JP2004205980A - ズームファインダの視度調整装置 - Google Patents

ズームファインダの視度調整装置 Download PDF

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Toshiaki Yamada
俊明 山田
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Abstract

【目的】ズームファインダの小型化に有利な構造を有する視度調整装置を得ること。
【構成】少なくとも2つの可動レンズ群を光軸方向に移動させることで焦点距離を変化させるズームファインダにおいて、少なくとも2つの可動レンズ群の相対位置を変化させることなく該少なくとも2つの可動レンズ群を光軸方向に同時に移動させてズームファインダの視度を調整する視度調整手段を有するズームファインダの視度調整装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、ズームファインダの視度調整装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
ズームレンズを備えた従来のコンパクトカメラでは、ズームレンズの焦点距離変化に連動させてその焦点距離を変化させるズームファインダを備えたものが多く知られている。従来このようなズームファインダでは、ズームファインダ光学系を構成する複数のレンズ群のうち最前部に位置する第1レンズ群を前後させることにより視度調整を行っていた。このため、第1レンズ群を光軸方向に所定量前後させるための視度調整用空間を予め確保する必要があり、この空間がファインダの大型化の要因、ひいてはカメラの大型化の要因となっていた。
【0003】
【発明の目的】
本発明は、以上のような従来の問題点に鑑みて成されたものであり、ズームファインダの小型化に有利な構造を有する視度調整装置を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】
本発明のズームファインダの視度調整装置は、少なくとも2つの可動レンズ群を光軸方向に移動させることで焦点距離を変化させるズームファインダにおいて、少なくとも2つの可動レンズ群の相対位置を変化させることなく該少なくとも2つの可動レンズ群を光軸方向に同時に移動させてズームファインダの視度を調整する視度調整手段を有することを特徴としている。
【0005】
例えば視度調整手段は、少なくとも2つの可動レンズ群にそれぞれ固定された少なくとも2つのカムフォロアと;これら少なくとも2つのカムフォロアがそれぞれ摺接する少なくとも2つのカム面を備えたズーム用カムと;このズーム用カムの初期位置を調整する調整手段と;を有する構成にすることができる。この場合、ズーム用カムは、ズームファインダの光軸と略平行な回転軸を中心として回転する略筒状の回転カムであり、少なくとも2つのカム面はこの回転カムの外周面に形成されており、調整手段は、この回転カムの軸方向位置を調整する調整ネジを有している構成にすることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3は、本発明を適用したズームファインダの一実施形態を示している。ズームファインダ1は、撮影光学系としてズームレンズを備えたコンパクトカメラに用いられるズームファインダであり、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3からなるファインダ光学系を有している。
【0007】
第1レンズ群L1は固定レンズ群であり、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3は各々光軸方向に可動のレンズ群である。これら可動の第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3が互いの空気間隔を変化させながら第1レンズ群L1に対して光軸方向に移動することでズーミングがなされる。
【0008】
ズームファインダ1には、ファインダ光学系の光軸Oと平行に延び且つ前後両端部がファイダ本体10に固定されたガイドシャフト11が設けられている。このガイドシャフト11には、第2レンズ群L2と一体に形成された被ガイド部13、及び第3レンズ群L3と一体に形成された被ガイド部14が各々摺動自在に嵌合されている。即ち、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3は、被ガイド部13、14を介してガイドシャフト11に沿って光軸方向に案内されている。
【0009】
またズームファインダ1には、ファインダ光学系に隣接させて回転カム15が設けられている。回転カム15は略円柱形状を呈しており、光軸Oと平行に延びる回転軸16上に回動自在かつ光軸方向に所定量移動可能に嵌合している。回転軸16は、ガイドシャフト11と同様に、前後両端部がファイダ本体10に固定されている。
【0010】
回転軸16上には、回転カム15の後端面とファインダ本体10の間に位置させて圧縮コイルバネ(付勢手段)17が縮設されている。したがって、回転カム15は圧縮コイルバネ17のバネ力により光軸方向前方(図1での右方)へ常時付勢されている。
【0011】
一方、回転カム15の前端面には、ファインダ本体10に螺合された視度調整ネジ18の先端が当接している。つまり、回転カム15の前端面は、圧縮コイルバネ17のバネ力によって視度調整ネジ18の先端に弾接している。このため、視度調整ネジ18をねじ込む方向に回転させると、圧縮コイルバネ17のバネ力に抗して回転カム15が回転軸16に沿って後方に移動し、逆に視度調整ネジ18を緩める方向に回転させると、圧縮コイルバネ17のバネ力によって回転カム15が回転軸16に沿って前方に移動する。
【0012】
回転カム15の外周面には、光軸方向前側に位置する第1カム面15aと、この第1カム面15aの後方に位置する第2カム面15bが形成されている。第1カム面15a及び第2カム面15bは各々回転カム15の周方向及び軸方向に対して傾斜する方向に延びるカム面として構成されている。第1カム面15aには、第2レンズ群L2と一体形成された被ガイド部13から突出する第1カムフォロア(カムピン)13aが係合し、第2カム面15bには、第3レンズ群L3と一体形成された被ガイド部14から突出する第2カムフォロア(カムピン)14aが係合している。
