JP2004203197A - 車両用異常警告装置 - Google Patents

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豊 今井
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Abstract

【課題】異常状態となる前に異常を予告報知することができる車両用異常警告装置を提供することを目的とする。
【解決手段】エンジン水温を検出して(100)、エンジン水温が警告温度TW1以下の場合に、ウォーニングランプ22を消灯し(102、104)、エンジン水温が警告温度TW1より高くかつTW2以下の場合に、ウォーニングランプ22を点滅し(106、108)、エンジン水温が警告温度TW2より高い場合に、ウォーニングランプ22を点灯する(106、110)。従って、エンジン水温が異常状態となる前に、ウォーニングランプ22の点滅による警告灯表示部の点滅によってエンジン水温の異常を予告報知することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用異常警告装置にかかり、特に、エンジン冷却水温度や油温等の物理量を検出して異常を警告する車両用異常警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の何れかで故障が発生した場合には、メータユニットに設けられた警告灯を点灯することによって、故障を運転者に報知するようになっている。例えば、エンジン冷却水温度の異常を警告する警告灯等があり、エンジンの水温を検出して、図9に示すように、検出水温が予め定められた閾値を越えたとき、すなわち、異常状態となったときに、警告灯を点灯するようになっており、これによってエンジン冷却水温度が異常であることを運転者に報知することができるようになっている。
【0003】
また、この種の技術としては、特許文献1や特許文献2に記載の技術が提案されている。
【0004】
特許文献1に記載の技術では、エンジン冷却水温度が異常に低下した場合に点灯するウォーニングシンボルと、エンジン冷却水温度が異常に上昇した場合に点灯するウォーニングシンボルと、が設けられており、エンジンのオーバークール及びオーバーヒートを報知するようになっている。
【0005】
また、特許文献2に記載の技術では、エンジン冷却水温度に応じてバーグラフ表示する水温計が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−191816号公報(第4−5頁、第1図)
【特許文献2】
特開昭58−145540号公報(第11−13頁、第8図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のメータユニットに設けられた警告灯や特許文献1に記載の技術では、正常(ウォーニングランプ消灯)と異常(ウォーニングランプ点灯)の2モードしかなく、エンジン冷却水温度の上昇状態等を認知することができないため、サーモスタット等の冷却システムの故障、冷却水やラジエタ等の特性劣化などによる、エンジン冷却水温度の上昇状態を認知することができない、という問題がある。
【0008】
また、ウォーニングランプが点灯する異常状態まで運転し続けた場合には、エンジンの出力低下や冷却システムの故障等の問題が発生することが考えられる。
【0009】
さらに、特許文献2に記載の技術では、エンジン冷却水温度をバーグラフ表示するだけで、異常状態か否かの報知を行うものではない。
【0010】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、異常状態となる前に異常を予告報知することができる車両用異常警告装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、車両の走行状態に応じて、時々刻々と連続的に変化する物理量を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検出手段による検出値が予め定められた異常値となる可能性があることを表す異常予告を行う予告手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検出手段による検出値が前記異常値であること表す異常報知を行う報知手段と、を備えることを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、検出手段では、車両の走行状態に応じて、時々刻々と変化する、例えば、温度等の物理量が検出される。
【0013】
