JP2004205699A - パターン形成方法及びパターン形成材料 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】フォトレジストパターン上に水溶性シリコーン樹脂を主成分とした材料を膜形成し、フォトレジストパターン表面をこの水溶性シリコーン樹脂で架橋させ、未架橋の水溶性シリコーン樹脂を除くことによってパターンのスペース部分の寸法を縮小させることを特徴とするパターン形成方法。
【効果】本発明により、現像後のホールパターンが水溶性シリコーン樹脂の架橋によって効果的に縮小され、縮小後の形状も良好である。また、珪素を含んだArF用レジストだけでなく、珪素を含まないArF単層レジスト、フッ素を含んだF2リソグラフィー用レジストにおいても同様の効果を有し、露光波長に適用した材料の種類を問わずホールパターンの縮小が可能である。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子などの製造工程における微細加工に用いられるパターン形成材料、及びこれを使用したパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの微細化が急速に進んでいる。微細化が急速に進歩した背景には、投影レンズの高NA化、レジストの性能向上、短波長化が挙げられる。特にi線(365nm)からKrF(248nm)への短波長化は大きな変革をもたらした。更に、レジストの高解像度化、高感度化に対して、酸を触媒とした化学増幅ポジ型レジスト材料(特公平2−27660号公報、特開昭63−27829号公報等に記載)は、優れた特徴を有するもので、遠紫外線リソグラフィーに特に主流なレジスト材料となった。
【0003】
KrFエキシマレーザー用レジスト材料は、一般的に0.3ミクロンプロセスに使われ始め、0.25ミクロンルールを経て、現在0.18ミクロンルールの量産化への適用から0.13ミクロンルールの量産が開始され、微細化の勢いはますます加速されている。KrFからArF(193nm)への波長の短波長化は、デザインルールの微細化を0.13μm以下にすることが期待されるが、従来用いられてきたノボラック樹脂やポリビニルフェノール系の樹脂が193nm付近に非常に強い吸収を持つため、レジスト用のベース樹脂として用いることができない。透明性と、必要なドライエッチング耐性の確保のため、アクリル系の樹脂やシクロオレフィン系の脂環族系の樹脂が検討された(特開平9−73173号公報、特開平10−10739号公報、特開平9−230595号公報、WO97/33198)。また、ArFリソグラフィーを用いた90nmの量産検討が進められており、更にF2(157nm)リソグラフィーにおいては65nmの量産が期待されているが、レジスト材料の透明性の確保がますます困難になり、アクリル系樹脂では全く光を透過せず、シクロオレフィン系においてもカルボニル結合を持つものは強い吸収を持つことがわかった。ベンゼン環を持ポリマーは、波長160nm付近の吸収が若干向上するが、実用的な値にはほど遠く、単層レジストにおいて、ベンゼン環に代表される炭素炭素2重結合とカルボニル基に代表される炭素酸素2重結合を低減することが透過率確保のための必要条件であることが判明した(International Work Shop 157nm Lithography MIT−LL Boston, MA May 5, 1999)。透過率を向上するためにはフッ素の導入が効果的であることが示され(J. Vac. Sci. Technol. B 17(6), Nov/Dec 1999)、レジスト用に多くのフッ素含有ポリマーが提案された(J. Photopolymer Sci. and Technol. Vol. 13 No.4(2000) p657−664 and Vol. 13 No.4(2000) p451−458)が、KrF露光におけるポリヒドロキシスチレン及びその誘導体、ArF露光におけるポリ(メタ)アクリル誘導体あるいはポリシクロオレフィン誘導体の透過率には及ばない。
【0004】
一方、従来段差基板上に高アスペクト比のパターンを形成するには2層レジスト法が優れていることが知られており、更に、2層レジスト膜を一般的なアルカリ現像液で現像するためには、ヒドロキシ基やカルボキシル基等の親水基を有する高分子シリコーン化合物が必要である。
【0005】
シリコーン系化学増幅ポジ型レジスト材料として、安定なアルカリ可溶性シリコーンポリマーであるポリヒドロキシベンジルシルセスキオキサンのフェノール性水酸基の一部をt−Boc基で保護したものをベース樹脂として使用し、これと酸発生剤とを組み合わせたKrFエキシマレーザー用シリコーン系化学増幅ポジ型レジスト材料が提案された(特開平7−118651号公報、SPIE vol.1925 (1993) p377等)。ArFエキシマレーザー用としては、シクロヘキシルカルボン酸を酸不安定基で置換したタイプのシルセスキオキサンをベースにしたポジ型レジストが提案されている(特開平10−324748号公報、特開平11−302382号公報、SPIE vol.3333−07 (1998) p62)。更に、F2レーザー用としては、ヘキサフルオロイソプロパノールを溶解性基として持つシルセスキオキサンをベースにしたポジ型レジストが提案されている(特開2002−55456号公報)。上記ポリマーは、トリアルコシシシラン又はトリハロゲン化シランの縮重合によるラダー骨格を含むポリシルセスキオキサンを主鎖に含むものである。
【0006】
珪素が側鎖にペンダントされたレジスト用ベースポリマーとしては、珪素含有(メタ)アクリルエステルが提案されている(特開平9−110938号公報、J. Photopolymer Sci. and Technol. Vol. 9 No.3(1996) p435−446)。
【0007】
