JP2004199541A - タッチパネル及びそれを備えた画面入力型表示装置 - Google Patents

タッチパネル及びそれを備えた画面入力型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】耐水性、耐湿性の優れたタッチパネルを得る。
【解決手段】透明絶縁基板2、12の片面に透明電極3、13と透明電極3、13に接続する引き回し電極4、5、14、15を設けた一対の上下基板1、11を対向位置して、一定の隙間を持たせて前記一対の上下基板1、11の外周縁をシール材でシールするタッチパネルにおいて、前記シール材51、52は、隣り合って少なくとも2連の環状の輪に形成されており、前記少なくとも2連の環状の輪はそれぞれ少なくとも1つの封口部51a、52aを同一場所に有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ATM、カーナビゲーション、自動販売機、複写機、各種端末機等の機器において、液晶ディスプレイ等の表示画面上に配置し、透視した画面の指示に従って使用者が情報の表示画面を指やペンで直接押してデータの入力が行われるタッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術における抵抗膜式タッチパネルは、可撓性を有する透明絶縁基板の下面に透明電極とこの透明電極に接続する引き回し電極を形成した上基板と、同じく上面に透明電極とこの透明電極に接続する引き回し電極を形成し、前記透明電極の上面にドットスペーサを一定間隔に配設した下基板とが、所定の隙間を持って透明電極同士が対面するような配置構造を取っている。そして、このタッチパネルを液晶表示装置等の表示装置の上面側に配置して使用される。表示装置の表示部分に位置する所のタッチパネルを指又はペンで押すことによって、タッチパネルの上基板が撓んでその押した所の透明電極が下基板の透明電極に接触し、そして、その接触点の位置が電気抵抗の測定によって検知されて入力情報が読みとられる。
【0003】
以下、従来例を図5〜8を用いて説明する。図5は従来技術におけるタッチパネルの平面図、図6は図5におけるE−E断面図、図7は図5における下基板の平面図、図8は図5における上基板の平面図を示している。
【0004】
図5、図6、図7、図8に示すように、従来例のタッチパネル20は形状が長方形をなす下基板1と可撓性を有する上基板11とを備えている。下基板1は、板厚が1.1mmの透明なガラスからなる透明絶縁基板2と、この透明絶縁基板2の上面に形成された透明電極3と、この透明電極3の両端部に沿って接続形成されて透明絶縁基板2の片方端にあるFPC取付部Sまで延設した引き回し電極4及び5と、FPC取付部S近辺に形成された接続電極6、7と、透明電極3上にマトリックス状に配置したドットスペーサ8とで構成されている。上記接続電極6、7は、上基板11の引き回し電極14、15に電気供給を行うためにFPC取付部S近辺に設けられており、上基板11の引き回し電極14、15と接続される。
【0005】
上基板11は、板厚が0.2mmの可撓性のある透明なマイクロガラスからなる透明絶縁基板12と、この透明絶縁基板12の下面に形成されている透明電極13と、この透明電極13の両端部に沿って接続形成されてFPC取付部S方向に向かって延設された引き回し電極14、15とで構成されている。
【0006】
そして、シール材17を介して下基板1と上基板11とが所定の隙間を有して接合されている。また、上基板11に設けられた引き回し電極14及び15はその接続部A及びBにおいて下基板1に設けた接続電極6、7と導電性接着剤を介して接続され導通がとられている。
【0007】
また、防眩性を高めて透視性や品質表示を良くするために、上基板11の上面には偏光板18、下基板1の下面には位相差板19が貼付けられている。また、下基板1のFPC取付部SにはFPC9が取り付けられて外部との導通が図られるようになっている。
【0008】
上記構造を成すタッチパネル20の各構成要素部品は次のようになっている。下基板1を構成する透明絶縁基板2は透明なガラスが用いられる。このガラスはソーダガラスや石英ガラス、アルカリガラス、ほうけい酸ガラス、普通板ガラス等が利用でき、反り等が起きない程度の厚さのものが使われる。多くは0.7〜1.1mmのものが選択される。上基板11を構成する透明絶縁基板12は可撓性を必要とするところなので透明な薄板ガラスや透明なプラスチックフイルムが用いられる。一般的に、耐熱性が求められる機器(例えば、カーナビゲーション等)にはガラスが使用される。上記従来例は耐熱性や衝撃性にも強く、且つ可撓性も有する0.2mm厚みのマイクロガラスを使っている。
