JP2004203944A5 - - Google Patents

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Description

【書類名】 明細書
【発明の名称】 接着剤テープの接続方法、接着剤テープ接続体及び接着装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電極接続用の接着剤が基材に塗布された、一方のリールに巻いた一方の接着剤テープと
他方のリールに巻いた他方の接着剤テープとを接続する接着剤テープの接続方法であって
、一方の接着剤テープの終端部と、他方の接着剤テープの始端部とを重ね合わせ又は突き
合わせ、ペースト状の樹脂製接着剤を重ね合わせ部分又は突き合わせ部分に付けて、ペー
スト状の樹脂製接着剤を硬化させることで両者を接続することを特徴とする接着剤テープ
の接続方法。
【請求項2】
樹脂製接着剤は熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、ホットメルト接着剤の群から選択される
少なくとも1つの材料からなることを特徴とする請求項1に記載の接着剤テープの接続方
法。
【請求項3】
接着剤テープが装着される接着装置には請求項1又は請求項2に記載の樹脂製接着剤を
供給する充填機が設けられていることを特徴とする接着剤テープの接着装置。
【請求項4】
電極接続用の接着剤が基材に塗布された、一方のリールに巻いた一方の接着剤テープの
終端部と、他方のリールに巻いた他方の接着剤テープの始端部とを接続する接続部分を有
する接着テープ接続体であって、
前記接続部分は、一方の接着剤テープの終端部と、他方の接着剤テープの始端部とを重
ね合わせ又は突き合わせ、ペースト状の樹脂製接着剤を重ね合わせ部分又は突き合わせ部
分に付けて、ペースト状の樹脂製接着剤を硬化させることで両者を接続することにより設
けられていることを特徴とする接着剤テープ接続体。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品と回路基板、又は回路基板同士を接着固定すると共に、両者の電極
同士を電気的に接続する接着剤テープに関し、特にリール状に巻かれた接着剤テープの接
続方法、接着剤テープ接続体及び接着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液晶パネル、PDP(プラズマディスプレイパネル)、EL(蛍光ディスプレ
イ)パネル、ベアチップ実装などの電子部品と回路基板、回路基板同士を接着固定し、両
者の電極同士を電気的に接続する方法として、接着剤テープが用いられている。
特許文献1には、基材に接着剤が塗布された接着剤テープをリール状に巻き取ったもの
が開示されている。
この種の従来の接着剤テープは、幅が1〜3mm程度であり、リールに巻き取るテープ
の長さは50m程度である。
接着剤テープを接着装置に装着する場合、接着剤テープのリール(以下、単に「接着剤
リールという」)を接着装置に取り付け、接着剤テープの始端部を引き出して、巻取りリ
ールに取り付ける。そして、接着剤リールから巻き出された接着剤テープの基材側から加
熱加圧ヘッドで接着剤を回路基板等に圧着し、残った基材を巻取りリールに巻き取ってい
る。
そして、接着剤リールの接着剤テープが終了すると、終了したリールと、基材を巻き取
った巻取りリールを外し、新たな巻取りリールと新たな接着剤リールを接着装置に装着し
接着剤テープの始端を巻取りリールに取り付けている。
【0003】
【特許文献1】 特開2001−284005号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、近年のPDP等におけるパネル画面の大型化にともない回路基板の接着面積が
増大し、一度に使用する接着剤の使用量が増加してきた。また、接着剤の用途も拡大した
ため、接着剤の使用量が増加してきた。このため、電子機器の製造工場では、接着剤リー
ルの交換頻度が多くなり、接着剤リールの交換に手間がかかるため電子機器の生産効率の
向上が図れないという問題がある。
かかる問題に対して、リールに巻き取る接着剤テープの巻き数を多くすることで、1リ
ール当りの接着剤量を増やし、リールの交換頻度を低減することが考えられるが、接着剤
テープのテープ幅が1〜3mmと狭いため、巻き数を多くすると巻き崩れが生じるおそれ
がある。また、巻き数を多くするとテープ状に巻いた接着剤テープに作用する圧力が高く
なり接着剤がテープの両幅から染み出してブロッキングの原因になるおそれがある。
更に、接着剤テープの巻き数を増やすと、リールの径寸法も大きくなり、既存の接着装
置に装着し難く、既存の接着装置が使用できなくなるおそれがある。
そこで、本発明は、接着剤リールの交換が簡単にでき、電子機器の生産効率の向上を図
ることができる接着剤テープの接続方法、その製造方法により製造される接着剤テープ接
続体、及び接着剤テープを接続するための接着装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、電極接続用の接着剤が基材