(メタ)アクリルエステル型の珪素含有ポリマーの欠点として、酸素プラズマにおけるドライエッチング耐性がシルセスキオキサン系ポリマーに比べて弱いというところが挙げられる。これは珪素含有率が低いことと、ポリマー主骨格の違いが理由として挙げられる。また、(メタ)アクリルエステルのシロキサンペンダント型は、現像液をはじきやすく、現像液の濡れ性が悪いという欠点もある。そこで、トリシランあるいはテトラシランペンダント型で、珪素含有率を高め、更に珪素含有基に酸脱離性を持たせてアルカリ溶解性を向上させた(メタ)アクリルエステルを含むポリマーの提案がなされている(SPIE vol.3678 p214,p241,p562)。このものは珪素−珪素結合があるため、200nm以下の波長では強い吸収があるが、248nmのKrFエキシマレーザー用としては十分高透明で、エッチング耐性に優れる珪素含有酸脱離基として用いられている。上記以外の珪素含有酸不安定基の検討も行われている(SPIE vol.3678 p420)。本発明者らも珪素を導入した新規な酸不安定基を提案した(特開2001−278918号公報、特開2001−158808号公報)。このものは、酸脱離性に優れ、T−トッププロファイルの発生などを防止できるという長所を持っており、更に珪素原子間に炭素原子を存在させ、珪素−珪素結合がないため、ArFエキシマレーザーの波長においても十分高透明である特徴も併せ持つ。
【0008】
露光波長の短波長化、変形照明や位相シフトマスク、瞳フィルターなどを用いた超解像技術などの光学コントラストの向上によってパターンサイズが縮小されてきたわけであるが、上記方法だけでは限界が生じ、パターンサイズを縮小させるために様々な方法が検討されている。例えば、SPIE Vol.4345 p222 (2001)に報告されているレジストパターン形成後に基板を加熱し、レジストを熱フローさせてホールパターンを縮小させる方法、SPIE Vol.3999 p620 (2000)に報告されている現像後のレジストパターン上に水溶性材料を塗布し、基板を加熱してレジストパターンと水溶性膜とをミキシングさせてホールパターンを縮小させる方法(WASOOM法)、特開平10−73927号公報、特開平11−204399号公報、SPIE Vol.3999 p881 (2000)に提示されているパターン形成後に水溶性膜を塗布し、レジストから発生した酸によってレジスト界面の水溶性材料の架橋層を形成し、ホールパターンを縮小させるRELACS法などが挙げられる。特開平5−241348号公報には、ホールパターン形成後にネガレジストを塗布し、レジストとの界面からしみ出した酸によって架橋する方法が示されている。ここで、ネガ型レジストとしては通常のレジストと珪素含有レジストが適用され、珪素含有レジストを用いてホールをシュリンクした後に酸素プラズマエッチングによって下層膜を加工している。熱フロー法は簡便な方法であるが、熱フロー後の断面形状が蛸壺状になったり、現像後のホールのサイズと疎密の変化によってフローする量が変化するといった問題点が生じた。一方、RELACS法はシュリンク後の形状が良好で、ホールサイズと疎密依存性も小さい特徴があった。
【0009】
一方、珪素含有レジストにおけるバイレイヤープロセスにおいて、レジストを熱フローさせてホールパターンを縮小させる方法は適用が可能であるが、RELACS法は適用不可能である。なぜなら特開平10−73927号公報、特開2001−19860号公報に示される水溶性ポリマーは炭化水素系の水溶性ポリマーであり、酸素ガスのエッチング耐性が全くないからである。珪素含有層を形成しながらパターンを縮小する方法としては、CARL(Chemical Amplified Resist Line)プロセスが挙げられる。無水マレイン酸を繰り返し単位として含むポリマーをベースとするレジストを露光、現像した後のパターンに、両末端アミノシロキサンを溶液処理すると、アミノ基が無水マレイン酸の開環反応によって結合し、レジスト表面にシロキサン層が形成され、ホールサイズが縮小する(Microelectronic Eng. 11, 531 (1990))。しかし、このものは、アミノシロキサンを溶解させた有機溶媒でレジストパターンを表面処理する必要があるため、新たに専用の処理装置が必要であり、従来から構築されたプロセスには適用しづらい面があった。
【0010】
【特許文献1】
特公平2−27660号公報
【特許文献2】
特開昭63−27829号公報
【特許文献3】
特開平9−73173号公報
【特許文献4】
特開平10−10739号公報
【特許文献5】
特開平9−230595号公報
【特許文献6】
国際公開第97/33198号パンフレット
【特許文献7】
特開平7−118651号公報
【特許文献8】
特開平10−324748号公報
【特許文献9】
特開平11−302382号公報
【特許文献10】
特開2002−55456号公報
【特許文献11】
特開平9−110938号公報
【特許文献12】
特開2001−278918号公報
【特許文献13】
特開2001−158808号公報
【特許文献14】
特開平10−73927号公報
【特許文献15】
特開平11−204399号公報
【非特許文献1】
International Work Shop 157nm Lithography MIT−LL Boston, MA May 5, 1999
【非特許文献2】
J. Vac. Sci. Technol. B 17(6), Nov/Dec 1999
【非特許文献3】
J. Photopolymer Sci. and Technol. Vol. 13 No.4(2000) p657−664 and Vol. 13 No.4(2000) p451−458
【非特許文献4】
SPIE vol.1925 (1993) p377
【非特許文献5】
SPIE vol.3333−07 (1998) p62
【非特許文献6】
J. Photopolymer Sci. and Technol. Vol. 9 No.3(1996) p435−446
【非特許文献7】
SPIE vol.3678 p214,p241,p562
【非特許文献8】
SPIE vol.3678 p420
【非特許文献9】
SPIE Vol.4345 p222 (2001)
【非特許文献10】
SPIE Vol.3999 p620 (2000)
【非特許文献11】
SPIE Vol.3999 p881 (2000)
【非特許文献12】
Chemical Amplified Resist Line
【非特許文献13】
