JP2004201132A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】肌色輪郭補正機能を正確に実行することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】カメラ100は、輪郭補正信号の利得を落とすための利得信号を生成する特定色相検出回路217、撮影者又は被写体(人物)Mが画角確認可能な対面撮影用パネル103、対面撮影用パネル103の表示方向を検出する対面撮影用パネル表示方向検出回路202、及び色相検出回路ON/OFF切り替え回路203を備える。カメラ100は、対面撮影用パネル103の表示方向が撮影者側であるときは、色相検出ON/OFF切り替え回路203をOFFにして、特定色相検出回路217を介して輪郭補正信号の利得制御を行うことなく通常の輪郭補正処理を行い、表示方向が被写体(人物)M側であるときは、色相検出ON/OFF切り替え回路203をONにして、特定色相検出回路217により生成された利得信号に基づいて輪郭補正信号の利得制御を実行する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に関し、特に、肌色輪郭補正機能と輪郭補正機能とを有するカメラ一体型VTR等の撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、撮像素子からの画像信号を用いて画像信号の輪郭部信号に対応する輪郭補正信号を生成することで輪郭部が強調された画像を得る輪郭補正機能を搭載した撮像装置が一般的になっている。この撮像装置は、輪郭補正機能により、解像度が高くメリハリの効いた高画質な画像を得ることができるが、人物の顔などを撮影する場合には、人物の肌をも輪郭補正するので、しわ、しみ、毛穴等が強調された、必ずしも好ましくない撮影結果を得るときがあった。
【0003】
そこで、肌色などの特定の色相領域に含まれる画像信号に対しては、輪郭補正機能が働かないようにすることも一般的になってきている。なお、このような輪郭補正機能は、肌色輪郭補正機能やスキンディール機能と呼ばれている。この機能では、撮像素子から出力された画像信号から、一般的なベクトルスコープ上で肌色を規定する特定の色相領域内に含まれる画像信号を検出し、該当する画像信号に加算すべき輪郭補正信号の利得を下げるようにしている。これにより、その特定の色相領域に含まれる画像信号には輪郭強調が行われないようにすることができる。
【0004】
次に、従来例の撮像装置を説明する。
【0005】
図6は、従来例の撮像装置の構成の一部を示すブロック図である。図7は、図6の撮像装置によって規定される特定の色相領域を含む一般的なベクトルスコープを示す図である。
【0006】
図6に示すように、撮像装置は、撮像素子であるCCD601、サンプルホールド回路(S/H回路)602、プリプロセス回路603、輪郭補正信号生成回路604、輪郭補正信号利得制御回路605、画像信号加算回路606、及び特定色相検出回路607を備える。
【0007】
図7において、領域Sは、一般的なベクトルスコープ上における、肌色を規定する特定の色相領域である。
【0008】
次に、具体的な図6の撮像装置の動作について図6のブロック図を用いて説明する。
【0009】
不図示のレンズを通って撮像装置内に入射した光が、CCD601上に結像され、CCD601により光電変換されて、出力された画像信号は、サンプルホールド回路602でサンプルホールド処理された後、プリプロセス回路603に供給されて、プリプロセス回路603でブラックバランス処理、AWB(Auto White Balance:オートホワイトバランス)処理、AGC(Auto Gain Control:自動感度調整)処理、CCD601の出力範囲の90%以上の部分で傾斜を緩やかにするといった非線形処理であるニー補正処理などが行われ、画像信号加算回路606に供給される。
【0010】
一方、プリプロセス回路603から出力された画像信号は、輪郭補正信号生成回路604にも供給される。輪郭補正信号生成回路604は、入力された画像信号中の輪郭部信号に対応する輪郭補正信号を生成する。この生成された輪郭補正信号は、輪郭補正信号利得制御回路605に供給される。輪郭補正信号利得制御回路605は、輪郭補正信号生成回路604から供給された輪郭補正信号の利得を後述する利得信号により制御し、利得制御された後の輪郭補正信号は、画像信号加算回路606に供給される。利得信号は、特定色相検出回路607によって生成される。
【0011】
