JP2004206464A - 通信端末装置 - Google Patents

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JP2004206464A
JP2004206464A JP2002375345A JP2002375345A JP2004206464A JP 2004206464 A JP2004206464 A JP 2004206464A JP 2002375345 A JP2002375345 A JP 2002375345A JP 2002375345 A JP2002375345 A JP 2002375345A JP 2004206464 A JP2004206464 A JP 2004206464A
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Koji Kodera
晃二 古寺
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Abstract

【課題】収集したコンテンツデータの表示能力を向上させることができる通信端末装置を提供する。
【解決手段】オートパイロットプログラム21を実行することによって、インターネット10を介して通信部4とコンテンツサーバ11とが接続され、ユーザによって入力されたURLおよび接続時刻などに基づいて、コンテンツサーバ11から所望のコンテンツデータが自動的に収集され、取得コンテンツデータ記憶部32に記憶される。取得コンテンツデータ記憶部32に記憶されたコンテンツデータを取出し、コンテンツデータ縮小プログラム23を実行して、前記コンテンツデータのサムネイルを生成する。生成したサムネイルは、予めユーザによって定められた優先順位に従って表示部7に表示され、ユーザが表示されたサムネイルを選択すると、そのサムネイルが表示部7に等倍表示される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットを介して接続されるコンテンツサーバから自動的にコンテンツデータを収集し、収集したコンテンツデータを表示する通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映画、音楽、書籍などに関連するテキストデータ、画像データおよび音声データなどのいわゆるコンテンツデータを閲覧する機能を有するファクシミリ装置および電話機などの通信端末装置が普及している。この通信端末装置を用いてコンテンツデータを閲覧する場合には、ユーザは、通信端末装置をインターネットに接続して、所望するコンテンツデータごとに逐一、コンテンツデータの提供先であるコンテンツサーバの所在を示すURL(Uniform Resource Locator)を、キーボードを用いて通信端末装置に入力する必要がある。このような操作性の煩雑さを解消するために、予めユーザが指定したURLを自動的に巡回してコンテンツデータを取得する、いわゆるオートパイロット機能を実現するオートパイロットソフトウェアが開発され、ユーザに広く用いられている。
【0003】
近年、パーソナルコンピュータ(略称PC)用のSVGA(Super Video Graphics Array)およびXVGA(eXtended Video Graphics Array)の比較的大型のディスプレイを有する通信端末装置では、種々のコンテンツデータの表示方法が提案および実施されており、視認性が向上した通信端末装置が普及している。しかし、コンテンツサーバから収集した複数のコンテンツデータを一覧表示する、あるいはコンテンツデータの数に応じてディスプレイの画面を効果的に活用する技術を備え、かつ比較的小型のディスプレイを有する通信端末装置は普及していないのが現状である。
【0004】
通信端末装置の第1の従来技術では、比較的大型のディスプレイおよび大容量のデータ記憶部を有する通信端末装置において、オートパイロット機能を用いて取得したコンテンツデータを閲覧するときに、ユーザが特定のページを素早く見つけることができるように、コンテンツデータのサムネイルを生成して表示するとともに、ユーザが大量のコンテンツデータを簡便に見ることができるように、ページを順次表示するように構成されている(たとえば特許文献1参照)。
【0005】
通信端末装置の第2の従来技術では、比較的大型のディスプレイを有する通信端末装置において、コンテンツデータを容易に閲覧することができるように、記録媒体に記録されているコンテンツデータのサムネイルを順番に並べ、かつ配列形態を、たとえば画面の縦方向に延びる直線状または円を形成する曲線状に変化させてディスプレイに表示する。ユーザはジョグダイヤルを回転させる操作を行うことによって、サムネイルをスクロールさせ、所望するコンテンツデータのサムネイルを画面中央に表示させた後、ジョグダイヤルを押下げる操作を行うことによって選択されたサムネイルに対応するコンテンツデータを再生することができるように構成されている(たとえば特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−112856号公報
【特許文献2】
特開2001−312350号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
第1の従来技術では、比較的大型のディスプレイおよび大容量のデータ記憶部を有するパーソナルコンピュータおよびワークステーションなどの通信端末装置において、オートパイロット機能を用いて取得したコンテンツデータを、簡便に閲覧できるように構成されている。しかし、記憶容量に制約があり、かつディスプレイが比較的小型の通信端末装置では、大量のコンテンツデータを収集して記憶させたり、コンテンツデータをディスプレイに一覧表示させたりすることは不可能であり、簡便にコンテンツデータを閲覧することはできないという問題がある。
【0008】
第2の従来技術では、比較的大型のディスプレイを有するパーソナルコンピュータなどの通信端末装置において、記録媒体に記録されているコンテンツデータのサムネイルを順番に並べ、かつ配列形態を変化させてディスプレイに表示する構成になっている。しかし、比較的小型のディスプレイを有する通信端末装置では、サムネイルを順番に並べ、かつ配列形態を変化させてディスプレイに表示することは不可能であり、簡便にコンテンツデータを閲覧することはできないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、収集したコンテンツデータの表示能力を向上させることができる通信端末装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、インターネットを介して、コンテンツデータを提供するコンテンツサーバと通信を行う通信手段と、
予めユーザが指定したコンテンツデータに関する情報を登録するコンテンツデータ指定登録手段と、