予告報知手段では、検出手段の検出結果に基づいて、検出手段による検出値が予め定められた異常値となる可能性があることが予告報知され、報知手段では、検出手段の検出結果に基づいて、検出手段による検出値が異常値であることを表す異常報知が行われる。
【0014】
例えば、請求項2に記載の発明のように、検出手段は、エンジン冷却水温度、エンジン潤滑油温度、及び外気温のうち、何れかの温度を物理量として検出し、予め定められた第1の閾値に基づいて、予告手段によって異常予告を行うことができると共に、第2の閾値に基づいて、報知手段によって異常報知を行うことができる。このとき、エンジン冷却水温度やエンジン潤滑油温度を物理量として検出する場合には、第1の閾値より第2の閾値を高く設定することにより、オーバーヒート等の異常に関する予告報知や異常報知を行うことが可能となる。また、逆にオーバークール等の異常に関する予告報知や異常報知を行うことが可能であり、さらに、外気温を物理量として検出する場合には、路面凍結等を異常として、予告報知や異常報知を行うことが可能となる。
【0015】
なお、予告手段及び報知手段は、請求項3に記載の発明のように、単一の表示手段として、異常予告及び異常報知を異なる表示態様で表示することで、予告手段による異常予告及び報知手段による異常報知を行うことが可能である。
【0016】
例えば、表示手段は、請求項4に記載の発明のように、警告灯を備えて、警告灯の点灯状態を、例えば、消灯、点滅、点灯などのように、変更することで、異なる表示態様を表示することが可能である。この時、表示手段は、請求項5に記載の発明のように、警告灯の色及び点灯を含む点滅周期の少なくとも一方の点灯状態を変更することによって、異なる表示態様を表示することにより、予告報知と異常報知とを行うことが可能である。または、請求項6に記載の発明のように、表示手段は、複数の異なる色の警告灯を備え、それぞれの警告灯の点灯デューティ比を制御することによって、異なる表示態様を表示することによっても、予告報知と異常報知とを行うことが可能となる。そして、複数の異なる色の警告灯のそれぞれの点灯デューティ比を制御する場合には、表示手段の表示色を段階的に変更することも可能となり、予告報知を段階的に行うことも可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。なお、本実施の形態は、車両のエンジン冷却水温度ウォーニングシステムに本発明を適用したものである。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係わるエンジン冷却水温度ウォーニングシステム10の構成を示す。
【0018】
第1実施形態に係わるエンジン冷却水温度ウォーニングシステム10は、図1に示すように、エンジン水温センサ12、警告灯表示部24及びウォーニングランプ制御回路14によって構成されている。
【0019】
エンジン水温センサ12は、エンジンの冷却水経路に設けられ、エンジン冷却水の温度を検出し、ウォーニングランプ制御回路14に検出信号を出力するようになっている。
【0020】
ウォーニングランプ制御回路14は、A/Dコンバータ16、マイクロコンピュータ18、ランプ駆動回路20、及びウォーニングランプ22によって構成され、エンジン水温センサ12によって検出したエンジン冷却水温度(以下、エンジン水温という)の検出信号をA/Dコンバータ16にてデジタル値に変換し、マイクロコンピュータ18へ入力する。マイクロコンピュータ18では、エンジン水温の検出信号に基づいて、ウォーニングランプ点灯状態を演算し、ランプ駆動回路20を介してウォーニングランプ22を駆動制御するようになっており、メータユニット等に設けられたエンジン水温の異常を表す警告灯表示部24を点灯するようになっている。なお、警告灯表示部24は、例えば、一般的に車両のメータユニット等に設けられたエンジン水温を表すマーク等によってエンジン水温の異常を警告する表示部を言う。
【0021】
詳細には、マイクロコンピュータ18は、エンジン水温に対する閾値が2つ予め記憶されており、エンジン水温が異常状態となる可能性があることを予告するための警告温度TW1と、エンジン水温が異常状態であることを報知するための警告温度TW2と、が記憶されている。そして、警告温度TW1以下の場合にウォーニングランプ22を消灯することにより警告灯表示部24を消灯させ、警告温度TW1より高く警告温度TW2(TW1<TW2)以下の場合にウォーニングランプ22を点滅することにより警告灯表示部24を点滅させ、警告温度TW2より高い場合にウォーニングランプ22を点灯することにより警告灯表示部24を点灯させるようになっている。
【0022】
