JP2004200690A - ツリウム添加光ファイバ増幅器 - Google Patents

ツリウム添加光ファイバ増幅器 Download PDF

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Abstract

【課題】実用化済みの高出力励起光源のみを利用した励起構造を採択することにより、コンパクト化でき、価格競争力を高めることができるツリウム添加光ファイバ増幅器を提供する。
【解決手段】S−バンドに属する光信号を増幅するためのツリウム添加光ファイバ420と、ASEを生成するとともに該ASEの循環経路であるループ(250,260,270,210)を形成してこれにより循環するASEをフィルタリングすることにより、C−バンドに属する所定の波長でピーク値を示すASEをツリウム添加光ファイバを励起するために出力する第1ポンピング部200と、ツリウム添加光ファイバを励起するために励起光を出力する第2ポンピング部300と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光伝送システムに関し、特に、光伝送路上に配置される光ファイバ増幅器に関する。
最近、幾何級数的に増加するデータ量により、波長分割多重化(wavelength division multiplexing;WDM)光伝送システムにおいて伝送帯域幅の拡張が要求され、C−バンド(conventional band)(1530〜1560nm)とL−バンド(long band)(1570〜1600nm)のみならず、S−バンド(1450〜1500nm)を同時に利用する広帯域システムに関する研究が活発に進行されている。光伝送システムで光信号の増幅機能を行う光増幅器の場合、エルビウム(erbium)元素が添加された光ファイバ増幅器(erbium-doped fiber amplifier;EDFA)が広く利用されているが、その帯域幅は、C−バンドとL−バンドのそれぞれが30nm程度で制限されている。また、EDFA増幅帯域として使用される拡張し難いS−バンドを増幅するための新たな増幅媒体であるツリウム(thulium)イオンが添加された光ファイバ増幅器(thulium-doped fiber amplifier;TDFA)に対する研究も活発に進行されている。しかし、TDFAの場合、一般的に使用されるポンピング光源が1.05/1.56μmまたは1.4/1.56μmであるが、このような波長を有する光を生成する高出力レーザダイオード(laser diode;LD)の実用化という問題点がある。
図1は、従来技術によるツリウム添加光ファイバ増幅器の構成を示す。このツリウム添加光ファイバ増幅器は、DFB(distributed feedback)レーザダイオード112及びエルビウム添加光ファイバ増幅器114を有するポンプモジュール(pump module)110と、第1及び第2波長選択結合器(wavelength selective coupler;WSC)120,150と、第1及び第2アイソレータ(isolator)130,170と、ポンピング光源(pumping source)140と、ツリウム添加光ファイバ160と、から構成される。
DFBレーザダイオード112は、1.56μm波長の第1ポンピング光を出力し、エルビウム添加光ファイバ増幅器114は、第1ポンピング光を増幅して出力する。第1ポンピング光の出力が要求される出力に及ばないので、第1ポンピング光の出力を高めるためにエルビウム添加光ファイバ増幅器114が備えられる。エルビウム添加光ファイバ増幅器114は、エルビウム添加光ファイバと、該エルビウム添加光ファイバを励起するために0.98μm波長のポンピング光を出力するレーザダイオードと、第1ポンピング光をエルビウム添加光ファイバに結合させるための波長選択結合器とから構成することができる。第1波長選択結合器120は、S−バンドに属する入力光信号と第1ポンピング光とを結合して出力する。第1アイソレータ130は、第1波長選択結合器120とツリウム添加光ファイバ160との間に配置されることにより、光信号とは逆方向に進行する逆方向光を遮断する。ポンピング光源140は、ツリウム添加光ファイバ160を励起するために0.98μm波長の第2ポンピング光を出力し、第2波長選択結合器150は、入力される光信号及び第1ポンピング光と第2ポンピング光とを結合して出力する。ツリウム添加光ファイバ160は、第1及び第2ポンピング光により励起され、光信号を増幅して出力する。第2アイソレータ170は、ツリウム添加光ファイバ160の後方に配置され、光信号とは逆方向に進行する逆方向光を遮断する。
