JP2004201142A - 無線通信システムによる移動体位置検出方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線装置の処理が複雑になるという欠点(GPSによる移動体位置検出方式での欠点)、ビーコン装置及びビーコン受信装置を無線装置とは別に設置しなければならないという欠点(ビーコンによる移動体位置検出方式での欠点)を除去した移動体位置検出方式を提供することを目的とする。
【解決手段】基地局から送信される信号を受信することによって、位置を検出することが必要な場所に限ってコンバータで周波数を変換して送信し、移動局が無線装置で受信する信号の周波数の変化を検知することによって位置を検出する方式により、無線装置の処理が容易で、且つ追加設備が少なくなるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】基地局から送信される信号を受信することによって、位置を検出することが必要な場所に限ってコンバータで周波数を変換して送信し、移動局が無線装置で受信する信号の周波数の変化を検知することによって位置を検出する方式により、無線装置の処理が容易で、且つ追加設備が少なくなるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無線通信システムにおいて、通信接続先を特定する為などの目的で移動体の位置を検出することがおこなわれている。
【0003】
従来の移動体位置検出方式としては、GPSを使用するものがある。この方式の一例を図2によって説明する。
【0004】
基地局1は通信対象地域全体の漏洩同軸ケーブル13に接続され、周波数f1の信号14を送信して移動体2に設置された無線装置3との通信を可能にする。移動体2にはGPSアンテナ15及びGPS受信装置16が設置される。GPSによって得た位置情報はデータ回線17を介して無線装置3に伝達される。無線装置3は受信した位置情報によって自己の位置を認識し、必要に応じて無線信号12によって基地局1に自己の位置を通知する。
【0005】
また、他の移動体位置検出方式としては、ビーコンを設置してビーコンの信号を移動体に設置した受信装置で受信することによって位置を検出するものがある。この方式の一例を図3によって説明する。
【0006】
位置検出が必要な場所にビーコン装置18を設置し、短距離の漏洩同軸ケーブル22から周波数f3(ただし、f3≠f1)の信号19を常時送信する。移動体2にはビーコン信号受信装置20が設置され、ビーコン信号を受信するとデータ回線21を介して位置情報を無線装置3に伝送する。無線装置3は受信した位置情報によって自己の位置を認識し、無線信号12によって基地局1に自己の位置を通知する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来方式の内で前者のGPSによる移動体位置検出方式では、トンネル内などのGPS信号を受信できない地域では位置を検出できないという欠点がある。また、GPSから得られる緯度経度情報から検出すべき位置を算出するため、無線装置における処理が複雑になるという欠点がある。
【0008】
一方、後者のビーコンによる移動体位置検出方式では、位置を検出すべき場所のみで信号を受信するので、無線装置の処理が複雑になることはないが、ビーコン装置及びビーコン受信装置を新たに設置しなければならないという欠点がある。
【0009】
そこで本発明では、前述の欠点を除去できるようにすること、即ち無線装置の処理が容易であり、且つ追加設備が少なくてよい位置検出方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の目的を達成するため、基地局から送信される信号を受信することによって位置を検出することが必要な場所(位置検出が必要な場所)において周波数を変換して送信し、移動体の無線装置で受信する信号の周波数の変化を検出することによって位置を検出するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例である移動体位置検出方式を用いた無線通信システムを図1に示す。
【0012】
1は基地局装置であり、周波数f1で信号を常時送信しており、移動体2に設置された無線装置3との通信を可能にするものである。基地局1からの信号を送信する漏洩同軸ケーブルは区間Aのケーブル6、区間Bのケーブル7及び区間Cのケーブル8に分割されている。区間A及び区間Cにおいては、基地局1からの信号は周波数f1で送信される。位置検出を行う場所である区間Bにおいては、分配器4で分配された信号がコンバータ5で周波数変換され、周波数f2(ただし、f1≠f2)で送信される。
【0013】
例えばA区間を走行している移動体2がB区間に入ると、周波数f1の信号を受信しなくなる。無線装置3は周波数をスキャンし、周波数f2の信号を受信することができる。無線装置3は周波数f2の信号を受信することによって区間Bに居ることを認識し、必要に応じて信号12で基地局に自己の位置を通知する。移動体に設置される無線装置3における位置検出処理は位置を検出すべき場所でのみ行われるので、処理は容易である。更に、このような無線装置3では複数の基地局に対応するために受信する周波数をスキャンする機能を有するのが一般的であり、周波数をスキャンして周波数f2の信号を受信する処理は容易に実現できる。
