JP2004204460A - 外断熱パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】施工が容易な外断熱パネルを提供する。
【解決手段】構造用面材2と、その内側の木製枠体3、および、外側の板状断熱材5で外断熱パネル1を構成する。構造用面材2は、縦の軸材(柱6)と横の軸材(土台、桁、胴刺しなど)で囲まれた開口7に入る大きさにする。枠体3は木材で作った矩形枠であり、釘、ビスまたは接着剤などを使って構造用面材2に固定する。枠体は縦横の軸材で囲まれた開口7にぴったり入る大きさに作る。断熱材5は、ここでは板状に成形した硬質ウレタンフォームを用いており、構造用面材2の外面に接着する。断熱材は構造用面材より一回り大きく、周縁部10が構造用面材からはみ出している。この外断熱パネルを躯体に取り付けるときは、構造用面材2の外面が柱6の外面と同一面になるよう、枠体3を開口にはめ込み、枠体を釘ないしビスで柱等の軸材に止める。
【選択図】 図3
【解決手段】構造用面材2と、その内側の木製枠体3、および、外側の板状断熱材5で外断熱パネル1を構成する。構造用面材2は、縦の軸材(柱6)と横の軸材(土台、桁、胴刺しなど)で囲まれた開口7に入る大きさにする。枠体3は木材で作った矩形枠であり、釘、ビスまたは接着剤などを使って構造用面材2に固定する。枠体は縦横の軸材で囲まれた開口7にぴったり入る大きさに作る。断熱材5は、ここでは板状に成形した硬質ウレタンフォームを用いており、構造用面材2の外面に接着する。断熱材は構造用面材より一回り大きく、周縁部10が構造用面材からはみ出している。この外断熱パネルを躯体に取り付けるときは、構造用面材2の外面が柱6の外面と同一面になるよう、枠体3を開口にはめ込み、枠体を釘ないしビスで柱等の軸材に止める。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、木造住宅の外壁に使う外断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
木造住宅は、建物の強度を主として柱や桁等の軸組みで担うか、壁(パネル)で負担するかによって、軸組工法と枠組壁工法(いわゆる2×4工法)に分けられる。軸組工法は、わが国伝統の工法で根強い人気があるが、筋交いなどで補強しても、枠組壁工法に比べて潰れに弱い。このような軸組工法の欠点を解消するために、筋交いの代わりに、構造用面材を柱と柱の間に固定する工法が用いられている。この工法によれば、構造用面材を使うので面剛性が高まり、また、板状断熱材を予め構造用面材に張りつけて置くことで、現場での断熱工事がほとんどなくなるなどの利点がある。
【0003】
このような断熱パネルにも、板状断熱材を構造用面材の内側に張ったもの(内断熱パネル)と、外側に張ったもの(外断熱パネル)がある。従来の外断熱パネルでは、図1に示すように、構造用面材20を柱21に固定するとき断熱材22が邪魔になり、断熱材の縁部をまくり上げて釘を打つか、板状断熱材の上から釘を打つかしなければならず、いずれしろ、断熱材を傷め、その補修にも手間がかかるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、施工が容易な外断熱パネルを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の外断熱パネルは、柱や桁など縦横の軸材で囲まれた開口の中に入る大きさの構造用面材と、構造用面材の内面に固定され、開口に嵌り込む大きさの枠体と、構造用面材の外面に張り付けられ、軸材の外面を覆うようにその周縁部が構造用面材の周囲からはみ出している板状断熱材から構成される。構造用面材は、構造用合板やOSB(オリエンテッド、ストランド、ボード)などが好適である。断熱材は硬質ウレタンフォームやポリスチレンフォームなどの板状成形品を用いることができる。
【0006】
施工するときは、縦横の軸材で囲まれた開口に、構造用面材の外面が柱等の軸材の外面と一致するように枠体をはめ込み、枠体を柱等の軸材に釘またはビスで固定する。
【0007】
こうすれば、断熱材に邪魔されることなく軸材に構造用面材を簡単かつ確実に取り付けることができ、また、縦横の軸材で囲まれた開口の中に構造用面材がはまり込んでいるので、ひし形に変形することがなく、軸組み工法でも高い面剛性が得られる効果がある。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の外断熱パネル1は、図2および図3に示すように、構造用面材2と、その内側の木製枠体3、および、同じく外側の板状断熱材5からなる。構造用面材2は、縦の軸材(柱6)と横の軸材(土台、桁、胴刺しなど)で囲まれた開口7に(できればぴったりと)入る大きさにする。構造用面材2として、ここでは厚さ9.5mmの構造用合板を用いた。
【0009】
枠体3は、厚さ30mmの木材で作った矩形枠であり、釘、ビスまたは接着剤などを使って構造用面材2に固定する。枠体3の奥行きは、柱が105mm角で真壁の場合で、75mmほどである。枠体は縦横の軸材で囲まれた開口7にぴったり入る大きさに作ることが肝要である。枠体の中央にに間柱9を立てる。
【0010】
断熱材5は、ここでは板状に成形した硬質ウレタンフォームを用いており、構造用面材2の外面に接着する。断熱材は構造用面材より一回り大きく、周縁部10が構造用面材からはみ出している。躯体に取り付けたとき、隣同士の断熱板5が密着するよう、周縁部のはみ出し量は軸材(柱6や桁)の一片の約2分の1にする。
【0011】
この外断熱パネルを躯体に取り付けるときは、構造用面材2の外面が柱6の外面と同一面になるよう、枠体3を開口にはめ込む。こうして、枠体を釘ないしビスで柱等の軸材に止める。このように、構造用面材の取付の際、従来のように断熱材を傷つけることがなく、また、開口の中に枠体を介して構造用合板をはめ込んだので、開口が平行四辺形に変形することを防ぐことができる。
【0012】
断熱パネル取付後、従来通り、隣り同士の断熱板5の間に防水テープ11を貼り、柱6に胴縁12を釘づけし、これに外壁材13を取り付ける。断熱パネル1の内側(枠体)には石膏ボード等の内装材15を張る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の外断熱パネルの断面図である。
【図2】この発明による外断熱パネルの斜視図である。
【図3】同じく断面図である。
【符号の説明】
1 外断熱パネル
2 構造用面材
3 枠体
4 板状断熱材
5 軸材としての柱
7 開口
【発明の属する技術分野】