このように、従来技術によるツリウム添加光ファイバ増幅器は、実用化されたレーザダイオードをポンピング光源として利用し、0.98/1.56μmのポンピング光を使用する。このような場合に、0.98μm波長のポンピング光を生成するポンピング光源としては実用化済みの高出力レーザダイオードを使用することができるが、1.56μm波長のポンピング光を生成する高出力レーザダイオードは実用化されていないので、一般的な低出力DFBレーザダイオードによるポンピング光をEDFAで増幅して使用する。しかし、このような場合には、別途の1.56μmのDFBレーザダイオードとEDFAが必要であるので、コストアップのみならず、ボリュームの大きさからシステムの集積化に難点がある。
以上の背景に鑑みて本発明の目的は、実用化済みの高出力ポンピング光源のみを利用したポンピング構造を採択することにより、従来に比べてボリュームを減少させることができ、価格競争力を高めることができるツリウム添加光ファイバ増幅器を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明によるツリウム添加光ファイバ増幅器は、S−バンドに属する光信号を増幅するためのツリウム添加光ファイバと、このツリウム添加光ファイバを励起するためにC−バンドに属する所定の波長でピーク値を示す増幅自然放出光(ASE)を出力する第1ポンピング部と、ツリウム添加光ファイバを励起するためにポンピング光を出力する第2ポンピング部と、を備えることを特徴とする。
その第1ポンピング部は、増幅自然放出光を生成するためのエルビウム添加光ファイバと、該エルビウム添加光ファイバの一方の側に配置され、増幅対象の光信号と増幅自然放出光を結合する結合器と、エルビウム添加光ファイバの他方の側に配置され、増幅自然放出光をパワー分割して結合器へ循環させる循環経路のループを形成する分岐部と、このループ上に配置され、C−バンドに属する所定の透過波長により、当該ループを循環する増幅自然放出光をフィルタリングするフィルタと、を備える構造とすることができる。この場合、第1ポンピング部は、エルビウム添加光ファイバの励起用に、所定の波長の光を出力するポンプレーザダイオードを備えることができる。また、第2ポンピング部も、所定の波長の光を出力するポンプレーザダイオードを備えることができ、これらポンプレーザダイオードが出力する所定の波長は、0.98μmのものを使用することができる。
また、本発明によれば、ツリウム添加光ファイバ増幅器において、S−バンドに属する光信号を増幅するためのツリウム添加光ファイバと、増幅自然放出光を生成するとともに該増幅自然放出光の循環経路であるループを形成してこれにより循環する前記増幅自然放出光をフィルタリングすることにより、C−バンドに属する所定の波長でピーク値を示す増幅自然放出光を前記ツリウム添加光ファイバを励起するために出力する第1ポンピング部と、ツリウム添加光ファイバを励起するためにポンピング光を出力する第2ポンピング部と、を備えることを特徴とする。
第1ポンピング部は、増幅自然放出光を生成するためのエルビウム添加光ファイバと、このエルビウム添加光ファイバの一方の側に配置され、増幅対象の光信号と増幅自然放出光を結合する結合器と、エルビウム添加光ファイバの他方の側に配置され、増幅自然放出光をパワー分割して結合器へ循環させる循環経路のループを形成する分岐部と、このループ上に配置され、C−バンドに属する所定の透過波長により、当該ループを循環する増幅自然放出光をフィルタリングして出力するフィルタと、を備える構成とすることができる。この場合の第1ポンピング部は、エルビウム添加光ファイバを励起するためのポンピング光を出力するポンピング光源と、該ポンピング光をエルビウム添加光ファイバに結合させるための結合器と、をさらに備えることができる。また、第1ポンピング部は、ループ上に配置され、増幅自然放出光を一方向にのみ通過させるアイソレータをさらに備えることもできる。
