JP2004202307A - ロールアーチ型乾燥装置 - Google Patents

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JP2004202307A
JP2004202307A JP2002371872A JP2002371872A JP2004202307A JP 2004202307 A JP2004202307 A JP 2004202307A JP 2002371872 A JP2002371872 A JP 2002371872A JP 2002371872 A JP2002371872 A JP 2002371872A JP 2004202307 A JP2004202307 A JP 2004202307A
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JP
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roll
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film
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coating
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JP2002371872A
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Mitsuaki Serizawa
光明 芹沢
Satoshi Kumamoto
聰 熊本
Yoshiyuki Sakai
良幸 酒井
Mitsunori Kokubo
光典 小久保
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

【課題】ロールアーチ型乾燥装置の各搬送ロールを静圧軸受で支承するとともに、フリーロールとして発塵を防ぐロールアーチ型乾燥装置を提供する。
【解決手段】塗工装置のコーティングダイでフィルム状物に塗布されたコウティング剤を乾燥するために複数個の搬送ロールをフィルム状物引取り方向にアーチ状に並べたのロールアーチ型乾燥機において、各搬送ロール25の軸受を静圧軸受27としたことを特徴とするロールアーチ型乾燥装置20とした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は塗工装置のコーティングダイでフィルム状物(以下フィルムという)に塗布されたコーティング剤を乾燥するためのロールアーチ型乾燥装置に係り
、特にそのロールの軸受の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
フイルムの乾燥に関しては特許文献1に示す構成のものが多く見られる。特に図3に示すように従来のロールアーチ型乾燥装置1は繰出しロール2から供給されたフィルム3にダイ4から吐出したコーティング剤5をフィルム3に塗布し
、このコーティング剤5を乾燥させるために設けてあり、同乾燥装置1は複数個のロール7a、7b、7c……をフィルム3の走行方向にアーチ型に並べてあり、両端部をベアリングで支承し、図4に示すモータ8で駆動する駆動プーリ9と各ロール7a、7b、7c……と同心軸上にあり、その端部に取付けられた従動プーリ10a、10b、10c……との間に掛けられたベルト11によるベルト駆動であった。
【0003】
それは前記各搬送ロール7a、7b、7c……をフリーロールとするとフィルムが差付角が1°以下でベアリング6のようなメカ的軸受で支持された場合、ロール回転はメカ的ロスのためフィルム3の走行速度と同期せず、フィルム3はロール上を滑ってしまい、フィルム表面に擦傷等のダメージを与える可能性がある。その為、各ロール7a、7b、7c……をベルト11によるモータ駆動としてフイルム走行速度に同期させるようにしてある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−317873号公報
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、ベルト駆動のため発塵し、乾燥装置はもとより、塗工装置全体のクリーン度を低下させ、コーティングした製品が不良物となった。
【0006】
本発明の目的は前述のようなロールアーチ型乾燥装置の各搬送ロールがベルト駆動のため発塵し、コーティングした製品が不良物となる欠点を取除き、各搬送ロールを静圧軸受で支承するとともに、フリーロールとして発塵を防ぐロールアーチ型乾燥装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するため本発明は塗工装置のコウティングダイでフィルム状物に塗布されたコウティング剤を乾燥するために複数個の搬送ロールをフィルム状物引取り方向にアーチ状に並べたロールアーチ型乾燥機において、各搬送ロールの軸受を静圧軸受としたことを特徴とするロールアーチ型乾燥装置とした。
