JP2004202035A - パック方法 - Google Patents

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JP2004202035A
JP2004202035A JP2002376390A JP2002376390A JP2004202035A JP 2004202035 A JP2004202035 A JP 2004202035A JP 2002376390 A JP2002376390 A JP 2002376390A JP 2002376390 A JP2002376390 A JP 2002376390A JP 2004202035 A JP2004202035 A JP 2004202035A
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massage
plug
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sheet
plugs
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JP2002376390A
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Akihiro Kuroda
章裕 黒田
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

【課題】角栓除去効果に優れたパック方法を提供する。
【解決手段】角栓除去用パック料を使用する際に、事前に適用部位のマッサージを実施してからパック料を使用することを特徴とするパック方法。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、角栓除去用パック料を使用する際に、事前に適用部位のマッサージをすることで、角栓等のとれを良くするパック方法に関する。
さらに詳しくは、事前マッサージにより、角栓が揺り動かされて取れやすくなった時に角栓除去用パック料を使用することで、角栓の取れ方が格段に向上することを特徴とするパック方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
角栓除去等を目的としたパック料は、特許文献1、2にあるようにシート状の形態を持つもの、また、特許文献3のようにピールオフタイプの形態を持つものなどが知られている。特にシート状のものは、手間がかからず、かつ角栓の除去効率が高いことから人気がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−330575号公報
【特許文献2】
特開平11−12127号公報
【特許文献3】
特開平8−109119号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のパック料は使用の仕方によっては角栓が取れたり、取れなかったりすることも多く、また角栓の除去効果を高めようとすると、パック料に配合する被膜形成剤の接着性を高める必要があり、その場合パック料を肌から剥離するときの刺激や痛みが多くなり、必ずしも満足できないものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明人らは、角栓除去用パックとマッサージの関係について検討を行った結果、マッサージにて角栓を揺り動かしてやると、マッサージをしなかった場合と比べて格段に角栓の取れる量が増加し、とれてくる角栓もより長いものが取れてくることを見出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は、角栓除去用パック料を使用する際に、事前に適用部位のマッサージを実施してからパック料を使用することを特徴とするパック方法である。
【0007】
第2の本発明は、マッサージがマッサージ製品を塗布して実施することを特徴とする請求項1に記載のパック方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のパック方法では、角栓除去用パック料を使用する際に、事前に適用部位のマッサージを実施してから角栓除去パックを使用することを特徴としているが、使用する角栓除去パック料はシート状であってもピールオフタイプであっても構わないが、角栓を除去できる能力を有していることが必要であり、より好ましくはシート状であることが好ましい。適用部位としては、鼻、鼻から頬にかけての部位、額等が該当するが、特に鼻の部位が挙げられる。
【0009】
本発明のマッサージ方法としては、水、温水、ローション、ミルク、クリーム、マッサージオイルなどを使用し、適用部位を1〜5分間マッサージすることが挙げられる。ここで言うマッサージとは、特に指圧効果が得られる指先を使って、肌を擦り、揉む行為である。特に指先で螺線を描きながら擦り、揉む行為のマーサージが好ましい。本発明では、マッサージ製品を肌に塗布したり噴霧した後にマッサージをすることが好ましい。マッサージ製品としては、スクワラン、オリーブ油、ツバキ油等の油剤等のマッサージ効果を高める成分が配合された、オイル状、ローション状、クリーム状、ジェル状のマッサージオイル等のマッサージ製品が挙げられる。上記油剤は、好ましくは30〜100質量%配合される。マッサージ製品を使用した場合と、水などを用いてマッサージ製品を使用しない場合では、その後の角栓の取れ方にあまり差はないものの、使用時の感触は異なり、30秒〜5分という比較的長時間マッサージを実施することを考えると、マッサージ製品を使用した方が好ましい。また、マッサージ製品を使用するに当たって、マッサージ製品に鎮静効果のある香料を配合したものを使用することがリラックス感が得られ、マッサージ中の厭きがきにくいことから好ましい。ここでマッサージの時間が30秒未満であると角栓の取れ方が少なくなる場合があり、5分以上では5分間時と差がでない。手間などを考慮すると1〜3分間が好適である。
【0010】
マッサージ後、マッサージ製品のオイル等が残っているとパック料を使用しても角栓が取れないので、油剤等が配合されているようなマッサージ製品を使用した場合は洗顔をすることが好ましく、次いで角栓用除去パック料を使用する。
【0011】
角栓除去用パック料がシート状製品の場合では、水を適用部位につけてからシート製品を貼付け、これが乾くのを待ってから剥離する。また、ピールオフ製品の場合は、製品を適用部位に塗布し、乾燥するのを待ってから剥離する。剥離と共に角栓が効率的に除去できているところが観察できる。
【0012】