第2ポンピング部は、ツリウム添加光ファイバを励起するためにポンピング光を出力するポンピング光源と、このポンピング光をツリウム添加光ファイバに結合させるための結合器と、を備える構成とすることができる。
また、第1ポンピング部は、ツリウム添加光ファイバの前方に配置されてツリウム添加光ファイバの前方励起(front-pumping)を遂行するものとし、そして、この第1ポンピング部とツリウム添加光ファイバとの間に配置されてツリウム添加光ファイバから逆流する光を遮断するアイソレータをさらに備えることができる。あるいは、第1ポンピング部は、ツリウム添加光ファイバの後方に配置されてツリウム添加光ファイバの後方励起(rear-pumping)を遂行するものとすることもできる。
本発明によるツリウム添加光ファイバ増幅器は、S−バンドの光信号を増幅するために、実用化された高出力ポンピング光源のみを利用したポンピング構造を採択することにより、従来に比べてボリュームを減少させることができ、価格競争力を高めることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記説明において、本発明の要旨のみを明瞭するために公知の機能又は構成に対する詳細な説明は省略する。なお、図面中、同一な構成要素及び部分には、可能な限り同一な符号及び番号を共通使用するものとする。
図2は、本発明によるツリウム添加光ファイバ増幅器の第1実施例を示す。この例のツリウム添加光ファイバ増幅器は、第1ポンピング部200と、第2及び第3アイソレータ410,430と、第2ポンピング部300と、ツリウム添加光ファイバ420とを備える。
第1ポンピング部200は、ツリウム添加光ファイバ420を励起するためにC−バンドに属する所定の波長でピーク値を示す増幅自然放出光(amplified spontaneous emission;ASE)を出力する。この第1ポンピング部200は、第1及び第2波長選択結合器230,210と、第1ポンピング光源220と、エルビウム添加光ファイバ240と、分岐部250と、フィルタ260と、第1アイソレータ270とを備える。
第2波長選択結合器210は、エルビウム添加光ファイバ240の前方に配置され、入力されたS−バンドに属する光信号とC−バンドに属するフィルタリングされた増幅自然放出光とを結合して出力する。
第1ポンピング光源220は、エルビウム添加光ファイバ240を励起するために0.98μm波長のポンピング光を出力する。第1ポンピング光源220としては、0.98μm波長の光を出力する実用化済み高出力のポンプレーザダイオードを使用することができる。
第1波長選択結合器230は、第1ポンピング光源220から入力されるポンピング光と、第2波長選択結合器210を通じて入力される光信号及び増幅自然放出光とを結合して出力する。
エルビウム添加光ファイバ240は、第1波長選択結合器230を通じて入力されるポンピング光により励起されることにより、増幅自然放出光を発生させる。また、エルビウム添加光ファイバ240は、第1波長選択結合器230を通じて入力されるフィルタリング後の増幅自然放出光をエルビウムイオンの誘導放出を利用して増幅出力する。このエルビウム添加光ファイバ240は、1.56μmの波長で高出力を出すように最適化することにより、第1波長選択結合器230を通じて入力されるS−バンドの光信号を、エルビウム添加光ファイバ240内で損失なく通過させられる。
分岐部250は、エルビウム添加光ファイバ240の後方に配置され、第2波長選択結合器210とともに、増幅自然放出光の循環経路であるループ(loop)を形成する。分岐部250は、入力される増幅自然放出光をパワー分割し、そのパワー分割した一部(例えば、10%)をループへ出力し、該パワー分割した残り(例えば、90%)を第2アイソレータ410へ出力する。ループへ入力された増幅自然放出光はループに沿って循環する。このような分岐部250は、入力された光を1:9の比率でパワー分割するビームスプリッタ(beam splitter;BS)を使用することができる。