Microelectronic Eng. 11, 531 (1990)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来から提案されてきたWASOOM法やRELACS法などのホールサイズ縮小のための水溶性材料は、炭化水素系の材料であったため酸素ガスのエッチング耐性が全くなかった。また、珪素含有ネガ型レジストや有機溶媒にシリル化材を溶解させた溶液法や、シリル化材を気化させた気層法では新たな処理装置が必要であり、既存のプロセスでは適用が困難であり、また分子量が小さいシリル化材ではシリル化効率が低く、効果的なホールサイズのシュリンクが困難であった。
【0012】
本発明は、上記事情を改善したもので、ホールサイズのシュリンクが可能であり、しかも酸素ガス等のエッチング耐性を有するパターン形成方法及びこれに用いるパターン形成材料を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、現像後のレジストパターンを水溶性シリコーン材で覆い、レジストパターン界面に水溶性シリコーン材の架橋層を生じさせてレジストパターンを被覆し、レジストパターンを太らせることにより、トレンチパターンやホールパターンなどのスペースパターンの径を縮小させることができることを知見した。本方法は、水溶性シリコーン材を塗布し、必要に応じてベークしてレジスト界面にシリコーンの架橋層を形成し、余分な未架橋のシリコーンは水に溶解するため、従来のコーターデベロッパーをそのまま使用することができ、また、ポリマー化されたシリコーン材で架橋させるため、低分子のシリル化材よりも珪素含有層が厚く、効果的にパターンを縮小できるものである。
【0014】
従って、本発明は、下記のパターン形成方法及びパターン形成材料を提供する。
請求項1:
フォトレジストパターン上に水溶性シリコーン樹脂を主成分とした材料を膜形成し、フォトレジストパターン表面をこの水溶性シリコーン樹脂で架橋させ、未架橋の水溶性シリコーン樹脂を除くことによってパターンのスペース部分の寸法を縮小させることを特徴とするパターン形成方法。
請求項2:
フォトレジスト膜の下地として有機膜を用い、縮小されたパターン形成後、酸素ガスを主体とするエッチングにより下地の有機膜を加工することを特徴とする請求項1記載のパターン形成方法。
請求項3:
フォトレジスト膜が、珪素原子を含有した膜であることを特徴とする請求項1又は2記載のパターン形成方法。
請求項4:
水溶性シリコーン樹脂が、下記一般式(1)
1 n2 mSiX4-n-m (1)
(式中、R1はヒドロキシ基、エポキシ基、アミノ基、又はイソシアネート基を含む有機基であり、R2は炭素数1〜4のアルキル基、フッ素化されたアルキル基、又は炭素数6〜10のアリール基、nは1又は2、mは0又は1、n+mは1又は2である。Xはハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は炭素数1〜4のアルコキシ基である。)
で示される珪素化合物を加水分解、縮合して得られることを特徴とする請求項1、2又は3記載のパターン形成方法。
請求項5:
水溶性シリコーン樹脂が、下記平均組成式(2)
1 a2 bSiO(4-a-b)/2 (2)
(式中、R1、R2は前述の通り。a、bは0.2≦a≦2、0≦b≦1.8、1≦a+b≦2を満足する数である。)
で示されることを特徴とする請求項4記載のパターン形成方法。
請求項6:
請求項1、2又は3記載のパターン形成方法における水溶性シリコーン樹脂を主成分とした材料であって、
(I)下記一般式(1)
1 n2 mSiX4-n-m (1)
(式中、R1はヒドロキシ基、エポキシ基、アミノ基、又はイソシアネート基を含む有機基であり、R2は炭素数1〜4のアルキル基、フッ素化されたアルキル基、又は炭素数6〜10のアリール基、nは1又は2、mは0又は1、n+mは1又は2である。Xはハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は炭素数1〜4のアルコキシ基である。)
で示される珪素化合物を加水分解、縮合して得られる水溶性シリコーン樹脂、及び
(II)水
を含有してなるパターン形成材料。
請求項7:
水溶性シリコーン樹脂が、下記平均組成式(2)
1 a2 bSiO(4-a-b)/2 (2)
(式中、R1、R2は前述の通り。a、bは0.2≦a≦2、0≦b≦1.8、1≦a+b≦2を満足する数である。)
で示されることを特徴とする請求項6記載のパターン形成材料。
請求項8:
更に、架橋剤を含有する請求項6又は7記載のパターン形成材料。
【0015】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のパターン形成方法は、フォトレジストパターン上に水溶性シリコーン樹脂を主成分とした材料を膜形成し、フォトレジストパターン表面をこの水溶性シリコーン樹脂で架橋させ、未架橋の水溶性シリコーン樹脂を除くことによってパターンのスペース部分の寸法を縮小させるものである。この場合、フォトレジスト膜の下地として有機膜を用い、縮小されたパターン形成後、酸素ガスを主体とするエッチングにより下地の有機膜を加工することが好ましい。
【0016】
図面は、本パターン形成方法の一例を説明したもので、まず、図1に示したように、下地基板1上に被加工膜2を形成し、その上に、下層膜3を形成し、その上にレジスト膜4を常法によってパターン形成する。次いで、図2に示すように、レジスト膜(レジストパターン)4上に水溶性シリコーン樹脂を主成分とするパターン形成材料膜(水溶性シリコーン層)5を形成し、これを加熱する等の手段で、図3に示すように、上記レジスト膜(レジストパターン)表面に上記シリコーン樹脂の架橋層5aを形成する。更に、図4に示すように、シリコーン樹脂の非架橋部分を水洗除去し、架橋層5aのみを残す。これにより、レジストパターンのスペース部分4aが、当初の状態より縮小した状態となる。必要により、その後、このレジストパターンの縮小したスペース部分4aについて、下層膜3をエッチングし(図5)、更に被加工膜2をエッチングし、この際、上記架橋層及びレジスト膜も除去するものである(図6)。
【0017】
ここで、上記パターン形成方法に用いるパターン形成材料は、水溶性シリコーン樹脂を主成分とし、通常これに水と、好ましくは架橋剤とを含むものである。
【0018】
この場合、水溶性シリコーン樹脂としては、下記一般式(1)
1 n2 mSiX4-n-m (1)