【0009】
下基板1を構成する透明電極3及び上基板11を構成する透明電極13は錫をドープした酸化インジウムのITO(Indium Tin Oxide)膜で、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、印刷法等で形成する。この透明電極3及び13は高抵抗値であることが求められるため250〜500オングストロームの範囲で非常に薄く形成する。このITO膜は、基板全面に形成したものをフォトリソグラフィにより不要部分を除去し、必要な部分を残して形成する。
【0010】
下基板1を構成する引き回し電極4、5、接続電極6、7、及び上基板11を構成する引き回し電極14、15は、透明電極3、13に印加するために設けるもので、銀粉や銅粉等の高導電性金属粉を熱硬化性のエポキシ樹脂等に混ぜ合わせてインク化したものをスクリーン印刷等の印刷方法で形成する。タッチパネルの性能上、これらの電極の抵抗値が低ければ低いほど良いものであり、一般に、透明電極のシート抵抗値に対してこれらの電極のシート抵抗値は100分の1以下であることが必要とされている。そこで、これらの電極の印刷の厚さを増したり、幅を広くしたりして抵抗値を小さく押さえる設計がなされている。厚さと幅はタッチパネルの大きさによっても異なるが、一般に厚さは10〜30μm、幅は0.5〜10mmの範囲で設計されている。また、これらの電極は加熱処理して硬化処理が施される。また、これらの電極はそれぞれ接触しないように十分な間隔を取って設計される。
【0011】
下基板1を構成するドットスペーサ8は、押圧した部分以外の部分の透明電極同士が接触しないために設けるもので、透明なアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、その他の透明な樹脂材料をスクリーン印刷等の方法でドットマトリックス状に一定間隔に形成し、その後、熱または紫外線で硬化処理を施して形成する。このドットスペーサ8は目に見えない大きさであることが求められることから、直径30〜60μm、高さは2〜5μm、ドット間隔は1〜8mmの範囲で設計される。
【0012】
シール材17は、スペーサ粒子を分散させたエポキシ樹脂接着剤やアクリル樹脂接着剤等をスクリーン印刷等の方法で印刷して形成する。ここで使われるスペーサ粒子は上基板11と下基板1との隙間を一定隙間に保持するために設けられるもので、所定の大きさのプラスチックボールやファイバーガラス等が利用される。このプラスチックボールやファイバーガラスの大きさは、上基板11の透明絶縁基板12の材質や厚さによって異なるが、0.2mmのマイクロガラスを使用した場合は概ね10μm前後の大きさのものが選択される。このシール材17は上基板11または下基板1の何れか一方に印刷した後、上基板11と下基板1とを位置を合わせて貼合わせ、加圧の下で加熱処理を施して硬化させ、接合を行っている。
【0013】
偏光板18と位相差板19は防眩性を高めて透視性や表示品質を良くするために設けている。偏光板18は、様々なものが使用されているが一例をあげると、ポリビニールアルコールフイルムを常法により一軸延伸することによって厚さが20μmの偏光フイルムを作成し、この両面に厚さが80μmのセルロース系フイルムを張り合わせて厚さ180μmの偏光板としたもの等が利用できる。また、位相差板19は、ポリカーボネイトを素材として形成され、厚さ80μm程度である。
【0014】
カーナビゲーションなどの画面入力型表示装置は、高温・高湿に強いタッチパネルが要求されることから、最近では上基板にガラスを使うタッチパネルが使われるようになってきている。また、複写機やFAXなどの事務機にもガラスを使ったタッチパネルが市場に現れてきている。しかしながら、上記の構造を取る従来のタッチパネルを採用する画面入力型表示装置にあっては、上下基板の外周縁をシールした僅かな厚みのシール材から水分などが浸透し、内部に設けた透明電極や引き回し電極を変質させ、経時的に抵抗値の変化などを起こして機能上の問題を起こしていた。このため、耐水性や耐湿性向上に色々な研究が成されてきた。
【0015】
