JP2004203267A - 車両用シートの荷物固定構造 - Google Patents
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Abstract
【目的】シートクッション上に載置した載置物をベルトで拘束して固定するものにおいて、ベルトでの固定操作性と、ベルトの格納性を向上させることである。
【構成】ベルトAの一端に、シートクッションSCに掛止するフック12、他端にシートクッションSCに固定するリトラクタ11を各々設けると共に、ベルトAに乗員拘束用シートベルトのバックル14に着脱自在に連結するタング13を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図4
【構成】ベルトAの一端に、シートクッションSCに掛止するフック12、他端にシートクッションSCに固定するリトラクタ11を各々設けると共に、ベルトAに乗員拘束用シートベルトのバックル14に着脱自在に連結するタング13を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の助手席上などのシート上に載置した荷物などの載置物が、自動車の急制動時に、車床への落下を防止する車両用シートの荷物固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のシートには、ベルトを使用してシートクッション上に載置した荷物等の載置物を拘束して固定するものが開示されている(例えば特許文献1、2)。
【0003】
【特許文献1】特開平11ー299571号公報第3図。
【特許文献2】特開2001ー191895号公報図1
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のベルトで載置物を固定するものは、多数の独立したベルトを使用しているため、構造が複雑で、しかも、格納されているベルトを引き出して載置物を固定するための操作性が頗る悪い不具合があった。
【0005】
また、多数のベルトを格納する際の操作性も悪いし、格納状態におけるシートの外観品質も損なわれていた。
【0006】
そこで、本発明はベルトによってシートクッション上に載置した載置物を固定するものにおいて、載置物を固定するためのベルトの操作性及びベルトの格納性を向上し、且つ、格納状態のシートの外観品質を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明に係る車両用シートの荷物固定構造は、シートクッション上に載置した荷物等の載置物を拘束するベルトと、このベルトの一端に設けてシートクッションの前側面下方に設けた掛止部に掛止するフックと、前記ベルトの他端に取付けてシートクッションの外側面に装着するベルト巻取用のリトラクタと、前記ベルトにスライド自在に挿通すると共に乗員拘束用のシートベルトのバックルに着脱自在に係合するタングとからなる構成である。
【0008】
以上の構成により、フックをシートクッションの前側面下端等に引掛けてタングをシートベルトのバックルに連結することにより、ベルトで載置物を固定できる。
【0009】
また、フックとタングを外すことによりベルトはリトラクタに自動的に巻取られて格納される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は、シートクッションSCの上面に載置したバッグなどの載置物BをベルトAで固定した状態を示す。
【0011】
以上のベルトAは、図3に示すように、一本のベルトで一端にフック12を有し、他端に設けたリトラクタ11によって巻取られるように構成されている。
なお、「図3においてはフック12の先端部は、タング13の先端部と逆の方向を向いてるが、フック12の固定部の向きをタング13の先端部の向きと同方向にしても良い。」
【0012】
そして、このベルトAにはタング13がスライド自在に挿通され、タング13はシートにあらかじめ備えてある乗員拘束用のバックル14に着脱自在に連結される。
【0013】
以上のバックル14は、シートクッションSCなどに固定されているシートベルト14Aに取付けられており、このバックル14を有するシートベルト14Aは、シートベルトのタング(不図示)を有するシートベルトの如く緊縮せずに、その長さが一定であるものである。
【0014】
フック12は、図2に示すように、シートクッションSCの前側面ロにおける下端部に掛止しても良いが、左右にロック機構を有する左右一対のスライドレールを有するシートクッション(不図示)においては、左右のロック機構を連結するコ字状のロック解除用操作レバーなどの掛止部に、フック12を掛止するも任意である。
【0015】
タング13は、リトラクタ11よりベルトAを引き出した状態で、そのベルトAの長さ方向の略中央にスライドさせた状態で、前記バックル14に連結することにより、載置物BをベルトAで拘束して固定する。
【0016】
リトラクタ11は、ベルトAを自動的に巻取る従来周知の構造のもので、シートクッションSCの外側面に締結されている。
【0017】
なお、図中SBはシートバック、21はシートクッションのトリムカバー、22は同発泡体製パッド、23はパン型フレームで、このフレーム23の下向きの前端部23Aに前記フック12を掛止する。25は樹脂製カバーを各々示し、これらはいずれも従来周知のものである。
【0018】
図4はシートの乗員着座可能状態、即ち、ベルトAを格納した状態を示し、ベルトAはリトラクタ11に巻取られ、タング13とフック12とが外部に露出している。
【0019】
