本実施の形態に係る半導体装置のろう材40は柱状をなすため、ろう材40と配線パターン30との接触面積が大きくなる。そのため、接着剤によって接合強度を確保することができ、ろう材を溶融させる工程(リフロー工程)を経ることなく、半導体装置1を製造することができる。すなわち、熱によるストレスを与えることなく、半導体装置を製造することができる。なお、柱状のろう材40は、例えば、シート状のハンダをプレスにて打ち抜く等して形成してもよい。
【0022】
図2には、本実施の形態に係る半導体装置1を実装した回路基板1000が示されている。また、半導体装置1を有する電子機器として、図3にはノート型パーソナルコンピュータ2000が示され、図4には携帯電話3000が示されている。
【0023】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置を示す図である。
【図2】本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置が実装された回路基板を示す図である。
【図3】本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置を有する電子機器を示す図である。
【図4】本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置を有する電子機器を示す図である。
【符号の説明】
10 基板、 12 第1の面、 14 第2の面、 20 半導体チップ、
22 電極、 30 配線パターン、 40 ろう材、 42 接着剤
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器に関する。
【0002】
【発明の背景】
従来、BGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size/Scale Package)等のエリアアレイ型のパッケージにおいては、ハンダボールを外部端子として利用していた。しかし、外部端子の導電材料の量は、基板をマザーボード等に実装するための最低限の量であることが好ましい。また、外部端子は、配線パターン上に設けるときに接触面積が大きい形状であることが好ましい。
【0003】
本発明の目的は、導電材料の使用量が少なく、外部端子と配線パターンとの接触面積が大きい外部端子を有する半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係る半導体装置は、
基板と、
前記基板の第1の面に搭載された半導体チップと、
前記半導体チップと電気的に接続された、前記基板の第2の面に形成されてなる配線パターンと、
複数の柱状のろう材と、
前記ろう材を前記配線パターンに接着させる接着剤と、
を含む。本発明によれば、柱状のろう材が半導体装置の外部端子となる。そのため、外部端子として使用するろう材の量を減らすことができる。また、ろう材が柱状であるため、配線パターンとの接触面積を大きくすることができる。
(2)この半導体装置において、
前記接着剤はフラックスであってもよい。これによれば、ろう材と配線パターンとを電気的に接続しやすくなるため、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
(3)本発明に係る回路基板には、上記半導体装置が実装されてなる。
(4)本発明に係る電子機器は、上記半導体装置を有する。
(5)本発明に係る半導体装置の製造方法は、
複数の柱状のろう材を、接着剤によって、第1の面に半導体チップが搭載された基板の第2の面に形成された配線パターンに接着することを含む。本発明によれば、柱状のろう材を有する半導体装置を製造することができる。そのため、外部端子として使用するろう材の使用量を減らすことができる。また、ろう材が柱状であるため、配線パターンとの接触面積を大きくすることができる。
(6)この半導体装置において、
前記接着剤をフラックスとしてもよい。これによれば、ろう材と配線パターンとを電気的に接続しやすくなるため、信頼性の高い半導体装置を製造することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0006】
図1は、本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置の断面図である。本実施の形態に係る半導体装置は、基板10を有する。基板10は、配線基板又はインターポーザと称してもよい。基板10の平面形状は矩形であることが一般的であるが、これに限られるものではない。
【0007】
基板10は有機系又は無機系のいずれの材料で形成されてもよく、これらの複合構造からなるものであってもよい。基板10として、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる基板又はフィルムを使用してもよい。あるいは、基板10としてポリイミド樹脂からなるフレキシブル基板を使用してもよい。フレキシブル基板としてFPC(Flexible Printed Circuit)や、TAB(Tape Automated Bonding)技術で使用されるテープを使用してもよい。また、無機系の材料から形成された基板10として、例えばセラミック基板やガラス基板が挙げられる。有機系及び無機系の材料の複合構造として、例えばガラスエポキシ基板が挙げられる。
【0008】
本実施の形態に係る半導体装置は、半導体チップ20を有する。半導体チップ20は、基板10に搭載されてもよい。基板10における半導体チップ20が搭載される面を、第1の面12と称してもよい。図1に示す例では、半導体チップ20は、基板10の第1の面12にフェースダウンボンディングされている。半導体チップ20には、集積回路が形成されてもよい。半導体チップ20は、例えば、フラッシュメモリ、SRAM、DRAM、ASIC又はMPU等であってもよい。半導体チップ20の平面形状は、多くの場合矩形(正方形又は長方形)をなす。
