JP2004200779A - 文書管理装置及び文書管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数文書をランダムに並べたままで読み込みを行っても、登録文書は予め定義した順番に自動的に整列可能で、また後から追加・削除・修正を容易にすること。
【解決手段】スキャナ部1で書類の画像を読取り、データ処理部2で読取画像の中から区切り用紙に付したインデックス情報が検出される度にしおりフォルダを作成し、次の区切り用紙までに読込まれた書類の画像ファイルを当該しおりフォルダに格納する。データ処理部2は、さらにしおり名称とインデックス情報とが対応づけられ文書の整列順が定義されたしおり定義ファイルにしたがって、前記しおりフォルダが整列順に沿った順番に並べ替えられ各しおりフォルダとフォルダ内の画像ファイルの保存場所とが登録されたしおり定義ファイルテーブルを生成する。
【選択図】 図12
【解決手段】スキャナ部1で書類の画像を読取り、データ処理部2で読取画像の中から区切り用紙に付したインデックス情報が検出される度にしおりフォルダを作成し、次の区切り用紙までに読込まれた書類の画像ファイルを当該しおりフォルダに格納する。データ処理部2は、さらにしおり名称とインデックス情報とが対応づけられ文書の整列順が定義されたしおり定義ファイルにしたがって、前記しおりフォルダが整列順に沿った順番に並べ替えられ各しおりフォルダとフォルダ内の画像ファイルの保存場所とが登録されたしおり定義ファイルテーブルを生成する。
【選択図】 図12
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種類の異なる書類を読み込んで文書登録を行う文書管理装置及び文書管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数書類を一度にセットしても、文書ごとに区分して読取り情報を記録し、それぞれの文書ごとに所定のインデックス情報を自動付加する装置がある(例えば、特許文献1参照)。かかる装置では、種類の異なる文書を区分するための仕切紙を文書の前後に挿入しておき、読取り処理の際に仕切紙を検出した際に当該仕切紙の前後の文書の読取り画像をそれぞれ一個のファイルとして区分し、区分したファイルごとにバーコードで与えられるインデックス情報を付加する。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−172514号公報(段落0029−0032、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来装置では、文書を登録する際に、種類の異なる複数文書を予め登録する順番に手作業で並べておかなければならないといった問題があった。また登録した後に追加、削除、変更ができず、更新するためには再度文書を読み込む作業が発生する問題があった。
【0005】
本発明は以上のような実情に鑑みてなされたものであり、種類の異なる複数文書をランダムに並べたままで読み込みを行っても、登録文書は予め定義した順番に自動的に整列可能で、また後から追加・修正が容易な文書管理装置及び文書管理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、読取画像の中から区切り用紙に付したインデックス情報が検出される度にしおりフォルダを作成し、次の区切り用紙までに読込まれた書類の画像ファイルを当該しおりフォルダに格納し、しおり名称とインデックス情報とが対応づけられ文書の整列順が定義されたしおり定義ファイルにしたがって、前記しおりフォルダが整列順に沿った順番に並べ替えられ各しおりフォルダとフォルダ内の画像ファイルの保存場所とが登録されたしおり定義ファイルテーブルを生成するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様は、書類名を示すしおり名称と書類を識別するインデックス情報とを対応づけて予め定義したしおり定義ファイルを記憶する記憶手段と、書類の画像を読み取る画像読取手段と、読取画像の中から区切り用紙に付したインデックス情報が検出される度にフォルダを作成し、次の区切り用紙までに読込まれた書類の画像ファイルを当該フォルダに格納するフォルダ生成手段と、前記検出されたインデックス情報と前記作成されたフォルダの位置情報とを対応づけたデータファイルを生成するファイル生成手段と、前記しおり定義ファイルと前記生成されたデータファイルとからしおり名称としおり名称に対応するインデックス情報としおり名称の書類の画像ファイルを格納したフォルダの位置情報とを関連づけたテーブルを生成するテーブル生成手段と、を具備する文書管理装置である。
【0008】
このように構成された文書管理装置によれば、しおり名称としおり名称に対応するインデックス情報がしおり定義ファイルに従ってテーブルに展開され、読込まれた書類の画像ファイルを格納したフォルダの位置情報がインデックス情報をキーにしてしおり名称とインデックス情報とに対応させてテーブルに展開されるので、テーブル内容にしたがってしおり名称を表示させることにより、しおり定義ファイルに定義される順番を維持したまましおり名称が表示されるとともに、表示されたしおり名称には対応する文書の読取画像が格納されたフォルダが関連づけられているので容易に画像表示することもできる。
【0009】
本発明の第2の態様は、第1の態様の文書管理装置において、前記テーブル生成手段は、前記しおり定義ファイルからしおり名称としおり名称に対応するインデックス情報とを読込んでテーブルに展開し、前記データファイルからインデックス情報を読込んで前記展開したテーブル内に一致するインデックス情報があれば当該インデックス情報に対応させて前記データファイルのフォルダの位置情報を前記テーブルに書き込んでテーブルを生成するものとした。
【0010】
これにより、テーブルに、しおり名称とそのしおり名称に対応した書類の読取画像が格納されたフォルダの位置情報とを対応付けて設定することができるものとなる。
【0011】
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様の文書管理装置において、前記テーブル生成手段によるテーブル生成後にしおり定義ファイルに定義済みの書類を後から登録する場合、追加分の書類を前記画像読取手段による画像の読取り及び前記フォルダ生成手段によるフォルダ作成を行った後、既に生成済みのデータファイルに今回検出されたインデックス情報と作成されたフォルダの位置情報との対応を追加し、前記テーブル生成手段により既に生成済みのテーブルに今回登録するしおり名称とインデックス情報とフォルダの位置情報との対応を追加するものとした。
【0012】
これにより、既登録書類の情報が書き込まれたテーブルに追加登録する書類の情報が書き込まれるが、追加登録に対応したしおり名称は予めしおり定義ファイルに定義されていてテーブル上に反映されているので、追加登録のしおり名称に対応させてフォルダの位置情報をテーブルに書き込むだけで登録処理を完了でき、テーブル内容にしたがってしおり名称を表示すれば、追加登録した書類のしおり名称を反映した順番で表示されるものとなる。
【0013】
本発明の第4の態様は、第1、第2、第3のいずれかの態様の文書管理装置において、前記テーブル生成手段によるテーブル生成後に一部の書類を削除する場合、前記テーブル生成手段により生成されたテーブルから削除対象文書のフォルダの位置情報を削除し、前記データファイルから削除対象文書のインデックス情報とフォルダ名とを削除し、前記フォルダ生成手段により作成された当該フォルダと当該フォルダに格納された画像ファイルとを削除するものとした。
【0014】
これにより、テーブルから削除対象の書類のしおり名称に対応したファイルの位置情報を削除し、データファイルから削除対象文書のインデックス情報とフォルダ名とを削除し、フォルダに格納された画像ファイルとを削除する操作で任意の文書を削除でき、削除後のテーブル内容にしたがってしおり名称を表示させれば、削除書類が表示画像から削除されたものとなる。
【0015】
本発明の第5の態様は、書類の画像を読取り、読取画像の中から区切り用紙に付したインデックス情報が検出される度にフォルダを作成し、次の区切り用紙までに読込まれた書類の画像ファイルを当該フォルダに格納し、書類名を示すしおり名称と書類を識別するインデックス情報とを対応づけて所定の整列順で予め定義したしおり定義ファイルを用いて、前記検出されたインデックス情報としおり定義ファイルのインデックス情報とが一致した場合に、前記作成されたフォルダの位置情報と前記しおり名称とを関連づけたテーブルを生成することを特徴とする文書管理方法である。
【0016】
本発明の第6の態様は、予め所望の順番に記載した書類名とこれらの書類を識別するためのバーコードとを対応させた定義テーブルを備え、前記バーコードが挿入された原稿を読み取り、読み取った原稿画像を前記バーコード毎に別々の保存場所に保存し、前記読取ったバーコードと一致する前記定義テーブルの内容と前記保存場所とを対応させて、ユーザが前記書類を操作する際には、前記定義テーブルの書類名の順番に書類名を表示し、ユーザが選択した書類名に対応の原稿画像を保存場所から読み出して表示することを特徴とする文書管理方法である。
【0017】
本発明の第7の態様は、第6の態様の文書管理方法において、前記定義テーブルに書類名があって対応の原稿画像が保存されていない場合、ユーザが前記書類を操作する際には、前記保存されていない書類名を表示しないものとした。
【0018】
本発明の第8の態様は、第6の態様の文書管理方法において、前記定義テーブルに記載の書類を後から追加登録する場合、追加先となる書類のIDを認識し、バーコードが挿入された追加原稿を読み取り、読み取った原稿画像を前記IDに対応する保存場所に前記バーコード毎に別々に保存し、前記読み取ったバーコードと一致する前記定義テーブルの内容と前記保存場所とを対応させるものとした。
【0019】