特定色相検出回路607は、プリプロセス回路603から供給された画像信号から図7に図示した領域Sに相当する予め定められた特定の色相領域に含まれる色相の画像信号を検出し、該当する画像信号に対応した、輪郭補正信号の利得を落とすための利得信号を生成し、この利得信号を輪郭補正信号利得制御回路605に供給する。
【0012】
以上のように、従来の撮像装置は、予め定められた特定の色相領域に含まれる色相の画像信号を肌色だと断定して、撮影中は絶えず、その肌色だと断定された画像信号に対して輪郭補正信号の利得を落とす肌色輪郭補正機能を実行している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の撮像装置では、肌色輪郭補正機能を実行する対象を特定するために、肌色を規定する特定の色相領域が固定されている。しかしながら、人物の肌でなくても特定の色相領域に入る色相を有する被写体にも肌色輪郭補正が行われてしまうという問題があった。また、肌の色は人物によって異なること、及び、肌の色は肌への照明の種類によっても変化することから、希には、人物の肌の色相が上記の特定の色相領域外の色相を示すこともある。このため、希には、肌色輪郭補正機能を実行しても実際には人物の肌に輪郭補正が行われていないという問題もあった。
【0014】
本発明の目的は、肌色輪郭補正機能を正確に実行することができる撮像装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、撮像する対象の特定色相部分の輪郭部を強調する補正を実行する輪郭補正手段と、前記輪郭部の強調を抑制する補正を実行する特定色相輪郭補正手段とを備える撮像装置において、前記特定色相輪郭補正手段による補正の実行又は不実行を制御する制御手段、及び表示方向が前記撮像する対象側である対面撮影位置と表示方向が前記撮像する対象側とは反対側である通常撮影位置との間で変位可能な、前記撮像する対象を表示する対面撮影用パネルを備え、前記制御手段は、前記対面撮影用パネルが前記対面撮影位置に位置することを検出して、前記特定色相輪郭補正手段による補正を実行することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る撮像装置を図面を参照しながら説明する。
【0017】
まず、本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0018】
本実施の形態において、撮像装置はカメラに適用される。
【0019】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラを示し、(a)は、カメラの全体斜視図であり、(b)は、(a)に示したカメラを矢印D方向から見た側面図であり、(c)は、対面撮影用パネルを立てた状態のカメラと被写体とを示す側面図であり、(d)は、対面撮影用パネルの表示部に表示された撮影対象画像を例示する図である。
【0020】
図1に示したように、カメラ100は、カメラ本体101の前面にレンズ鏡筒102を備え、背面側には撮影者又は被写体となる人物(以下、「被写体(人物)」という)が画角を確認することを可能にする対面撮影用パネル103が配設されている。対面撮影用パネル103は、カメラ本体100の背面側最上部に配設された回転軸104にこれを中心にして回動可能に取り付けられている。被写体は、対面撮影用パネル103に設けられた表示部103aに表示される。
【0021】
(c)に示すように、対面撮影をする場合、撮影者(図示せず)はカメラ100の背面側に位置しており、被写体(人物)Mはカメラ100の前面側に位置している。このとき、被写体(人物)Mは、破線105に沿って対面撮影用パネル103の表示部103aに表示された自分自身を視認できる。この機能により、特に子供を撮影するときに子供の注意をカメラの方向に向けることができ、撮影結果を良好にすることができる。
【0022】
図2は、図1のカメラ100の構成の一部を示すブロック図である。
【0023】
図2において、カメラ100は、撮像素子であるCCD211、サンプルホールド回路(S/H回路)212、プリプロセス回路213、輪郭補正信号生成回路214、輪郭補正信号利得制御回路215、画像信号加算回路216、特定色相検出回路217、対面撮影用パネル103の表示方向が撮影者側であるのか、又は被写体(人物)M側であるのかを検出する対面撮影用パネル表示方向検出回路202、及び特定の色相検出回路ON/OFF切り替え回路203を備える。
【0024】
次に、カメラ100の具体的な動作について説明する。