前記通信手段によってコンテンツサーバと接続し、接続されたコンテンツサーバを自動的に巡回して、前記コンテンツデータ指定登録手段に登録されたコンテンツデータに関する情報に基づいて、コンテンツデータを収集するコンテンツデータ収集手段と、
前記コンテンツ収集手段によって収集されたコンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、
前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータに基づいて、縮小画像を生成する縮小画像生成手段と、
前記コンテンツ収集手段によって収集されたコンテンツデータおよび前記縮小画像生成手段によって生成された縮小画像の少なくともいずれか一方を表示する表示手段と、
予め定めた数の前記縮小画像を前記表示手段に配列し、かつ表示するように制御する表示制御手段と、
前記表示手段に表示された縮小画像の中から選択された縮小画像を原寸法の画像に伸長して表示手段に表示するコンテンツデータ拡大表示手段とを含むことを特徴とする通信端末装置である。
【0011】
本発明に従えば、ユーザは予め指定したコンテンツデータに関する情報をコンテンツデータ指定登録手段に基づいて登録する。ここで、コンテンツデータとは、たとえばユーザの興味の対象となる映画、音楽、書籍などに関連するテキストデータ、画像データおよび音声データなどのデータを意味する。
【0012】
通信端末装置が、インターネットを介して、コンテンツデータを提供するコンテンツサーバに接続されると、コンテンツデータ収集手段は、コンテンツサーバを自動的に巡回して、コンテンツデータ指定登録手段によって登録されたコンテンツデータに関する情報に基づいて、コンテンツデータを収集する。コンテンツ収集手段によって収集されたコンテンツデータは、コンテンツデータ記憶手段に記憶される。縮小画像生成手段は、コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータに基づいて縮小画像を生成する。
【0013】
表示制御手段は、予め定めた数の縮小画像を表示手段に配列し、かつ表示するように制御する。ユーザが、表示手段に表示された縮小画像の中から閲覧したい縮小画像を選択すると、コンテンツデータ拡大表示手段は、ユーザによって選択された縮小画像を原寸法の画像に拡大して表示手段に表示する。
【0014】
前述のように、予め定めた数の縮小画像が表示手段に表示され、ユーザが選択した縮小画像が拡大されて表示手段に表示されるので、表示手段の表示領域が比較的小さな場合でも、ユーザは簡便にコンテンツデータを閲覧することができ、確実にコンテンツデータの内容を把握することができる。
【0015】
また本発明は、前記コンテンツデータに関する情報は、表示手段に表示するコンテンツデータの優先順位を含み、
前記表示制御手段は、前記コンテンツデータの優先順位に基づいて、予め定めた数の縮小画像を表示手段に配列し、かつ表示するように制御することを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、予め定めた数の縮小画像は、コンテンツデータの優先順位に基づいて表示手段に配列され、かつ表示される。たとえば、前記縮小画像は、優先順位が高いコンテンツデータの順に表示手段に配列され、かつ表示される。したがってユーザは、優先順位の高いコンテンツデータを容易かつ即座に閲覧することができる。これによって利便性が向上する。
【0017】
また本発明は、前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータの数が、予め定めた表示手段に優先して表示させるコンテンツデータの数を超えたときは、前記予め定めた数のコンテンツデータの縮小画像を表示手段に表示し、かつ予め定めた数を超えた数のコンテンツデータのタイトルを表示手段に表示することを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータの数が、予め定めた表示手段に優先して表示させるコンテンツデータの数を超えた場合、前記予め定めた数の優先して表示させるコンテンツデータに関しては、このコンテンツデータの縮小画像を表示手段に表示するとともに、前記予め定めた数を超えた数のコンテンツデータに関しては、このコンテンツデータのタイトルを表示手段に表示する。
【0019】
前述のように、比較的優先度の高いコンテンツデータは、表示手段に縮小画像を表示し、比較的優先度の低いコンテンツデータは、前記縮小画像を表示した表示手段と共通の表示手段にタイトルを表示するので、表示手段の表示領域が比較的小さな場合でも、ユーザは、優先度の高いコンテンツデータに基づく縮小画像と、優先度の低いコンテンツデータに基づくタイトルとの2種類のデータを一度にまとめて閲覧することができる。これによって利便性が向上する。
【0020】
また本発明は、前記コンテンツデータに関する情報は、コンテンツデータの所在を示すユニフォーム・リソース・ロケータ、コンテンツサーバを巡回する頻度およびコンテンツサーバからコンテンツデータを収集する日時を含むことを特徴とする。
【0021】
本発明に従えば、予めユーザがコンテンツデータ指定登録手段によって、コンテンツデータの所在を示すユニフォーム・リソース・ロケータ、コンテンツサーバを巡回する頻度およびコンテンツサーバからコンテンツデータを収集する日時を登録する。コンテンツサーバを巡回する頻度は、たとえば1日に2回または毎週日曜日に3回などと登録する。
【0022】
これによってコンテンツサーバを巡回する頻度およびコンテンツサーバからコンテンツデータを収集する日時に、インターネットを介してユーザが予め登録したユニフォーム・リソース・ロケータのコンテンツサーバと接続され、自動的にコンテンツサーバからユーザが所望するコンテンツデータが収集される。
【0023】
前述のように、ユーザは、予めコンテンツデータ指定登録手段によって、ユニフォーム・リソース・ロケータ、コンテンツサーバを巡回する頻度およびコンテンツサーバからコンテンツデータを収集する日時を登録しておくだけで、所望するコンテンツデータを容易に得ることができ、即座にコンテンツデータを閲覧することができる。
【0024】
また本発明は、前記コンテンツデータに関する情報は、コンテンツデータを収集する日時に、コンテンツサーバとの接続が不可能であった場合に、再度、コンテンツサーバとの接続動作を行うか否かを示す再接続情報および再接続の頻度を示す再接続頻度情報を含むことを特徴とする。
【0025】
本発明に従えば、予めユーザがコンテンツデータ指定登録手段によって、再度、コンテンツサーバとの接続動作を行うか否かを示す再接続情報および再接続の頻度を示す再接続頻度情報を登録する。再接続頻度情報は、たとえば2分ごとに3回または10分ごとに5回などと登録する。
【0026】