(式中、R1はヒドロキシ基、エポキシ基、アミノ基、又はイソシアネート基を含む有機基であり、R2は炭素数1〜4のアルキル基、フッ素化されたアルキル基、又は炭素数6〜10のアリール基、nは1又は2、mは0又は1、n+mは1又は2である。Xはハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は炭素数1〜4のアルコキシ基である。)
で示される珪素化合物を加水分解、縮合して得られるものが好ましい。
【0019】
ここで、R1のヒドロキシ基、エポキシ基、アミノ基、又はイソシアネート基を含む有機基としては、直鎖状、分岐状又は環状(有橋環状を含む)の炭素数1〜20、特に3〜12のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基等の一価炭化水素基の水素原子の一部をヒドロキシ基、エポキシ基、アミノ基又はイソシアネート基で置換したものが挙げられる。この場合、アルキル基等の一価炭化水素基は、酸素原子、NH基、N(CH3)基、N(C65)基、CO基、COO基などが介在してもよく、また上記アルキル基等の一価炭化水素基の水素原子の一部を、ヒドロキシ基、エポキシ基、アミノ基、イソシアネート基以外に、ClやF等のフッ素原子、アルコキシ基などで置換したものであってもよい。
【0020】
2としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基や、これら基の水素原子の一部又は全部をフッ素原子で置換した基、フェニル基、トリル基、キシリル基などが挙げられる。
【0021】
上記一般式(1)の珪素含有モノマー(シラン)としては、下記式(1)−1〜(1)−20に示すものを挙げることができる。
【0022】
【化1】
Figure 2004205699
【0023】
【化2】
Figure 2004205699
【0024】
現像後のレジストパターン界面の酸によって水溶性シリコーン樹脂が架橋反応する場合は、エポキシ基又はヒドロキシ基を持つシリコーン樹脂を用い、酸によってヒドロキシ基と架橋反応を行う架橋剤を添加することが好ましい。レジスト膜に含まれるポリマーに無水マレイン酸などが共重合されている場合は、前記酸によって架橋する場合に加えて、アミノ基を末端に持つシリコーン樹脂を用い、無水マレイン酸の開環反応により架橋することができる。
【0025】
一般式(1)で示される珪素化合物を加水分解、縮合することにより、下記平均組成式(2)
1 a2 bSiO(4-a-b)/2 (2)
(式中、R1、R2は前述の通りである。aは正数、bは0又は正数であり、0.2≦a≦2、好ましくは0.5≦a≦1.5、更に好ましくは0.8≦a≦1.5、0≦b≦1.8、好ましくは0≦b≦1.3、更に好ましくは0≦b≦0.7、1≦a+b≦2、好ましくは1≦a+b≦1.8、更に好ましくは1≦a+b≦1.5である。)
で示されるシリコーン高分子化合物である。a+bが2の場合は直鎖状のシリコーンポリマーとなり、a+bが1の場合は3次元の籠構造シルセスキオキサンポリマーかラダー構造のポリマーあるいは双方の混合体となるが、シリコーンポリマーはオイル状であり、架橋膜がフローしパターン形状が劣化する場合があり、シルセスキオキサンあるいは直鎖状のシロキサンとシルセスキオキサンの混合物の方が好ましく用いられる。
【0026】
ここで、R1は基本的には一般式(1)で示されるR1と同一でもよいが、例えば一般式(1)のモノマーがエポキシ基である場合、加水分解、縮合中又は後に、酸でエポキシ基を開環させてヒドロキシ基にしてもよい。
【0027】
本発明は、一般式(1)に示される親水性架橋基含有珪素化合物を加水分解、縮合させることによって得られる水溶性シリコーン樹脂を用いることを特徴とするが、親水性が高すぎると架橋した後も親水性が高く、水洗によりほとんどが除去されてしまう可能性があり、適度に疎水性基で置換された珪素化合物を共重合させて、親水性をコントロールすることができる。このような疎水性基で置換された珪素化合物としては、R3 ySiX4-yで示されるものが挙げられる。この場合、R3は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基又はハロゲン置換(特にフッ素置換)アルキル基、又は炭素数6〜10のアリール基であり、Xは前述の通り、yは1又は2である。具体的には下記式(3)−1〜(3)−24に示すものが例示される。
【0028】
【化3】
Figure 2004205699
【0029】
【化4】
Figure 2004205699
【0030】
なお、上記シラン類の(共)加水分解、縮合は、公知の方法によって酸又はアルカリ触媒の存在下に、必要により有機溶剤を添加した水を用いて行うことができる。
【0031】
更に、詳述すると、水溶性シリコーン樹脂の合成方法としては、一般式(1)のモノマー単独、あるいは一般式(1)のモノマーと式(3)−1〜(3)−24に示されるような上記疎水性基で置換された珪素化合物(モノマー)を用いて加水分解による共縮合を行う。
【0032】
この場合、式(1)の珪素化合物(R1 n2 mSiX4-n-m)と疎水性基で置換された珪素化合物(R3 ySiX4-y)との共縮合によって得られる水溶性シリコーン樹脂としては、下記平均組成式(3)
1 a2 b3 cSiO(4-a-b-c)/2 (3)
(式中、R1、R2、R3は前述の通りである。a、cは正数、bは0又は正数であり、0.2<a<2、好ましくは0.5≦a≦1.5、更に好ましくは0.8≦a≦1.5、0≦b≦1.8、好ましくは0≦b≦1.3、更に好ましくは0≦b≦0.7、0<c≦1.8、好ましくは0<c≦1.3、更に好ましくは0<c≦0.7、1≦a+b+c≦2、好ましくは1≦a+b+c≦1.8、更に好ましくは1≦a+b+c≦1.5である。)
で示されるものとすることができる。
【0033】