そして、特開平10−207630号公報、特開2002−215331号公報、特開2002−229672号公報などにその技術が開示された。特開平10−207630号公報に開示された技術は、タッチパネルの周囲をゴムなどの絶縁物質の第1の枠で覆い、更にこれを高剛性のある第2の枠に収めて、筐体に組み込むものである。また、 特開2002−229672号公報に開示された技術は、タッチパネルの外周縁部を覆う本体ケースとの間に衝撃吸収部材からなるシール部材を配置して、このシール部材とタッチパネル及び本体ケースを粘着材で一体化したものである。これらの2つの技術はタッチパネルを保持する筐体などの部材との間において防水、防滴構造を取り入れたものである。
【0016】
また、特開2002−215331号公報に開示された技術は、シール材の厚みを8μm以下に制限したものである。厚みを制限して浸透する水分を小さく押さえる技術である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記シール材に用いられるエポキシ樹脂もしくはアクリル樹脂等は、気体の遮蔽性は良好であるが、タッチパネル周辺に水分、即ち湿気が存在すると僅かづつこの水分をタッチパネルの上下基板で囲まれた内部の空隙に浸透し、液晶表示装置などに重ねられて使用されるケースが多いタッチパネルの表示面に曇りが生ずる問題があった。この問題の解決に関する技術として、タッチパネルと筐体などの間に防水、防滴構造を取る方法考えられるが、この方法は付加部品も多くなりコストが高くなると云う問題がある。また、当然ながらタッチパネル及び筐体などを収納するスペースも広く必要とされる。後者のシール材の厚みを制限するものは、厚いものより確かに効果が生まれるが、長い期間の中では水分の浸透は避けられず、益々厳しい品質が要求される今日では十分とは云い切れないものとなってきている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑みて成されたもので、その目的とするところは耐水性や耐湿性に優れたタッチパネルを得ることにある。この目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、透明絶縁基板の片面に透明電極と透明電極に接続する引き回し電極を設けた一対の上下基板を対向配置して、一定の隙間を持たせて前記一対の上下基板の外周縁をシール材でシールするタッチパネルにおいて、前記シール材は、隣り合って少なくとも2連の環状の輪に形成されており、前記少なくとも2連の環状の輪はそれぞれ少なくとも1つの封口部を同一場所に有していることを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記2連の環状の輪は一定の隙間を設けた間隔で形成されていることを特徴とするものである。
【0020】
また、本発明の請求項3に係る発明は、前記封口部は開口部を封止部材でもって封止した封口部であて、前記2連の環状の輪のそれぞれの封口部はつながった封止部材によって封口されていることを特徴とするものである。
【0021】
また、本発明の請求項4に係る発明は、前記開口部両端のシール材は外側に向かって少し飛び出した飛び出し部を有することを特徴とするものである。
【0022】
また、本発明の請求項5に係る発明は、前記封口部を形成する封止部材は前記シール材の飛び出し部を覆っていることを特徴とするものである。
【0023】
また、本発明の請求項6に係る発明は、前記請求項1乃至5のいずれかに記載のタッチパネルを備えたことを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本実施の形態を図1、図2、図3、図4を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に係るタッチパネルの平面図、図2は図1におけるY−Y部分の拡大断面図、図3は図1における封口部Tの拡大平面図、図4は図3における封口前の拡大平面図を示している。尚、従来例と全く同じ構成部品は同一符号を付して説明する。
【0025】