【0025】
レンズ鏡筒102に内装された不図示のレンズを通って入射した光は、CCD211上に結像され、CCD211により光電変換されて、CCD211上に画像信号として蓄積される。CCD211から出力された画像信号は、サンプルホールド回路212でサンプルホールド処理された後、プリプロセス回路213に供給されて、プリプロセス回路213でブラックバランス処理、AWB処理、AGC処理、ニー補正処理などが行われ、画像信号加算回路216に供給される。
【0026】
その後、画像信号加算回路216から出力された画像信号が対面撮影用パネル103に供給されて、表示部103aに画像が表示される。なお、通常撮影時には、撮影者が対面撮影用パネル103を撮影者側に向けて表示部103aに表示された画像を観察しながら撮影を行うのに対して、対面撮影時には、撮影者が対面撮影用パネル103を被写体(人物)M側に向けて撮影を行う。
【0027】
対面撮影用パネル表示方向検出回路202(制御手段)は、対面撮影用パネル103の表示方向が撮影者側であるのか、又は被写体(人物)M側であるのかを判別し、その判別結果の情報を色相検出ON/OFF切り替え回路203(制御手段)に供給する。対面撮影用パネル103の表示方向が撮影者側である場合は、色相検出ON/OFF切り替え回路203がOFFとなり、もって特定色相検出回路217を介した輪郭補正信号の利得制御は行われることなく、通常の輪郭補正が行われる。一方、対面撮影用パネル103の表示方向が被写体(人物)M側である場合は、色相検出ON/OFF切り替え回路203がONとなり、もって、以下に説明する特定色相検出回路217を介した輪郭補正信号の利得制御(肌色輪郭補正)が行われる。
【0028】
また、プリプロセス回路213から出力された画像信号は、輪郭補正信号生成回路214にも供給される。輪郭補正信号生成回路214(輪郭補正手段)は、入力された画像信号中の輪郭部信号に対応する輪郭補正信号を生成し、この生成された輪郭補正信号は、輪郭補正信号利得制御回路215に供給される。輪郭補正信号利得制御回路215(輪郭補正手段,特定色相輪郭補正手段)は、輪郭補正信号の利得を制御し、利得制御された後の輪郭補正信号が画像信号加算回路216(輪郭補正手段,特定色相輪郭補正手段)に供給される。
【0029】
特定色相検出回路217(特定色相輪郭補正手段)は、プリプロセス回路213から供給された画像信号から予め定められた肌色を規定する特定の色相領域に含まれる色相の画像信号を検出し、特定の色相領域に含まれる色相の画像信号に対応した、輪郭補正信号の利得を落とすための利得信号を生成し、この利得信号を輪郭補正信号利得制御回路215に供給する。
【0030】
以上のように、カメラ100によれば、対面撮影を行っているときに被写体が人物である確率がかなり高いことを考慮に入れて、対面撮影を行っているときにのみ肌色に相当する特定の色相領域に含まれる色相の画像信号に対して輪郭補正信号の利得を落とすので、肌色輪郭補正機能を正確に実行することができ、もって被写体(人物)Mのしわ、しみ、毛穴などが強調されることがない良好な撮影結果を確実に得ることが可能となる。また、対面撮影を行っていないときは、肌色輪郭補正を行わないので、人物の肌ではなく別の被写体に肌色輪郭補正が行われてしまうという問題を解決することができる。
【0031】
なお、上記第1の実施の形態では、パネル表示方向検出回路202は、表示部103aの表示方向を検出したが、カメラ100に対する対面撮影用パネル103の変位した位置などに応じて表示部103aの表示方向を検出してもよい。
【0032】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0033】
本実施の形態において撮像装置はカメラに適用される。
【0034】
図3は、本発明の第2の実施の形態に係るカメラの構成の一部を示すブロック図である。カメラ200は、上記カメラ100に類似する構成(103,202,211〜217)を有する。なお、図2に対応する要素及び部分には図2と同じ符号を用いるものとする。
【0035】
図3に示すように、カメラ200は、ゲート回路301とマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)302とを備え、位相検出ON/OFF回路203を備えない点がカメラ100と異なっている。
【0036】