この発明は、木造住宅の外壁に使う外断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
木造住宅は、建物の強度を主として柱や桁等の軸組みで担うか、壁(パネル)で負担するかによって、軸組工法と枠組壁工法(いわゆる2×4工法)に分けられる。軸組工法は、わが国伝統の工法で根強い人気があるが、筋交いなどで補強しても、枠組壁工法に比べて潰れに弱い。このような軸組工法の欠点を解消するために、筋交いの代わりに、構造用面材を柱と柱の間に固定する工法が用いられている。この工法によれば、構造用面材を使うので面剛性が高まり、また、板状断熱材を予め構造用面材に張りつけて置くことで、現場での断熱工事がほとんどなくなるなどの利点がある。
【0003】
このような断熱パネルにも、板状断熱材を構造用面材の内側に張ったもの(内断熱パネル)と、外側に張ったもの(外断熱パネル)がある。従来の外断熱パネルでは、図1に示すように、構造用面材20を柱21に固定するとき断熱材22が邪魔になり、断熱材の縁部をまくり上げて釘を打つか、板状断熱材の上から釘を打つかしなければならず、いずれしろ、断熱材を傷め、その補修にも手間がかかるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、施工が容易な外断熱パネルを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の外断熱パネルは、柱や桁など縦横の軸材で囲まれた開口の中に入る大きさの構造用面材と、構造用面材の内面に固定され、開口に嵌り込む大きさの枠体と、構造用面材の外面に張り付けられ、軸材の外面を覆うようにその周縁部が構造用面材の周囲からはみ出している板状断熱材から構成される。構造用面材は、構造用合板やOSB(オリエンテッド、ストランド、ボード)などが好適である。断熱材は硬質ウレタンフォームやポリスチレンフォームなどの板状成形品を用いることができる。
【0006】
施工するときは、縦横の軸材で囲まれた開口に、構造用面材の外面が柱等の軸材の外面と一致するように枠体をはめ込み、枠体を柱等の軸材に釘またはビスで固定する。
【0007】
こうすれば、断熱材に邪魔されることなく軸材に構造用面材を簡単かつ確実に取り付けることができ、また、縦横の軸材で囲まれた開口の中に構造用面材がはまり込んでいるので、ひし形に変形することがなく、軸組み工法でも高い面剛性が得られる効果がある。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の外断熱パネル1は、図2および図3に示すように、構造用面材2と、その内側の木製枠体3、および、同じく外側の板状断熱材5からなる。構造用面材2は、縦の軸材(柱6)と横の軸材(土台、桁、胴刺しなど)で囲まれた開口7に(できればぴったりと)入る大きさにする。構造用面材2として、ここでは厚さ9.5mmの構造用合板を用いた。
【0009】
枠体3は、厚さ30mmの木材で作った矩形枠であり、釘、ビスまたは接着剤などを使って構造用面材2に固定する。枠体3の奥行きは、柱が105mm角で真壁の場合で、75mmほどである。枠体は縦横の軸材で囲まれた開口7にぴったり入る大きさに作ることが肝要である。枠体の中央にに間柱9を立てる。
【0010】
断熱材5は、ここでは板状に成形した硬質ウレタンフォームを用いており、構造用面材2の外面に接着する。断熱材は構造用面材より一回り大きく、周縁部10が構造用面材からはみ出している。躯体に取り付けたとき、隣同士の断熱板5が密着するよう、周縁部のはみ出し量は軸材(柱6や桁)の一片の約2分の1にする。
【0011】
この外断熱パネルを躯体に取り付けるときは、構造用面材2の外面が柱6の外面と同一面になるよう、枠体3を開口にはめ込む。こうして、枠体を釘ないしビスで柱等の軸材に止める。このように、構造用面材の取付の際、従来のように断熱材を傷つけることがなく、また、開口の中に枠体を介して構造用合板をはめ込んだので、開口が平行四辺形に変形することを防ぐことができる。
【0012】
断熱パネル取付後、従来通り、隣り同士の断熱板5の間に防水テープ11を貼り、柱6に胴縁12を釘づけし、これに外壁材13を取り付ける。断熱パネル1の内側(枠体)には石膏ボード等の内装材15を張る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の外断熱パネルの断面図である。
【図2】この発明による外断熱パネルの斜視図である。
【図3】同じく断面図である。
【符号の説明】
1 外断熱パネル
2 構造用面材
3 枠体
4 板状断熱材
5 軸材としての柱
7 開口
Claims (1)
- 縦横の軸材で囲まれた開口を塞ぐためのパネルであって、該開口の中に入る大きさの構造用面材と、該構造用面材の内面に固定され、該開口に嵌り込む大きさを持った枠体と、該構造用面材の外面に張り付けられ、該軸材の外面を覆うようにその周縁部が該構造用面材の周囲からはみ出している板状断熱材からなる外断熱パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002371837A JP2004204460A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 外断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002371837A JP2004204460A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 外断熱パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004204460A true JP2004204460A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32810613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002371837A Pending JP2004204460A (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 外断熱パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004204460A (ja) |
-
2002
- 2002-12-24 JP JP2002371837A patent/JP2004204460A/ja active Pending
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