以下、本発明に係る文書管理装置の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は本実施の形態に係る文書管理装置の概略的な機能ブロック図である。スキャナ部1は、文書登録すべき書類の画像を読み込む画像読取手段として機能する部分である。データ処理部2は、コンピュータで構成されており、スキャナ部1を制御するスキャナドライバ、スキャナ部1から入力する画像データからバーコードデータを認識する機能、後述するしおり整列機能、しおり整列された状態で読取画像データを外部記憶装置へ文書登録する登録機能、その他の機能を備えている。データ蓄積部3は、外部記憶装置としてのハードディスクで構成され、読取画像データが文書登録される部分である。データ出力部4は、データ処理部2から与えられる登録文書データ又はスキャナ部1により取得された読取画像データを出力する部分である。データ出力部4による出力形態は、表示出力、ネットワーク送信、プリントアウトが想定される。本例では、データ出力部4を、表示出力するための表示部と、プリントアウトするためのプリンタ部と、他の通信装置へ画像送信するネットワーク通信部とで構成するものとする。操作入力部5は、ユーザがデータ処理部2に対して各種の指示を入力する部分であり、例えばGUIを介して指示入力可能に構成されている。
【0021】
次に、本文書管理装置において、実際に読込まれた書類の読取画像データ(文書データ)が自動的にしおり整列されて文書登録されるまでの動作について詳細に説明する。
【0022】
先ず、書類の読み込みを行う前にしおり定義ファイルを準備する。しおり定義ファイルを作成する時点で文書登録が予想される書類のタイトル(文書を整列したときに区切りとなる分類名)をしおり名称として決定する。例えば、病院における患者に関する書類が文書登録の対象であれば、入院病誌、問診表、入院診療計画書、検査記録(病理)、検査記録(放射線)などがしおり名称として使用されるであろう。これらの書類を区分けして文書管理する場合、書類の内容に基づいて整列の順番がある程度決められている。又は、ユーザが希望する任意の整列順があるはずである。しおり定義ファイルには、しおり名称を用いて所望の整列の順番を定義する。さらに、しおり定義ファイルには、しおり名称に対応させて1対1で定めたバーコードデータも定義している。
【0023】
本例では、しおり定義ファイルをCSV形式で定義する。CSV形式のしおり定義ファイルは、1レコードに1つのしおり名称を記述し、しかもユーザが任意に定める整列順で第1レコードから順番にしおり名称を記述していくことができるので、ユーザにとって感覚的に整列順を把握できる利点がある。但し、本発明はCSV形式の定義ファイルに限定されるものではなく、他の形式でしおり定義ファイルを作成しても良い。
【0024】
図2は、CSV形式のしおり定義ファイルのフォーマット例を示している。同図に示すように、個々のレコード(1レコード目からNレコード目)には段落名21(第1段落)とその段落名21に対応した段落定義番号22(第1段落)、段落名23(第2段落)とその段落名23に対応した段落定義番号24(第2段落)が定められている。段落名21、23がしおり名称に相当し、段落定義番号22、24を組合せた数字列がバーコードデータに相当する。
【0025】
本例では、1レコードを第1段落と第2段落に分割している。例えば、入院病誌のようなしおり名称であれば第1段落だけでしおり名称を定義できるが、検査記録のような区分では検査記録の種別として病理、放射線、その他の項目が存在する。第2段落を設けると、検査記録のような書類でも病理、放射線といったレベルまで分類して整列できる。すなわち、「検査記録」という共通分類は第1段落に定め、病理等のサブ分類は第2段落に定めることができる。また段落定義番号は、バーコードにおける番号開始位置と終了位置を示している。患者に関する書類に限らず、他の種類の書類でも共通分類とサブ分類に分けて定義することができる。なお、サブ分類は1つに限定されるものではなく、第3段落、第4段落と任意の段落数を設定して複数のサブ分類を定義するようにしても良い。
【0026】
図3に、しおり定義ファイル(CSV形式)の具体例を示す。同図に示すしおり定義ファイルでは、第1段落の段落名21がバーコードの2番目から4番目の数字列(番号)に対応し、第2段落の段落名23が当該バーコードの5番目、6番目の数字列(番号)に対応すると定義している。図4に示すバーコードは、図3に示すしおり定義ファイルの5レコード目のしおり名称に対応したものである。第1段落の段落名21である「青2号紙」は「021」の数字列で表され、第2段落の段落名23である「承諾書」は「10」の数字列で表される。したがって、2番目から6番名の数字が「02110」となっているバーコードは、しおり名称「青2号紙・承諾書」を意味していることになる。本実施の形態では、以上のようにしてしおり名称とバーコードデータとを対応させてしおり定義ファイルに定義している。
【0027】
次に、しおり定義ファイル(図3)に定義したしおり名称に対応したバーコードを、専用の区切り用紙又は書類自体の1枚目の用紙(表側)に印刷又は貼付する。図5(a)はバーコードを印刷した専用の区切り用紙の平面図の例であり、図5(b)はバーコードを印刷した入院病名紙(表側)の平面図の例である。
【0028】
なお、しおり定義ファイルに定義されているしおり名称は想定されたものである。患者によって実際に存在する書類の種類が異なるので、当然患者によって使用する区切り用紙(しおり名称)も異なっている。そのため、患者ごとに必要な区切り用紙(しおり名称に対応したバーコード付き)を選択する。
【0029】
一方、カルテなどの書類はしおり名称に対応した分類ごとにまとめられている。各分類の書類の一番上にしおり名称に対応した区切り用紙が配置されるように、作成した区切り用紙を差込む。
【0030】
ここで、従来であれば各分類の書類を分類間に亘り整列順に並べなおす必要があったが、本発明では書類が分類ごとにまとめられていれば、さらに分類間の順番を所望の整列順に並べなおす必要はない。すなわち、分類間の順番は図3のしおり定義ファイルに定義した順番になっている必要はなくばらばらで良い。また、同一分類の書類は一般的には1つにまとめて保管されているので、ほとんどのケースで書類を分類ごとにまとめる作業も発生しない。
【0031】
次に、区切り用紙が組み込まれた各分類の書類の束を、スキャナ部1により1枚ずつ(本例では表裏の両方)読込む作業を実施する。
【0032】
図6は区切り用紙を組み込んだ書類をスキャナ部1から読込んだ際のデータ処理部2のフロー図であり、図7は書類をスキャナ部1から読込んだ際に生成されたフォルダを示している。
【0033】
データ処理部2においてスキャナドライバを起動した後、ID番号を操作入力部5から入力する。本例ではID番号として患者IDを入力するものとする。しおり名称をつけて登録文書を整列させる単位は患者単位だからである。したがって、ID番号で指定された範囲が書類整列の範囲となる。
【0034】
スキャナ部1で区切り用紙又は書類の画像データの読取りを実行すると、読取画像データをデータ処理部2に取り込む処理を開始すると共に(ステップS100)、上記患者IDに対応したフォルダを作成する(ステップS101)。例えば、患者ID1が入力された場合、図7におけるフォルダ71が作成されることになる。
【0035】
全ての書類(全頁)について後述する処理が完了するまで(ステップS102)、ステップS103からステップS104へ分岐し、バーコードチェック、フォルダ作成、データ保存等の処理を繰り返す。ステップS103では、今回の読取画像データにバーコードデータがあるか否か判断する。その結果、バーコードデータが含まれていれば、今回の読取画像データは区切り用紙であると判定して、ステップS101で作成したID対応のフォルダの配下に、新たにしおりフォルダ73を作成する(ステップS104)。バーコード付き書類(区切り用紙)は一分類につき1番最初の用紙であるので、同一分類単位でページ番号を付する場合には、区切り用紙を認識した時点でしおりフォルダ73内に登録される読取画像データ(書類)の頁番号を初期化する(ステップS104)。
【0036】
次に、ステップS101で作成したID対応のフォルダの配下にバーコードデータファイル76(INDEX.DAT)を作成し、バーコードデータ及びしおりフォルダ名を関連付けて保存する(ステップS105)。
【0037】
また、図5(b)に示すように本来の書類の表紙にバーコードを付して区切り用紙として兼用している場合は、図7に示すように当該書類の読取画像データにファイル名(00000001.tif)を付与して、しおりフォルダ73に登録する(ステップS106)。図7に示す例では、ファイル名(00000001.tif)は頁番号とファイル属性とで構成した。
【0038】
また、図5(a)に示すように専用の区切り用紙の場合、読取画像データはバーコードデータだけであるので読取画像データの登録は行われない。
【0039】
次に、ステップS106で読取画像データの登録が行われていれば、頁番号をインクリメントして(ステップS107)、ステップS102へ戻る。バーコードが付された区切り用紙兼用書類の裏面にも情報が記載されている場合は、両面読取りを行っている。両面読取りを行った場合は、バーコード付き読取画像データ(表面)の次にバーコードデータが無い読取画像データ(裏面)が読込まれる。また、区切り用紙の後に何枚か同一分類に属する書類が連続して存在する場合も、後続頁はバーコードが付されていない。このようにバーコードデータが付されていない読取画像データが読込まれた場合は、ステップS103の判定でステップS106へ分岐して、当該読取画像データにファイル名(00000002.tif)を付けてしおりフォルダ73に登録する(ステップS106)。そして、頁番号をインクリメントして(ステップS107)、ステップS102へ戻る。
【0040】
新たに区切り用紙が読込まれれば、ステップS104において、図7に示すように、ID1の配下にしおりフォルダ74が作成され、ステップS105において、ID1に対応のフォルダ配下に作成したバーコードデータファイル76(INDEX.DAT)に今回読込んだバーコードデータ及び今回作成したしおりフォルダ名を関連付けて保存する。そして、次の区切り用紙が読込まれるまで、しおりフォルダ74に読取画像データを順次登録していく(ステップS106)。