次に、上述のように構成されたウォーニングランプ制御回路14のマイクロコンピュータ18で行われるウォーニングランプ駆動制御について図2のフローチャートを参照して説明する。
【0023】
まず、ステップ100では、エンジン水温TE(Temperature Engine)が検出される。すなわち、エンジン水温センサ12によってエンジン冷却水の温度が検出されて当該検出信号がウォーニングランプ制御回路14に入力され、A/Dコンバータ16によってデジタル変換されてマイクロコンピュータ18に取り込まれる。
【0024】
続いて、ステップ102では、エンジン水温TEがマイクロコンピュータ18に予め記憶された警告温度TW1より高いか否か判定される。該判定が否定された場合には、ステップ104へ移行して、ランプ駆動回路20を介してウォーニングランプ22が消灯されることにより警告灯表示部24が消灯されて、ステップ112へ移行する。すなわち、ウォーニングランプ22が点灯又は点滅している場合には消灯され、消灯している場合にはそのままステップ112へ移行する。
【0025】
ステップ102の判定が肯定された場合には、ステップ106へ移行して、エンジン水温TEがマイクロコンピュータ18に予め記憶された警告温度TW2より高いか否か判定される。該判定が否定された場合、すなわち、TW1<TE<TW2の場合には、ステップ108へ移行して、ランプ駆動回路20を介してウォーニングランプ22が点滅するように駆動されることにより警告灯表示部24が点滅されて、ステップ112へ移行する。すなわち、エンジン水温が異常状態となる可能性があることが警告灯表示部24の点滅により運転者に予告報知される。
【0026】
ステップ106の判定が肯定された場合には、ステップ110へ移行して、ランプ駆動回路20を介してウォーニングランプ22が点灯するように駆動されることにより警告灯表示部24が点灯されて、ステップ112へ移行する。すなわち、エンジン水温が異常状態であることが警告灯表示部24の点灯により運転者に報知される。
【0027】
一方、ステップ112では、エンジン始動や停止等を指示するイグニッションスイッチがオフされたか否か判定される。該判定が否定された場合には、上述のステップ100へ戻って、ステップ112の判定が肯定されるまで、上述の処理が繰り返される。
【0028】
このように、本実施形態では、図3に示すように、エンジン水温が警告温度TW1以下の場合に、ウォーニングランプ22が消灯され、エンジン水温が警告温度TW1より高くかつTW2以下の場合に、ウォーニングランプ22が点滅され、エンジン水温が警告温度TW2より高い場合に、ウォーニングランプ22が点灯される。従って、エンジン水温が異常状態となる前に、ウォーニングランプ22の点滅による警告灯表示部24の点滅によって予告報知されるので、エンジン性能低下等の故障に至る前に車両点検することで故障を未然に防止することができる。
【0029】
また、ウォーニングランプ22の点灯状態を、消灯、点滅、点灯の3段階表示し、3段階表示をエンジン水温が高温になるほど、点灯度合いを多くしているので、エンジン水温の変化を連続的に把握することができる。
【0030】
さらに、本実施形態では、ウォーニングランプ22の点灯状態だけで、エンジン水温を把握することができるので、水温計等の計器類も不要となり、メータユニット等のコストを削減することができる。
【0031】
なお、第1実施形態では、ウォーニングランプ22の点灯状態を変更して警告灯表示部24の表示態様を異なるようにして、予告報知と異常報知を行うようにしたが、2つの異なる色のウォーニングランプを用いて警告灯表示部24を表示し、予告報知と異常報知を異なる色で表示するようにしてもよい。この場合、例えば、ウォーニングランプとして2色LED等を用いることも可能である。さらに、点灯色や点滅周期等の点灯状態を組み合わせて、予告報知と異常報知を行うようにしてもよい。
[第2実施形態]
図4には、本発明の第2実施形態に係わるエンジン冷却水温度ウォーニングシステム11の構成を示す。なお、第1実施形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
【0032】
第2実施形態に係わるエンジン冷却水温度ウォーニングシステム11は、図4に示すように、第1実施形態と同様にエンジン水温センサ12、警告灯表示部24及びウォーニングランプ制御回路15によって構成されている。
【0033】
エンジン水温センサ12は、エンジンの冷却水経路に設けられ、エンジン冷却水の温度を検出し、ウォーニングランプ制御回路15に検出信号を出力するようになっている。
【0034】