に塗布された、一方のリールに巻いた一方の接着剤テープと他方のリールに巻いた他方の
接着剤テープとを接続する接着剤テープの接続方法であって、一方の接着剤テープの終端
部と、他方の接着剤テープの始端部とを重ね合わせ又は突き合わせ、ペースト状の樹脂製
接着剤を重ね合わせ部分又は突き合わせ部分に付けて、ペースト状の樹脂製接着剤を硬化
させることで両者を接続することを特徴とする。
この請求項1に記載の発明では、巻出しが終了した接着剤テープの終端部と、新たに装
着する接着剤テープの始端部とをペースト状の樹脂製接着剤で固定するので、接続が簡単
である。また、新たな接着剤リールの交換毎に巻取りテープの交換や新規接着剤テープの
始端を巻取りリールに取り付ける作業、所定の経路にガイドピン等の設定作業が必要ない
ので、新しい接着剤リールの交換時間が少なくて済み、電子機器の生産効率が高まる。
一方の接着剤テープの終端部と、他方の接着剤テープの始端部との重ね合わせ部分又は
突き合わせ部分において樹脂製接着剤を付けるので、接続の自由度が高い。
【0006】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、樹脂製接着剤は熱硬化
性樹脂、光硬化性樹脂、ホットメルト接着剤の群から選択される少なくとも1つの材料か
らなることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏する
とともに、樹脂製接着剤として熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、ホットメルト接着剤の群の
中から、接着剤テープ同士の接続に好適な樹脂製接着剤を選択することができ、接着剤
ープ同士の接続強度を高めることができる。
【0007】
請求項3に記載された発明は、接着剤テープが装着される接着装置には請求項1又は請
求項2に記載の樹脂製接着剤を供給する充填機が設けられていることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、接着装置内に請求項1又は請求項2に記載の樹脂
製接着剤を供給する充填機が設けられているので、別途に充填機を用意する必要がなく、
接続作業の無駄を防止できる。
尚、接着装置内には充填機の他に、熱硬化性樹脂を硬化するために加熱器又は光硬化性
樹脂を光照射するための紫外線を備えるものであっても良い。
請求項4に記載された発明は、電極接続用の接着剤が基材に塗布された、一方のリール
に巻いた一方の接着剤テープの終端部と、他方のリールに巻いた他方の接着剤テープの始
端部とを接続する接続部分を有する接着テープ接続体であって、上記接続部分は、一方の
接着剤テープの終端部と、他方の接着剤テープの始端部とを重ね合わせ又は突き合わせ、
ペースト状の樹脂製接着剤を重ね合わせ部分又は突き合わせ部分に付けて、ペースト状の
樹脂製接着剤を硬化させることで両者を接続することにより設けられていることを特徴と
する。この請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の接続方法を用いているので
、接続の自由度が高い。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明するが、まず図1〜図
4を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態にかかる接着剤
テープの接続方法を示す図であり、(a)は接着剤リール同士の接続を示す斜視図であり
、(b)及び(c)は(a)における接続部分の接続方法を示す断面図であり、図2は接
着装置における接着剤の圧着工程を示す概略図であり、図3は回路基板同士の接着を示す
断面図であり、図4は接着剤テープの製造方法を示す工程図である。
【0009】
接着剤テープ1はリール3、3aにそれぞれ巻かれており、各リール3、3aには巻き
芯5と接着剤テープ1の両幅側に配置した側板7とが設けられている。
接着剤テープ1は、基材9と、基材9の一側面に塗布された接着剤11とから構成され
ている。
基材9は、強度及び異方導電材を構成する接着剤の剥離性の面からOPP(延伸ポリプ
ロピレン)、ポリテトラフルオロエチレン、シリコーン処理したPET(ポリエチレンテレ
フタレート)などを用いるが、これらに制限するものではない。
接着剤11は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、または熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の混
合系、ホットメルト系が用いられている。かかる樹脂の代表的なものには熱可塑性樹脂系
としてスチレン樹脂系、ポリエステル樹脂系があり、また熱硬化性樹脂系としてはエポキ
シ樹脂系、ビニルエステル系樹脂、アクリル樹脂系、シリコーン樹脂系が用いられる。
接着剤11には、導電粒子13が分散されている。導電粒子13としては、Au,Ag
,Pt,Ni,Cu,W,Sb、Sn,はんだなどの金属粒子やカーボン、黒鉛などがあ
り、これら及び非導電性のガラス、セラミックス、プラスチック等の高分子核材等に、前
記した導電層を被覆等により形成したものでもよい。さらに前記したような導電粒子を絶