【0009】
半導体チップ20の一方の面(能動面)には、複数の電極22が形成されている。電極22は、半導体チップ20の能動面の少なくとも1辺(多くの場合、平行な2辺又は4辺)に沿って並んでいてもよい。図1に示すように、電極22は、パッド24とバンプ26を含んでもよい。パッド24は、例えば、アルミニウムや銅などで、半導体チップ20に薄く平らに形成してもよい。バンプ26は、無電解メッキで形成してもよいし、ワイヤーボンディングによって形成するボールバンプであってもよい。パッド24とバンプ26との間にバンプ金属の拡散防止層として、ニッケル、クロム、チタン等を付加してもよい。あるいは、バンプ26を無くしてパッドだけで電極22を形成してもよい。
【0010】
また、半導体チップ20の能動面には、図示しないパッシベーション膜が形成されてもよい。パッシベーション膜は、例えば、SiO2、SiN、ポリイミド樹脂等で形成することができる。
【0011】
本実施の形態に係る半導体装置は、配線パターン30を有する。配線パターン30は、基板10に形成されてもよい。配線パターン30は、基板10における半導体チップ20が搭載された面(第1の面12)とは反対側の面に形成してもよい。基板10における配線パターン30が形成される面を、第2の面14と称してもよい。配線パターン30は、半導体チップ20と電気的に接続されていてもよい。配線パターン30は、例えば、銅箔等の金属箔を図示しない接着材料を介して基板10に貼り付けて、フォトリソグラフィを適用した後にエッチングして形成してもよい。この場合、3層基板が構成される。あるいは、接着材料なしで配線パターン30を形成して2層基板を構成してもよい。例えばスパッタリング等によって、配線パターン30を形成してもよい。あるいは、無電解メッキで配線パターン30を形成するアディティブ法を適用してもよい。また、配線パターン30はランド部を有してもよい。また、配線パターン30が電気的な接続をとる部分を避けて、配線パターン30の表面に絶縁膜を形成してもよい。
【0012】
本実施の形態に係る半導体装置は、他の配線パターン32を有してもよい。配線パターン32は、基板10における第1の面12に形成されてもよい。配線パターン32は、配線パターン30と同様に構成されてもよい。配線パターン32は、半導体チップ20の電極22と電気的に接続されていてもよい。また、配線パターン32は、配線パターン30と電気的に接続されてもよい。図1に示す例では、基板10にスルーホール34が形成されており、配線パターン30と配線パターン32とは、スルーホール34を介して電気的に接続されている。これにより、配線パターン30と半導体チップ20とを電気的に接続することができる。
【0013】
本実施の形態に係る半導体装置は、複数の柱状のろう材40を有してもよい。ろう材40は、基板10の第2の面14の側に形成されてもよい。ろう材40は、配線パターン30に形成されてもよい。ろう材40は、半導体装置1をマザーボード等の実装基板に実装する際に、外部端子となる部材である。ろう材40はハンダによって形成されてもよい。ろう材40は、円柱形あるいは角柱形であってもよい。ろう材40を柱状にすることで、球状とする場合に比べ、ろう材40の原料(例えばハンダ等)の使用量を減らすことができる。図1に示す例では、ろう材40が、半導体チップ20の実装領域の内側のみに形成されているので、この半導体装置は、Fan-In型である。ただし、ろう材40を、半導体チップ20の実装領域の外側のみに形成して、Fan-Out型としてもよい。また、ろう材40を半導体チップ20の内側及び外側に形成して、Fan-In/Out型としてもよい。
【0014】
本実施の形態に係る半導体装置は、接着剤42を有してもよい。接着剤42によって、ろう材40を配線パターン30に接着してもよい。本実施の形態に係る半導体装置のろう材40は柱状である。そのため、ろう材40と配線パターン30との接触面積を大きくすることができ、接着剤42によって、ろう材40を配線パターン30に接合することが可能となる。
【0015】
接着剤42は、半導体装置1を実装基板に実装する工程(リフロー工程)において、配線パターン30とろう材40との対向面から排除されるものであってもよい。この場合、接着剤42は導電性を有しない接着剤であってもよい。ただし、導電性の接着剤を接着剤42としてもよい。また、接着剤42は接着力を有するフラックスであってもよい。フラックスを接着剤42として使用することにより、配線パターン30と外部端子との電気的な接続が安定するため、信頼性の高い半導体装置を製造することができる。
【0016】
図1に示す例では、半導体チップ20は基板10にフェースダウンボンディング(フリップチップ実装)されており、基板10と半導体チップ20との間にアンダーフィル材50が形成されている。アンダーフィル材50は、液状又はゲル状で用意される接着剤であってもよいし、シート状で用意される接着シートであってもよい。接着剤は、エポキシ樹脂を主な材料とするものであってもよい。接着剤は、絶縁性のもの、例えばNCF(Non Conductive Film)や、NCP(Non Conductive Paste)であってもよい。
【0017】
アンダーフィル材50は、導電粒子が分散された異方性導電接着剤(ACA)、例えば異方性導電膜(ACF)や異方性導電ペースト(ACP)であってもよい。異方性導電接着剤は、バインダに導電粒子(フィラー)が分散されたもので、分散材が添加されてもよい。異方性導電接着剤のバインダとして、熱硬化性の接着剤を使用してもよい。