フィルタ260は、ループ上に配置され、C−バンドに属する所定の透過波長により、循環する増幅自然放出光をフィルタリングして出力する。すなわち、フィルタ260は、入力された増幅自然放出光における1.56μmの波長を有する成分のみを透過させ、その残りは遮断する。
第1アイソレータ270は、ループ上に配置され、フィルタ260を通過した増幅自然放出光を通過させ、その逆方向に進行する光は遮断する。すなわち、第1アイソレータ270は、第2波長選択結合器210から逆流してくる光を遮断する。
フィルタリングされた増幅自然放出光は、第2波長選択結合器210へ入力され、第2波長選択結合器210は、フィルタリングされた増幅自然放出光と光信号とを結合して出力する。このような循環過程を通じて、第1ポンピング部200は、1.56μmの波長を有する高出力の増幅自然放出光を出力する。
第2アイソレータ410は、分岐部250と第2ポンピング部300との間に配置されることにより、分岐部250から入力される光信号及び増幅自然放出光を通過させ、その逆方向に進行する光を遮断する。
第2ポンピング部300は、ツリウム添加光ファイバ420を励起するためにポンピング光を出力し、第2ポンピング光源310と第3波長選択結合器320とを備える。
第2ポンピング光源310は、ツリウム添加光ファイバ420を励起するために0.98μm波長のポンピング光を出力する。この第2ポンピング光源310は、0.98μm波長の光を出力する実用化済み高出力のポンプレーザダイオード(pump LD)を使用することができる。
第3波長選択結合器320は、第2ポンピング光源310から入力されるポンピング光と第2アイソレータ410を通じて入力される光信号及び増幅自然放出光とを結合して出力する。
ツリウム添加光ファイバ420は、第3波長選択結合器320を通じて入力されるポンピング光と増幅自然放出光により励起されることにより、その内部を通過する光信号を増幅して出力する。
第3アイソレータ430は、ツリウム添加光ファイバ420の後方に配置され、ツリウム添加光ファイバ420を通じて入力される光信号は通過させ、その逆方向に進行する光は遮断する。
図3は、本発明によるツリウム添加光ファイバ増幅器の第2実施例を示す。
この例のツリウム添加光ファイバ増幅器は、第2及び第3アイソレータ710,730と、第2ポンピング部600と、ツリウム添加光ファイバ720と、第1ポンピング部500とを備える。
第2アイソレータ710は、第2ポンピング部600の前方に配置され、入力光信号は通過させ、その逆方向に進行する光は遮断する。
第2ポンピング部600は、ツリウム添加光ファイバ720を励起するためにポンピング光を出力し、この第2ポンピング部600は、第2ポンピング光源610と第3波長選択結合器620とを備える。
第2ポンピング光源610は、ツリウム添加光ファイバ720を励起するために0.98μm波長のポンピング光を出力する。この第2ポンピング光源610は、0.98μm波長の光を出力する実用化済み高出力のポンプレーザダイオードを使用することができる。
第3波長選択結合器620は、第2ポンピング光源610から入力されるポンピング光と第2アイソレータ710を通じて入力される光信号とを結合して出力する。
ツリウム添加光ファイバ720は、第3波長選択結合器710から入力されるポンピング光と第1増幅部500から入力される増幅自然放出光により励起されることにより、その内部を通過する光信号を増幅して出力する。
第1ポンピング部500は、ツリウム添加光ファイバ720を励起するためにC−バンドに属する所定の波長でピーク値を示す増幅自然放出光を出力する。この第1ポンピング部500は、分岐部510、第1ポンピング光源520、第1波長選択結合器530、エルビウム添加光ファイバ540、第2波長選択結合器550、フィルタ560、及び第1アイソレータ570を備える。
分岐部510は、ツリウム添加光ファイバ720の後方に配置され、第2波長選択結合器550とともに、増幅自然放出光の循環経路であるループを形成する。分岐部510は、入力される増幅自然放出光をパワー分割し、そのパワー分割した一部(例えば、10%)をループへ出力し、そのパワー分割した残り(例えば、90%)をツリウム添加光ファイバ720へ出力する。ループへ入力された増幅自然放出光は、ループに沿って循環するようになる。この分岐部510は、入力された光を1:9の比率でパワー分割するビームスプリッタを使用することができる。