【0013】
ファインダ本体10前端に形成されたフック部10aと被ガイド部13に形成されたフック部13bの間には、引張コイルバネ19が張設されている。この引張コイルバネ19のバネ力により被ガイド部13は光軸方向前方に常時付勢されており、よって第1カムフォロア13aは第1カム面15aに対して常時弾接している。
【0014】
他方、ガイドシャフト11上には、ファインダ本体10後端のガイドシャフト11後端を支持するシャフト支持部10bと被ガイド部14の後端の間に圧縮コイルバネ20が縮設されている。この圧縮コイルバネ20のバネ力により被ガイド部14は光軸方向前方に常時付勢され、よって第2カムフォロア14aは第2カム面15bに対して常時弾接している。
【0015】
また回転カム15の前端には、回転軸16を回転中心とするギヤ15cが一体に形成されている。このギヤ15cは、図示しないギヤ列を介してコンパクトカメラ内に設けられた撮影レンズ(ズームレンズ)の駆動機構(図示せず)と連動する。よって回転カム15は、撮影レンズの焦点距離変化(ズーミング)に連動して回転する。
【0016】
ズーミング動作が実行されるとギヤ15c即ち回転カム15が回転され、これによって第1カムフォロア13a及び第2カムフォロア14aがそれぞれ回転カム15の第1カム面15a及び第2カム面15b上を摺動するため、被ガイド部13、14即ち第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3が互いの空気間隔を変化させながら第1レンズ群L1に対して光軸方向に移動してファインダ光学系の焦点距離を連続的に変化させる。
【0017】
以上の構成を有するズームファインダ1において視度調整を行うときは、調整用ドライバ等を用いて視度調整ネジ18を回転させる。視度調整ネジ18を所定の回転方向に回転させると、該ネジ先端が後方(図1での左方)に移動して回転カム15の前端面を圧縮コイルバネ17のバネ力に抗して後方に押し込むので、回転カム15が回転軸16に沿って後方に移動する。また、視度調整ネジ18を逆方向に回転させると、該ネジ先端が前方(図1での右方)に移動するので、圧縮コイルバネ17のバネ力により回転カム15が回転軸16に沿って前方に移動する。即ち視度調整ネジ18を回転操作することで回転カム15の軸方向位置を調整することができる。回転カム15が回転軸16に沿って移動すると、第1カムフォロア13a及び第2カムフォロア14aが各々同方向に同量移動するので、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3が互いの相対位置を変化させることなく第1レンズ群L1に対して光軸方向に同時に移動する。したがって、視度調整ネジ18を回転操作することでファインダ光学系の視度を調整することができる。
【0018】
以上のような本実施形態のズームファインダ1によれば、第1レンズ群を前後に移動させることで視度調整を行う従来のズームファインダのように第1レンズ群を光軸方向に所定量前後させるための視度調整用空間を予め確保する必要が無いため、従来のズームファインダに比べてファインダ光学系の光軸方向での全長を短縮することができ、よってズームファインダを小型化、ひいてはカメラを小型化が可能となる。
【0019】
上記実施形態では、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3と一体形成された第1カムフォロア13a及び第2カムフォロア14aを、回転カム15に形成した第1カム面15aと第2カム面15bに沿って移動させる構成にしたが、例えば回転カム15に代えて直進案内されたカム板等を用い、該カム板に形成したカム溝部やカム縁部によって第1カムフォロア13a及び第2カムフォロア14aを移動させる構成も可能である。即ち、前後2つの可動レンズを移動させるズーム用カムは、回転カムのみに限定されるものではない。
【0020】
上記実施形態のズームファインダは第1レンズ群L1、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3からなる3群タイプであり、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3を光軸方向に前後させて視度調整を行うものであるが、本発明は3群タイプのズームファインダにのみ限定されない。即ち、第1レンズ群及び第2レンズ群からなる2群タイプのズームファインダにも本発明を適用することができる。図4乃至図6は、このような2群タイプのズームファインダに本発明を適用した実施形態を示している。この実施形態では、第1レンズ群L1及び第2レンズ群L2を光軸方向に前後させて視度調整を行うものである。なお、図4乃至図6の各図面中、図1乃至図3に示した実施形態と実質的に同一部材には同一符号を付してある。
【0021】
また本発明は、以上のような2群タイプ及び3群タイプのズームファインダにのみ限定されるものではなく、少なくとも2つの可動レンズ群を含む4つ以上のレンズ群からなるズームファインダにも適用することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明によればズームファインダの小型化に有利な構造を有する視度調整装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したズームファインダの一実施形態の縦断面図である。
【図2】同ズームファインダの正面図である。
【図3】同ズームファインダの底面図である。
【図4】本発明を適用したズームファインダの他の実施形態の縦断面図である。
【図5】同ズームファインダの正面図である。
【図6】同ズームファインダの底面図である。
【符号の説明】
1 ファインダ本体
13a 第1カムフォロア
14a 第2カムフォロア
15 回転カム(ズーム用カム)
15a 第1カム面
15b 第2カム面
17 圧縮コイルバネ
18 視度調整ネジ
19 引張コイルバネ
20 圧縮コイルバネ