図1、図2、図3、図4より、本発明のタッチパネル50は上基板11と下基板1とを第1のシール材51及び第2のシール材52を介して接合し、上基板11の上面に偏光板18、下基板1の下面に位相差板19を貼付けたものである。上基板11には、従来例と同様に、その下面に長方形状の透明電極13と、この透明電極13の両端部に沿って接続形成された2本の引き回し電極14、15とが設けられている。また、下基板1には、従来例と同様に、その上面に長方形状の透明電極3と、この透明電極3の両端部に沿って接続形成されて後述するFPC取付部Sまで延設された2本の引き回し電極4、5と、透明電極3の上面にマトリックス状に形成された複数個のドットスペーサ8と、上基板11の2本の引き回し電極14、15に導通を取るために設けた2本の接続電極6、7とが設けられている。ここで、接続電極6は上基板11の引き回し電極14と接続部Bの所で導電性接着剤を介して接続されており、また、接続電極7は上基板11の引き回し電極15と接続部Aの所で導電性接着剤を介して接続されている。また、図示はしていないがFPCケーブルが、従来例と同様に、FPC取付部Sの所において下基板1の接続電極6、7及び引き回し電極4、5に異方性導電接着剤を介して接続されている。そして、外部からそれぞれの引き回し電極に導通が取れるようになっている。
【0026】
本実施形態の第1のシール材51と第2のシール材52は上下基板1、11の外周縁に沿ってそれぞれ隣り合って外周縁を周回する形で、2連の環状の輪の形状で設けられている。また、この2連の第1のシール材51及び第2のシール材52は図中上端の中央部付近に封口部Tを有している。この封口部Tは第1のシール材51の封口部51aと第2のシール材52の封口部52aが封口部材55によってつながって封口された状態になっている。
【0027】
封口部Tの封口前の状態は図4に示しているが、第1のシール材51には開口部51dが設けられており、また、第2のシール材52にも、第1のシール材51の開口部51dとほぼ同じ場所に、開口部52dが設けられている。更に、これらの開口部51d、52d付近のシール材51、52はその開口両端において外側に向かって少し飛び出した飛び出し部51b、51c及び52b、52cを有している。
【0028】
第1のシール材51及び第2のシール材52は、10μm前後のスペーサ粒子を分散させた熱硬化性のエポキシ樹脂インクを上下基板11、1のいずれか一方にスクリーン印刷して形成する。また、この熱硬化性のエポキシ樹脂はBステージ型の熱硬化性エポキシ樹脂を使っている。即ち、80度位で一度半硬化させ、上下基板11、1を対向配置して位置を合わせこんで加圧の下で160度位の高温で略2時間位加熱して本硬化させている。そして、上下基板11、1を接合している。高温で加熱したときに内部の空気が膨張する。従って、この膨張空気を外部に逃がすために上述した如くシール材51及び52に開口部51dと52dを設けている。そして、上下基板11、1を接合した後に、開口部51d及び52dから窒素やドライエアガスなどを注入して、開口部51d及び52dを封止部材55で図3で示したように封止する。封止部材55はアクリル樹脂などのUV硬化樹脂などが使われる。
【0029】
開口部51d及び52d付近のシール材51、52は図4で示したようにそれぞれ飛び出し部51b、51c及び52b、52cを有している。封止部材55を流し込んでそれぞれの飛び出し部を覆う形で封止する。
【0030】
次に、隣り合って設けた2連のシール材、即ち、第1のシール材51と第2のシール材52は一定の隙間Zをおいて同じ高さで設けられる。シール材51、52の高さは上下基板の所要の隙間で設計する。また、シール材51とシール材52の幅は本実施形態ではいずれも略1.5mmの同じ幅に設けたものであるが、これは概ね1〜3mmの範囲で設定するのが好ましい。外側の第1のシール材51の幅を大きく、内側の第2のシール材52の幅を小さくすることも可能である。また、隙間は概ね1〜2mmの範囲で設定するのが好ましい。この隙間Zは第1のシール材51を浸透した水分を貯めるために設けてある。狭く設計すると余り水分を貯めることができなくなり、第2のシール材52への浸透が早まり効果が薄れてしまう。また、広く設計すると上下基板を大きくしなければならない。
【0031】
本実施形態では、上記述べたシール材以外は従来例の構成部品と全く同一のものを使用している。従って、他の構成部品の詳細説明は省略する。
【0032】
以上の構成から、一定の隙間を有して隣り合って第1のシール材51と第2のシール材52の2連のシール材を設けることによって、外部から第1のシール材51に浸透した水分等は一旦隙間Zの空間域に溜まるので、更に第2のシール材52を浸透して内部に達するには相当に長い期間を必要とする。このことにより、従来のタッチパネルから比較すると耐水性、耐湿性の面で飛躍的に優れたタッチパネルが得られる。
【0033】