図1の載置物Bの固定状態からタング13をバックル14から外した後、フック12をシートクッションSCの前側面ロの下端部から外すと、ベルトAはリトラクタ11によって自動的に巻取られて図4に示す格納状態となる。
【0020】
そして、このベルトAの格納状態より、フック12を持ってベルトAを引き出し、フック12をシートクッションSCの前側面ロの下端部に掛止した後、タング13をバックル14に連結すると、図1の状態となる。
【0021】
ナオ、リトラクタ11は図5に示すようにシートクッションSCに取付けても良く、斯様にすることにより、ベルトAの格納状態においてフック12がシートクッション上に突出することがない。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、シートクッション上に載置した載置物を固定するには、ベルトをリトラクタから引き出しフックを掛止してタングをバックルに連結すれば良いため、載置物の固定操作が簡単且つ迅速に行うことができる。
【0023】
また、タング、フックを外すことにより、ベルトは自動的にリトラクタに巻取られて格納されるため、ベルトの格納性も向上するし、ベルトが外部に露出しないため、シートの外観品質も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造によって、載置物を固定した状態の斜視図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】本発明の要部の斜視図である。
【図4】ベルトを格納した状態の斜視図である。
【図5】ベルトを格納した状態の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
SC シートクッション
A ベルト
11 リトラクタ
12 フック
13 タング
14 バックル
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の助手席上などのシート上に載置した荷物などの載置物が、自動車の急制動時に、車床への落下を防止する車両用シートの荷物固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のシートには、ベルトを使用してシートクッション上に載置した荷物等の載置物を拘束して固定するものが開示されている(例えば特許文献1、2)。
【0003】
【特許文献1】特開平11ー299571号公報第3図。
【特許文献2】特開2001ー191895号公報図1
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のベルトで載置物を固定するものは、多数の独立したベルトを使用しているため、構造が複雑で、しかも、格納されているベルトを引き出して載置物を固定するための操作性が頗る悪い不具合があった。
【0005】
また、多数のベルトを格納する際の操作性も悪いし、格納状態におけるシートの外観品質も損なわれていた。
【0006】
そこで、本発明はベルトによってシートクッション上に載置した載置物を固定するものにおいて、載置物を固定するためのベルトの操作性及びベルトの格納性を向上し、且つ、格納状態のシートの外観品質を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明に係る車両用シートの荷物固定構造は、シートクッション上に載置した荷物等の載置物を拘束するベルトと、このベルトの一端に設けてシートクッションの前側面下方に設けた掛止部に掛止するフックと、前記ベルトの他端に取付けてシートクッションの外側面に装着するベルト巻取用のリトラクタと、前記ベルトにスライド自在に挿通すると共に乗員拘束用のシートベルトのバックルに着脱自在に係合するタングとからなる構成である。
【0008】
以上の構成により、フックをシートクッションの前側面下端等に引掛けてタングをシートベルトのバックルに連結することにより、ベルトで載置物を固定できる。
【0009】
また、フックとタングを外すことによりベルトはリトラクタに自動的に巻取られて格納される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は、シートクッションSCの上面に載置したバッグなどの載置物BをベルトAで固定した状態を示す。
【0011】
以上のベルトAは、図3に示すように、一本のベルトで一端にフック12を有し、他端に設けたリトラクタ11によって巻取られるように構成されている。
なお、「図3においてはフック12の先端部は、タング13の先端部と逆の方向を向いてるが、フック12の固定部の向きをタング13の先端部の向きと同方向にしても良い。」
【0012】
そして、このベルトAにはタング13がスライド自在に挿通され、タング13はシートにあらかじめ備えてある乗員拘束用のバックル14に着脱自在に連結される。
【0013】
以上のバックル14は、シートクッションSCなどに固定されているシートベルト14Aに取付けられており、このバックル14を有するシートベルト14Aは、シートベルトのタング(不図示)を有するシートベルトの如く緊縮せずに、その長さが一定であるものである。
【0014】
フック12は、図2に示すように、シートクッションSCの前側面ロにおける下端部に掛止しても良いが、左右にロック機構を有する左右一対のスライドレールを有するシートクッション(不図示)においては、左右のロック機構を連結するコ字状のロック解除用操作レバーなどの掛止部に、フック12を掛止するも任意である。
【0015】
タング13は、リトラクタ11よりベルトAを引き出した状態で、そのベルトAの長さ方向の略中央にスライドさせた状態で、前記バックル14に連結することにより、載置物BをベルトAで拘束して固定する。