【0014】
なお、ここでは信号の送受信に漏洩同軸ケーブルを使用する例を示したが、無線回線設計を適切に実施することによって空中線を使用する場合にも本発明を適用することができる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下に示すような格別優れた効果を得ることができる。
【0016】
(1)トンネル内等においても漏洩同軸ケーブルを設置することにより位置検出が可能となる。
【0017】
(2)無線通信システムに対して最小限の設備追加で位置検出を行うことが可能となる。
【0018】
(3)移動体に設置した無線装置の処理が簡易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である移動体位置検出方式を用いた無線通信システムの構成を示すブロック図。
【図2】従来の一例である移動体位置検出方式を用いた無線通信システムの構成を示すブロック図。
【図3】従来の一例である移動体位置検出方式を用いた無線通信システムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1:基地局、2:移動体、3:無線装置、4:分配器、5:コンバータ、6,7,8:分割された漏洩同軸ケーブル、9:区間Aに送信される信号、10:区間Bに送信される信号、11:区間Cに送信される信号、12:位置情報登録信号、13:漏洩同軸ケーブル、14:周波数f1の信号、15:GPSアンテナ、16:GPS受信装置、17:データ回線、18:ビーコン装置、19:周波数f3の信号、20:ビーコン信号受信装置、21:データ回線、22:短距離の漏洩同軸ケーブル。
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
無線通信システムにおいて、通信接続先を特定する為などの目的で移動体の位置を検出することがおこなわれている。
【0003】
従来の移動体位置検出方式としては、GPSを使用するものがある。この方式の一例を図2によって説明する。
【0004】
基地局1は通信対象地域全体の漏洩同軸ケーブル13に接続され、周波数f1の信号14を送信して移動体2に設置された無線装置3との通信を可能にする。移動体2にはGPSアンテナ15及びGPS受信装置16が設置される。GPSによって得た位置情報はデータ回線17を介して無線装置3に伝達される。無線装置3は受信した位置情報によって自己の位置を認識し、必要に応じて無線信号12によって基地局1に自己の位置を通知する。
【0005】
また、他の移動体位置検出方式としては、ビーコンを設置してビーコンの信号を移動体に設置した受信装置で受信することによって位置を検出するものがある。この方式の一例を図3によって説明する。
【0006】
位置検出が必要な場所にビーコン装置18を設置し、短距離の漏洩同軸ケーブル22から周波数f3(ただし、f3≠f1)の信号19を常時送信する。移動体2にはビーコン信号受信装置20が設置され、ビーコン信号を受信するとデータ回線21を介して位置情報を無線装置3に伝送する。無線装置3は受信した位置情報によって自己の位置を認識し、無線信号12によって基地局1に自己の位置を通知する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来方式の内で前者のGPSによる移動体位置検出方式では、トンネル内などのGPS信号を受信できない地域では位置を検出できないという欠点がある。また、GPSから得られる緯度経度情報から検出すべき位置を算出するため、無線装置における処理が複雑になるという欠点がある。
【0008】
一方、後者のビーコンによる移動体位置検出方式では、位置を検出すべき場所のみで信号を受信するので、無線装置の処理が複雑になることはないが、ビーコン装置及びビーコン受信装置を新たに設置しなければならないという欠点がある。
【0009】
そこで本発明では、前述の欠点を除去できるようにすること、即ち無線装置の処理が容易であり、且つ追加設備が少なくてよい位置検出方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の目的を達成するため、基地局から送信される信号を受信することによって位置を検出することが必要な場所(位置検出が必要な場所)において周波数を変換して送信し、移動体の無線装置で受信する信号の周波数の変化を検出することによって位置を検出するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例である移動体位置検出方式を用いた無線通信システムを図1に示す。
【0012】