ゲー卜回路301は、表示部103aの中央部における色差信号を画像信号から検出する回路である。マイコン302は、所定の色相領域を設定する。本実施の形態において、特定色相検出回路217は、マイコン302で設定された色相領域に含まれる色相の画像信号を検出し、該検出した画像信号に対応した、輪郭補正信号の利得を制御するための利得信号を生成する。
【0037】
また、カメラ200の外観は、図1の(a)〜(c)に示したカメラ100の外観と同一であるのでそれらを引用して図示を省略する。
【0038】
図4は、図3の対面撮影用パネル103の表示部103aに表示される撮影対象画像を例示する図である。
【0039】
図4において、枠Gは、色差信号を検出するゲート回路301が画面の中央部に予め設定したゲート枠G(所定の検出領域)である。
【0040】
図5は、図3のマイコン302によって実行される輪郭補正処理を示すフローチャートである。
【0041】
図5において、まず、ステップS501では、対面撮影用パネル103の表示方向を対面撮影用パネル表示方向検出回路202が検出し、対面撮影用パネル103の表示方向が撮影者側であるのか、又は被写体(人物)M側であるのかを判別する。該判別の結果、対面撮影用パネル103の表示方向が被写体(人物)M側であるときは、ステップS502において、ゲート回路301が画面の中央部に予め設定したゲート枠G内の色差信号を検出し、ステップS503では、マイコン302が該検出されたゲート枠G内の色差信号から肌色を規定する特定の色相領域(肌色領域)をセットする。その後、ステップS504において、該セットされた色相領域内の色相の画像信号に対して輪郭補正信号の利得を落とす制御(肌色輪郭補正)が実行され、本処理を終了する。
【0042】
また、ステップS501の判別の結果、対面撮影用パネル103の表示方向が撮影者側であるときは、ステップS505においてセットされた色相領域内の色相の画像信号に対して輪郭補正信号の利得を落とす制御を行うことなく、通常の輪郭補正処理を行って、本処理を終了する。
【0043】
次に、図3乃至図5を用いて、図3のカメラ200の具体的な動作について説明する。
【0044】
レンズ鏡筒102に内装された不図示のレンズを通って入射した光は、CCD211上に結像され、CCD211により光電変換されて、CCD211上に画像信号として蓄積される。CCD211から出力された画像信号は、サンプルホールド回路212でサンプルホールド処理された後、プリプロセス回路213に供給されて、プリプロセス回路213でブラックバランス処理、AWB処理、AGC処理、ニー補正処理などが行われ、画像信号加算回路216に供給される。
【0045】
その後、画像信号加算回路216から出力された画像信号が対面撮影用パネル103に供給されて、表示部103aに画像が表示される。なお、通常撮影時には、撮影者が対面撮影用パネル103を撮影者側に向けて表示部103aに表示された画像を観察しながら撮影を行うのに対して、対面撮影時には、撮影者が対面撮影用パネル103を被写体(人物)M側に向けて撮影を行う。
【0046】
対面撮影用パネル表示方向検出回路202は、対面撮影用パネル103の表示方向が撮影者側であるのか、又は被写体(人物)M側であるのかを判別し、その判別結果の情報をマイコン302に供給する。そして、マイコン302は、対面撮影用パネル103の表示方向が撮影者側である場合は、特定色相検出回路217を介した輪郭補正信号の利得制御は行わない。対面撮影用パネル103の表示方向が被写体側である場合は、以下に説明する特定色相検出回路217を介した輪郭補正信号の利得制御(肌色輪郭補正)を実行する。
【0047】
また、プリプロセス回路213から出力された画像信号は、輪郭補正信号生成回路214、特定色相検出回路217、及びゲート回路301にも供給される。
【0048】
輪郭補正信号生成回路214は、入力された画像信号中の輪郭部信号に対応する輪郭補正信号を生成し、この生成された輪郭補正信号は、輪郭補正信号利得制御回路215に供給される。輪郭補正信号利得制御回路215は輪郭補正信号の利得を制御し、利得制御された後の輪郭補正信号が画像信号加算回路216に供給される。
【0049】
一方、ゲート回路301は、プリプロセス回路213から供給された画像信号が示す領域(画面)の中央部にゲート枠Gを予め設定し、そのゲート枠G内の色差信号を検出して、この検出結果をマイコン302に供給する(図5のステップS502)。マイコン302は、ゲー卜回路301から供給された色差信号から特定色相検出回路217で検出すべき色相領域を生成する(図5のステップS503)。
【0050】