【0041】
図7にスキャナ部1から読取画像データを読込んだ際のファイル構造が示されている。同図には符号71で示す患者ID=1の全ての書類と、符号72で示す患者ID=2の一部の書類を読込んだ段階でのファイル構造が示されている。上記したように、患者ID=1の書類を読取る際に患者ID=1を入力すると患者ID=1のフォルダ71が生成され、バーコードが付された区切り用紙を読込むたびにそのバーコードが認識され、患者ID=1のフォルダ71の配下にしおりフォルダ73、74が作成される。図7に示す例では、患者ID=1ではしおりフォルダ73、74の2つが作成されている。一つ目のしおりフォルダ73には、表裏の2頁しか格納されていないことから、区切り用紙で区切られた中には1枚の書類しかなかったことを意味している。例えば、図3における入院病誌の読取画像の場合が該当する。また、二つ目のしおりフォルダ74には、表裏で4頁が格納されているので区切り用紙で区切られた中には2枚の書類があったことを意味している。
【0042】
また、図7に示すように一つの患者IDのフォルダ内には1つのバーコードデータファイル76(INDEX.DAT)が作られる(ステップS105)。図8にバーコードデータファイル76のフォーマットを示している。バーコードが付けられた区切り用紙が読込まれるたびに、しおりフォルダが作成されると共にバーコードデータ及びしおりフォルダ名がバーコードデータファイルに追加されていく。その結果、ある患者について全ての書類を読込めば、当該全書類に組み込まれていた区切り用紙に付されたバーコードの数だけバーコードデータ及びしおりフォルダ名がバーコードデータファイル76に記述される。図7の例であれば、患者ID=1に関しては、しおりフォルダ名=0000000001とその読取りバーコードデータ、しおりフォルダ名=0000000002とその読取りバーコードデータが、図8に示すフォーマットで格納されている。
【0043】
なお、図5(a)に示すように区切り用紙にバーコードのみが記述されている専用の区切り用紙の場合は、ステップS106で画像登録は行わないで破棄するようにすることが望ましい。管理する必要のない画像だからである。
【0044】
次に、以上のようにして取り込まれた書類をしおり名称のレベルで任意の整列順に表示可能な文書登録管理データに加工するための処理について説明する。
【0045】
図9は文書登録管理データに加工するためのフロー図である。図7に示す状態でフォルダ管理されている書類を、図3に示すしおり定義ファイルに定められた順番で整列させて表示することのできる文書登録管理データに加工する処理について説明する。
【0046】
図3に示すしおり定義ファイルを読込んでしおり定義ファイルテーブルに設定する(ステップS200)。しおり定義ファイルの保存場所は、データ処理部2の内部メモリ又はデータ蓄積部3とする。但し、CD等のリムーバブルディスクからの読込み、又はネットワークを介したサーバからのダウンロードにて取得するように構成することもできる。
【0047】
図10はしおり定義ファイルテーブルのフォーマットを示している。ステップS200での処理内容を具体的に説明する。データ処理部2は、読込んだしおり定義ファイル(図3)から1レコードずつ内容を認識して、図10のしおり定義ファイルテーブルに書き込んでいく。
【0048】
例えば、図3のしおり定義ファイルでは、1レコード目は第1段落(段落階層=1)に段落文字列として「入院病誌」が設定され、その内容は「1」となっている。第2段落以降にデータは設定されていない。したがって、図10のしおり定義ファイルテーブルには、1レコード目の段落階層10に第1段落であることを示す「1」が記入され、段落桁数11には第1段落の段落定義番号22が「2−4(バーコードの2番目から4番目)」の3桁であることから「3」が記入され、段落コード12にはバーコードの2番目から4番目の内容である「001」が記入される。段落文字列13には段落名である「入院病誌」が記入される。1レコード目は第2段落にデータが存在しないので「0」が記入され、段落文字列にはデータが無いことを意味する「NULL」が記入される。5レコード目のように第2段落にデータが存在する場合は、第1段落の記入の後に、段落階層14に第2段落であることを示す「2」が記入され、段落桁数15には第2段落の段落定義番号24が「5−6(バーコードの5番目から6番目)」の2桁であることから「2」が記入され、段落コード16にはバーコードの5番目から6番目の内容である「10」が記入される。段落文字列17には第2段落の段落名である「承諾書」が記入される。以下同様にしてしおり定義ファイルの上から順番に1レコードずつしおり情報を取り込んでしおり定義ファイルテーブルに書き込む。
【0049】
次に、設定の終了したしおり定義ファイルテーブルに患者IDを定めて、同一の患者IDのフォルダからバーコードデータファイル(INDEX.DAT)を読込む(ステップS201)。そして、バーコードデータファイル(図8)から1番目のバーコードデータを取り出し、取り出したバーコードデータと一致する段落コードをしおり定義ファイルテーブル(図10)の段落コード12,16から検索する(ステップS202)。例えば、図7において患者ID=1に格納されたバーコードデータファイル76(INDEX.DAT)には図11に示すデータが格納されているものとする。バーコードデータ=00100と一致するレコードをしおり定義ファイルテーブル(図10)の段落コード12、16から探すと、1レコード目の段落コード12に「001」、段落コード16に「00」とあり、バーコードデータの「00100」と一致する。
【0050】
次に、ステップS202においてバーコードデータと一致するレコードを検索できた場合は、同じレコードにある「イメージファイルフルパス1」18の項目に、バーコードデータファイル(図11)においてバーコードデータ=00100と一緒に設定されているしおりフォルダ名(0000000001)を記入する(ステップS203)。
【0051】
このとき、フォルダのパス情報(C:\scn\1832050\)もフォルダ名と合わせて「イメージファイルフルパス1」に挿入される。「イメージファイルフルパス1」とは、段落コードと一致するバーコードデータによって作成されたしおりフォルダの配置場所を示すフォルダ名のことである。「イメージファイルフルパス2」は、登録済みのしおり名称の文書にページを追加登録する場合に追加登録する文書のパス情報を格納するものである。図12は1レコード目の「イメージファイルフルパス1」にしおりフォルダ名が記入された状態を示している。前述の通り、しおりフォルダ(0000000001)には入院病誌の書類を読込んだ読取画像データが格納されている。したがって、しおり定義ファイルテーブルの「イメージファイルフルパス1」にしおりフォルダ名が挿入されたことにより、しおり定義ファイルのしおり名称と読取画像データを含んだ形で実際に生成されているしおりフォルダとが、しおり定義ファイルテーブル上で関連付けられた事になる。
【0052】
なお、しおり定義ファイルテーブルの「イメージファイルフルパス1」にしおりフォルダ名を挿入したときは、バーコードデータファイルの対応するバーコードデータには処理済を示すフラグ(図示せず)を立てる(ステップS203)。
【0053】
次に、ステップS201に戻り、処理していないバーコードデータがあるか否かチェックする。図11に示す例であれば2つ目のバーコードデータ(00200)があるので、そのバーコードデータを取り込み、取り込んだバーコードデータと一致する段落コードをしおり定義ファイルテーブルの段落コードから検索する(ステップS202)。今回のバーコードデータと一致する段落コードをしおり定義ファイルテーブルから見つけたら、その一致段落コードがあるレコードの「イメージファイルフルパス1」にバーコードデータファイルにある該当するしおりフォルダ名を挿入する。
【0054】
以上の処理をバーコードデータファイルにあるバーコードデータが無くなるまで繰り返し、バーコードデータファイルに登録していた全てのしおりフォルダ名をしおり定義ファイルテーブルの該当する「イメージファイルフルパス1」又は「イメージファイルフルパス2」に挿入する。
【0055】
なお、一人の患者がしおり定義ファイルに定義した全てのしおり名称を使用するわけではないので、しおり定義ファイルテーブルの「イメージファイルフルパス1」「イメージファイルフルパス2」にはしおりフォルダ名の挿入されないレコードも存在する。そのような「イメージファイルフルパス」にはNULLを挿入する。
【0056】
以上の処理により、しおり定義ファイルテーブルの「イメージファイルフルパス」18,19に、バーコードデータファイル76に登録された全しおりフォルダ名(図8、図11)に関して、各しおりフォルダのパス情報(保存場所)が登録されたことになる。
【0057】
次に、ステップ204において、しおり定義ファイルテーブルの内容を文書登録管理データファイルに書き込む。図13はしおり定義ファイルテーブルの内容が書き込まれた文書登録管理データファイルを示す。同図に示すように、しおり定義ファイルテーブルの内容に加えて、しおりX方向位置31及びしおりY方向位置32の項目が追加されている。しおりX方向位置31及びしおりY方向位置32は、画面表示する上でしおり名称の表示位置を指定するパラメータである。しおりX方向位置31は表示画面上の横方向の表示位置を示し、しおりY方向位置31は表示画面上の縦方向の表示位置を示す。例えば、X=0、Y=0であれば、表示画面の左端左上からしおり名称を表示することになる。
【0058】
一つの患者IDについて文書登録管理データファイルの作成が完了したら、文書登録が終了する。当該患者IDについて作成したしおり定義ファイルテーブルを初期化して処理を終了する(ステップS205)。
【0059】