コンテンツデータを収集する日時に、インターネットを介してコンテンツサーバとの接続を行い、そのコンテンツサーバとの接続が不可能な場合でも、予めユーザによって再接続情報および再接続頻度情報が登録されているので、前記再接続情報および再接続頻度情報に基づいて再接続動作の有無を判断して、その判断結果に基づいて再接続動作または再接続しない場合の動作を実行することができる。したがってビジー状態のときに、ユーザは接続操作を行う必要がないので、利便性が向上する。
【0027】
また本発明は、インターネットに接続して所望するコンテンツデータを検索し、検索したコンテンツデータを保有する前記コンテンツサーバに接続して、前記コンテンツデータを閲覧するコンテンツデータ接続閲覧手段を含むことを特徴とする。
【0028】
本発明に従えば、コンテンツデータ接続閲覧手段によって、インターネットに接続し、たとえば検索鍵を入力することによって所望するコンテンツデータを検索する。ここで検索鍵とは、所望するコンテンツデータを検索するときに、通信端末装置に入力する文字列であり、たとえば映画、音楽、書籍のタイトルなどである。検索した結果、所望するコンテンツデータを見つけると、前記コンテンツデータを保有するコンテンツサーバに接続することによって、前記コンテンツデータを閲覧する。
【0029】
このようにユーザが新たなコンテンツデータの閲覧を希望する場合は、コンテンツデータ接続閲覧手段を用いることによって、新しいコンテンツサーバへ接続して、新たなコンテンツデータを容易に閲覧することができる。
【0030】
また本発明は、前記コンテンツデータ接続閲覧手段よって、コンテンツサーバに接続して所望のコンテンツデータを閲覧したとき、ユーザが直前に閲覧したコンテンツデータに関する情報を前記コンテンツデータ指定登録手段に登録すると判断した場合は、前記コンテンツデータに関する情報を前記コンテンツデータ指定登録手段に追加登録し、前記コンテンツデータ収集手段に基づいて前記追加登録されたコンテンツデータを収集することを特徴とする。
【0031】
本発明に従えば、ユーザがコンテンツデータ接続閲覧手段によって、コンテンツサーバに接続して所望のコンテンツデータを閲覧したとき、ユーザが直前に閲覧したコンテンツデータに関する情報をコンテンツデータ指定登録手段に登録すると判断した場合は、前記コンテンツデータに関する情報はコンテンツデータ指定登録手段に追加登録される。前記コンテンツデータに関する情報がコンテンツデータ指定登録手段に追加登録されると、コンテンツデータ収集手段は、追加登録されたコンテンツデータに関する情報に基づいて、コンテンツサーバからコンテンツデータが収集される。
【0032】
前述のように、ユーザがコンテンツデータ接続閲覧手段によって閲覧したコンテンツデータに関する情報をコンテンツデータ指定登録手段に追加登録することによって、コンテンツデータ指定登録手段に登録されたコンテンツデータに関する情報を更新することができる。これによって更新されたコンテンツサーバへ接続して、新たなコンテンツデータを容易に閲覧することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である通信端末装置100の構成を示すブロック図である。通信端末装置100は、たとえばファクシミリ装置などによって実現され、このファクシミリの送受信および電話機としての機能に加えて、インターネット10を介して接続されるコンテンツサーバ11を自動的に巡回して、コンテンツサーバ11からコンテンツデータを収集する、いわゆるオートパイロット機能を有している。ここでコンテンツデータは、たとえばユーザの興味の対象となる映画、音楽、書籍などに関連するテキストデータ、画像データおよび音声データなどを意味する。
【0034】
通信端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)1、ROM(
Read Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、通信部4、計時部5、入力操作部6、表示部7、印刷部8およびデータバス9を含んで構成される。CPU1は、ROM2に記憶されるプログラムに基づいて、通信端末装置100を構成する上記のROM2、RAM3、通信部4、計時部5、入力操作部6、表示部7、印刷部8およびデータバス9を含むハードウェア資源を制御する。
【0035】
ROM2は、オートパイロットプログラム21、コンテンツデータ指定登録プログラム22、コンテンツデータ縮小プログラム23、表示制御プログラム24およびルーチン機能実行プログラム25が格納される。オートパイロットプログラム21は、インターネット10を介して接続されるコンテンツサーバ11を自動的に巡回して、コンテンツサーバ11からコンテンツデータを収集するオートパイロット機能を実行するプログラムである。
【0036】
コンテンツデータ指定登録プログラム22は、オートパイロット機能を実行する前に、ユーザが指定したコンテンツデータの所在を示すURL(Uniform Resource Locator)など、ユーザが所望するコンテンツデータに関する情報を入力するためのプログラムである。コンテンツデータ縮小プログラム23は、オートパイロット機能を実行することによってコンテンツサーバ11から収集されたコンテンツデータに基づいて、縮小画像を生成するためのプログラムである。
【0037】
表示制御プログラム24は、コンテンツデータ縮小プログラム23によって生成された縮小画像を予め定めた数だけ表示部7に配置して表示するように制御するプログラムである。ルーチン機能実行プログラム25は、コンテンツデータの圧縮および伸長、データの更新、インターネット10上で公開されている情報を閲覧するブラウザなどのプログラムやファクシミリ機能および電話機能を実行するプログラムを含む。
【0038】
RAM3は、登録コンテンツデータ記憶部31、取得コンテンツデータ記憶部32、縮小コンテンツデータ記憶部33、仮想画面バッファ34、表示画面バッファ35、コンテンツデータ指定入力画面バッファ36、待機画面バッファ37およびワークエリア38を含んで構成される。
【0039】
登録コンテンツデータ記憶部31は、コンテンツデータ指定登録プログラム22によってユーザが指定して入力したコンテンツデータに関する情報を記憶する。取得コンテンツデータ記憶部32は、オートパイロットによってコンテンツサーバ11から収集したコンテンツデータを記憶する。縮小コンテンツデータ記憶部33は、コンテンツデータ縮小プログラム23によってコンテンツデータを縮小して生成した縮小画像(以下、サムネイルと表記する場合がある)を記憶する。仮想画面バッファ34は、サムネイルを生成するときに、コンテンツデータを画像として捉えて、これを一時的に記憶する記憶領域である。表示画面バッファ35は、表示部7に表示する内容を一時的に記憶する記憶領域である。
【0040】