本発明で用いる角栓除去用パック料とは、アクリル酸、メタクリル酸共重合体、アクリル酸アルキル、アクリルアミド、塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム等の重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、それらの共重合体や他のモノマーとの共重合体、カルボキシメチルセルロース、カラギーナン、アラビアガム、ジェランガム、アルギン酸塩、キサンタンガム、プルラン等の高分子を被膜形成剤を配合したものであり、具体的には、好ましくは、上記の水溶性皮膜形成剤を1.0〜80質量%と、水等の溶媒を配合した塗布して使用するピールオフタイプのパック料、または上記パック料を直接シート状に乾燥するか、不織布、紙、合成樹脂フィルム等の保持体上に上記パック料を塗布した後、乾燥にて溶媒を除去してシート状の積層体に形成したものなどが挙げられる。上記パック料には、リラックス感が得られる香料として、メントール、ボルネオール、カンファーを配合するが、保持体に含浸させることが好ましい。また、パック料中に皮膚引締め剤、抗炎症剤、防腐剤、皮膚柔軟化剤等が配合されていても構わない。
【0013】
【実施例】
以下、実験例によって本発明を更に詳細に説明する。
【0014】
パック方法の実験での評価方法を以下に示す。
【0015】
[角栓除去率の判定]
鼻を適用部位とし、下記の各実験例記載の方法でマッサージもしくは洗顔を行う。そして、下記の乾燥タイプシート状角栓除去用パック料を用いて、水で濡らした左右の鼻部位を同時にパックし、充分乾燥させた(10分以上)後、剥離し、シート上に付着した角栓の状態をデジタルカメラで撮影する。そして、試験者10名で各5個の角栓の量と長さを比較して、両者の比較を実施した。角栓の量については相対値で、長さについは目視で判定した。また、取れてきた角栓の形状を光学顕微鏡で200倍に拡大して観察した。
【0016】
[角栓除去用シート状パック料]
下記表1の配合成分からなる分散溶液を製造し、ポリエステル/レーヨン不織布(30g/cm)に均一に塗布する。次いで、乾燥することによって水分を20質量%含み、パック料部の厚みが200μm前後のシート状パック料を調製した。
【0017】
[表1]
配合成分 配合量(質量%)
----------------------------------------------------
ポリアクリル酸 27.6
ポリビニルアルコール 6.0
グリセリン 4.2
酸化チタン 3.0
シリカ 5.0
パラオキシ安息香酸メチル 0.02
エタノール 2.4
香料(メントール系) 0.5
精製水 残 量
【0018】
実験1
実施例1として、マッサージ方法として、オリーブオイル100質量%のマッサージ製品を用いて、右鼻部を指先で螺線状に擦りながら揉むことによつて、5分間マッサージした。次いで、洗顔フォームを用い洗顔を行った後、前記角栓除去用シート状パック料を用い角栓を除去した。
また、比較例1として、左鼻部は洗顔のみでマッサージは行わずに、前記角栓除去用シート状パック料を用い角栓を除去した。
上記の実施例1と比較例1の角栓量の比率を表2に、各々での角栓の長さと形状の観察結果を表3、4に示す。
【0019】
実験2
実施例2として、マッサージ方法として、水のみで右鼻部を指先で螺線状に擦りながら揉むことによつて3分間マッサージした。次いで、洗顔フォームを用い手のひらで顔の洗顔を行った後、前記角栓除去用シート状パック料を用い角栓を除去した。
また、実施例3として、マッサージ方法として、オリーブオイル100質量%のマッサージ製品を用いて左鼻部を指先で螺線状に擦りながら揉むことによつて3分間マッサージした。次いで、洗顔フォームを用い手のひらで顔の洗顔を行った後、前記角栓除去用シート状パック料を用い角栓を除去した。
実施例2と実験例3の角栓量の比率を表2に、各々での角栓の長さと形状の観察結果を表3、4に示す。
【0020】
Figure 2004202035
【0021】
Figure 2004202035
【0022】
Figure 2004202035
実施例3 オリーブ油マッサージ 先端が丸くなっている
注)先端とは、皮内側ではなく、表皮側(大気側)を指す。
【0023】
表2の実験1の結果から、オリーブ油でのマッサージをした場合では、しなかった場合と比べて角栓の取れ方が格段に多くなっていることがわかる。また、表3の結果から、マッサージした方がしなかった時よりも長い角栓がとれていることが判る。表の実験2で、水とオリーブ油でのマッサージ効果の有無を比較したところ、両者に差は認められず両者共に多くの角栓がとれてきた。また、表3から、マッサージした場合に、角栓の長さも長かったことから、角栓の除去率は、マッサージをすること自体に効果があり、マッサージに用いた材料で大きな違いがでるわけではないことが判った。さらに、表4より、オリーブ油でのマッサージでは他のものと異なり、角栓の頭が丸くなる傾向が認められた。但し、この現象は特に角栓の除去率に影響を与えるものではなかった。
図1に実施例2の水でマッサージをした場合のとれた角栓の先端形状の例を、図2に実施例3のオリーブ油でマッサージをした場合のとれた角栓の先端形状の例を示す。図面で丸印の部分が角栓の先端部分である。
【0024】
【発明の効果】
以上のことから、本発明は、角栓除去用パック料を使用する際に、事前に適用部位のマッサージを実施してから角栓除去用パックを使用することにより、角栓が揺り動かされて取れやすくなることを特徴とするパック方法が得られることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2である水でマッサージをした場合のとれた角栓の先端形状を示す図面代用写真である。
【図2】実施例3であるオリーブ油でマッサージをした場合のとれた角栓の先端形状を示す図面代用写真である。

Claims (2)

  1. 角栓除去用パック料を使用する際に、事前に適用部位のマッサージを実施してからパック料を使用することを特徴とするパック方法。
  2. マッサージがマッサージ製品を塗布して実施することを特徴とする請求項1に記載のパック方法。
JP2002376390A 2002-12-26 2002-12-26 パック方法 Pending JP2004202035A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055933A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Nitto Denko Corp 角栓除去用化粧シートの使用方法および角栓除去用化粧キット

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