上記文書登録管理データファイルは、データ処理部2の内部メモリ又はデータ蓄積部3に患者ID毎に保存される。そして、操作入力部5からデータ処理部2に対して患者IDを指定して文書登録管理データの表示要求があれば、患者IDに基づいて文書登録管理データファイルを読み出す。次に、文書登録管理データファイルからイメージファイルフルパス18,19にデータが設定されているレコードを特定し、特定したレコードから「0」以外のデータの設定されている段落階層10、14の段落文字列13を取り出す。取り出されたしおり名称が属しているレコード番号及び段落文字列13はしおり定義ファイルに従っているので、レコード番号及び段落文字列13に基づいて取り出されたしおり名称を表示させれば、しおり定義ファイルに定義された前後関係を維持したまま当該患者の登録文書がしおり名称にて表示されることになる。
【0060】
図14は、ある患者IDの文書登録管理データに基づいて登録文書をしおり名称にて表示した例を示している。しおり名称が画面左側に整列されていて、整列しているしおり名称の中からユーザが選択したしおり名称(検査記録(病理))に対応した登録画像が表示されている。文書登録管理データ上でしおりフォルダ名と当該フォルダの保存場所であるフルパスとが関連付けられているので、しおりフォルダの1頁目を容易に表示させることができる。
【0061】
次に、既に文書登録された患者について新たな書類を追加登録する場合について説明する。
【0062】
図15は書類を追加登録する場合のフロー図である。図3に示すしおり定義ファイルを読込み、前述したようにしおり定義ファイルの内容を図10に示すしおり定義ファイルテーブルに設定する(ステップS300)。
【0063】
次に、患者IDの入力を受け付け(ステップS301)、受け付けたIDに対応した文書登録管理データ(図13)を読込んで、その内容をしおり定義ファイルテーブルに設定する(ステップS302)。
【0064】
ここで、ステップS300で作成したしおり定義ファイルテーブルには、文書登録管理データに設定されているデータ内容のうちしおりフォルダのイメージファイルフルパスデータ以外は既に設定されているので、ステップS302では文書登録管理データ上のイメージファイルフルパスデータを該当個所に書き込むだけで良い。
【0065】
次に、区切り用紙が一番上に置かれた追加書類をスキャナ部1で読込む(ステップS303)。スキャナ部1で読込まれた読取画像データを1頁ずつ処理する。先ず、ステップS304の判定を経てから、読取画像データにバーコードデータが含まれているか否か判断する(ステップS305)。バーコードデータが含まれた読取画像データであれば区切り用紙であると判断してパス情報の書き込みへ処理を移行する。すなわち、認識したバーコードデータを基にしおり定義ファイルテーブルのレコードから段落コード12、16の内容が一致するレコードを検索する(ステップS306)。段落コード12、16の内容が一致するレコードがあれば(ステップS307)、ステップS301で受け付けた患者IDに対応するフォルダの配下にしおりフォルダを新規に作成する(ステップS308)。さらに、頁番号を初期化する(ステップS308)。また、対応するIDフォルダにあるバーコードデータファイル(INDEX.DAT)に、しおりフォルダを作成した基になったバーコードデータを書き込むとともにしおりフォルダ名を書き込む(ステップS309)。
【0066】
次に、ステップS309で作成したしおりフォルダ名をしおり定義ファイルテーブルの「イメージファイルフルパス1」18に書き込む(ステップS310)。この結果、しおり定義ファイルテーブル上で、しおりフォルダと追加登録文書の読取画像データとが関連づけられて定義されたことになる。
【0067】
次に、作成されたしおりフォルダ内に、読取画像データのファイルを格納し(ステップS311)、頁番号をインクリメントして(ステップS312)、上記ステップS304へ戻る。次のバーコードデータが検出されるまで追加登録文書の全頁についてステップS305からステップS311へ分岐して、ステップS308で作成したしおりフォルダ内に読取画像を順次格納する。
【0068】
一方、ステップS304の判定で未処理の頁が無くなったと判断された場合は、しおり定義テーブルファイルの内容を文書登録管理テータファイルに書き込む(ステップS314)。これにより、ステップS303で読込んだ追加登録文書のデータが反映された文書登録管理データが完成する。その後、しおり定義ファイルテーブルを初期化して処理を終了する(ステップS315)。また、ステップS307でバーコードデータと一致するレコードがなければ別の書類が混ざってしまった可能性があるので、エラーを表示して(ステップS313)、それ以前に正常に追加登録された分を文書登録管理データに書き込んで(ステップS314)、しおり定義ファイルテーブルを初期化して処理を終了する(ステップS315)。
【0069】
このように、追加文書を登録する場合であってもスキャナ部1から追加文書を読込むだけでしおり定義ファイルに定義した順番を維持した状態で登録文書を整列表示し得る文書登録管理データを取得することができる。
【0070】
次に、文書登録管理データから任意の文書を削除する場合の処理について説明する。
【0071】
図16は文書登録管理データから任意の文書を削除する場合のフロー図である。患者IDに対応した文書登録管理データを読込み、しおり定義ファイルテーブルに設定する(ステップS400)。例えば、管理画面から患者IDの入力と削除指示を受け付けて、書類削除の処理を起動する。
【0072】
次に、しおり定義ファイルテーブルから削除書類のイメージファイルフルパスに挿入されているデータを削除する(ステップS401)。操作画面上で削除対象の文書を特定可能にし、操作者が指定した文書を削除対象と認識する。
【0073】
次に、バーコードデータファイルから削除書類に対応したバーコードデータ及びしおりフォルダ名を削除する(ステップS402)。さらに、しおりフォルダとその配下のイメージファイルを削除する(ステップS403)。
【0074】
以上の処理により、しおり定義ファイルテーブルから削除書類のイメージファイルフルパスが削除され、患者ID配下のフォルダからしおりフォルダ及びイメージファイルが削除され、バーコードデータファイルから削除対象のしおりフォルダのバーコードデータ及びしおりフォルダ名が削除される。
【0075】
そして、しおり定義ファイルテーブルの内容を文書登録管理データファイルに設定して保存する。この結果、保存した文書登録管理データに基づいて登録文書を表示すれば文書削除後の画像が表示されるものとなる。
【0076】
以上の説明では区切り用紙にバーコードを付加しているが、これに限定されるものではなく、しおり名称を識別可能であれば他の二次元識別マーク、数字列などを使用することができる。
【0077】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、種類の異なる複数文書をランダムに並べたままで読み込みを行っても、登録文書は予め定義した順番に自動的に整列可能で、また後から追加・削除・修正が容易な文書管理装置及び文書管理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る文書管理装置の機能ブロック図
【図2】上記実施の形態に係る文書管理装置において使用するしおり定義ファイルフォーマットを示す図
【図3】しおり定義ファイルの具体例を示す図
【図4】バーコードの具体例を示す図
【図5】(a)専用区切り用紙の平面図
(b)入院病名紙と兼用する区切り用紙の平面図
【図6】上記実施の形態に係る文書管理装置において書類の読込み動作を示すフロー図
【図7】スキャナ部で書類を読込んだ際の生成フォルダを示す図
【図8】バーコードデータファイルのフォーマットを示す図
【図9】しおり情報に基づいた自動整列処理のフロー図
【図10】しおり定義ファイルの内容を読込んだしおり定義ファイルテーブルの状態を示す図
【図11】バーコードデータファイルの具体例を示す図
【図12】イメージファイルフルパスの一部にパス情報が登録された状態のしおり定義ファイルテーブルを示す図
【図13】文書登録管理データの構成図
【図14】しおり名称を表示させた表示例を示す図
【図15】上記実施の形態に係る文書管理装置において書類を追加登録する際のフロー図
【図16】上記実施の形態に係る文書管理装置において書類を削除する際のフロー図
【符号の説明】
1 スキャナ部
2 データ処理部
3 データ蓄積部
4 データ出力部
5 操作入力部
10 段落階層
11 段落桁数
12 段落コード
13 段落文字列
18 イメージファイルフルパス1
19 イメージファイルフルパス2
【発明の属する技術分野】
本発明は、種類の異なる書類を読み込んで文書登録を行う文書管理装置及び文書管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数書類を一度にセットしても、文書ごとに区分して読取り情報を記録し、それぞれの文書ごとに所定のインデックス情報を自動付加する装置がある(例えば、特許文献1参照)。かかる装置では、種類の異なる文書を区分するための仕切紙を文書の前後に挿入しておき、読取り処理の際に仕切紙を検出した際に当該仕切紙の前後の文書の読取り画像をそれぞれ一個のファイルとして区分し、区分したファイルごとにバーコードで与えられるインデックス情報を付加する。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−172514号公報(段落0029−0032、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来装置では、文書を登録する際に、種類の異なる複数文書を予め登録する順番に手作業で並べておかなければならないといった問題があった。また登録した後に追加、削除、変更ができず、更新するためには再度文書を読み込む作業が発生する問題があった。
【0005】