また、封止部Tの構造を上記のように封止部材55が飛び出し部を覆う構造にしているので、飛び出し部が土堤の役目をなすので、水分が封止部材55とシール材51、52との接着境目を浸透しずらく、接着境目からの水分浸透を防止しする。
【0034】
また、シール材51及び52の開口部51d、52dを同一場所に設けることによって、上下基板11、1の接合時に発生する膨張空気が逃げやすいこと、封止部材55を一度に流し込んで同時に両方の開口部を封止できることの作業効率効果もある。
【0035】
本実施形態ではシール材を2連に設けた構造にしたが、3連以上の多連にすることもできる。多連にするに従って効果を尚一層大きくすることができる。しかしながら、多連にするに従ってタッチパネルの大きさを大きくしなければならないし、封口部の封口作業にも時間がかかってくる。また、本実施形態では封口部は1箇所設けた構造にした。2箇所、3箇所と増やすことも可能ではあるが、実用面では1箇所で十分である。また、その方が封口時間も少なくて済むのでコスト的に安くできる。
【0036】
以上の構造のタッチパネルを画面入力型表示装置に組み込むと耐水性や耐湿性に非常に優れた表示装置が得られる。特に、耐水・耐湿性が厳しく要求されるカーナビゲーション等に組み付けると従来のものより非常に長期的に品質安定したものが得られる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のタッチパネルは耐水性、耐湿性が非常に優れており、長期的な品質安定が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るタッチパネルの平面図である。
【図2】図1におけるY−Y部分の拡大断面図である。
【図3】図1における封口部Tの拡大平面図である。
【図4】図3における封口前の拡大平面図である。
【図5】従来技術におけるタッチパネルの平面図である。
【図6】図5におけるE−E断面図である。
【図7】図5における下基板の平面図である。
【図8】図5における上基板の平面図である。
【符号の説明】
1 下基板
2、12 透明絶縁基板
3、13 透明電極
4、5、 引き回し電極
6、7 接続電極
8 ドットスペーサ
11 上基板
14、15 引き回し電極
18 偏光板
19 位相差板
50 タッチパネル
51 第1のシール材
51a 第1のシール材の封口部
51b、51c 第1のシール材の飛び出し部
51d 第1のシール材の開口部
52 第2のシール材
52a 第2のシール材の封口部
52b、52c 第2のシール材の飛び出し部
52d 第2のシール材の開口部
55 封止部材

Claims (6)

  1. 透明絶縁基板の片面に透明電極と透明電極に接続する引き回し電極を設けた一対の上下基板を対向配置して、一定の隙間を持たせて前記一対の上下基板の外周縁をシール材でシールするタッチパネルにおいて、前記シール材は、隣り合って少なくとも2連の環状の輪に形成されており、前記少なくとも2連の環状の輪はそれぞれ少なくとも1つの封口部を同一場所に有していることを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記2連の環状の輪は一定の隙間を設けた間隔で形成されていることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  3. 前記封口部は開口部を封止部材でもって封止した封口部であて、前記2連の環状の輪のそれぞれの封口部はつながった封止部材によって封口されていることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  4. 前記開口部両端のシール材は外側に向かって少し飛び出した飛び出し部を有することを特徴とする請求項1又は3記載のタッチパネル。
  5. 前記封口部を形成する封止部材は前記シール材の飛び出し部を覆っていることを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載のタッチパネル。
  6. 前記請求項1乃至5のいずれかに記載のタッチパネルを備えたことを特徴とする画面入力型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018149146A1 (zh) * 2017-02-20 2018-08-23 京东方科技集团股份有限公司 用于液晶面板的防潮垫片

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