第1ポンピング光源520は、エルビウム添加光ファイバ540を励起するために0.98μm波長のポンピング光を出力する。この第1ポンピング光源520は、0.98μm波長の光を出力する実用化済み高出力のポンプレーザダイオードを使用することができる。
第1波長選択結合器530は、第1ポンピング光源520からのポンピング光と分岐部510を通じて入力される光信号とを結合して出力し、また、エルビウム添加光ファイバ540から生成されて逆方向に進行する増幅自然放出光を通過させる。
エルビウム添加光ファイバ540は、第1波長選択結合器530を通じて入力されるポンピング光により励起されることにより、増幅自然放出光を発生させる。また、エルビウム添加光ファイバ540は、第2波長選択結合器550を通じて入力されるフィルタリング後の増幅自然放出光をエルビウムイオンの誘導放出を利用して増幅出力する。エルビウム添加光ファイバ540は、1.56μmの波長で高出力を出すように最適化することにより、第1波長選択結合器530を通じて入力されるS−バンドの光信号を、エルビウム添加光ファイバ540内でほぼ吸収せず通過させられる。
第2波長選択結合器550は、エルビウム添加光ファイバ240の後方に配置され、入力されるS−バンドに属する光信号を第3アイソレータ730へ出力し、C−バンドに属するフィルタリング後の増幅自然放出光をエルビウム添加光ファイバ540へ出力する。
第1アイソレータ570はループ上に配置され、増幅自然放出光を通過させ、その逆方向に進行する光は遮断する。すなわち、第1アイソレータ570は、フィルタ560から逆流してくる光を遮断する。
フィルタ560はループ上に配置され、C−バンドに属する所定の透過波長により、循環する増幅自然放出光をフィルタリングして出力する。すなわち、フィルタ560は、入力された増幅自然放出光における1.56μmの波長を有する成分のみを透過させ、その残りは遮断する。
フィルタ560を通過したフィルタリング後の増幅自然放出光は、第2波長選択結合器550へ入力され、第2波長選択結合器550は、フィルタリング後の増幅自然放出光をエルビウム添加光ファイバ540へ出力する。このような循環過程を通じて、第1ポンピング部500は、1.56μmの波長を有する高出力の増幅自然放出光を出力するようになる。
第3アイソレータ730は、第2波長選択結合器550の後方に配置され、第2波長選択結合器550を通じて入力される光信号は通過させ、その逆方向に進行する光は遮断する。
以上、本発明の詳細について具体的な実施形態に基づき説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形が可能なのは明らかである。従って、本発明の範囲は、上記実施形態に限るものでなく、特許請求の範囲のみならず、その範囲と均等なものにより定められるべきである。
従来技術によるツリウム添加光ファイバ増幅器の構成を示す図。 本発明によるツリウム添加光ファイバ増幅器の第1実施例を示す図。 本発明によるツリウム添加光ファイバ増幅器の第2実施例を示す図。
符号の説明
200 第1ポンピング部
210,230 波長選択結合器
220 ポンピング光源
240 エルビウム添加光ファイバ
250 分岐部
260 フィルタ
270 アイソレータ
300 第2ポンピング部
310 ポンピング光源
320 波長選択結合器
410,430 アイソレータ
420 ツリウム添加光ファイバ
500 第1ポンピング部
510 分岐部
520 ポンピング光源
530,550 波長選択結合器
540 エルビウム添加光ファイバ
560 フィルタ
570 アイソレータ
600 第2ポンピング部
610 ポンピング光源
620 波長選択結合器
710,730 アイソレータ
720 ツリウム添加光ファイバ

Claims (12)

  1. ツリウム添加光ファイバ増幅器において、
    S−バンドに属する光信号を増幅するためのツリウム添加光ファイバと、