縁層で被覆してなる絶縁被覆粒子や、導電粒子と絶縁粒子の併用等も適用可能である。は
んだ等の熱溶融金属や、プラスチック等の高分子核材に導電層を形成したものは、加熱加
圧もしくは加圧により変形性を有し、接続後の電極間の距離が減少し、接続時に回路との
接触面積が増加し信頼性が向上するので好ましい。特に高分子類を核とした場合、はんだ
のように融点を示さないので軟化の状態を接続温度で広く制御でき、電極の厚みや平坦性
のばらつきに対応し易い接続部材が得られるのでより好ましい。
【0010】
次に、本実施の形態にかかる接着剤テープの使用方法について説明する。図2に示すよ
うに、接着装置15に接着剤テープ1のリール3aと、巻取りリール17とを装着し、リ
ール3aに巻いた接着剤テープ1の先端をガイドピン22に掛けて巻取りリール17に取
り付け、接着剤テープ1を繰り出す(図2中矢印E)。そして、回路基板21上に接着剤
テープ1を配置して、両リール3、17間に配置された加熱加圧ヘッド19で接着剤テー
プ1を基材9側から圧接し、接着剤11を回路基板21に圧着する。その後、基材9を巻
取りリール17に巻き取る。
上記の圧着後(仮接続)、回路基板21の電極と配線回路(電子部品)23の電極を位置
合わせして本接続する。本接続は、図3に示すように、回路基板21に圧着された接着剤
11に配線回路(又は電子部品)23を配置して、必要によりクッション材として、例え
ば、ポリテトラフルオロエチレン材24を介して加熱加圧ヘッド19により配線回路23
を回路基板21に加熱加圧する。これにより回路基板21の電極21aと配線回路23と
の電極23aを接続する。
【0011】
本実施の形態による接着剤テープ1を用いたPDPは、そのサイズが大きくなっており
、PDPの周囲全体に亘り圧着する場合があり、接続部分が多く、接着剤11は一度に用
いる接着剤11の使用量が従来に比較して格段に多くなる。したがって、リール3aに巻
いた接着剤テープ1の使用量も多くなり、リール3aに巻いた接着剤テープ1は比較的短
時間で巻取りリール17に巻き取られて、リール3aに巻かれた接着剤テープ1のエンド
マーク28が露出される(図1参照)。
【0012】
本発明の接着剤テープの接続方法は、(a)巻取りリール17をそのまま使用し、使用
済みの接着剤テープ1の巻きが残り少なくなった接着剤テープを交換し、新たな接着剤
ープと巻取りリール17を接続する場合と、(b)巻取りリール17として使用済みの
着剤テープ1の巻きが残り少なくなった接着剤テープを使用し、新たな接着剤テープと巻
きが残り少なくなった接着剤テープを接続する場合がある。
(b)の場合、図1に示すように、リール3aの接着剤テープ1にエンドマーク28が
露出したところで、リール3aを新たな接着剤リール3と交換するため、リール3aの
着剤テープ(一方の接着剤テープ)1の終端部30と、新たな接着剤リール3に巻かれた
接着剤テープ(他方の接着剤テープ)1の始端部32とを樹脂製接着剤40を用いて接続
する。
樹脂製接着剤40としては、例えば、エポキシ樹脂、シアネート樹脂、ビスマレイミド
樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、レゾルシノールホル
ムアルデヒド樹脂、キシレン樹脂、フラン樹脂、ポリウレタン樹脂、ケトン樹脂、トリア
リルシアヌレート樹脂等が挙げられる。
この接着剤テープ1の接続は、図1(b)に示すように、接着剤リール3aの接着剤
ープ1の終端部30と、新たな接着剤リール3の接着剤テープ1の始端部32とについて
、終端部30の基材9面に始端部32の接着剤11面を重ね合わせる。そして、接着装置
15に組み込まれた充填機41からペースト状の樹脂製接着剤40を重ね合わせ部分に塗
布する。そして、図1(c)に示すように、接着装置15に組み込まれた加熱器43の加
熱によって樹脂製接着剤40が熱硬化性樹脂である場合、これを硬化させることで接着剤
テープ1の終端部30と、新たな接着剤リール3の接着剤テープ1の始端部32とを接続
する。
これにより、使用済みのリール3aに巻かれた接着剤テープ1と、新たなリール3に巻
かれた接着剤テープ1とが接続される。このように、巻出しが終了した接着剤テープ1の
終端部30と、新たに装着する接着剤テープ1の始端部32とを樹脂製接着剤40で固定
するので、接続が簡単である。
次に、使用済みのリール3aと新たなリール3を入れ替えて、新たなリール3を接着装
置15に装着する。したがって、巻取りリール17に接着剤テープ1を装着する作業が必
要ない。
【0013】
(a)の巻取りリール17をそのまま使用し、使用済みの接着剤テープ1の巻きが残り
少なくなった接着剤テープを新たな接着剤テープと交換し、新たな接着剤テープと巻取り
リール17を接続する場合は、使用済みリール3aの接着剤テープ1のエンドマーク28
が露出したときに接着剤テープ1のエンドマーク28付近を切断し、巻取りリール17側
に残った接着剤テープの終端部30と新たな接着剤リール3の接着剤テープ1の始端部3
2を重ね合わせる。そして、両者の重ね合わせ部分にペースト状の樹脂製接着剤40を塗
布して、用いる樹脂製接着剤の種類により接着力を発揮できるように加熱、紫外線照射等