特定色相検出回路217は、プリプロセス回路213から供給された画像信号から前記特定の色相領域に含まれる色相の画像信号を検出し、前記特定の色相領域に含まれる色相の画像信号に対応した、輪郭補正信号の利得を落とすための利得信号を生成し、この利得信号を輪郭補正信号利得制御回路215に供給する(図5のステップS504)。
【0051】
以上のように、図3のカメラ200によれば、対面撮影を行っているときに被写体が人物である確率がかなり高いということ、及び画面の中央部に人物が位置しているということを考慮に入れて、画面の中央部の色差信号を検出し、その色差信号を肌についての信号とし、その色差信号から設定された色相領域に含まれる色相の画像信号に対しては輪郭補正信号の利得を落とす処理を実行するので、例え、肌の色が人物によって異なっていようとも、また被写体(人物)Mへの照明の種類によって肌の色が変化しようとも、カメラ200側で自動的に被写体(人物)Mの肌の色を正確に把握して肌色輪郭補正機能を実行することができ、もって被写体(人物)Mのしわ、しみ、毛穴などが強調されることがない良好な撮影結果を確実に得ることが可能となる。一方、対面撮影を行っていないときは、肌色輪郭補正を行わないので、人物の肌ではないが肌色の被写体にも肌色輪郭補正が行われてしまうという問題を解決することができる。
【0052】
上記第2の実施の形態において、ゲート回路301は、撮影対象画像の領域(画面)の中央部にゲート枠Gを予め設定するとしたが、このゲート枠Gの設定場所及びその広さの設定は、撮影対象画像の領域内であればよい。撮影対象画像の画面の中央部に被写体(人物)Mが位置している確率がかなり高いという実状を鑑みると、ゲート枠Gを画面の中央部に設定することにより、肌色輪郭補正機能を正確に実行することができる。
【0053】
上記第1及び第2の実施の形態では、撮像装置がカメラに適用されるとしたが、カメラのような静止画撮影装置に限られず、カメラ一体型VTRなどの動画撮影装置に適用されるとしてもよい。
【0054】
また、上記第1及び第2の実施の形態では、肌色を対象にした肌色輪郭補正機能が実行されるとしたが、実行されるべき輪郭補正機能の対象になる色相は、肌色に限られることはないのはいうまでもない。
【0055】
また、本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図5のフローチャートに対応するプログラムなど)をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読み出して実行することによって、本発明の目的を達成することができるのはいうまでもない。
【0056】
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接供給されるか、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワークなどに接続される不図示の他のコンピュータやデータベースなどからダウンロードすることにより供給される。
【0057】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能を実現することができればよく、そのプログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、オペレーティングシステム(OS)に供給されるスクリプトデータなどの形態から成ってもよい。
【0058】
更にまた、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出して実行することによっても、本発明の目的を達成することができるのはいうまでもない。
【0059】
上述した実施の形態において、プログラムを供給する記憶媒体としては、例えば、ROM、RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(登録商標)、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、或いはネットワークを介したダウンロードなどの上記プログラムを記憶することができるものであればよい。
【0060】
以下、本発明の実施態様の例を列挙する。
【0061】
〔実施態様1〕 撮像する対象の特定色相部分の輪郭部を強調する補正を実行する輪郭補正手段と、前記輪郭部の強調を抑制する補正を実行する特定色相輪郭補正手段とを備える撮像装置において、前記特定色相輪郭補正手段による補正の実行又は不実行を制御する制御手段、及び表示方向が前記撮像する対象側である対面撮影位置と表示方向が前記撮像する対象側とは反対側である通常撮影位置との間で変位可能な、前記撮像する対象を表示する対面撮影用パネルを備え、前記制御手段は、前記対面撮影用パネルが前記対面撮影位置に位置することを検出して、前記特定色相輪郭補正手段による補正を実行することを特徴とする撮像装置。