    前記ツリウム添加光ファイバを励起するためにC−バンドに属する所定の波長でピーク値を示す増幅自然放出光を出力する第1ポンピング部と、
    前記ツリウム添加光ファイバを励起するための第2ポンピング部と、を備えることを特徴とするツリウム添加光ファイバ増幅器。
  2. 第1ポンピング部は、
    増幅自然放出光を生成するためのエルビウム添加光ファイバと、
    該エルビウム添加光ファイバの一方の側に配置され、増幅対象の光信号と前記増幅自然放出光を結合する結合器と、
    前記エルビウム添加光ファイバの他方の側に配置され、前記増幅自然放出光をパワー分割して前記結合器へ循環させる循環経路のループを形成する分岐部と、
    前記ループ上に配置され、C−バンドに属する所定の透過波長により、当該ループを循環する増幅自然放出光をフィルタリングするフィルタと、を備える請求項1記載のツリウム添加光ファイバ増幅器。
  3. 第1ポンピング部は、エルビウム添加光ファイバの励起用に、所定の波長の光を出力するポンプレーザダイオードを備える請求項2記載のツリウム添加光ファイバ増幅器。
  4. 第2ポンピング部は、所定の波長の光を出力するポンプレーザダイオードを備える請求項1記載のツリウム添加光ファイバ増幅器。
  5. ポンプレーザダイオードが出力する所定の波長は、0.98μmである請求項3又は請求項4記載のツリウム添加光ファイバ増幅器。
  6. ツリウム添加光ファイバ増幅器において、
    S−バンドに属する光信号を増幅するためのツリウム添加光ファイバと、
    増幅自然放出光を生成するとともに該増幅自然放出光の循環経路であるループを形成してこれにより循環する前記増幅自然放出光をフィルタリングすることにより、C−バンドに属する所定の波長でピーク値を示す増幅自然放出光を前記ツリウム添加光ファイバを励起するために出力する第1ポンピング部と、
    前記ツリウム添加光ファイバを励起するためにポンピング光を出力する第2ポンピング部と、を備えることを特徴とするツリウム添加光ファイバ増幅器。
  7. 第1ポンピング部は、
    増幅自然放出光を生成するためのエルビウム添加光ファイバと、
    前記エルビウム添加光ファイバの一方の側に配置され、増幅対象の光信号と前記増幅自然放出光を結合する結合器と、
    前記エルビウム添加光ファイバの他方の側に配置され、前記増幅自然放出光をパワー分割して前記結合器へ循環させる循環経路のループを形成する分岐部と、
    前記ループ上に配置され、C−バンドに属する所定の透過波長により、当該ループを循環する増幅自然放出光をフィルタリングして出力するフィルタと、を備える請求項6記載のツリウム添加光ファイバ増幅器。
  8. 第1ポンピング部は、
    エルビウム添加光ファイバを励起するためのポンピング光を出力するポンピング光源と、
    前記ポンピング光を前記エルビウム添加光ファイバに結合させるための結合器と、をさらに備える請求項7記載のツリウム添加光ファイバ増幅器。
  9. 第1ポンピング部は、ループ上に配置され、増幅自然放出光を一方向にのみ通過させるアイソレータをさらに備える請求項7記載のツリウム添加光ファイバ増幅器。
  10. 第2ポンピング部は、
    ツリウム添加光ファイバを励起するためにポンピング光を出力するポンピング光源と、
    前記ポンピング光を前記ツリウム添加光ファイバに結合させるための結合器と、を備える請求項6記載のツリウム添加光ファイバ増幅器。
  11. 第1ポンピング部は、ツリウム添加光ファイバの前方に配置されて前記ツリウム添加光ファイバの前方励起(front-pumping)を遂行し、そして、この第1ポンピング部と前記ツリウム添加光ファイバとの間に配置されて前記ツリウム添加光ファイバから逆流する光を遮断するアイソレータをさらに備える請求項6記載のツリウム添加光ファイバ増幅器。
  12. 第1ポンピング部は、ツリウム添加光ファイバの後方に配置されて前記ツリウム添加光ファイバの後方励起(rear-pumping)を遂行する請求項6記載のツリウム添加光ファイバ増幅器。
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