コンテンツデータ指定入力画面バッファ36は、コンテンツデータ指定入力画面として表示部7に表示する内容を一時的に記憶する記憶領域である。待機画面バッファ37は、待機画面として表示部7に表示する内容を一時的に記憶する記憶領域である。ワークエリア38は、通信端末装置100の作業領域であり、たとえば登録コンテンツデータ記憶部31から、予め設定されたコンテンツサーバ11の巡回日に該当するコンテンツデータを抽出し、予め設定された巡回時刻に、オートパイロットプログラムに基づいて自動的にコンテンツサーバ11に接続する作業を行う。
【0041】
通信部4は、通信回線と通信端末装置100との状態を管理して、通信の開始および終了を制御し、公衆電話交換ネットワークと接続するモデム機能を含む回線制御部および他のパーソナルコンピュータと通信を行うためのNIC(
Network Interface Card)を含む。
【0042】
計時部5は、オートパイロットプログラム21を始動させる時間を設定する。入力操作部6は、たとえばカーソルキー42、決定キー43および置数キー45を含む。表示部7は、待機画面、コンテンツデータの指定入力画面およびインターネット10を介してコンテンツサーバ11から収集したコンテンツデータを表示する。印刷部8は、コンテンツデータを印刷する。データバス9は、CPU1、ROM2、RAM3、通信部4、計時部5、入力操作部6、表示部7および印刷部8と接続しており、これらの間でデータを伝達する。
【0043】
本実施形態において、通信部4は通信手段であり、表示部7は表示手段である。オートパイロットプログラム21は、コンテンツデータ収集手段であり、コンテンツデータ指定登録プログラム22は、コンテンツデータ指定登録手段である。コンテンツデータ縮小プログラム23は、縮小画像生成手段であり、表示制御プログラム24は、表示制御手段である。ルーチン機能実行プログラム25は、コンテンツデータ拡大表示手段であり、コンテンツデータ接続閲覧手段である。
【0044】
図2は、通信端末装置100におけるコンテンツデータの登録処理、閲覧処理および表示処理を示すフローチャートである。図3は、通信端末装置100の入力操作部6および表示部7を示す図である。図4は、インターネット選択画面を示す表示例である。図5は、コンテンツデータの指定登録画面を示す表示例である。図6は、入力操作部6における置数キー45の一部を拡大して示す図である。図7は、登録コンテンツデータ記憶部31に記憶された登録コンテンツデータの一例を示す図である。図8は、サムネイルおよびコンテンツデータのタイトルを示す表示例である。図9は、ユーザによって選択されたサムネイルを等倍表示して示す図である。
【0045】
図2のステップS1において、通信端末装置100は、待機画面バッファ37に一時的に記憶された待機画面を表示部7に表示する。待機画面は、図3の表示部7における選択項目欄41に示すように、たとえば「1.メール」、「2.インターネット」、「3.画面メモ」などのユーザによって選択される選択項目から成るメニュー画面である。ステップS2では、所定の操作の指示が、図3に示すカーソルキー42および決定キー43からユーザによって入力されたか否かを判断する。ステップS2において、所定の操作の指示がユーザによって入力されたと判断した場合は、ステップS3に進む。ステップS2において、所定の操作の指示がユーザによって入力されていないと判断した場合は、ステップS1に戻る。
【0046】
ステップS3では、ステップS2においてユーザによって入力された指示が、図3の選択項目欄41に示す「2.インターネット」であるか否かを判断する。ステップS3において、ユーザによって入力された指示が、「2.インターネット」であると判断した場合は、ステップS5に進む。ステップS3において、ユーザによって入力された指示が、「2.インターネット」以外の選択項目が選択されたと判断した場合は、ステップS4に進む。ステップS4では、ユーザによって入力された指示が、「2.インターネット」以外、たとえば「1.メール」の場合、メールの送受信の処理が実行される。
【0047】
ステップS5では、通信端末装置100は、図4に示すインターネット選択画面を表示部7に表示するとともに、インターネット選択画面の選択項目欄46に表示された「1.自動収集コンテンツ登録」、「2.登録コンテンツ閲覧」および「3.新規コンテンツ閲覧」の3つの項目のうち、ユーザがどの項目が選択され、指示されたかを判断する。
【0048】
ステップS5において、ユーザがインターネット選択画面の選択項目欄46の中から「1.自動収集コンテンツ登録」を選択した場合は、ステップS6に進む。ステップS6では、コンテンツデータ指定登録プログラム22を実行して、図5に示すコンテンツ指定登録画面を表示部7に表示する。コンテンツ指定登録画面は、優先閲覧コンテンツ数、URL(Uniform Resource Locator)、優先順位、巡回頻度、接続時刻、ビジー再接続の入力項目から成る画面である。
【0049】
ステップS7において、ユーザは、コンテンツ指定登録画面の優先閲覧コンテンツ数欄51、URL欄52、優先順位欄53、巡回頻度欄54,55、接続時刻欄56,57、ビジー再接続欄58,59,60に、適当な数値または文字列を入力する。具体的には、優先閲覧コンテンツ数欄51には、ユーザが優先して閲覧するコンテンツデータの数を入力する。優先して閲覧するコンテンツデータ数は、表示部7に表示するコンテンツデータの縮小画像、いわゆるサムネイルの数に対応する。URL欄52には、図6の45a,45bおよび45cに示すように、数字、英字および記号を入力することができる置数キー45を用いて、たとえば「http://www.aaa@….co.jp/…yyy.htm」のように、ユーザが所望するコンテンツデータの所在を示すURLを入力する。
【0050】
優先順位欄53には、コンテンツデータを表示部7に表示させるときの優先順位を入力する。巡回頻度欄54,55には、コンテンツサーバ11を巡回する回数を、頻度例示欄61を参照して入力する。たとえば、1日あたり2回の巡回を行うようにする場合は、巡回頻度欄54,55にそれぞれ「2」、「日」を入力する。接続時刻欄56,57には、インターネット10を介して通信端末装置100とコンテンツサーバ11とを接続して、コンテンツサーバ11を巡回する時刻を入力する。10時および17時に巡回を行うようにする場合は、接続時刻欄56,57にそれぞれ「10:00」、「17:00」を入力する。
【0051】
ビジー再接続欄58には、通信回線が多くのユーザによって使われているためにコンテンツサーバ11に接続できない、いわゆるビジー状態のときに、再接続をするかしないかを選択して数値を入力する。再接続する場合は、「1」を入力し、再接続しない場合は、「0」を入力する。ビジー再接続欄58に、「1」が入力された場合は、ビジー再接続欄59,60に、何分ごとに、何回まで再接続を行うかについて、具体的な数値を入力する。2分ごとに3回まで再接続を行うようにする場合は、ビジー再接続欄58,59,60にそれぞれ「1」、「2」、「3」を入力する。すべての項目欄51〜60への入力が終了した場合は、決定キー43を押下する。決定キー43を押下することによって、コンテンツ指定登録画面の各項目欄51〜60に入力した事項が確定する。