【0062】
〔実施態様2〕 撮像する対象の肌色部分の輪郭部を強調する補正を実行する輪郭補正手段(214,215,216)と、前記輪郭部の強調を抑制する補正を実行する肌色輪郭補正手段(215,217)とを備える撮像装置において、前記撮像する対象の画像の領域のうち所定の検出領域を設定する検出領域設定手段(301)、前記検出領域における色相を検出する第1の色相検出手段(301)、前記第1の色相検出手段により検出された色相を含む肌色領域を設定する肌色領域設定手段(302)、前記撮像する対象の画像の色相を検出する第2の色相検出手段(217)、及び前記第2の色相検出手段により検出された色相に基づいて前記肌色輪郭補正手段による補正の実行又は不実行を制御する制御手段(202,302)を備え、前記制御手段は、前記第2の色相検出手段により検出された色相が前記肌色領域に含まれるときは、前記肌色輪郭補正手段による補正を実行することを特徴とする撮像装置。
【0063】
実施態様2記載の撮像装置によれば、撮像する対象の画像の領域のうちから設定された所定の検出領域における色相を含む肌色領域を設定し、撮像する対象の画像の色相が肌色領域に含まれるときは、輪郭部の強調を抑制する補正を実行するので、肌色輪郭補正機能を正確に実行することができる。
【0064】
〔実施態様3〕 表示方向が前記撮像する対象側である対面撮影位置と表示方向が前記撮像する対象側とは反対側である通常撮影位置との間で変位可能な、前記撮像する対象を表示する対面撮影用パネルを備え、前記制御手段は、前記対面撮影用パネルが前記対面撮影位置に位置することを検出して、前記肌色輪郭補正手段による補正を実行することを特徴とする実施態様2記載の撮像装置。
【0065】
実施態様3記載の撮像装置によれば、対面撮影用パネルの表示方向が対面撮影位置側であることを検出して、輪郭部の強調を抑制する補正を実行するので、肌色輪郭補正機能をより正確に実行することができる。
【0066】
〔実施態様4〕 前記所定の検出領域は、前記撮像する対象の画像の領域のうち略中央の領域であることを特徴とする実施態様2又は3記載の撮像装置。
【0067】
実施態様4記載の撮像装置によれば、撮像する対象の画像のうち設定された検出の領域が略中央の領域であるので、撮像する対象の画像の略中央の領域に撮像する対象が位置している確率がかなり高いという実状を鑑みた構成であることから、肌色輪郭補正機能をより正確に実行することができる。
【0068】
〔実施態様5〕 撮像する対象の特定色相部分の輪郭部を強調する補正を実行する輪郭補正工程と、前記輪郭部の強調を抑制する補正を実行する特定色相輪郭補正工程とを有する撮像装置の撮像方法において、前記特定色相輪郭補正工程による補正の実行又は不実行を制御する制御工程を有し、前記制御工程では、表示方向が前記撮像する対象側である対面撮影位置と表示方向が前記撮像する対象側とは反対側である通常撮影位置との間で変位可能な、前記撮像する対象を表示する対面撮影用パネルが前記対面撮影位置に位置することを検出して、前記特定色相輪郭補正工程における補正を実行することを特徴とする撮像装置の撮像方法。
【0069】
〔実施態様6〕 撮像する対象の肌色部分の輪郭部を強調する補正を実行する輪郭補正工程(S504,S505)と、前記輪郭部の強調を抑制する補正を実行する肌色輪郭補正工程(S504)とを有する撮像装置の制御方法において、前記撮像する対象の画像の領域のうち所定の検出領域を設定する検出領域設定工程、前記検出領域における色相を検出する第1の色相検出工程(S502)、前記第1の色相検出工程において検出された色相を含む肌色領域を設定する肌色領域設定工程(S503)、前記撮像する対象の画像の色相を検出する第2の色相検出工程、及び前記第2の色相検出工程において検出された色相に基づいて前記肌色輪郭補正工程における補正の実行又は不実行を制御する制御工程を有し、前記制御工程では、前記第2の色相検出工程により検出された色相が前記肌色領域に含まれるときは、前記肌色輪郭補正工程における補正を実行することを特徴とする撮像装置の撮像方法。
【0070】