【0016】
リトラクタ11は、ベルトAを自動的に巻取る従来周知の構造のもので、シートクッションSCの外側面に締結されている。
【0017】
なお、図中SBはシートバック、21はシートクッションのトリムカバー、22は同発泡体製パッド、23はパン型フレームで、このフレーム23の下向きの前端部23Aに前記フック12を掛止する。25は樹脂製カバーを各々示し、これらはいずれも従来周知のものである。
【0018】
図4はシートの乗員着座可能状態、即ち、ベルトAを格納した状態を示し、ベルトAはリトラクタ11に巻取られ、タング13とフック12とが外部に露出している。
【0019】
図1の載置物Bの固定状態からタング13をバックル14から外した後、フック12をシートクッションSCの前側面ロの下端部から外すと、ベルトAはリトラクタ11によって自動的に巻取られて図4に示す格納状態となる。
【0020】
そして、このベルトAの格納状態より、フック12を持ってベルトAを引き出し、フック12をシートクッションSCの前側面ロの下端部に掛止した後、タング13をバックル14に連結すると、図1の状態となる。
【0021】
ナオ、リトラクタ11は図5に示すようにシートクッションSCに取付けても良く、斯様にすることにより、ベルトAの格納状態においてフック12がシートクッション上に突出することがない。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、シートクッション上に載置した載置物を固定するには、ベルトをリトラクタから引き出しフックを掛止してタングをバックルに連結すれば良いため、載置物の固定操作が簡単且つ迅速に行うことができる。
【0023】
また、タング、フックを外すことにより、ベルトは自動的にリトラクタに巻取られて格納されるため、ベルトの格納性も向上するし、ベルトが外部に露出しないため、シートの外観品質も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造によって、載置物を固定した状態の斜視図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】本発明の要部の斜視図である。
【図4】ベルトを格納した状態の斜視図である。
【図5】ベルトを格納した状態の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
SC シートクッション
A ベルト
11 リトラクタ
12 フック
13 タング
14 バックル
Claims (1)
- シートクッション上に載置した荷物等の載置物を拘束するベルトと、
このベルトの一端に設けてシートクッションの前側面下方に設けた掛止部に掛止するフックと、
前記ベルトの他端に取付けてシートクッションの外側面に装着するベルト巻取用のリトラクタと、
前記ベルトにスライド自在に挿通すると共に乗員拘束用のシートベルトのバックルに着脱自在に係合するタングとからなる車両用シートの荷物固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002376118A JP2004203267A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 車両用シートの荷物固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002376118A JP2004203267A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 車両用シートの荷物固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004203267A true JP2004203267A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32813662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002376118A Pending JP2004203267A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 車両用シートの荷物固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004203267A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4568793B1 (ja) * | 2009-04-28 | 2010-10-27 | 知久平 中島 | 車内ひったくり防止器具 |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002376118A patent/JP2004203267A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4568793B1 (ja) * | 2009-04-28 | 2010-10-27 | 知久平 中島 | 車内ひったくり防止器具 |
JP2010274907A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-12-09 | Chikuhei Nakajima | 車内ひったくり防止器具 |
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