本発明は以上のような実情に鑑みてなされたものであり、種類の異なる複数文書をランダムに並べたままで読み込みを行っても、登録文書は予め定義した順番に自動的に整列可能で、また後から追加・修正が容易な文書管理装置及び文書管理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、読取画像の中から区切り用紙に付したインデックス情報が検出される度にしおりフォルダを作成し、次の区切り用紙までに読込まれた書類の画像ファイルを当該しおりフォルダに格納し、しおり名称とインデックス情報とが対応づけられ文書の整列順が定義されたしおり定義ファイルにしたがって、前記しおりフォルダが整列順に沿った順番に並べ替えられ各しおりフォルダとフォルダ内の画像ファイルの保存場所とが登録されたしおり定義ファイルテーブルを生成するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様は、書類名を示すしおり名称と書類を識別するインデックス情報とを対応づけて予め定義したしおり定義ファイルを記憶する記憶手段と、書類の画像を読み取る画像読取手段と、読取画像の中から区切り用紙に付したインデックス情報が検出される度にフォルダを作成し、次の区切り用紙までに読込まれた書類の画像ファイルを当該フォルダに格納するフォルダ生成手段と、前記検出されたインデックス情報と前記作成されたフォルダの位置情報とを対応づけたデータファイルを生成するファイル生成手段と、前記しおり定義ファイルと前記生成されたデータファイルとからしおり名称としおり名称に対応するインデックス情報としおり名称の書類の画像ファイルを格納したフォルダの位置情報とを関連づけたテーブルを生成するテーブル生成手段と、を具備する文書管理装置である。
【0008】
このように構成された文書管理装置によれば、しおり名称としおり名称に対応するインデックス情報がしおり定義ファイルに従ってテーブルに展開され、読込まれた書類の画像ファイルを格納したフォルダの位置情報がインデックス情報をキーにしてしおり名称とインデックス情報とに対応させてテーブルに展開されるので、テーブル内容にしたがってしおり名称を表示させることにより、しおり定義ファイルに定義される順番を維持したまましおり名称が表示されるとともに、表示されたしおり名称には対応する文書の読取画像が格納されたフォルダが関連づけられているので容易に画像表示することもできる。
【0009】
本発明の第2の態様は、第1の態様の文書管理装置において、前記テーブル生成手段は、前記しおり定義ファイルからしおり名称としおり名称に対応するインデックス情報とを読込んでテーブルに展開し、前記データファイルからインデックス情報を読込んで前記展開したテーブル内に一致するインデックス情報があれば当該インデックス情報に対応させて前記データファイルのフォルダの位置情報を前記テーブルに書き込んでテーブルを生成するものとした。
【0010】
これにより、テーブルに、しおり名称とそのしおり名称に対応した書類の読取画像が格納されたフォルダの位置情報とを対応付けて設定することができるものとなる。
【0011】
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様の文書管理装置において、前記テーブル生成手段によるテーブル生成後にしおり定義ファイルに定義済みの書類を後から登録する場合、追加分の書類を前記画像読取手段による画像の読取り及び前記フォルダ生成手段によるフォルダ作成を行った後、既に生成済みのデータファイルに今回検出されたインデックス情報と作成されたフォルダの位置情報との対応を追加し、前記テーブル生成手段により既に生成済みのテーブルに今回登録するしおり名称とインデックス情報とフォルダの位置情報との対応を追加するものとした。
【0012】
これにより、既登録書類の情報が書き込まれたテーブルに追加登録する書類の情報が書き込まれるが、追加登録に対応したしおり名称は予めしおり定義ファイルに定義されていてテーブル上に反映されているので、追加登録のしおり名称に対応させてフォルダの位置情報をテーブルに書き込むだけで登録処理を完了でき、テーブル内容にしたがってしおり名称を表示すれば、追加登録した書類のしおり名称を反映した順番で表示されるものとなる。
【0013】
本発明の第4の態様は、第1、第2、第3のいずれかの態様の文書管理装置において、前記テーブル生成手段によるテーブル生成後に一部の書類を削除する場合、前記テーブル生成手段により生成されたテーブルから削除対象文書のフォルダの位置情報を削除し、前記データファイルから削除対象文書のインデックス情報とフォルダ名とを削除し、前記フォルダ生成手段により作成された当該フォルダと当該フォルダに格納された画像ファイルとを削除するものとした。
【0014】
これにより、テーブルから削除対象の書類のしおり名称に対応したファイルの位置情報を削除し、データファイルから削除対象文書のインデックス情報とフォルダ名とを削除し、フォルダに格納された画像ファイルとを削除する操作で任意の文書を削除でき、削除後のテーブル内容にしたがってしおり名称を表示させれば、削除書類が表示画像から削除されたものとなる。
【0015】
本発明の第5の態様は、書類の画像を読取り、読取画像の中から区切り用紙に付したインデックス情報が検出される度にフォルダを作成し、次の区切り用紙までに読込まれた書類の画像ファイルを当該フォルダに格納し、書類名を示すしおり名称と書類を識別するインデックス情報とを対応づけて所定の整列順で予め定義したしおり定義ファイルを用いて、前記検出されたインデックス情報としおり定義ファイルのインデックス情報とが一致した場合に、前記作成されたフォルダの位置情報と前記しおり名称とを関連づけたテーブルを生成することを特徴とする文書管理方法である。
【0016】
本発明の第6の態様は、予め所望の順番に記載した書類名とこれらの書類を識別するためのバーコードとを対応させた定義テーブルを備え、前記バーコードが挿入された原稿を読み取り、読み取った原稿画像を前記バーコード毎に別々の保存場所に保存し、前記読取ったバーコードと一致する前記定義テーブルの内容と前記保存場所とを対応させて、ユーザが前記書類を操作する際には、前記定義テーブルの書類名の順番に書類名を表示し、ユーザが選択した書類名に対応の原稿画像を保存場所から読み出して表示することを特徴とする文書管理方法である。
【0017】
本発明の第7の態様は、第6の態様の文書管理方法において、前記定義テーブルに書類名があって対応の原稿画像が保存されていない場合、ユーザが前記書類を操作する際には、前記保存されていない書類名を表示しないものとした。
【0018】
本発明の第8の態様は、第6の態様の文書管理方法において、前記定義テーブルに記載の書類を後から追加登録する場合、追加先となる書類のIDを認識し、バーコードが挿入された追加原稿を読み取り、読み取った原稿画像を前記IDに対応する保存場所に前記バーコード毎に別々に保存し、前記読み取ったバーコードと一致する前記定義テーブルの内容と前記保存場所とを対応させるものとした。
【0019】
以下、本発明に係る文書管理装置の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は本実施の形態に係る文書管理装置の概略的な機能ブロック図である。スキャナ部1は、文書登録すべき書類の画像を読み込む画像読取手段として機能する部分である。データ処理部2は、コンピュータで構成されており、スキャナ部1を制御するスキャナドライバ、スキャナ部1から入力する画像データからバーコードデータを認識する機能、後述するしおり整列機能、しおり整列された状態で読取画像データを外部記憶装置へ文書登録する登録機能、その他の機能を備えている。データ蓄積部3は、外部記憶装置としてのハードディスクで構成され、読取画像データが文書登録される部分である。データ出力部4は、データ処理部2から与えられる登録文書データ又はスキャナ部1により取得された読取画像データを出力する部分である。データ出力部4による出力形態は、表示出力、ネットワーク送信、プリントアウトが想定される。本例では、データ出力部4を、表示出力するための表示部と、プリントアウトするためのプリンタ部と、他の通信装置へ画像送信するネットワーク通信部とで構成するものとする。操作入力部5は、ユーザがデータ処理部2に対して各種の指示を入力する部分であり、例えばGUIを介して指示入力可能に構成されている。
【0021】
次に、本文書管理装置において、実際に読込まれた書類の読取画像データ(文書データ)が自動的にしおり整列されて文書登録されるまでの動作について詳細に説明する。
【0022】
先ず、書類の読み込みを行う前にしおり定義ファイルを準備する。しおり定義ファイルを作成する時点で文書登録が予想される書類のタイトル(文書を整列したときに区切りとなる分類名)をしおり名称として決定する。例えば、病院における患者に関する書類が文書登録の対象であれば、入院病誌、問診表、入院診療計画書、検査記録(病理)、検査記録(放射線)などがしおり名称として使用されるであろう。これらの書類を区分けして文書管理する場合、書類の内容に基づいて整列の順番がある程度決められている。又は、ユーザが希望する任意の整列順があるはずである。しおり定義ファイルには、しおり名称を用いて所望の整列の順番を定義する。さらに、しおり定義ファイルには、しおり名称に対応させて1対1で定めたバーコードデータも定義している。
【0023】
本例では、しおり定義ファイルをCSV形式で定義する。CSV形式のしおり定義ファイルは、1レコードに1つのしおり名称を記述し、しかもユーザが任意に定める整列順で第1レコードから順番にしおり名称を記述していくことができるので、ユーザにとって感覚的に整列順を把握できる利点がある。但し、本発明はCSV形式の定義ファイルに限定されるものではなく、他の形式でしおり定義ファイルを作成しても良い。
【0024】
図2は、CSV形式のしおり定義ファイルのフォーマット例を示している。同図に示すように、個々のレコード(1レコード目からNレコード目)には段落名21(第1段落)とその段落名21に対応した段落定義番号22(第1段落)、段落名23(第2段落)とその段落名23に対応した段落定義番号24(第2段落)が定められている。段落名21、23がしおり名称に相当し、段落定義番号22、24を組合せた数字列がバーコードデータに相当する。