【0018】
基板10における、少なくともアンダーフィル材50を設ける領域は、粗面となっていてもよい。基板10の表面は、サンドブラストを用いて機械的に荒らしてもよい。あるいは基板10の表面を、プラズマ、紫外線、オゾン等を用いて物理的に荒らしてもよく、エッチング材を用いて化学的に荒らしてもよい。基板10の表面を荒らすことで、基板10とアンダーフィル材50との接着面積を増大させたり、物理的、化学的な接着力を増大させたりして、両者をより強く接着させることができる。なお、アンダーフィル材50の収縮力を利用して、電極22と配線パターン32とを圧接させ、半導体装置の電気的な接続信頼性を高めることができる。
【0019】
本実施の形態に係る半導体装置は、上述のように構成されており、以下その製造方法を説明する。
【0020】
はじめに、配線パターン30が形成された基板10と、半導体チップ20とを用意する。そして、半導体チップ20を、基板10における配線パターン30が形成された面とは反対側の面に搭載する。さらに、接着剤42によって、配線パターン30に柱状のろう材40を接着して、本実施の形態に係る半導体装置を製造してもよい。接着力を有するフラックスを接着剤42としてもよい。なお、基板10における半導体チップ20が搭載される面を、第1の面12としてもよく、配線パターン30が形成された面を、第2の面14としてもよい。第1の面12には、他の配線パターン32が形成されてもよく、基板10は、配線パターン30と配線パターン32とを電気的に接続するスルーホール34を有してもよい。基板10と半導体チップ20との間に、アンダーフィル材50をさらに形成して、図1に示す半導体装置1を製造してもよい。
【0021】
本実施の形態に係る半導体装置のろう材40は柱状をなすため、ろう材40と配線パターン30との接触面積が大きくなる。そのため、接着剤によって接合強度を確保することができ、ろう材を溶融させる工程(リフロー工程)を経ることなく、半導体装置1を製造することができる。すなわち、熱によるストレスを与えることなく、半導体装置を製造することができる。なお、柱状のろう材40は、例えば、シート状のハンダをプレスにて打ち抜く等して形成してもよい。
【0022】
図2には、本実施の形態に係る半導体装置1を実装した回路基板1000が示されている。また、半導体装置1を有する電子機器として、図3にはノート型パーソナルコンピュータ2000が示され、図4には携帯電話3000が示されている。
【0023】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置を示す図である。
【図2】本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置が実装された回路基板を示す図である。
【図3】本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置を有する電子機器を示す図である。
【図4】本発明を適用した実施の形態に係る半導体装置を有する電子機器を示す図である。
【符号の説明】
10 基板、 12 第1の面、 14 第2の面、 20 半導体チップ、
22 電極、 30 配線パターン、 40 ろう材、 42 接着剤
Claims (6)
- 基板と、
前記基板の第1の面に搭載された半導体チップと、
前記半導体チップと電気的に接続された、前記基板の第2の面に形成されてなる配線パターンと、
複数の柱状のろう材と、
前記ろう材を前記配線パターンに接着させる接着剤と、
を含む半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置において、
前記接着剤はフラックスである半導体装置。 - 請求項1又は請求項2記載の半導体装置が実装された回路基板。
- 請求項1又は請求項2記載の半導体装置を有する電子機器。
- 複数の柱状のろう材を、接着剤によって、第1の面に半導体チップが搭載された基板の第2の面に形成された配線パターンに接着することを含む半導体装置の製造方法。
- 請求項5記載の半導体装置において、
前記接着剤をフラックスとする半導体装置の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2002371457A JP2004207300A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器 |
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ID=32810333
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100884662B1 (ko) * | 2004-07-15 | 2009-02-18 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 반도체장치와 반도체장치 제조용 기판 및 그들의 제조방법 |
US7943427B2 (en) | 2004-07-15 | 2011-05-17 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Semiconductor device, substrate for producing semiconductor device and method of producing them |
-
2002
- 2002-12-24 JP JP2002371457A patent/JP2004207300A/ja not_active Withdrawn
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