加水分解反応における水の量は、モノマー1モル当たり0.2〜10モルを添加することが好ましい。この時に、触媒を用いることもでき、酢酸、プロピオン酸、オレイン酸、ステアリン酸、リノール酸、サリチル酸、安息香酸、ギ酸、マロン酸、フタル酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、シュウ酸、塩酸、硫酸、硝酸、スルホン酸、メチルスルホン酸、トシル酸、トリフルオロメタンスルホン酸などの酸、アンモニア、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、トリエチルアンモニウムヒドロキシド、コリンヒドロキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウムなどの塩基、トリアルコキシモノ(アセチルアセトナート)チタン、トリアルコキシモノ(アセチルアセトナート)ジルコニウムなどの金属キレート化合物を挙げることができる。
【0034】
反応操作としては、モノマーを有機溶媒に溶解させ、水を添加し、加水分解反応を開始させる。触媒は水に添加していてもよいし、有機溶媒中に添加しておいてもよい。反応温度は0〜100℃、好ましくは10〜80℃である。水の滴下時に10〜50℃に加熱し、その後40〜80℃に昇温させて熟成させる方法が好ましい。有機溶媒としては、水に難溶あるいは不溶のものが好ましく、テトラヒドロフラン、トルエン、ヘキサン、酢酸エチル、シクロヘキサノン、メチル−2−n−アミルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ピルビン酸エチル、酢酸ブチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、酢酸tert−ブチル、プロピオン酸tert−ブチル、プロピレングリコールモノtert−ブチルエーテルアセテート、γ−ブチルラクトンなどが好ましい。
【0035】
その後、触媒の中和反応を行い、有機溶媒層を分別し脱水する。水分の残存は、残存したシラノールの縮合反応を進行させるため、十分に行う必要がある。硫酸マグネシウムなどの塩やモレキュラーシーブによる吸着法や、溶媒を除去しながらの共沸脱水法が好ましく挙げられる。
【0036】
架橋基にエポキシ基を含有するものは、酸触媒による縮合反応時に開環してアルコール体にすることもできる。
【0037】
この場合、得られた水溶性シリコーン樹脂の重量平均分子量は500以上、好ましくは700〜1,000,000、特に1,000〜500,000であることが好ましい。
【0038】
また、上記水溶性シリコーン樹脂を水に溶解して使用する場合、その濃度は特に制限されないが、0.1〜50重量%、特に1〜30重量%濃度となるように水に溶解し、パターン形成材料とすることが好ましい。
【0039】
本発明のパターン形成材料には、架橋剤を添加することができる。この場合、現像後のフォトレジスト層には露光で発生した酸が存在し、この架橋剤が酸触媒によって水溶性シリコーン樹脂と架橋する。また、現像後のフォトレジスト層には未分解の酸発生剤が存在するので、現像後のレジストパターンの全面露光あるいは水溶性シリコーン樹脂膜を形成後の全面露光によって、レジスト界面の酸の濃度を更に高めることができる。
【0040】
本発明で使用可能な架橋剤の具体例を列挙すると、メチロール基、アルコキシメチル基、アシロキシメチル基から選ばれる少なくとも一つの基で置換されたメラミン化合物、グアナミン化合物、グリコールウリル化合物又はウレア化合物、エポキシ化合物、チオエポキシ化合物、イソシアネート化合物、アジド化合物、アルケニルエーテル基などの2重結合を含む化合物を挙げることができる。これらは添加剤として用いてもよいが、ポリマー側鎖にペンダント基として導入してもよい。
【0041】
前記諸化合物のうち、エポキシ化合物を例示すると、トリス(2,3−エポキシプロピル)イソシアヌレート、トリメチロールメタントリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、トリエチロールエタントリグリシジルエーテルなどが例示される。メラミン化合物を具体的に例示すると、ヘキサメチロールメラミン、ヘキサメトキシメチルメラミン、ヘキサメチロールメラミンの1〜6個のメチロール基がメトキシメチル化した化合物及びその混合物、ヘキサメトキシエチルメラミン、ヘキサアシロキシメチルメラミン、ヘキサメチロールメラミンのメチロール基の1〜6個がアシロキシメチル化した化合物又はその混合物が挙げられる。グアナミン化合物としては、テトラメチロールグアナミン、テトラメトキシメチルグアナミン、テトラメチロールグアナミンの1〜4個のメチロール基がメトキシメチル化した化合物及びその混合物、テトラメトキシエチルグアナミン、テトラアシロキシグアナミン、テトラメチロールグアナミンの1〜4個のメチロール基がアシロキシメチル化した化合物及びその混合物が挙げられる。グリコールウリル化合物としては、テトラメチロールグリコールウリル、テトラメトキシグリコールウリル、テトラメトキシメチルグリコールウリル、テトラメチロールグリコールウリルのメチロール基の1〜4個がメトキシメチル基化した化合物又はその混合物、テトラメチロールグリコールウリルのメチロール基の1〜4個がアシロキシメチル化した化合物又はその混合物が挙げられる。ウレア化合物としてはテトラメチロールウレア、テトラメトキシメチルウレア、テトラメチロールウレアの1〜4個のメチロール基がメトキシメチル基化した化合物又はその混合物、テトラメトキシエチルウレアなどが挙げられる。
【0042】
アルケニルエーテル基を含む化合物としては、エチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、1,2−プロパンジオールジビニルエーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、テトラメチレングリコールジビニルエーテル、ネオペンチルグリコールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、1,4−シクロヘキサンジオールジビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリビニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル、ソルビトールテトラビニルエーテル、ソルビトールペンタビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテルなどが挙げられる。
架橋成分は1種類でもよいが、2種類以上を共重合させることもできる。