【0025】
本例では、1レコードを第1段落と第2段落に分割している。例えば、入院病誌のようなしおり名称であれば第1段落だけでしおり名称を定義できるが、検査記録のような区分では検査記録の種別として病理、放射線、その他の項目が存在する。第2段落を設けると、検査記録のような書類でも病理、放射線といったレベルまで分類して整列できる。すなわち、「検査記録」という共通分類は第1段落に定め、病理等のサブ分類は第2段落に定めることができる。また段落定義番号は、バーコードにおける番号開始位置と終了位置を示している。患者に関する書類に限らず、他の種類の書類でも共通分類とサブ分類に分けて定義することができる。なお、サブ分類は1つに限定されるものではなく、第3段落、第4段落と任意の段落数を設定して複数のサブ分類を定義するようにしても良い。
【0026】
図3に、しおり定義ファイル(CSV形式)の具体例を示す。同図に示すしおり定義ファイルでは、第1段落の段落名21がバーコードの2番目から4番目の数字列(番号)に対応し、第2段落の段落名23が当該バーコードの5番目、6番目の数字列(番号)に対応すると定義している。図4に示すバーコードは、図3に示すしおり定義ファイルの5レコード目のしおり名称に対応したものである。第1段落の段落名21である「青2号紙」は「021」の数字列で表され、第2段落の段落名23である「承諾書」は「10」の数字列で表される。したがって、2番目から6番名の数字が「02110」となっているバーコードは、しおり名称「青2号紙・承諾書」を意味していることになる。本実施の形態では、以上のようにしてしおり名称とバーコードデータとを対応させてしおり定義ファイルに定義している。
【0027】
次に、しおり定義ファイル(図3)に定義したしおり名称に対応したバーコードを、専用の区切り用紙又は書類自体の1枚目の用紙(表側)に印刷又は貼付する。図5(a)はバーコードを印刷した専用の区切り用紙の平面図の例であり、図5(b)はバーコードを印刷した入院病名紙(表側)の平面図の例である。
【0028】
なお、しおり定義ファイルに定義されているしおり名称は想定されたものである。患者によって実際に存在する書類の種類が異なるので、当然患者によって使用する区切り用紙(しおり名称)も異なっている。そのため、患者ごとに必要な区切り用紙(しおり名称に対応したバーコード付き)を選択する。
【0029】
一方、カルテなどの書類はしおり名称に対応した分類ごとにまとめられている。各分類の書類の一番上にしおり名称に対応した区切り用紙が配置されるように、作成した区切り用紙を差込む。
【0030】
ここで、従来であれば各分類の書類を分類間に亘り整列順に並べなおす必要があったが、本発明では書類が分類ごとにまとめられていれば、さらに分類間の順番を所望の整列順に並べなおす必要はない。すなわち、分類間の順番は図3のしおり定義ファイルに定義した順番になっている必要はなくばらばらで良い。また、同一分類の書類は一般的には1つにまとめて保管されているので、ほとんどのケースで書類を分類ごとにまとめる作業も発生しない。
【0031】
次に、区切り用紙が組み込まれた各分類の書類の束を、スキャナ部1により1枚ずつ(本例では表裏の両方)読込む作業を実施する。
【0032】
図6は区切り用紙を組み込んだ書類をスキャナ部1から読込んだ際のデータ処理部2のフロー図であり、図7は書類をスキャナ部1から読込んだ際に生成されたフォルダを示している。
【0033】
データ処理部2においてスキャナドライバを起動した後、ID番号を操作入力部5から入力する。本例ではID番号として患者IDを入力するものとする。しおり名称をつけて登録文書を整列させる単位は患者単位だからである。したがって、ID番号で指定された範囲が書類整列の範囲となる。
【0034】
スキャナ部1で区切り用紙又は書類の画像データの読取りを実行すると、読取画像データをデータ処理部2に取り込む処理を開始すると共に(ステップS100)、上記患者IDに対応したフォルダを作成する(ステップS101)。例えば、患者ID1が入力された場合、図7におけるフォルダ71が作成されることになる。
【0035】
全ての書類(全頁)について後述する処理が完了するまで(ステップS102)、ステップS103からステップS104へ分岐し、バーコードチェック、フォルダ作成、データ保存等の処理を繰り返す。ステップS103では、今回の読取画像データにバーコードデータがあるか否か判断する。その結果、バーコードデータが含まれていれば、今回の読取画像データは区切り用紙であると判定して、ステップS101で作成したID対応のフォルダの配下に、新たにしおりフォルダ73を作成する(ステップS104)。バーコード付き書類(区切り用紙)は一分類につき1番最初の用紙であるので、同一分類単位でページ番号を付する場合には、区切り用紙を認識した時点でしおりフォルダ73内に登録される読取画像データ(書類)の頁番号を初期化する(ステップS104)。
【0036】
次に、ステップS101で作成したID対応のフォルダの配下にバーコードデータファイル76(INDEX.DAT)を作成し、バーコードデータ及びしおりフォルダ名を関連付けて保存する(ステップS105)。
【0037】
また、図5(b)に示すように本来の書類の表紙にバーコードを付して区切り用紙として兼用している場合は、図7に示すように当該書類の読取画像データにファイル名(00000001.tif)を付与して、しおりフォルダ73に登録する(ステップS106)。図7に示す例では、ファイル名(00000001.tif)は頁番号とファイル属性とで構成した。
【0038】
また、図5(a)に示すように専用の区切り用紙の場合、読取画像データはバーコードデータだけであるので読取画像データの登録は行われない。
【0039】
次に、ステップS106で読取画像データの登録が行われていれば、頁番号をインクリメントして(ステップS107)、ステップS102へ戻る。バーコードが付された区切り用紙兼用書類の裏面にも情報が記載されている場合は、両面読取りを行っている。両面読取りを行った場合は、バーコード付き読取画像データ(表面)の次にバーコードデータが無い読取画像データ(裏面)が読込まれる。また、区切り用紙の後に何枚か同一分類に属する書類が連続して存在する場合も、後続頁はバーコードが付されていない。このようにバーコードデータが付されていない読取画像データが読込まれた場合は、ステップS103の判定でステップS106へ分岐して、当該読取画像データにファイル名(00000002.tif)を付けてしおりフォルダ73に登録する(ステップS106)。そして、頁番号をインクリメントして(ステップS107)、ステップS102へ戻る。
【0040】
新たに区切り用紙が読込まれれば、ステップS104において、図7に示すように、ID1の配下にしおりフォルダ74が作成され、ステップS105において、ID1に対応のフォルダ配下に作成したバーコードデータファイル76(INDEX.DAT)に今回読込んだバーコードデータ及び今回作成したしおりフォルダ名を関連付けて保存する。そして、次の区切り用紙が読込まれるまで、しおりフォルダ74に読取画像データを順次登録していく(ステップS106)。
【0041】
図7にスキャナ部1から読取画像データを読込んだ際のファイル構造が示されている。同図には符号71で示す患者ID=1の全ての書類と、符号72で示す患者ID=2の一部の書類を読込んだ段階でのファイル構造が示されている。上記したように、患者ID=1の書類を読取る際に患者ID=1を入力すると患者ID=1のフォルダ71が生成され、バーコードが付された区切り用紙を読込むたびにそのバーコードが認識され、患者ID=1のフォルダ71の配下にしおりフォルダ73、74が作成される。図7に示す例では、患者ID=1ではしおりフォルダ73、74の2つが作成されている。一つ目のしおりフォルダ73には、表裏の2頁しか格納されていないことから、区切り用紙で区切られた中には1枚の書類しかなかったことを意味している。例えば、図3における入院病誌の読取画像の場合が該当する。また、二つ目のしおりフォルダ74には、表裏で4頁が格納されているので区切り用紙で区切られた中には2枚の書類があったことを意味している。
【0042】
また、図7に示すように一つの患者IDのフォルダ内には1つのバーコードデータファイル76(INDEX.DAT)が作られる(ステップS105)。図8にバーコードデータファイル76のフォーマットを示している。バーコードが付けられた区切り用紙が読込まれるたびに、しおりフォルダが作成されると共にバーコードデータ及びしおりフォルダ名がバーコードデータファイルに追加されていく。その結果、ある患者について全ての書類を読込めば、当該全書類に組み込まれていた区切り用紙に付されたバーコードの数だけバーコードデータ及びしおりフォルダ名がバーコードデータファイル76に記述される。図7の例であれば、患者ID=1に関しては、しおりフォルダ名=0000000001とその読取りバーコードデータ、しおりフォルダ名=0000000002とその読取りバーコードデータが、図8に示すフォーマットで格納されている。
【0043】
なお、図5(a)に示すように区切り用紙にバーコードのみが記述されている専用の区切り用紙の場合は、ステップS106で画像登録は行わないで破棄するようにすることが望ましい。管理する必要のない画像だからである。
【0044】
次に、以上のようにして取り込まれた書類をしおり名称のレベルで任意の整列順に表示可能な文書登録管理データに加工するための処理について説明する。
【0045】
図9は文書登録管理データに加工するためのフロー図である。図7に示す状態でフォルダ管理されている書類を、図3に示すしおり定義ファイルに定められた順番で整列させて表示することのできる文書登録管理データに加工する処理について説明する。
【0046】