1は基地局装置であり、周波数f1で信号を常時送信しており、移動体2に設置された無線装置3との通信を可能にするものである。基地局1からの信号を送信する漏洩同軸ケーブルは区間Aのケーブル6、区間Bのケーブル7及び区間Cのケーブル8に分割されている。区間A及び区間Cにおいては、基地局1からの信号は周波数f1で送信される。位置検出を行う場所である区間Bにおいては、分配器4で分配された信号がコンバータ5で周波数変換され、周波数f2(ただし、f1≠f2)で送信される。
【0013】
例えばA区間を走行している移動体2がB区間に入ると、周波数f1の信号を受信しなくなる。無線装置3は周波数をスキャンし、周波数f2の信号を受信することができる。無線装置3は周波数f2の信号を受信することによって区間Bに居ることを認識し、必要に応じて信号12で基地局に自己の位置を通知する。移動体に設置される無線装置3における位置検出処理は位置を検出すべき場所でのみ行われるので、処理は容易である。更に、このような無線装置3では複数の基地局に対応するために受信する周波数をスキャンする機能を有するのが一般的であり、周波数をスキャンして周波数f2の信号を受信する処理は容易に実現できる。
【0014】
なお、ここでは信号の送受信に漏洩同軸ケーブルを使用する例を示したが、無線回線設計を適切に実施することによって空中線を使用する場合にも本発明を適用することができる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下に示すような格別優れた効果を得ることができる。
【0016】
(1)トンネル内等においても漏洩同軸ケーブルを設置することにより位置検出が可能となる。
【0017】
(2)無線通信システムに対して最小限の設備追加で位置検出を行うことが可能となる。
【0018】
(3)移動体に設置した無線装置の処理が簡易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である移動体位置検出方式を用いた無線通信システムの構成を示すブロック図。
【図2】従来の一例である移動体位置検出方式を用いた無線通信システムの構成を示すブロック図。
【図3】従来の一例である移動体位置検出方式を用いた無線通信システムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1:基地局、2:移動体、3:無線装置、4:分配器、5:コンバータ、6,7,8:分割された漏洩同軸ケーブル、9:区間Aに送信される信号、10:区間Bに送信される信号、11:区間Cに送信される信号、12:位置情報登録信号、13:漏洩同軸ケーブル、14:周波数f1の信号、15:GPSアンテナ、16:GPS受信装置、17:データ回線、18:ビーコン装置、19:周波数f3の信号、20:ビーコン信号受信装置、21:データ回線、22:短距離の漏洩同軸ケーブル。
Claims (1)
- 一つ又は複数の基地局を有し、この基地局を経由して車両などの移動体に設置した無線装置と他の無線装置又は基地局に接続した通信装置などとの間で通信を行う無線通信システムであって、基地局から移動体に対する無線信号が常時送信されているものにおいて、場所的に一部分において基地局から送信する周波数をコンバータを使用して変換し、この変換後の無線周波数による信号を移動体の無線装置で検出することによって移動体が位置を検出することを特徴とする移動体位置検出方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002369088A JP2004201142A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 無線通信システムによる移動体位置検出方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002369088A JP2004201142A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 無線通信システムによる移動体位置検出方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004201142A true JP2004201142A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32765417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002369088A Pending JP2004201142A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 無線通信システムによる移動体位置検出方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004201142A (ja) |
-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002369088A patent/JP2004201142A/ja active Pending
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