【0043】
本発明における架橋剤の配合量は、全樹脂分100重量部に対して5〜50重量部が好ましく、特に10〜40重量部が好ましい。5重量部未満であるとレジストとミキシングを起こす場合があり、50重量部を超えると反射防止効果が低下したり、架橋後の膜にひび割れが入ることがある。
【0044】
本発明のパターン形成材料は、上記水溶性シリコーン樹脂を主成分とし、場合によっては架橋剤を添加し、溶媒としては水を主成分とするが、アルコール系の有機溶媒を添加することができる。この場合、有機溶媒としては、炭素数1〜7の一価のアルコールが好ましく用いられる。具体的には、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、isoブチルアルコール、t−ブチルアルコールアルコール、n−ヘプチルアルコール、アリルアルコール、クロチルアルコール、シクロヘキシルアルコール、ベンジルアルコールが挙げられるが、特にはイソプロピルアルコールが好ましく用いられる。アルコール系有機溶媒の添加量は、水100重量部に対して、0.1〜100重量部が好ましく用いられる。アルコール系有機溶媒は、水溶性シリコーンポリマーと架橋剤の溶解性を向上し、特開平9−34115号公報に示すように溶液中のマイクロバブルを低減させる効果がある。水溶性材料における溶液中のマイクロバブルは、パターン欠陥の原因となる。
【0045】
例えば、マイクロバブル防止として特開平9−6007号公報において、アセチレンアルコールの添加が紹介されている。
ここで示すアセチレンアルコールとは、下記一般式(AA−1)、(AA−2)のものを挙げることができる。
【0046】
【化5】
Figure 2004205699
(式中、R11〜R14、R17、R18は互いに同一又は異種の炭素数1〜20のアルキル基を示し、R15、R16、R19は互いに同一又は異種の炭素数1〜10のアルキレン基を示し、a及びbはそれぞれa+b=0〜60となる整数、cは0〜30の整数である。)
【0047】
更に、下記一般式(AA−3)、(AA−4)、(AA−5)、(AA−6)に示す珪素を含むアセチレンアルコールを添加することもできる。
【0048】
【化6】
Figure 2004205699
(式中、R20〜R23、R26、R27、R29〜R32、R35〜R39は互いに同一又は異種の炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20の部分的あるいは全てがフッ素化されたアルキル基、又は炭素数2〜10のアリール基を示し、R24、R25、R28、R33、R34、R40は互いに同一又は異種の炭素数1〜10のアルキレン基を示し、d及びeはそれぞれd+e=0〜60となる整数、fは0〜30の整数、g及びhはそれぞれg+h=0〜60となる整数、iは0〜30の整数である。)
【0049】
本発明においては、後述するように、フォトレジスト組成物のベースポリマーとしては珪素含有ポリマーを用いることができるので、珪素含有のアセチレンアルコールを添加しても何ら問題なく、この珪素含有アセチレンアルコールは高い消泡効果が期待できる。珪素含有アセチレンアルコール式(AA−4)の合成方法としては、ジメチルクロロシランの片方のクロロ基をアルキレングリコールと反応させて一方のクロロ基をナトリウムアセチリドと反応させて得ることができる。
【0050】
なお、上記アセチレンアルコールの配合量は、水溶性シリコーン樹脂100重量部に対して0.001〜50重量部、特には0.01〜10重量部である。
【0051】
本発明のパターン形成材料材料には界面活性剤を添加することができる。上記アセチレンアルコール類も界面活性剤としての効果があるが、それ以外の界面活性剤を添加することができる。界面活性剤の例としては、特に限定されるものではないが、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレインエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノール等のポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノバルミテート、ソルビタンモノステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノバルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルのノニオン系界面活性剤、エフトップEF301、EF303、EF352(トーケムプトダクツ)、メガファックF171、F172、F173(大日本インキ化学工業)、フロラードFC430、FC431、FC4430(住友スリーエム)、アサヒガードAG710、サーフロンS−381、S−382、SC101、SC102,SC103、SC104、SC105、SC106、サーフィノールE1004、KH−10、KH−20、KH−30、KH−40(旭硝子)等のフッ素系界面活性剤、オルガノシロキサンポリマーKP−341、X−70−092、X−70−093(信越化学工業)、アクリル酸系又はメタクリル酸系ポリフローNo.75,No.95(共栄社油脂化学工業)が挙げられる。また、特開平9−43838号公報、特開2001−125259号公報に示されるパーフルオロアルキルエーテル基を持つ界面活性剤が挙げられる。これらは単独あるいは2種以上の組み合わせで用いることができる。
【0052】
上記界面活性剤の配合量は、水溶性シリコーン樹脂100重量部に対して0.0001〜10重量部、特には0.001〜5重量部である。
【0053】
本発明のパターン形成方法は、上記パターン形成材料を用いて上述したような方法で行うものであるが、この場合、下地基板としては、Si、α−Si、p−Si、SiO2、SiN、SiON、W、TiN、Al等が用いられる。被加工基板としては、下地基板とは異なる基板で、Si、α−Si、p−Si、W−Si、MoSi、SiO2、SiN、SiON、W、TiN、Al等種々のLow−k膜などが用いられ、通常0.1〜10μm、特に0.2〜5μmの厚さに形成される。更に下層膜としては、架橋した有機膜、特にはクレゾールノボラック、ナフトールノボラック、ポリヒドロキシスチレン、(メタ)アクリレート樹脂、ポリイミド、ポリアセナフチレン、ポリインデン、ポリビニルアルコール、アモルファスカーボン、ポリシクロオレフィン、シクロオレフィン−無水マレイン酸共重合体、シクロオレフィン−マレイミド共重合体、ノルボルネンやテトラシクロドデセンのメタセシス開環重合樹脂等の有機膜とすることが好ましく、通常0.1〜2μm、特に0.2〜1.5μmの厚さに形成される。