【0052】
ステップS8では、ステップS7においてユーザによって入力された事項は、RAM3の登録コンテンツデータ記憶部31に送られ、登録コンテンツデータとして記憶されるとともに、登録コンテンツデータ記憶部31に記憶された登録コンテンツデータが更新される。登録コンテンツデータは、図7に示すように、優先順位71、URL72、巡回時刻73および頻度74と、最新更新日時75とが関連付けられて記憶される。以上の処理をコンテンツデータごとに繰返し行い、処理が終了した場合は、ステップS1に戻る。
【0053】
ステップS5において、ユーザが「2.登録コンテンツ閲覧」を選択した場合は、ステップS9に進む。ステップS9では、K個のコンテンツデータのサムネイルを縮小コンテンツデータ記憶部33から取出し、表示画面バッファ35の座標P(x,y),P(x,y),P(x,y),…,P(x,y)…を基準にし、かつこれらの座標に対応した優先順位に従ってサムネイルをNO.1,NO.2,NO.3,…,NO.iの順に配置する。ここで、前述のP(x,y)およびNO.iのiは自然数である。なお、サムネイルの生成処理については後述する。
【0054】
次にステップS10に進む。オートパイロット対象コンテンツ数、つまりオートパイロットプログラム21に基づいて収集され、かつ登録コンテンツデータ記憶部31に記憶されたコンテンツデータの数をK+M個とすると、K個を超えるコンテンツデータ部はK+1,K+2,K+3,K+4,…,K+MのM個である。ここで、Mは自然数である。ステップS10では、K個を超えるコンテンツデータ部の表示画面バッファ35の座標P01(x11,y11),P02(x11,y12),P03(x11,y13),P04(x11,y14),…P0m(x11,y1m)、つまりX軸の座標が同一でかつY軸の座標が一定間隔で異なる座標を基準に、各コンテンツデータの優先順位に従って、HTML(Hyper Text Markup Language)のタイトルをM個配置する。ここで、mは自然数である。
【0055】
ステップS11において、前述の表示画面バッファ35の内容は、表示部7に一覧表示される。本実施形態において、コンテンツデータのサムネイル数Kをたとえば4個、K個を超えるコンテンツデータ部の数をたとえば6個とすると、図4に示すように、4個のサムネイルおよび6個のタイトルが表示部7に一覧表示される。
【0056】
図4に示すように、表示部7の解像度が1024×768ドットである場合は、優先順位が1位〜4位の4個のサムネイルは、座標P(64,640)、座標P(384,640)、座標P(64,328)、座標P(384,328)に対応する位置に、それぞれ256×192ドットの解像度で配置し、表示する。
【0057】
また6個のタイトルは、表示部7の座標P(448,628)、座標P(448,576)、座標P(448,528)、座標P(448,480)、座標P(448,432)、座標P10(448,384)に対応する位置に、それぞれ文字高さ32ドット、行幅48ドットで配置し、表示する。
【0058】
このようにサムネイルおよびタイトルを配置することによって、解像度が1024×768ドットの表示部7にバランスよく配置することができる。
【0059】
次にステップS12に進む。ステップS12では、ユーザによってカーソルキー42が操作され、表示部7に表示されたサムネイルおよびタイトルが選択および指示されたか否かを判断する。本実施形態では、ユーザによってサムネイルまたはタイトルが選択および指示されると、選択および指示されたサムネイルまたはタイトルの表示枠が太線で表示されるようにしている。
【0060】
ステップS12において、表示部7に表示されるサムネイルおよびタイトルが、ユーザによって選択および指示されていないと判断した場合は、ステップS12に戻る。ステップS12において、表示部7に表示されるサムネイルまたはタイトルが、ユーザによって選択および指示されたと判断した場合は、ステップS13に進む。
【0061】
ステップS13では、ユーザによって選択および指示されたNo.iのサムネイルまたはタイトルを取得コンテンツデータ記憶部32から取出す。ステップS14では、ステップS13において取得コンテンツデータ記憶部32から取出したNo.iのサムネイルまたはタイトルを等倍で表示画面バッファ35に配置する。ここで、iは自然数である。ステップS15では、ステップS14において表示画面バッファ35に配置した前記No.iのサムネイルまたはタイトルを、図9に示すように、表示部7に等倍で表示する。
【0062】
ここで、ステップS12において一旦選択されたコンテンツデータは、表示部7に表示する優先順位に拘らず,取得コンテンツデータ記憶部32から取出され、表示画面バッファ35に直接展開することになり、見かけ上は、コンテンツサーバ11から収集したコンテンツデータをそのまま表示部7に拡大表示したことになる。したがって大きな記憶領域を有するハードディスク装置のような補助メモリ装置を備えていない通信端末装置では、コンテンツサーバ11から収集したコンテンツデータに基づいて生成したサムネイルを記憶するためのメモリの記憶容量を節約することができる。
【0063】
次にステップS16に進む。ステップS16では、ユーザによってカーソルキー42が操作され、他のサムネイルおよびタイトルが選択および指示されたか否かを判断する。ステップS16において、他のサムネイルおよびタイトルが選択および指示されたと判断した場合は、ステップS13に戻る。ステップS16において、他のサムネイルおよびタイトルが選択および指示されていないと判断した場合は、終了キー47を押下することによってステップS1に戻る。なお、ステップS11における一覧表示およびステップS15におけるサムネイルまたはタイトル表示中に、図3に示す印刷キー44を押下すると、ルーチン機能機能実行プログラム25が実行され、表示中のサムネイルおよびタイトルを印刷部8で印刷することができる。
【0064】
ステップS5において、ユーザが「3.新規コンテンツ閲覧」を選択した場合は、ステップS17に進む。ステップS17では、通信端末装置100は、オートパイロット機能を用いずに、通信端末装置100のルーチン機能実行プログラム25に含まれているブラウザを起動し、インターネット検索画面を表示する。ここでブラウザは、インターネット10上で公開されている文書を閲覧するためのソフトウェアである。
【0065】
ステップS18において、ユーザは検索画面に、URLを入力するか、または検索鍵を入力することによって所望するコンテンツデータを検索する。ここで検索鍵とは、所望するコンテンツデータを検索するときに、通信端末装置に入力する文字列であり、たとえば映画、音楽、書籍のタイトルなどである。検索鍵による検索を行うことによって、所望のコンテンツデータを見つけた後、このコンテンツデータをダウンロードする。ユーザは、ダウンロードしたコンテンツデータを表示部7に表示して閲覧する。次にステップS19に進む。ステップS19では、ステップS18において閲覧したコンテンツデータを、登録コンテンツデータ記憶部31に記憶するか否かを判断する。