図3に示すしおり定義ファイルを読込んでしおり定義ファイルテーブルに設定する(ステップS200)。しおり定義ファイルの保存場所は、データ処理部2の内部メモリ又はデータ蓄積部3とする。但し、CD等のリムーバブルディスクからの読込み、又はネットワークを介したサーバからのダウンロードにて取得するように構成することもできる。
【0047】
図10はしおり定義ファイルテーブルのフォーマットを示している。ステップS200での処理内容を具体的に説明する。データ処理部2は、読込んだしおり定義ファイル(図3)から1レコードずつ内容を認識して、図10のしおり定義ファイルテーブルに書き込んでいく。
【0048】
例えば、図3のしおり定義ファイルでは、1レコード目は第1段落(段落階層=1)に段落文字列として「入院病誌」が設定され、その内容は「1」となっている。第2段落以降にデータは設定されていない。したがって、図10のしおり定義ファイルテーブルには、1レコード目の段落階層10に第1段落であることを示す「1」が記入され、段落桁数11には第1段落の段落定義番号22が「2−4(バーコードの2番目から4番目)」の3桁であることから「3」が記入され、段落コード12にはバーコードの2番目から4番目の内容である「001」が記入される。段落文字列13には段落名である「入院病誌」が記入される。1レコード目は第2段落にデータが存在しないので「0」が記入され、段落文字列にはデータが無いことを意味する「NULL」が記入される。5レコード目のように第2段落にデータが存在する場合は、第1段落の記入の後に、段落階層14に第2段落であることを示す「2」が記入され、段落桁数15には第2段落の段落定義番号24が「5−6(バーコードの5番目から6番目)」の2桁であることから「2」が記入され、段落コード16にはバーコードの5番目から6番目の内容である「10」が記入される。段落文字列17には第2段落の段落名である「承諾書」が記入される。以下同様にしてしおり定義ファイルの上から順番に1レコードずつしおり情報を取り込んでしおり定義ファイルテーブルに書き込む。
【0049】
次に、設定の終了したしおり定義ファイルテーブルに患者IDを定めて、同一の患者IDのフォルダからバーコードデータファイル(INDEX.DAT)を読込む(ステップS201)。そして、バーコードデータファイル(図8)から1番目のバーコードデータを取り出し、取り出したバーコードデータと一致する段落コードをしおり定義ファイルテーブル(図10)の段落コード12,16から検索する(ステップS202)。例えば、図7において患者ID=1に格納されたバーコードデータファイル76(INDEX.DAT)には図11に示すデータが格納されているものとする。バーコードデータ=00100と一致するレコードをしおり定義ファイルテーブル(図10)の段落コード12、16から探すと、1レコード目の段落コード12に「001」、段落コード16に「00」とあり、バーコードデータの「00100」と一致する。
【0050】
次に、ステップS202においてバーコードデータと一致するレコードを検索できた場合は、同じレコードにある「イメージファイルフルパス1」18の項目に、バーコードデータファイル(図11)においてバーコードデータ=00100と一緒に設定されているしおりフォルダ名(0000000001)を記入する(ステップS203)。
【0051】
このとき、フォルダのパス情報(C:\scn\1832050\)もフォルダ名と合わせて「イメージファイルフルパス1」に挿入される。「イメージファイルフルパス1」とは、段落コードと一致するバーコードデータによって作成されたしおりフォルダの配置場所を示すフォルダ名のことである。「イメージファイルフルパス2」は、登録済みのしおり名称の文書にページを追加登録する場合に追加登録する文書のパス情報を格納するものである。図12は1レコード目の「イメージファイルフルパス1」にしおりフォルダ名が記入された状態を示している。前述の通り、しおりフォルダ(0000000001)には入院病誌の書類を読込んだ読取画像データが格納されている。したがって、しおり定義ファイルテーブルの「イメージファイルフルパス1」にしおりフォルダ名が挿入されたことにより、しおり定義ファイルのしおり名称と読取画像データを含んだ形で実際に生成されているしおりフォルダとが、しおり定義ファイルテーブル上で関連付けられた事になる。
【0052】
なお、しおり定義ファイルテーブルの「イメージファイルフルパス1」にしおりフォルダ名を挿入したときは、バーコードデータファイルの対応するバーコードデータには処理済を示すフラグ(図示せず)を立てる(ステップS203)。
【0053】
次に、ステップS201に戻り、処理していないバーコードデータがあるか否かチェックする。図11に示す例であれば2つ目のバーコードデータ(00200)があるので、そのバーコードデータを取り込み、取り込んだバーコードデータと一致する段落コードをしおり定義ファイルテーブルの段落コードから検索する(ステップS202)。今回のバーコードデータと一致する段落コードをしおり定義ファイルテーブルから見つけたら、その一致段落コードがあるレコードの「イメージファイルフルパス1」にバーコードデータファイルにある該当するしおりフォルダ名を挿入する。
【0054】
以上の処理をバーコードデータファイルにあるバーコードデータが無くなるまで繰り返し、バーコードデータファイルに登録していた全てのしおりフォルダ名をしおり定義ファイルテーブルの該当する「イメージファイルフルパス1」又は「イメージファイルフルパス2」に挿入する。
【0055】
なお、一人の患者がしおり定義ファイルに定義した全てのしおり名称を使用するわけではないので、しおり定義ファイルテーブルの「イメージファイルフルパス1」「イメージファイルフルパス2」にはしおりフォルダ名の挿入されないレコードも存在する。そのような「イメージファイルフルパス」にはNULLを挿入する。
【0056】
以上の処理により、しおり定義ファイルテーブルの「イメージファイルフルパス」18,19に、バーコードデータファイル76に登録された全しおりフォルダ名(図8、図11)に関して、各しおりフォルダのパス情報(保存場所)が登録されたことになる。
【0057】
次に、ステップ204において、しおり定義ファイルテーブルの内容を文書登録管理データファイルに書き込む。図13はしおり定義ファイルテーブルの内容が書き込まれた文書登録管理データファイルを示す。同図に示すように、しおり定義ファイルテーブルの内容に加えて、しおりX方向位置31及びしおりY方向位置32の項目が追加されている。しおりX方向位置31及びしおりY方向位置32は、画面表示する上でしおり名称の表示位置を指定するパラメータである。しおりX方向位置31は表示画面上の横方向の表示位置を示し、しおりY方向位置31は表示画面上の縦方向の表示位置を示す。例えば、X=0、Y=0であれば、表示画面の左端左上からしおり名称を表示することになる。
【0058】
一つの患者IDについて文書登録管理データファイルの作成が完了したら、文書登録が終了する。当該患者IDについて作成したしおり定義ファイルテーブルを初期化して処理を終了する(ステップS205)。
【0059】
上記文書登録管理データファイルは、データ処理部2の内部メモリ又はデータ蓄積部3に患者ID毎に保存される。そして、操作入力部5からデータ処理部2に対して患者IDを指定して文書登録管理データの表示要求があれば、患者IDに基づいて文書登録管理データファイルを読み出す。次に、文書登録管理データファイルからイメージファイルフルパス18,19にデータが設定されているレコードを特定し、特定したレコードから「0」以外のデータの設定されている段落階層10、14の段落文字列13を取り出す。取り出されたしおり名称が属しているレコード番号及び段落文字列13はしおり定義ファイルに従っているので、レコード番号及び段落文字列13に基づいて取り出されたしおり名称を表示させれば、しおり定義ファイルに定義された前後関係を維持したまま当該患者の登録文書がしおり名称にて表示されることになる。
【0060】
図14は、ある患者IDの文書登録管理データに基づいて登録文書をしおり名称にて表示した例を示している。しおり名称が画面左側に整列されていて、整列しているしおり名称の中からユーザが選択したしおり名称(検査記録(病理))に対応した登録画像が表示されている。文書登録管理データ上でしおりフォルダ名と当該フォルダの保存場所であるフルパスとが関連付けられているので、しおりフォルダの1頁目を容易に表示させることができる。
【0061】
次に、既に文書登録された患者について新たな書類を追加登録する場合について説明する。
【0062】
図15は書類を追加登録する場合のフロー図である。図3に示すしおり定義ファイルを読込み、前述したようにしおり定義ファイルの内容を図10に示すしおり定義ファイルテーブルに設定する(ステップS300)。
【0063】
次に、患者IDの入力を受け付け(ステップS301)、受け付けたIDに対応した文書登録管理データ(図13)を読込んで、その内容をしおり定義ファイルテーブルに設定する(ステップS302)。
【0064】
ここで、ステップS300で作成したしおり定義ファイルテーブルには、文書登録管理データに設定されているデータ内容のうちしおりフォルダのイメージファイルフルパスデータ以外は既に設定されているので、ステップS302では文書登録管理データ上のイメージファイルフルパスデータを該当個所に書き込むだけで良い。
【0065】
次に、区切り用紙が一番上に置かれた追加書類をスキャナ部1で読込む(ステップS303)。スキャナ部1で読込まれた読取画像データを1頁ずつ処理する。先ず、ステップS304の判定を経てから、読取画像データにバーコードデータが含まれているか否か判断する(ステップS305)。バーコードデータが含まれた読取画像データであれば区切り用紙であると判断してパス情報の書き込みへ処理を移行する。すなわち、認識したバーコードデータを基にしおり定義ファイルテーブルのレコードから段落コード12、16の内容が一致するレコードを検索する(ステップS306)。段落コード12、16の内容が一致するレコードがあれば(ステップS307)、ステップS301で受け付けた患者IDに対応するフォルダの配下にしおりフォルダを新規に作成する(ステップS308)。さらに、頁番号を初期化する(ステップS308)。また、対応するIDフォルダにあるバーコードデータファイル(INDEX.DAT)に、しおりフォルダを作成した基になったバーコードデータを書き込むとともにしおりフォルダ名を書き込む(ステップS309)。