〔実施態様7〕 撮像装置の撮像方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、撮像する対象の特定色相部分の輪郭部を強調する補正を実行する輪郭補正モジュールと、前記輪郭部の強調を抑制する補正を実行する特定色相輪郭補正モジュールと、前記特定色相輪郭補正モジュールによる補正の実行又は不実行を制御する制御モジュールとを備え、前記制御モジュールは、表示方向が前記撮像する対象側である対面撮影位置と表示方向が前記撮像する対象側とは反対側である通常撮影位置との間で変位可能な、前記撮像する対象を表示する対面撮影用パネルが前記対面撮影位置に位置することを検出して、前記特定色相輪郭補正モジュールによる補正を実行することを特徴とするプログラム。
【0071】
〔実施態様8〕 実施態様7記載のプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【0072】
〔実施態様9〕 撮像装置の撮像方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、撮像する対象の肌色部分の輪郭部を強調する補正を実行する輪郭補正モジュールと、前記輪郭部の強調を抑制する補正を実行する肌色輪郭補正モジュールと、前記撮像する対象の画像の領域のうち所定の検出領域を設定する検出領域設定モジュールと、前記検出領域における色相を検出する第1の色相検出モジュールと、前記第1の色相検出モジュールにより検出された色相を含む肌色領域を設定する肌色領域設定モジュールと、前記撮像する対象の画像の色相を検出する第2の色相検出モジュールと、前記第2の色相検出モジュールにより検出された色相に基づいて前記肌色輪郭補正モジュールによる補正の実行又は不実行を制御する制御モジュールとを備え、前記制御モジュールは、前記第2の色相検出モジュールにより検出された色相が前記肌色領域に含まれるときは、前記肌色輪郭補正モジュールにおける補正を実行することを特徴とするプログラム。
【0073】
〔実施態様10〕 実施態様9記載のプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【0074】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載の撮像装置によれば、対面撮影用パネルの表示方向が対面撮影位置側であることを検出して、輪郭部の強調を抑制する補正を実行するので、特定色相輪郭補正機能、特に肌色輪郭補正機能を正確に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラを示し、(a)は、カメラの全体斜視図であり、(b)は、(a)に示したカメラを矢印D方向から見た側面図であり、(c)は、対面撮影用パネルを立てた状態のカメラと被写体とを示す側面図であり、(d)は、対面撮影用パネルの表示部に表示された撮影対象画像を例示する図である。
【図2】図1のカメラ100の構成の一部を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るカメラの構成の一部を示すブロック図である。
【図4】図3の対面撮影用パネル103の表示部103aに表示される撮影対象画像を例示する図である。
【図5】図3のマイコン302によって実行される輪郭補正処理を示すフローチャートである。
【図6】従来例の撮像装置の構成の一部を示すブロック図である。
【図7】図6の撮像装置によって規定される特定の色相領域を含む一般的なベクトルスコープを示す図である。
【符号の説明】
100 カメラ
101 カメラ本体
103 対面撮影用パネル
103a 表示部
104 回転軸
202 対面撮影用パネル表示方向検出回路
203 色相検出ON/OFF切り替え回路
214 輪郭補正信号生成回路
215 輪郭補正信号利得制御回路
216 画像信号加算回路
217 特定色相検出回路
301 ゲート回路
302 マイクロコンピュータ(マイコン)

Claims (1)

  1. 撮像する対象の特定色相部分の輪郭部を強調する補正を実行する輪郭補正手段と、前記輪郭部の強調を抑制する補正を実行する特定色相輪郭補正手段とを備える撮像装置において、前記特定色相輪郭補正手段による補正の実行又は不実行を制御する制御手段、及び表示方向が前記撮像する対象側である対面撮影位置と表示方向が前記撮像する対象側とは反対側である通常撮影位置との間で変位可能な、前記撮像する対象を表示する対面撮影用パネルを備え、前記制御手段は、前記対面撮影用パネルが前記対面撮影位置に位置することを検出して、前記特定色相輪郭補正手段による補正を実行することを特徴とする撮像装置。
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