【0066】
ステップS19において、ステップS18において閲覧したコンテンツデータを、登録コンテンツデータ記憶部31に記憶しないと判断した場合は、ステップS1に戻る。ステップS19において、ステップS18において閲覧したコンテンツデータを、登録コンテンツデータ記憶部31に記憶すると判断した場合は、ステップS20に進む。ステップS20では、ステップS6と同様に、図5に示すコンテンツデータ指定登録画面を表示部7に表示する。
【0067】
次いでステップS21では、ステップS7と同様に、ユーザは、コンテンツ指定登録画面の優先閲覧コンテンツ数欄51、URL欄52、優先順位欄53、巡回頻度欄54,55、接続時刻欄56,57、ビジー再接続欄58,59,60に、数値または文字列を入力する。各項目欄51〜60に入力する数値または文字列の詳細については、ステップS7と同様であるので、説明を省略する。
【0068】
ステップS22では、ステップS8と同様に、ステップ21においてユーザによって登録された登録コンテンツデータは、RAM3の登録コンテンツデータ記憶部31に送られ、記憶されるとともに、登録コンテンツデータ記憶部31に記憶された登録コンテンツデータが更新される。登録コンテンツデータは、図7に示すように、優先順位71、URL72、巡回時刻73および頻度74と、最新更新日時75とが関連付けられて記憶される。
【0069】
次にステップS23に進む。ステップS23では、新規に閲覧するコンテンツデータが他にあるか否かを判断する。ステップS23において、新規に閲覧するコンテンツデータが他にあると判断した場合は、ステップS17に戻る。ステップS23において、新規に閲覧するコンテンツデータが他にないと判断した場合は、ステップS1に戻る。
【0070】
以上のように通信端末装置100では、オートパイロットプログラム21を実行して、コンテンツサーバ11から取得したコンテンツデータのサムネイルを表示部7に表示する。ユーザが表示部7に表示されたサムネイルを選択すると、選択したサムネイルが拡大されて表示部7に表示される。したがって表示部7の表示領域が比較的小さな場合でも、ユーザは簡便にコンテンツデータを閲覧することができ、確実にコンテンツデータの内容を把握することができる。
【0071】
またコンテンツデータ指定登録プログラム22が実行され、ユーザによって定められた数のサムネイルは、予め定められたコンテンツデータの優先順位に基づいて表示部7に配列され、かつ表示される。たとえばサムネイルは、優先順位が高いコンテンツデータの順に、表示部7に配列され、かつ表示される。この場合は、ユーザは、優先順位の高いコンテンツデータを容易かつ即座に閲覧することができるので、利便性が向上する。
【0072】
また通信端末装置100において、比較的優先順位の高いコンテンツデータは、表示部7にサムネイルを表示し、比較的優先度の低いコンテンツデータは、サムネイルを表示した表示部7と共通の表示領域にタイトルを表示する。したがって表示部7の表示領域が比較的小さな場合でも、ユーザは、優先順位の高いコンテンツデータに基づくサムネイルと、優先順位の低いコンテンツデータに基づくタイトルとの2種類のデータを一度にまとめて閲覧することができる。これによって利便性が向上する。
【0073】
コンテンツデータ指定登録プログラム22を実行し、ユーザがコンテンツ指定登録画面上の各項目欄に入力した、URL、コンテンツサーバ11を巡回する頻度およびコンテンツサーバ11からコンテンツデータを収集する日時などを登録コンテンツデータ記憶部31に記憶する。これによって所望するコンテンツデータを容易に取得することができ、即座にコンテンツデータを閲覧することができる。
【0074】
またコンテンツデータを収集する日時に、インターネット10を介してコンテンツサーバ11との接続操作を行うが、コンテンツサーバ11との接続が不可能な場合、いわゆるビジー状態の場合がある。本実施形態では、予めユーザがビジー状態のときに再接続するか否かを示す情報および再接続時の頻度を示す情報が、登録コンテンツデータ記憶部31に記憶されているので、これらの情報に基づいて再接続するか否かを判断し、その判断結果に基づく動作を実行することができる。したがってビジー状態のときに、ユーザは接続操作を行う必要がないので、利便性が向上する。
【0075】
また通信端末装置100において、ユーザが新たなコンテンツデータの閲覧を希望する場合は、ルーチン機能実行プログラム25実行することによって、ブラウザを起動させ、URLまたは検索鍵を入力することによって所望のコンテンツデータを検索することができる。検索によって所望のコンテンツデータが見つかった場合は、そのコンテンツデータが存在するコンテンツサーバ11へ接続して、容易にコンテンツデータを閲覧することができる。
【0076】
ユーザが閲覧したコンテンツデータを登録コンテンツデータ記憶部31に記憶すると判断した場合は、閲覧したコンテンツデータを登録コンテンツデータ記憶部31に記憶する。これによって登録コンテンツデータ記憶部31に記憶されたコンテンツデータを更新することができる。また更新されたコンテンツデータが存在するコンテンツサーバ11へ接続することによって、新たなコンテンツデータを容易に閲覧することができる。
【0077】
図10は、通信端末装置100におけるオートパイロットのタイミングおよびサムネイルの生成処理を示すフローチャートである。ステップS31では、通信端末装置100におけるオートパイロットプログラム21を始動する時刻であるか否かを判断する。ステップS31において、オートパイロットプログラム21を始動する時刻ではないと判断した場合は、オートパイロットプログラム21を始動する時刻まで待機する。ステップS31において、オートパイロットプログラム21を始動する時刻であると判断した場合は、ステップS32に進む。ここで、オートパイロットプログラム21を始動する時刻とは、図7に示す登録コンテンツデータ記憶部31に記憶されている巡回時刻73を意味する。
【0078】
図7に示す登録コンテンツデータ記憶部31に記憶されている巡回時刻73および頻度74と、通信端末装置100の計時部5に含まれるカレンダおよび時計とを対比して、本日の巡回日時に該当するコンテンツデータのみをワークエリア38に設ける。オートパイロットプログラム21は、前記ワークエリア38に設けられたコンテンツデータの巡回日時が、通信端末装置100に内蔵されているカレンダおよび時計と一致した場合に作動する。また巡回する順番は、コンテンツデータの表示の優先順位とは必ずしも一致しない。巡回時刻が重複して登録され、複数の同日かつ同時刻の登録コンテンツデータが存在する場合は、表示の優先順位が高い登録コンテンツデータを優先するようにしてもよい。
【0079】