Claims (5)

  1. 少なくとも2つの可動レンズ群を光軸方向に移動させることで焦点距離を変化させるズームファインダにおいて、
    少なくとも2つの可動レンズ群の相対位置を変化させることなく該少なくとも2つの可動レンズ群を光軸方向に同時に移動させてズームファインダの視度を調整する視度調整手段を有することを特徴とする、ズームファインダの視度調整装置。
  2. 請求項1記載のズームファインダの視度調整装置において、視度調整手段は、少なくとも2つの可動レンズ群にそれぞれ固定された少なくとも2つのカムフォロアと;
    これら少なくとも2つのカムフォロアがそれぞれ摺接する少なくとも2つのカム面を備えたズーム用カムと;
    このズーム用カムの初期位置を調整する調整手段と;
    を有する、ズームファインダの視度調整装置。
  3. 請求項2記載のズームファインダの視度調整装置において、ズーム用カムは、ズームファインダの光軸と略平行な回転軸を中心として回転する略筒状の回転カムであり、少なくとも2つのカム面はこの回転カムの外周面に形成されており、調整手段は、この回転カムの軸方向位置を調整する調整ネジを有している、ズームファインダの視度調整装置。
  4. 請求項1記載のズームファインダの視度調整装置において、ズームファインダのファインダ光学系は、2つの可動レンズ群及びこの2つの可動レンズ群の前方に固定された1つの固定レンズ群からなる3群タイプである、ズームファインダの視度調整装置。
  5. 請求項1記載のズームファインダの視度調整装置において、ズームファインダのファインダ光学系は、2つの可動レンズ群からなる2群タイプである、ズームファインダの視度調整装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195547A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 ビューファインダ及びそれを備えた撮像装置

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