を行い、終端部30と、新たな接着剤リール3の接着剤テープ1の始端部32とを接続す
る。
巻取りリール17では基材9だけを巻き取っているので、接着剤リールの数本分を巻き
取ることができるので、巻取りリール17の交換回数を少なくすることができ、作業効率
が良い。
【0014】
ここで、図4を参照して本実施の形態にかかる接着剤テープ1の製造方法について説明
する。
巻出機25から巻き出された基材(セパレータ)にコーター27により、樹脂と導電粒
子13が混合された接着剤11を塗布し、乾燥炉29で乾燥した後、巻取機31で原反を
巻き取る。巻き取られた接着剤テープの原反は、スリッタ33により所定幅に切断されて
巻き芯に巻き取れられた後、巻き芯に側板7、7が両側から装着されて、あるいは、側板
付巻き芯に巻き取られ、除湿材とともに梱包され、好ましくは、低温(−5℃〜−10℃
)に管理されて出荷される。
【0015】
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可
能である。
本実施の形態では、樹脂製接着剤40として熱硬化性樹脂を例に用いたが、熱硬化性樹
脂の代わりに光硬化性樹脂を用い、紫外線等の光照射により光硬化性樹脂を硬化させるこ
とによって、接着剤テープ1同士の接続を行うようにしても良い。
この場合、光硬化性樹脂としては、アクリレート基またはメタクリレート基を有する樹
脂に、光重合開始剤を配合した組成物や、芳香族ジアゾニウム塩、ジアリルヨードニウム
塩、スルホニウム塩等の光硬化剤を含むエポキシ樹脂等が用いられる。
また、樹脂製接着剤としてエチレン酢酸ビニル樹脂やポリオレフィン樹脂を主成分にし
たホットメルト接着剤を使用しても良く、例えばシート状のホットメルト接着剤の場合は
接着剤テープ1同士の重ね合せ部分に、シート状のホットメルト接着剤を巻いて、加熱
器43でホットメルト接着剤を加熱して溶融させた後、冷却によりホットメルト接着剤が
固化することで、接着剤テープ1同士が接続する。
接着剤テープ1の接続に用いる樹脂製接着剤は、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、ホット
メルト接着剤の群の中から複数使用しても良い。
上述の実施の形態において、接着剤リール3aの接着剤テープ1の終端部30の基材9
面と、新たな接着剤リール3の接着剤テープ1の始端部32の接着剤11面を重ね合わせ
、樹脂製接着剤である熱硬化性樹脂を塗布して接続するようにしたが、接着剤リール3a
接着剤テープ1の終端部30を裏返して、接着剤11面同士を重ね合わせて両者を接着
した後で、熱硬化性樹脂で固定するようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、巻出しが終了した接着剤テープの終端部と、新たに装
着する接着剤テープの始端部とをペースト状の樹脂製接着剤で固定するので、接続が簡単
である。また、新たな接着剤リールの交換毎に巻取りテープの交換や新規接着剤テープの
始端を巻取りリールに取り付ける作業、所定の経路にガイドピン等の設定作業が必要ない
ので、新しい接着剤リールの交換時間が少なくて済み、電子機器の生産効率が高まる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏するとと
もに、樹脂製接着剤として熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、ホットメルト接着剤の群の中か
ら、接着剤テープ同士の接続に好適な樹脂製接着剤を選択することができ、接着剤テープ
同士の接続強度を高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、接着装置内に請求項1又は請求項2に記載の樹脂製接
着剤を供給する充填機が設けられているので、別途に充填機を用意する必要がなく、接続
作業の無駄を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施の形態にかかる接着剤テープの接続方法を示す図であり、(a)
接着剤リール同士の接続を示す斜視図であり、(b)及び(c)は(a)における接続
部分の接続方法を示す断面図である。
【図2】 接着装置における接着剤の圧着工程を示す概略図である。
【図3】 回路基板と配線回路(電子部品)との接着を示す断面図である。
【図4】 接着剤テープの製造方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1.接着剤テープ、3、3a.リール、 5.巻き芯、 7.側板、
9.基材、 11.接着剤、13.導電粒子、 15.接着装置、
17.巻取りリール、 19.加熱加圧ヘッド、 21.回路基板、
22.ガイドピン、 23.配線回路(電子部品)、25.巻出機、
27.コーター、 28.エンドマーク、29.乾燥炉、 30.終端部、
31.巻取機、 32.始端部、33.スリッタ、
40.樹脂製接着剤、 41.充填機、 43.加熱器。
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