【0054】
また、レジスト膜(レジストパターン)は、公知のレジスト組成物を用いて常法に従って形成することができるが、レジスト組成物としては、酸発生剤を含有する化学増幅ポジ型レジスト組成物が好ましく、特には酸不安定基を有するポリシルセスキオキサン等の珪素系ポリマー(シリコーンポリマー)をベースポリマーとし、酸発生剤を配合した珪素系化学増幅ポジ型レジスト組成物を用いることが好ましい。なお、レジスト膜の厚さは30〜500nm、特に50〜300nmとすることが好ましい。
更に、上記パターン形成材料による水溶性シリコーン樹脂層の膜厚は1〜200nm、特に5〜150nmとすることが好ましい。
【0055】
以上のような材料を用いてパターン形成する場合は、上述したように、まず被加工膜上に、レジスト膜(レジストパターン)、特に好ましくは珪素原子含有レジスト膜(レジストパターン)の下層膜となる有機層を形成する。この場合、下層膜材料を塗布し、ベークによって架橋し、上層レジスト膜とのインターミキシングを防止する。なお、下層膜の架橋を酸触媒で行った場合、後述する水溶性シリコーン樹脂膜の架橋時に下層膜とシリコーン樹脂とが架橋し、ホールの底にシリコーン層が形成され、酸素エッチングでホールが抜けないという問題が生じる場合がある。末端アミノ基を有するシリコーンポリマーが架橋する場合では問題ないが、シリコーン樹脂を酸触媒で架橋させる場合は、下層膜の架橋は酸触媒を用いないか、あるいは上層レジストよりも弱酸で架橋させる方法が好ましい。
【0056】
本発明のパターン形成材料(水溶性シリコーン材)は、現像後のフォトレジスト膜上にフォトレジスト組成物と同様にスピンコート法などで基板上に作製することが可能である。スピンコート後、架橋反応を促進するために基板を加熱ベークすることが好ましい。ベーク温度は40〜120℃、10〜300秒の範囲で行われる。温度と時間を調整することによって架橋層の厚さをコントロールすることができる。その後冷却し、水洗により未架橋の水溶性シリコーン樹脂を除去し、スピンドライの後、縮小されたパターンを得ることができる。ベークする前に、ウエハー全面を露光し、レジストパターンから多くの酸を発生させ、架橋層の厚みを増すこともできるし、水洗、乾燥後、再度水溶性シリコーン樹脂を主成分とするパターン形成材料を塗布、ベーク、水洗剥離し、架橋層の厚みを増すこともできる。
【0057】
レジスト組成物は珪素系レジスト組成物が好ましく用いられるが、珪素原子を含まない通常の単層レジスト組成物を用いることもできる。本発明の架橋されたシリコーン樹脂層は珪素含有率が高いため、高い酸素ガスエッチング耐性を有する。架橋層が200Å以上の場合は酸素ガスエッチングによって架橋されたシリコーン樹脂層がなくなることはなく、パターニングレジストとして単層レジストを適用することも可能である。
【0058】
酸素ガスエッチングは、常法によって行うことができ、酸素ガスの他、He、Ar、Neなどの不活性ガスやNH3、CO、CO2、SO2、NO2、N2ガスを添加して、下層膜のオーバーエッチングによるアワーグラス形状を防止することもできる。被加工膜のエッチングは常法によって行うことができ、例えばSiO2、SiNであればフロン系ガスを主体としたエッチング、p−SiやAl、Wでは塩素系、臭素系ガスを主体としたエッチングを行う。
【0059】
また、被加工膜のエッチングも常法によって行うことができるが、ドライエッチング法を採用することが好ましく、電極放電によるプラズマ化されたガス分子によりエッチングが進行していく。ウエットエッチングよりも高アスペクトで垂直性の高いパターンを加工することができる。
【0060】
シリコーン含有架橋層の除去は、酸素エッチングする前は、レジスト剥離液によるウエット処理でレジストと同時に剥離することができる。酸素エッチング後の剥離は、被加工基板がSiO2、SiNであれば、被加工基板を加工するドライエッチング時に剥離することができる。被加工基板がp−SiやAl、Wでは、被加工基板のエッチング後にフロン系のガスによるドライエッチングによって剥離することができる。
【実施例】
以下、合成例、重合例及び実施例と比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの記載によって限定されるものではない。
【0061】
[合成例1]
テトラヒドロフラン200g、純水200gにフェニルトリメトキシシラン29.7gと3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン77.7gを溶解させ、液温を35℃にし、70%硝酸9.6gを1時間かけて滴下し、その後64℃に昇温し、シラノールの縮合反応とエポキシ基の開環反応を行った。
反応水溶液にアンモニアを滴下し、中和反応を行い、pHを7にした。その後、減圧蒸留でテトラヒドロフランを除去し、シリコーン樹脂水溶液(固形分率50.5重量%)を得た。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
【0062】
【化7】
Figure 2004205699
【0063】
[合成例2]
テトラヒドロフラン200g、純水100gに3−アミノピルトリエトキシシラン77.7gを溶解させ、液温を35℃にし、70%アンモニア12.6gを1時間かけて滴下し、その後50℃に昇温し、重合反応を行った。
反応水溶液に酢酸を滴下し、水層を分別し、中和反応を行い、pHを7にした。その後、減圧蒸留でテトラヒドロフランを除去し、シリコーン樹脂水溶液(固形分率76.5重量%)を得た。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によってポリスチレン換算の分子量(Mw)を求め、C13−NMRによって共重合比を下記の通りに求めた。
【0064】
【化8】
Figure 2004205699
【0065】
[実施例、比較例]