ウォーニング制御回路15は、A/Dコンバータ16、マイクロコンピュータ19、ランプ駆動回路20A、20B、ウォーニングランプ22A、22Bによって構成され、エンジン水温センサ12によって検出したエンジン冷却水温度(以下、エンジン水温という)の検出信号をA/Dコンバータ16にてデジタル値に変換し、マイクロコンピュータ19へ入力する。マイクロコンピュータ19では、エンジン水温の検出信号に基づいて、2つのウォーニングランプ22A、22Bの点灯状態を演算し、ランプ駆動回路20A、20Bを介してウォーニングランプ22A、22Bを駆動制御するようになっており、メータユニット等に設けられたエンジン水温の異常を表す警告灯表示部24を表示点灯するようになっている。本実施の形態では、2色のウォーニングランプ22A、22Bがそれぞれのランプ駆動回路20A、22Bによって駆動され、ウォーニングランプ22Aは、赤色に点灯し、ウォーニングランプ22Bは、緑色に点灯するものが用いられ、エンジン水温の状態に応じて警告灯表示部24の点灯色が変化する。なお、警告灯表示部24は、例えば、一般的に車両のメータユニット等に設けられたエンジン水温を表すマーク等によってエンジン水温の異常を警告する表示部を言う。
【0035】
詳細には、マイクロコンピュータ19は、エンジン水温に対する閾値が複数予め記憶されており、各閾値に応じて各ウォーニングランプ22A、22Bの点灯デューティ比が制御されて、各ウォーニングランプ22A、22Bの点灯状態制御されて表示色(点灯色)が変化するようになっており、具体的には、エンジン水温が異常状態に近づくに従って、それぞれのウォーニングランプ22A、22Bのデューティ比が制御されて警告灯表示部24の表示色が緑色表示から黄色表示に変化し、水温が異常状態の場合に赤色表示するようになっている。なお、本実施形態では、上記閾値は、3つ(TW1、TWC、TW2)設けられ、警告灯表示部24は緑色表示、黄緑色表示、黄色表示、赤色表示するものとし説明するが、それぞれのウォーニングランプ22A、22Bの点灯色及びこれによって点灯される警告灯表示部24の表示色はこれに限るものではなく、それぞれのウォーニングランプ22A、22Bの点灯色を上記とは違う色のものとしてして異なる表示色としてもよい。また、デューティ比は、図5に示すように、点灯している時間をTON、消灯している時間をTPとしたときに、点灯デューティ比(%)=(TON/TP)×100で表される。
【0036】
次に、上述のように構成されたウォーニングランプ制御回路11のマイクロコンピュータ19で行われるウォーニングランプ駆動制御について図6のフローチャートを参照して説明する。
【0037】
まず、ステップ200では、エンジン水温TE(Temperature Engine)が検出される。すなわち、エンジン水温センサ12によってエンジン冷却水の温度が検出されて当該検出信号がウォーニングランプ制御回路15に入力され、A/Dコンバータ16によってデジタル変換されてマイクロコンピュータ19に取り込まれる。
【0038】
続いて、ステップ202では、エンジン水温TEがマイクロコンピュータ19に予め記憶された警告温度TW1より高いか否か判定される。該判定が否定された場合には、ステップ204へ移行して、ランプ駆動回路20Bを介してウォーニングランプ22Bが緑色点灯されることにより警告灯表示部24が緑色表示され、ステップ216へ移行する。
【0039】
ステップ202の判定が肯定された場合には、ステップ206へ移行して、エンジン水温TEがマイクロコンピュータ19に予め記憶された警告温度TWCより高いか否か判定される。該判定が否定された場合、すなわち、TW1<TE<TWCの場合には、ステップ208へ移行して、ランプ駆動回路20A、20Bを介してウォーニングランプ22A、22Bが点灯するように駆動されて、ステップ216へ移行する。このとき、緑色のウォーニングランプ22Bは、ランプ駆動回路20Bによって80%のデューティ比で駆動され、赤色のウォーニングランプ22Aは、ランプ駆動回路20Aによって20%のデューティ比で駆動されることにより、警告灯表示部24が黄緑色表示される。これによって、エンジン水温が正常温度より高くなり、異常状態となる可能性があることが運転者に予告報知される。
【0040】
また、ステップ206の判定が肯定された場合には、ステップ210へ移行して、エンジン水温TEがマイクロコンピュータ19に予め記憶された警告温度TW2より高いか否か判定される。該判定が否定された場合、すなわち、TWC<TE<TW2の場合には、ステップ212へ移行して、ランプ駆動回路20A、20Bを介してウォーニングランプ22A、22Bが点灯するように駆動されて、ステップ216へ移行する。このとき、緑色のウォーニングランプ22Bは、ランプ駆動回路20Bによって20%のデューティ比で駆動され、赤色のウォーニングランプ22Aは、ランプ駆動回路20Aによって80%のデューティ比で駆動されることにより、警告灯表示部24が黄色表示される。これによって、エンジン水温が正常温度より高く、かつ黄緑色のときよりもさらに異常状態となる可能性が高くなったことが運転者に予告報知される。