ステップS32では、通信端末装置100とコンテンツサーバ11とは、まだ接続されていないので、通信端末装置100とコンテンツサーバ11との再接続回数(以下、Cと表記する)を零、つまりC=0とする。次にステップS33に進む。ステップS33では、通信端末装置100と接続されている回線がビジー状態であるか否かを判断する。ステップS33において、前記回線がビジー状態であると判断した場合は、ステップS34に進む。ステップS33において、前記回線がビジー状態ではないと判断した場合は、ステップS38に進む。
【0080】
ステップS34では、図5に示すコンテンツ指定登録画面のビジー再接続欄58に入力された数値が「1」であるか否かを判断する。つまり、再接続するかどうかを判断する。ステップS34において、前記ビジー再接続欄58に入力された数値が「1」、つまり再接続すると判断された場合は、ステップS35に進み、前記ビジー再接続欄58に入力された数値が「1」ではない、つまり再接続しないと判断された場合は、ステップS31に戻る。
【0081】
ステップS35では、前記ビジー再接続欄58に入力された数値が「1」、すなわち前記回線がビジー状態である場合は再接続することになるので、前記再接続回数Cに1を加えたものを新たなCとする。つまりC=C+1とする。次にステップS36では、ユーザが予め指定した一定時間T分、たとえば2分ごとに再接続を行う。次にステップS37では、前記回線への再接続が無限に繰返し実行されることを避けるために、ユーザが予め指定した再接続回数(以下、Coと表記する)と実際の再接続回数Cとが一致、つまりC=Coであるか否かを判断する。ステップS37において、C=Coであると判断した場合は、前記回線への再接続は行わずに、ステップS31に戻り、次の本日の巡回時刻を待つ。ステップS37において、C=Coではないと判断した場合は、ステップS33に戻る。
【0082】
ステップS38では、ユーザが指定した巡回時刻および頻度に基づいて、通信端末装置100とコンテンツサーバ11とを接続する。次にステップS39では、コンテンツサーバ11から取得したコンテンツデータを取得コンテンツデータ記憶部32に記憶する。ステップS40では、取得したコンテンツデータの優先順位(以下、Rと表記する)が、予め定めた優先順位(以下、Roと表記する)以内、つまりR≦Rであるか否かを判断する。ここで、RのiおよびRのOは、共に自然数である。
【0083】
ステップS40において、R≦Rであると判断した場合は、ステップS41に進み、R>Rであると判断した場合は、ステップS31に戻る。ステップS41では、取得コンテンツデータのサムネイルを生成する。次にステップS42では、ステップS41で生成したサムネイルと優先順位Rとを関連付けて、縮小コンテンツデータ記憶部33に記憶するとともに、縮小コンテンツデータ記憶部33に記憶されるサムネイルデータを更新する。なお本実施形態では、取得したコンテンツデータの優先順位Kが予め定めた優先順位Ro以外の場合、つまり取得したコンテンツデータの優先順位が低い場合は、このコンテンツデータに基づくサムネイルが表示部7に表示される確立は低いので、サムネイルを生成しないようにしている。
【0084】
本実施形態において、表示部7に表示する最適なサムネイルの数を4個とすると、図8に示すように、コンテンツデータの配置位置81,82,83,84には、表示優先順位が1位から4位のコンテンツデータのサムネイルが配置されて表示される。またコンテンツデータの配置位置85には、表示優先順位が5位から10位のコンテンツデータのタイトルが配置されて表示される。
【0085】
デジタル画像を縮小する場合に、高い表示品位が要求されなければ、単純に画素を間引く処理を行うダウンサンプリング法またはサブサンプリング法と呼ばれる手法が用いられる。これに対して高い表示品位が要求された場合は、隣接する画素データの等価平均を求めて新たな画素データを生成する平均操作法と呼ばれる手法が用いられる。さらに優れたデジタル画像を縮小するための手法があるが、小型のディスプレイでは表示できる画素数がたとえばSVGAに相当する1024×768ドットまたはそれ以下の画素数が実用的であり、その解像度には限界がある。したがって、過剰に高品位な縮小処理を行っても、コストが増加するだけで、コストの増加に伴った効果は期待できない。
【0086】
図11は、通信端末装置100の取得コンテンツデータ記憶部32の一例を示す図である。このように小型のディスプレイおよび記憶容量が限られたメモリを備える通信端末装置100における取得コンテンツデータ記憶部32は、大略的に図11に示すようになっている。取得コンテンツデータ記憶部32は、URL91および取得コンテンツデータ92を含んで構成される。さらに取得コンテンツデータ92は、マークアップ言語で記述されたコンテンツデータのタイトルなどのHTML記述部93および静止画像データなどの画像データ部94など、データの属性を示す記述に加え、前記HTML記述部93および画像データ部94などのリンク情報を含むデータ95が、コンテンツデータごとにURL91と関連付けられて記憶される。
【0087】
表示優先順位が高いコンテンツデータ、たとえば表示優先順位が4位までのコンテンツデータは、データが更新されるごとに、図10のステップS41においてサムネイルが生成される。しかし、取得コンテンツデータ記憶部32から取出したコンテンツデータは、文字データおよび画像データが混在して構成されているので、一旦、仮想画面バッファ34にビットマップ状に展開し、全体を画像イメージとして捉える。そして、コンテンツデータ縮小プログラム23によって、コンテンツデータのサムネイルを生成して、縮小コンテンツデータ記憶部33に記憶する。たとえば、SVGA相当の解像度でコンテンツデータをビットマップ状に展開し、このコンテンツデータをダウンサンプリング法または平均操作法により、コンテンツデータ縮小プログラム23に基づいて演算を行う。これによってコンテンツデータのサムネイルが得られる。得られたコンテンツデータのサムネイルは、一旦、縮小コンテンツデータ記憶部33に記憶される。
【0088】
仮想画面バッファ34は、表示画面バッファ35と同じ容量の記憶領域で構成されており、縮小処理のみならず、ページスクロールの先読みバッファとして、次のページが選択されたとき、表示画面バッファ35とのバンク切替えなどを行うことによって、有効に活用することができる。
【0089】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、表示手段の表示領域が比較的小さな場合でも、ユーザは簡便にコンテンツデータを閲覧することができ、確実にコンテンツデータの内容を把握することができる。
【0090】
また本発明によれば、前記縮小画像は、優先順位が高いコンテンツデータの順に表示手段に配列され、かつ表示される。したがってユーザは、優先順位の高いコンテンツデータを容易かつ即座に閲覧することができる。これによって利便性が向上する。
【0091】