表1に示す組成で上記水溶性シリコーン樹脂1,2、架橋剤CR1,2を、界面活性剤SF−1を0.1重量%含む水溶液中に溶解させ、0.1μmのフッ素樹脂製のフィルターで濾過することによって、水溶性シリコーン架橋剤(パターン形成材料)を調製した。
【0066】
【表1】
Figure 2004205699
【0067】
【化9】
Figure 2004205699
【0068】
一方、m/p比6/4でMw6,500のノボラック樹脂をPGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)に溶解させた下層膜をシリコン基板上に塗布して、300℃で120秒間ベークし、その上に日産化学製反射防止膜DUV−30を塗布し、200℃で60秒間ベークして膜厚85nmの積層された下層膜を形成した。
【0069】
次に、表2に示す組成でポリマー、酸発生剤PAG1、塩基添加剤、溶媒からなるArF用レジスト液1〜5を調製した。このレジスト液を上記下層膜が形成されているシリコン基板上に塗布して、120℃で60秒間ベークし、膜厚200nmのレジスト膜層を形成した。次いで、ArF露光装置(ニコン社製;S305B、NA0.68、σ0.85、2/3輪帯照明、Crマスク)で露光し、110℃で90秒間ベーク(PEB)し、2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)水溶液で現像し、穴のサイズ0.16μm、ピッチ0.32μmのホールパターンを得た。
【0070】
【表2】
Figure 2004205699
【0071】
【化10】
Figure 2004205699
【0072】
【化11】
Figure 2004205699
【0073】
次に、表1に示すパターン形成材料を塗布し、110℃で60秒間ベークして、レジスト界面に架橋層を形成した。基板を冷却後、水洗し、未架橋のシリコーン樹脂を除去し、縮小されたホールパターンを得た。現像後のホールパターンの寸法と、縮小されたホールパターンの寸法を表3に示す。
【0074】
【表3】
Figure 2004205699
【0075】
【発明の効果】
本発明により、現像後のホールパターンが水溶性シリコーン樹脂の架橋によって効果的に縮小され、縮小後の形状も良好である。また、珪素を含んだArF用レジストだけでなく、珪素を含まないArF単層レジスト、フッ素を含んだF2リソグラフィー用レジストにおいても同様の効果を有し、露光波長に適用した材料の種類を問わずホールパターンの縮小が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】レジストパターンを形成した状態の断面図である。
【図2】レジストパターン上にパターン形成材料膜を形成した状態の断面図である。
【図3】レジストパターン上にパターン形成材料膜の架橋層を形成した状態の断面図である。
【図4】パターン形成材料の未架橋層を除去した状態の断面図である。
【図5】酸素エッチング後の状態の断面図である。
【図6】基板加工ドライエッチング後の状態の断面図である。
【符号の説明】
1 下地基板
2 被加工膜
3 下層膜
4 レジスト膜
4a パターンのスペース部分
5 パターン形成材料膜
5a 架橋層

Claims (8)

  1. フォトレジストパターン上に水溶性シリコーン樹脂を主成分とした材料を膜形成し、フォトレジストパターン表面をこの水溶性シリコーン樹脂で架橋させ、未架橋の水溶性シリコーン樹脂を除くことによってパターンのスペース部分の寸法を縮小させることを特徴とするパターン形成方法。
  2. フォトレジスト膜の下地として有機膜を用い、縮小されたパターン形成後、酸素ガスを主体とするエッチングにより下地の有機膜を加工することを特徴とする請求項1記載のパターン形成方法。
  3. フォトレジスト膜が、珪素原子を含有した膜であることを特徴とする請求項1又は2記載のパターン形成方法。
  4. 水溶性シリコーン樹脂が、下記一般式(1)
    1 n2 mSiX4-n-m (1)
    (式中、R1はヒドロキシ基、エポキシ基、アミノ基、又はイソシアネート基を含む有機基であり、R2は炭素数1〜4のアルキル基、フッ素化されたアルキル基、又は炭素数6〜10のアリール基、nは1又は2、mは0又は1、n+mは1又は2である。Xはハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は炭素数1〜4のアルコキシ基である。)
    で示される珪素化合物を加水分解、縮合して得られることを特徴とする請求項1、2又は3記載のパターン形成方法。
  5. 水溶性シリコーン樹脂が、下記平均組成式(2)
    1 a2 bSiO(4-a-b)/2 (2)
    (式中、R1、R2は前述の通り。a、bは0.2≦a≦2、0≦b≦1.8、1≦a+b≦2を満足する数である。)
    で示されることを特徴とする請求項4記載のパターン形成方法。
  6. 請求項1、2又は3記載のパターン形成方法における水溶性シリコーン樹脂を主成分とした材料であって、
    (I)下記一般式(1)
    1 n2 mSiX4-n-m (1)
    (式中、R1はヒドロキシ基、エポキシ基、アミノ基、又はイソシアネート基を含む有機基であり、R2は炭素数1〜4のアルキル基、フッ素化されたアルキル基、又は炭素数6〜10のアリール基、nは1又は2、mは0又は1、n+mは1又は2である。Xはハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は炭素数1〜4のアルコキシ基である。)
    で示される珪素化合物を加水分解、縮合して得られる水溶性シリコーン樹脂、及び
    (II)水
    を含有してなるパターン形成材料。
  7. 水溶性シリコーン樹脂が、下記平均組成式(2)
    1 a2 bSiO(4-a-b)/2 (2)
    (式中、R1、R2は前述の通り。a、bは0.2≦a≦2、0≦b≦1.8、1≦a+b≦2を満足する数である。)
    で示されることを特徴とする請求項6記載のパターン形成材料。
  8. 更に、架橋剤を含有する請求項6又は7記載のパターン形成材料。
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