【0041】
また、ステップ210の判定が肯定された場合には、ステップ214へ移行して、ランプ駆動回路20Aを介してウォーニングランプ22Aが赤色点灯されることにより警告灯表示部24が赤色表示され、ステップ216へ移行する。すなわち、エンジン水温が異常状態であることが運転者に報知される。
【0042】
一方、ステップ216では、エンジン始動や停止等を指示するイグニッションスイッチがオフされたか否か判定される。該判定が否定された場合には、上述のステップ200へ戻って、ステップ216の判定が肯定されるまで、上述の処理が繰り返される。
【0043】
このように、本実施形態では、図7に示すように、エンジン水温が警告温度TW1以下の場合に、ウォーニングランプ22Bが緑色点灯されることにより警告灯表示部24が緑色表示され、エンジン水温が警告温度TW1より高くTWC以下の場合に、ウォーニングランプ22Bがデューティ比80%で駆動され、かつウォーニングランプ22Aがデューティ比20%で駆動されることにより警告灯表示部24が黄緑色表示され、エンジン水温が警告温度TWCより高くTW2以下の場合に、ウォーニングランプ22Bがデューティ比20%で駆動され、かつウォーニングランプ22Aがデューティ比80%で駆動されることにより警告灯表示部24が黄色表示され、エンジン水温が警告温度TW2より高い場合に、ウォーニングランプ22Aが赤色点灯されることにより警告灯表示部24が赤色表示される。従って、エンジン水温が異常状態となる前に、段階的に、ウォーニングランプ22A、22Bを駆動するデューティ比を制御することにより警告灯表示部24の表示色を変えることによって段階的に予告報知されるので、エンジン性能低下等の故障に至る前に車両点検することで故障を未然に防止することができる。
【0044】
また、ウォーニングランプ22A、22Bの点灯状態を変えることで、警告灯表示部24の表示色で4段階表示し、4段階表示をエンジン水温が高温になるほど、緑色から赤色に表示するようにしているので、エンジン水温の変化を連続的に把握することができる。
【0045】
さらに、本実施形態では、ウォーニングランプ22A、22Bの点灯状態だけで、エンジン水温を把握することができるので、水温計等の計器類も不要となり、メータユニット等のコストを削減することができる。
【0046】
なお、上記の実施の形態では、警告温度(TW1、TW2、TWC等)を閾値として、水温が上がった場合及び下がった場合共に同一閾値を用いて点灯状態を変化させるようにしたが、水温上昇時と水温下降時とで異なる閾値として判定時のチャタリングを防止するようにしてもよい。
【0047】
また、上記の実施の形態では、エンジンの冷却水の温度を検出して警告灯(ウォーニングランプ)等を点灯して、オーバーヒートを報知するものを例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、例えば、エンジン冷却水の温度を検出して警告灯を点灯して、オーバークールを報知するものや、エンジン潤滑油の温度(油温)を検出して油膜切れ等を警告灯を点灯して報知するものや、外気温等を検出して路面凍結等を異常として警告灯を点灯するもの等に適用することができ、この他に、車両の走行状態に応じて、時々刻々と変化する物理量を検出するものであれば、上記実施の形態に限るものではない。
【0048】
さらに、上記の実施の形態では、エンジン水温センサ12からエンジン水温を直接ウォーニングランプ制御回路14、15に入力するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、図8に示すように、ウォーニングランプ制御回路14、15のA/Dコンバータ16の代わりに通信インタフェース(I/F)30を設けて、エンジンコントロールユニット(図8では、エンジン水温センサ12、A/Dコンバータ16、マイクロコンピュータ32、及び通信I/F34を含む例を示す)40等の制御装置から間接的にウォーニングランプ制御回路14、15にエンジン水温の検出結果を入力するようにしてもよい。
【0049】
また、第2実施形態では、4段階に表示色を変えるようにしたが、3段階に表示色を変える用にしてもよいし、5段階以上、例えば、図7に示す点線のように6段階等に各ウォーニングランプの駆動をデューティ比制御して、表示色を変えるようにしてもよい。