【0008】
また静圧軸受は多孔質材による空気軸受とすれば好適なロールアーチ型乾燥装置である。
【0009】
さらに搬送ロールはフリーロールとすれば好適なロールアーチ型乾燥装置となる。
【0010】
これにより発塵のない、プーリ等の余分な部材が無く、フリーロールによりフィルム搬送が可能なロールアーチ型乾燥装置となった。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図1により説明する。
ロールアーチ型乾燥装置20にはフィルム21の走行方向にアーチ型に複数個の搬送ロール22a、22b、22c……を並べてあり、図示してないコーティングロール上でコーティングダイから吐出されたコーティング剤を塗布されたフィルム21が入口23から矢印aのようにロールアーチ型乾燥装置20に供給され、出口24から矢印bのように引出される間に乾燥されるようになっている。
【0012】
搬送ロール22は図2に示すようにその両端部(説明は一端のみ)は図示してない台等に固定された実質的に円筒形状のハウジング25の内径面にブロンズ、カーボンまたはセラミックス等の多孔質軸受部材26を取付けた静圧軸受27により回転自在に支承している。
【0013】
ハウジング25の軸端部側面(図中右側)にはボルト28によりスラスト用ハウジング29が取付けてあり、搬送ロール22端面を塞ぐ面板30に対向してブロンズ、カーボンまたはセラミックス等の多孔質軸受部材31を取付けたスラスト軸受面板32が嵌着されていて、搬送ロール22のスラスト方向の軸受部を構成している。
【0014】
前記ハウジング25の内径面に取付けられた多孔質軸受部材26の外側面にはハウジング25の外側面に設けた給気孔33から圧搾空気が矢印cのように環状溝34および35を介して作用し、多孔質軸受部材26内径面から噴出して搬送ロール22面との間で気体膜を形成し、搬送ロール22をフローティング状態で回転自在に支承した後、ロール面に設けた環状溝36を介してロール内空隙37−面板30−スラスト軸受面板32−スラスト用ハウジング29の順に抜け、排気孔38から外部矢印dのように排出される。
【0015】
一方スラスト方向の軸受部を構成する多孔質軸受部材31の反ロール側面Bにはスラスト用ハウジング29の外部から供給口39から矢印eのように圧搾空気が作用し、同圧搾空気は多孔質軸受部材31を抜け、面板30と多孔質軸受部材31の間に空気による薄膜を形成し、搬送ロール22を回転自在に支承した後、排気溝40から前述の排気孔38を介して外部矢印dのように排出されるようにしてある。
【0016】
以上説明したように搬送ロール22は空気による静圧軸受27で回転自在に支承され、回転抵抗が従来のベアリング方式の軸受に比べ非常に少なくなったため、ロールが極めて小さい力で回転することが出来、ベルト等の駆動装置を使用せずにフリーロールとしてもフィルムの走行速度と同期することができるものである。
【0017】
【発明の効果】
本発明は当初に掲げた各搬送ロールのベルトによる駆動をすることなく、フリーロールとして発塵を防ぐロールアーチ型乾燥装置となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態例を示すロールアーチ型乾燥装置の概略の説明図である。
【図2】本発明の1実施形態例を示すロールアーチ型乾燥装置の概略の説明図で、拡大した図1のA−A断面図である。
【図3】従来のロールアーチ型乾燥装置の概略の説明図である。
【図4】従来のロールアーチ型乾燥装置の概略の説明図で、ベルト駆動を説明した概略図である。
【符号の説明】
20 ロールアーチ型乾燥装置
21 フィルム
22 搬送ロール
23 入口
24 出口
25 ハウジング
26 多孔質軸受部材
27 静圧軸受
28 ボルト
29 スラスト用ハウジング
30 面板
31 多孔質軸受部材
32 スラスト軸受面板
33 給気孔
34、35、36 環状溝
37 ロール内空隙
38 排気孔
39 供給口
40 排気溝

Claims (3)

  1. 塗工装置のコーティングダイでフィルム状物に塗布されたコーティング剤を乾燥するために複数個の搬送ロールをフィルム状物引取り方向にアーチ状に並べたロールアーチ型乾燥機において、各搬送ロールの軸受を静圧軸受としたことを特徴とするロールアーチ型乾燥装置。
  2. 前記静圧軸受は多孔質材による空気軸受であることを特徴とする請求項1記載のロールアーチ型乾燥装置。
  3. 各搬送ロールはフリーロールであることを特徴とする請求項1および請求項2内のいずれか1記載のロールアーチ型乾燥装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015104723A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 富士フイルム株式会社 塗布フィルムの製造方法

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