また本発明によれば、表示手段の表示領域が比較的小さな場合でも、ユーザは、優先度の高いコンテンツデータに基づく縮小画像と、優先度の低いコンテンツデータに基づくタイトルとの2種類のデータを一度にまとめて閲覧することができる。これによって利便性が向上する。
【0092】
また本発明によれば、予めコンテンツデータ指定登録手段によって、ユニフォーム・リソース・ロケータ、コンテンツサーバを巡回する頻度およびコンテンツサーバからコンテンツデータを収集する日時を登録しておくだけで、所望するコンテンツデータを容易に得ることができ、即座にコンテンツデータを閲覧することができる。
【0093】
また本発明によれば、ビジー状態のときに、ユーザは接続操作を行う必要がないので、利便性が向上する。
【0094】
また本発明によれば、新たなコンテンツデータの閲覧を希望する場合は、コンテンツデータ接続閲覧手段を用いることによって、新しいコンテンツサーバへ接続して、新たなコンテンツデータを容易に閲覧することができる。
【0095】
また本発明によれば、ユーザがコンテンツデータ接続閲覧手段によって閲覧したコンテンツデータに関する情報をコンテンツデータ指定登録手段に追加登録することによって、コンテンツデータ指定登録手段に登録されたコンテンツデータに関する情報を更新することができる。これによって更新されたコンテンツサーバへ接続して、新たなコンテンツデータを容易に閲覧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である通信端末装置100の構成を示すブロック図である。
【図2】通信端末装置100におけるコンテンツデータの登録処理、閲覧処理および表示処理を示すフローチャートである。
【図3】通信端末装置100の入力操作部6および表示部7を示す図である。
【図4】インターネット選択画面を示す表示例である。
【図5】コンテンツデータの指定登録画面を示す表示例である。
【図6】入力操作部6における置数キー45の一部を拡大して示す図である。
【図7】登録コンテンツデータ記憶部31に記憶された登録コンテンツデータの一例を示す図である。
【図8】サムネイルおよびコンテンツデータのタイトルを示す表示例である。
【図9】ユーザによって選択されたサムネイルを等倍表示して示す図である。
【図10】通信端末装置100におけるオートパイロットのタイミングおよびサムネイルの生成処理を示すフローチャートである。
【図11】通信端末装置100の取得コンテンツデータ記憶部32の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU(Central Processing Unit)
2 ROM(Read Only Memory)
3 RAM(Random Access Memory)
4 通信部
5 計時部
6 入力操作部
7 表示部
8 印刷部
9 データバス
10 インターネット
11 コンテンツサーバ
100 通信端末装置

Claims (7)

  1. インターネットを介して、コンテンツデータを提供するコンテンツサーバと通信を行う通信手段と、
    予めユーザが指定したコンテンツデータに関する情報を登録するコンテンツデータ指定登録手段と、
    前記通信手段によってコンテンツサーバと接続し、接続されたコンテンツサーバを自動的に巡回して、前記コンテンツデータ指定登録手段に登録されたコンテンツデータに関する情報に基づいて、コンテンツデータを収集するコンテンツデータ収集手段と、
    前記コンテンツ収集手段によって収集されたコンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、
    前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータに基づいて、縮小画像を生成する縮小画像生成手段と、
    前記コンテンツ収集手段によって収集されたコンテンツデータおよび前記縮小画像生成手段によって生成された縮小画像の少なくともいずれか一方を表示する表示手段と、
    予め定めた数の前記縮小画像を前記表示手段に配列し、かつ表示するように制御する表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された縮小画像の中から選択された縮小画像を原寸法の画像に伸長して表示手段に表示するコンテンツデータ拡大表示手段とを含むことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記コンテンツデータに関する情報は、表示手段に表示するコンテンツデータの優先順位を含み、
    前記表示制御手段は、前記コンテンツデータの優先順位に基づいて、予め定めた数の縮小画像を表示手段に配列し、かつ表示するように制御することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータの数が、予め定めた表示手段に優先して表示させるコンテンツデータの数を超えたときは、前記予め定めた数のコンテンツデータの縮小画像を表示手段に表示し、かつ予め定めた数を超えた数のコンテンツデータのタイトルを表示手段に表示することを特徴とする請求項1または2記載の通信端末装置。
  4. 前記コンテンツデータに関する情報は、コンテンツデータの所在を示すユニフォーム・リソース・ロケータ、コンテンツサーバを巡回する頻度およびコンテンツサーバからコンテンツデータを収集する日時を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の通信端末装置。
  5. 前記コンテンツデータに関する情報は、コンテンツデータを収集する日時に、コンテンツサーバとの接続が不可能であった場合に、再度、コンテンツサーバとの接続動作を行うか否かを示す再接続情報および再接続の頻度を示す再接続頻度情報を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の通信端末装置。
  6. インターネットに接続して所望するコンテンツデータを検索し、検索したコンテンツデータを保有する前記コンテンツサーバに接続して、前記コンテンツデータを閲覧するコンテンツデータ接続閲覧手段を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の通信端末装置。
  7. 前記コンテンツデータ接続閲覧手段よって、コンテンツサーバに接続して所望のコンテンツデータを閲覧したとき、ユーザが直前に閲覧したコンテンツデータを前記コンテンツデータ指定登録手段に登録すると判断した場合は、前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ指定登録手段に追加登録し、前記コンテンツデータ収集手段に基づいて前記追加登録されたコンテンツデータを収集することを特徴とする請求項6記載の通信端末装置。
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