【0050】
さらに、第2実施形態では、2つのウォーニングランプ22A、22Bを用いて、警告灯表示部24の表示色を変更するようにしたが、多色LED等をウォーニングランプとして適用して、警告灯表示部24の表示色を変更するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、車両の走行状態に応じて、時々刻々と変化する物理量を検出して、当該検出値に基づいて、異常となる可能性があることを表す異常予告を行うと共に、異常値であることを表す異常報知を行うことによって、異常が報知される前に異常が予告されるので、異常状態となる前に異常を予告報知することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるエンジン冷却水温度ウォーニングシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係わるウォーニング制御回路のマイクロコンピュータで行われるウォーニングランプ駆動制御を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態に係わるウォーニングランプ駆動制御によるウォーニングランプの点灯状態を示すグラフである。
【図4】本発明の第2実施形態に係わるエンジン冷却水温度ウォーニングシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図5】ウォーニングランプの点灯デューティ比を説明するための図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係わるウォーニング制御回路のマイクロコンピュータで行われるウォーニングランプ駆動制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態に係わるウォーニングランプ駆動制御によるウォーニングランプの点灯状態を示すグラフである。
【図8】本発明の実施の形態に係わるエンジン冷却水温度ウォーニングシステムの変形例を示すブロック図である。
【図9】従来のエンジン冷却水温度の異常を警告する警告灯の点灯を示すグラフである。
【符号の説明】
10、11 エンジン冷却水温度ウォーニングシステム
12 エンジン水温センサ
14、15 ウォーニングランプ制御回路
16 A/Dコンバータ
18、19 マイクロコンピュータ
20、20A、20B ランプ駆動回路
22、22A、22B ウォーニングランプ
24 警告灯表示部

Claims (6)

  1. 車両の走行状態に応じて、時々刻々と連続的に変化する物理量を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検出手段による検出値が予め定められた異常値となる可能性があることを表す異常予告を行う予告手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記検出手段による検出値が前記異常値であること表す異常報知を行う報知手段と、
    を備えた車両用異常警告装置。
  2. 前記検出手段は、エンジン冷却水温度、エンジン潤滑油温度、及び外気温度のうち、何れかの温度を前記物理量として検出し、前記予告手段は、予め定められた第1の閾値に基づいて前記異常予告を行い、前記報知手段は、前記第1の閾値とは異なる予め定められた第2の閾値に基づいて前記報知を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両用異常警告装置。
  3. 前記予告手段及び前記報知手段は、単一の表示手段からなり、前記異常予告及び前記異常報知を異なる表示態様で表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用異常警告装置。
  4. 前記表示手段は、警告灯を備え、該警告灯の点灯状態を変更することにより、異なる表示態様を表示することを特徴とする請求項3に記載の車両用異常警告装置。
  5. 前記表示手段は、前記警告灯の色及び点灯を含む点滅周期の少なくとも一方の点灯状態を変更するによって、異なる表示態様を表示することを特徴とする請求項4に記載の車両用異常警告装置。
  6. 前記表示手段は、複数の異なる色の警告灯を備え、それぞれの警告灯の点灯デューティ比を制御することによって、異なる表示態様を表示することを特徴とする請求項4に記載の車両用異常警告装置。
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