【0066】
次に、ステップS309で作成したしおりフォルダ名をしおり定義ファイルテーブルの「イメージファイルフルパス1」18に書き込む(ステップS310)。この結果、しおり定義ファイルテーブル上で、しおりフォルダと追加登録文書の読取画像データとが関連づけられて定義されたことになる。
【0067】
次に、作成されたしおりフォルダ内に、読取画像データのファイルを格納し(ステップS311)、頁番号をインクリメントして(ステップS312)、上記ステップS304へ戻る。次のバーコードデータが検出されるまで追加登録文書の全頁についてステップS305からステップS311へ分岐して、ステップS308で作成したしおりフォルダ内に読取画像を順次格納する。
【0068】
一方、ステップS304の判定で未処理の頁が無くなったと判断された場合は、しおり定義テーブルファイルの内容を文書登録管理テータファイルに書き込む(ステップS314)。これにより、ステップS303で読込んだ追加登録文書のデータが反映された文書登録管理データが完成する。その後、しおり定義ファイルテーブルを初期化して処理を終了する(ステップS315)。また、ステップS307でバーコードデータと一致するレコードがなければ別の書類が混ざってしまった可能性があるので、エラーを表示して(ステップS313)、それ以前に正常に追加登録された分を文書登録管理データに書き込んで(ステップS314)、しおり定義ファイルテーブルを初期化して処理を終了する(ステップS315)。
【0069】
このように、追加文書を登録する場合であってもスキャナ部1から追加文書を読込むだけでしおり定義ファイルに定義した順番を維持した状態で登録文書を整列表示し得る文書登録管理データを取得することができる。
【0070】
次に、文書登録管理データから任意の文書を削除する場合の処理について説明する。
【0071】
図16は文書登録管理データから任意の文書を削除する場合のフロー図である。患者IDに対応した文書登録管理データを読込み、しおり定義ファイルテーブルに設定する(ステップS400)。例えば、管理画面から患者IDの入力と削除指示を受け付けて、書類削除の処理を起動する。
【0072】
次に、しおり定義ファイルテーブルから削除書類のイメージファイルフルパスに挿入されているデータを削除する(ステップS401)。操作画面上で削除対象の文書を特定可能にし、操作者が指定した文書を削除対象と認識する。
【0073】
次に、バーコードデータファイルから削除書類に対応したバーコードデータ及びしおりフォルダ名を削除する(ステップS402)。さらに、しおりフォルダとその配下のイメージファイルを削除する(ステップS403)。
【0074】
以上の処理により、しおり定義ファイルテーブルから削除書類のイメージファイルフルパスが削除され、患者ID配下のフォルダからしおりフォルダ及びイメージファイルが削除され、バーコードデータファイルから削除対象のしおりフォルダのバーコードデータ及びしおりフォルダ名が削除される。
【0075】
そして、しおり定義ファイルテーブルの内容を文書登録管理データファイルに設定して保存する。この結果、保存した文書登録管理データに基づいて登録文書を表示すれば文書削除後の画像が表示されるものとなる。
【0076】
以上の説明では区切り用紙にバーコードを付加しているが、これに限定されるものではなく、しおり名称を識別可能であれば他の二次元識別マーク、数字列などを使用することができる。
【0077】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、種類の異なる複数文書をランダムに並べたままで読み込みを行っても、登録文書は予め定義した順番に自動的に整列可能で、また後から追加・削除・修正が容易な文書管理装置及び文書管理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る文書管理装置の機能ブロック図
【図2】上記実施の形態に係る文書管理装置において使用するしおり定義ファイルフォーマットを示す図
【図3】しおり定義ファイルの具体例を示す図
【図4】バーコードの具体例を示す図
【図5】(a)専用区切り用紙の平面図
(b)入院病名紙と兼用する区切り用紙の平面図
【図6】上記実施の形態に係る文書管理装置において書類の読込み動作を示すフロー図
【図7】スキャナ部で書類を読込んだ際の生成フォルダを示す図
【図8】バーコードデータファイルのフォーマットを示す図
【図9】しおり情報に基づいた自動整列処理のフロー図
【図10】しおり定義ファイルの内容を読込んだしおり定義ファイルテーブルの状態を示す図
【図11】バーコードデータファイルの具体例を示す図
【図12】イメージファイルフルパスの一部にパス情報が登録された状態のしおり定義ファイルテーブルを示す図
【図13】文書登録管理データの構成図
【図14】しおり名称を表示させた表示例を示す図
【図15】上記実施の形態に係る文書管理装置において書類を追加登録する際のフロー図
【図16】上記実施の形態に係る文書管理装置において書類を削除する際のフロー図
【符号の説明】
1 スキャナ部
2 データ処理部
3 データ蓄積部
4 データ出力部
5 操作入力部
10 段落階層
11 段落桁数
12 段落コード
13 段落文字列
18 イメージファイルフルパス1
19 イメージファイルフルパス2
Claims (8)
- 書類名を示すしおり名称と書類を識別するインデックス情報とを対応づけて予め定義したしおり定義ファイルを記憶する記憶手段と、書類の画像を読み取る画像読取手段と、読取画像の中から区切り用紙に付したインデックス情報が検出される度にフォルダを作成し、次の区切り用紙までに読込まれた書類の画像ファイルを当該フォルダに格納するフォルダ生成手段と、前記検出されたインデックス情報と前記作成されたフォルダの位置情報とを対応づけたデータファイルを生成するファイル生成手段と、前記しおり定義ファイルと前記生成されたデータファイルとからしおり名称としおり名称に対応するインデックス情報としおり名称の書類の画像ファイルを格納したフォルダの位置情報とを関連づけたテーブルを生成するテーブル生成手段と、を具備する文書管理装置。
- 前記テーブル生成手段は、前記しおり定義ファイルからしおり名称としおり名称に対応するインデックス情報とを読込んでテーブルに展開し、前記データファイルからインデックス情報を読込んで前記展開したテーブル内に一致するインデックス情報があれば当該インデックス情報に対応させて前記データファイルのフォルダの位置情報を前記テーブルに書き込んでテーブルを生成することを特徴とする請求項1記載の文書管理装置。
- 前記テーブル生成手段によるテーブル生成後にしおり定義ファイルに定義済みの書類を後から登録する場合、追加分の書類を前記画像読取手段による画像の読取り及び前記フォルダ生成手段によるフォルダ作成を行った後、既に生成済みのデータファイルに今回検出されたインデックス情報と作成されたフォルダの位置情報との対応を追加し、前記テーブル生成手段により既に生成済みのテーブルに今回登録するしおり名称とインデックス情報とフォルダの位置情報との対応を追加することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の文書管理装置。
- 前記テーブル生成手段によるテーブル生成後に一部の書類を削除する場合、前記テーブル生成手段により生成されたテーブルから削除対象文書のフォルダの位置情報を削除し、前記データファイルから削除対象文書のインデックス情報とフォルダ名とを削除し、前記フォルダ生成手段により作成された当該フォルダと当該フォルダに格納された画像ファイルとを削除することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の文書管理装置。
- 書類の画像を読取り、読取画像の中から区切り用紙に付したインデックス情報が検出される度にフォルダを作成し、次の区切り用紙までに読込まれた書類の画像ファイルを当該フォルダに格納し、書類名を示すしおり名称と書類を識別するインデックス情報とを対応づけて所定の整列順で予め定義したしおり定義ファイルを用いて、前記検出されたインデックス情報としおり定義ファイルのインデックス情報とが一致した場合に、前記作成されたフォルダの位置情報と前記しおり名称とを関連づけたテーブルを生成することを特徴とする文書管理方法。
- 予め所望の順番に記載した書類名とこれらの書類を識別するためのバーコードとを対応させた定義テーブルを備え、前記バーコードが挿入された原稿を読み取り、読み取った原稿画像を前記バーコード毎に別々の保存場所に保存し、前記読取ったバーコードと一致する前記定義テーブルの内容と前記保存場所とを対応させて、ユーザが前記書類を操作する際には、前記定義テーブルの書類名の順番に書類名を表示し、ユーザが選択した書類名に対応の原稿画像を保存場所から読み出して表示することを特徴とする文書管理方法。
- 前記定義テーブルに書類名があって対応の原稿画像が保存されていない場合、ユーザが前記書類を操作する際には、前記保存されていない書類名を表示しないことを特徴とする請求項6記載の文書管理方法。
- 前記定義テーブルに記載の書類を後から追加登録する場合、追加先となる書類のIDを認識し、バーコードが挿入された追加原稿を読み取り、読み取った原稿画像を前記IDに対応する保存場所に前記バーコード毎に別々に保存し、前記読み取ったバーコードと一致する前記定義テーブルの内容と前記保存場所とを対応させることを特徴とする請求項6記載の文書管理方法。
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-
2002
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